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技術 タイバー切断装置

出願人 NECセミコンパッケージ・ソリューションズ株式会社
発明者 磯村勇一
出願日 2000年1月26日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2000-017561
公開日 2001年8月3日 (18年1ヶ月経過) 公開番号 2001-210773
状態 拒絶査定
技術分野 打抜き・穴抜き IC用リードフレーム
主要キーワード 垂下がり 半製品状態 打抜き面 補助リード ダム樹脂 切断荷重 タイバーカットパンチ タイバーカット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

ダム樹脂打抜き部とタイバーカット部のテーパ角を個別に最適な角度に設定可能とし、かつダム樹脂打抜き部の異常摩耗等を解消する。

解決手段

タイバーカットパンチ5に、ダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とをタイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向に、ダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離して切離して設けることにより、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせ、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断の相互干渉を排除する。

概要

背景

半導体装置には、気密封止をするために外周を封止樹脂被覆した樹脂封止型半導体装置がある。

この種の樹脂封止型半導体装置は図3に示すように、一般的にパッケージ本体1から横方向にアウターリード2が突出しており、その隣接するアウターリード2,2間をタイバー3で連結して補強し、この状態で樹脂封止までの製造工程が行われ、その樹脂封止後にタイバー3とダム樹脂4を除去することにより、半製品の樹脂封止型半導体装置を最終製品に樹脂封止型半導体装置に成形する処理が行われている。

前述した成形処理のために、半製品状態の樹脂封止型半導体装置のアウターリードからタイバーとダム樹脂をタイバーカットパンチで除去するためのタイバー切断装置が用いられている。

この種のタイバー切断装置としては、実開平2−81721号公報に開示されたものがあるが、実開平2−81721号公報のタイバー切断装置では、ダム樹脂打抜き部の打抜き面がダム樹脂と全面で突当って応力を加えるものであり、その摩耗が激しいために、特開平11−26669号に開示されたタイバー切断装置が開発されている。

特開平11−26669号に開示されたタイバー切断装置を図3に基いて説明する。図3に示されたタイバー切断装置は、タイバーカットパンチ10にダム樹脂打抜き部11aとタイバーカット部11bとが一体に設けられており、ダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面とが連続して形成され、かつダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面は、同一の傾斜角をもつ連続したテーパ面として形成されている。

またタイバーカットパンチ10はパンチガイド12にガイドされて上下動するように支持されている。

図3に示されたタイバー切断装置では、まずダム樹脂打抜き部11aの打抜き面の突端11cでダム樹脂4を打抜きつつ、ダム樹脂打抜き部11aによるダム樹脂4の打抜き工程と並行してタイバーカット部11bのカット面でタイバー3をカットするようになっている。

概要

ダム樹脂打抜き部とタイバーカット部のテーパ角を個別に最適な角度に設定可能とし、かつダム樹脂打抜き部の異常摩耗等を解消する。

タイバーカットパンチ5に、ダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とをタイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向に、ダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離して切離して設けることにより、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせ、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断の相互干渉を排除する。

目的

本発明の目的は、ダム樹脂打抜き部とタイバーカット部のテーパ角を個別に最適な角度に設定可能とし、かつダム樹脂打抜き部の異常摩耗等を解消したタイバー切断装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

半製品状態樹脂封止型半導体装置アウターリードからタイバーダム樹脂タイバーカットパンチで除去するためのタイバー切断装置であって、前記ダム樹脂を除去した後に時間遅れをもって前記タイバーを切断するようにしたことを特徴とするタイバー切断装置。

請求項2

前記タイバーカットパンチにダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部とを切離して設け、前記ダム樹脂の除去と前記タイバーの切断に時間差をもたせたことを特徴とする請求項1に記載のタイバー切断装置。

請求項3

前記タイバーカットパンチがパッケージ本体のアウターリード側に移動する方向にダム樹脂打抜き部とタイバーカット部とを切離し、かつ前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部との位置をずらせて設け、前記ダム樹脂の除去と前記タイバーの切断に時間差をもたせたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイバー切断装置。

請求項4

前記タイバーカットパンチのダム樹脂打抜き部とタイバーカット部にテーパ面を施したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のタイバー切断装置。

請求項5

前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部に傾斜角の等しいテーパ面を施したことを特徴とする請求項4に記載のタイバー切断装置。

請求項6

前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部に傾斜角の異なるテーパ面を施したことを特徴とする請求項4に記載のタイバー切断装置。

請求項7

前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部の境界部を切立った側壁により切離したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載のタイバー切断装置。

技術分野

0001

本発明は、半製品状態樹脂封止型半導体装置アウターリードからタイバーダム樹脂タイバーカットパンチで除去するためのタイバー切断装置に関するものである。

背景技術

0002

半導体装置には、気密封止をするために外周を封止樹脂被覆した樹脂封止型半導体装置がある。

0003

この種の樹脂封止型半導体装置は図3に示すように、一般的にパッケージ本体1から横方向にアウターリード2が突出しており、その隣接するアウターリード2,2間をタイバー3で連結して補強し、この状態で樹脂封止までの製造工程が行われ、その樹脂封止後にタイバー3とダム樹脂4を除去することにより、半製品の樹脂封止型半導体装置を最終製品に樹脂封止型半導体装置に成形する処理が行われている。

0004

前述した成形処理のために、半製品状態の樹脂封止型半導体装置のアウターリードからタイバーとダム樹脂をタイバーカットパンチで除去するためのタイバー切断装置が用いられている。

0005

この種のタイバー切断装置としては、実開平2−81721号公報に開示されたものがあるが、実開平2−81721号公報のタイバー切断装置では、ダム樹脂打抜き部の打抜き面がダム樹脂と全面で突当って応力を加えるものであり、その摩耗が激しいために、特開平11−26669号に開示されたタイバー切断装置が開発されている。

0006

特開平11−26669号に開示されたタイバー切断装置を図3に基いて説明する。図3に示されたタイバー切断装置は、タイバーカットパンチ10にダム樹脂打抜き部11aとタイバーカット部11bとが一体に設けられており、ダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面とが連続して形成され、かつダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面は、同一の傾斜角をもつ連続したテーパ面として形成されている。

0007

またタイバーカットパンチ10はパンチガイド12にガイドされて上下動するように支持されている。

0008

図3に示されたタイバー切断装置では、まずダム樹脂打抜き部11aの打抜き面の突端11cでダム樹脂4を打抜きつつ、ダム樹脂打抜き部11aによるダム樹脂4の打抜き工程と並行してタイバーカット部11bのカット面でタイバー3をカットするようになっている。

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、図3のタイバー切断装置は、ダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面とに一体の連続したテーパ面が形成され、ダム樹脂打抜き部11aの打抜き面の突端11cがダム樹脂4に突当たった後にダム樹脂打抜き部11aによるダム樹脂4の打抜きとタイバーカット部11bのタイバー3のカットとが並行して行われる期間が存在するため、ダム樹脂打抜き部11aの打抜き面のテーパ角を打抜きに最適な角度に設定すると、その角度にタイバーカット部11bのカット面のテーパ角が規制されてしまい、そのテーパ角がタイバーカット部11bのカット面での最適なテーパ角となるものでもなく、タイバーカット部11bによるタイバー3のカットに支障を与える、具体的には切れを悪くするとの問題が生じる。

0010

以上の事情からダム樹脂打抜き部11aの打抜き面とタイバーカット部11bのカット面とに一体の連続したテーパ面の角度は、打抜きとカットに支障を与えない妥協された範囲に止まり、その結果、最初にダム樹脂4に当接するダム樹脂打抜き部11aの突端11cに無理な力が加わって、ダム樹脂打抜き部11aの突端11cが異常に摩耗するという問題が実機において生じている。

0011

そこで、特開昭63−302545号公報に開示されたタイバー切断装置は図4(a)、(b)に示すように、ダム樹脂打抜き部による打抜きとタイバーカット部によるカットを別工程で行うことを前提に開発されており、タイバーカットパンチ10にパンチ突起部12及びタイバーカット部7が設けられ、ダム樹脂4を残したままでタイバーカットパンチ10のパンチ突起部12でタイバー3を引きちぎるとともに、タイバーカット部7で補助リード13を除去するようにしている。

0012

しかしながら、図4に示すタイバー切断装置はダム樹脂打抜き部によるダム樹脂の打抜きとタイバーカット部7によるタイバー3及び補助リード13のカットを別工程で行うことを前提に開発されているため、その工程間での搬送及びダム樹脂の除去機構別途装備する必要等があり、効率及び設備費用等の面から問題がある。

0013

本発明の目的は、ダム樹脂打抜き部とタイバーカット部のテーパ角を個別に最適な角度に設定可能とし、かつダム樹脂打抜き部の異常摩耗等を解消したタイバー切断装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0014

前記目的を達成するため、本発明に係るタイバー切断装置は、半製品状態の樹脂封止型半導体装置のアウターリードからタイバーとダム樹脂をタイバーカットパンチで除去するためのタイバー切断装置であって、前記ダム樹脂を除去した後に時間遅れをもって前記タイバーを切断するようにしたものである。

0015

また前記タイバーカットパンチにダム樹脂打抜き部とタイバーカット部とを切離して設け、前記ダム樹脂の除去と前記タイバーの切断に時間差をもたせたものである。

0016

また前記タイバーカットパンチがパッケージ本体のアウターリード側に移動する方向にダム樹脂打抜き部とタイバーカット部とを切離し、かつ前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部との位置をずらせて設け、前記ダム樹脂の除去と前記タイバーの切断に時間差をもたせたものである。

0017

また前記タイバーカットパンチのダム樹脂打抜き部とタイバーカット部にテーパ面を施したものである。

0018

また前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部に傾斜角の等しいテーパ面を施したものである。

0019

また前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部に傾斜角の異なるテーパ面を施したものである。

0020

また前記ダム樹脂打抜き部と前記タイバーカット部の境界部を切立った側壁により切離したものである。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の実施の形態を図により説明する。

0022

図1及び図2に示す本発明に係るタイバー切断装置は、半製品状態の樹脂封止型半導体装置のパッケージ本体1からタイバー3とダム樹脂4をタイバーカットパンチ5で除去するためのタイバー切断装置を対象とするものであって、ダム樹脂4を除去した後に時間遅れをもってタイバー3を切断するようにしたことを特徴とするものである。

0023

具体的には本発明に係るタイバー切断装置は、タイバーカットパンチ5にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離して設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせたものである。

0024

また前記タイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離し、かつダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7との位置をずらせて設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせている。

0025

またタイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7にテーパ面6a,7aを施しており、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の等しいテーパ面6a,7aを施す、或いは前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の異なるテーパ面6a,7aを施すようになっている。

0026

また前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離すようになっている。

0027

以上のように本発明に係るタイバー切断装置によれば、ダム樹脂4を除去した後に時間遅れをもってタイバー3を切断するため、ダム樹脂打抜き部6によるダム樹脂4の打抜きを、タイバーカット部7によるタイバー3のカットに影響されることなく完全に独立して行うことができ、しかも、そのダム樹脂4の打抜いた後にタイバーカット部7でタイバー3をカットすることができる。

0028

さらに本発明に係るタイバー切断装置は、タイバーカットパンチ5にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離して設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせたものであり、前記タイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離し、かつ前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7との位置をずらせて設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせているため、ダム樹脂打抜き部6によるダム樹脂4の打抜きとタイバーカット部7によるタイバー3のカットが相互干渉することを解消することができる。

0029

さらにタイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7にテーパ面6a,7aを施しており、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の等しいテーパ面6a,7aを施すか、或いは前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の異なるテーパ面6a,7aを施すようになっているため、ダム樹脂打抜き部6のテーパ面6aのテーパ角を打抜きに最適な角度に設定し、かつその角度に影響を受けることなくタイバーカット部7のテーパ面7aでのテーパ角をカットに最適な角度に設定することができ、図3に示す従来例のようにダム樹脂打抜き部の打抜き面とタイバーカット部のカット面のテーパ角度を打抜きとカットに支障を与えない妥協した範囲で設定するという規制を排除することができ、最初にダム樹脂4に当接するダム樹脂打抜き部6の突端6bに無理な力が加わることを解消して、ダム樹脂打抜き部6の突端6bが異常に摩耗することを防止することができる。

0030

さらに前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離すことにより、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部での相互干渉を断つことができる。

0031

次に本発明を具体例を用いて詳細に説明する。

0032

図1(a)は本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置を示す平面図、(b)は本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置を示す断面図である。

0033

図1に示すように、タイバーカットパンチ5はパンチガイド9にガイドされて上下動するように支持されており、下降することによりタイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを用いて、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断を行うようになっている。

0034

本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置は、タイバーカットパンチ5にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離して設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせる、具体的には前記タイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離し、かつ前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7との位置をずらせて設け、前記ダム樹脂4を除去した後に時間遅れをもって前記タイバー3を切断するようにダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせている。

0035

また前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離して、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断の相互干渉を断つようしている。

0036

またタイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6にテーパ面(打抜き面)6aを施し、タイバーカット部7にテーパ面(カット面)7aを施しており、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の等しいテーパ面6a,7aを施す(図1参照)か、或いは前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の異なるテーパ面6a,7aを施すようにしている。タイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7の打抜き面6aとカット面7aをテーパー状に設けることにより、タイバーカットパンチ5がアウターリード2及びタイバー3に与える切断荷重を軽減させている。

0037

本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置の動作を説明する。樹脂封止された半製品の樹脂封止型半導体装置のパッケージ本体1から横方向にアウターリード2が突出しており、その隣接するアウターリード2,2間をタイバー3で連結して補強し、この状態で樹脂封止までの製造工程が行われる。その場合、封止用樹脂は、パッケージ本体1とアウターリード2とタイバー3により囲まれた空間に充填され、これがダム樹脂4として残留するため、その樹脂封止後にダム樹脂4を除去し、かつタイバー3を切断してアウターリード2を電気的に個々に分離する必要がある。

0038

まず樹脂封止後の半製品のパッケージ本体1を図示しないダイ上にセットし固定する。

0039

この状態で、タイバーカットパンチ5をパンチガイド9にガイドさせて下降させると、タイバーカットパンチ5の先端側に位置するダム樹脂打抜き部6の打抜き面6aの突端6bがパッケージ本体1のダム樹脂4に突当たり、打抜き面6aの突端6b、特に突端6bの角部から応力がダム樹脂4に集中的に加わって、ダム樹脂4に裂目が形成され、次いで打抜き面6aのテーパ面のほぼ全面がダム樹脂4のほぼ全面に接触してダム樹脂4の全面を打抜き面6aのテーパ面で圧下する。これにより、ダム樹脂打抜き部6によるダム樹脂4の除去がタイバー3のカットに影響されることなく完全に独立して行うことができ、しかも、そのダム樹脂4の打抜いた後にタイバーカット部7のカット面7aでタイバー3で打抜いて除去することとなる。

0040

ダム樹脂4をダム樹脂打抜き部6で打抜いて除去した後、さらにタイバーカットパンチ5をパンチガイド9にガイドさせて下降させると、時間遅れをもってタイバーカット部7のカット面7aがタイバー3に突当たる。

0041

この場合、タイバーカット部7のカット面7aはテーパ状に形成されているため、タイバーカット部7のカット面7aは傾斜した状態、すなわちタイバー3に線接触する状態で突当って、その接触部からタイバー3に集中して応力が加わり、タイバー3に裂目を形成し、次いでカット面7aのテーパ面のほぼ全面がタイバー3のほぼ全面に接触してタイバー3の全面をカット面7aのテーパ面で圧下する。これにより、パッケージ本体1のタイバー3をタイバーカット部7で切断する。

0042

以上のように本発明の実施形態によれば、ダム樹脂4を除去した後に時間遅れをもってタイバー3を切断するため、ダム樹脂打抜き部6でダム樹脂4をタイバーカット部7によるタイバー3のカットに影響されることなく完全に打抜くことができ、しかも、そのダム樹脂4の打抜いた後にタイバーカット部7のカット面7aでタイバー3をカットすることができる。

0043

さらにタイバーカットパンチ5にダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離して設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせたものであり、ダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7とを切離し、かつ、それらを前記タイバーカットパンチ5のアウターリード2に対する移動方向に位置をずらせて設け、ダム樹脂4の除去とタイバー3の切断に時間差をもたせているため、ダム樹脂打抜き部6によるダム樹脂4の打抜きとタイバーカット部7によるタイバー3のカットが相互干渉することを解消することができる。

0044

さらにタイバーカットパンチ5のダム樹脂打抜き部6とタイバーカット部7にテーパ面6a,7aを施しており、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の等しいテーパ面6a,7aを施すか、或いは前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7に傾斜角の異なるテーパ面6a,7aを施すようになっているため、ダム樹脂打抜き部6の打抜き面6aのテーパ角を打抜きに最適な角度に設定し、かつその角度に影響を受けることなくタイバーカット部7のカット面7aでのテーパ角をカットに最適なテーパ角に設定することができ、図3に示す従来例のようにダム樹脂打抜き部の打抜き面とタイバーカット部のカット面のテーパ角度を打抜きとカットに支障を与えない妥協した範囲で設定するという規制を排除することができ、最初にダム樹脂4に当接するダム樹脂打抜き部6の突端6bに無理な力が加わることを解消してダム樹脂打抜き部6の突端6bが異常に摩耗することを防止することができる。

0045

さらに前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部を切立った側壁8により切離すことにより、前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部での相互干渉を断つことができる。

0046

さらに図2(a)及び(b)に示すように、ダム樹脂4を打ち抜くためのタイバーカットパンチ5の下端に形成されたダム樹脂打抜き部6は、ダム樹脂4に対してパッケージ本体1の形成時に生じる位置ずれタイバー切断金型へのアウターリード2の位置決め時のずれ、タイバーカットパンチ5のタイバー切断金型への組込誤差を考慮し、パッケージ本体1及びアウターリード2と接触させないように極小クリアランス(=約0.05mm)C1,C2,C3,C4でもってタイバーカットパンチ5をパンチガイド9にガイドさせて動作するようにしている。

0047

またダム樹脂打抜き部6がタイバー3を切断する前にダム樹脂4と当接し、この突端6bは、密着力の高いパッケージ本体1と隣接するダム樹脂4側から食い込んでいくため、このときテーパ角が鋭角過ぎると、その突端6bの摩耗が早まるため、打抜き面6aのテーパ角は、タイバーカットパンチ5の切立った基準面8aに対して約85゜程度に設定している。

0048

また前記ダム樹脂打抜き部6と前記タイバーカット部7の境界部において切立った側壁8により切離す打抜き面6aとカット面7aの高さ方向でのずれh、すなわちダム樹脂4の打抜量hは、アウターリード2の板厚tの約2倍(h≒2t)に設定する。このことにより、ダム樹脂4の垂下がりの発生を防止して、ダム樹脂4をパッケージ本体1とアウターリード2に囲まれた空間から除去することができる。

発明の効果

0049

以上説明したように本発明によれば、ダム樹脂打抜き部とタイバーカット部のテーパ角を個別に最適な角度に設定可能とし、かつダム樹脂打抜き部の異常摩耗等を解消することができる。

図面の簡単な説明

0050

図1(a)は本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置を示す平面図、(b)は本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置を示す断面図である。
図2(a)は本発明の一実施形態に係るタイバー切断装置の詳細を示す平面図、(b)は本発明の一実施形態に係るタイバーカット切断装置の詳細を示す断面図である。
図3従来例に係るタイバーカット切断装置を示す断面図である。
図4(a)は従来例に係るタイバー切断装置を示す平面図、(b)は従来例に係るタイバー切断装置を示す断面図である。

--

0051

1パッケージ本体
2アウターリード
3タイバー
4ダム樹脂
5タイバーカットパンチ
6 ダム樹脂打抜き部
6a ダム樹脂打抜き部の打抜き面
7タイバーカット部
7a タイバーカット部のカット面(テーパ面)
8側壁
9 パンチガイド

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