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技術 流木止め

出願人 JFE建材株式会社
発明者 美野輪俊彦若松精次
出願日 1999年12月27日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-370469
公開日 2001年7月3日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-182042
状態 特許登録済
技術分野 運河・水路・えん堤
主要キーワード 水通し 鋼製枠 構築場所 捕捉体 切り崩し たるむ 流水量 砂防ダム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年7月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

流木止め構築に際しては、樹木伐採や山の切り崩しを行なう必要はほとんどなく、しかも、流木止めの構築後は、捕捉体基台上の浮体が現われるだけなので、自然破壊景観を損ねる恐れは極めて少ない。更に、副ダムを構築する場合に比べて工費が格段に安価に済む。

解決手段

洪水時に流木の発生が予想される谷5の底部6に固定される基台4と、谷5間に張り渡される捕捉体7と、捕捉体7に固定される浮体9とを備えている。常時において、浮体9は、捕捉体7を介して基台4に収容される。一方、洪水時において、浮体9は、その浮力により基台4から離れて捕捉体7と共に流水上に浮く。かくして、捕捉体7が谷5間に張り渡され、もって、洪水時に谷5に自然に流木止めが設置される。

概要

背景

洪水時に上流から流れてくる流木は、下流側に多大な被害を及ぼす。従って、例えば、図6に示すような不透過型鋼製組枠においては、鋼製組枠の下流側に副ダム(図示せず)を設け、鋼製組枠の水通し部3から流れた流木を副ダムで捕捉していた。なお、鋼製組枠とは、玉石割石等の中込め材2を充填した鋼製枠1を縦横連設したものから構成されるものである。

概要

流木止め構築に際しては、樹木伐採や山の切り崩しを行なう必要はほとんどなく、しかも、流木止めの構築後は、捕捉体基台上の浮体が現われるだけなので、自然破壊景観を損ねる恐れは極めて少ない。更に、副ダムを構築する場合に比べて工費が格段に安価に済む。

洪水時に流木の発生が予想される谷5の底部6に固定される基台4と、谷5間に張り渡される捕捉体7と、捕捉体7に固定される浮体9とを備えている。常時において、浮体9は、捕捉体7を介して基台4に収容される。一方、洪水時において、浮体9は、その浮力により基台4から離れて捕捉体7と共に流水上に浮く。かくして、捕捉体7が谷5間に張り渡され、もって、洪水時に谷5に自然に流木止めが設置される。

目的

従って、この発明の目的は、洪水時の流木を効果的に捕捉することができ、しかも、自然破壊や景観に与える悪影響を最小限に止めることができ、更に、工費がやすく、また、軽微メンテナンスで済む流木止めを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

洪水時に上流から流れてくる流木捕捉するための流木止めにおいて、洪水時に流木の発生が予想される谷の底部に固定される基台と、前記谷間に張り渡される捕捉体と、前記捕捉体に固定される浮体とを備え、常時において、前記浮体は、前記捕捉体を介して前記基台に収容され、一方、洪水時において、前記浮体は、その浮力により前記基台から離れて前記捕捉体と共に流水上に浮き、かくして、前記捕捉体が前記谷間に張り渡され、もって、洪水時に前記谷に自然に流木止めが設置されることを特徴とする流木止め。

請求項2

前記浮体は、有底の中空円筒形状に形成され、前記基台の上面には、前記円筒状浮体を収容するための半円形状凹陥部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の流木止め。

請求項3

前記捕捉体は、網状に形成され、前記浮体は、前記捕捉体の最上部に取り付けられ、前記捕捉体は、洪水時において、流水の下流側にたるむ長さを有していることを特徴とする、請求項1または2記載の流木止め。

請求項4

前記捕捉体は、ワイヤーまたはチェーンからなっていることを特徴とする、請求項1から3のうちの何れか1つに記載の流木止め。

技術分野

0001

この発明は、流木止め、特に、洪水時の流木を効果的に捕捉することができ、しかも、自然破壊景観に与える悪影響を最小限に止めることができ、更に、工費がやすく、また、軽微メンテナンスで済む流木止めを提供するものである。

背景技術

0002

洪水時に上流から流れてくる流木は、下流側に多大な被害を及ぼす。従って、例えば、図6に示すような不透過型鋼製組枠においては、鋼製組枠の下流側に副ダム(図示せず)を設け、鋼製組枠の水通し部3から流れた流木を副ダムで捕捉していた。なお、鋼製組枠とは、玉石割石等の中込め材2を充填した鋼製枠1を縦横連設したものから構成されるものである。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、副ダムは、鋼製組枠とは別に構築する必要があるので、多大な費用構築場所を要するばかりか、ダムの構築は、樹木伐採や山の切り崩し等による自然破壊を招いたり、あるいは、景観を損ねたりする恐れがあった。また、全国には、洪水時の流木の被害が予想される個所は多数あり、これらの個所全てにダムを構築することは不可能に近い。

0004

従って、従来から、洪水時の流木を効果的に捕捉することができ、しかも、自然破壊や景観に与える悪影響を最小限に止めることができ、更に、工費がやすく、また、軽微なメンテナンスで済む流木止めの開発が強く望まれていた。

0005

しかしながら、このような流木止めは、未だ開発されていないのが現状である。

0006

従って、この発明の目的は、洪水時の流木を効果的に捕捉することができ、しかも、自然破壊や景観に与える悪影響を最小限に止めることができ、更に、工費がやすく、また、軽微なメンテナンスで済む流木止めを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

請求項1記載の発明は、洪水時に上流から流れてくる流木を捕捉するための流木止めにおいて、洪水時に流木の発生が予想される谷の底部に固定される基台と、前記谷間に張り渡される捕捉体と、前記捕捉体に固定される浮体とを備え、常時において、前記浮体は、前記捕捉体を介して前記基台に収容され、一方、洪水時において、前記浮体は、その浮力により前記基台から離れて前記捕捉体と共に流水上に浮き、かくして、前記捕捉体が前記谷間に張り渡され、もって、洪水時に前記谷に自然に流木止めが設置されることに特徴を有するものである。

0008

請求項2記載の発明は、前記浮体は、有底の中空円筒形状に形成され、前記基台の上面には、前記円筒状浮体を収容するための半円形状凹陥部が形成されていることに特徴を有するものである。

0009

請求項3記載の発明は、前記捕捉体は、網状に形成され、前記浮体は、前記捕捉体の最上部に取り付けられ、前記捕捉体は、洪水時において、流水の下流側にたるむ長さを有していることに特徴を有するものである。

0010

請求項4記載の発明は、前記捕捉体は、ワイヤーまたはチェーンからなっていることに特徴を有するものである。

発明を実施するための最良の形態

0011

次に、この発明の流木止めの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。

0012

図1は、常時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略平面図、図2は、常時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略正面図、図3は、洪水時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略平面図、図4は、洪水時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略正面図、図5は、基台上に収容された浮体を示す概略斜視図である。

0013

図1から図5において、4は、洪水時に流木の発生が予想される谷5の底部6に固定されたコンクリート製基台である。基台4の上面には、後述する浮体を収容するための半円形状の凹陥部4Aが形成されている。この例では、基台4および浮体は、それぞれ2個づつ設けられているが、谷5の幅に応じて1個または2以上であっても良い。

0014

7は、谷5間に張り渡された捕捉体である。捕捉体7の両端は、谷5に施工されたアンカー8に固定されている。捕捉体7は、ワイヤーまたはチェーンを網状に組んだものからなっている。捕捉体7は、洪水時において、流水の下流側にたるむ長さを有し、しかも、流木を捕捉しやすいように、捕捉体7の下部は、流水面下に水没する。

0015

9は、捕捉体の上部に固定された鋼製浮体である。浮体9は、有底の中空円筒形状に形成されている。浮体9の形状は、円筒形に限定されるものではないが、流木の衝突による損傷を最小限に止める意味で円筒形状が好ましい。浮体9の中心軸線部には、捕捉体7の挿通孔9Aが形成され、挿通孔9A内に捕捉体7の上部が挿通されることによって、捕捉体7に浮体9が取り付けられている。浮体9は、常時、即ち、谷5を流れる流水量が少ないときにおいて、捕捉体7を介して基台4の凹陥部4A内に収容されている。一方、洪水時において、浮体9は、その浮力により基台4から離れて捕捉体7と共に流水上に浮く。

0016

上述のように構成されている、この発明の流木止めは、以下のようにして、洪水時に自然に谷に設置される。

0017

常時においては、図1図2図5に示すように、浮体9は、その自重によって基台4の凹陥部4A内に収容されている。一方、洪水時において、流水量が増大すると、図3および図4に示すように、浮体9は、その浮力により基台4から離れて捕捉体7と共に流水上に浮く。かくして、捕捉体7が谷5間に張り渡され、もって、洪水時に谷5に自然に流木止めが設置される。流木は、網状捕捉体7に捕捉され、下流に流れることはない。

0018

洪水が過ぎた後、捕捉体7から流木を撤去し、浮体9を再び基台4の凹陥部4A内に収容すれば、流木止めを反復使用することができる。

0019

流木止めの構築に際しては、樹木の伐採や山の切り崩しを行なう必要はほとんどなく、しかも、流木止めの構築後は、捕捉体7と基台4上の浮体9が現われるだけなので、自然破壊や景観を損ねる恐れは極めて少ない。更に、副ダムを構築する場合に比べて工費が格段に安価に済む。

発明の効果

0020

以上説明したように、この発明によれば、洪水時に流木の発生が予想される谷の底部に固定される基台と、谷間に張り渡される網状捕捉体と、捕捉体に固定される浮体とを備えることによって、常時において、前記浮体は、前記捕捉体を介して前記基台に収容され、一方、洪水時において、前記浮体は、その浮力により前記基台から離れて前記捕捉体と共に流水上に浮き、かくして、前記捕捉体が前記谷間に張り渡され、もって、洪水時に前記谷に自然に流木止めが設置される。従って、流木止めの構築に際しては、樹木の伐採や山の切り崩しを行なう必要はほとんどなく、しかも、流木止めの構築後は、捕捉体と基台上の浮体が現われるだけなので、自然破壊や景観を損ねる恐れは極めて少なく、更に、流木止めを目的とした副ダムを構築する場合に比べて工費が格段に安価に済む等、有用な効果がもたらされる。

図面の簡単な説明

0021

図1常時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略平面図である。
図2常時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略正面図である。
図3洪水時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略平面図である。
図4洪水時における谷に構築した、この発明の流木止めを示す概略正面図である。
図5基台上に収容された浮体を示す概略斜視図である。
図6不透過型鋼製砂防ダムを示す概略斜視図である。

--

0022

1:鋼製枠
2:中込め材
3:水通し部
4:基台
4A:凹陥部
5:谷
6:底部
7:捕捉体
8:アンカー
9:浮体
9A:挿通孔

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