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技術 ジブクレーン

出願人 日本建設工業株式会社
発明者 今田勝治
出願日 1999年12月21日 (20年6ヶ月経過) 出願番号 1999-362934
公開日 2001年6月26日 (19年0ヶ月経過) 公開番号 2001-171976
状態 特許登録済
技術分野 ジブクレーン(門形、ケーブルクレーン)
主要キーワード 各当て板 補強版 凹面部分 固定対象物 揚重機器 球面ブッシュ 養生作業 球面部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年6月26日)のものです。
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図面 (10)

課題

本発明が解決しようとする課題は、コンクリート構造物の上部に取り付け取り外し容易に仮設できるジブクレーンを提供することにある。

解決手段

コンクリート構造物の上部をまたぐ門型基礎部2を持ち、門型を構成する両脚に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルト3を設けたジブクレーン。

概要

背景

プラントビル建設にあたって、資材を取り込むためにジブクレーン仮設して利用することが多い。ジブクレーンをコンクリート構造物の上に仮設する場合には、コンクリート構造物に多数のアンカーボルトを仮に打設し、それを用いてジブクレーンの基礎部をコンクリート構造物に固定する。資材を吊ったときジブクレーンの基礎部にかかるモーメント対抗するためには、アンカーボルトを広い範囲に打設する必要があるが、コンクリート構造物の形状が壁状である場合などには、その上面のみでは強度的に不足し、その側面にもアンカーボルトを配することが必要となる。

しかし、多数の、しかも、上面と両側面では90゜あるいは180゜方向の異なるアンカーボルトに、基礎部を正確に合わせるのは困難であり、ジブクレーンの仮設作業は長時間と多くの人手を要する作業であった。しかも、高所における作業であるため、安全上も問題となることが多かった。また、仮設されたジブクレーンは工事終了後に撤去されるが、その際多数のアンカーボルトを切断し、跡を残さないようにコンクリート面の養生をするのも大変であった。

一般的に工事用機材を取り付け取り外し容易に仮設する方法として、基礎部をクランプ方式として、そこに設けたボルト固定対象物を挟みつけて固定する方法があるが、上述のようなケースでは、表面が十分に平滑でないコンクリート面を固定対象物としてボルトで挟みつけて、ジブクレーンが必要とする反力摩擦力が十分得られるかが疑問であり、実用に供されていなかった。

概要

本発明が解決しようとする課題は、コンクリート構造物の上部に取り付け取り外し容易に仮設できるジブクレーンを提供することにある。

コンクリート構造物の上部をまたぐ門型の基礎部2を持ち、門型を構成する両脚に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルト3を設けたジブクレーン。

目的

本発明が解決しようとする課題は、コンクリート構造物の上部に取り付け取り外し容易に仮設できるジブクレーンを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

コンクリート構造物の上部をまたぐ門型基礎部を持ち、門型を構成する両脚に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルトを設けたジブクレーン

請求項2

押しボルトがコンクリート構造物を挟みつける方向と直角方向に配したアンカーボルトを有する請求項1のジブクレーン。

請求項3

柱状のコンクリート構造物の上部をまたぐ直交する二つの門型を組み合わせた基礎部,あるいは,その四つの脚部を隣同士連結してなる柱状コンクリート構造物の上部を覆う四角鞘状の基礎部を持ち,四つの脚部に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を四面から挟みつけて固定する押しボルトを設けたジブクレーン。

請求項4

各当て板に、脚部から突出するガイドを設け、当て板がそのガイドに当たることなく自由に傾けるように、その厚さ方向で大きさを変えた当て板を有する請求項1から請求項3のジブクレーン。

--

0001

本発明は、コンクリート構造物の上部に仮設されるジブクレーンに関するものである。

背景技術

0002

プラントビル建設にあたって、資材を取り込むためにジブクレーンを仮設して利用することが多い。ジブクレーンをコンクリート構造物の上に仮設する場合には、コンクリート構造物に多数のアンカーボルトを仮に打設し、それを用いてジブクレーンの基礎部をコンクリート構造物に固定する。資材を吊ったときジブクレーンの基礎部にかかるモーメント対抗するためには、アンカーボルトを広い範囲に打設する必要があるが、コンクリート構造物の形状が壁状である場合などには、その上面のみでは強度的に不足し、その側面にもアンカーボルトを配することが必要となる。

0003

しかし、多数の、しかも、上面と両側面では90゜あるいは180゜方向の異なるアンカーボルトに、基礎部を正確に合わせるのは困難であり、ジブクレーンの仮設作業は長時間と多くの人手を要する作業であった。しかも、高所における作業であるため、安全上も問題となることが多かった。また、仮設されたジブクレーンは工事終了後に撤去されるが、その際多数のアンカーボルトを切断し、跡を残さないようにコンクリート面の養生をするのも大変であった。

0004

一般的に工事用機材を取り付け取り外し容易に仮設する方法として、基礎部をクランプ方式として、そこに設けたボルト固定対象物を挟みつけて固定する方法があるが、上述のようなケースでは、表面が十分に平滑でないコンクリート面を固定対象物としてボルトで挟みつけて、ジブクレーンが必要とする反力摩擦力が十分得られるかが疑問であり、実用に供されていなかった。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明が解決しようとする課題は、コンクリート構造物の上部に取り付け取り外し容易に仮設できるジブクレーンを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、コンクリート構造物の上部をまたぐ門型の基礎部を持ち、門型を構成する両脚に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルトを設けたジブクレーンである。

0007

一般にコンクリート構造物の上部にジブクレーンを仮設して資材を取り込む場合には、コンクリート構造物が壁状を成し、その壁を乗り越える形で資材を取り込むことが多い。ジブクレーンの基礎部を、そのコンクリート壁をまたぐ門型に形成し、その門型を形成する両脚の部分に内側に向かって押す押しボルトを設け、各押しボルトは球面ブッシュを介して当て板を持ち、その当て板でコンクリート壁面を押して、コンクリート構造物を両側から挟みつけることにより固定するジブクレーンである。

0008

押しボルトで直接コンクリート壁面を押すのではなく、各押しボルトに球面ブッシュを介して当て板を設け、その当て板でコンクリート壁面を押すことにより、表面が必ずしも十分に平滑でないコンクリート面に対しても各押しボルトの当たり面順応し、コンクリートの支圧応力とコンクリート壁面と当て板間の摩擦力をフルに活用できる。したがって、押しボルトの締め付けトルク管理さえ確実に行えば、各押しボルトが負担すべき反力および摩擦力が十分に確保できる。

0009

本発明により、コンクリート構造物にアンカーボルトを仮に打設する必要が無いので、打設作業および撤去時の切断や養生作業が必要無くなり、ジブクレーンの基礎部をアンカーボルトに合わせる作業、それも、90゜あるいは180゜方向の異なるアンカーボルトに合わせる長時間の人手がかかる作業が無くなり、 結果的にジブクレーンの仮設作業が取り付け、取り外しの両面でより容易になり、かつ、 安全に作業ができるという効果が得られる。

0010

また、本発明は、コンクリート構造物の上部をまたぐ門型の基礎部を持ち、門型を構成する両脚に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルトを設けたジブクレーンであって、押しボルトがコンクリート構造物を挟みつける方向と直角方向に配したアンカーボルトを有するジブクレーンである。

0011

上述の通り、一般にコンクリート構造物の上部にジブクレーンを仮設して資材を取り込む場合には、コンクリート構造物が壁状を成していることが多い。このような壁状のコンクリート構造物の上面にのみアンカーボルトを打設してジブクレーンを固定しようとするとき、壁厚方向にはジブクレーンのポストの中心からアンカーボルトまで十分な距離が取れないため、上面に立てたアンカーボルトのみでは基礎部にかかるモーメントに抗しきれないので従来は側面にまでアンカーボルトを打っていたが、壁の長手方向には十分な距離を取れるのでその必要が無い場合が多い。このような場合に、壁厚方向のみ押しボルトで挟みつけて必要な反力を持たせ、長手方向はコンクリート構造物上面に打設したアンカーボルトにより、基礎部にかかるモーメントを受ける。アンカーボルトの位置は、ジブクレーンのポストの中心から見て、コンクリート壁の長手方向、すなわち、押しボルトがコンクリート構造物を挟みつける方向に対し直角方向になる。

0012

本発明により、アンカーボルトは押しボルトがコンクリート構造物を挟みつける方向と直角方向にのみ配されるので、すべての方向に配する従来の方法に比べ大幅に数が減少し、それだけ打設作業および撤去時の切断や養生作業が少なくなり、 アンカーボルトはコンクリート構造物の上面のみにあるので、ジブクレーンの基礎部をアンカーボルトに合わせる作業は、従来の90゜あるいは180゜方向の異なるアンカーボルトに合わせる場合に比べきわめて容易になると言う効果が得られ、その結果、上述のとの効果が得られる。

0013

また、本発明は,柱状のコンクリート構造物の上部をまたぐ直交する二つの門型を組み合わせた基礎部,あるいは,その四つの脚部を隣同士連結してなる柱状コンクリート構造物の上部を覆う四角鞘状の基礎部を持ち,四つの脚部に、球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を四面から挟みつけて固定する押しボルトを設けたジブクレーンである。

0014

コンクリート構造物が壁状ではなく柱状の場合,そのコンクリート構造物の上部にジブクレーンを仮設する場合には、基礎部を2個の門型が直交する形に構成し、あるいは、その四つの脚部を隣同士連結して柱状コンクリートの上端部を覆う四角の鞘状に構成し、それら四つの脚部に押しボルトを設け、四方向から球面ブッシュを介し当て板を有する押しボルトでコンクリート構造物を挟みつけて固定する構成をとることにより、上述のからの効果が得られる。

0015

さらに本発明は、上述の各種ジブクレーンにおいて、各当て板に、脚部から突出するガイドを設け、当て板がそのガイドに当たることなく自由に傾けるように、その厚さ方向で大きさを変えた当て板を有するジブクレーンである。

0016

球面ブッシュを介して当て板でコンクリート構造物を両面から挟みつけて固定する押しボルトを設けた上述の各種ジブクレーンにおいて、資材を吊ったとき基礎部にかかるモーメントにより、脚部から突き出て球面ブッシュに至る押しボルトの先端部分には上向きあるいは下向きの曲げモーメントが生じ、押しボルトと脚部に刻まれた雌ねじ部との間でかじり膠着を生じ、以後の締め付けトルクの管理やジブクレーンの解体に支障を生じることがある。脚部から突き出している長さを短くすれば曲げモーメントの影響は緩和できるが、基礎部やコンクリート構造物の製作精度を考えれば、短くするには限度がある。

0017

そこで、当て板の寸法にピッタリの合った大きさのガイドを脚部から突出させ、そのガイドに十分な強度を持たせて、押しボルトの先端部分を曲げる力、すなわち、当て板の中心を押しボルトの中心からずらすような力がかかったときにその力を当て板からガイドを介して脚部に直接伝えることにより、資材を吊ったときに押しボルトにかかる曲げモーメントを減少させる。そのためには、当て板が押しボルトにより前進あるいは後進するときは抵抗にならぬように、また、曲げモーメントが生じて当て板の中心がわずかに変位したときに当て板に接触して荷重を受け止めるように、ガイドの内法は当て板の寸法にわずかな隙間分を加算して決められる。

0018

一方、当て板は球面ブッシュを介して押しボルトに接続され、コンクリート構造物の表面に順応して傾かなければならない。また、当て板はその強度上の要求から相当の厚さを有している。従って、当て板の厚さ方向の寸法を一定とすれば、傾いたときにその角部がわずかな隙間しかないガイドの内面に当たり、傾く動作が阻害される。そこで、当て板が傾いてもガイドの内面に当たらぬように当て板の厚さ方向の寸法を変える、すなわち、当て板の厚さ方向において、球面ブッシュによる回転の中心に最も近いところの当て板の寸法をガイドの内法にピッタリ合わせ、それ以外のところは傾いても当たらない範囲で寸法を小さくすることにより、自由な傾きと当て板のわずかな変化による接触と言う二つの要求を満たすことができる。

0019

本発明により、押しボルトと脚部の雌ねじ部のかじりや膠着を防ぎ、かつ、当て板の自由な傾きを保証して、押しボルトが負担すべき反力および摩擦力が十分確保できるという効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0020

本発明の実施の形態について、図面を参照しながら以下に説明する。なお、本発明は、かかる実施に形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて良いことは言うまでも無い。

0021

図1は、本発明の実施の一形態の側面図である。ジブクレーン1は、チェーンブロック等の揚重機器11を支持するジブ12とそれを支えるポスト13、及び、基礎部2からなり、チェーンブロック等の揚重機器11で吊り上げられた資材(図示せず)は、揚重機器11がジブ12に沿って走行することにより、また、ポスト13に設けられた旋回機構14によりジブ12を回転することにより手繰り寄せられ、所定の位置に吊り降ろされる。

0022

基礎部2の構成を明確にするために、図1のA−A矢視図を図2に、図2のB−B矢視図を図3に示す。基礎部2は天井部21とその両端から下に伸びる脚部22よりなり、コンクリート構造物15をまたぐように門型に形成された板23とその強度を補強する補強板24、及び、基礎部2とポスト13をつなぐ天板25の組み合わせで構成される。門型に形成された板23の両脚部には、基礎部に必要な反力と摩擦力を生み出すに十分な数の押しボルト3が配される。押しボルト3を締め付けたときの反力に応じて板23を補強する補強版24の形状、板厚及び枚数が決められる。これら押しボルト3には、球面ブッシュ(図2図3には、表示されていない。)を介して当て板4が取り付けられており、締め付けトルクを管理しながら押しボルト3を締め付けることにより、当て板4がコンクリート構造物15の壁面に順応した形で両側からコンクリート構造物15を挟みつけて、ジブクレーン1を固定させる。

0023

押しボルト3と球面ブッシュ、当て板4の組み合わせの一例を図4に示す。球面ブッシュは球面の一部を切り出した形からなる雄32とその球面部分にピッタリ合った凹面部分を有する雌35の組み合わせからなり、両者は容易に摺動することにより軸方向のずれを吸収しつつ,一方から押す力を他方に伝え合う部品である。ここに、押しボルト3の先端部31には、球面ブッシュの雄32が押え板33及び止めネジ34により固定され、一方、当て板4には球面ブッシュの雌35が固定されている。球面ブッシュの雄32と雌35がバラバラにならないように、はずれ止め板37が球面ブッシュの雄32を取り囲む形で押えネジ38により当て板4に取り付けられている。

0024

この構成をとることにより、コンクリート構造物の表面が、例え、押しボルト3の軸方向に対し直角な平面でなくても、その表面に順応して当て板4は方向を変え、押しボルト3を締め付けることにより発生する力は当て板4を通して、無駄なくコンクリート構造物に伝えられる。

0025

図5は、本発明の他の実施の一形態の側面図の基礎部を取り出した図面である。図5のC−C矢視図を図6に示す。本実施の形態の基礎部5は、コンクリート構造物15をまたぐように門型に形成された板51とその強度を補強する補強板52、及び、基礎部5とポスト13をつなぐ天板53の組み合わせで構成され、門型に形成された板51の両脚部には、基礎部に必要な反力と摩擦力を生み出すに十分な数の押しボルト3が配され、これら押しボルト3には、球面ブッシュを介して当て板4が取り付けられているところは、前述のケースの基礎部2と同様である。これら構成要素に加えて、本実施例の基礎部5では、押しボルト3がコンクリート構造物15を挟みつける方向と直角方向、すなわち、コンクリート構造物15の壁の長手方向にアンカーボルト6を配され、上記門型部からアンカーボルト6に向かって受け板55を有する側板54を伸ばし、アンカーボルト6にナット61で受け板55を締め付けて基礎部5を固定する。

0026

本実施例に拠れば、アンカーボルトを基礎部の固定に使用するものの、アンカーボルトのみに頼った従来工法に比べ、アンカーボルトの数は大幅に減り、かつ、その数少ないアンカーボルトがコンクリート構造物の上面という一つの面のみに植えられるので、基礎部をアンカーボルトに合わせるのが格段に容易になる。

0027

図7は、本発明のさらに別の実施の一形態の基礎部の側面図、図8はそのD−D矢視図である。この実施の形態では、コンクリート構造物16は柱状をなし、ジブクレーンの基礎部7はその上部を覆う鞘状の板71とその強度を補強する補強板72、及び、基礎部7とポスト13をつなぐ天板73の組み合わせで構成され、上に形成された板71の脚部には、基礎部に必要な反力と摩擦力を生み出すに十分な数の押しボルト3が配されている。これら押しボルト3には、球面ブッシュ(図示省略)を介して当て板4が取り付けられているところは、前述のケースの基礎部と同様である。このケースは、固定対象物であるコンクリート構造物が柱状であったため、その上部をまたぐ二つの門型の基礎部を互いに直交して配してその隣同士の脚部を連結し、各脚部の強度を連結により強化した場合とも考えられる。

0028

四面に設けられた押しボルト3をトルク管理しながら締め付けることにより、アンカーボルトを用いずに容易にジブクレーンの固定ができる。

0029

当て板にガイドを設けた場合のガイドと当て板の組み合わせの一例を図9に示す。(a)図は正面図を示し、(b)図はそのE−E矢視図を示す。
押しボルトの先端部分31には球面ブッシュの雄32が固定され、それと組み合わさる雌35が当て板40に固定されている。押しボルトと当て板40がバラバラにならないようにはずれ止め板39が押えネジ38により当て板40に取り付けられている。当て板40に近接してガイド45が門型に形成された板23に固定されている。ガイドの形状は、当て板40の中心が押しボルトの中心からずれるような変位があったときに接触して、その力を受け止めるものであるから、当て板の形状に合わせて決められる。一般には、この例のように当て板は円盤状に形成されるので、ガイドはそれを取り囲む円環の形状を採る。資材を吊ったとき基礎部にかかるモーメントにより生ずる当て板の変位は、上向き、又は、下向きのいずれかであるから、ガイドは、完全な円環ではなくて図のように円環の上下の部分のみ取り出した形状でもその効果としては同じであり、ガイドを設置するときの作業の容易性を考えると、このように上下に分割するのが望ましい。

0030

当て板40が、押し当てられるコンクリート構造物の表面に従って傾いた状態を、二点鎖線43で示す。ガイドを設ける目的から、当て板40とガイド45の隙間は、両者が触れない範囲で加工上可能な限り狭くすべきであるが、狭くすると、当て板が傾いた状態43では、当て板の側面がガイドに接触してしまう可能性がある。そこで、接触を避け自由な傾きを保証するため、当て板40の厚さ方向にその形状を変化させる。
この図の場合には、球面ブッシュによる当て板の回転の中心は、当て板の背面側、すなわち、はずれ止め板39がついている側にあるので、当て板40の背面部の外径ベースとして、わずかな隙間を持たせるようにガイド45の内径を設定し、当て板40の板厚の中間部分には円周状のくぼみ42を設けて、傾いた状態43においてガイド45との接触を回避する。さらに、傾いてもガイドと接触しない当て板40の表面部は背面部の外径と同じにしている。当て板を円盤状とすることにより、側面のくぼみの加工も容易である。

0031

本実施の形態を採用することにより、上述の、の効果に加えて、当て板の製作およびガイドの取り付けが容易であると言う効果が得られる。

発明の効果

0032

本発明により、コンクリート構造物にアンカーボルトを仮に打設する必要が無くなり、あるいは、打設するにしてもその本数が大幅に減少するので、打設作業および撤去時の切断や養生作業が無くなり、あるいは、減少し、ジブクレーンの基礎部をアンカーボルトに合わせる作業、特に、90゜あるいは180゜方向の異なるアンカーボルトに合わせる長時間の人手がかかる作業が無くなり、結果的にジブクレーンの仮設作業が取り付け取り外しの両面でより容易になり、かつ、安全に作業ができるという効果が得られる。また、本発明により、押しボルトと脚部の雌ねじ部のかじりや膠着を防ぎ、かつ、当て板の自由な傾きを保証して押しボルトが負担すべき反力および摩擦力が十分確保できるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の実施の一形態の側面図である。
図2図1のA−A矢視図である。
図3図2のB−B矢視図である。
図4押しボルト3と球面ブッシュ、当て板4の組み合わせの一例を示す図面である。
図5本発明の他の実施の一形態の基礎部の側面図である。
図6図5のC−C矢視図である。
図7本発明のさらに別の実施の一形態の基礎部の側面図である。
図8図7のD−D矢視図である。
図9ガイドを設けた場合のガイドと当て板の組み合わせの一例を示す図面である。

--

0034

1ジブクレーン
2基礎部
3押しボルト
4当て板
5 基礎部
6アンカーボルト
7 基礎部
11揚重機器
12ジブ
13ポスト
14旋回機構
15コンクリート構造物
16 柱状のコンクリート構造物
21天井部
22 脚部
23門型に形成された板
24補強板
25天板
31 押しボルトの先端部
32球面ブッシュの雄
33押え板
34止めネジ
35 球面ブッシュの雌
37 はずれ止め板
38押えネジ
39 はずれ止め板
40 厚さ方向に寸法を変えた当て板
42 同当て板の円周状のくぼみ
43 同当て板が傾いた状態
45ガイド
51 門型に形成された板
52 補強板
53 天板
54側板
55受け板
61ナット
71鞘状に形成された板
72 補強板
73 天板

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