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技術 キャップ

出願人 ヱスビー食品株式会社株式会社ニフコ
発明者 高橋和良高山正樹丸山裕和尾島由起夫寺島仁
出願日 2000年1月21日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2000-012895
公開日 2001年7月31日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2001-206414
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋
主要キーワード 隔壁部側 補助壁 閉塞栓 略階段状 キャップ後 液体付着 摺接状態 ラー油
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年7月31日)のものです。
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図面 (11)

課題

注出口近傍に残留した容器内の液体閉蓋時の衝撃等によって押圧部に付着することを防止したキャップを得る。

解決手段

キャップ10は、キャップ本体16の上面に設けられた注出口28と押圧部30との間に隔壁部40が立設しており、キャップ本体16にヒンジ32によって連結された蓋34の内側には、蓋34を閉じたときに隔壁部40の壁面に摺接する補助壁部42が設けられている。これにより、注出口28近傍の残留液が閉蓋時の衝撃により押圧部30方向に飛散しても、その飛散滴は隔壁部40及び補助壁部42によって遮られる。

概要

背景

従来、ラー油等の液体調味料充填された容器の口部に嵌められるキャップは、不使用時に注出口を塞いでおくための蓋を備えている。このようなキャップは一般に軟質合成樹脂製とされ、蓋を開けたとき、キャップ本体から外された蓋は弾性変形可能なヒンジに支持されて紛失等しないようになっている。また蓋を閉じるときは、ヒンジの変形に倣わせて蓋をキャップ本体上面に被せられるために操作性も良好である。

図10(A)、(B)に示す特開平9−175557号公報の例では、容器120の口部122に取付けられたキャップ100は、上部に注出口102及び押圧部103が設けられた筒体のキャップ本体104と、キャップ本体104に薄肉のヒンジ106によって連結された蓋108とで構成されている。

またここでは、容器120の口部122上端に、プルリング124付きの閉塞栓126も取付けられているが、使用前にキャップ100を容器120から一旦取り外し、プルリング124を引上げて閉塞栓126を取り除くことによって、口部122を開放できるようになっている。

また、ヒンジ106を介してキャップ本体104に被せた蓋108を完全に閉じるには、蓋108の周縁部108A内側をキャップ本体104の上面に形成された蓋係合段部104Aに嵌合させるよう押し込むことで、蓋108をキャップ本体104にロックできるようになっており、これによって、キャップ本体104の上面はほぼ密閉され、同時に注出口102も塞がれて、調味料漏れ出しや異物進入などが防止されている。

概要

注出口近傍に残留した容器内の液体閉蓋時の衝撃等によって押圧部に付着することを防止したキャップを得る。

キャップ10は、キャップ本体16の上面に設けられた注出口28と押圧部30との間に隔壁部40が立設しており、キャップ本体16にヒンジ32によって連結された蓋34の内側には、蓋34を閉じたときに隔壁部40の壁面に摺接する補助壁部42が設けられている。これにより、注出口28近傍の残留液が閉蓋時の衝撃により押圧部30方向に飛散しても、その飛散滴は隔壁部40及び補助壁部42によって遮られる。

目的

本発明は上記事実を考慮して、注出口近傍に残留した容器内の液体が閉蓋時の衝撃等によって押圧部に付着することを防止したキャップを提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
2件

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請求項1

容器の口部に取付けられ口部を密封する本体部と、前記本体部の上面に設けられ、押圧されると弾性変形し前記容器内の液体加圧する押圧部と、前記押圧部の側面に設けられ、前記加圧された前記液体を注出する注出口と、前記押圧部と前記注出口とを仕切隔壁部と、前記注出口とともに前記本体部の上面を覆う蓋部と、前記蓋部の内側に設けられ、蓋部が前記本体部の上面を覆った状態で前記隔壁部の壁面に摺接する補助壁部と、を有することを特徴とするキャップ

請求項2

前記蓋部を前記本体部に開閉可能に連結するヒンジ部を有し、前記隔壁部及び前記補助壁部は、前記蓋部の開閉方向に沿って立設されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。

請求項3

前記隔壁部は、前記本体部の上面を横断するよう形成され、前記補助壁部は、前記蓋部の内側を横断するよう形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャップ。

請求項4

容器の口部に取付けられ口部を密封する本体部と、前記本体部の上面に設けられ、押圧されると弾性変形し前記容器内の液体を加圧する押圧部と、前記押圧部の側面に設けられ、前記加圧された前記液体を注出する注出口と、前記注出口とともに前記本体部の上面を覆う蓋部と、前記本体部の上面又は前記蓋部の内側の何れか一方に設けられ、蓋部が本体部の上面を覆った状態で前記押圧部と前記注出口とを仕切る隔壁部と、を有することを特徴とするキャップ。

請求項5

前記本体部は、前記隔壁部の前記注出口側に溝部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のキャップ。

技術分野

0001

本発明は、容器の口部に取付けられるキャップに関する。

背景技術

0002

従来、ラー油等の液体調味料充填された容器の口部に嵌められるキャップは、不使用時に注出口を塞いでおくための蓋を備えている。このようなキャップは一般に軟質合成樹脂製とされ、蓋を開けたとき、キャップ本体から外された蓋は弾性変形可能なヒンジに支持されて紛失等しないようになっている。また蓋を閉じるときは、ヒンジの変形に倣わせて蓋をキャップ本体上面に被せられるために操作性も良好である。

0003

図10(A)、(B)に示す特開平9−175557号公報の例では、容器120の口部122に取付けられたキャップ100は、上部に注出口102及び押圧部103が設けられた筒体のキャップ本体104と、キャップ本体104に薄肉のヒンジ106によって連結された蓋108とで構成されている。

0004

またここでは、容器120の口部122上端に、プルリング124付きの閉塞栓126も取付けられているが、使用前にキャップ100を容器120から一旦取り外し、プルリング124を引上げて閉塞栓126を取り除くことによって、口部122を開放できるようになっている。

0005

また、ヒンジ106を介してキャップ本体104に被せた蓋108を完全に閉じるには、蓋108の周縁部108A内側をキャップ本体104の上面に形成された蓋係合段部104Aに嵌合させるよう押し込むことで、蓋108をキャップ本体104にロックできるようになっており、これによって、キャップ本体104の上面はほぼ密閉され、同時に注出口102も塞がれて、調味料漏れ出しや異物進入などが防止されている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記のキャップ100では、調味料の注出後に、キャップ本体104に蓋108を被せる、あるいは、押し込んでロックするときの衝撃により、注出口102近傍に残った調味料が飛散して、押圧部103等に付着する可能性が高い。また飛散しないまでも、容器内の調味料を攪拌する際の振動等によって、残った調味料が注出口102付近からキャップ本体104上部を流動し、押圧部103に回り込んで押圧部103を汚してしまう恐れもある。

0007

このため、押圧部103の操作時に指が汚れたり、押圧部103に付着した調味料を拭取る手間が生じる問題がある。

0008

本発明は上記事実を考慮して、注出口近傍に残留した容器内の液体閉蓋時の衝撃等によって押圧部に付着することを防止したキャップを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

請求項1に記載の発明は、容器の口部に取付けられ口部を密封する本体部と、前記本体部の上面に設けられ、押圧されると弾性変形し前記容器内の液体を加圧する押圧部と、前記押圧部の側面に設けられ、前記加圧された前記液体を注出する注出口と、前記押圧部と前記注出口とを仕切隔壁部と、前記注出口とともに前記本体部の上面を覆う蓋部と、前記蓋部の内側に設けられ、蓋部が前記本体部の上面を覆った状態で前記隔壁部の壁面に摺接する補助壁部と、を有することを特徴としている。

0010

請求項1の発明では、注出口とともに本体部の上面を覆うための蓋部を閉めると、蓋部の内側に設けられた補助壁部が押圧部と注出口とを仕切る隔壁部の壁面に摺接し、蓋部によって覆われた本体部の上部空間は、押圧部側と注出口側とに分割される。

0011

このため、液体注出後に注出口付近に残った残留液が閉蓋時の衝撃等により飛散しても、その飛散滴は隔壁部及び補助壁部に遮断されて注出口側の空間内に留まる。また、容器内の液体を攪拌するために容器を振った場合でも、注出口付近から押圧部へ流れ込む残留液が隔壁部と補助壁部とによって塞き止められる。

0012

これにより、押圧部への液体付着は防止され、押圧部が液体によって汚れることはない。

0013

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャップにおいて、前記蓋部を前記本体部に開閉可能に連結するヒンジ部を有し、前記隔壁部及び前記補助壁部は、前記蓋部の開閉方向に沿って立設されていることを特徴としている。

0014

請求項2に記載の発明では、本体部にヒンジ部によって連結された蓋部を開閉する際、補助壁部は、ヒンジ部を支点として開閉する蓋部の動作方向に沿って移動し、同様に蓋部の開閉方向に沿って設けらた隔壁部に摺接、あるいは摺接状態から離間する。これにより、隔壁部と補助壁部との摩擦抵抗が低減され、蓋部を開閉する動作の妨げとなることはない。さらに隔壁部と補助壁部の密着性も良好に保たれる。

0015

また、例えば、上記のヒンジ部を有し、さらに蓋部を弾性部材等の付勢手段によって本体部側に付勢する構造のキャップにおいても、蓋部の開閉がスムーズに行える。さらに、付勢手段による蓋部への付勢力によって閉蓋時の衝撃が大きくなり、液体が激しく飛び散っても、補助壁部が隔壁部側面に摺接していることで、注出口付近から押圧部方向へ飛翔する液滴の押圧部側空間内への進入は確実に阻止される。

0016

請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のキャップにおいて、前記隔壁部は、前記本体部の上面を横断するよう形成され、前記補助壁部は、前記蓋部の内側を横断するよう形成されていることを特徴としている。

0017

請求項3に記載の発明では、本体部の上面を横断するように形成された隔壁部に、蓋部の内側を横断するように形成された補助壁部が摺接するため、隔壁部の壁面と補助壁部の接触幅面積)が大きくされる。

0018

これは、蓋がられるなどしてヒンジ部に負荷が掛かるような場合、隔壁部と補助壁部の接触部分がその捻り力(回転モーメント)への抵抗部として機能することになるが、接触幅を大きくすることによって捻り力に対する大きな抵抗力が得られる。これにより、ヒンジ部に掛かる負荷が大幅に低減され、ヒンジ部の破損等を防止できる。

0019

請求項4に記載の発明は、容器の口部に取付けられ口部を密封する本体部と、前記本体部の上面に設けられ、押圧されると弾性変形し前記容器内の液体を加圧する押圧部と、前記押圧部の側面に設けられ、前記加圧された前記液体を注出する注出口と、前記注出口とともに前記本体部の上面を覆う蓋部と、前記本体部の上面又は前記蓋部の内側の何れか一方に設けられ、蓋部が本体部の上面を覆った状態で前記押圧部と前記注出口とを仕切る隔壁部と、を有することを特徴としている。

0020

請求項4に記載の発明では、蓋部で本体部の上面を覆ったときに押圧部と注出口とに仕切る、すなわち、蓋部によって覆われた本体部の上部空間を押圧部側と注出口側とに分割するための隔壁部を、本体部の上面、あるいは、蓋部の内側の何れか一方に設けており、このように、単独の隔壁部による簡単な構成であっても、閉蓋時の衝撃によって飛び散る飛散滴等から押圧部を遮蔽することができる。

0021

請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のキャップにおいて、前記本体部は、前記隔壁部の前記注出口側に溝部が設けられていることを特徴としている。

0022

請求項5に記載の発明では、注出口付近に残留した液体が本体部上面を伝って下方へ流れると、隔壁部の注出口側に設けられた溝部に入り込んで貯溜される。これにより、蓋部を閉じたときに残留液が本体部と蓋部に挟まれてキャップ周囲へ飛散することを防止できる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0024

[第1の実施形態]図1図8には、本発明の第1の実施形態に係るキャップが示されている。キャップ10は合成樹脂からなる成型品であり、容器12の口部14(図2)に取付けられる筒状のキャップ本体16を備えている。このキャップ本体16の内周面には、雌溝18が形成されており、口部14に形成された雄溝20と螺合して、口部14を密封している。

0025

キャップ本体16の上面には、外周部に掛り部22を残して蓋係合段部24が凸設しており、蓋係合段部24の中央には筒部26が形成されている。この筒部26からはノズル状の注出口28が斜め上方へ突出して、筒部26の上部には押圧部30が設けられている。

0026

また、この注出口28と押圧部30との間には、後述する隔壁部40が蓋係合段部24の上面から立設しており、掛り部22の注出口28側には、キャップ本体16の周方向に沿った溝部23が2個形成されている。

0027

押圧部30は、側方から断面視した図3に示すように、注出口28の基部側に繋がる先端部分30Aが筒部26よりも薄肉に形成されている。この先端部分30Aは、注出口28の基部側が最も薄く(最薄部O)、そこから徐々に肉厚を厚くするテーパー状とされて、所定の肉厚で略円筒形状とされたボタン部30Bに繋がっている。

0028

また筒部26に繋がっている押圧部30の後端部分30Cは、断面視にて略階段状(略Z字状)とされた段形状とされており、この段形状部分全域も筒部26及びボタン部30Bより相対的に薄肉とされている。

0029

これにより、ボタン部30Bを図中矢印P方向へ押すと、図4に示すように、押圧部30は先端部分30Aの最薄部Oを支点として段形状の後端部分30Cが図示のように屈曲変形し、後方側が下方へと沈み込む。この押圧部30の変形によって容器内部は加圧され、このときに注出口28を下方へ向けて容器を傾けておけば、キャップ10側へ移動した調味料が注出口28から注出される。

0030

そしてボタン部30Bへの押圧力を弱めると、押圧部30は後端部分30Cの弾性力により元の状態に復帰して(図3)、次の注出操作が可能となる。またこのときは、注出口28内に溜まった調味料が容器12内に吸い戻されるため液だれし難い。

0031

また、本実施形態の押圧部30は、上述したように後方側を下方へ沈み込ませる構成であるため、動作がボタン部30Bを押す指先動きフィットして、操作性が良く、後端部分30Cを薄肉の段形状としていることで、屈曲性復元性も良好である。さらに、段形状としたことで押圧部30の変位量が大きくでき、1回の押圧操作による調味料の注出量を多くできるため、適量を数回の注出操作によって得るラー油において好適である。なお、ここでのボタン部30Bは大径とされて、指で押し易くなっている。

0032

一方、注出口28の突出側を正面としたキャップ本体16の側端部には、薄肉とされて弾性変形が可能な一対のヒンジ32が所定間隔を置いて形成されており(図5参照)、ヒンジ32間には、後述する弾性片38が設けられている。このヒンジ32に円盤状の蓋34が連結されて、ヒンジ32はこの蓋34の外側に配置されており、これによって蓋34は、図6、あるいは図7に示すように、ヒンジ32を介してキャップ本体16の上面を開放(図中実線)及び閉塞図7二点鎖線)できるようになっている。

0033

また蓋34は、内径が蓋係合段部24の径寸法より少し小さく形成されて、閉塞時に蓋係合段部24に押し込んで嵌合させてロックできるようになっており、ヒンジ32と対向する蓋外周縁には、開閉操作時に指を引っ掛けるための鍔部36が突設されている。

0034

この蓋34とキャップ本体16とには、蓋34及びキャップ本体16の一部(ヒンジ32の間)を切り抜いて形成された前述の弾性片38が架設されている。弾性片38は、薄板状で長手方向(蓋34の開閉方向)の略中間部が略直角に屈曲し、蓋34の開閉動作に伴って両端が引き離され(または戻され)て弾性変形する構造であり、これによって、蓋34に付勢力を生じさせるようになっている。

0035

そしてここでは、蓋34の動作範囲のほぼ中間点が、弾性片38の両端が引き離されて変形量が最も大きくなるところで、その中間点を境とした両方向への移動では弾性片38両端が徐々に戻されるようになっている。したがって、蓋34は、開いた状態ではその位置に保持され(図8実線位置)、キャップ本体16に被せられた状態では(図8の二点鎖線位置)キャップ本体16側へ付勢される構成である。

0036

さらに蓋34内側の前方寄り(注出口28側)には、蓋34がキャップ本体16の上面を覆った状態で、前述した隔壁部40の壁面に摺接する補助壁部42が立設している。

0037

まず、キャップ本体16側の隔壁部40から説明すると、隔壁部40は、ヒンジ32を介して動作する蓋34の開閉方向に沿った向きで形成され、且つ、キャップ本体16の上面を横断して両側端部が蓋係合段部24の外周にほぼ達する幅寸法とされており、蓋34を完全に閉じた状態で、蓋34内面との間に少し隙間ができる高さ寸法となっている。

0038

一方、蓋34に設けられた補助壁部42は、蓋34の開閉方向に沿った向きに、すなわち、隔壁部40に対して平行で、蓋34が閉じた状態で、隔壁部40の押圧部30側の壁面に摺接する位置に形成されており、蓋34の内側を横断して両側端部が蓋34の周壁に繋がっている。そして幅方向中央には、蓋34を閉じたときに補助壁部42上面が筒部26に当たらないようにする逃げとしての矩形状の切欠き44が形成されて、この切欠き44の両側に位置する壁部の高さは、蓋34を完全に閉じた状態で、蓋係合段部24との間に少し隙間ができる寸法とされている。

0039

次に、本実施の形態に係るキャップ10の作用を説明する。

0040

図7に示すように、キャップ10の蓋34を、キャップ本体16の蓋係合段部24に嵌合させて完全に閉めると、蓋34の周縁部34Aが掛り部22に当接してキャップ本体16上面はほぼ密閉された状態となり、注出口28は蓋34の壁面34Bに塞がれて、液漏れが防止される。

0041

そしてこの状態では、蓋34の内側に設けられた補助壁部42がキャップ本体16の上面に立設する隔壁部40の押圧部30側の壁面に摺接しているため、注出口28先端部は壁面34Bに密着して確実にシールされる。

0042

また、蓋34によって覆われたキャップ本体16の上部空間は、隔壁部40及び補助壁部42により押圧部30側と注出口28側とに分割される。ここで、調味料の注出後に注出口28の先端近傍に残った残留液が閉蓋時の衝撃等によって押圧部30方向へ飛び散ると、その飛散滴は隔壁部40及び補助壁部42に遮断されて注出口28側の空間内に留まる。また、容器12内の調味料を攪拌するため容器12を振ったときも同様に、注出口28付近から押圧部30へ流れ込もうとする残留液が隔壁部40と補助壁部42によって塞き止められる。

0043

これにより、押圧部30への調味料の付着は防止され、押圧部30が調味料によって汚れることはない。

0044

また、ヒンジ32を介して蓋34を開閉させると、補助壁部42は、ヒンジ32を支点として開閉する蓋34の動作方向に沿って移動する。そして、同じく蓋34の開閉方向に沿って形成された隔壁部40に摺接し、その摺接状態から離間する。これにより、隔壁部40と補助壁部42との摩擦抵抗が低減されて蓋34の開閉動作はスムーズであり、さらに隔壁部40と補助壁部42の密着性も良い。

0045

また、閉蓋時は、蓋34が弾性片38の不勢力によって加速されるため、キャップ本体16に当接するときの衝撃は大きく、よって調味料も激しく飛び散る。しかし、本実施の形態では、蓋34の開閉に伴って移動する補助壁部42が、蓋34がキャップ本体16に当接する手前から隔壁部40に摺接するため、飛散した液滴が押圧部30側空間内へ進入することを確実に阻止できる。

0046

また、蓋34が閉じた状態で捻られるなどしてヒンジ32に負荷が掛かる場合、隔壁部40と補助壁部42の接触部分がその捻り力に対する抵抗力を発生する。この隔壁部40及び補助壁部42は、キャップ本体16の上面及び蓋34の内側を横断して接触幅(面積)が大きくなっており、これによって、捻りへの抵抗力が増大する。よってヒンジ32に掛かる負荷は大幅に低減され、ヒンジ32の破損等が起こりにくくなる。

0047

また、注出口28付近に残留した調味料が多い場合、その残留液がキャップ本体16の上面を伝って下方へ流れ、掛り部22まで至ると、隔壁部40の注出口28側に位置する溝部23に入り込んで貯溜される。このため、蓋34を閉じたときは残留液がキャップ本体16と蓋34に挟まれ、よってキャップ10周囲への飛散を防止できる。

0048

なお、本実施の形態では、補助壁部42を隔壁部40の押圧部30側の壁面に接触させて注出口28のシールがより確実となるよう構成しているが、補助壁部42を注出口28側の壁面に接触させることも可能である。また、押圧部30への調味料付着を防止する壁の構成は、本実施形態のような壁面を摺接させる以外に、例えば、閉蓋状態で両壁部の上面を当接、あるいは嵌合させるなどとすることもできる。

0049

さらに、溝部23の数や形状も本実施形態に限定するものではなく、例えば、溝の容積を大きくするため、溝を掛り部22全周に形成してもよい。

0050

[第2の実施形態]次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態では、上記第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じであるため、同一構成部品については同一符合を付し、その構成の説明を省略する。

0051

図9には、本発明の第2の実施形態に係るキャップを容器に取付けた状態の断面図が示されている。

0052

キャップ50は、第1の実施形態で設けた蓋34内側の補助壁部42はなく、ただし、キャップ本体16上面に立設する隔壁部40が延出しており、図示のような閉蓋状態で、隔壁部40の上面が蓋34の内面に当接するようになっている。

0053

これにより、蓋34によって覆われたキャップ本体16の上部空間は、押圧部30側と注出口28側とに分割される。よってこのような単独の隔壁部40による簡単な構成であっても、閉蓋時の衝撃によって注出口28付近から飛び散る飛散滴等から押圧部30を遮蔽することができる。

0054

また本実施の形態では、蓋34の内面に、隔壁部40の上部を嵌合させる溝等を形成することによって、蓋34の捻りによるヒンジ32破損を防止することもできる。

0055

なお、隔壁部40は蓋34の内側のみに立設させてもよく、ここでも同様に、注出口28近傍から飛び散る残留液の押圧部30への付着が防止できる。

0056

さらに本発明は、ヒンジがなく、蓋をキャップ本体から取り外す構造のキャップにも適用でき、また調味料以外のキャップに採用することも可能である。

発明の効果

0057

本発明のキャップは上記構成としたので、閉蓋時の衝撃等により、注出口近傍から飛び散る残留液の押圧部への付着やキャップ周囲への飛散が防止できる。

図面の簡単な説明

0058

図1本発明の第1の実施形態に係るキャップの蓋が開いた状態の斜視図である。
図2本発明の第1の実施形態に係るキャップが容器に取付けられた状態の断面図である。
図3本発明の第1の実施形態に係るキャップの押圧部の拡大断面図である。
図4本発明の第1の実施形態に係るキャップの押圧部が押された状態の拡大断面図である。
図5本発明の第1の実施形態に係るキャップのヒンジ近傍を拡大した平面図である。
図6本発明の第1の実施形態に係るキャップにおいて、蓋の開放状態を示した側面図である。
図7本発明の第1の実施形態に係るキャップにおいて、蓋の開閉状態を説明する注出口側から視た概略部分断面図である。
図8本発明の第1の実施形態に係るキャップにおいて、蓋の付勢状態を説明する注出口側から視た断面図である。
図9本発明の第2の実施形態に係るキャップが容器に取付けられた状態の断面図である。
図10従来のキャップが容器に取付けられた状態を示し、(A)は側断面図であり、(B)はキャップ後方から視た断面図である。

--

0059

10、50キャップ
12容器
14 口部
16 キャップ本体(本体部)
23 溝部
28注出口
30押圧部
32ヒンジ(ヒンジ部)
34 蓋(蓋部)
40隔壁部
42補助壁部

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