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技術 電動機

出願人 三菱電機株式会社
発明者 石井博幸中根和広山本峰雄山崎東吾松永隆
出願日 1999年12月27日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-368660
公開日 2001年7月6日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-186707
状態 未査定
技術分野 電動機、発電機の巻線の絶縁、固着 電動機、発電機の外枠
主要キーワード 磨耗紛 フレーム端 磁気音 送風機用電動機 しめしろ 磨耗粉 凹部底面 ウェルド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年7月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

解決手段

軸受ブラケットで保持し、固定子を絶縁性を有する樹脂モールドした電動機において、樹脂でモールド成形された固定子の端面に凹部を設け、この凹部の内周及び外周に当接して嵌合する凸部をブラケットに設けたものである。

概要

背景

図5は従来の軸受ブラケットで保持し、固定子樹脂モールドした電動機の断面図である。図において、1は固定子、2は固定子の中空部に挿入された回転子、3はフレームを形成する絶縁性を有するモールド樹脂、5は固定子1の一方の端に設けられたブラケット、7は回転子2を軸支する軸受、16はモールド樹脂3でモールドされた固定子1の端面に設けたインロー部である。

図に示すように、固定子1は絶縁性を有するモールド樹脂3で一体に成形され、フレームを形成する。この固定子1の中空部に回転子2が挿入される。ブラケット5は固定子1のフレーム端面のモールド樹脂3に設けられたインロー部16に、ブラケット5の外周が当接するように圧入される。この時、軸受7は、一方はモールド樹脂3で一体に成形された固定子1に設けられた軸受ハウジングに、他方はブラケットの軸受ハウジングに挿入、保持されている。

特開平3−235637号公報、特開平4−172941号公報にモールド樹脂端面に凸形状、ブラケットに凹形状を設け、圧入嵌合することが開示されている。

概要

固定子を樹脂モールドした電動機の品質の向上と低コスト化

軸受をブラケットで保持し、固定子を絶縁性を有する樹脂でモールドした電動機において、樹脂でモールド成形された固定子の端面に凹部を設け、この凹部の内周及び外周に当接して嵌合する凸部をブラケットに設けたものである。

目的

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、固定子を樹脂モールドした電動機の品質の向上と低コスト化を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

軸受ブラケットで保持し、固定子絶縁性を有する樹脂モールドした電動機において、前記樹脂でモールド成形された前記固定子の端面に凹部を設け、この凹部の内周及び外周に当接して嵌合する凸部を前記ブラケットに設けたことを特徴とする電動機。

請求項2

前記ブラケットの凸部の角を丸くし、前記固定子の端面に設けた凹部の底面の角と、前記ブラケットの凸部の丸取した角との間に隙間が形成されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の電動機。

請求項3

前記ブラケットの前記凸部の底面と、前記固定子端面に設けた前記凹部の底面との間に隙間が形成されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の電動機。

請求項4

前記ブラケットの凸部が前記固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、該凹部の内側の前記固定子端面に前記ブラケットが接するまで圧入する構成としたことを特徴とする請求項3記載の電動機。

請求項5

前記ブラケットの外周にフランジを設け、前記ブラケットの凸部が前記固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、前記フランジが前記固定子端面に設けた前記凹部の外側の前記固定子端面に接するまで圧入する構成としたことを特徴とする請求項3記載の電動機。

請求項6

冷凍サイクルを備えた空気調和機において、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電動機を送風機に用いたことを特徴とする空気調和機。

技術分野

0001

この発明は、軸受ブラケットで保持し、固定子樹脂モールドした電動機に関する。

背景技術

0002

図5は従来の軸受をブラケットで保持し、固定子を樹脂モールドした電動機の断面図である。図において、1は固定子、2は固定子の中空部に挿入された回転子、3はフレームを形成する絶縁性を有するモールド樹脂、5は固定子1の一方の端に設けられたブラケット、7は回転子2を軸支する軸受、16はモールド樹脂3でモールドされた固定子1の端面に設けたインロー部である。

0003

図に示すように、固定子1は絶縁性を有するモールド樹脂3で一体に成形され、フレームを形成する。この固定子1の中空部に回転子2が挿入される。ブラケット5は固定子1のフレーム端面のモールド樹脂3に設けられたインロー部16に、ブラケット5の外周が当接するように圧入される。この時、軸受7は、一方はモールド樹脂3で一体に成形された固定子1に設けられた軸受ハウジングに、他方はブラケットの軸受ハウジングに挿入、保持されている。

0004

特開平3−235637号公報、特開平4−172941号公報にモールド樹脂端面に凸形状、ブラケットに凹形状を設け、圧入嵌合することが開示されている。

発明が解決しようとする課題

0005

従来の固定子を樹脂モールドした電動機は以上のように構成されているので、電動機が高温になるとモールド樹脂3とブラケット5の圧入しめしろ線膨張率の差により小さくなり、温度変化により抜け強度が低下し、ブラケット5の固定が不確実になる可能性があった。

0006

そこで、高温時も抜け強度を確保するよう、初期のしめしろを大きくすると、ブラケット圧入や熱衝撃による応力でモールド樹脂3のインロー部16、特に成形によるウェルド付近割れが発生する可能性があるため、しめしろを制限したり、衝撃に強い高価なモールド樹脂3を選定しなければならなかった。

0007

また、特開平3−235637号公報、特開平4−172941号公報に開示されたものは、電動機内部へ圧入により発生するモールド樹脂の磨耗粉侵入し異音や電動機の拘束不良を発生する恐れがある。

0008

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、固定子を樹脂モールドした電動機の品質の向上と低コスト化を目的とする。

課題を解決するための手段

0009

この発明に係る電動機は、軸受をブラケットで保持し、固定子を絶縁性を有する樹脂でモールドした電動機において、樹脂でモールド成形された固定子の端面に凹部を設け、この凹部の内周及び外周に当接して嵌合する凸部をブラケットに設けたものである。

0010

また、ブラケットの凸部の角を丸くし、固定子の端面に設けた凹部の底面の角と、ブラケットの凸部の丸取した角との間に隙間が形成されるように構成したものである。

0011

また、ブラケットの凸部の底面と、固定子端面に設けた凹部の底面との間に隙間が形成されるように構成したものである。

0012

また、ブラケットの凸部が固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、凹部の内側の固定子端面にブラケットが接するまで圧入する構成としたものである。

0013

また、ブラケットの外周にフランジを設け、ブラケットの凸部が固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、フランジが固定子端面に設けた凹部の外側の固定子端面に接するまで圧入する構成としたものである。

0014

また、冷凍サイクルを備えた空気調和機において、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電動機を送風機に用いたものである。

発明を実施するための最良の形態

0015

実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。図1は実施の形態1を示す図で、電動機の断面図である。図において、1は固定子、2は固定子の中空部に挿入された回転子、3はフレームを形成する絶縁性を有するモールド樹脂、4はモールドされた固定子1の一方の端面に設けた凹部、5は固定子1の一方の端部に設けられたブラケット、6はブラケット5の外周側に形成された凸部、7は回転子2を軸支する軸受である。

0016

図1に示すように、固定子1は絶縁性を有するモールド樹脂3で一体に成形され、フレームを形成する。この固定子1の中空部に回転子2が挿入される。モールドされた固定子1の端面にはブラケット5を圧入するための凹部4が形成されている。また、ブラケット5の外周側には凸部6が形成されている。

0017

ブラケット5とモールド樹脂で一体に成形された固定子1の固定は、固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の内周、外周に当接するようにブラケット5の凸部6を圧入することで行われる。

0018

このように構成することにより、固定子端面のモールド樹脂3の凹部4の内周、外周両面とブラケット5の凸部6が当接することになるので、従来のものより小さいしめしろで同じ抜け強度が得られる。さらに、低温時は固定子端面のモールド樹脂3の凹部4の外周側、高温時は内周側のしめしろが大きくなり、温度変化によりブラケット抜け強度が低下することがなく、ブラケット5が確実にモールド樹脂3でモールドされた固定子1に固定される。

0019

本実施の形態では、圧入により発生するモールド樹脂3の磨耗粉はモールド樹脂3の凹部4に入るので、電動機内部へ磨耗紛が侵入し異音や電動機の拘束不良を発生することがない。また、ブラケット5の構造が単純になり寸法精度が得やすく、ブラケット5の加工コスト下げることが出来る。

0020

実施の形態2.以下、この発明の実施の形態2を図面を参照して説明する。図2は実施の形態2を示す図で、電動機の拡大断面図である。図において、8は固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面の角、9はブラケット5の凸部6の丸取した角、10は固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面の角とブラケット5の凸部6の丸取した角との隙間である。なお、上記実施の形態と同一部分は同一符号とし、説明を省略する。

0021

図2に示すように、丸取した角9を備えるブラケット5の凸部6が、固定子端面のモールド樹脂3の凹部4の内、外周に当接するように圧入される。この時、ブラケット5の凸部6の丸取した角9は、固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面の角8より大きく丸取されており、固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面の角8とブラケット5の凸部6の丸取した角9の間には隙間10が出来る。

0022

このように構成することにより、実施の形態1と同様の効果を得るだけでなく、圧入により発生するモールド樹脂3の磨耗粉をブラケット凸部底面と固定子端面のモールド樹脂の凹部底面の間に挟んで圧入することなく、固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面の角8とブラケット5の凸部6の丸取した角9との隙間10に溜めるので、ブラケット5を確実に固定子端面のモールド樹脂3に設けた凹部4の底面まで圧入することが出来、より確実にブラケット5を固定でき、品質が向上する。

0023

また、ブラケット5が傾くことを防ぎ組立精度が向上するので、電動機の特性の向上と磁気音、軸受騒音を小さくすることが出来る。

0024

実施の形態3.以下、この発明の実施の形態3を図面を参照して説明する。図3は実施の形態3を示す図で、電動機の拡大断面図である。図において、11はモールド樹脂3の凹部4の内側の固定子端面、12はモールド樹脂3の凹部4の底面とブラケット5の凸部6の底面間に出来る隙間である。なお、上記実施の形態と同一部分は同一符号とし、説明を省略する。

0025

図3に示すように、ブラケット5の凸部6が、固定子端面のモールド樹脂3の凹部4の内、外周に当接し、モールド樹脂3の凹部4の内側の固定子端面11にブラケット5が接するまで圧入する。この時、モールド樹脂3の凹部4の深さL1はブラケット5の凸部6の長さL2より長くなっており、モールド樹脂3の凹部4の底面とブラケット5の凸部6の底面には隙間12が出来る。

0026

このように構成することにより、圧入により発生するモールド樹脂3の磨耗粉の発生量が多くても、ブラケット凸部底面と固定子端面のモールド樹脂の凹部底面の間に隙間を調整することで、確実にモールド樹脂の凹部の内側の固定子端面11までブラケット5を圧入することが出来、さらに確実にブラケット固定の品質、組立精度が向上する。

0027

実施の形態4.上記実施の形態3では、モールド樹脂の凹部の内側の固定子端面11にブラケット5を接するまで圧入することを示したが、ブラケット5の外周にフランジを設け、このフランジがモールド樹脂の凹部の外側の固定子端面に接するまで圧入するようにしても、同様の効果が得られる。

0028

実施の形態5.以下、この発明の実施の形態5を図面を参照して説明する。図4は実施の形態5を示す図で、空気調和機の構成図である。図において、13は空気調和機の室内機、14は空気調和機の室外機、15は上記実施の形態の電動機により駆動される送風機である。室内機13は室外機14に接続され、室内機13、室外機14には上記実施の形態の電動機により駆動される送風機15を有している。

0029

近年の空気調和機は、低騒音、高効率、さらに、低コスト化が進んでおり、上記実施の形態の電動機を空気調和機の主要部品である送風機用電動機として用いることは好ましい。

0030

このように構成することにより、空気調和機の送風機は品質が向上し、低騒音、高効率、低コストの電動機を得ることが出来る。一般の空気調和機の室内機のクロスフローファンに用いられるファンモータ(送風機用電動機)やその他ファンモータによって発生する騒音の音質の中に冷凍サイクル中を流れる冷媒音の音質と似ていて、不要なサービスコールを招いたり、音源の特定がし難いことから、誤ったサービス対応をすることが考えられるが、本発明の電動機の構造によれば、このような音質の部分の音を低減できるので、冷凍サイクルを用いた空気調和機について特に顕著な効果を奏する。

発明の効果

0031

この発明に係る電動機は、樹脂でモールド成形された固定子の端面に凹部を設け、この凹部の内周及び外周に当接して嵌合する凸部をブラケットに設けたので、電動機の温度変化によりブラケットの抜け強度が低下することがなく、ブラケット固定の品質を向上できる。また、安価な樹脂を選定でき、低コスト化が図れる。さらに、電動機内部に圧入時のモールド樹脂磨耗粉が入ることがなく、異音や電動機拘束不良を低減することができる。

0032

また、ブラケットの凸部の角を丸くし、固定子の端面に設けた凹部の底面の角と、ブラケットの凸部の丸取した角との間に隙間が形成されるように構成したので、ブラケットを確実に圧入することが出来、ブラケット固定の品質がさらに向上する。また、組立精度が向上するので、電動機の特性の向上と磁機音、軸受騒音を小さくすることが出来る。

0033

また、ブラケットの凸部の底面と、固定子端面に設けた凹部の底面との間に隙間が形成されるように構成したので、ブラケットをより確実に圧入することが出来、ブラケット固定の品質が一層向上する。

0034

また、ブラケットの凸部が固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、凹部の内側の固定子端面にブラケットが接するまで圧入する構成としたので、さらに確実にブラケット固定の品質、組立精度が向上する。

0035

また、ブラケットの外周にフランジを設け、ブラケットの凸部が固定子端面に設けた凹部の内、外周に当接し、フランジが固定子端面に設けた凹部の外側の固定子端面に接するまで圧入する構成としたので、さらに確実にブラケット固定の品質、組立精度が向上する。

0036

また、冷凍サイクルを備えた空気調和機において、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電動機を送風機に用いたので、空気調和機の低騒音、高効率、低コスト化が図れる。

図面の簡単な説明

0037

図1実施の形態1を示す図で、電動機の断面図である。
図2実施の形態2を示す図で、電動機の拡大断面図である。
図3実施の形態3を示す図で、電動機の拡大断面図である。
図4実施の形態5を示す図で、空気調和機の構成図である。
図5従来の電動機の断面図である。

--

0038

1固定子、2回転子、3モールド樹脂、4 凹部、5ブラケット、6凸部、7軸受、8 凹部の底面の角、9 丸取した角、10 隙間、11モールド樹脂の凹部の内側の固定子端面、12 隙間、13室内機、14室外機、15送風機。

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