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技術 杭圧入システム及びこれを用いた杭圧入方法

出願人 株式会社技研製作所
発明者 北村精男長山輝夫大野正明
出願日 1999年12月27日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 1999-371076
公開日 2001年7月3日 (18年10ヶ月経過) 公開番号 2001-182062
状態 特許登録済
技術分野 地中削孔機 杭、矢板の設置・撤去及びそれらの付属品 地中削孔
主要キーワード 駆動支 引抜機 筒状部材内 回転阻止機構 円環状部材 杭部材 回転ロック 引き抜き作業
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

硬質地盤への等となる筒状部材圧入短期間で行えるとともに、作業スペースを最小限に押さえた杭圧入システム及び杭圧入方法を提供する。

解決手段

鋼管矢板2を地盤に圧入する圧入機3と、該圧入機3により鋼管矢板2を圧入する際に、鋼管矢板2内から地盤を掘削するオーガスクリュー4と、該オーガスクリューに接続されるとともに該オーガスクリュー4を回転駆動するオーガモータ5を備え、かつ、オーガスクリュー4が挿入された状態の鋼管矢板2に着脱自在に接続されるオーガ本体部6と、オーガ本体部6を昇降自在に吊った状態に支持するクレーン7と、このクレーン7にオーガ本体部6を揺動自在に接続するユニバーサルジョイント部8とを備える。ユニバーサルジョイント部8は、オーガ本体部6を吊上げた状態で、オーガ本体部6の左右への回転を阻止するロック機構81を備えている。

概要

背景

従来、鋼管杭鋼管矢板などの筒状部材地盤圧入して沈設する方法としては、筒状部材を圧入する油圧式圧入装置や、オーガスクリューを用いて行う中掘り工法等がある。中掘り工法として用いられる一例として、特許第2985068号公報に記載のようなベースマシンリーダマストを立てた杭打ち機がある。この杭打ち機は、クローラ旋回台を備えたベースマシンにおいて旋回台のブラケット先端部にリーダマストが立設され、このリーダマストはステイなどを介してベースマシンにより3点で支持されている。そして、リーダマストの頂部から、該リーダーマストに案内されて昇降しうる駆動機構が吊り下ろされており、この駆動機構の鉛直回転軸には、円筒状杭部材(筒状部材)に内挿して該杭部材地中進入させうる掘削用スパイラル部材(オーガスクリュー)が連結されて回転可能に垂下されている。さらに、上記駆動機構の下方に、スパイラル部材が内挿された鋼管に取り付けられ、掘削した土砂を地面に排出する排土ホッパや、排土ホッパの下部に設けられ、円筒状杭部材の上端部を拘束する円環状部材等が備えられている。そして、円環状部材により上端部が拘束された杭部材の内部に上方からスパイラル部材を挿入し、このスパイラル部材により杭部材の下端部の地盤を掘削、排出しながら杭部材の自重等により該杭部材を沈設する。

概要

硬質地盤への等となる筒状部材の圧入が短期間で行えるとともに、作業スペースを最小限に押さえた杭圧入システム及び杭圧入方法を提供する。

鋼管矢板2を地盤に圧入する圧入機3と、該圧入機3により鋼管矢板2を圧入する際に、鋼管矢板2内から地盤を掘削するオーガスクリュー4と、該オーガスクリューに接続されるとともに該オーガスクリュー4を回転駆動するオーガモータ5を備え、かつ、オーガスクリュー4が挿入された状態の鋼管矢板2に着脱自在に接続されるオーガ本体部6と、オーガ本体部6を昇降自在に吊った状態に支持するクレーン7と、このクレーン7にオーガ本体部6を揺動自在に接続するユニバーサルジョイント部8とを備える。ユニバーサルジョイント部8は、オーガ本体部6を吊上げた状態で、オーガ本体部6の左右への回転を阻止するロック機構81を備えている。

目的

本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、その目的は、硬質地盤への杭、矢板等となる筒状部材の圧入が短期間で行えるとともに、作業スペースを最小限に押さえ、安全性に優れた杭圧入システム及びこれを用いた杭圧入方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

矢板等となる筒状部材地盤圧入する圧入引抜機と、該圧入引抜機により筒状部材を圧入する際に、筒状部材内から地盤を掘削するオーガスクリューと、該オーガスクリューの上端部に接続されるとともに該オーガスクリューを回転駆動する駆動手段を備え、かつ、前記オーガスクリューが挿入された状態の前記筒状部材の上端部に着脱自在に接続される駆動支持装置と、前記駆動支持装置を昇降自在に吊った状態に支持する吊上げ装置と、この吊上げ装置と前記駆動支持装置との間に介設され、前記駆動支持装置を前記吊上げ装置に揺動自在に接続するユニバーサルジョイント部とを備え、前記ユニバーサルジョイント部は、前記駆動支持装置を吊上げた状態で、前記駆動支持装置の左右への回転を阻止する回転阻止機構を備えていることを特徴とする杭圧入システム

請求項2

請求項1記載の杭圧入システムを用いて筒状部材を地盤に圧入する杭圧入方法において、前記回転阻止機構は、前記駆動支持装置の回転の阻止とその解除とが可能とされ、前記圧入引抜機に前記筒状部材をセットするとともに、前記筒状部材と前記オーガスクリューとが接続された前記駆動支持装置を前記ユニバーサルジョイント部を介して上記吊上げ手段で昇降自在に吊った状態に支持し、前記オーガスクリューにより前記筒状部材内から地盤を掘削するとともに、前記筒状部材を前記圧入引抜機により地盤に圧入した後に、前記駆動支持装置と前記筒状部材との接続を解除し、オーガスクリューを逆転させながら前記吊上げ装置により駆動支持装置を吊上げる際に、前記ユニバーサルジョイント部の前記回転阻止機構により前記駆動支持装置の左右への回転を阻止することを特徴とする杭圧入方法。

技術分野

0001

本発明は、鋼管矢板鋼管杭などの筒状部材地中圧入して沈設する圧入システム及びこれを用いた杭圧入方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、鋼管杭や鋼管矢板などの筒状部材を地盤に圧入して沈設する方法としては、筒状部材を圧入する油圧式圧入装置や、オーガスクリューを用いて行う中掘り工法等がある。中掘り工法として用いられる一例として、特許第2985068号公報に記載のようなベースマシンリーダマストを立てた杭打ち機がある。この杭打ち機は、クローラ旋回台を備えたベースマシンにおいて旋回台のブラケット先端部にリーダマストが立設され、このリーダマストはステイなどを介してベースマシンにより3点で支持されている。そして、リーダマストの頂部から、該リーダーマストに案内されて昇降しうる駆動機構が吊り下ろされており、この駆動機構の鉛直回転軸には、円筒状杭部材(筒状部材)に内挿して該杭部材を地中へ進入させうる掘削用スパイラル部材(オーガスクリュー)が連結されて回転可能に垂下されている。さらに、上記駆動機構の下方に、スパイラル部材が内挿された鋼管に取り付けられ、掘削した土砂を地面に排出する排土ホッパや、排土ホッパの下部に設けられ、円筒状杭部材の上端部を拘束する円環状部材等が備えられている。そして、円環状部材により上端部が拘束された杭部材の内部に上方からスパイラル部材を挿入し、このスパイラル部材により杭部材の下端部の地盤を掘削、排出しながら杭部材の自重等により該杭部材を沈設する。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、上記油圧式圧入装置による静的圧入においては、杭部材を圧入する地盤の土質硬質の場合、杭部材の先端の圧入抵抗が大きくなり杭部材自体の圧入が困難であり作業期間が長くなる。また、オーガスクリューを用いる中掘り工法においては、特許第2985068号公報に開示の杭打ち機のように、杭打ち機自体に、スパイラル部材を駆動させる駆動機構を案内するリーダマストが立設され、この立設されたリーダマストが下方のベースマシンにより支持されている構成となっているため、リーダマストを確実に支持し且つ安定性を向上させるためには、ベースマシンから周囲に張り出すアウトリガーが占めるスペースを大きくしたり、ベースマシン自体を大きくしたりする必要が生じる。

0004

本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、その目的は、硬質地盤への杭、矢板等となる筒状部材の圧入が短期間で行えるとともに、作業スペースを最小限に押さえ、安全性に優れた杭圧入システム及びこれを用いた杭圧入方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、杭、矢板等となる筒状部材2を地盤に圧入する圧入引抜機3と、該圧入引抜機により筒状部材を圧入する際に、筒状部材内から地盤を掘削するオーガスクリュー4と、該オーガスクリューの上端部4aに接続されるとともに該オーガスクリューを回転駆動する駆動手段(例えば、オーガモータ5)を備え、かつ、前記オーガスクリューが挿入された状態の前記筒状部材の上端部2aに着脱自在に接続される駆動支持装置(例えば、オーガ本体部6)と、前記駆動支持装置を昇降自在に吊った状態に支持する吊上げ装置(例えばクレーン7)と、この吊上げ装置と前記駆動支持装置との間に介設され、前記駆動支持装置を前記吊上げ装置に揺動自在に接続するユニバーサルジョイント部8とを備え、前記ユニバーサルジョイント部は、前記駆動支持装置を吊上げた状態で、前記駆動支持装置の左右への回転を阻止する回転阻止機構(例えば、ロック機構81)を備えていることを特徴としている。

0006

杭、矢板などとなる筒状部材は、地中に圧入され筒状のものであれば、どのようなものでもよく、例えば、鋼管杭、鋼管矢板、筒状のコンクリート杭、筒状のコンクリート製矢板などである。

0007

請求項1記載の杭圧入システムにあっては、前記筒状部材は圧入引抜機と、筒状部材内から地盤を掘削するオーガスクリューにより地盤に沈設されるので、前記筒状部材が圧入される地盤の土質が硬質の場合でも、容易に圧入することができる。また、オーガスクリューの上端部で接続された駆動手段を備え、オーガスクリューが挿入された状態の筒状部材の上端部に着脱自在に接続される駆動支持装置は、前記吊り上げ装置に昇降自在に吊った状態で支持されているので、従来と異なりリーダマストを使用して下方から支持しない構成で筒状部材の沈設を行うことができる。したがって、リーダマストを支持するアウトリガーによるスペースの占有が必要なく、装置自体コンパクトにすることができるとともにオーガスクリューや駆動手段が圧入引抜機に挟持された筒状部材に固定されているので、これら装置の安定性を向上させることができる。また、前記駆動支持装置は前記吊上げ装置にユニバーサルジョイント部を介して揺動自在に接続され、該ユニバーサルジョイント部は、前記駆動支持装置を吊上げた状態で、前記駆動支持装置の左右への回転を阻止する阻止機構を備えているので、前記オーガスクリューを前記駆動手段により回転駆動した際に、前記駆動手段を備えた前記駆動支持装置が左右に回転することなく、前記オーガスクリューを駆動させるための反力をユニバーサルジョイント部を介して吊上げ装置から取ることができる。したがって、前記圧入引抜機とともに前記筒状部材を地盤に圧入して沈設させた後、前記駆動支持装置を前記筒状部材の上端部から外し、前記吊り上げ手段により前記駆動支持装置を上昇させて前記筒上部材からオーガスクリューを引き抜く際に、駆動支持装置の駆動手段が前記オーガスクリューを回転駆動させるための反力を前記吊上げ装置から取ることができ、これにより前記オーガスクリューを逆回転させながら引き抜くことができる。よって、前記オーガスクリューの引き抜き作業を短時間で行うことができる。

0008

請求項2記載の発明は、請求項1記載の杭圧入システムを用いて筒状部材を地盤に圧入する杭圧入方法において、例えば、図1図7に示すように、前記回転阻止機構81は、前記駆動支持装置の回転の阻止とその解除とが可能とされ、前記圧入引抜機に前記筒状部材をセットするとともに、前記筒状部材と前記オーガスクリューとが接続された前記駆動支持装置を前記ユニバーサルジョイント部を介して上記吊上げ手段で昇降自在に吊った状態に支持し、前記オーガスクリューにより前記筒状部材内から地盤を掘削するとともに、前記筒状部材を前記圧入引抜機により地盤に圧入した後に、前記駆動支持装置と前記筒状部材との接続を解除し、オーガスクリューを逆転させながら前記吊上げ装置により駆動支持装置を吊上げる際に、前記ユニバーサルジョイント部の前記回転阻止機構により前記駆動支持装置の左右への回転を阻止することを特徴とする。

0009

請求項2記載の杭圧入方法にあっては、前記オーガスクリューにより前記筒状部材内から地盤を掘削するとともに前記筒状部材を前記圧入引抜機により地盤に圧入した後に、前記駆動支持装置と前記筒状部材との接続を解除してオーガスクリューを逆転させながら前記吊上げ装置により駆動支持装置を吊上げることができ、請求項1の効果と同様に前記オーガスクリューを前記筒状部材から短時間で容易に引き抜いて施工期間の短縮化を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下に、本発明に係る杭圧入システム及びこれを用いた杭圧入方法の実施の形態例を図1から図7に基づいて説明する。図1図5は本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す図であり、図6は同杭圧入システムにおいて吊り上げ装置により吊り上げられるオーガスクリュー、駆動支持装置及びユニバーサルジョイント部等の要部を示す図、図7はユニバーサルジョイント部の備えるロック機構の要部構成を示す概略断面図である。

0011

まず、本実施の形態の杭圧入システムについて説明する。なお、この実施の形態における杭圧入システムは杭、矢板などとなる筒状部材を地盤に圧入するものであり、この実施の形態では前記筒状部材を鋼管矢板として説明する。杭圧入システム1は、図1図5に示すように、鋼管矢板2を地盤に圧入する圧入引抜機3、オーガ装置40、オーガ装置40を上下方向に昇降自在に吊り上げたクレーン(吊上げ装置)7、オーガ装置40とクレーン7との間に介設されて、クレーン7にオーガ装置40を連結しているユニバーサルジョイント部8等から構成されている。

0012

圧入引抜機3は、鋼管矢板(筒状部材)2を地盤に圧入するものであり、圧入されるべき鋼管矢板2を上下動自在に支持するものであり、この実施の形態における圧入引抜機3既に圧入された鋼管矢板2A,2Aの上端部に固定され、これら鋼管矢板2Aから反力をとり、新たに圧入されるべき鋼管矢板2を地盤に圧入するもである。なお、この鋼管矢板2は、第2クレーン9により吊り上げられて圧入引抜機3に支持される。オーガ装置40は、オーガスクリュー4、オーガスクリュー4を回転駆動するオーガモータ(駆動手段)5、オーガモータ5を備えたオーガ本体部(駆動支持装置)6等を備えている。これらオーガ装置40、クレーン(吊上げ装置)7、ユニバーサルジョイント部8等については図1図5に加えて図6及び図7を参照して説明する。なお図6は、鋼管矢板2を接続して地盤上に寝かせた状態のオーガ装置40の側面図である。

0013

オーガスクリュー4は、圧入引抜機3により鋼管矢板2を圧入する際に、鋼管矢板2内から地盤10を掘削するものであり、上端部(図6では右側)に接続されたオーガモータ5により回転駆動される。このオーガモータ5は、下端部で鋼管矢板2の上端部を着脱自在に接続するオーガ本体部6に設けられている。オーガ本体部6は筒状をなし、内部にオーガモータ5に接続されたオーガスクリュー4が回転自在に挿入されている。またオーガ本体部6は、下端部6bにオーガスクリュー4が挿入された状態の鋼管矢板2の上端部2aを着脱自在に把持するクランプ部62が設けられた下本体部60と、この下本体部60に接続され、オーガモータ5を備え、上端部61aで後述するユニバーサルジョイント部8に接続される上本体部61とを備える。 このクランプ部62は、内側に出没するシリンダ62a,62aと、鋼管矢板2の上端部2a内に挿入される固定部62cとを有し、シリンダ62aと固定部62cとの間に鋼管矢板2の上端部2aを挿入しシリンダ62,62aを伸長させることにより鋼管矢板2を挟持する。なお、図6中、62bはクランプ部62の端部に設けられ、鋼管矢板2の上端部をクランプ部62に案内する案内片である。また、下本体部60には、オーガスクリュー4によって掘削された土砂を外部に排出する排土シュート601が設けられている。上本体部61には、内部にオーガスクリュー4の上端部が挿通され、オーガモータ5の駆動が伝達されるように構成されている。また、上本体部61には、上本体部61を上方に離間可能にする上下移動部63が設けられている。この上下移動部63は、上本体部61を上方に移動させる上下シリンダ63aと、上下シリンダ63aによる上本体部61の移動を案内するガイドレール63bとを備えている。この上本体部61の移動によって、オーガスクリュー4は、下本体部60に接続された鋼管矢板2に対して上下動するようになっている。なお、鋼管矢板2圧入中のオーガスクリュー4の上下動は上下シリンダ63aにより行われる。

0014

クレーン7は、オーガ装置40を昇降自在に吊った状態で支持している。ユニバーサルジョイント部8は、クレーン7のブーム71の先端部71aとオーガ本体部6との間に介設されており、該オーガ本体部6がクレーン7に対して前後左右に揺動自在に接続された状態とするユニバーサルジョイント本体部80を備えている。そして、このユニバーサルジョイント本体部80の一端部80aには、オーガ本体部6と回転自在に連結し、このオーガ本体部6の左右への回転を阻止したり、また解除することにより回転可能にさせるロック機構(回転阻止機構)81が設けられている。なお、他端部80bは、クレーン7のブーム71の先端部71aに接続されているシーブ(図示しない)に設けられているピンを介して前記クレーン7に連結された状態となっている。なお、このユニバーサルジョイント部80の全長は、地面に倒した状態のクレーン7のブーム71の先端部とオーガ本体部6との間の長さより長いものとなっている。つまり、ブーム71を一番倒した状態でオーガ装置40を地面に水平に置ける長さ以上のものとしている。また、このユニバーサルジョイント部80の他端部80bはシーブに設けられているピンを介してクレーン7に連結された状態となっているので、クレーンのタイプを変更しても、クレーンにオーガ本体部を連結させて、該オーガ本体部を昇降自在に吊り上げることができるものとなっている。

0015

ロック機構81は、図7に示すように、ユニバーサルジョイント本体部80の一端部80aに接続され前記オーガ本体部6の上端部6aに上方から挿入されたシャフト82、シャフト82の先端部82aに固定された底板83、オーガ本体部6上端部6a内に基端部85aが固定され、突出することで底板83をオーガ本体部6の上端面の裏面86に押圧するシリンダ85等から概略構成されている。シャフト82はオーガ本体部6の上面602に形成された開口部602aからオーガ本体部6の延在方向に挿入されており、シリンダ85がオーガ本体部6側に後退している場合には、シャフト82を中心にオーガ装置40が左右に回転する。シリンダ85がオーガ本体部6側から底板83側に突出して該底板83をオーガ本体部6の上端部裏面86に向かって押圧した際には、オーガ本体部6がシャフト82に固定された状態となる。尚、図7中、89はシャフトに対してオーガ本体部の回転を円滑に行うためのベアリングである。これにより、排土シュート601の向きを変更したり、またオーガ本体部6を地面に倒す際には、シリンダ85を後退(縮める)ことにより、回転ロックを解除してオーガ本体部6を回転させることができる。

0016

次に本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法について図1図5を参照して説明する。図1に示すように、第2クレーン9によって圧入されるべき鋼管矢板2を吊り上げて、所定の位置に固定されている圧入引抜機3に支持させる。つまり所定の位置に鋼管矢板2を建て込む。このときクレーン7は、オーガスクリュー4及びオーガモータ5等が接続されたオーガ本体部6を吊った状態で支持している。なお、この図1では、第2クレーン9は圧入引抜機3に鋼管矢板2を支持させた後の状態が示されており、第2クレーン9から鋼管矢板2は外されている。そして、図2に示すように、圧入引抜機3により支持された鋼管矢板2内に該鋼管矢板2の上方からオーガスクリュー4を挿入し、鋼管矢板2内にオーガスクリュー4が挿入された状態でオーガ本体部6に、下端部のクランプ部で鋼管矢板2の上端を接続する。また、このとき鋼管矢板2及びオーガスクリュー4の鉛直度を調整する。なお、圧入されるべき鋼管矢板2を吊り終えた第2クレーン9は排土タンク91を吊り上げて、該排土タンク91をオーガ本体部6に設けられた排土シュート601の開口部下部に設置する。これにより排土シュート601から排土される土砂を周囲に飛散させることなく、排土タンク91内に溜めることができる。そして、図3に示すように、鋼管矢板2とオーガスクリュー4とが接続されたオーガ本体部6をユニバーサルジョイント部8を介してクレーン7で昇降自在に吊った状態に支持するとともに、ロック機構81によるオーガ本体部6の回転の阻止を解除した状態で、オーガスクリュー4により鋼管矢板2内から地盤を掘削する。このとき、オーガスクリュー4の掘進に伴って下降する排土シュート601に合わせて第2クレーン9により排土タンク91も下降させていく。

0017

そして、圧入引抜機3により鋼管矢板2を地盤に所定の深さまで圧入した後、オーガ本体部6のクランプ部62を開放して、オーガ本体部6と鋼管矢板2との接続を解除し、オーガスクリュー4を逆転させながらクレーン7によりオーガ本体部6を吊上げる。つまりオーガ装置40を鋼管矢板2から吊り上げる。このとき、ユニバーサルジョイント部8のロック機構81においてシリンダ85を突出させて底板83をオーガ本体部6の上端裏面86に押圧させることによって、オーガ本体部6をユニバーサルジョイント部8に接続されたシャフト82に固定して、該オーガ本体部6の左右への回転を阻止する。これによりオーガ本体部6の左右への回転を阻止させた状態でオーガスクリュー4を逆転させながら引き抜くことができる(図4参照)。なお、図4では、第2クレーン9によって排土タンク91に溜まった土砂を降ろす。そして、図5に示すように鋼管矢板2の圧入が完了する。これを順次繰り返すことにより鋼管矢板2を圧入して地盤に沈設していく。

0018

なお、以上の実施の形態例においては、筒状部材を鋼管矢板としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンクリート製の杭や、鋼管杭などとしてもよい。また、クレーン、オーガスクリュー、オーガ本体部等も機能的に同じものであれば、どのように構成されていてもよい。さらに、ユニバーサルジョイント部8において、ロック機構81をオーガ本体部6との連結部分に設けたがこれに限定されるものではなく、オーガスクリューを備えたオーガ本体部の回転を阻止したり解除したりできるように構成されていれば、クレーンとの連結部分に設けた構成としてもよい。さらに、ロック機構81の構成は上述した作用効果を有するものであればどのように構成されていてもよく、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。

発明の効果

0019

以上のように、請求項1記載及び2の発明によれば、リーダマストを支持するアウトリガーによるスペースの専有が必要なく、装置自体をコンパクトにすることができるとともにオーガスクリューや駆動手段が圧入引抜機に挟持された筒状部材に固定されているので、これら装置の安定性を向上させることができるとともに、オーガスクリューの引き抜き作業を短時間で行うことができ施工時間の短縮化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0020

図1本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す全体図である。
図2本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す全体図である。
図3本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す全体図である。
図4本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す全体図である。
図5本実施の形態の杭圧入システムを用いた杭圧入方法を段階的に示す全体図である。
図6同杭圧入システムにおいて吊り上げ装置により吊り上げられるオーガスクリュー、駆動支持装置及びユニバーサルジョイント部等の要部を示す図である。
図7図6のユニバーサルジョイント部の備えるロック機構の要部構成を示す概略断面図である。

--

0021

1杭圧入システム
2鋼管矢板(筒状部材)
2a鋼管矢板の上端部(筒状部材の上端部)
3圧入引抜機
4aオーガスクリューの上端部
4 オーガスクリュー
5オーガモータ(駆動手段)
6a上端部
6b下端部
6オーガ本体部(駆動支持装置)
7クレーン(吊上げ装置)
8ユニバーサルジョイント部
10地盤
60 下本体部
61 上本体部
62クランプ部
81ロック機構(回転阻止機構)

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