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技術 携帯端末の文字入力方式及び文字入力制御プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

出願人 日本電気株式会社
発明者 工藤和裕
出願日 2000年1月25日 (21年10ヶ月経過) 出願番号 2000-018025
公開日 2001年8月3日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2001-209469
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機の表示出力 電話機の回路等 表示による位置入力 電話機の機能 デジタル計算機のユーザインターフェイス デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 傾き無し 傾き検出センサ モニタ画 二次元配列状 各段階毎 確定可能 入力済み文字列 ボタン操作回数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年8月3日)のものです。
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図面 (15)

課題

端末を傾けて入力文字を選択する文字入力方式において、熟練者でなくても素早く正確に文字選択入力できるようにする。

解決手段

入力手段2は、主確定ボタン21とその上下左右に配設された副確定ボタン22〜25とを有する。表示手段3は、入力候補文字32を二次元配列状に並べた入力候補文字群31、および入力候補文字群31のうち主確定ボタン21と副確定ボタン22〜25によって確定可能文字群を指示する確定可能文字群指示表示33を表示する。傾き検出手段4は、携帯端末1の傾きを検出する。制御手段5は、傾き検出手段4で検出される携帯端末1の傾き方向に応じて、確定可能文字群指示表示33を移動させ、主確定ボタン21および副確定ボタン22〜25の操作に応答して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する。

概要

背景

携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末は、持ち運びに便利なように小型化されているため、フルキーボードは実装することができない。このため、少ない数の操作ボタンで任意の文字が入力できるような文字入力方式が一般に採用されている。例えば、携帯電話の或る機種では、アルファベット26文字などの入力候補文字群を幾つかのグループに分けて各グループ毎に1つのボタンを割り当て、各ボタンを押す毎にそのボタンに割り当てられたグループ中の文字が順番に1文字ずつ文字入力領域に表示されるようにした文字入力方式が採用されている。しかし、入力文字をボタン操作だけで選択する方式では、ボタン操作回数が増え、文字入力を迅速に行うことはできない。

他方、携帯端末における新しい入力方法として、端末の傾きによる入力方法が提案されている(『携帯端末向け小画面表示片手操作UIに関する考察』、平成9年後期情報処理学会第55回全国大会4−59〜60)。これは、加速度センサ等によって端末の傾きを検出し、表示装置におけるメニュ項目の流れ表示(フロースクリーン機構)の速度と方向を端末の傾きによって操作できるようにしたものである。

概要

端末を傾けて入力文字を選択する文字入力方式において、熟練者でなくても素早く正確に文字を選択入力できるようにする。

入力手段2は、主確定ボタン21とその上下左右に配設された副確定ボタン22〜25とを有する。表示手段3は、入力候補文字32を二次元配列状に並べた入力候補文字群31、および入力候補文字群31のうち主確定ボタン21と副確定ボタン22〜25によって確定可能文字群を指示する確定可能文字群指示表示33を表示する。傾き検出手段4は、携帯端末1の傾きを検出する。制御手段5は、傾き検出手段4で検出される携帯端末1の傾き方向に応じて、確定可能文字群指示表示33を移動させ、主確定ボタン21および副確定ボタン22〜25の操作に応答して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する。

目的

そこで本発明の目的は、端末を傾けて入力文字を選択する場合に、熟練者でなくても素早く正確に文字を選択入力できるようにすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

表示手段に表示された入力候補文字群のうち入力手段に設けられた複数の確定ボタンによって現時点確定可能な複数の文字を指示する確定可能文字群指示表示を、携帯端末の傾き方向に応じて移動させ、前記複数の確定ボタンの操作に応答して、操作された確定ボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字入力文字として確定する携帯端末の文字入力方式

請求項2

1個の主確定ボタンとその周囲に配設された1個以上の副確定ボタンとを有する入力手段と、入力候補文字を二次元配列状に並べた入力候補文字群、および該入力候補文字群のうち前記主確定ボタンと前記副確定ボタンとによって確定可能な文字群を指示する確定可能文字群指示表示を表示する表示手段と、携帯端末の傾きを検出する傾き検出手段と、該傾き検出手段で検出される携帯端末の傾き方向に応じて前記確定可能文字群指示表示を移動させ、前記主確定ボタンおよび前記副確定ボタンの操作に応答して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する制御手段とを備えた携帯端末の文字入力方式。

請求項3

前記制御手段は、前記確定可能文字群指示表示を携帯端末の傾き角が大きくなるほど速い速度で移動させるようにした請求項2記載の携帯端末の文字入力方式。

請求項4

前記主確定ボタンで確定可能な文字と前記副確定ボタンで確定可能な文字との前記入候補文字群上での位置関係が、前記入力手段上での前記主確定ボタンと前記副確定ボタンとの位置関係にほぼ一致するようにした請求項2記載の携帯端末の文字入力方式。

請求項5

前記入力手段に前記主確定ボタンを中心にその上下左右に4個の前記副確定ボタンが配置されており、且つ、前記制御手段は、携帯端末の傾き方向に応じて前記主確定ボタンによって確定可能な文字である主候補文字を前記入力候補文字群上で移動させ、前記主候補文字と、前記入力候補文字群上における前記主候補文字の左、右、上、下に候補文字があればそれらの候補文字とを、前記確定可能文字群指示表示によって確定可能文字として指示するようにした請求項4記載の携帯端末の文字入力方式。

請求項6

携帯端末の左右方向の傾き及び上下方向の傾きを検出する傾き検出手段を備えた請求項1、2、3、4または5記載の携帯端末の文字入力方式。

請求項7

携帯端末の左右方向の傾きを検出する傾き検出手段を備えた請求項1、2、3、4または5記載の携帯端末の文字入力方式。

請求項8

1個の主確定ボタンとその周囲に配設された1個以上の副確定ボタンとを有する入力手段と、表示手段と、携帯端末の傾きを検出する傾き検出手段と、前記入力手段、前記表示手段および前記傾き検出手段に接続された制御手段とを備えた携帯端末における前記制御手段を構成するコンピュータに、入力候補文字を二次元配列状に並べた入力候補文字群、および該入力候補文字群のうち前記主確定ボタンと前記副確定ボタンとによって確定可能な文字群を指示する確定可能文字群指示表示を前記表示手段に表示するステップと、前記傾き検出手段で検出された携帯端末の傾き情報を入力するステップと、携帯端末の傾き方向に応じて前記確定可能文字群指示表示を移動させるステップと、前記主確定ボタンおよび前記副確定ボタンの操作に応答して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定するステップとを実行させる文字入力制御プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は携帯端末文字入力方式に関し、特に端末傾けることで入力する文字の候補が選択できる携帯端末の文字入力方式に関する。

背景技術

0002

携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末は、持ち運びに便利なように小型化されているため、フルキーボードは実装することができない。このため、少ない数の操作ボタンで任意の文字が入力できるような文字入力方式が一般に採用されている。例えば、携帯電話の或る機種では、アルファベット26文字などの入力候補文字群を幾つかのグループに分けて各グループ毎に1つのボタンを割り当て、各ボタンを押す毎にそのボタンに割り当てられたグループ中の文字が順番に1文字ずつ文字入力領域に表示されるようにした文字入力方式が採用されている。しかし、入力文字をボタン操作だけで選択する方式では、ボタン操作回数が増え、文字入力を迅速に行うことはできない。

0003

他方、携帯端末における新しい入力方法として、端末の傾きによる入力方法が提案されている(『携帯端末向け小画面表示片手操作UIに関する考察』、平成9年後期情報処理学会第55回全国大会4−59〜60)。これは、加速度センサ等によって端末の傾きを検出し、表示装置におけるメニュ項目の流れ表示(フロースクリーン機構)の速度と方向を端末の傾きによって操作できるようにしたものである。

発明が解決しようとする課題

0004

上述したようにフルキーボードが実装できない携帯端末の場合、ボタン操作だけで入力文字を選択する方式では、ボタン操作回数が増え、迅速な文字入力が行えない。端末の傾きによる入力方法を文字入力に応用し、例えば、端末の傾きに応じて候補文字を順次に変化させ、或る候補文字が選択されている状態で確定ボタンが押下されたときにその文字を入力文字とする方式によれば、候補文字の選択をボタン操作だけでなく端末の傾きによっても制御できるため、ボタン操作回数が減り、より迅速な文字入力が可能になると考えられる。

0005

しかしながら、所望する文字を素早く正確に選んで確定するには、端末の傾きを変えるための手首動き熟練を要する。何故なら、一気に選択するために候補文字を素早く変化させると、所望する文字とは異なる文字に変化した後に確定ボタンを押してしまって選択し直すことが多くなり、また着実にゆっくり文字を変化させると、所望する文字を選択するまでに長い時間を要することになるからである。

0006

そこで本発明の目的は、端末を傾けて入力文字を選択する場合に、熟練者でなくても素早く正確に文字を選択入力できるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は上記の目的を達成するために、表示手段に表示された入力候補文字群のうち入力手段に設けられた複数の確定ボタンによって現時点確定可能な複数の文字を指示する確定可能文字群指示表示を、携帯端末の傾き方向に応じて移動させ、前記複数の確定ボタンの操作に応答して、操作された確定ボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する。より具体的には、1個の主確定ボタンとその周囲に配設された1個以上の副確定ボタンとを有する入力手段と、入力候補文字を二次元配列状に並べた入力候補文字群、および該入力候補文字群のうち前記主確定ボタンと前記副確定ボタンとによって確定可能な文字群を指示する確定可能文字群指示表示を表示する表示手段と、携帯端末の傾きを検出する傾き検出手段と、該傾き検出手段で検出される携帯端末の傾き方向に応じて前記確定可能文字群指示表示を移動させ、前記主確定ボタンおよび前記副確定ボタンの操作に応答して、操作されたボタンによって現時点で確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する制御手段とを備えている。

0008

このように確定ボタンとして主確定ボタン以外に1個以上の副確定ボタンがあり、これら複数のボタンによって現時点で確定可能な複数の文字が確定可能文字群指示表示で指示されるため、携帯端末の傾きを調整して所望する文字を選択する際、所望する文字が確定可能文字群指示表示で指示された複数の文字の1つに入っていれば良く、熟練者でなくても素早く正確に文字を選択入力できるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0009

次に本発明の実施の形態の例について図面を参照して詳細に説明する。

0010

図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかる携帯端末1は、文字入力に関連する構成として、入力手段2と、表示手段3と、傾き検出手段4と、それらに接続された制御手段5とを有している。

0011

入力手段2には、1個の主確定ボタン21と複数の副確定ボタン22〜25とから構成される複数の確定ボタンが所定のレイアウトで配設されている。図1では、主確定ボタン21を中心に、左側に副確定ボタン22、右側に副確定ボタン23、上側に副確定ボタン24、下側に副確定ボタン25を配置している。勿論、主確定ボタン21の左横、斜め上に副確定ボタンを配置する等、他の配置形状を採用しても良く、副確定ボタンの数も4個に限定されず、少なくとも1個あれば良い。

0012

表示手段3には、入力候補文字群31が表示される。入力候補文字群31を構成する個々の文字32は、例えばフルキーボードにおける個々のキー入力可能な文字(アルファベット26文字など)である。各文字32は、2列あるいは3列になるように2次元配列状に並べられており、この入力候補文字群31の中から利用者が次に入力する文字を選択する。また表示手段3には、入力候補文字群31を構成する文字32の内、現時点において主確定ボタン21および副確定ボタン22〜25を押せば確定できる文字が何れの文字であるかを利用者に指示する表示33が併せて表示される。この表示33を、確定可能文字群指示表示と呼ぶ。図1では確定可能文字群指示表示33は、確定可能な文字全体を囲む太枠としているが、確定可能な文字それぞれを囲む太枠や、確定可能な文字を白黒反転表示する形態や、カラー表示可能な場合には確定可能な文字を他の文字と異なる色で表示する形態など、任意の表示形態を採用して良い。

0013

確定可能文字群指示表示33では、主確定ボタン21で確定できる文字に加えて、この例の場合には、その文字の左、右、上、下に入力候補文字が配列されている場合にはそれらの文字も確定可能文字として指示する。後述するように携帯端末1の傾きに応じて、主確定ボタン21および副確定ボタン22〜25で確定できる文字が変化していき、それに応じて確定可能文字群指示表示33も移動していく。

0014

傾き検出手段4は基準面に対する携帯端末1の傾きを検出する。基準面としては例えば水平面を用いる。図2(a)の平面図に示されるように携帯端末1の左右方向をX軸、それに直交する上下方向をY軸とした場合、携帯端末1を右側が下になるよう傾けたときに生じる図2(b)の側面図に示す角度ΔxがX軸の傾き角、携帯端末1を上側が下になるよう傾けたときに生じる図2(c)の側面図に示す角度ΔyがY軸の傾き角となる。また、携帯端末1を左側が下になるよう傾けたときX軸の傾き角は−Δx、下側が下になるよう傾けたときはY軸の傾き角は−Δyとなる。X軸、Y軸の何れの傾き角を検出するか、或いはその双方を検出するかは、表示手段3に表示される入力候補文字群31の配列状態、入力手段2上の主確定ボタン21と副確定ボタン22〜25の配列状態、操作性を考慮して事前に決定される。

0015

制御手段5は、利用者による文字入力時に、表示手段3上に入力候補文字群31および確定可能文字群指示表示33を表示し、傾き検出手段4で検出される携帯端末1の傾きに応じて主確定ボタン21および副確定ボタン22〜25で確定できる文字を傾き方向に順次に変化させ、それに応じて確定可能文字群指示表示33を移動させる。例えば携帯端末1の右側が下になるよう傾くと、図1の確定可能文字群指示表示33を同図の破線34で示す位置に移動させる。この場合、傾き角が大きくなればなるほど確定可能文字群指示表示33を移動させる速度を上げ、傾き角が0に近づくほど変化させる速度を遅くする制御を実施する。

0016

そして制御手段5は、確定可能文字群指示表示33が入力候補文字群31の或る場所に表示されている状態で、利用者が入力手段2上の主確定ボタン21または副確定ボタン22〜25の何れかのボタンを押下すると、確定可能文字群指示表示33が指示する確定可能文字群の内の押下されたボタンによって確定可能な入力候補文字を入力文字として確定する。

0017

本発明の一実施例にかかる携帯端末の平面図を示す図3を参照すると、携帯端末11の装置筐体12の上面上部にはLCD13が設けられ、その下部にボタン操作部14が設けられている。

0018

ボタン操作部14には、1個の主確定ボタン141と、その左、右、上、下に配置された4個の副確定ボタン142〜145との合計5個の確定ボタンがある。ボタン操作部14には、他に、文字入力の開始を指示するための開始ボタン146と、漢字変換を指示するための変換ボタン147と、入力済文字の削除を指示するためのクリアボタン148とが設けられている。

0019

他方、LCD13の表示面は、入力済文字などを表示するモニタ画面131と文字選択画面132とに分けられている。文字選択画面132には、本実施例の場合、アルファベット26文字、ピリオドカンマの合計28文字がJISキーボードと同じ配列形式で並べられた入力候補文字群133と、入力候補文字群133のうち主確定ボタン141と副確定ボタン142〜145とによって確定可能な文字群を指示する確定可能文字群指示表示134とが表示される。本実施例の場合、確定可能文字群指示表示134は文字を囲む太枠としているが、文字の白黒反転表示など他の表示形態としても良い。

0020

本発明の一実施例にかかる携帯端末の電気的な構成例を示す図4を参照すると、装置筐体12の内部には、プログラム制御によって動作するMPU121があり、そのバス122にはMPU121で実行される各種のプログラムや漢字変換辞書などを記憶するROM123とワーク領域として使用されるRAM124とが接続されている。また、MPU121からの指示に従ってLCD13の表示を制御するLCDコントローラ125、ボタン操作部14における各種ボタン141〜148のオンオフ状態を検出して割り込み等によってMPU121に通知するインタフェイス126、傾き検出センサ128用のインタフェイス127がバス122に接続されている。更に、各部に動作電力を供給する1次電池又は2次電池で構成された電源129が装置筐体12に内蔵されている。

0021

傾き検出センサ128は、本例の場合、図2で説明したX軸の傾き角±ΔxおよびY軸の傾き角±Δyの双方を検出するセンサである。この種のセンサとしては、例えばAnalog Devices,Inc社の2軸加速度センサADXL202/ADXL210などが利用できる。

0022

図5は本実施例の携帯端末11で実行される文字入力制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理はROM123に格納された文字入力制御プログラムをMPU121が実行することによって実現される。なお、本実施例では、ROM123に文字入力制御プログラムを記録してあるが、図示しないフロッピィディスク媒体半導体メモリ等の他の種類の機械読み取り可能な記録媒体に記録しておくことも可能である。その場合、記録媒体に記録された文字入力制御プログラムは携帯端末11のMPU121によって読み取られ、MPU121の動作を制御することにより、図5に示される処理が実現される。

0023

図5を参照すると、MPU121は開始ボタン146がONされたことを検出すると(ステップA1)、入力済みの文字があるか否かを判別し(ステップA2)、入力済みの文字があればステップA8へ、なければステップA3へそれぞれ処理を進める。

0024

入力済みの文字がない場合(ステップA2でNO)、MPU121はLCDコントローラ125を通じてLCD13の文字選択画面132に表示した入力候補文字群133に確定可能文字群指示表示134を表示すると共に、モニタ画面131には主確定ボタン141で確定可能な文字(主候補文字と称す)を反転表示する(ステップA3)。ここで、主候補文字としては、最初は予め定められた文字、例えばgが割り当てられる。従って、LCD13の表示内容は当初は図6のようになり、モニタ画面131にgが反転表示され、文字選択画面132では、確定可能文字群指示表示134によって、gと、その左のfと、その右のhと、その上のtと、その下のbとの合計5文字が確定可能な文字群として指示される。

0025

次にMPU121は、携帯端末11が傾けられているか否か、主確定ボタン141または副確定ボタン142〜145がオンされたか否かをチェックする(ステップA4、A6)。携帯端末11が傾けられているか否かは、インタフェイス127を通じて傾き検出センサ128で検出されている傾き角±Δx、±Δyを入力し、例えば|Δx|>Xtかつ|Δy|>Ytの場合、傾き有り、それ以外は傾き無しとする。ここで、Xt、Ytは事前に設定した閾値である。Xt、Ytが0度に近い値ほど感度は良くなるが、携帯端末11を把持する手の震え等によっても確定可能文字群が変化してしまい、他方、大きな値にすると携帯端末11を大きく傾けなければ確定可能文字群が変化しないので、事前の実験等によって適切な閾値が設定される。なお、Xt、Ytは同じ値にする必要は必ずしもない。

0026

MPU121は、傾き有りと判断した場合、主候補文字を傾き角に応じた速度で傾き方向に変更し(ステップA5)、モニタ画面131に新たな主候補文字を反転表示すると共に、新たな主候補文字と、入力候補文字群133上でその新たな主候補文字の左、右、上、下に候補文字があればそれらの候補文字とを、確定可能文字とする確定可能文字群指示表示134を表示する(ステップA3)。ここで、傾き角に応じた速度で変更する具体的な方法としては、例えばXt<|Δx|≦X1のときは毎秒1文字、X1>|Δx|≦X2のときは毎秒2文字というように、傾き角を幾つかの段階に分け、各段階毎変化速度を事前に設定しておく方法などが採用できる。なお、端末がある方向に傾けられて主候補文字が入力候補文字群133の端の文字に到達した場合、同じ方向に端末を傾けても主候補文字は変化しない。

0027

従って、例えば利用者が携帯端末11を右側が下になるよう傾けると、LCD13の表示は図6の状態から図7(a)、(b)、(c)、(d)のように順に変化していき、その変化は傾き角が大きくなるほど速くなる。なお、図7(d)では、主確定ボタン141で確定可能な文字lの右側に候補文字がないので、副確定ボタン143で確定できる文字はない。このとき副確定ボタン143を押下しても無効となる。同様に利用者が携帯端末11を左側が下になるよう傾けると、LCD13の表示は図6の状態から図8(a)、(b)、(c)、(d)のように順に変化していき、その変化は傾き角が大きくなるほど速くなる。なお、図8(d)では、主確定ボタン141で確定可能な文字aの左側に候補文字がないので、副確定ボタン142を押下しても無効となる。

0028

また、利用者が携帯端末11を上側が下になるよう傾けると、LCD13の表示は図6の状態から図9のように変化し、下側が下になるよう傾けると図10のように変化する。なお、図9では、主確定ボタン141で確定可能な文字tの上側に候補文字がないので、副確定ボタン144の押下は無効であり、図10では、主確定ボタン141で確定可能な文字bの下側に候補文字がないので、副確定ボタン145の押下は無効である。

0029

以上のように携帯端末11を傾けることにより、利用者は主候補文字および確定可能文字群指示表示134を任意の位置に移動させることができる。そして、所望の文字が確定可能文字群指示表示134で指示されている状態で利用者が主確定ボタン141または副確定ボタン142〜145を押せば、MPU121がそれを検出し(ステップA6)、該当する文字を入力済みの文字として確定し(ステップA7)、ステップA2に戻る。例えばkを入力したければ、図7(c)の状態で主確定ボタン141を押せば良い。素早く変化させ過ぎて図7(d)の状態になってしまっていたなら副確定ボタン142を押せば同じくkを確定できる。図7(c)の一つ前の状態である図7(b)の状態でも副確定ボタン143を押せば、同じくkを入力することができる。

0030

他方、入力済みの文字がある場合、MPU121は、LCDコントローラ125を通じてLCD13のモニタ画面に入力済みの文字を表示すると共に、ステップA3と同様に入力候補文字群133に確定可能文字群指示表示134を、またモニタ画面131の入力済み文字の直後に主確定ボタン141で確定可能な主候補文字を反転表示する(ステップA8)。ここで、入力済みの文字には、漢字変換前の入力文字と変換後の文字との2種類あり、変換前の入力文字は例えばアンダーライン表示されて変換後の文字と区別される。

0031

例えば、「日本太郎」を入力しようとして、既に「日本」という文字が入力及び変換済みで、「太郎」を入力しようとして「tarou」をローマ字入力の「ta」まで入力して現在の主候補文字が「f」の場合、図11に示すような内容がLCD13に表示される。変換前の入力文字「ta」はアンダーライン表示され、主候補文字「f」が反転表示されている。目的とする「r」でなく「f」が主候補文字となっているが、副確定ボタン144を押下すれば「r」が選択確定されて入力となる。因みに、主確定ボタン141が押下されれば「f」が、副確定ボタン142が押下されれば「d」が、副確定ボタン143が押下されれば「g」が、副確定ボタン145が押下されれば「v」がそれぞれ選択確定となり入力される。

0032

このようにして最終的に「tarou」と入力した後に利用者が変換ボタン147を押すと、それがMPU121で検出され(ステップA11)、未変換文字「tarou」をROM123中の辞書を参照して第1候補の漢字に変換し、変換した漢字でモニタ画面131中の未変換文字「tarou」を置き換える(ステップA12)。利用者は表示された漢字で良ければ主確定ボタン141を押し、他の候補漢字に再変換したければ変換ボタン147を再び押せば良い。MPU121は変換ボタン147が押される毎に漢字変換を繰り返し(ステップA13、A12)、主確定ボタン141が押された時点で変換内容を確定し(ステップA14)、ステップA1へ戻る。従って、「太郎」と入力したければ、「太郎」と変換された時点で主確定ボタン141を押せば良い。そのときの状態を図12に示す。

0033

なお、入力済みの文字がある状態では(ステップA2)、MPU121は、クリアボタン148が押されると、入力済み文字列末尾の1文字を削除する(ステップA9、A10)。例えば、図11の状態でクリアボタン148が押されると、「a」が削除される。また、図12の状態で再び文字入力を開始した直後にクリアボタン148が押されると、「郎」が削除される。

0034

このように本実施例によれば、入力文字を選択するために携帯端末11を傾けて確定可能文字群指示表示134を移動させた際、主確定ボタン141で確定可能な主候補文字が所望の文字でない場合でも、上下左右の文字が所望の文字であれば、その文字を確定する副確定ボタンを押下することで所望の文字を選択確定できる。これによって、端末を傾ける際の微妙な手首の動きに習熟していない者であっても、素早く正確に文字を選択入力することが可能となる。

0035

前述した実施例1では、携帯端末11の傾きをX軸、Y軸の2軸について検出したが、本実施例ではX軸の傾きだけ、つまり携帯端末11の左右方向の傾きのみを検出し、主確定ボタン141で確定可能な主候補文字を入力候補文字群133の中段に並べられた文字だけに限定する。従って、確定可能文字群指示表示134は図6図7(a)〜(d)、図8(a)〜(d)に示される場所にのみ移動でき、図9図10のような場所には移動できない。

0036

また、このように主候補文字の移動を入力候補文字群133の中段だけに制限すると、主確定ボタン141の上下左右に副確定ボタン142〜145を持つボタン配列では上段および下段の候補文字数が中段の候補文字数より多い場合、上段および下段に確定可能文字に指定できない文字が生じる。このため、中段より上段および下段の候補文字数が多くならないように入力候補文字群133が配列される。例えば、図3のように並べた入力候補文字群133では、上段の右端にあるpが確定可能文字として指示できなくなるため、例えば図13の平面図に示すように、文字pを中段に移動する。

0037

本実施例にかかる携帯端末の電気的な構成例は基本的に実施例1と同じであるが、傾き検出センサ128はX軸方向の傾きだけを検出できれば良く、1軸加速度センサで済むので安価に構成できる。また、本実施例の携帯端末で実行される文字入力制御処理の一例は図14に示すものとなる。図5に示した実施例1と相違する箇所はステップB4、B5であり、他は基本的に同じである。ステップB4では、MPU121は、インタフェイス127を通じて傾き検出センサ128で検出されている傾き角±Δxを入力し、例えば|Δx|>Xtの場合、傾き有り、それ以外は傾き無しとする。また、ステップB5では、MPU121は、主候補文字を傾き角に応じた速度で左右の傾き方向にのみ変更する。

0038

本実施例によれば、主確定ボタン141で確定可能な文字が入力文字候補群133の中段に並べられた文字だけに限定されるため、主確定ボタン141の上下左右に副確定ボタン142〜145を持つボタン配列では入力文字候補群133が3段の表示に限定され、また上段の文字および下段の文字を選択入力するには、所望の文字が副確定ボタン144または副確定ボタン145で確定できる位置に正確に位置合わせする必要があるといった不利な面もあるが、携帯端末の傾け方向が左右方向1軸になるため操作が簡単になり、また傾き検出センサ128も安価なもので済むという利点がある。勿論、入力候補文字群133の中段の文字を選択する場合には、実施例1と同様に迅速かつ正確な入力が可能である。

0039

以上の実施例では、アルファベット26文字、ピリオド、カンマの合計28文字を入力候補文字群としたが、平仮名すべてを入力候補文字群としたり、所定の絵文字集合を入力候補文字群とする如く、入力候補文字群は入力する文字種に応じて適宜変更可能である。

発明の効果

0040

以上説明したように本発明によれば、携帯端末を傾けて入力文字を選択する場合に、熟練者でなくても素早く正確に文字を選択入力できる。その理由は、携帯端末の傾きを調整して所望する文字を選択する際、所望する文字が確定可能文字群指示表示で指示された複数の文字の1つに入っていさえすれば、主確定ボタン或いは副確定ボタンによって選択確定できるためである。

図面の簡単な説明

0041

図1本発明の実施の形態にかかる携帯端末の構成例を示すブロック図である。
図2携帯端末の傾き方向と傾き角の説明図である。
図3本発明の一実施例にかかる携帯端末の平面図である。
図4本発明の一実施例にかかる携帯端末の電気的な構成例を示すブロック図である。
図5本発明の一実施例の携帯端末で実行される文字入力制御処理の一例を示すフローチャートである。
図6文字入力開始時点で携帯端末のLCDに表示される内容の一例を示す図である。
図7携帯端末を右側が下になるよう傾けるときのLCDの表示内容の変化を示す図である。
図8携帯端末を左側が下になるよう傾けるときのLCDの表示内容の変化を示す図である。
図9携帯端末を上側が下になるよう傾けるときのLCDの表示内容の変化を示す図である。
図10携帯端末を下側が下になるよう傾けるときのLCDの表示内容の変化を示す図である。
図11入力済み文字がある場合のLCDの表示内容の一例を示す図である。
図12入力済み文字がある場合のLCDの表示内容の別の例を示す図である。
図13本発明の別の実施例にかかる携帯端末の平面図である。
図14本発明の別の実施例の携帯端末で実行される文字入力制御処理の一例を示すフローチャートである。

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0042

1…携帯端末
2…入力手段
21…主確定ボタン
22〜25…副確定ボタン
3…表示手段
31…入力候補文字群
32…入力候補文字
33…確定可能文字群指示表示
34…移動後の確定可能文字群指示表示
4…傾き検出手段
5…制御手段

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