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技術 パチンコ球貯留用タンク

出願人 株式会社竹屋
発明者 竹内正博若菜芳生田結誠竹内英勝梁川誠市
出願日 1999年12月17日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 1999-359054
公開日 2001年6月26日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-170340
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 返送機構 貯留用タンク 誘導筒 衝突箇所 ベースタンク 滞留防止 プールタンク 誘導機構
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

パチンコ球貯留用タンクにパチンコ球が滞留しないようにすることにより、パチンコ球が錆びるのを防止する。

解決手段

本発明の貯留タンク70aが満タンまたはこれに近い状態になると、上流部Fのパチンコ球が上流部流出口74へ流れる。この流れにより、従来は貯留タンクの上流部Fに停留していたパチンコ球が上流部流出口74から貯留タンク70a外へ流出する。流出したパチンコ球は、誘導筒76、上流部下部タンク78を介して貯留タンク用揚送装置80に達し、ここで磨かれつつ揚送される。こうして揚送および磨きを受けたパチンコ球は、上流部プールタンク82、誘導ホース84、下流部誘導板86の順に流れ、下流部Eに到達する。このように貯留タンク70aには上流部流出口74が形成されているので上流部Fにパチンコ球が滞留せず、パチンコ球が錆びるのを防止できる。

概要

背景

大量のパチンコ球を必要とするパチンコホールにおいては、パチンコホールの何ヵ所かに貯留タンクまたはベースタンクと呼ばれるタンクを設けている。図1は、パチンコホール内に設けられた複数のパチンコ島台(以下、単に島台ともいう)の内の一部およびこれらの間でパチンコ球が交流される様子の概略を示す側面図であり、パチンコ機は本図に垂直な方向に列設されている。本図に示すパチンコ島台1a、1b、2、3、4a、4bの間には適宜、供給樋6が掛け渡されており、これにて島台間のパチンコ球の交流を行なう。島台の内、パチンコ島台1a、1bおよびパチンコ島台4a、4bの間にそれぞれ貯留タンク8、10が設けられている。なお、符号12で示されているのは各島台の端に設けられたパチンコ球計数器である。

以下、パチンコ島台4a、4b、貯留タンク10について説明するが、パチンコ島台1a、1b、貯留タンク8も略同様である。貯留タンク10に貯留されたパチンコ球は、連絡14a、14bを介してそれぞれパチンコ島台4a、4bに流れ込む。パチンコ島台4aに流れ込んだパチンコ球は、パチンコ島台4a内に貯留された後、パチンコ島台4a上部の上部タンク16aに揚送され、パチンコ島台4aのパチンコ機や他のパチンコ島台1b,2、3に供給される。

ここで、パチンコ島台4aにおいて、パチンコ機にパチンコ球が供給される様子を図2に示す。本図はパチンコ島台4aをパチンコ機の列設方向に垂直な方向から見た側面図であり、パチンコ球の経路を明示するために適宜断面にするとともに一部を破断して示している。連絡樋14aを介してパチンコ島台4aに供給されたパチンコ球は、一旦、プールタンク18に貯えられる。プールタンク18の底板20は傾斜されており、これによりプールタンク18内のパチンコ球は揚送装置22の下部に流れ込む。揚送装置22は、上下に掛け渡された搬送ベルト(図示しない)を有しており、これを駆動することにより、下部に流れ込んできたパチンコ球を上部タンク16aまで揚送する。なお、揚送装置22には搬送ベルトと対向させて研磨布が設けられており、揚送時にパチンコ球がこの研磨布と搬送ベルトとに挟まれたまま揚送されることによりパチンコ球を磨くようにされている。上部タンク16aまで揚送されたパチンコ球は、補給樋24を介してパチンコ島台4aの各パチンコ機に供給される。このパチンコ機に遊技者によって打ち込まれたパチンコ球は回収樋26にて回収され、プールタンク18に戻される。

次に、パチンコ島台4aから他のパチンコ島台1b,2、3にパチンコ球が供給される仕組みについて説明する。図3は上部タンク16aの内部を示すために手前側を断面にした斜視図である。揚送装置22により揚送されたパチンコ球は矢印Aのように斜面28に排出される。そして第1障壁30に阻止されて、矢印Bのように横方向に転げ落ちる。パチンコ球がある程度の量になると、第1障壁30を乗り越え、矢印Cで示すように隔壁32で仕切られた隣りのブロック34に流れこみ、供給樋6に達する。供給樋6に達したパチンコ球は、パチンコ島台1bに流れ込む一方、その途中でパチンコ島台2、3に供給される。なおブロック34と更に隔壁36を隔てた隣のブロック38にある供給樋6は、他のパチンコ島台1b、3から貯留タンク10にパチンコ球を返却するための物である。

また、矢印Bのように横方向に転げ落ちたパチンコ球は、図4に2点鎖線の矢印で示すような経路をたどり、補給樋24に達し、パチンコ島台4aのパチンコ機に供給される。また図3において更に大量のパチンコ球が揚送されて、第2障壁40をも越えると図5に示すような経路をたどる。すなわち、第2障壁40を乗り越えたパチンコ球は隔壁42、44間の通路を垂直に落下して斜面46に到達する。斜面46に到達したパチンコ球は図示しない供給樋6を介して上部タンク16aに達する。なお図4、5では、揚送装置22、供給樋6を省略している。

斜面46に到達したパチンコ球およびブロック38の供給樋6を流下するパチンコ球は、貯留タンク10の上部に設けられた第2誘導箱および第1誘導箱に流れこむ。これについて図6に示す。なお、ここまでパチンコ島台4aについて説明してきたが、パチンコ島台4bも略同様に構成されている。そこで第1誘導箱50、第2誘導箱52に流れ込む様子を説明するために、図7と説明し易いパチンコ島台4b側から説明する。本図に示すように第1誘導箱50には、ブロック38を通る供給樋6を流下したパチンコ球54(つまりパチンコ島台4b以外の島台(図1において、パチンコ島台4bの更に右に位置する図示されていない島台)から供給されるパチンコ球54)が流れこむ。一方、第2誘導箱52にはパチンコ島台4bに対応する上部タンク16bの斜面46に達したパチンコ球54が流れ込む。こうして第1誘導箱50または第2誘導箱52に流れ込んだパチンコ球54は、矢印のように流下して、上流誘導板56に達する。上流部誘導板56は、貯留タンク10内に設けられた斜面で、ここをパチンコ球54が流下することにより貯留タンク10内に貯えられて行く。上流部誘導板56と貯留タンク10の位置関係を図7の斜視図に示す。

本図に示すように上流部誘導板56は、貯留タンク10の上部に設けられている。貯留タンク10の底板58は上流部誘導板56とは逆方向に傾斜されており、連絡樋14aに連通する下流部流出口60側が低くされている。以下、この部分Eを下流部といい、下流部Eとは逆側の高くされている部分を上流部Fという。上流部誘導板56から流下したパチンコ球54はまず上流部Fに至り、そこから底板58の傾斜によって下流部Eに達して下流部流出口60から、連絡樋14aを介してプールタンク18に入る。前述したように、パチンコ島台4a内のプールタンク18に対しても同様にしてパチンコ球54が供給されるし、パチンコ島台1a、1bにおいても貯留タンク8から同様にしてパチンコ球54が供給される。

概要

パチンコ球貯留用タンクにパチンコ球が滞留しないようにすることにより、パチンコ球が錆びるのを防止する。

本発明の貯留タンク70aが満タンまたはこれに近い状態になると、上流部Fのパチンコ球が上流部流出口74へ流れる。この流れにより、従来は貯留タンクの上流部Fに停留していたパチンコ球が上流部流出口74から貯留タンク70a外へ流出する。流出したパチンコ球は、誘導筒76、上流部下部タンク78を介して貯留タンク用揚送装置80に達し、ここで磨かれつつ揚送される。こうして揚送および磨きを受けたパチンコ球は、上流部プールタンク82、誘導ホース84、下流部誘導板86の順に流れ、下流部Eに到達する。このように貯留タンク70aには上流部流出口74が形成されているので上流部Fにパチンコ球が滞留せず、パチンコ球が錆びるのを防止できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

傾斜された底板を備え、該底板の高い箇所である上流部に外部からパチンコ球の供給を受け、該底板の低い箇所である下流部に形成された下流部流出口からパチンコ球を外部に排出すると共に、該排出前のパチンコ球を貯留するパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部に形成され、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクから流出させる上流部流出口、を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項2

請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部のパチンコ球を上流部流出口へ誘導する上流部誘導機構を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項3

請求項1または2に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクに返送する返送機構を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項4

請求項1または2に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンクが、パチンコ機複数列設されたパチンコ島台へと供給されるパチンコ球を貯留するためのものであり、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を前記パチンコ島台に送給する送給機構を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項5

請求項3に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記返送機構が、前記上流部流出口から当該パチンコ球貯留用タンクよりも高い位置まで、パチンコ球を揚送するための揚送装置、を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項6

請求項5に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記揚送装置が、揚送中のパチンコ球の表面を磨く機能を備えていることを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項7

請求項5または6に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記返送機構が、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクの前記下流部へ供給することによりパチンコ球の当該パチンコ球貯留用タンクへの前記返送を行なう下流部供給部を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項8

請求項7に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンク内の、前記上流部流出口の近傍にパチンコ球が存在するか否かを検出する第1玉センサと、該第1玉センサによりパチンコ球が検出されると開いて上流部流出口からのパチンコ球の前記流出を許可し、パチンコ球が検出されないと閉じて該流出を禁止する第1開閉手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項9

請求項8に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンク内の、前記第1玉センサによる検出位置よりも高い位置にパチンコ球が存在するか否かを検出する第2玉センサと、前記第1開閉手段と前記揚送装置との間に設けられ、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を一旦貯留する上流部下部タンクと、該上流部下部タンクと前記揚送装置との間に設けられ、該第2玉センサによりパチンコ球が検出されると閉じて前記上流部下部タンクからの前記揚送装置へのパチンコ球の流出を禁止し、パチンコ球が検出されないと開いて該流出を許可する第2開閉手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

請求項10

請求項9に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記揚送装置が、前記上流部の上方へパチンコ球を揚送するものであり、前記下流部供給部が、前記揚送装置により揚送された球を下流部の上方へと誘導する傾斜された下流部誘導板であり、該下流部誘導板と別体に且つ逆方向に傾斜され、該の下流位置よりも高い位置から該樋の上流位置よりも低い位置へと外部から供給されたパチンコ球を誘導する上流部誘導板、を備え、前記第2玉センサが、該上流部誘導板と前記下流部誘導板とが交差する付近にパチンコ球が存在するか否かを検出するもの、であることを特徴とするパチンコ球貯留用タンク。

技術分野

0001

本発明は、パチンコホールにて用いられるパチンコ球貯留用タンクに関する。

背景技術

0002

大量のパチンコ球を必要とするパチンコホールにおいては、パチンコホールの何ヵ所かに貯留タンクまたはベースタンクと呼ばれるタンクを設けている。図1は、パチンコホール内に設けられた複数のパチンコ島台(以下、単に島台ともいう)の内の一部およびこれらの間でパチンコ球が交流される様子の概略を示す側面図であり、パチンコ機は本図に垂直な方向に列設されている。本図に示すパチンコ島台1a、1b、2、3、4a、4bの間には適宜、供給樋6が掛け渡されており、これにて島台間のパチンコ球の交流を行なう。島台の内、パチンコ島台1a、1bおよびパチンコ島台4a、4bの間にそれぞれ貯留タンク8、10が設けられている。なお、符号12で示されているのは各島台の端に設けられたパチンコ球計数器である。

0003

以下、パチンコ島台4a、4b、貯留タンク10について説明するが、パチンコ島台1a、1b、貯留タンク8も略同様である。貯留タンク10に貯留されたパチンコ球は、連絡14a、14bを介してそれぞれパチンコ島台4a、4bに流れ込む。パチンコ島台4aに流れ込んだパチンコ球は、パチンコ島台4a内に貯留された後、パチンコ島台4a上部の上部タンク16aに揚送され、パチンコ島台4aのパチンコ機や他のパチンコ島台1b,2、3に供給される。

0004

ここで、パチンコ島台4aにおいて、パチンコ機にパチンコ球が供給される様子を図2に示す。本図はパチンコ島台4aをパチンコ機の列設方向に垂直な方向から見た側面図であり、パチンコ球の経路を明示するために適宜断面にするとともに一部を破断して示している。連絡樋14aを介してパチンコ島台4aに供給されたパチンコ球は、一旦、プールタンク18に貯えられる。プールタンク18の底板20は傾斜されており、これによりプールタンク18内のパチンコ球は揚送装置22の下部に流れ込む。揚送装置22は、上下に掛け渡された搬送ベルト(図示しない)を有しており、これを駆動することにより、下部に流れ込んできたパチンコ球を上部タンク16aまで揚送する。なお、揚送装置22には搬送ベルトと対向させて研磨布が設けられており、揚送時にパチンコ球がこの研磨布と搬送ベルトとに挟まれたまま揚送されることによりパチンコ球を磨くようにされている。上部タンク16aまで揚送されたパチンコ球は、補給樋24を介してパチンコ島台4aの各パチンコ機に供給される。このパチンコ機に遊技者によって打ち込まれたパチンコ球は回収樋26にて回収され、プールタンク18に戻される。

0005

次に、パチンコ島台4aから他のパチンコ島台1b,2、3にパチンコ球が供給される仕組みについて説明する。図3は上部タンク16aの内部を示すために手前側を断面にした斜視図である。揚送装置22により揚送されたパチンコ球は矢印Aのように斜面28に排出される。そして第1障壁30に阻止されて、矢印Bのように横方向に転げ落ちる。パチンコ球がある程度の量になると、第1障壁30を乗り越え、矢印Cで示すように隔壁32で仕切られた隣りのブロック34に流れこみ、供給樋6に達する。供給樋6に達したパチンコ球は、パチンコ島台1bに流れ込む一方、その途中でパチンコ島台2、3に供給される。なおブロック34と更に隔壁36を隔てた隣のブロック38にある供給樋6は、他のパチンコ島台1b、3から貯留タンク10にパチンコ球を返却するための物である。

0006

また、矢印Bのように横方向に転げ落ちたパチンコ球は、図4に2点鎖線の矢印で示すような経路をたどり、補給樋24に達し、パチンコ島台4aのパチンコ機に供給される。また図3において更に大量のパチンコ球が揚送されて、第2障壁40をも越えると図5に示すような経路をたどる。すなわち、第2障壁40を乗り越えたパチンコ球は隔壁42、44間の通路を垂直に落下して斜面46に到達する。斜面46に到達したパチンコ球は図示しない供給樋6を介して上部タンク16aに達する。なお図4、5では、揚送装置22、供給樋6を省略している。

0007

斜面46に到達したパチンコ球およびブロック38の供給樋6を流下するパチンコ球は、貯留タンク10の上部に設けられた第2誘導箱および第1誘導箱に流れこむ。これについて図6に示す。なお、ここまでパチンコ島台4aについて説明してきたが、パチンコ島台4bも略同様に構成されている。そこで第1誘導箱50、第2誘導箱52に流れ込む様子を説明するために、図7と説明し易いパチンコ島台4b側から説明する。本図に示すように第1誘導箱50には、ブロック38を通る供給樋6を流下したパチンコ球54(つまりパチンコ島台4b以外の島台(図1において、パチンコ島台4bの更に右に位置する図示されていない島台)から供給されるパチンコ球54)が流れこむ。一方、第2誘導箱52にはパチンコ島台4bに対応する上部タンク16bの斜面46に達したパチンコ球54が流れ込む。こうして第1誘導箱50または第2誘導箱52に流れ込んだパチンコ球54は、矢印のように流下して、上流誘導板56に達する。上流部誘導板56は、貯留タンク10内に設けられた斜面で、ここをパチンコ球54が流下することにより貯留タンク10内に貯えられて行く。上流部誘導板56と貯留タンク10の位置関係図7の斜視図に示す。

0008

本図に示すように上流部誘導板56は、貯留タンク10の上部に設けられている。貯留タンク10の底板58は上流部誘導板56とは逆方向に傾斜されており、連絡樋14aに連通する下流部流出口60側が低くされている。以下、この部分Eを下流部といい、下流部Eとは逆側の高くされている部分を上流部Fという。上流部誘導板56から流下したパチンコ球54はまず上流部Fに至り、そこから底板58の傾斜によって下流部Eに達して下流部流出口60から、連絡樋14aを介してプールタンク18に入る。前述したように、パチンコ島台4a内のプールタンク18に対しても同様にしてパチンコ球54が供給されるし、パチンコ島台1a、1bにおいても貯留タンク8から同様にしてパチンコ球54が供給される。

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上記従来技術によれば、貯留タンク8、10内にてパチンコ球54が汚れたり錆びたりする虞がある。これについて図8を用いて説明する。図8(a)、図8(b)はいずれも貯留タンク10の側面図であり、内部のパチンコ球54の流れの概略を示すために適宜透視して示している。そして図8(a)はある程度貯留タンク10にパチンコ球54が貯まった状態、図8(b)は更に貯留タンク10にパチンコ球54が貯まり、満タンまたはこれに近くなった状態を示している。上流部誘導板56により上流部Fに流下されたパチンコ球54が貯留タンク10内にある程度貯まると、図8(a)のように4つのグループに分けられる。すなわち、上流上層部62、上流下層部64、下流上層部66、下流下層部68である。この状態では、上流上層部62から下流下層部68へ、上流下層部64から下流下層部68へ、下流上層部66から下流下層部68へと流れようとする。

0010

ところが、更に大量のパチンコ球54が貯留されると、上流上層部62のパチンコ球54が上流下層部64のパチンコ球54に及ぼす重量が大きくなり、上流下層部64から下流下層部68へと流れる速度が遅くなる。そして遂には図8(b)に示すように、下流下層部68に向かって流れることなく、上流部F付近滞留してしまうグループ(斜線部分)が発生する。このグループを滞留パチンコ球と呼ぶ。このような状態になるのは、パチンコホールの遊技者が少ないときや、閉店前後に多い。

0011

滞留パチンコ球は下流部流出口60から流れ出ないため、プールタンク18に到達せず、従って揚送装置22によって磨かれることがない。このため、遊技を通じてパチンコ球54の表面に付着した湿気、手あかタバコヤニなどが取り除かれず、これによりパチンコ球54が錆びてしまうことがある。パチンコ球54が錆びると、錆びていないパチンコ球54にも悪影響を及ぼすし、また、錆自体が廃物になり、貯留タンク8、10内、パチンコ島台4a等を汚す。更には、パチンコ機を汚すこともありこれがパチンコ機の故障の原因になる虞もある。また、同様の事態は貯留タンク10内だけでなくプールタンク18内においても発生しうる。

0012

本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1、3、4に記載のパチンコ球貯留用タンクは、パチンコ球貯留用タンクにパチンコ球が滞留しないようにすることにより、パチンコ球が錆びるのを防ぐことを目的としている。また請求項2に記載のパチンコ球貯留用タンクは、滞留防止効果を高めることを目的としている。

0013

また請求項5に記載のパチンコ球貯留用タンクは、請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクの態様の一例を提案するものである。また更に、請求項6に記載のパチンコ球貯留用タンクは、上流部にあったパチンコ球から汚れを取り除くことを目的としている。

0014

請求項7に記載のパチンコ球貯留用タンクは、当該タンク内のパチンコ球を遊技に有効に利用することを目的としている。請求項8に記載のパチンコ球貯留用タンクは、外部から供給されてくるパチンコ球が上流部の底板などに衝突してパチンコ球や衝突箇所が傷むのを防止することを目的としている。

0015

請求項9に記載のパチンコ球貯留用タンクは、当該タンク内のパチンコ球の量が過剰になった場合にも適応可能にすることを目的としている。請求項10に記載のパチンコ球貯留用タンクは、外部からパチンコ球貯留用タンクへの供給を円滑に行なうことを目的としている。

課題を解決するための手段

0016

かかる課題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクは、傾斜された底板を備え、該底板の高い箇所である上流部に外部からパチンコ球の供給を受け、該底板の低い箇所である下流部に形成された下流部流出口からパチンコ球を外部に排出すると共に、該排出前のパチンコ球を貯留するパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部に形成され、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクから流出させる上流部流出口を備えたことを特徴とする。

0017

請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部のパチンコ球を上流部流出口へ誘導する上流部誘導機構を備えたことを特徴とする。

0018

請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクに返送する返送機構を備えたことを特徴とする。

0019

請求項4に記載の本発明は、請求項1または2に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンクが、パチンコ機が複数列設されたパチンコ島台へと供給されるパチンコ球を貯留するためのものであり、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を前記パチンコ島台に送給する送給機構を備えたことを特徴とする。

0020

請求項5に記載の本発明は、請求項3に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記返送機構が、前記上流部流出口から当該パチンコ球貯留用タンクよりも高い位置まで、パチンコ球を揚送するための揚送装置を備えたことを特徴とする。

0021

請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記揚送装置が、揚送中のパチンコ球の表面を磨く機能を備えていることを特徴とする。請求項7に記載の本発明は、請求項5または6に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記返送機構が、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクの前記下流部へ供給することによりパチンコ球の当該パチンコ球貯留用タンクへの前記返送を行なう下流部供給部を備えたことを特徴とする。

0022

請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンク内の、前記上流部流出口の近傍にパチンコ球が存在するか否かを検出する第1玉センサと、該第1玉センサによりパチンコ球が検出されると開いて上流部流出口からのパチンコ球の前記流出を許可し、パチンコ球が検出されないと閉じて該流出を禁止する第1開閉手段とを備えたことを特徴とする。

0023

請求項9に記載の本発明は、請求項8に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、当該パチンコ球貯留用タンク内の、前記第1玉センサによる検出位置よりも高い位置にパチンコ球が存在するか否かを検出する第2玉センサと、前記第1開閉手段と前記揚送装置との間に設けられ、前記上流部流出口から流出したパチンコ球を一旦貯留する上流部下部タンクと、該上流部下部タンクと前記揚送装置との間に設けられ、該第2玉センサによりパチンコ球が検出されると閉じて前記上流部下部タンクからの前記揚送装置へのパチンコ球の流出を禁止し、パチンコ球が検出されないと開いて該流出を許可する第2開閉手段とを備えたことを特徴とする。

0024

請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載のパチンコ球貯留用タンクにおいて、前記揚送装置が、前記上流部の上方へパチンコ球を揚送するものであり、前記下流部供給部が、前記揚送装置により揚送された球を下流部の上方へと誘導する傾斜された下流部誘導板であり、該下流部誘導板と別体に且つ逆方向に傾斜され、該樋の下流位置よりも高い位置から該樋の上流位置よりも低い位置へと外部から供給されたパチンコ球を誘導する上流部誘導板を備え、前記第2玉センサが、該上流部誘導板と前記下流部誘導板とが交差する付近にパチンコ球が存在するか否かを検出するものであることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0025

請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクは、その上流部に、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクから流出させる上流部流出口を形成している。パチンコ球はこの上流部流出口から流出する。こうすると、上流部のパチンコ球が、上流部流出口から流出するので、上流部に流れが発生し、図8(b)に示したように滞留することが無くなる。

0026

従って請求項1に記載のパチンコ球貯留用タンクによれば、上流部にパチンコ球が滞留しないので、パチンコ球が錆びるのを防ぐことができる。請求項2に記載のパチンコ球貯留用タンクは、上流部のパチンコ球を上流部流出口へ誘導する上流部誘導機構を備えたものである。こうすると、上流部流出口を形成しただけの態様に比べ、大量のパチンコ球が上流部誘導機構によって上流部流出口に流れこもうとする。すなわち、より多くのパチンコ球が上流部流出口から流出する。

0027

従って請求項2に記載のパチンコ球貯留用タンクよれば、滞留防止効果を高めることができる。また請求項3に記載のパチンコ球貯留用タンクは、上流部流出口から流出したパチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクに返送する返送機構を備えている。こうすれば、上流部流出口から排出させたパチンコ球は、下流部流出口から流出する可能性がある。流出すれば、パチンコホールの従業員によるメンテナンスを受けたり、パチンコ島台等が備える玉磨き機構(例えば、揚送装置22)により磨かれたりする。

0028

また請求項4に記載のパチンコ球貯留用タンクは、パチンコ島台へとパチンコ球を供給するものとなっており、上流部流出口から流出したパチンコ球をパチンコ島台に送給する送給機構を備えている。こうすれば、上流部流出口から排出させたパチンコ球は、パチンコ島台に出て行く。

0029

従って、パチンコ球が錆びるのを防ぐとともに、上流部流出口から排出したパチンコ球を有効に活用できる。また請求項5に記載のパチンコ球貯留用タンクは、返送機構が、上流部流出口から当該パチンコ球貯留用タンクよりも高い位置まで、パチンコ球を揚送するための揚送装置を備えている。仮に当該パチンコ球貯留用タンクがパチンコ島台にパチンコ球を供給するものであって、丁度、図1に示したような高さのものであれば、この揚送装置として、図2に示した揚送装置22よりも高さの低いものを用いればよい。そして上流部流出口から流出したパチンコ球をこの揚送装置に誘導し、当該パチンコ球貯留用タンクよりも高い位置まで上げられたパチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクに返却すればよい。

0030

請求項6に記載のパチンコ球貯留用タンクは、請求項5の揚送装置を、揚送中のパチンコ球の表面を磨く機能を備えたものとしている。揚送装置22は研磨布を備えているため、この要件を満たしている。このような請求項6に記載のパチンコ球貯留用タンクによれば、上流部流出口から流出したパチンコ球をそのまま当該パチンコ球貯留用タンクに返送するのではなく、磨いてから返送するので、たとえ、そのパチンコ球が下流部流出口から流出されることなく、当該パチンコ球貯留用タンクと返送機構との間で循環するだけになったとしても、そのパチンコ球が錆びることがない。

0031

請求項7に記載のパチンコ球貯留用タンクは、返送機構が、パチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクの下流部へ供給する下流部供給部を備えている。これに反し、返送機構がパチンコ球を当該パチンコ球貯留用タンクの上流部へ供給するものであると、返送されたパチンコ球が下流部流出口に流れることなく再び上流部流出口から流出する虞がある。そして再度、返送機構により返送されても再び上流部流出口から流出する可能性もある。このようにパチンコ球貯留用タンクと返送機構の間で循環するパチンコ球は、遊技に用いられることがない。

0032

この点、下流部供給部により下流部に供給されたパチンコ球は、下流部流出口に向かい、パチンコ球貯留用タンク内を遡上して上流部流出口から流出することはないので、遊技に使用することができる。従って請求項7に記載のパチンコ球貯留用タンクよれば、当該タンク内のパチンコ球を遊技に有効に利用することができる。

0033

請求項8に記載の本発明は、当該パチンコ球貯留用タンク内の、上流部流出口の近傍にパチンコ球が存在するか否かを検出する第1玉センサを備えており、これによりパチンコ球が検出されると第1開閉手段を開いて上流部流出口からのパチンコ球の流出させ、パチンコ球が検出されない場合には第1開閉手段を閉じて流出を禁止する。

0034

つまり、第1玉センサによりパチンコ球が検出できないほどパチンコ球貯留用タンクの中にパチンコ球が少ないときに上流部流出口からの流出を禁止する。これに反し、パチンコ球が少ないときにも上流部流出口からパチンコ球が流出可能にしておくと、上流部流出口の付近にパチンコ球がなくなり、外部から供給されてくるパチンコ球が上流部の底板などに衝突し、パチンコ球や衝突箇所を傷める虞がある。

0035

この点、請求項8に記載のパチンコ球貯留用タンクでは、第1玉センサによりパチンコ球が検出できないほどパチンコ球貯留用タンクの中にパチンコ球が少ないときに上流部流出口からの流出を禁止するので、外部からの供給量がよほど少なくなり且つ下流部流出口からの排出量が極めて多くならない限り、上流部流出口の付近にはパチンコ球が貯まった状態となる。従って、外部から供給されてくるパチンコ球が上流部の底板などに衝突してパチンコ球や衝突箇所が傷むのを防ぐことができる。

0036

請求項9に記載の本発明では、パチンコ球貯留用タンク内において、請求項8の第1玉センサによる検出位置よりも高い位置にパチンコ球が存在するか否かを検出する第2玉センサを設け、更に上流部流出口から流出したパチンコ球を一旦貯留する上流部下部タンクを第1開閉手段と揚送装置の間に設けている。これに加えて上流部下部タンクと揚送装置との間に第2開閉手段を設け、第2玉センサによりパチンコ球が検出されるとこの第2開閉手段が閉じて上流部下部タンクから揚送装置へのパチンコ球の流出を禁止し、検出されないと第2開閉手段が開いて上流部下部タンクから揚送装置へのパチンコ球の流出を許可する。

0037

前述のように、第2玉センサは第1玉センサよりも高い位置におけるパチンコ球の存否を判定するものであるため、第2玉センサによりパチンコ球が検出されているときには、第1玉センサもパチンコ球を検出している。また第1玉センサによりパチンコ球が検出されていないときには、第2玉センサもパチンコ球を検出していない。このような検出結果に基づき、前記のように第1開閉手段および第2開閉手段を制御することにより、パチンコ球貯留用タンク内のパチンコ球が過剰になった場合及び過少になった場合に対応できる。

0038

すなわち、パチンコ球が過剰になった場合には、第1開閉手段が開いて第2開閉手段が閉じるので、パチンコ球貯留用タンク内のパチンコ球は上流部流出口から流出し、上流部下部タンクに貯えられ、揚送装置には至らない。これにより、パチンコ球貯留用タンク内のパチンコ球の一部が上流部下部タンクに移動し、過剰状態が改善される。またパチンコ球が揚送装置に至らないことにより、返送機構がパチンコ球貯留用タンクにパチンコ球を返送しないことも、過剰状態を緩和する。逆に、パチンコ球が過少になった場合には、第1開閉手段を閉じて第2開閉手段を開くので、上流部下部タンク内のパチンコ球を揚送装置によりパチンコ球貯留用タンクへと返送することとなる。従って、上流部下部タンク内の球を有効に活用することができる。

0039

請求項10に記載の本発明では、揚送装置を、上流部の上方へパチンコ球を揚送するものとし、下流部供給部を、揚送装置により揚送された球を下流部の上方へと誘導する傾斜された下流部誘導板としている。この下流部誘導板と別体に、下流部誘導板の下流位置よりも高い位置から下流部誘導板の上流位置よりも低い位置へと、外部から供給されたパチンコ球を誘導する上流部誘導板を設けている。つまり、上流部誘導板は、パチンコ球貯留用タンクの横から見ると下流部誘導板と交差しているように見える。

0040

第2玉センサは、この交差している位置の付近にパチンコ球が存在するか否かを検出するようにされている。上流部誘導板と下流部誘導板が交差している位置よりも上までパチンコ球が貯留されると、上流部誘導板上や下流部誘導板上におけるパチンコ球の流れを阻害する。この、交差している位置の付近にパチンコ球があるか否かに基づいて、請求項9のように第1開閉手段および第2開閉手段を制御するので、上流部誘導板上や下流部誘導板上におけるパチンコ球の流れが阻害されるのを防止できる。

0041

以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
[実施例1]図9は本発明を適用した貯留タンク70aおよびその周辺の斜視図である。なお、前記説明した貯留タンク10とほぼ同じ構成については混同を招かない限り同じ符号を付した。本図に示すように貯留タンク70aは、上流部誘導機構72、上流部流出口74、誘導筒76、上流部下部タンク78、貯留タンク用揚送装置80、上流部プールタンク82、誘導ホース84、下流部誘導板86を備えている。上流部誘導機構72は、底板58の傾斜方向の略中央から上流部Fにかけて設けられている。また下流部誘導板86は、2枚の上流部誘導板56の間に設けられている。

0042

この貯留タンク70aの側面図を図10に示す。上流部誘導機構72は、その略中央が高くされており、上流部誘導板56を流下したパチンコ球は、上流部誘導機構72により上流部流出口74方向と下流部E方向へと分けられる。この内、上流部流出口74に誘導されたパチンコ球は、誘導筒76を流下して上流部下部タンク78に達する。そして上流部下部タンク78の下部から流出し、貯留タンク用揚送装置80により揚送される。この貯留タンク用揚送装置80は揚送装置22と同様、研磨布を備えており、揚送中のパチンコ球を磨く。こうして揚送されたパチンコ球は、上流部プールタンク82に達し、そこから誘導ホース84にて下流部誘導板86に誘導される。下流部誘導板86は貯留タンク70aの下流部E方向が低くされており、このため、誘導ホース84から排出されたパチンコ球は、本図の右方向に転動し、下流部E付近に流下する。

0043

この貯留タンク70aが満タンまたはこれに近い状態になると、図11に示すような流れができる。すなわち、上流部誘導板56を流下して来たパチンコ球は、従来の貯留タンク10と同様の、上流上層部62から下流下層部68、上流下層部64から下流下層部68、下流上層部66から下流下層部68への流れができるが、これに加えて上流部Fのパチンコ球が上流部流出口74へ移動する流れもできる。この流れにより、従来は滞留パチンコ球として貯留タンク10内に停留していたパチンコ球が上流部流出口74から貯留タンク70a外へ流出する。これらのパチンコ球を上流部流出層88と呼ぶことにする。

0044

上流部流出層88は、上流部流出口74、誘導筒76を介して上流部下部タンク78に貯えられ、更に貯留タンク用揚送装置80にて磨かれつつ揚送される。このため、上流部流出層88のパチンコ球に付着していた汚れや湿気は除去される。こうして揚送および磨きを受けたパチンコ球は、上流部プールタンク82、誘導ホース84、下流部誘導板86の順に流れ、貯留タンク70aの下流部Eに到達する。

0045

このような貯留タンク70aによれば、上流部流出口74が形成されているため滞留パチンコ球が発生せず、パチンコ球が錆びるのを防止することができる。また、上流部流出口74から流出したパチンコ球を貯留タンク用揚送装置80により磨くので、パチンコ球54の汚れも随時取り除くことができる。また、貯留タンク用揚送装置80により揚送されたパチンコ球は、上流部プールタンク82、誘導ホース84、下流部誘導板86により貯留タンク70aの下流部Eへ誘導されるので、下流部流出口60からプールタンク18(図9などを参照)へ出て、遊技に用いられる。従って多くのパチンコ球を有効に遊技に用いることができる。

0046

なお、パチンコ球貯留用タンク70aが本発明のパチンコ球貯留用タンクに相当する。また誘導筒76、上流部下部タンク78、貯留タンク用揚送装置80、上流部プールタンク82、誘導ホース84、および下流部誘導板86が本発明の返送機構に相当し、特に、貯留タンク用揚送装置80が本発明の揚送装置、下流部誘導板86が本発明の下流部供給部にそれぞれ相当する。第1シャッター100、第2シャッター102はそれぞれ本発明の第1開閉手段、第2開閉手段に相当する。

0047

[実施例2]本発明の第2実施例である貯留タンク70bを図12図13に示す。貯留タンク70bでは、図12の側面図に示すように、底板58の中程よりもやや上流部F寄り玉抜き口90を設け、第1実施例である貯留タンク70aのそれよりも下方に上流部流出口74を形成し、玉抜き口90と上流部流出口74を結ぶ通路92を設けている。これらの点と、誘導筒76を設けていない点を除くと、第1実施例の貯留タンク70aと同様に構成されている。

0048

この貯留タンク70bが満タンまたはこれに近い状態になると、図13に示すような流れができる。すなわち、この貯留タンク70bでは、玉抜き口90が形成されている結果、玉抜き口90の上方のパチンコ球が玉抜き口90へ移動する流れができる。これにより上流部流出層88が第1実施例の貯留タンク70aの上流部流出層88よりも大きくなり、更に広範囲のパチンコ球を玉抜き口90から抜くことができる。なお、貯留タンク70bでは、玉抜き口90および通路92が本発明の上流部誘導機構に相当する。

0049

[実施例3]本発明の第3実施例である貯留タンク70cを図14に示す。貯留タンク70cは、第1実施例の貯留タンク70aの下流部誘導板86の両縁に壁94を設けたものである。この壁94は、貯留タンク70cを図10と同じ方向から見て、下流部誘導板86が上流部誘導板56と交わって見える箇所まで設けられている。壁94がないと、下流部誘導板86の流れが妨害される虞がある。つまり、下流部Eへのパチンコ球の誘導が悪くなり、安定して下流部Eへ供給できなくなる。また、下流部誘導板86の上流側からもパチンコ球がこぼれ、貯留タンク70cの上流部Fにより多くのパチンコ球が貯まってしまう。この結果、下流部誘導板86の上流側を塞いでしまい、上流部プールタンク82からのパチンコ球の流出が悪くなる。これでは貯留タンク用揚送装置80にパチンコ球が残ってしまう事態が起こり、貯留タンク用揚送装置80のモータ負荷が掛かりブレーカが落ち、貯留タンク用揚送装置80が止まってしまう(所謂、パンク状態が起こる)。壁94を設けることによりこの事態を防止できる。なお、この説明から分かるように、壁94は、上流部誘導板56と交わって見える箇所よりも下流位置まで設けることが望ましい。

0050

[実施例4]本発明の第4実施例である貯留タンク70dについて説明する。図15は貯留タンク70dの側面図、図16は貯留タンク70dの上流部流出口74付近を示す斜視図である。貯留タンク70dは、まず図15に示すように第1実施例の貯留タンク70aの上流部誘導機構72の頂部付近に第1玉センサ96を設け、更に下流部誘導板86に第2玉センサ98を設けたものである。なお、第2玉センサ98が設けられた位置は、図15において下流部誘導板86と上流部誘導板56が交わって見える位置よりもやや下流部E寄りに設けられている。そして貯留タンク70dは更に、図16に示すように上流部流出口74に第1シャッター100、上流部下部タンク78から貯留タンク用揚送装置80にパチンコ球が流れ出す部分に第2シャッター102を設けている。第1シャッター100は図17のようになっており、アクチュエータ104を駆動することによりシャッター板106を上下させ、貯留タンク70dからのパチンコ球54の流出の許可・禁止が可能にされている。第2シャッター102の構成は、上流部下部タンク78からのパチンコ球54の流出の許可・禁止を行なう点以外は第1シャッター100と略同様である。

0051

これら2つのシャッター100、102は、第1玉センサ96、第2玉センサ98の検出結果に基づいて図示しないコンピュータシステムにより駆動される。このコンピュータシステムにより実行される処理のフローチャート図18に示す。本処理は、パチンコ島台4a、4bの揚送装置22の少なくとも一方が稼働すると起動される。本処理が起動されるとまず、ステップ(以下、Sと記す)100にて貯留タンク用揚送装置80を稼働させる。そしてS110にて第1玉センサ96がパチンコ球を検出したか否かを判定する。検出していれば、S120に進み、第1シャッター100を開ける。続くS130にて第2玉センサ98がパチンコ球を検出したか否かを判定する。検出していれば、第2シャッター102を閉じ(S140)、S170に進み、検出していない場合には第2シャッター102を開け(S150)、S170に進む。なお、S110において第1玉センサ96がパチンコ球を検出していないと判定された場合には第1シャッター100を閉じてから(S160)、S170に進む。

0052

S170では、パチンコ島台4a、4bの揚送装置22が共に停止しているか否かを判定する。NO、すなわちいずれかの揚送装置22が稼働している場合にはS110に戻る。揚送装置22が共に停止していればS180に進み、第2シャッター102を閉じる(既に第2シャッター102が閉じられている場合には何もしない)。そしてS190にて10秒待った後、S200で貯留タンク用揚送装置80を停止させ、本処理を終了する。

0053

このような処理を実行することにより、貯留タンク70d内にパチンコ球が少ないとき(S110:NO)には第1シャッター100を閉じるので、上流部誘導機構72の上流部流出口74側には、上流部誘導機構72の最上部近くまでパチンコ球が貯まる。この上に、上流部誘導板56から誘導されるパチンコ球が落ちるので、簡単に上流部誘導機構72の最上部を越えることができる。また落ちてくるパチンコ球は、上流部誘導機構72の上流部流出口74側に貯まったパチンコ球により衝撃が吸収されるので、上流部誘導機構72を傷めることがない。なお、この状態においても第2シャッター102が開いているので、上流部下部タンク78内のパチンコ球を揚送し、下流部Eへ返送することができる。

0054

また、下流部誘導板86を流れるパチンコ球が多過ぎる場合(S130:YES)には、第2シャッター102を閉じて、上流部流出層88のパチンコ球を貯留タンク用揚送装置80に送るのを停止する。仮に、下流部Eにパチンコ球が貯まり過ぎることにより、上流部誘導板56上のパチンコ球の流れが妨害されると、上部タンク16a、16bからのパチンコ球の流出に悪影響が出る。この結果、パチンコ島台の揚送装置22が止まるというトラブルを引き起こすこともあり得る。このトラブルは、パチンコホール全体に影響を与えるので、貯留タンク用揚送装置80が止まる(止まると、基本的には従来のパチンコ球貯留用タンクに戻るだけ)よりも深刻である。そこで第2玉センサ98を上流部誘導板56と下流部誘導板86とが交差して見える位置よりもやや下流部E寄りに設け、下流部Eにおけるパチンコ球の貯まり過ぎを優先的に検出している。

0055

第2玉センサ98がパチンコ球を検出する状態では、第1シャッター100は開いている。しかし第2シャッター102が閉じられるので、貯留タンク70d内のパチンコ球は上流部下部タンク78に貯えられ、貯留タンク70dの下流部Eに返送されることはない。これにより貯留タンク70d内におけるパチンコ球の過剰状態が改善される。第2シャッター102は、第2シャッター102がパチンコ球を検出しなくなる(S130:NO)と開放される。

0056

また、パチンコ島台4a、4bの揚送装置22が停止する(S170:YES)と、第2シャッター102を閉じる(S180)ので、貯留タンク70d内のパチンコ球が流動しない状況(揚送装置22が稼働していないので下流部流出口60からパチンコ球が流出しない状況)において、貯留タンク用揚送装置80にて揚送を続けたために上流部Fのパチンコ球が不当に下流部Eに移動されてしまう、という事態も発生しない。また、この際に貯留タンク用揚送装置80は、S190で10秒間まった後に停止される(S200)ので、揚送中のパチンコ球を貯留タンク用揚送装置80内に残すこともない。

0057

[その他]以上、本発明を適用した実施例として、貯留タンク70a〜70dについて説明してきたが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。

0058

例えば、パチンコ島台1a、1b、4a、4bにパチンコ球を供給する貯留タンク8、10に適用したが、島台内のプールタンク18に適用してもよい。この場合には、プールタンク18が本発明のパチンコ球貯留用タンクに相当する。この場合にも、プールタンク18内に滞留パチンコ球が発生するのを防止することができる。

0059

また、上流部流出口74から流出したパチンコ球を貯留タンク70a〜70dではなく、パチンコ島台側の構成(例えば、プールタンク18)に返却してもよい。これは返送機構に代えて送給機構を設けることに相当する。

図面の簡単な説明

0060

図1一般的なパチンコホールの一部を示す側面図である。
図2一般的なパチンコ島台の側面図である。
図3一般的な上部タンクの内部を示す斜視図である。
図4上部タンクからパチンコ機にパチンコ球が供給される際の上部タンク内のパチンコ球の流れを示す斜視図である。
図5上部タンク内のパチンコ球が極めて多くなった場合のパチンコ球の流れを示す斜視図である。
図6第1誘導箱50、第2誘導箱52から上流部誘導板56へのパチンコ球の流れを示す説明図である。
図7従来の貯留タンク10およびその周辺の斜視図である。
図8従来の貯留タンク10内のパチンコ球の流れを示す側面図である。
図9本発明の第1実施例である貯留タンク70aおよびその周辺の斜視図である。
図10貯留タンク70aおよびその周辺の側面図である。
図11貯留タンク70a内のパチンコ球の流れを示す側面図である。
図12本発明の第2実施例である貯留タンク70bおよびその周辺の側面図である。
図13貯留タンク70b内のパチンコ球の流れを示す側面図である。
図14本発明の第3実施例である貯留タンク70cおよびその周辺の斜視図である。
図15本発明の第4実施例である貯留タンク70dおよびその周辺の側面図である。
図16貯留タンク70dの上流部下部タンク78近辺を示す斜視図である。
図17貯留タンク70dに設けられた第1シャッター100を示す斜視図である。
図18貯留タンク70dの第1シャッター100および第2シャッター102を制御するシャッター制御処理のフローチャートである。

--

0061

1a、1b、2、3、4a、4b…パチンコ島台
6…供給樋8、10…貯留タンク
12…パチンコ球計数器14a…連絡樋
16a、16b…上部タンク18…プールタンク
20…底板22…揚送装置
24…補給樋26…回収樋
28、46…斜面 30…第1障壁
32、36…隔壁34、38…ブロック
40…第2障壁 42、44…隔壁
50…第1誘導箱 52…第2誘導箱
54…パチンコ球 56…上流部誘導板
58…底板 60…流出口
62…上流上層部 64…上流下層部
66…下流上層部 68…下流下層部
70a、70b、70c、70d…貯留タンク
72…上流部誘導機構74…上流部流出口
76…誘導筒78…上流部下部タンク
80…貯留タンク用揚送装置
82…上流部プールタンク
84…誘導ホース86…下流部誘導板
88…上流部流出層90…玉抜き口
92…通路94…壁
96…第1玉センサ98…第2玉センサ
100…第1シャッター102…第2シャッター
104…アクチュエータ106…シャッター板
E…下流部 F…上流部

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