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課題

複数のユーザで協調的に作業する場合において、ユーザ間でのコラボレーションの状況に応じて適切に作業画面を表示する。協調的作業に参加している全ユーザの作業状況を把握できるようにする。

解決手段

情報処理端末3a、3b、3c、3d、…が、同期開始タイミングを検出して同期実行同期装置17に指示する同期開始検出装置13と、同期実行・同期解除切り換える同期装置17と、現在の地図表示の範囲や倍率等の情報を含む画面情報とを有する。同期開始検出装置13は、同期実行指示用タンが操作される、同期相手が選択される、音声入力装置4に発声される等を検出したら、同期装置17に同期実行を指示する。同期装置17は、自己地図表示範囲相手側に同期させる、自己の地図表示範囲を相手側のに同期する、或いは、自己の地図表示範囲と他の端末での地図表示範囲とを含む範囲で地図表示する、のいずれかを手動又は自動で選択的に切り換えて実行する。

概要

背景

例えば災害地域消防隊や救助隊などが活動するとき、個々の部隊の隊長としては、担当地域の各所の災害状況、個々の隊員展開場所と活動状況、及び他部隊の展開状況などの情報を、リアルタイムで正確に把握することができれば、効果的な部隊指揮を実施することが容易になる。個々の隊員としても、他の隊員の配置や活動状況、他の場所の災害状況などの情報を的確に知ることができれば、自己任務を最も効果的に遂行することが容易になる。複数部隊を統御する本部としては、それら複数部隊についての上述した各種の情報が必要である。

こうした部隊活動を支援するための現場情報を作成するための方法の一つとして、離れた場所で活動する各々の隊員が、同一の電子地図を使用してその地図上に自己の活動範囲における現場情報を書込んでいく、つまり協調的に電子地図に情報を書込んでいくという方法が考えられる。

離れた隊員の各々が協調的に作業を行なう場合は、隊員間で意思作業分担範囲等を確認(以下、コラボレーション)する必要がある。コラボレーションは、一般に会話によって行なうものであるが、協調的に電子地図に情報を書込む場合には会話しながら行なう。この協調作業での地図画像表示方法としては、全隊員に対する表示範囲を特定の隊員の表示範囲と同じにさせる(以下、「同期させる」と表記する)か、或いは各隊員に対する表示範囲を各々独立させるという方法が考えられる。

概要

複数のユーザで協調的に作業する場合において、ユーザ間でのコラボレーションの状況に応じて適切に作業画面を表示する。協調的作業に参加している全ユーザの作業状況を把握できるようにする。

情報処理端末3a、3b、3c、3d、…が、同期開始タイミングを検出して同期実行同期装置17に指示する同期開始検出装置13と、同期実行・同期解除切り換える同期装置17と、現在の地図表示の範囲や倍率等の情報を含む画面情報とを有する。同期開始検出装置13は、同期実行指示用タンが操作される、同期相手が選択される、音声入力装置4に発声される等を検出したら、同期装置17に同期実行を指示する。同期装置17は、自己の地図表示範囲相手側に同期させる、自己の地図表示範囲を相手側のに同期する、或いは、自己の地図表示範囲と他の端末での地図表示範囲とを含む範囲で地図表示する、のいずれかを手動又は自動で選択的に切り換えて実行する。

目的

従って、本発明の目的は、複数のユーザで協調的に作業する場合において、ユーザ間でのコラボレーションの状況に応じて適切に作業画面を表示することにある。

また、本発明の別の目的は、協調的作業に参加している全ユーザの作業状況を把握できるようにすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

他の情報表示装置と直接的又は間接的に通信可能な情報表示装置であって、イベントを検出する検出手段と、検出されるイベントの種類に基づいて、所定の複数の表示方法の中から1つの表示方法を選択し設定する設定手段と、設定した表示方法でデータを表示する表示手段とを備える情報表示装置。

請求項2

前記所定の複数の表示方法には、自分のデータ表示範囲と相手のデータ表示範囲とを一致させる同期方法と、自分のデータ表示範囲と相手のデータ表示範囲とを各々独立させる非同期方法とが含まれる請求項1記載の情報表示装置。

請求項3

前記同期方法には、自分が表示するデータの表示範囲を相手の情報表示装置に対して同じ表示範囲にさせる第1の表示方法と、自身が表示するデータの表示範囲をいずれかの相手の情報表示装置に表示されるデータの表示範囲と同じにするようにする第2の表示方法とがある請求項2記載の情報表示装置。

請求項4

前記所定の複数の表示方法には、他の表示方法において自分が表示するデータの表示範囲と、相手の情報表示装置に表示されるデータの表示範囲とを包含する範囲を表示する包含表示方法が含まれる請求項1又は2記載の情報表示装置。

請求項5

前記データは、地図のデータである請求項1記載の情報表示装置。

請求項6

前記イベントは、ユーザによる通信相手の指定の終了、ユーザによる表示方法の設定、又はユーザの音声入力であり、前記設定手段が、前記ユーザによる通信相手の指定の終了、ユーザによる表示方法の設定、又はユーザの音声入力に応答して前記設定する表示方法を切り換える請求項1記載の情報表示装置。

請求項7

自分が表示するデータの表示範囲情報を有しており、前記表示手段が、前記自分のデータ表示範囲情報又は前記相手の情報表示装置から受けるデータ表示範囲情報に従ってデータ表示する請求項1記載の情報表示装置。

請求項8

自分と相手との優先順位が設定されており、前記設定手段が、前記優先順位に基づいて前記表示方法を設定する請求項1記載の情報表示装置。

請求項9

複数の情報表示装置が直接的又は間接的に通信可能な環境において、イベントを検出する検出ステップと、検出されるイベントの種類に基づいて、所定の複数の表示方法の中から1つの表示方法を選択し設定する設定ステップと、設定した表示方法でデータを表示する表示ステップとを有する情報表示方法

請求項10

複数の情報表示装置が直接的又は間接的に通信可能な環境において、イベントを検出する検出ステップと、検出されるイベントの種類に基づいて、所定の複数の表示方法の中から1つの表示方法を選択し設定する設定ステップと、設定した表示方法でデータを表示する表示ステップとを記録したプログラムコンピュータに実行させるためのコンピュータ読取可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、情報表示装置に関し、特に、例えば消防警察、企業などの部隊が或る程度の広さの地域に展開して部隊活動を実施する際に、現場指揮隊員間において協調的作業を行なうための、地図を基礎とした情報表示装置に関する。

背景技術

0002

例えば災害地域で消防隊や救助隊などが活動するとき、個々の部隊の隊長としては、担当地域の各所の災害状況、個々の隊員の展開場所と活動状況、及び他部隊の展開状況などの情報を、リアルタイムで正確に把握することができれば、効果的な部隊指揮を実施することが容易になる。個々の隊員としても、他の隊員の配置や活動状況、他の場所の災害状況などの情報を的確に知ることができれば、自己任務を最も効果的に遂行することが容易になる。複数部隊を統御する本部としては、それら複数部隊についての上述した各種の情報が必要である。

0003

こうした部隊活動を支援するための現場情報を作成するための方法の一つとして、離れた場所で活動する各々の隊員が、同一の電子地図を使用してその地図上に自己の活動範囲における現場情報を書込んでいく、つまり協調的に電子地図に情報を書込んでいくという方法が考えられる。

0004

離れた隊員の各々が協調的に作業を行なう場合は、隊員間で意思作業分担範囲等を確認(以下、コラボレーション)する必要がある。コラボレーションは、一般に会話によって行なうものであるが、協調的に電子地図に情報を書込む場合には会話しながら行なう。この協調作業での地図画像表示方法としては、全隊員に対する表示範囲を特定の隊員の表示範囲と同じにさせる(以下、「同期させる」と表記する)か、或いは各隊員に対する表示範囲を各々独立させるという方法が考えられる。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上述した各表示方法には、それぞれ次のような問題がある。

0006

表示範囲を同期させる方法では、常に特定の隊員の入力操作が他の隊員に見えてしまい、特に見せる必要のないデータ入力過程修正削除操作まで他の隊員に対して表示されてしまうので、それらの描画処理が他の隊員のコンピュータのCPUの負担になる等して、他の隊員の作業を妨げてしまう。また、各隊員の作業分担範囲が異なっている場合にも、表示範囲が同期されてしまうため、特定隊員が表示範囲を自分の作業範囲や自分の好みの倍率に変更してしまうと、他の隊員が一切作業をすることができない状態になってしまう。

0007

表示範囲を独立させる方法では、各隊員が同じ地点を表示するためには、会話によって情報をやり取りし、手動で表示位置を合わせなければならないが、その場合、必ずしも表示範囲が完全に一致しないことがある。このため、ある隊員が作業している範囲が、他の隊員に対しては表示されていないことがあり、各隊員が互いに作業状況を確認できない場合がある。また、情報を書込んだ位置を相手に知らせる時には、「ここ」、「そこ」等の指示代名詞を使用することが多いので、表示範囲が完全に一致していないと、相手の話す内容が理解できない場合もある。

0008

また、これらどちらの表示方法にも共通する問題として、自分の又は特定隊員の作業範囲だけ、つまり1つの作業範囲だけしか表示されないので、他の隊員がどの範囲を表示して作業しているのかということを把握することができないというのがある。その対策として、ディスプレイ上に2つの表示画面を用意して、一方に表示範囲を同期させている画面を表示し、他方に表示範囲を独立させている画面を表示することが考え得るが、ディスプレイの広さの制約から2つの画面を表示させることが困難であったり、画面処理の付加が2倍になる等、明らかに実用的でない。

0009

従って、本発明の目的は、複数のユーザで協調的に作業する場合において、ユーザ間でのコラボレーションの状況に応じて適切に作業画面を表示することにある。

0010

また、本発明の別の目的は、協調的作業に参加している全ユーザの作業状況を把握できるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明に従う情報表示装置は、他の情報表示装置と直接的又は間接的に(間接的というのは、例えばサーバを介して)通信可能な情報表示装置であって、イベントを検出する検出手段と、検出されるイベントの種類に基づいて、所定の複数の表示方法の中から1つの表示方法を選択し設定する設定手段と、設定した表示方法でデータを表示する表示手段とを備える。

0012

本発明によれば、例えばコラボレーションの状況に応じたイベントの種類に基づいて、複数の表示方法から1つの表示方法が選択されるので、コラボレーションの状況に応じた好適なデータ表示が可能になる。

0013

好適な実施形態では、所定の複数の表示方法には、自分のデータ表示範囲と相手のデータ表示範囲とを一致させる同期方法と、自分のデータ表示範囲と相手のデータ表示範囲とを各々独立させる非同期方法とが含まれる。同期方法には、自分が表示するデータの表示範囲を相手の情報表示装置に対して同じ表示範囲にさせる第1の表示方法と、自身が表示するデータの表示範囲をいずれかの相手の情報表示装置に表示されるデータの表示範囲と同じにするようにする第2の表示方法とがある。

0014

好適な実施形態では、所定の複数の表示方法には、他の表示方法において自分が表示するデータの表示範囲と、相手の情報表示装置に表示されるデータの表示範囲とを包含する範囲を表示する包含表示方法が含まれる。

0015

好適な実施形態では、データは地図データである。

0016

好適な実施形態では、イベントは、ユーザによる通信相手の指定の終了、ユーザによる表示方法の設定、又はユーザの音声入力であり、設定手段が、そのイベントに応答して設定する表示方法を切り換える。

0017

好適な実施形態では、自分が表示するデータの表示範囲情報を有しており、表示手段が、自分のデータ表示範囲情報又は相手の情報表示装置から受けるデータ表示範囲情報に従ってデータ表示する。

0018

好適な実施形態では、自分と相手との(自分と相手情報表示装置との、又は自分のユーザと相手情報表示装置のユーザとの)優先順位が設定されており、設定手段が、その優先順位に基づいて表示方法を設定する。

発明を実施するための最良の形態

0019

コラボレーションを必要とする協調的作業としては、同一の地図上に情報を書込むなどして地図を編集する作業、建物模型等の設計図面共同で編集する作業、又は、論文報告書等を共同で執筆・修正する作業など種々様々にある。以下、協調的作業として、消防、警察、軍、企業などの部隊が或る程度の広さの地域に展開して部隊活動を実施する際に、現場で活動する各隊員が、同一の電子地図上に自己の活動範囲における現場情報を書込む等して行なう地図編集作業を例に、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。

0020

図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す。

0021

通信ネットワーク(典型的にはインターネット)1に、複数の情報処理端末3a、3b、3c、3d、…が設置されている。各情報処理端末3a、3b、3c、3d、…は、典型的にはデスクトップパソコンモバイルパソコン等の汎用コンピュータである。各情報処理端末3a、3b、3c、3d、…には、コラボレーションして地図編集作業を行なうためのシステム(以下、コラボレーションシステムという)が備えられている。

0022

コラボレーションシステムは、コラボレーションの状態にあわせて、表示範囲を自動的に同期させたりその同期を解除したりということを適切に切り替える。具体的に言えば、コミュニケーションが行なわれている(例えば各情報処理端末3a、3b、3c、3d、…間でデータ通信が行なわれている)ことが検出されれば、地図表示する範囲を同期させ、それが検出されなければ(つまり各情報処理端末3a、3b、3c、3d、…にて独立して地図編集作業が行なわれているときは)、地図表示する範囲を同期しない。コラボレーションシステムには、図示のように、通信ネットワーク1に接続されているモデム等の通信装置2と、マイク等の音声入力装置4と、マウスペンキーボード等の手入力装置5と、地図編集画面を表示するための表示装置7と、表示態様を制御する表示制御装置9と、コンテンツデータ(地図データ)が保存されているコンテンツデータ保存部11とが備えられている。また、同期開始を検出する同期開始検出装置13と、後述する画面情報が保存されている画面情報データベース15と、同期実行同期解除を切り替える同期装置17も備えられている(参照番号は、情報処理端末3aのコラボレーションシステムにのみ付してあるが、他の情報処理端末3b、3c、3d、…のコラボレーションシステムの構成要素についても同様である)。なお、このコラボレーションシステムでは、ユーザが、音声入力装置4と図示しないスピーカとを使用し、通信装置2及び通信ネットワーク1を介して他のユーザと会話を行なうことが可能である。

0023

ユーザは、手入力装置5を用いて、表示装置7に表示される地図表示範囲を設定したり、表示されている地図を編集したり、地図編集作業に参加している各ユーザから表示範囲を同期させる相手ユーザを指定(選択)したりする。

0024

表示制御装置9は、コンテンツデータ保存部11から地図データを取得し、ユーザに設定された範囲で地図表示したり、同期装置17からの指示によって地図表示範囲を他のコラボレーションシステムでの地図表示範囲に同期させたりする。また、表示制御装置9は、後述するように、自己の地図表示範囲と他のコラボレーションシステムでの地図表示範囲とを含む範囲で地図表示したりもする。この場合、表示制御装置9は、自己のユーザに対して表示する地図の矩形範囲と他のコラボレーションシステムで表示される地図の矩形範囲とを含む最小の矩形範囲を算出し、その算出した範囲で地図表示する。

0025

同期開始検出装置13は、ユーザによって、同期相手同期方式等が設定されて同期開始が指示されたことを検出したら、同期装置17に同期実行を指示する。また、同期開始検出装置13は、同期開始タイミングを検出したら、同期方式などを自動的に設定し、同期装置17に同期実行を指示する。なお、上記同期方式とは、自己の地図表示範囲を相手側に同期させる(つまり相手側には自己の地図範囲が表示される)方式(以下、Master型方式という)と、それとは逆に自己の地図表示範囲を相手側のに同期する(つまり相手側で表示されている地図範囲と同じ範囲を表示する)方式(以下、Slave型方式という)と、自己の地図表示範囲と相手側の地図表示範囲とを含む範囲で地図表示をする方式(以下、包含型方式という)をいう。また、上記同期開始タイミングとしては、同期開始指示用のボタンアイコン等が操作される、同期相手の選択が終了する、又は、後述するように、音声入力装置4に向けて発声される(音声入力装置4に音声入力される)等がある。

0026

同期装置17は、同期開始検出装置13からの指示により、地図表示の同期を実行する。Master型方式で実行した場合は、同期装置17は、画面情報データベース15から画面情報を取得し、それを相手側に送信して、相手側での地図表示範囲を自己の地図表示範囲に同期させるようにする。Slave型方式で実行した場合は、同期装置17は、相手側コラボレーションシステム(情報処理端末)から画面情報を受けてそれを表示制御装置9に渡し、自己の地図表示範囲を相手側の地図表示範囲に同期させるようにする。包含型方式で実行した場合は、同期装置17は、相手側の画面情報を受けてそれを表示制御装置9に渡し、自己の地図表示範囲と相手側での地図表示範囲とを含む範囲を算出させる。

0027

図2に、画面情報データベース15に保存されている、画面情報のデータテーブルの一例を示す。

0028

画面情報としては、図示のように、「システムID」、「使用ユーザ情報」、「表示ウィンドウ属性」、「中心地座標」、「表示倍率」、「表示方位」、「表示レイヤ属性」などがある。「システムID」は、コラボレーション(換言すれば地図編集作業)に参加しているコラボレーションシステムが持つ固有のコード(番号やアルファベット等、又はそれらの混合)である。「使用ユーザ情報」には、利用者名前を示す「ユーザ名」と、利用者の権限レベル(表示同期における優先順位)を示す「ユーザランク」とがある。「表示ウィンドウ属性」は、表示装置7に表示される、地図表示のためのウィンドウの「幅」と「高さ」である。「中心地図座標」は、例えば初めて地図表示されるときにおける、地図表示ウィンドウの中心に合致する地図座標であり、具体的には、「緯度経度」、「19地点座標系(直行座標系)」等が含まれる。「表示倍率」は、例えば初めて地図表示されるときの地図の表示倍率である。「表示方位」は、をゼロとしたときの回転方向である。「表示レイヤ属性」は、建物や道路などを描画するための、レイヤ毎線描画等に関する情報であり、具体的には、「線の色」、「線のスタイル」、「線の太さ」等が含まれる。画面情報は、ユーザによって適宜設定・変更されたり、ユーザの地図編集作業における入力操作に合わせて自動的に設定・変更されたりする。画面情報は、このように設定・変更されるものと、固定的なものとの両方が用意される場合もある。

0029

このような画面情報に基づいて、コラボレーションシステムでは、Master型方式、、Slave型方式、又は包含型方式による同期実行がなされる。なお、Master型方式、Slave型方式、包含型方式のどの方式で同期実行するかは、自動的に又はユーザが自由に切り替えることができる。

0030

このコラボレーションシステムにおいて、同期実行・同期解除を切り替える方法としては、少なくとも以下の3つの方法がある。

0031

(1)ユーザが同期方式及び同期実行を指定する。

0032

つまり、ユーザが、同期相手、同期方式、同期開始タイミング等を指定して同期実行を行なう、すなわち全て手動で行なうものであり、ユーザの好む使い方が反映されやすい方法である。

0033

(2)ユーザに設定された優先順位(つまり上記「ユーザランク」)に応じて自動的に同期方式を設定して切り換えられて、ユーザが同期実行を指定する。

0034

コラボレーションに参加する全ユーザの優先順位を確認して、その結果に基づいて同期方式を設定するもので、一部が自動で行なわれる方法である。

0035

(3)同期開始タイミング(例えばユーザの発声)を検出したとき、自動的に同期方式、同期開始タイミングを設定して切り換え、同期実行する。

0036

全てを自動的に行なう方法である。複雑な操作を必要としないため、このコラボレーションシステムを初めて利用するときや、手間をかけずにすばやくコラボレーションしたり同期方式を切り換えたりしたい等のときに有効である。

0037

以下、上記各方法において同期実行が行なわれるときの動作を説明する。

0038

まず、(1)の方法、つまり、ユーザが同期方式及び同期実行を指定する方法で同期実行が行なわれるときの動作を、図3図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、コラボレーションシステムを「地図システム」と表記し、自己のコラボレーションシステムを「地図システムA」、同期相手のコラボレーションシステムを「地図システムB」とする。

0039

地図システムAにおいて、Master型方式が指定された場合は、図3に示す動作が行なわれる。この方式では、地図システムAがMaster、地図システムBがSlaveとなって、地図システムBの画面が地図システムAの画面に同期する(追従する)。

0040

図3は、Master型方式における同期実行の動作手順を示す。

0041

地図システムAは、同期相手(地図システムB)が指定されて、同期開始タイミング(同期実行用ボタン又はアイコンが操作される等)を検出したら(ステップS1)、地図システムBに対して、地図システムAからの画面情報の受信準備、及び画面同期の要求(画面情報受信準備Req)を送信する(S2)。地図システムBは、画面情報受信準備Reqを受取って受信準備を行ない(S3)、受信準備ができたら、準備完了のメッセージ(画面情報受信準備Ack)を地図システムAに送信する(S4、同期を拒否する時は拒否メッセージを送信し、この同期実行の動作はそのステップで終了する)。地図システムAは、自己の画面情報を取得し(S5)、それを地図システムBに送信する(S6)。地図システムBは、画面情報を受信し(S7)、その画面情報に基づいて、現在表示している画面を変更して再描画を行なう(S8)。そして、地図システムBは、画面情報受信及び再描画を正常に終了したら完了のメッセージ(画面情報受信Ack)を地図システムAに送信する(S9、画面情報が誤っていたり同期した画面表示が行なえない等の場合にはエラーメッセージを送信する)。

0042

地図システムAと地図システムBとの間では、地図システムAにおいて地図表示の範囲や倍率等が変更される度にそれの画面情報が変更・設定され、上記ステップS5〜S9の動作が行なわれる。この同期実行は、地図システムA、Bのユーザが任意に解除することもできるし、予め設定されている同期解除タイミングを検出したとき等に自動で解除することもできる(これは、以下に説明する同期実行においても同様である)。

0043

次に、上記(1)の方法において、地図システムAでSlave型方式が指定された場合の動作について説明する。

0044

地図システムAにおいて、Slave型方式が指定された場合は、図4に示す動作が行なわれる。この方式では、地図システムAがSlave、地図システムBがMasterとなって、地図システムAの画面が地図システムBの画面に同期する(追従する)。

0045

図4は、Slave型方式における同期実行の動作手順を示す。

0046

地図システムAは、同期相手(地図システムB)が指定されて同期開始タイミングを検出したら(ステップS10)、地図システムBに対して、地図システムBの画面情報の送信準備、及び画面同期許可の要求(画面情報送信準備Req)を送信する(S11)。地図システムBは、画面情報送信準備Reqを受取って送信準備を行ない(S12)、送信準備ができたら、準備完了のメッセージ(画面情報送信準備Ack)を地図システムAに送信する(S13、同期を拒否する時は拒否メッセージを送信し、この同期実行の動作はそのステップで終了する)。地図システムAは、地図システムBに画面情報の送信を要求(画面情報送信Reqを送信)する(S14)。地図システムBは、自己の画面情報を取得し(S15)、それを地図システムAに送信する(S16)。地図システムAは、地図システムBの画面情報を受信し(S17)、その画面情報に基づいて、現在表示している画面を変更して再描画を行なう(S18)。そして、地図システムAは、画面情報受信及び再描画を正常に終了したら完了のメッセージ(画面情報受信Ack)を地図システムBに送信する(S19、画面情報が誤っていたり同期した画面表示が行なえない等の場合にはエラーメッセージを送信する)。

0047

地図システムAと地図システムBとの間では、地図システムBにおいて地図表示の範囲等が変更される度にそれの画面情報が変更・設定され、上記ステップS15〜S19の動作が行なわれる。

0048

次に、上記(1)の方法において、地図システムAで包含型方式が指定された場合の動作について説明する。

0049

地図システムAにおいて、包含型方式が指定された場合は、図5に示す動作が行なわれる。この方式では、地図システムA、Bの両方で、地図システムAでの地図表示範囲と地図システムBの地図表示範囲との両方を含む範囲が表示される。

0050

図5は、包含型方式における同期実行の動作手順を示す。

0051

地図システムAは、同期相手(地図システムB)が指定されて、同期開始タイミングを検出したら(ステップS20)、地図システムBに対して、地図システムBの画面情報の送信準備、及び画面同期許可の要求(画面情報送信準備Req)を送信する(S21)。地図システムBは、画面情報送信準備Reqを受取って送信準備を行ない(S22)、送信準備ができたら、準備完了のメッセージ(画面情報送信準備Ack)を地図システムAに送信する(S23、同期を拒否する時は拒否メッセージを送信し、この同期実行の動作はそのステップで終了する)。地図システムAは、画面情報送信準備Ackを受けたら、地図システムBの画面情報の送信を地図システムBに要求(画面情報送信Reqを送信)する(S24)。地図システムBは、画面情報送信Reqを受信したら、自己の画面情報を取得し(S25)、それを地図システムAに送信する(S26)。地図システムAは、地図システムBの画面情報を受信し(S27)、画面情報受信が正常に終了したら、完了のメッセージ(画面情報受信Ack)を地図システムBに送信する(S28、画面情報が誤っていたらエラーメッセージを送信する)。また、地図システムAは、地図システムBの画面情報から地図システムBでの地図表示の矩形範囲を識別し、その矩形範囲と、この地図システムAでの地図表示の矩形範囲とを含む最小の矩形範囲を算出する(S29)。そして、地図システムAは、その算出した地図表示範囲に基づいて現在の表示画面を変更して再描画すると共に(S30)、その算出した地図表示範囲の情報を、地図システムBに通知する(S31)。地図システムBは、地図システムAから地図表示範囲情報を受信し(S32)、その地図表示範囲情報に基づいて、現在の表示画面を変更して再描画を行なう(S33)。そして、地図システムBは、画面情報受信及び再描画を正常に終了したら完了のメッセージ(画面情報受信Ack)を地図システムAに送信する(S34、画面情報が誤っていたり同期した画面表示が行なえない等の場合にはエラーメッセージを送信する)。

0052

地図システムAと地図システムBとの間では、地図システムA、Bの両方において地図表示の範囲等が変更される度にそれの画面情報が変更・設定され、上記ステップS29の表示範囲の算出が行なわれ、その算出された表示範囲に従って地図システムA、Bの画面が変わる。

0053

なお、この包含型方式では、地図システムA、Bの2つだけに限らず、コラボレーションに参加している全ユーザ(地図システム)の地図表示範囲を含めた範囲で表示することもできる。

0054

図6は、地図編集作業に参加している全ユーザ(地図システム)の表示範囲を含む画面を示す。

0055

図示のように、コラボレーション(地図編集作業)に、地図システムA、B、C、Dの4つの地図システムが参加しているとする。この場合、例えば最初に地図システムAで全参加ユーザの地図表示範囲を表示する旨が指定されたら、地図システムAと、他の地図システムB、C、Dとの間で、図5に示した動作が実行される。すなわち、地図システムAは、他の地図システムB、C、Dに送信した画面情報送信Reqの応答として、地図システムBからは地図システムBの表示矩形範囲25の情報を含む画面情報を、地図システムCからは地図システムCの表示矩形範囲27の情報を含む画面情報を、地図システムDからは地図システムDの表示矩形範囲29の情報を含む画面情報を受信する。そして、地図システムAは、他の地図システムB、C、Dから受信した表示矩形範囲25、27、29と、この地図システムAでの表示矩形範囲23とを含む最小の表示矩形範囲21を算出する。また、地図システムAは、その表示矩形範囲21に、各地図システムA、B、C、Dの表示矩形範囲23、25、27、29を示す枠31、33、35、37を設定する。地図システムAは、その算出した表示矩形範囲に基づいて現在の表示画面を変更して、各地図システムA、B、C、Dの表示矩形範囲23、25、27、29を含む矩形範囲21の地図画像を描画する。また、地図システムAは、算出した表示矩形範囲21の情報を、他の地図システムB、C、Dに通知する。他の地図システムB、C、Dでは、地図システムAからの表示矩形範囲21の情報に基づいて、現在の表示画面が変更され、地図システムAに表示されている矩形範囲21の画面が表示される。なお、図示していないが、枠31、33、35、37の近傍には、常時に又はマウスのカーソルが枠の線上に重なった時などに、その枠がどのユーザ(又は地図システム)の表示範囲を示すものかが表示、例えばユーザ名が表示される。

0056

これによれば、コラボレーション(地図編集作業)に参加している全ユーザにおける地図画面が表示されるので、各ユーザの作業状況は勿論、この地図編集に係る作業状況の全体を一度に把握することができる。

0057

以上が、上記(1)の方法で同期実行が行なわれるときの動作である。

0058

次に、(2)の方法、つまり、ユーザに設定された優先順位に応じて自動的に同期方式を設定して切り換えられて、ユーザが同期実行を指定するときの動作を説明する。

0059

まず、例えば地図システムAにおけるユーザが、コラボレーション(協調的な地図編集作業)に参加するユーザの「ユーザ名」(又は地図システムの「システムID」)を、地図システムAに指定する。地図システムAは、指定された全参加ユーザの「ユーザランク」(優先順位)を確認し、最もユーザランクが高いユーザの地図システムをMasterに、残りの地図システムをSlaveに決定して、その旨を上記指定された全ユーザ(地図システム)に通知する。その後は、各地図システムの間では、同期方式としてMaster型方式が自動的に決定され、図3に示した手順で同期実行が行なわれる。

0060

次に、(3)の方法、つまり、同期開始タイミング(例えばユーザの発声)を検出したとき、自動的に同期方式、同期開始タイミングを設定して切り換え、同期実行するときの動作を説明する。

0061

まず、例えば地図システムAにおけるユーザが、コラボレーションに参加するユーザの「ユーザ名」(又は地図システムの「システムID」)を、地図システムAに指定する。その後、いずれかの参加ユーザの地図システムでユーザの発声が検出されたら、それを検出した地図システムが、自分をMasterに、残りの地図システムをSlaveに決定して、その旨を上記指定された全ユーザ(地図システム)に通知する。その後は、各地図システムの間では、同期方式としてMaster型方式が自動的に決定され、図3に示した手順で同期実行が行なわれる。その同期実行中において、別の地図システムでユーザの発声が検出されたら、その別の地図システムが、自分をMasterに決定し、今までMasterであった地図システムを含めた残りの地図システムをSlaveに決定する。そして、その別の地図システムは、その旨を上記指定された全ユーザ(地図システム)に通知する。その後は、前述したように、各地図システムの間で、同期方式としてMaster型方式が自動的に決定され、図3に示した手順で同期実行が行なわれる。

0062

この方法によれば、各地図システムのユーザは、自分の地図表示範囲を他の参加ユーザの地図システムに対して同期させるというようなときには、発声するだけで良い。これにより、簡単且つ迅速に自分の地図表示範囲を参加ユーザ全員に知らせることができる。

0063

以上が、上述したコラボレーションシステムにおいて、同期実行・同期解除を切り替える3つの方法である。

0064

上述した実施形態によれば、コラボレーションを必要とする協調的な地図編集作業において、コミュニケーション状態や独立作業など、各ユーザの作業状態や意思に合わせて適切に同期方式が選択されるので、各ユーザ間で意思の統一・確認が十分且つ迅速に行なえる。

0065

また、上述した実施形態によれば、自動的に表示同期を行なうことができるため、協調的な地図編集作業時のわずらわしい地図操作が必要なくなる。また、各情報処理端末3a、3b、3c、3d、…の表示処理の負担が軽減される。

0066

また、上述した実施形態によれば、コラボレーションにどんなユーザが参加しているかということやその各参加ユーザの地図編集作業の分担領域視覚的に把握でき、地図編集作業全体の管理が容易になる。また、同期方式における同期相手の選択や、相手側を自分の表示範囲に同期させるか或いは自分の表示範囲に相手側のものに同期するかの選択が容易になる。

0067

以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。

図面の簡単な説明

0068

図1本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図。
図2画面情報のデータテーブルの一例を示す図。
図3Master型方式における同期実行の動作手順を示す図。
図4Slave型方式における同期実行の動作手順を示す図。
図5包含型方式における同期実行の動作手順を示す図。
図6地図編集作業に参加している全ユーザ(地図システム)の表示範囲を含む画面。

--

0069

1通信ネットワーク
3a、3b、3c、3d、…情報処理端末(コラボレーションシステム)
5手入力装置
7表示装置
9表示制御装置
11コンテンツデータ保存部
13同期開始検出装置
15画面情報データベース
17 同期装置

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