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技術 チューナ

出願人 ローランド株式会社
発明者 栗尾博也
出願日 2000年1月21日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-017825
公開日 2001年8月3日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2001-209375
状態 特許登録済
技術分野 音楽補助具 音楽補助具
主要キーワード チューニング対象 チューニング前 チューニング作業 バンジョー ベースモード 基準ピッチ 三味線 大正琴
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできるチューナを提供する

解決手段

AUTOスイッチ30でギターベースかを選択して表示器20に指板アイコンを表示し、M・Sスイッチ40でチューニングしたい弦を指定し、指定された弦に対応する位置に弦アイコンを移動して表示するとともに弦番号を表示し、音信号波形整形回路10で整形し、整形された音信号の音高をCPU50で検出し、検出された音高と基準音高とのズレ量を指針で表示する。

概要

背景

ギターベースなどの弦楽器チューニングを行なう際には、弦楽器の弾弦により入力される音信号音高を検出し、検出された検出音高と、あらかじめ定められている基準音高とのズレ量を表示するチューナが用いられる。このようなチューナとして、特開平5−066765号公報に、入力されている音信号の音高がいずれの音名(C,A,D,D#等)に対応するかを表示するとともに、その音名の基準音高と入力されている音信号の音高とのズレ量を表示し、さらに入力されている音信号の音高に対応する弦番号を表示するチューナが提案されている。操作者は、表示された音名および弦番号を確認しながら、入力されている音信号の音高と基準音高とのズレ量が小さくなるようにチューニングを行なう。

概要

弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできるチューナを提供する

AUTOスイッチ30でギターかベースかを選択して表示器20に指板アイコンを表示し、M・Sスイッチ40でチューニングしたい弦を指定し、指定された弦に対応する位置に弦アイコンを移動して表示するとともに弦番号を表示し、音信号を波形整形回路10で整形し、整形された音信号の音高をCPU50で検出し、検出された音高と基準音高とのズレ量を指針で表示する。

目的

本発明は、上記事情に鑑み、弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできるチューナを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、操作者による操作に応じて弦の本数を指定する弦数指定手段と、前記弦数指定手段により指定された本数分の弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を前記表示器に表示させる第1の表示制御手段と、操作者による操作に応じて基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、前記表示器に表示される前記図形のうちの、前記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、前記表示器に、該基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、前記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、前記音高検出手段により検出された検出音高と前記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、該検出音高の、該基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、前記音高比較手段により求められたズレ量を前記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とするチューナ

請求項2

音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、前記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、前記音高検出手段により検出された検出音高に応じて基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、複数の弦それぞれに対応する各弦対応部分からなる、弦の本数が相互に異なる複数の図形のうちの、前記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分を含む中で最小数の弦対応部分からなる図形を該表示器に表示する第1の表示制御手段と、前記第1の表示制御手段により前記表示器に表示された図形のうちの、前記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、前記表示器に、該基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、前記音高検出手段により検出された検出音高と前記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、該検出音高の、該基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、前記音高比較手段により求められたズレ量を前記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とするチューナ。

請求項3

音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、操作者による操作に応じて相互に弦数の異なる複数の弦楽器のうちのいずれか1つの弦楽器を指定する楽器指定手段と、前記楽器指定手段により指定された弦楽器の各弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を前記表示器に表示させる第1の表示制御手段と、前記楽器指定手段により指定された弦楽器の、基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、前記表示器に表示される前記図形のうちの、前記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、前記表示器に、該基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、前記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、前記音高検出手段により検出された検出音高と前記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、該検出音高の、該基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、前記音高比較手段により求められたズレ量を前記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とするチューナ。

請求項4

前記楽器指定手段が、ギターベースとのうちのいずれか一方を指定するものであることを特徴とする請求項3記載のチューナ。

請求項5

前記弦指定手段は、前記楽器指定手段により指定された弦楽器の弦を操作者の操作に応じて指定するものであることを特徴とする請求項3記載のチューナ。

請求項6

前記弦指定手段は、前記楽器指定手段により指定された弦楽器の弦を、前記音高検出手段により検出された検出音高に応じて指定するものであることを特徴とする請求項3記載のチューナ。

請求項7

前記音高比較手段は、前記検出音高と前記楽器指定手段により指定された弦楽器に応じた基準音高とを比較するものであることを特徴とする請求項3記載のチューナ。

技術分野

0001

本発明は、弦楽器チューニング調律)に用いられるチューナに関する。

背景技術

0002

ギターベースなどの弦楽器のチューニングを行なう際には、弦楽器の弾弦により入力される音信号音高を検出し、検出された検出音高と、あらかじめ定められている基準音高とのズレ量を表示するチューナが用いられる。このようなチューナとして、特開平5−066765号公報に、入力されている音信号の音高がいずれの音名(C,A,D,D#等)に対応するかを表示するとともに、その音名の基準音高と入力されている音信号の音高とのズレ量を表示し、さらに入力されている音信号の音高に対応する弦番号を表示するチューナが提案されている。操作者は、表示された音名および弦番号を確認しながら、入力されている音信号の音高と基準音高とのズレ量が小さくなるようにチューニングを行なう。

発明が解決しようとする課題

0003

上述した公報に提案されているチューナでチューニングを行なうには、操作者は各弦に対応する音名あるいは弦番号をあらかじめ知っている必要がある。しかし、各弦に対応する音名を覚えるのは初心者にとって困難である。また、各弦に対応する弦番号は、各弦に対応する音名よりは初心者にも馴染み易いと考えられるが、各弦に対応する弦番号も予備知識なしには理解することができない。弦楽器においては、音高の高い弦から順に弦番号が1,2,3,…と定められているが、弦番号によってチューニングを行なう際には、操作者は、音高の高い弦から弦番号が付けられているのか、あるいは音高の低い弦から弦番号が付けられているのかを知っている必要がある。従って、このような対応関係不慣れな初心者にとってチューニング作業は困難である。

0004

また、ギターは6弦のみであるが、ベースには標準的な4弦ベースの他に5弦や6弦のベースもある。このように弦楽器には様々な弦数のものがあるが、前述した公報では、弦数の異なる弦楽器間でそのチューナを共通に使用することに関しては考慮されていない。

0005

本発明は、上記事情に鑑み、弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできるチューナを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成する本発明のチューナのうちの第1のチューナは、音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、操作者による操作に応じて弦の本数を指定する弦数指定手段と、上記弦数指定手段により指定された本数分の弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を前記表示器に表示させる第1の表示制御手段と、操作者による操作に応じて基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、上記表示器に表示される上記図形のうちの、上記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、上記表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、上記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、上記音高検出手段により検出された検出音高と上記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、その検出音高の、その基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、上記音高比較手段により求められたズレ量を上記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とする。

0007

本発明の第1のチューナは、操作者の操作により指定された本数分の弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形の表示と、その図形のうちの、操作者の操作に応じて指定された基準弦に対応させてその基準弦を示す表示と、検出音高と基準音高とのズレ量の表示とを行なうものであるため、操作者は、弦数の異なる弦楽器のうちの所望の弦楽器の、チューニングしたい弦、およびその弦の基準音高に対するズレ量を視覚的に即座に知ることができる。従って、従来のチューナのように、各弦に対応する音名あるいは弦番号をあらかじめ知る必要もなく、初心者であっても、例えばギター(6弦)や、4弦ベース、5弦ベース、6弦ベース等、弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできる。

0008

また、上記目的を達成する本発明のチューナのうちの第2のチューナは、音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、上記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、上記音高検出手段により検出された検出音高に応じて基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、複数の弦それぞれに対応する各弦対応部分からなる、弦の本数が相互に異なる複数の図形のうちの、上記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分を含む中で最小数の弦対応部分からなる図形を該表示器に表示する第1の表示制御手段と、上記第1の表示制御手段により上記表示器に表示された図形のうちの、上記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、上記表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、上記音高検出手段により検出された検出音高と上記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、その検出音高の、その基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、上記音高比較手段により求められたズレ量を上記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とする。

0009

本発明の第2のチューナは、入力された音信号の音高を検出し、検出された音高に応じて指定された基準弦に対応した弦対応部分を含む中で最小数の弦対応部分からなる図形の表示と、検出音高に応じて指定された基準弦を示す表示と、検出された音高と基準音高とのズレ量の表示とを行なうものであるため、例えばあるベースのある弦を弾くと、標準的な4弦ベース,Lo−Bを含む5弦ベース,Hi−Cを含む6弦ベースの図形のうちの、上記最小数の弦対応部分からなる図形の表示と、基準弦を示す表示と、検出された音高と基準音高とのズレ量の表示とが自動的に行なわれる。従って、初心者にとってもわかり易い表示であり、弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことができる。

0010

さらに、上記目的を達成する本発明のチューナのうちの第3のチューナは、音信号が入力される入力手段と、図形を表示する表示器と、操作者による操作に応じて相互に弦数の異なる複数の弦楽器のうちのいずれか1つの弦楽器を指定する楽器指定手段と、上記楽器指定手段により指定された弦楽器の各弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を上記表示器に表示させる第1の表示制御手段と、上記楽器指定手段により指定された弦楽器の、基準弦とする1本の弦を指定する弦指定手段と、上記表示器に表示される上記図形のうちの、上記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、上記表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段と、上記入力手段に入力された音信号の音高を検出する音高検出手段と、上記音高検出手段により検出された検出音高と上記基準弦に対応して定められている基準音高とを比較して、その検出音高の、その基準音高からのズレ量を求める音高比較手段と、上記音高比較手段により求められたズレ量を上記表示器に表示させる第3の表示制御手段とを備えたことを特徴とする。

0011

ここで、上記複数の弦楽器には、複数種類の弦楽器はもちろんのこと、例えば同じベースという種類である4,5,6弦ベースの場合等も含まれる。

0012

本発明の第3のチューナは、操作者の操作により指定された相互に弦数の異なる複数種類の弦楽器のうちのいずれか1つの弦楽器の各弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形の表示と、基準弦を示す表示と、検出された音高と基準音高とのズレ量の表示とを行なうものであるため、操作者は、複数の弦楽器のなかから所望の弦楽器を指定し、指定された弦楽器の、チューニングしたい弦、およびその弦の基準音高からのズレ量を視覚的に即座に知ることができる。従って、複数の弦楽器のうちの所望の弦楽器の弦のチューニングを容易に行なうことができる。

0013

ここで、本発明の第3のチューナにおける楽器指定手段が、ギターとベースとのうちのいずれか一方を指定するものであってもよい。

0014

また、本発明の第3のチューナにおける弦指定手段は、上記楽器指定手段により指定された弦楽器の弦を操作者の操作に応じて指定するものであってもよい。

0015

このように、弦楽器の弦を操作者の操作に応じて指定すると、チューニング前に所望の弦を指定することができる。

0016

さらに、本発明の第3のチューナにおける弦指定手段は、弦楽器の弦を音高検出手段により検出された検出音高に応じて指定するものであってもよい。

0017

このように、弦楽器の弦を音高検出手段により検出された検出音高に応じて指定すると、音信号が入力された時点で自動的に弦を指定することができる。

0018

また、本発明の第3のチューナにおける音高比較手段は、上記検出音高と上記楽器指定手段により指定された弦楽器に応じた基準音高とを比較するものであってもよい。

0019

例えば、同じ6弦の配列であってもギターと6弦ベースとでは音高が互いに異なる。そこで、このように、音高比較手段が、検出音高と楽器指定手段により指定された弦楽器に応じた基準音高とを比較するものであると、ギターとベースとで区別して基準音高を取り扱うことができる。

0020

また、上記各弦対応部分からなる図形は、弦そのものの図柄であってもよく、あるいは糸巻きの図柄であってもよい。

0021

さらに、指定弦を示す表示は、各弦対応部分からなる図形の近傍に、後述する実施形態のように三角形の弦アイコンで表示してもよい。

0022

また、上記図形上に、基準弦に対応した弦対応部分のみ他の弦対応部分とは異なる形状の図柄を表示するようにしてもよい。

0023

さらに、上記図形のうちの、基準弦に対応した弦対応部分を、点滅表示したりあるいは他の弦対応部分とは異なる色で表示したりする等、その図形の、基準弦に対応した弦対応部分の表示形態を変化させて表示してもよい。

0024

また、ユーザが楽器とその基準音高を定義し記憶可能とすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0025

以下、本発明の実施形態について説明する。

0026

図1は、本発明のチューナの一実施形態の回路構成を示したブロック図である。

0027

図1に示すチューナ100は、本発明の第1,第2,第3のチューナの構成が含まれたチューナであり、このチューナ100には、波形整形回路10と、表示器20と、AUTOスイッチ30と、MANUAL STRINGスイッチ40(以下、M・Sスイッチ40と略記する)と、CPU50とが備えられている。

0028

波形整形回路10は、音信号を入力し、入力された音信号の波形を整形して、CPU50に向けて出力する。

0029

表示器20は、詳細は後述するが、指板アイコン,弦アイコン,弦番号,指針等を表示する。

0030

AUTOスイッチ30は、チューナ100がオート・ギターモードにある場合に操作されると、そのチューナ100をオート・ベースモードに設定する。また、オート・ベースモードにある場合に操作されると、そのチューナ100をオート・ギターモードに設定する。さらに、マニュアル・ギターモードにある場合に操作されるとオート・ギターモードに設定する。また、マニュアル・ベースモードにある場合に操作されるとオート・ベースモードに設定する。

0031

M・Sスイッチ40は、チューナ100がオート・ギターモードにある場合に操作されると、そのチューナ100をマニュアル・ギターモードに設定し、さらに操作されるとギターの弦を指定する。また、オート・ベースモードにある場合に操作されると、マニュアル・ベースモードに設定し、さらに操作されるとベースの弦を指定する。尚、上記各モードの詳細については後述する。

0032

CPU50は、波形整形回路10からの音信号の音高を検出し、検出された検出音高とあらかじめ定められている基準音高とを比較して、その検出音高の、基準音高からのズレ量を求める。ここで、上記基準音高は、ギターおよびベースに関して、それぞれ、各基準弦毎に設定されている。また、CPU50は、求めたズレ量や指板アイコン等を表示器20に表示する。

0033

図2は、図1に示す表示器の、オートモードにおける画面の状態を示す図である。

0034

オートモードには、オート・ギターモードとオート・ベースモードとがある。オート・ギターモードにある状態では、表示器20には、図2の左側に示す画面が表示される。この表示器20には、指板アイコン表示部21と、その指板アイコン表示部21を挟んで左右に配置された弦アイコン表示部22および弦番号表示部23と、メータ表示部24とが備えられている。指板アイコン表示部21には、ギターの指板を表す6弦の指板アイコンが表示されている。尚、この時点では、弦アイコン表示部22、弦番号表示部23、およびメータ表示部24には、何も表示されない。また、表示器20の上部には、「GUITAR」,「AUTO」が表示されている。ここで、AUTOスイッチ30が押されると、オート・ベースモードに移行し、図2の右側に示す画面に切り換えられる。指板アイコン表示部21には、ベースの指板を表す4弦の指板アイコンが表示される。また、GUITARの文字がBASSの文字に置き換えられる。ここで、AUTOスイッチ30が再び押されると、オート・ギターモードに移行して、画面は再び図2の左側の状態に移行する。このように、AUTOスイッチ30が押される毎に、オート・ギターモードとオート・ベースモードとが切り換えられて、それらオート・ギターモード,オート・ベースモードに対応する画面が表示される。

0035

図3は、図1に示す表示器の、オート・ギターモードおよびオート・ベースモードにおけるチューニングが行なわれた表示例を示す図である。

0036

図3(a)には、オート・ギターモードの表示例が示されている。図3(a)に示す表示器20の指板アイコン表示部21には、ギターの指板を表す6弦の指板アイコンが表示されている。また、弦アイコン表示部22には、三角マークの弦アイコンが表示されている。この三角マークの弦アイコンは、6弦のうちの指定弦(第6弦)を指し示している。さらに、弦番号表示部23には、指定弦を示す番号‘6’が7セグメントで表示されている。また、メータ表示部24には、検出音高の、基準音高からのズレ量‘0’を示す指針24aが表示されている。尚、この指針24aは、検出音高の、基準音高からのズレ量がマイナスの場合は図3(a)の左側に振れ、検出音高の、基準音高からのズレ量がプラスの場合は図3(a)の右側に振れる。

0037

図3(b)には、4弦ベースのオート・ベースモードの表示例が示されている。図3(b)に示す指板アイコン表示部21には、4弦ベースの指板を表す4弦の指板アイコンが表示されている。また、弦アイコン表示部22には、指定弦(第4弦)を指し示す三角マークの弦アイコンが表示されている。さらに、弦番号表示部23には、指定弦を示す番号‘4’が表示されている。また、メータ表示部24には、検出音高の、基準音高からのズレ量‘0’を示す指針24aが表示されている。

0038

図3(c)には、5弦ベースのオート・ベースモードの表示例が示されている。図3(c)に示す指板アイコン表示部21には、5弦ベースの指板を表す5弦の指板アイコンが表示され、また弦アイコン表示部22には、5本目の弦であるLo−Bを指し示す三角マークの弦アイコンが表示されている。さらに、弦番号表示部23には、Lo−Bを示すbが表示されている。また、メータ表示部24には、検出音高の、基準音高からのズレ量‘0’を示す指針24aが表示されている。

0039

図3(d)には、6弦ベースのオート・ベースモードの表示例が示されている。この図3(d)に示す指板アイコン表示部21には、6弦ベースの指板を表す6弦の指板アイコンが表示され、また弦アイコン表示部22には、1本目の弦であるHi−Cを指し示す三角マークの弦アイコンが表示されている。さらに、弦番号表示部23には、Hi−Cを示すCが表示されている。また、メータ表示部24には、検出音高の、基準音高からのズレ量‘0’を示す指針24aが表示されている。

0040

次に、チューナ100の動作について説明する。

0041

先ず、マニュアルモードにおける動作について説明する。マニュアルモードには、マニュアル・ギターモードとマニュアル・ベースモードとがある。

0042

最初にマニュアル・ギターモードについて説明する。

0043

図4は、図1に示す表示器20の、マニュアル・ギターモードにおける表示状態を示す図である。

0044

オート・ギターモードの状態からM・Sスイッチ40が押されると、マニュアル・ギターモードに移行する。すると、電源投入後の初期状態においては表示器20の指板アイコン表示部21には、図4(a)に示すように、6本の弦数を表す指板アイコンが表示される。また、弦アイコン表示部22の、指板アイコンの第6弦に対応する位置に、弦アイコンが表示される。さらに、弦番号表示部23に、第6弦を示す番号‘6’が表示される。このように、最初の時点では、第6弦が指定されている。

0045

ここで、M・Sスイッチ40がさらに押されると、図4(b)に示すように、弦アイコン表示部22の、指板アイコンの第5弦に対応する位置に、弦アイコンが移動する。これにより、第5弦が指定される。また、弦番号表示部23に、第5弦を示す番号‘5’が表示される。

0046

以下同様にして、M・Sスイッチ40が押される毎に、図4(c)に示すように、弦アイコン表示部22の、指板アイコンの第4弦、第3弦、第2弦、第1弦、第6弦に対応する位置に、弦アイコンが順次移動することにより、第4弦、第3弦、第2弦、第1弦、第6弦が指定される。これに伴い、弦番号表示部23には、第4弦、第3弦、第2弦、第1弦、第6弦を示す番号‘4’、‘3’、‘2’、‘1’、‘6’が順次表示される。

0047

このようにして、M・Sスイッチ40で所望の弦を指定する。指定された指定弦を表すデータは、図示しない記憶手段に記憶される。記憶手段に記憶された指定弦を表すデータは、チューナ100の電源を切らない限り保持される。尚、指定弦を表すデータは、基準弦を表すデータにコピーされる。また、ギターの各弦に対応する基準音高があらかじめ設定されている。

0048

所望の弦が指定された後、チューナ100にギターの音信号が入力されると、チューナ100では、入力された音信号を波形整形回路10で波形整形し、波形整形された音信号の音高をCPU50で検出して、基準弦の基準音高と比較し、両者のずれ量を求め、±50セント以内にあれば、表示器20のメータ表示部24にそのずれ量を指針24aで表示する。±50セント以上の場合であって、入力音高が+50セント以上の場合は、+50セントの位置を指す。また、入力音高が−50セント以下の場合は、−50セントの位置を指す。操作者は、このズレ量が小さくなるように指定された弦のチューニングを行なう。図4(d)には、第6弦がチューニングされた場合の、ズレ量‘0’を示す指針24aが表示されている。

0049

次に、マニュアル・ベースモードについて説明する。

0050

図5は、図1に示す表示器の、マニュアル・ベースモードにおける表示状態を示す図である。

0051

オート・ベースモードの状態からM・Sスイッチ40が押されると、マニュアル・ベースモードに移行する。すると、電源投入後の初期状態においては表示器20の指板アイコン表示部21には、図5(a)に示すように、4本の弦数を表す指板アイコンが表示される。また、弦アイコン表示部22の、指板アイコンの第4弦に対応する位置に、弦アイコンが表示される。さらに、弦番号表示部23に、第4弦を示す番号‘4’が表示される。このように、最初の時点では、第4弦が指定されている。指板アイコンは、4本の弦数を表すアイコンであるため、操作者はギターモードでないことが容易に認識できる。

0052

以下、M・Sスイッチ40が押される毎に、図5(b)に示すように、弦アイコン表示部22の、指板アイコンの第3弦、第2弦、第1弦に対応する位置に、弦アイコンが順次移動することにより、第3弦、第2弦、第1弦が指定される。これに伴い、弦番号表示部23には、第3弦、第2弦、第1弦を示す番号‘3’、‘2’、‘1’が順次表示される。

0053

第1弦が指定されている状態でM・Sスイッチ40が押されると、図5(c)に示すように、指板アイコン表示部21には、4本の弦数を表す指板アイコンの上下に2本のアイコンが追加表示され、これにより6弦ベースに対応した6本の弦数を表す指板アイコンが表示される。追加表示された2本のアイコンのうち、上側のアイコンの位置に弦アイコンが表示されるとともに、弦番号表示部23に、Hi−Cを示す番号Cが表示される。Hi−Cの基準音高の弦を有するベースは一般に6弦ベースなので、Hi−Cの場合は、このように6本の弦表示が行なわれる。このHi−Cは、オクターブ3のド音である。

0054

さらに、M・Sスイッチ40が押されると、図5(d)に示すように、指板アイコン表示部21には、5弦ベースに対応した5本の弦数を表す指板アイコンが表示される。この5本の弦数を表す指板アイコンは、4弦ベースに対応した4本の弦数を表す指板アイコンの下側に1本のアイコンが追加されたものである。また、弦アイコン表示部22の、追加された1本のアイコンに対応する5本目の弦の位置に、弦アイコンが表示される。また、弦番号表示部23に、Lo−Bを示す番号bが表示される。この5本目の弦は、一般的に、オクターブ0のシの音である。

0055

さらに、M・Sスイッチ40が押されると、図5(e)に示す表示、即ち図5(a)に示す最初の状態に移行する。

0056

このようにして、M・Sスイッチ40で所望の指定弦を指定する。指定された指定弦を表すデータは、図示しない記憶手段に記憶される。記憶された指定弦を表すデータは、チューナ100の電源を切らない限り保持される。尚、指定弦を表すデータは、基準弦を表すデータにコピーされる。また、ベースの各弦に対応する基準音高があらかじめ設定されている。

0057

所望の弦が指定された後、チューナ100にベースの音信号が入力されると、チューナ100では、入力された音信号を波形整形回路10で波形整形し、波形整形された音信号の音高をCPU50で検出して、基準弦の基準音高と比較し、両者のズレ量を求め、±50セント以内にあれば、表示器20のメータ表示部24にそのズレ量を指針24aで表示する。±50セント以上の場合であって、入力音高が+50セント以上の場合は、+50セントの位置を指す。また、入力音高が−50セント以下の場合は、−50セントの位置を指す。操作者は、このズレ量が小さくなるようにチューニングを行なう。図5(f)には、第4弦がチューニングされた状態が示されている。

0058

このように、マニュアル・ベースモードでは、4弦ベースに加え、5弦ベース、6弦ベースに対応した指板アイコンの表示と、指定弦を指し示す弦アイコンの表示と、ズレ量の表示とが行なわれるため、初心者にもわかりやすい表示となっている。

0059

次に、オートモードにおける動作について説明する。オートモードには、前述したようにオート・ベースモードとオート・ギターモードとがある。

0060

先ず、オート・ベースモードについて説明する。

0061

図6は、図1に示す表示器の、オート・ベースモードにおける表示状態を示す図である。

0062

マニュアル・ベースモードの状態からAUTOスイッチ30が押されると、オート・ベースモードに移行する。オート・ベースモードでは、入力された音信号の音高を検出し、検出された音高が第4弦の基準音高に最も近い音高の場合はその第4弦を基準弦とし、図6(a)に示すように、表示器20に、4弦ベースに対応した4本の弦数を表す指板アイコンと、その指板アイコンの、第4弦に対応する位置に弦アイコンを表示する。また、弦番号も表示する。さらに、検出された音高の、第4弦の基準音高からのズレ量を求め、±50セント以内にあれば、表示器20のメータ表示部24にそのズレ量を指針24aで表示する。±50セント以上の場合であって、入力音高が+50セント以上の場合は、+50セントの位置を指す。また、入力音高が−50セント以下の場合は、−50セントの位置を指す。操作者は、ズレ量が小さくなるように第4弦をチューニングする。以下同様にして、入力された音信号の音高が、それぞれ、第3弦,第2弦,第1弦の基準音高に最も近い音高の場合は、図6(b),図6(c),図6(d)に示すように、4弦ベースに対応した4本の弦数を表す指板アイコンに加え、その指板アイコンの、第3弦,第2弦,第1弦に対応する位置に弦アイコンを表示するとともに弦番号‘3’,‘2’,‘1’を表示し、さらにズレ量も表示する。

0063

ここで、入力された音信号の音高が、4本の弦の基準音高以外の、6本目の弦であるHi−Cの基準音高に最も近い音高の場合は、Hi−Cを基準弦とし、図6(e)に示すように、6弦ベースに対応した6本の弦数を表す指板アイコンと、その指板アイコンの、Hi−Cの弦に対応する位置を指し示す弦アイコンと、Hi−Cを示すCと、ズレ量とを表示する。

0064

また、入力された音信号の音高がLo−Bの基準音高に最も近い音高の場合はLo−Bを基準弦とし、図6(f)に示すように、5弦ベースに対応した5本の弦数を表す指板アイコンと、その指板アイコンの、Lo−Bの弦に対応する位置を指し示す弦アイコンと、Lo−Bを示すbと、ズレ量とを表示する。

0065

このようにすることにより、4弦ベース、5弦ベース、6弦ベースのいずれにも、このチューナ100を使用することができ、また操作者が弦の指定を行なわなくても自動で基準音高からのズレ量がわかる。

0066

次に、オート・ギターモードについて説明する。

0067

図7は、図1に示す表示器の、オート・ギターモードにおける表示状態を示す図である。

0068

マニュアル・ギターモードの状態からAUTOスイッチ30が押されると、オート・ギターモードに移行する。オート・ギターモードでは、入力された音信号の音高を検出し、検出された音高が第6弦の基準音高に最も近い音高の場合は、第6弦を基準弦とし、図7(a)に示すように、表示器20に、ギターに対応した6本の弦数を表す指板アイコンと、その指板アイコンの、第6弦に対応する位置を指し示す弦アイコンと、弦番号‘6’と、第6弦の基準音高と検出された音高とのズレ量を表示する。以下、同様にして、入力された音信号の音高が、それぞれ、第5弦,第4弦,第3弦,第2弦,第1弦の基準音高に最も近い音高の場合、図7(b),図7(c),図7(d),図7(e),図7(f)に示すように、6本の弦数を表す指板アイコンに加え、その指板アイコンの、第5弦,第4弦,第3弦,第2弦,第1弦に対応する位置に弦アイコンを表示するとともに弦番号‘5’,‘4’,‘3’,‘2’,‘1’を表示し、さらにズレ量を表示する。このようにすることにより、操作者がギターの弦の指定を行なわなくても自動で基準音高からのズレ量がわかる。

0069

図8は、図1に示すチューナのAUTOスイッチもしくはM・Sスイッチが操作された場合に起動される表示処理ルーチンフローチャートである。

0070

AUTOスイッチ30もしくはM・Sスイッチ40のいずれかの操作子が操作されると、先ず、ステップS11において、AUTOスイッチ30もしくはM・Sスイッチ40のいずれの操作子が操作されたかが判定される。AUTOスイッチ30が操作されたと判定された場合は、ステップS12に進む。ステップS12では、現在のモードがオートモード(A)かマニュアルモード(M)かが判定される。オートモード(A)であると判定された場合はステップS13に進み、ギターモード(G)かベースモード(B)かを示すGBレジスタ反転させてステップS16に進む。これにより、現在のモードがギターモード(G)の場合はベースモード(B)となり、これとは逆に現在のモードがベースモード(B)の場合はギターモード(G)となる。一方、ステップS12において、現在のモードがマニュアルモードであると判定された場合は、ステップS14に進む。ステップS14では、オートモード(A)かマニュアルモード(M)かを示すAMフラグをオートモード(A)にセットしてステップS15に進む。ステップS15では、表示器20の、このルーチンで前回表示されている弦アイコンと弦番号を消去してステップS16に進む。

0071

ステップS16では、ギターモード(G)かベースモード(B)かが判定される。ギターモード(G)であると判定された場合はステップS17に進み、6弦分の指板アイコン、「GUITAR」,「AUTO」を表示してこのルーチンを終了する。一方、ベースモード(B)であると判定された場合はステップS18に進み、4弦分の指板アイコン、「BASS」,「AUTO」を表示してこのルーチンを終了する。このようにして、前述した図2に示すオートモードの画面を表示する。

0072

一方、ステップS11において、M・Sスイッチ40が操作されたと判定された場合は、ステップS19に進む。ステップS19では、ギターモード(G)かベースモード(B)かが判定される。ギターモード(G)であると判定された場合はステップS20に進む。ステップS20では、現在のモードがオートモード(A)かマニュアルモード(M)かが判定される。オートモード(A)であると判定された場合はステップS21に進み、AMフラグをマニュアルモード(M)にセットしてステップS23に進む。一方、ステップS20においてマニュアルモード(M)であると判定された場合はステップS22に進み、指定弦が第6弦である場合は第5弦にずらすというようにギターモード用の指定弦を小さい番号の弦の方に1つずらす。尚、指定弦が第1弦である場合は第6弦にずらす。

0073

次に、ステップS23に進む。ステップS23では、ギターモード用の指定弦を基準弦にコピーする。これにより、ギター用基準ピッチがコピーされることとなる。ステップS24では、表示器20に弦アイコンと弦番号を表示してステップS25に進む。ステップS25では、6弦分の指板アイコンを表示してこのルーチンを終了する。

0074

一方、ステップS19において、ベースモード(B)であると判定された場合はステップS26に進み、現在のモードがオートモード(A)かマニュアルモード(M)かが判定される。オートモード(A)であると判定された場合はステップS27に進み、AMフラグをマニュアルモード(M)にセットしてステップS28に進む。一方、ステップS26においてマニュアルモード(M)であると判定された場合はステップS29に進み、指定弦が第4弦である場合は第3弦にずらすというようにベースモード用の指定弦を小さい番号の弦の方に1つずらす。尚、指定弦が第1弦である場合はHi−Cの弦に、またHi−Cの弦である場合はLo−Bの弦にずらす。また、指定弦がLo−Bの弦である場合は第4弦にずらす。

0075

ステップS28では、ベース用の指定弦を基準弦にコピーすることにより、そのベース用の指定弦に対応して定められているベース用の基準音高を得、ステップS30に進む。ステップS30では、基準弦に基づいて表示器20に弦アイコンと弦番号を表示してステップS31に進む。ステップS31では、基準弦が、Lo−Bの弦か、あるいは第4から第1の弦か、あるいはHi−Cの弦かが判定される。Lo−Bの弦であると判定された場合はステップS32に進み、Lo−Bを含む5弦分の指板アイコンを表示してこのルーチンを終了する。また、第4から第1までの弦であると判定された場合はステップS33に進み、4弦分の指板アイコンを表示してこのルーチンを終了する。また、Hi−Cの弦であると判定された場合はステップS34に進み、Hi−Cを含む6弦分の指板アイコンを表示してこのルーチンを終了する。

0076

図9は、検出音高と基準音高とのズレ量を表示器に表示させるためのルーチンのフローチャートである。

0077

このルーチンは、図示しないタイマにより所定時間毎に起動される。

0078

先ず、ステップS111において、音信号が現在入力されているか否かにかかわらず音信号の音高(以下、ピッチ記述する)の検出動作を行なう。次に、ステップS112において、現在のモードがオートモード(A)かマニュアルモード(M)かが判定される。オートモード(A)であると判定された場合はステップS113に進む。ステップS113では、ピッチが検出されたか否かが判定される。ピッチが検出されたと判定された場合はステップS114に進む。

0079

ステップS114では、ギターモード(G)かベースモード(B)かが判定される。ギターモード(G)であると判定された場合はステップS115に進み、ギターモード(G)の弦の並びに応じて基準弦を設定する。即ち、ギター用として各弦に対応して設定されている基準音高のうち、検出されたピッチに最も近い基準音高を持つ弦を基準弦とする。この選択された基準弦のピッチを、基準ピッチ(後述するステップS124参照)とする。次にステップS116に進む。ステップS116では、基準弦に基づいて表示器20に弦アイコンと弦番号を表示する。さらに、ステップS117において6弦分の指板アイコンを表示して、後述するステップS124に進む。

0080

一方、ステップS114において、ベースモード(B)であると判定された場合はステップS118に進み、ベースモード(B)の弦の並びに応じて基準弦を設定する。即ち、ベース用として各弦に対応して設定されている基準音高のうち、検出されたピッチに最も近い基準音高を持つ弦を基準弦とする。この選択された基準弦のピッチを、基準ピッチ(後述するステップS124参照)とする。次にステップS119に進む。ステップS119では、基準弦に基づいて表示器20に弦アイコンと弦番号を表示する。さらに、ステップS120において、基準弦が、Lo−Bの弦か、あるいは第4から第1までの弦か、あるいはHi−Cの弦かが判定される。Lo−Bの弦であると判定された場合はステップS121に進み、最小数となるLo−Bを含む5弦分の指板アイコンを表示部してステップS124に進む。また、第4から第1までの弦であると判定された場合はステップS122に進み、最小数となる4弦分の指板アイコンを表示部してステップS124に進む。また、Hi−Cの弦であると判定された場合はステップS123に進み、最小数となるHi−Cを含む6弦分の指板アイコンを表示してステップS124に進む。また、前述のステップS112において、現在のモードがマニュアルモード(M)であると判定された場合はステップS124に進む。

0081

ステップS124では、基準弦の基準ピッチと検出されたピッチの差(ズレ量)を、表示器20のメータ表示部24に指針21aで表示してこのルーチンを終了する。

0082

また、ステップS113において、ピッチが検出されていないと判定された場合は、ステップS125に進み、表示器20の弦アイコンと弦番号を消去してステップS126に進む。

0083

ステップS126では、ギターモード(G)かベースモード(B)かが判定される。ベースモード(B)であると判定された場合はステップS127に進み、4弦分の指板アイコンを表示する。ベースモード(B)では、指板アイコンの表示は4弦用,5弦用,6弦用と3通りあるが、最小数の4弦用の指板アイコンを表示してステップS129に進む。一方、ギターモード(G)であると判定された場合はステップS128に進み、6弦分の指板アイコンを表示してステップS129に進む。

0084

ステップS129では、表示器20のメータ表示部24の指針24aを消去してこのルーチンを終了する。

0085

ここで、図8図9に示す各ステップと、本発明の第1,第2,第3のチューナの構成との対応関係について説明する。

0086

図8に示す、M・Sスイッチ40によりマニュアル・ギターモードが指定された場合に6弦分の指板アイコンを表示するステップS25、およびM・Sスイッチ40によりマニュアル・ベースモードが指定された場合に5弦,4弦,6弦分の指板アイコンを表示するステップS32〜S34が、本発明の第1のチューナの、弦数指定手段により指定された本数分の弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を表示器に表示させる第1の表示制御手段に相当する。

0087

また、M・Sスイッチ40によりマニュアル・ギターモードが指定された場合にギター用の基準弦(指定弦)を示す弦アイコン,弦番号を表示するステップS24、およびM・Sスイッチ40によりマニュアル・ベースモードが指定された場合にベース用の基準弦(指定弦)を示す弦アイコン,弦番号を表示するステップS30が、本発明の第1のチューナの、表示器に表示される図形のうちの、弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段に相当する。

0088

さらに、図9に示す、ピッチ検出を行なうステップS111が、本発明の第1,第2,第3のチューナの音高検出手段に相当する。また、基準弦の基準ピッチと検出されたピッチの差を比較して針表示するステップS124が、本発明の第1,第2,第3のチューナの音高比較手段および第3の表示制御手段に相当する。

0089

また、4弦,5弦,6弦分の指板アイコンのうちの基準弦の指板アイコンを表示するステップS120乃至S123が、本発明の第2のチューナの、複数の弦それぞれに対応する各弦対応部分からなる、弦の本数が相互に異なる複数の図形のうちの、弦指定手段により指定された弦に対応した弦対応部分を含む中で最小数の弦対応部分からなる図形を表示器に表示する第1の表示制御手段に相当する。

0090

さらに、オート・ベースモードにおける弦アイコンと弦番号を表示するステップS119が、本発明の第2のチューナの、上記第1の表示制御手段により表示器に表示された図形のうちの、上記弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段に対応する。

0091

また、図8に示す、AUTOスイッチ30により指定されたオート・ギターモード,オート・ベースモードにおける指板アイコンを表示するステップS17,S18、および図9に示すステップS117,S120〜S123が、本発明の第3のチューナの、楽器指定手段により指定された弦楽器の各弦それぞれに対応した各弦対応部分からなる図形を表示器に表示させる第1の表示制御手段に対応する。また、図8に示す、M・Sスイッチ40により指定されたマニュアル・ギターモード,マニュアル・ベースモードにおける6弦分の指板アイコンを表示するステップS25,ステップS31〜S34も、本発明の第3のチューナの第1の表示制御手段に対応する。

0092

さらに、マニュアル・ギターモード,マニュアル・ベースモードにおける弦アイコンと弦番号を表示するステップS24,S30が、本発明の第3のチューナの、表示器に表示された上記図形のうちの、弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段に対応する。

0093

また、オート・ギターモード,オート・ベースモードにおける弦アイコンと弦番号を表示するステップS116,S119が、本発明の第3のチューナの、表示器に表示された上記図形のうちの、弦指定手段により指定された基準弦に対応した弦対応部分に対応させて、表示器に、その基準弦を示す表示を行なう第2の表示制御手段に対応する。

0094

尚、本実施形態では、オートモードとマニュアルモードとの双方のモードを備えた例で説明したが、マニュアルモードのみとし、マニュアル・ギターモードとマニュアル・ベースモードの切り換えを行なうのみでもよい。また、マニュアル・ベースモードのみを有し、4弦ベース、5弦ベース、6弦ベースの切り換えを行なうのみでもよい。

0095

また、本実施形態では、基準弦に基づいて、対応する弦アイコンと弦番号を表示したが、これに加えて、基準弦に対応する音名とオクターブも表示するようにしてもよい。

0096

さらに、本実施形態では、オートモード、マニュアルモードのいずれのモードにおいても、選択した楽器(ギター/ベース)に対応して基準音高を決定したが、これに加えて、オートモードの場合には、楽器を選択することなく、入力された音信号の音高に最寄りの音名の音高を基準音高としたり、あるいは、マニュアルモードの場合には、楽器を選択することなく、任意の音名を指定することにより基準音高を決定するようにしてもよい。すなわち、本実施形態に開示された動作と、いわゆるクロマチックチューナの動作を切り替えられるようにしてもよい。

0097

また、本実施形態では、チューニング対象の楽器としてギターとベースを取り上げ、選択された楽器に対応する基準音高に基づいてチューニングの表示を行なうようにしたが、これら以外の楽器、例えば、ウクレレ大正琴バンジョー三味線バイオリン等に対応してそれぞれ基準音高を設定しておき、選択された楽器に対応する基準音高に基づいてチューニングの表示を行なうようにしてもよい。

0098

さらに、本実施形態では、あらかじめ設定されている楽器に対応する基準音高に基づいてチューニングの表示を行なうようにしたが、これに加えて、ユーザが基準音高を任意に設定し、チューニング対象の楽器として記憶させるようにしてもよい。この場合、あらかじめ設定されている楽器およびユーザが設定した楽器の中から、ユーザがいずれの楽器を選択したときに、その選択された楽器に対応して記憶されている基準音高に基づいてチューニングの表示を行なうようにしてもよい。

発明の効果

0099

以上説明したように、本発明によれば、弦数の異なる弦楽器それぞれにわたり、チューニングを容易に行なうことのできるチューナを提供することができる。

図面の簡単な説明

0100

図1本発明のチューナの一実施形態の回路構成を示したブロック図である。
図2図1に示す表示器の、オートモードにおける画面の状態を示す図である。
図3図1に示す表示器の、オート・ギターモードおよびオート・ベースモードにおけるチューニングが行なわれた表示例を示す図である。
図4図1に示す表示器20の、マニュアル・ギターモードにおける表示状態を示す図である。
図5図1に示す表示器の、マニュアル・ベースモードにおける表示状態を示す図である。
図6図1に示す表示器の、オート・ベースモードにおける表示状態を示す図である。
図7図1に示す表示器の、オート・ギターモードにおける表示状態を示す図である。
図8図1に示すチューナのAUTOスイッチもしくはM・Sスイッチが操作された場合に起動される表示処理ルーチンのフローチャートである。
図9検出音高と基準音高とのズレ量を表示器に表示させるためのルーチンのフローチャートである。

--

0101

10波形整形回路
20表示器
21指板アイコン表示部
22 弦アイコン表示部
23 弦番号表示部
24メータ表示部
24a指針
30AUTOスイッチ
40MANUAL STRINGスイッチ(M・Sスイッチ)
50 CPU
100 チューナ

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