図面 (/)

技術 情報伝送方法、情報伝送装置、再生装置、受信装置及び記録媒体並びに伝送データ

出願人 日本ビクター株式会社
発明者 菅原隆幸日暮誠司幸田和雄
出願日 2000年1月24日 (20年11ヶ月経過) 出願番号 2000-014671
公開日 2001年8月10日 (19年4ヶ月経過) 公開番号 2001-216728
状態 特許登録済
技術分野 記憶装置の機密保護 記録のためのテレビジョン信号処理 記録に関連するカラーTV信号処理 デジタル記録再生の信号処理
主要キーワード 時間圧縮率 機器開発 ディジタル信号出力 コントロールフラグ 受信信号情報 一周期内 アナログコンポジット信号 動作禁止状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年8月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

ディジタル伝送ではコンピュータによる盗用のおそれがあり、また、アナログ伝送ではカジアルコピーのおそれがある。

解決手段

磁気テープ1にはMPEGストリームと共にアウトプットコントロール情報が記録されている。このアウトプットコントロール情報は、2ビットからなり、出力制御回路9により再生信号から抽出されて、D.I/F回路7とスイッチ回路11を制御する。すなわち、出力制御回路9は、アウトプットコントロール情報の第1ビットが“0”のときはD.I/F回路7をイネーブルとし、ディジタル信号を出力させ、“1”のときは出力を禁止させる。また、アウトプットコントロール情報の第2ビットが“0”のときはスイッチ回路11をオフとし、アナログコンポーネント信号の出力を禁止し、“1”のときは出力させる。

概要

背景

情報が記録されている記録済みの記録媒体から、別の記録媒体に不正にコピーすることによる著作権侵害の防止のためのコピーガード技術として、ディジタルオーディオテープレコーダDAT)等のディジタルコピーが可能な機器では、1回だけのコピーを許容するシリアル・コピー・マネージメント・システムSCMS)が知られている。このSCMSでは、ディジタル音インタフェース信号に含まれているコピー禁止許可フラグを用いてコピーの制御を行う。

また、映像信号が記録されている記録媒体から他の記録媒体へのコピー制御方式として、コピー・ジェネレーション・マネージメント・システム(CGMS)が知られている。このCGMSは、2ビットのコピー世代コントロール信号を受け渡すようにしたもので、2ビットの値が”00”であれば、コピー記録を許容し、”10”であれば1回だけのコピーを許容し、”11”であればコピーを禁止するように、記録装置を構成する方式であり、値が”10”であるときは、値を”11”に変更して記録する。

また、VTRやDVD(Digital Versatile Disc)の分野では、個々の機器が固有のIDを持ち、記録時にIDと乱数を使って映像信号に変形を加えると共に、垂直ブランキング期間に上記の乱数を挿入して記録し、再生時に垂直ブランキング期間から読み出した乱数とIDを使って復元するなど、機器の認証及びスクランブルキーの授受といった手段を講じるようにした記録再生装置も知られている(特開昭61−201586号公報、特開平9−83936号公報)。

概要

ディジタル伝送ではコンピュータによる盗用のおそれがあり、また、アナログ伝送ではカジアルコピーのおそれがある。

磁気テープ1にはMPEGストリームと共にアウトプットコントロール情報が記録されている。このアウトプットコントロール情報は、2ビットからなり、出力制御回路9により再生信号から抽出されて、D.I/F回路7とスイッチ回路11を制御する。すなわち、出力制御回路9は、アウトプットコントロール情報の第1ビットが“0”のときはD.I/F回路7をイネーブルとし、ディジタル信号を出力させ、“1”のときは出力を禁止させる。また、アウトプットコントロール情報の第2ビットが“0”のときはスイッチ回路11をオフとし、アナログコンポーネント信号の出力を禁止し、“1”のときは出力させる。

目的

本発明は以上の点に鑑みなされたもので、出力形態著作権者が指定できるようにすることにより、より一層有効に不正コピーを防止し得る情報伝送方法情報伝送装置再生装置受信装置及び記録媒体並びに伝送データを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

トランスポートパケット内の情報を、互いに異なる複数の信号形態のうち少なくとも一以上の信号形態に変換処理して出力可能出力装置伝送する情報伝送方法において、前記出力装置で出力する信号形態を選択指定するためのフラグを、前記情報に含めて伝送することを特徴とする情報伝送方法。

請求項2

前記情報は映像情報を少なくとも含んでおり、前記出力装置は前記映像情報をディジタル信号アナログコンポジット信号アナログコンポーネント信号にそれぞれ変換して出力可能な装置であり、前記フラグは、前記ディジタル信号の出力の許可又は不許可と、前記アナログコンポジット信号とアナログコンポーネント信号のいずれか又は両方の出力を選択指定することを特徴とする請求項1記載の情報伝送方法。

請求項3

トランスポートパケット内の情報を、互いに異なる複数の信号形態のうち少なくとも一以上の信号形態に変換処理して出力可能な出力装置へ伝送する情報を生成する情報伝送装置において、前記出力装置で出力する信号形態を選択指定するためのフラグを、前記情報に含めて伝送することを特徴とする情報伝送装置。

請求項4

前記情報は映像情報を少なくとも含んでおり、前記出力装置は前記映像情報をディジタル信号とアナログコンポジット信号とアナログコンポーネント信号にそれぞれ変換して出力可能な装置であり、前記フラグは、前記ディジタル信号の出力の許可又は不許可と、前記アナログコンポジット信号とアナログコンポーネント信号のいずれか又は両方の出力を選択指定することを特徴とする請求項3記載の情報伝送装置。

請求項5

記録媒体から再生した情報を、互いに異なる複数の信号形態に変換処理してそれぞれ出力する複数の出力部を有する再生装置において、前記記録媒体には前記複数の出力部の出力信号形態を選択指定するためのフラグが予め記録されており、前記記録媒体の再生信号から前記フラグを抽出する抽出手段と、前記抽出されたフラグに基づいて前記複数の出力部のうち指定された出力信号形態の出力部のみ動作状態とし、他の出力部は動作禁止状態に制御する制御手段とを有することを特徴とする再生装置。

請求項6

前記記録媒体には前記情報として映像情報を少なくとも含むディジタル信号が記録されており、前記出力部は、前記再生した情報からストリーム形態のディジタル信号を出力するディジタルインタフェース部と、前記再生した情報からアナログコンポーネント信号に変換するデコーダと、前記アナログコンポーネント信号から所定のテレビジョン方式のアナログコンポジット信号に変換するエンコーダとからなることを特徴とする請求項5記載の再生装置。

請求項7

所定の伝送路から受信した信号情報を、互いに異なる複数の信号形態に変換処理してそれぞれ出力する複数の出力部を有する受信装置において、前記所定の伝送路から受信した信号情報には前記複数の出力部の出力信号形態を選択指定するためのフラグが予め多重されており、前記所定の伝送路から受信した信号情報から前記フラグを抽出する抽出手段と、前記抽出されたフラグに基づいて前記複数の出力部のうち指定された出力信号形態の出力部のみ動作状態とし、他の出力部は動作禁止状態に制御する制御手段とを有することを特徴とする受信装置。

請求項8

前記所定の伝送路から受信した信号情報には、映像情報を少なくとも含むディジタル信号が多重されており、前記出力部は、前記所定の伝送路から受信した信号情報からストリーム形態のディジタル信号を出力するディジタルインタフェース部と、前記再生した情報からアナログコンポーネント信号に変換するデコーダと、前記アナログコンポーネント信号から所定のテレビジョン方式のアナログコンポジット信号に変換するエンコーダとからなることを特徴とする請求項7記載の受信装置。

請求項9

少なくとも映像情報が付加情報と共に固定長データブロック単位で予め定められた長さの各トラックに記録されている記録媒体であって、前記データブロック内に前記映像情報の出力装置での出力信号形態を選択指定するためのフラグが記録されていることを特徴とする記録媒体。

請求項10

前記フラグは、ユーザによって書き換えできない領域に記録されていることを特徴とする請求項9記載の記録媒体。

請求項11

少なくとも映像情報がトランスポートパケットで多重化されてトランスポートストリームを構成して伝送される伝送データであって、前記トランスポートストリーム内に、前記映像情報の出力装置での出力信号形態を選択指定するためのフラグが含まれていることを特徴とする伝送データ。

請求項12

前記映像情報の出力装置は前記映像情報をディジタル信号とアナログコンポジット信号とアナログコンポーネント信号にそれぞれ変換して出力可能な装置であり、前記フラグは、前記ディジタル信号の出力の許可又は不許可と、前記アナログコンポジット信号とアナログコンポーネント信号のいずれか又は両方の出力を選択指定することを特徴とする請求項11記載の伝送データ。

技術分野

0001

本発明は情報伝送方法情報伝送装置再生装置受信装置及び記録媒体並びに伝送データに係り、特に記録媒体にパケット化して記録されたディジタル情報や、放送通信で伝送されたディジタル情報の不正コピーを防止するための伝送、例えば記録、再生等を行う情報伝送方法、情報伝送装置、再生装置、受信装置及び記録媒体並びに伝送データに関する。

背景技術

0002

情報が記録されている記録済みの記録媒体から、別の記録媒体に不正にコピーすることによる著作権侵害の防止のためのコピーガード技術として、ディジタルオーディオテープレコーダDAT)等のディジタルコピーが可能な機器では、1回だけのコピーを許容するシリアル・コピー・マネージメント・システムSCMS)が知られている。このSCMSでは、ディジタル音インタフェース信号に含まれているコピー禁止許可フラグを用いてコピーの制御を行う。

0003

また、映像信号が記録されている記録媒体から他の記録媒体へのコピー制御方式として、コピー・ジェネレーション・マネージメント・システム(CGMS)が知られている。このCGMSは、2ビットのコピー世代コントロール信号を受け渡すようにしたもので、2ビットの値が”00”であれば、コピー記録を許容し、”10”であれば1回だけのコピーを許容し、”11”であればコピーを禁止するように、記録装置を構成する方式であり、値が”10”であるときは、値を”11”に変更して記録する。

0004

また、VTRやDVD(Digital Versatile Disc)の分野では、個々の機器が固有のIDを持ち、記録時にIDと乱数を使って映像信号に変形を加えると共に、垂直ブランキング期間に上記の乱数を挿入して記録し、再生時に垂直ブランキング期間から読み出した乱数とIDを使って復元するなど、機器の認証及びスクランブルキーの授受といった手段を講じるようにした記録再生装置も知られている(特開昭61−201586号公報、特開平9−83936号公報)。

発明が解決しようとする課題

0005

このように、SCMSやCGMS、更にはマクロビジョン信号などの使用により著作権者に配慮した記録再生装置の機器開発環境が整ってきている。しかるに、著作権者の中には、ディジタル伝送ではコンピュータによる盗用のおそれを危惧する意見もあるし、アナログ伝送では従来装置によるカジアルコピーを危惧する意見もある。また、現状の著作権者の間には高画質プリレコードソフトの発売環境が整っていないとの意見もある。

0006

本発明は以上の点に鑑みなされたもので、出力形態を著作権者が指定できるようにすることにより、より一層有効に不正コピーを防止し得る情報伝送方法、情報伝送装置、再生装置、受信装置及び記録媒体並びに伝送データを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するため、本発明の情報伝送方法は、トランスポートパケット内の情報を、互いに異なる複数の信号形態のうち少なくとも一以上の信号形態に変換処理して出力可能出力装置へ伝送する情報伝送方法において、出力装置で出力する信号形態を選択指定するためのフラグを、情報に含めて伝送することを特徴とする。

0008

また、上記の目的を達成するため、本発明の情報伝送装置は、トランスポートパケット内の情報を、互いに異なる複数の信号形態のうち少なくとも一以上の信号形態に変換処理して出力可能な出力装置へ伝送する情報を生成する情報伝送装置において、出力装置で出力する信号形態を選択指定するためのフラグを、情報に含めて伝送することを特徴とする。

0009

上記の情報伝送方法及び情報伝送装置では、伝送情報を受信あるいは再生する装置において、伝送情報を一以上の信号形態に変換処理して出力する際に、伝送情報と共に入力される上記のフラグに基づいて出力装置で出力される信号形態を指定できる。

0010

また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、記録媒体から再生した情報を、互いに異なる複数の信号形態に変換処理してそれぞれ出力する複数の出力部を有する再生装置において、記録媒体には複数の出力部の出力信号形態を選択指定するためのフラグが予め記録されており、記録媒体の再生信号からフラグを抽出する抽出手段と、抽出されたフラグに基づいて複数の出力部のうち指定された出力信号形態の出力部のみ動作状態とし、他の出力部は動作禁止状態に制御する制御手段とを有する構成としたものである。

0011

この発明では、記録媒体から再生された情報は、同じ記録媒体から再生されたフラグにより指定された出力信号形態の出力部のみから取り出されるようにしたため、記録媒体の記録情報の著作権者の意図した出力信号形態での出力ができる。

0012

また、上記の目的を達成するため、本発明の受信装置は、所定の伝送路から受信した信号情報を、互いに異なる複数の信号形態に変換処理してそれぞれ出力する複数の出力部を有する受信装置において、所定の伝送路から受信した信号情報には複数の出力部の出力信号形態を選択指定するためのフラグが予め多重されており、所定の伝送路から受信した信号情報からフラグを抽出する抽出手段と、抽出されたフラグに基づいて複数の出力部のうち指定された出力信号形態の出力部のみ動作状態とし、他の出力部は動作禁止状態に制御する制御手段とを有する構成としたものである。

0013

この発明では、所定の伝送路から受信した信号情報は、同じ受信信号情報から抽出したフラグにより指定された出力信号形態の出力部のみから取り出されるようにしたため、所定の伝送路を介して信号情報を送信する著作権者の意図した出力信号形態での出力ができる。

0014

また、上記の目的を達成するため、本発明の記録媒体は、少なくとも映像情報付加情報と共に固定長データブロック単位で予め定められた長さの各トラックに記録されている記録媒体であって、データブロック内に映像情報の出力装置での出力信号形態を選択指定するためのフラグが記録されていることを特徴とする。この発明では、記録映像情報の出力信号形態をフラグにより選択指定することができる。

0015

更に、本発明は上記の目的を達成するため、少なくとも映像情報がトランスポートパケットで多重化されてトランスポートストリームを構成して伝送される伝送データを、トランスポートストリーム内に、映像情報の出力装置での出力信号形態を選択指定するためのフラグを含む構成としたものである。この発明では、伝送データの受信再生側の出力信号形態をフラグにより選択指定することができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

次に、本発明の実施の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる再生装置の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態は、ディジタル信号形態の映像情報及び音声情報記録再生するD-VHS(登録商標)を例にとって説明する。図1において、磁気テープ1は本発明になる記録媒体の一実施の形態であり、既に所望の情報が音声情報と共にディジタル信号の形態でテープ長手方向に対して傾斜した長手方向を持つディジタル信号記録トラックに記録されており、更に後述するアウトプットコントロール情報OPCもディジタル信号記録トラックに記録されている。

0017

この磁気テープ1上に形成されているディジタル信号記録トラックは、図2に示すように、シンクブロック(SB)と称される一定量のデータエリアを、回転ヘッド走査に従って複数個配置することにより構成される。すなわち、ディジタル信号記録トラックのトラックフォーマットは、図2に示す如く、2シンクブロックのマージン領域21、3シンクブロックのプリアンブル領域22、4シンクブロックのサブコード領域23、3シンクブロックのポストアンブル領域24、3シンクブロックのIBG領域25、1シンクブロックのプリアンブル領域26、336シンクブロックのメインコード領域(データ領域)27、2シンクブロックのポストアンブル領域28及びマージン領域29から構成されており、情報の記録領域として、メインコード領域27とサブコード領域23の2領域を有している。

0018

なお、マージン領域29は前記回転ヘッドが取り付けられた回転体が、ドラムサーボにより30rps又は29.97rpsで回転するように制御されるので、2シンクブロック又は2.356シンクブロックとされ、よって1トラック全体では356シンクブロック又は356.356シンクブロックで構成される。いずれの場合も、サブコード領域23は4シンクブロック、メインコード領域27は336シンクブロックで固定長に設定されている。メインコード領域27には、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2のトランスポートストリームの188バイトの各パケットが隣接する2つのシンクブロックを単位として記録される。

0019

上記の各シンクブロックのうち、メインコード領域27におけるシンクブロックのフォーマットは、図3に示すように、そのシンクブロック再生のための2バイトの同期信号(Sync)の領域31と、3バイトのアドレス情報(ID)の領域32と、様々な情報を格納する2バイトのメインヘッダ格納領域33と、1バイトのデータ予備領域(DATA−AUX)34と、96バイトのデータ格納領域35と、このシンクブロックの情報の誤り訂正のための8バイトの内部パリティ格納領域36とが時系列的に合成された全部で112バイトの構成である。データエリア99バイトのうち、後96バイトが情報のデータ格納領域35であり、前3バイトのメインヘッダ格納領域33とデータ予備領域34は、システムのための、ユーザによって書き換えできない情報記録エリアである。メインヘッダ格納領域33には、図4に示すように第1バイトの上位4ビットにフォーマット情報が、残りの下位4ビットと第2バイトの計12ビットにシンクブロック情報が割り当てられて記録されている。

0020

図4において、「フォーマットID」は、トラックのフォーマットがノーマルモード記録によるものか別のモード記録によるものかを示し、「アプリケーションディテール」は、記録ディジタル信号がパケットサイズ188バイトのMPEG2トランスポートパケットであるのか、パケットサイズが140バイトの別の伝送方式のパケットであるのかを識別する情報であり、「時間圧縮率」は圧縮レートを示す情報である。更に、「D.T.」は、MPEGパケットダミーデータかトリックプレイデータかを識別させるための2ビットのデータタイプ情報であり、「S.B.C.」はパケットが隣接する2つのシンクブロックを単位として記録される場合、このメインヘッダを有するシンクブロックが隣接する2つのシンクブロックの1番目か2番目かを識別させるためのシンクブロックカウンタ情報である。

0021

この実施の形態が再生する磁気テープ1の記録トラックには、図2のメインコード領域27の各シンクブロックに存在する、図3の2バイトのメインヘッダ格納領域33に、CGMSと共にアウトプットコントロール情報OPCが記録されている。具体的には、図4に示すように、12シンクブロック単位で繰り返してメインヘッダ格納領域33に2バイトずつ記録されるメインヘッダのうち、一周期の11番目のシンクブロックのメインヘッダ格納領域33に記録されるメインヘッダの上位2ビットをCGMS規定のコピー世代コントロール信号に割り当て、かつ、一周期内の12番目のシンクブロックのメインヘッダ格納領域33に記録されるメインヘッダの上位3ビット目から4ビット目までの2ビットをアウトプットコントロール情報OPCに割り当てている。

0022

2ビットのアウトプットコントロール情報OPCは、第1ビットがディジタル出力許可情報を示し、値の"0"は許可、"1"は不可を示す。また、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビットは、アナログ出力形態を示し、値の"0"はNTSCコンポジット映像信号出力のみ、"1"はコンポーネント出力可を示す。CGMS規定のコピー世代コントロール信号は、前記したように、2ビットの値が”00”であれば、コピー(ダビング記録)を許容し、”10”であれば1回だけのコピー(ダビング記録)を許容し、”11”であればコピー(ダビング記録)を禁止する内容である。

0023

次に、図1に戻って説明するに、図示しない回転体の回転面に180度対向して取り付けられた、互いにアジマス角度の異なる2個の回転ヘッド2(図1では代表して1個のみ図示)により、上記回転体の外側面に約180度の角度範囲にわたって斜めに巻回されつつ一定速度で走行される磁気テープ1の記録トラックから再生されたディジタル信号は、ヘッドアンプ3で増幅され、更にイコライザ4で所定の等化特性が付与された後、復調器5で復調され、ECC回路6で前記内部パリティ領域36やメインコード領域27内から再生された誤り訂正符号(ECC)を用いてデータ領域35から再生されたデータの誤り訂正が行われる。

0024

これにより、ECC回路6から取り出されたMPEG2のトランスポートストリームは、ディジタルインタフェース(D.I/F)7に供給される一方、MPEGデコーダ8に供給されて復号される。また、ECC回路6から取り出されたメインヘッダ領域33からのコントロール情報は、マイクロコンピュータによる出力制御回路9に供給され、ここで各種の制御が行われるが、前記アウトプットコントロール情報OPCの第1ビットが"0"のときはD.I/F7をイネーブルとして入力されたMPEG2のトランスポートストリームを出力させ、第1ビットが"1"のときはD.I/F7をディスエーブルとして、入力されたMPEG2のトランスポートストリームの出力を禁止する。

0025

また、出力制御回路9は、前記アウトプットコントロール情報OPCの第2ビットが"0"のときは、スイッチ回路11をオフとし、MPEGデコーダ8からのアナログコンポーネント信号の出力を禁止する。一方、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビットが"1"のときは、スイッチ回路11をオンとし、MPEGデコーダ8からのアナログコンポーネント信号を、スイッチ回路11を通して出力させる。

0026

また、MPEGデコーダ8からのアナログコンポーネント信号は、NTSCエンコーダ10に供給され、ここでNTSC方式カラー映像信号、すなわちアナログコンポジット信号に変換された後、出力される。従って、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビットが"1"のときは、MPEGデコーダ8からのアナログコンポーネント信号と、NTSCエンコーダ10からのアナログコンポジット信号の両方の出力が許容される。

0027

もし、磁気テープ1に記録されている情報が高精細度のHD信号であるならば、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビットが"0"のときは、ダウンコンバートされたNTSCコンポジット信号のみがNTSCエンコーダ10から出力され、"1"のときは、MPEGデコーダ8からのHDコンポーネント信号と、NTSCエンコーダ10からのNTSCコンポジット信号がそれぞれ出力される。

0028

なお、CGMS規定のコピー世代コントロール信号の再生装置での制御動作については、本出願人が先に特願平11−101178号や特願平11−319955号などにて詳述しており、また、本発明の要旨とは直接の関係はないので、その詳細な説明は省略する。

0029

このように、この実施の形態では、アウトプットコントロール情報OPCにより、著作権者の意向に沿って出力形態を選択できるため、著作権をより有効に保護することができる。また、異なる意向を持つ著作権者も同一のフォーマット、同一の再生装置でのレコデッドソフトが使えるようになるため、種々の高品質画像を楽しむことができる。

0030

次に、本発明の他の実施の形態について説明する。上記の実施の形態では、トラックのメインヘッダ領域33にアウトプットコントロール情報OPC及びCGMS規定のコピー世代コントロール信号を配置して記録するように説明したが、この実施の形態では図5(A)に示す公知のMPEG2トランスポートストリームを構成する、同図(B)に示すトランスポートパケット中のペイロード40に、少なくともアウトプットコントロール情報OPCを含めて記録再生するものである。

0031

すなわち、このトランスポートパケットを所定フォーマットのシンクブロック単位の信号に変換した後、所定方式(例えばNRZI)で変調したディジタル信号を生成し、そのディジタル信号を回転ヘッドを用いて磁気テープ上のトラックのメインコード領域27に記録し、その磁気テープを再生する。この場合、データでなくアウトプットコントロール情報OPCであることを再生装置側で識別させるための何らかの情報を記録しておくことは勿論である。

0032

以上の実施の形態は、ディジタルVTRを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光ディスクその他の磁気テープ以外の記録媒体を再生する装置に適用できることは勿論のこと、媒体は伝送路であってもよい。伝送路は無線有線かを問わず、本発明は図3図4のような信号形態でコンピュータその他の装置へ伝送される信号(すなわち、伝送データ)そのものにも適用可能である。そこで、次にディジタル放送伝送路などで伝送された情報信号(伝送データ)を受信して再生する本発明の受信装置の実施の形態について、図6及び図7と共に説明する。

0033

ディジタル放送などで伝送される映像信号及び音声信号は、上記のトランスポートストリームの構造を、各種の情報ディスクリプタと共に伝送される形態が殆どである。本発明におけるアウトプットコントロール情報OPCは、MPEG2トランスポートストリームを構成するトランスポートパケット中のペイロードに含めて伝送することで、放送などの伝送路を用いて伝送することが可能である。

0034

この実施の形態では、ディジタル放送等で扱いやすい信号形態として、ペイロードの中でも各種の情報ディスクリプタ領域に、前記アウトプットコントロール情報OPCを多重した伝送データを受信する。MPEG2トランスポートストリームの規定中には、識別情報などのいくつかの必須ディスクリプタと共に、事業者などが使えるプライベートディスクリプタを定義している。このプライベートディスクリプタは例えば、図6に示すMPEG2トランスポートストリームのPMT(Program Map Table)の中に、50で示す(descriptor)という領域で伝送される。

0035

同図及び後述の図7において、bslbfは、左のビットから順に伝送することを意味し、unimsbfはMSBから順に伝送することを意味する。また、rpchof(remainder_polynomial_coefficients_highest_order_fast)は、誤り訂正符号CRC生成多項式で発生した係数を高い方から順に伝送することを意味する。なお、PMTのシンタックスの説明は、本発明の要旨とは直接の関係はなく、また、文献(ISO/IEC13818-1/ITU-T Rec.H.222.0:1996(Information technology-Genericcoding of moving pictures and associated audio information Part 1:Systems.))に詳細に記載されているので、ここでは省略する。

0036

この実施の形態においてアウトプットコントロール情報OPCを伝送する、OPCディスクリプタのシンタックスを図7に示す。同図中、ディスクリプタタグ(descriptor_tag)は、MPEGで規定されているシンタックスで、このディスクリプタの種類を8ビットで特定する情報である。ディスクリプタレングス(descriptor_length)は、このフィールド以降のディスクリプタの長さを8ビットで示す。また、7ビットの予備領域に続くディジタルアウトプットコントロールフラグ(digital_output_control_flag)は1ビットで構成され、値の“0”は許可、“1”は不可を示す。

0037

また、システムインフォループレングス(system_info_loop_length)は、ループレングスの数だけシステムIDを伝送することを示す。また、アナログアウトプットコントロールフラグ(analog_output_control_flag)は1ビットで構成され、アナログ出力形態を示し、値の“0”はNTSCコンポジット映像信号出力のみ、“1”はコンポーネント出力可を示す。

0038

システムアイデンティファイア(system_identifier)はディジタルの出力許可されているシステムを8ビットで記述しており、その8ビットの256ステートの0x01は、例えば、IEEE1394システムを示し、0x02は別のシステムAを、0x03は別のシステムBを示すように設定する。IEEE1394システム規定のディジタル信号(以下、1394ディジタル信号という)のみが出力可の場合、システムインフォループレングス(system_info_loop_length)を“1”とし、8ビットのシステムアイデンティファイア(system_identifier)に0x01のシステム識別信号を1つだけ記述し伝送する。

0039

この実施の形態の受信装置の構成は、例えば図1の磁気テープ1、回転ヘッド2及びヘッドアンプ3に代えて、ディジタル放送信号の公知の受信部を有する構成とし、この受信部により所望放送局ベースバンド信号選局及びダウンコンバートする構成で実現できる。

0040

なお、アウトプットコントロール情報OPCは、2ビットに限らず、3ビット以上の複数ビットでもよい。また、1ビットずつ固有の定義をするのではなく、例えば4ビットであるならば、「0000」〜「1111」の16ステートに、出力形態、例えば「0000」では1394ディジタル信号の出力可、かつ、アナログコンポーネント信号出力可、「0001」では1394ディジタル信号出力不可、かつ、アナログコンポーネント信号出力可、「0010」では1394ディジタル信号出力可、かつ、アナログコンポーネント信号出力不可、「0011」では1394ディジタル信号出力可、かつ、HDアナログ信号出力不可、などのようにしてもよい。

0041

更に、以上の実施の形態では、映像情報の出力の選択について説明したが、音声情報の出力の選択、例えば、サンプリング周波数48kHzで16ビット以上のディジタル音声信号として出力するか、それ未満のディジタル音声信号として出力するかを選択するフラグをメインヘッダ領域33などに配置することも可能である。

発明の効果

0042

以上説明したように、本発明によれば、伝送情報を受信あるいは再生する装置において、伝送情報を一以上の信号形態に変換処理して出力する際に、伝送情報と共に入力される上記のフラグに基づいて出力装置で出力される信号形態を指定できるため、伝送情報の著作権者が意図した信号形態での出力処理ができ、よって、出力信号形態に異なる意向を持つ著作権者も、同一のフォーマット、同一の再生装置によるレコーデットソフトの使用や、同一の受信装置での放送信号の受信再生が可能となり、著作権者の意向に沿った適切な著作権保護と種々の高品質画像などの再生情報の提供との両立を図ることができ、産業上極めて有用である。

図面の簡単な説明

0043

図1本発明再生装置の一実施の形態のブロック図である。
図2図1中の磁気テープの記録トラックのフォーマットの一例の説明図である。
図3図2中のメインコード領域のシンクブロックのフォーマットの一例の説明図である。
図4本発明の要部のフラグが図3中のメインヘッダに配置されることを示す図である。
図5本発明の伝送信号の一例のフォーマットを示す図である。
図6MPEGシステム規定のPMTシンタックスを示す図である。
図7本発明において伝送するOPCディスクリプタのシンタックスを示す図である。

--

0044

1磁気テープ
2回転ヘッド
6ECC回路
7ディジタルインタフェース回路(D.I/F)
8MPEGデコーダ
9出力制御回路
10NTSCエンコーダ
11 スイッチ回路

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ