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技術 バス接続形デバイス

出願人 ローランド株式会社
発明者 安形比呂志油井宏文
出願日 2000年1月12日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-003399
公開日 2001年7月19日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-195160
状態 特許登録済
技術分野 電源
主要キーワード 電源供給量 退避用メモリ システムクロック速度 電源制限 電流検知端子 バス電源 検知電流値 メーク接点
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年7月19日)のものです。
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図面 (3)

課題

本発明は、例えばUSBなどの汎用バスから電源供給を受けて所要機能動作をするバス接続デバイスに関し、デバイスの機能回路部分が電源断等の電流制限を受けても、電源の再供給時に速やかにその機能動作を復帰できるようにすることを目的とする。

解決手段

このバス接続形デバイスは、信号線と共に電源線を含むバスに接続されるように構成してあり、この信号線を介し外部装置通信して動作する。電源供給を受けて外部装置と通信して機能動作する給電先機能部と、電源線または商用電源から給電先機能部への電源供給をオンオフ制御する電源制御部と、給電先機能部への電源供給が該バス電源線からの電源供給か該商用電源からの電源供給かを判定する判定手段とを備えている。バス電源線からの電源供給のときに電源制御部から給電先機能部への電源供給をオフにする際には、給電先機能部の状態情報退避用のメモリ部に退避する。

概要

背景

概要

本発明は、例えばUSBなどの汎用バスから電源供給を受けて所要機能動作をするバス接続デバイスに関し、デバイスの機能回路部分が電源断等の電流制限を受けても、電源の再供給時に速やかにその機能動作を復帰できるようにすることを目的とする。

このバス接続形デバイスは、信号線と共に電源線を含むバスに接続されるように構成してあり、この信号線を介し外部装置通信して動作する。電源供給を受けて外部装置と通信して機能動作する給電先機能部と、電源線または商用電源から給電先機能部への電源供給をオンオフ制御する電源制御部と、給電先機能部への電源供給が該バス電源線からの電源供給か該商用電源からの電源供給かを判定する判定手段とを備えている。バス電源線からの電源供給のときに電源制御部から給電先機能部への電源供給をオフにする際には、給電先機能部の状態情報退避用のメモリ部に退避する。

目的

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、デバイスの機能回路部分が電源断等の電流制限を受けても、電源の再供給時に速やかにその機能動作を復帰できるようにすることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

信号線と共に電源線を含むバスに接続され該信号線を介し外部装置通信して動作するバス接続デバイスであって、電源供給を受けて該外部装置と通信して機能動作する給電先機能部と、該電源線または商用電源から該給電先機能部への電源供給をオンオフ制御する電源制御部と、該給電先機能部への電源供給が該バス電源線からの電源供給か該商用電源からの電源供給かを判定する判定手段とを備え、該バス電源線からの電源供給のときに該電源制御部から該給電先機能部への電源供給をオフにする際に、該給電先機能部の状態情報退避用のメモリ部に退避するように構成したバス接続形デバイス。

請求項2

上記給電先機能部への電源供給量を検知する手段を設け、その検知結果に応じて該給電先機能部において消費電力低減対策を講じるように構成した請求項1記載のバス接続形デバイス。

技術分野

0001

本発明は、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス) などの汎用バスから電源供給を受けて所要機能動作をするバス接続デバイスに関する。

0002

パソコン周辺機器を接続する汎用バス等としてIEEE1394、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)などが良く知られている。このうち、USBは、電源用の2本とデータ信号用の2本の計4本の配線からなるシリアル伝送形のバスであり、周辺機器を最大127台まで接続できるように設計されている。

0003

このUSBの電源線は、USBに接続した各デバイスに対して+5Vの電源を供給するためのものであるが、各デバイスは自由に任意量だけ電流消費できるものではなく、以下のモードに従っての電流消費義務付けられている。
(1)最大電流100mA以下の消費モード
(2)最大電流500mA以下の消費モード
(3)最大電流500μA以下のサスペンド消費モード

0004

上記(1)の最大電流100mA以下の消費モードは、USBでは基準となる電流消費モードであり、デバイスがUSBに初めて接続されて電流が供給されたときにバスから消費できる電流は最大100mAと定義されており、通常動作のために100mA以上の電流を消費するようなUSBデバイスの場合でも、ホスト・パーソナルコンピュータ(以下、ホストPCという)から指示されるまではこの消費モードをとって必ず消費電流を100mA以下に抑える必要がある。

0005

上記(2)の最大電流500mA以下の消費モードは、全てのデバイスが持つものではなく、通常動作のために100mA以上の電流をバスから消費する必要があるデバイスでのみ必要となるモードである。この消費モードでは、デバイスの構成情報をホストPCに報告した後、構成時(ホストPCによってデバイスが認識され使用可能となった状態)に、ホストPCからこの消費モードの使用を許可されたときからのみ有効となる。ホストPCは、USBデバイスが複数接続されている時には、各デバイスの消費電力を計算したうえで、100mA以上の電流を消費しても問題がないと判断されたデバイスに対してのみ、この消費モードに入ることを許可する。

0006

上記(3)のサスペンド消費モードは、全てのUSBデバイスがサポートしなければならないモードであり、ホストPCがサスペンドするなどの理由で所定時間(例えば3mS)以上にわたりUSBバス上にバス・アクティビティがない場合にUSBデバイスが自動的にこれを検出してサスペンド消費モードに入るもので、この時にバスから消費できる電流は最大500μAに制限される。

0007

なお、USBデバイスが上記USB経由での電源供給の他に、商用AC電源からACアダプタ電源等を介して電源供給を受ける機能を持っており、その商用AC電源を使って電流供給を受けている場合(つまりUSBからの電源供給を利用していない場合)には、上記の各消費モードの制約はなく、フルスペック最大性能)でそのUSBデバイスを動作することができる。もっとも、かかるタイプのUSBデバイスでも、商用AC電源を確保できないような場所で使用する場合には、USBからの電源供給に依存する必要があり、もちろんその場合には上記各消費モードの制約が生じる。

発明が解決しようとする課題

0008

上記の汎用バスは、給電機能を備えているため、汎用バスに接続するデバイスはACアダプタ等の別電源を用意しなくても、ケーブル1本の接続で動作させることができ、大変に便利なものではあるが、しかし実際に利用するにあたっては上記したような消費電流の制限がある。

0009

特に、デバイスが自動的にサスペンド消費モードに入ったときや、デバイスの消費電流が通常動作でその最大電流値を超えてしまうような場合には、デバイス内における主たる電流消費を行う機能部分の電源をオフにして、汎用バスから取り込む電流値を制限する必要がある。

0010

しかし、このような電流制限動作をさせた場合、デバイスの機能回路部分がその動作途中で突然に電源供給を断たれることになるため、その時点での機能実現に必要である種々の状態データが電源断とともに失われ、この結果、たとえ電源供給がレジュームスタンバイ状態からの復帰)などで再開されても、デバイスが正常に動作できないという問題点がある。

0011

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、デバイスの機能回路部分が電源断等の電流制限を受けても、電源の再供給時に速やかにその機能動作を復帰できるようにすることを目的とする。

0012

上述の課題を解決するために、本発明に係るバス接続形デバイスは、信号線と共に電源線を含むバスに接続されるように構成してあり、この信号線を介し外部装置通信して動作する。このバス接続形デバイスは、電源供給を受けて外部装置と通信して機能動作する給電先機能部と、電源線または商用電源から給電先機能部への電源供給をオンオフ制御する電源制御部と、給電先機能部への電源供給が該バス電源線からの電源供給か該商用電源からの電源供給かを判定する判定手段とを備えている。このバス接続形デバイスでは、バス電源線からの電源供給のときに電源制御部から給電先機能部への電源供給をオフにする際には、給電先機能部の状態情報退避用のメモリ部に退避する。したがって、給電先機能部への電源供給を再開する時には、その退避用メモリ部に退避した状態情報を再度読み出して給電先機能部に再設定することができ、よって、給電先機能部は電源供給再開後すみやかに正常動作に復帰することができる。

0013

また、このバス接続形デバイスでは、給電先機能部への電源供給量を検知する手段を設け、その検知結果に応じて給電先機能部において消費電力低減対策を講じるように構成することができ、これにより、本発明のバス接続形デバイスは電源供給量が比較的少ないときには通常動作時と全く同じ機能動作をし、電源供給量が増えてバス電源線の最大量に近づいてきたような場合にだけその機能動作の質等を落として動作できる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1には本発明の一実施例としてのバス接続形デバイスが示される。この実施例は、USBを用いて電子楽器音源シーケンサなどを相互に接続して動作させるシステムに本発明を適用したものである。図示の実施例は、デバイスはUSBコントロール部1と音源部2とからなり、USB3の信号線を介して外部装置(ホストPC)と通信して音源部2にて楽音生成の動作を行うものである。すなわち、USB3をUSBコントロール部1を介して音源部2に接続し、この音源部2に対して、USB3からの信号(制御データ等)を転送すると共に、USB3からの電源供給も行えるようにしたものである。なお、このデバイスでは、商用AC電源が確保できる場所では、ACアダプタ電源4を利用して商用AC電源から電源をとることも可能なようになっている。

0015

図1において、1はUSBコントロール部であり、USB3を接続するコネクタとACアダプタ電源4を接続するコネクタとを備えている。また、このUSBコントロール部1には音源部2が電源線51と信号線52からなる配線5を介して接続される。

0016

USBコントロール部1内の信号系回路としては、USB制御CPU10とRAM11が備えられ、USB3の2本の信号線はUSB制御CPU10内のUSBドライバに接続され、また、このUSB制御CPU10と後述する音源部2側の音源制御メインCPU20との間にデータを双方向通信できる信号線が接続されている。

0017

また、USBコントロール部1内の電源系の回路としては、ACアダプタ電源4からの電源電圧逆流防止用ダイオード14と電源オン/オフ制御用のFET電界効果トランジスタ)15と電源線51を介して、音源部2側に供給されるようになっている。また、このACアダプタ電源4の電源線はリレー12の励磁コイル12Lを介して接地される。リレー12はその可動片接点12cがUSB3からの電源線(+5Vのバス電源)に接続され、またメーク接点12aが開放状態回路接続先なし)となり、ブレーク接点12bが電流検知回路13を介してFET15の入力側(ドレイン)に接続される。また、ACアダプタ電源4の電源線はUSB制御CPU10のACアダプタ検知用端子にも接続されており、これにより、USB制御CPU10はACアダプタ電源4が現在接続されているか否かを検知できるようになっている。

0018

電流検知回路13は、後述するUSB電源モード時にUSB3側の電源から供給される電流の大きさを検知する回路であり、その検知した電流値はUSB制御CPU10が認識できるようにその電流検出端子に送られる。

0019

また、FET15のゲート端子はUSB制御CPU10のメイン電源制御端子に接続されており、FET15は、USB制御CPU10がこのメイン電源制御端子から出力する電源オン/オフ信号に従って、音源部2への電源供給をオン/オフする。

0020

音源部2は、USB3からUSBコントロール部1を介して供給される制御データ(MIDIデータ等)に基づいて楽音等を生成すると共に、その生成する楽音等の音色制御や楽音に付加するエフェクトの制御などを行う回路であり、USB制御CPU10から受信した制御データの処理を行う音源制御メインCPU20、音源制御メインCPU20からの指示に従って楽音等の生成・エフェクト付与を行うトーン生成・エフェクト部22、トーン生成・エフェクト部22で生成る楽音の音色情報パート毎の音色情報など)、エフェクトのパラメータシステムパラメータなどを状態情報として記憶するRAM21、トーン生成・エフェクト部22で生成した楽音信号増幅して出力する増幅器23等を含み構成されている。これら音源制御メインCPU20、トーン生成・エフェクト部22、増幅器23等はUSBコントロール部1から電源線51を介して供給された電源により動作する。

0021

この実施例装置では、ACアダプタ電源4側から電源電圧が供給される場合には、リレー12が励磁されて、可動片接点12cはメーク接点12a側に接続切替されており、よってUSB3からの電源線は開放状態となっている。よって、ACアダプタ電源4からの電源電圧がダイオード14、FET15、電源線51を経て音源部2側に給電される。この際、USB制御CPU10はACアダプタ検知端子にACアダプタ電源4の電源電圧が印加されることで、現在の電源モードがACアダプタ電源4から電源供給されるACアダプタ電源モードであることを認識できる。

0022

一方、ACアダプタ電源4側から電源電圧が給電されていない場合には、リレー12は励磁されず、可動片接点12cはブレーク接点12b側に接続されており、よってUSB3の電源線からの電源電圧が電流検知回路13を介してFET15の入力側に印加され、このFET15と電源線51を経て音源部2側に給電される。この際、USB制御CPU10はACアダプタ検知端子に印加されるACアダプタ電源4の電圧がなくなることで、現在の電源モードがUSB3の電源線から電源供給されるUSB電源モードであることを認識でき、また電流検知回路13からの検知電流値電流検知端子に受けることで、USBコントロール部1および音源部2に現在給電されている電流の大きさを認識できる。

0023

以下、この実施例システムの動作を図2図3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、図2はUSBコントロール部1での処理手順を示すフローチャート、図3は音源部2での処理手順を示すフローチャートである。

0024

まず、USBコントロール部1での処理手順を図2を参照して説明する。装置の電源スイッチがオンにされるとこのフローが開始され、この開始時には、USB制御CPU10は音源部2への電源供給をOFFにするようにFET15へ電源オフ信号を出力する(ステップS1)。ついで、ACアダプタ検知端子への印加電圧を調べて、現在の電源モードがACアダプタ電源モードかUSB電源モードかを調べる(ステップS2)。

0025

この電源モードがACアダプタ電源4からのACアダプタ電源モードであれば、デバイスは電源の制御に関しては何ら特別の制御を行う必要はなく、ごく普通の動作を行えばよい。すなわち、FET15へ電源オン信号を出力してACアダプタ電源4からの電源電圧を音源部2に供給し、また現在の電源供給がACアダプタ電源4からのものであることを音源制御メインCPU20に通知する(ステップS13)。次いで、現在の電源モードがACアダプタ電源モードかUSB電源モードかを調べ(ステップS14)、デバイスが構成状態となっているかを判定する(ステップS15)。

0026

ここで、構成状態とは、ホストPCによってデバイスが認識され使用可能になった状態をいい、この状態では最大電流500mAまでが許容される。一方、未構成状態とは、ホストPCと接続され通電はされているものの認識されていない状態、あるいは認識されていても使用可能になっていない状態である。この時には最大電流100mAまでが許容される。なお、この他にもスタンバイ状態があり、このスタンバイ状態ではホストPCがスリープ状態となる。なおこの実施例では、これら構成、未構成、スタンバイの各状態は、USBコントロール部1がホストPCとの間で通信し、ホストPCから何れの状態であるかの指示を受けることによって状態遷移するものとする。

0027

ステップS15の判定の結果、構成状態でなければ、ステップS14に戻って、現在の電源モードがACアダプタ電源モードかUSB電源モードかを監視しつつ、構成状態となるまで待ち、構成状態になれば、USB3の信号線から逐次に受信した演奏情報を音源部2に転送していく(ステップS16)。なお、この間に、電源モードがUSB電源モードになったときには、後述のステップS3に移行してUSB電源モード時の処理を行う。

0028

次いで、スタンバイ状態になったかを判定し(ステップS17)、スタンバイ状態でなければ上記ステップS13以降の処理を繰り返す。スタンバイ状態となったら、そのスタンバイ状態から復帰したか、すなわちレジュームとなったかを監視し(ステップS18)、レジュームとなるまでこの監視を続ける。レジュームとなったら、前記ステップS13以降の処理を繰り返す。

0029

なお、このレジュームとは、現在がスタンバイ状態からの復帰によりCPU立上げを行っている状態のことで、この場合には、後述するようにRAM11に退避した音源部2の状態情報を音源部2に再設定することが必要となる。

0030

一方、ステップS2で判定した電源モードがUSB電源モードであれば、デバイスが構成状態となっているかを判定し(ステップS3)、構成状態でなければステップS1からの処理を繰り返しつつ、構成状態となるのを待つ。。構成状態になれば、FET15へ電源オン信号を出力してUSB3の電源線からの電源電圧を音源部2に供給し、また現在の電源供給がUSB3の電源線からのものであること、および現在がレジュームでないことを音源制御メインCPU20に通知する(ステップS4)。

0031

次いで、USB制御CPU10は電流検知回路13から電流検出端子に入力された検知信号に基づいて現在の音源部2の消費電流値を認識し(ステップS5)、その値を音源制御メインCPU20に通知する(ステップS6)。次いで、ステップS7でスタンバイ状態となったか否かを判定し(例えばホストPCが所定時間以上にわたりUSB3への信号送出を停止することでスタンバイ状態となる)、スタンバイ状態でなければ、USB3の信号線から受信した演奏情報を音源部2に転送する(ステップS11)。この動作を、電源モードがUSB電源モードである間にわたり繰り返す(ステップS12)。USB電源モードでなくなったら(例えばACアダプタ電源4を使用開始した場合など)、装置をいったんリセットし、ステップS1以降の処理を繰り返す。

0032

一方、上記ステップS7にてスタンバイ状態と判定された場合には、USB制御CPU10は音源制御メインCPU20に対して状態情報の取得要求発行する(ステップS8)。この状態情報は、音源部2での現在の音色設定情報(パート毎の音色設定情報など)やエフェクト設定パラメータ、システムパラメータなどであり、音源制御メインCPU20がこの状態情報の取得要求に応じて状態情報をUSB制御CPU10に送信すると、USB制御CPU10はこの状態情報をRAM11に格納して保存する(ステップS8)。そして、FET15に電源オフ信号を送出して音源部2を電源オフの状態にする(ステップS8)。

0033

この後、現在がレジューム(すなわちスタンバイ状態からの復帰動作)であるかを判定し(ステップS9)、レジュームであれば、音源部2の電源を立ち上げるとともにスタンバイ状態時にRAM11に退避していた状態情報を音源部2側に再設定する必要があるから、FET15に電源オン信号を送出して音源部2を電源オンにするとともに、現在の電源状態(ACアダプタ電源4かUSB3電源か)と、RAM11に退避していた音源の状態情報とを音源制御メインCPU20に送信する(ステップS10)。この動作を、電源モードがUSB電源モードである間にわたり繰り返す(ステップS12)。USB電源モードでなくなったら、装置をいったんリセットし、ステップS1以降の処理を繰り返す。

0034

次に、音源部2での処理手順を図3を参照して説明する。音源部2がUSBコントロール部1からの電源供給により電源オンにされると、まず、音源部2内の各レジスタ等の初期化を行い(ステップS21)、USB制御CPU10から現在の電源モードの通知を待つ(ステップS22)。電源モードが通知され、それがACアダプタ電源モードであれば、ステップS22、S23、S25をループすることで、電源モード通知の変化を監視しつつ、音源部2で普通の演奏処理を行う(ステップS25)。

0035

一方、当初から電源モードとしてUSB電源モードが使われている、あるいは上記ステップS22、S23、S25のループ中に電源モードがACアダプタ電源モードからUSB電源モードに変化するなどして、USB制御CPU10からの電源モード通知でUSB電源モードが通知され(ステップS22)、現在の電源モードがUSB電源モードとなると(ステップS23)、その消費電力に応じた電源制限が必要となる。

0036

まず現在がレジュームであるか否かを判定する(ステップS24)。現在がレジュームであれば、USBコントロール部1側に退避した音源の状態情報を再設定する必要があるから、退避した音源状態情報をUSB制御CPU10から受信してその状態情報を音源部2内の所要のレジスタ等に再設定する(ステップS26)。

0037

次いで、USB制御CPU10から音源部2の現在の消費電流の値を受信し、その電流値の大きさに応じて音源部2の動作状態を変化させる(ステップS28)。具体的には、現在の消費電流iがその最大電流imax (=500mA)を基準として、
imax −α−β−γ ≦ i < imax −α−β
(ただし、α、β、γは正の値)であれば、音源部2の最大発音数を減らす。すなわち、一般に音源はその発音チャネル数に応じた大きさの電流消費をするので、例えば、最大発音数が16チャネルの音源を8チャネル、4チャネルとその発音数を減らせば、その分だけ消費電流を逐次に削減していくことができ、それにより音源部2の消費電流iを抑制することができる。

0038

また、上記抑制処理にもかかわらず消費電流iが
imax −α−β ≦ i < imax −α
であれば今度は音源制御メインCPU20のDRAMアクセスステートウエイトをかける(すなわち、DRAMのアクセス速度を落とす)。これによっても音源部2での消費電流iを抑制できる。

0039

さらに、上記抑制処理にもかかわらず消費電流iが
imax −α ≦ i < imax
であれば、今度は音源制御メインCPU20のシステムクロックの速度を落とし、音源部2での消費電流iを抑制する。なお、このようにシステムクロックを落とすと、生成される楽音は明らかに品質が劣るものとなるので、この処理は、消費電流iが瞬間的に「最大電流imax −α」となるような時に瞬間的にのみ行うようにすれば、その音質劣化は目立たない。

0040

さらに、上記抑制処理にもかかわらず消費電流iが
imax ≦ i
であれば、今度は音源部2の発音を停止して、音源部2の消費電流がその最大電流値(500mA)を超えることのないようにする。なお、これ以外の場合(i<imax −α−β−γ)であれば、通常動作をするようにする。

0041

このように、消費電流値に応じて音源部2の動作をダイナミックに制御することで、音源部2の消費電流が最大電流imax に比して比較的に小さい時には普通のACアダプタ電源による動作時と変わらない音質の楽音生成を保証し、消費電流が大きくなるに従って、楽音生成の音質等に与える影響の少ない順の電流低減策を逐次に取っていくことで、楽音生成に与える影響をできるだけ少なくすることができる。

0042

次に、USBコントロール部1から転送された演奏情報があれば、その演奏情報に従って楽音生成する演奏処理を行う(ステップS29)。また、音源制御メインCPU20は、USBコントロール部1から状態情報の取得要求があったら、現在の状態情報をUSB制御CPU10に送信する(ステップS30)。

0043

なお、この実施例装置ではUSBコントロール部1がACアダプタ電源4の使用の有無を常時監視しているので、ACアダプタ電源あるいはバス電源の使用中に、例えばACアダプタ電源4のプラグが挿される/抜かれる、ACアダプタ電源4の一次側が挿される/抜かれるなどして電源モードが変化した場合でも、デバイスは自分自身を確実にリセットすることができる。

0044

本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能である。例えば上述の実施例では、デバイスでの消費電流の大きさに応じて、その消費電流を段階的に分け、各段階に対して消費電流低減対策をとるように構成したが、これに限られるものではなく、例えば最大電流を超えるか否かのみを基準にし、最大電流を超えそうな場合に前記消費電流低減対策を逐次に重複させるようにとっていくものであってもよい。つまり、例えば発音数削減、発音数削減+DRAMアクセス速度低減、発音数削減+DRAMアクセス速度低減+システムクロック速度低減、・・・のように低減対策を逐次に重複させることで一層の消費電流低減効果を実現するものであってもよい。

0045

あるいは、消費電流の大きさに応じて消費電力低減対策をとるのではなく、単にUSB電源モードになったことを契機にして、上述の消費電流低減対策のいずれかをとるようにしたものであってもよい。

0046

また、上述の実施例では、スタンバイ状態に入るときには音源部2の状態情報をUSBコントロール部1のRAM11に退避するように構成したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば音源部2に不揮発性のメモリを用意しておいて、スタンバイ状態に入るときに音源部2の状態情報をこの不揮発性メモリに退避するよう構成するものであってもよい。

0047

また、例えば上述の実施例では、デバイスとして音源を備えたものに本発明を適用したが、本発明はこれに限られるものではなく、電子楽器やシーケンサなどにも適用できることは勿論のこと、汎用バスから電源供給を受けて動作する他のあらゆる種類の電子機器に対しても本発明を適用できることは明白である。

発明の効果

0048

以上に説明したように、本発明によれば、デバイスの機能回路部分が電源断等の電流制限を受けても、電源の再供給時に速やかにその機能動作を復活することができる。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明の一実施例としてのバス接続形デバイスのブロック構成を示す図である。
図2実施例装置のUSBコントロール部での処理手順を示すフローチャートである。
図3実施例装置の音源部での処理手順を示すフローチャートである。

--

0050

1 USBコントロール部
2音源部
3 USB(ユニバーサル・シリアル・バス)
4ACアダプタ電源
5配線
10 USB制御CPU(中央処理装置
11、21 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
12リレー
12L励磁コイル
12c可動片接点
12aメーク接点
12bブレーク接点
13電流検出回路
14整流用のダイオード
15電源オン/オフ制御用のFET(電界効果トランジスタ)
20 音源制御メインCPU(中央処理装置)
22トーン生成・エフェクト部
23 増幅器

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