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技術 植物の育苗遅延調整剤、育苗遅延調整補正剤、および育苗遅延調整剤を用いる育苗方法

出願人 ホシザキ株式会社
発明者 斉藤洋介
出願日 2000年1月13日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-004232
公開日 2001年7月24日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-199820
状態 拒絶査定
技術分野 植物の栽培 農薬・動植物の保存
主要キーワード 実験圃場 強アルカリ性水 遅延状態 電解生成アルカリ性水 電解生成酸性水 補正剤 胚軸長 成育状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年7月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

植物の成育を所定の遅延状態とするための育苗遅延調整剤を提供する。

解決手段

圃場播種した植物の成育を所定の遅延状態に調整するための育苗遅延調整剤であり、無機塩水溶液被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強酸性水を有効成分とする植物の育苗遅延調整剤。

概要

背景

一般に、農作物等を栽培する場合、圃場播種した植物を短期間で収穫することが好ましく、植物の成育を促進させる努力がなされており、また、特開平6−279147号公報等には植物成長促進剤が提案されている。当該植物成長促進剤は、アルカリイオン水を有効成分とするもので、化学肥料有機肥料換えて、またはこれらの肥料と併用して使用されるものである。

ところで、農作物等の栽培においては、接ぎ木を行う台木穂木の場合のように、接ぎ木作業を行う際に、台木と穂木が互いに所定の成育関係にあることが重要である。また、異なる圃場に播種した植物を同時期に収穫することを要請させることがあり、この場合にも、両方の植物が互いに所定の成育関係にあることが重要である。これらの場合には、異なる圃場に播種した両方の植物を互いに所定の成育関係に育苗調整する必要があり、かかる育苗調整には植物の成育の相違を考慮して、成育の早い方の植物、および/または成育を遅延すべき植物の播種を、成育の度合いに応じて遅くする手段を採るのが一般である。

概要

植物の成育を所定の遅延状態とするための育苗遅延調整剤を提供する。

圃場に播種した植物の成育を所定の遅延状態に調整するための育苗遅延調整剤であり、無機塩水溶液被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強酸性水を有効成分とする植物の育苗遅延調整剤。

目的

従って、本発明の目的は、圃場に播種した植物の成育を予想した成育状態に的確に遅延させる育苗法を確立することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

圃場播種した植物の成育を所定の遅延状態に調整するための育苗遅延調整剤であり、無機塩水溶液被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強酸性水を有効成分とする植物の育苗遅延調整剤。

請求項2

請求項1に記載の育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能是正するための育苗遅延調整補正剤であり、無機塩の水溶液を被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強アルカリ性水を有効成分とする植物の育苗遅延調整補正剤。

請求項3

請求項1に記載の育苗遅延調整剤を用いる育苗方法であり、成育を調整すべき植物の種子を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布することを特徴とする植物の育苗方法。

請求項4

請求項1に記載の育苗遅延調整剤および請求項2に記載の育苗遅延調整補正剤を用いる育苗方法であり、成育を調整すべき植物の種子を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布するとともに、同圃場に前記育苗遅延調整補正剤を散布して、前記育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能を補正することを特徴とする植物の育苗方法。

請求項5

請求項1に記載の育苗遅延調整剤を用いる育苗方法であり、植物の種子を異なる圃場に同日に播種して、成育を遅延すべき方の植物を播種した一方の圃場に前記育苗遅延調整剤を散布して、同植物と他方の圃場に播種した植物とを所定の成育関係に維持することを特徴とする植物の育苗方法。

請求項6

請求項5に記載の育苗方法において、一方の圃場に播種した植物が接ぎ木台木であり、他方の圃場に播種した植物が接ぎ木の穂木であることを特徴とする植物の育苗方法。

請求項7

請求項6に記載の植物の育苗方法であり、台木が南瓜で穂木が胡瓜であって、南瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布することを特徴とする植物の育苗方法。

請求項8

請求項6に記載の植物の育苗方法であり、台木が南瓜で穂木がメロンであって、南瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布することを特徴とする植物の育苗方法。

請求項9

請求項6に記載の植物の育苗方法であり、台木がユウガオで穂木が西瓜であって、西瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布することを特徴とする植物の育苗方法。

技術分野

0001

本発明は、植物の育苗遅延調整剤、育苗遅延調整補正剤、および育苗遅延調整剤を用いる育苗方法に関する。

背景技術

0002

一般に、農作物等を栽培する場合、圃場播種した植物を短期間で収穫することが好ましく、植物の成育を促進させる努力がなされており、また、特開平6−279147号公報等には植物成長促進剤が提案されている。当該植物成長促進剤は、アルカリイオン水を有効成分とするもので、化学肥料有機肥料換えて、またはこれらの肥料と併用して使用されるものである。

0003

ところで、農作物等の栽培においては、接ぎ木を行う台木穂木の場合のように、接ぎ木作業を行う際に、台木と穂木が互いに所定の成育関係にあることが重要である。また、異なる圃場に播種した植物を同時期に収穫することを要請させることがあり、この場合にも、両方の植物が互いに所定の成育関係にあることが重要である。これらの場合には、異なる圃場に播種した両方の植物を互いに所定の成育関係に育苗調整する必要があり、かかる育苗調整には植物の成育の相違を考慮して、成育の早い方の植物、および/または成育を遅延すべき植物の播種を、成育の度合いに応じて遅くする手段を採るのが一般である。

発明が解決しようとする課題

0004

しかして、異なる圃場に播種した両方の植物を互いに所定の成育関係に育苗調整するには、植物の成育の相違を考慮して、成育の早い方の植物、および/または成育を遅延すべき植物の播種を、成育の度合いに応じて遅らせる手段では、植物の成育の相違の度合いを経験に頼って判断して、播種を遅らせる日数を決定している。しかしながら、植物の成育の相違の度合いは、播種する圃場の土壌の特性や播種する時期の気候(温度、降水量等)に大きく影響されるもので、植物の成育の相違の度合いを経験に頼って播種を遅らせる日数を決定する手段では、異なる圃場に播種した両方の植物の互いの成育状態が、予測していた所定の成育関係とは外れることがある。

0005

従って、本発明の目的は、圃場に播種した植物の成育を予想した成育状態に的確に遅延させる育苗法を確立することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、植物の育苗遅延調整剤、育苗遅延調整補正剤、および育苗遅延調整剤を用いる育苗方法に関する。

0007

しかして、本発明に係る育苗遅延調整剤は、圃場に播種した植物の成育を所定の遅延状態に調整するための育苗遅延調整剤であり、無機塩水溶液被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強酸性水を有効成分とすることを特徴とするものである。

0008

また、本発明に係る植物の育苗遅延調整補正剤は、本発明に係る育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能是正するための育苗遅延調整補正剤であり、無機塩の水溶液を被電解水として有隔膜電解にて生成された電解生成強アルカリ性水を有効成分とすることを特徴とするものである。

0009

また、本発明に係る育苗方法は、本発明に係る育苗遅延調整剤を用いる育苗方法であり、成育を遅延調整すべき植物の種子を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布することを特徴とするものであり、また、かかる育苗方法において、前記育苗遅延調整剤を散布した圃場に前記育苗遅延調整補正剤を散布して、前記育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能を補正することを特徴とするものである。

0010

本発明に係る育苗遅延調整剤を用いる育苗方法、または、本発明に係る育苗遅延調整剤および育苗遅延調整補正剤を併用する育苗方法により、圃場に播種した植物の成育を予想した成育状態に的確に遅延させることができる。

0011

従って、本発明に係る育苗方法では、異なる圃場に同日に播種して、成育の早い方の植物、および/または成育を遅延すべき植物を播種した一方の圃場に前記育苗遅延調整剤を散布して、同植物と他方の圃場に播種した植物とを所定の成育関係に維持するようする実施形態を採ることができる。

0012

この場合、異なる植物の一方が接ぎ木の台木であり、異なる植物の他方が接ぎ木の穂木であること、台木が南瓜で穂木が胡瓜であって、南瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布すること、台木が南瓜で穂木がメロンであって、南瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布すること、台木がユウガオで穂木が西瓜であって、西瓜を播種した圃場に前記育苗遅延調整剤を散布すること、等の実施形態を採ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

本発明の実施の形態では、胡瓜および南瓜を播種してに成育させる育苗方法の実験1、および、メロンを播種して成育させる育苗方法の実験2を試みた。
(実験1)育苗する植物として胡瓜および南瓜を選定して、バーミキュムライトを3000cc充填してなる4個の育苗箱(32cm×24cm×6cm:実験圃場)を準備して、これらの実験圃場に胡瓜、南瓜の種子を25粒づつ、深さ約1cmのところに播種した。実験圃場1には胡瓜を、実験圃場2、実験圃場3および実験圃場4には南瓜を播種して、約15℃の室内で、1日1回500ccの試験水を散布して、胡瓜および南瓜を28日間育苗した。

0014

試験水としては、一般の水道水電解生成酸性水、および電解生成アルカリ性水を採用して、実験圃場1(胡瓜)には水道水を、実験圃場2(南瓜)には水道水を、実験圃場3(南瓜)には電解生成酸性水を、実験圃場4(南瓜)には電解生成アルカリ性水を散布した。採用した試験水の特性を表1に示すとともに、胡瓜および各南瓜の成育結果を表2に示す。

0015

但し、電解生成水(電解生成酸性水、電解生成アルカリ性水)は、塩化カリウムを水道水に溶解した濃度0.15重量%の水溶液を被電解水として、同被電解水を有隔膜電解槽にて直流電圧10V、電流15Aを印加して電解して、アノード室およびカソード室にて生成されたものである。また、表2の成育結果における草高胚軸長子葉幅、胚軸径、生体重(地上、地下)、および、乾体重(地上、地下)は図1に示す部位であり、これらの部位の成育値は25株の平均値である。

0016

0017

0018

表2の成育状態の結果を参照すると、南瓜の育苗においては散布する試験水によって成長に明らかな相違が認められる。すなわち、南瓜の成育状態は、試験水として水道水を採用した場合(実験圃場2)を基準状態とすると、試験水として電解生成酸性水を採用した場合(実験圃場3)では、基準状態に比較して相当低く、また、試験水として電解生成アルカリ性水を採用した場合(実験圃場4)では、基準状態に比較して相当高いことが認められる。

0019

従って、南瓜の育苗においては、電解生成酸性水は育苗を遅延させるべく機能し、また、電解生成アルカリ性水は育苗を助成すべく機能する。このため、電解生成酸性水は、育苗遅延調整剤として機能させることができるとともに、電解生成アルカリ性水は、育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能を是正する育苗遅延調整補正剤として機能させることができる。

0020

接ぎ木をする場合、台木である苗の軸と穂木である苗の軸(胚軸径)を所定の大きさにできるかぎり揃えることが好ましい。当該実験の結果では、通常の育苗方法である水道水、天然水を散布する育苗方法と同様の育苗方法を採用している胡瓜の育苗状態を参照すると、胚軸の成育状態は南瓜の全ての成育状態と比較しても最も低い。このため、台木となる南瓜の成育を遅延させて、南瓜の胚軸の成育状態を胡瓜の胚軸の成育状態にできるかぎり揃える必要があり、南瓜の育苗では電解生成酸性水(強酸性水)である育苗遅延調整剤を採用することが好ましい(実験圃場3を参照)。
(実験2)本実験では、電解生成水の植物の成育に及ぼす影響を明らかにする実験を試みた。育苗する植物としてメロンを選定して、バーミキュムライトを3000cc充填してなる3個の育苗箱(32cm×24cm×6cm:実験圃場)を用意して、これらの実験圃場(実験圃場5〜7)に同一の群から選定したメロンの種子を20粒づつ、深さ約1cmのところに播種した。各実験圃場は、約27℃に調整された室内に収容して、1日1回500ccの試験水を散布した。

0021

試験水としては、実験1で採用した試験水と同一である一般の水道水、電解生成酸性水、および電解生成アルカリ性水を採用して、実験圃場5には水道水を、実験圃場6には電解生成酸性水を、実験圃場7には電解生成アルカリ性水を散布した。また、メロンの種子を播種して4日後に種子を各圃場から取り出して、一次根の成育状態を測定した。得られた結果を表3に示す。

0022

0023

表3の成育状態の結果を参照すると、メロンの育苗においても散布する試験水によって成長に明らかな相違が認められる。すなわち、メロンの成育状態は、試験水として水道水を採用した場合(実験圃場5)を基準状態とすると、試験水として電解生成酸性水を採用した場合(実験圃場6)では、基準状態に比較して極めて低く、また、試験水として電解生成アルカリ性水を採用した場合(実験圃場7)では、基準状態と略同等であって、電解生成酸性水を採用した場合(実験圃場6)に比較して極めて高いことが認められる。

0024

従って、メロンの育苗においても、電解生成酸性水(強酸性水)は育苗を遅延させるべく機能し、また、電解生成アルカリ性水(強アルカリ性水)は育苗の遅延を助成すべく機能する。このため、電解生成酸性水は、育苗遅延調整剤として機能させることができるとともに、電解生成アルカリ性水は、育苗遅延調整剤の過剰な遅延効能を是正する育苗遅延調整補正剤として機能させることができる。

図面の簡単な説明

0025

図1苗の特性部位を表示するための模式図である。

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