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技術 放送受信機および放送受信方法

出願人 ルネサスマイクロシステム株式会社
発明者 小川寿美子
出願日 1999年11月24日 (19年9ヶ月経過) 出願番号 1999-332911
公開日 2001年6月8日 (18年3ヶ月経過) 公開番号 2001-156661
状態 拒絶査定
技術分野 放送分配方式 受信機の回路一般
主要キーワード アラーム判定 送出パターン 音声出力パターン 割り込み操作 オン判定 オーディオ受信 割り込みサービス 放送局識別コード
関連する未来課題
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図面 (5)

課題

DAB受信機RDS受信機を備えた放送受信機において、ユーザが希望する割り込み情報聴取する機会を増大することにある。

解決手段

DAB受信機130,RDS受信機140からの放送音声切替部150を介し、音声出力部160に出力する一方、両受信機からの天気予報などの割り込み情報をマイコン制御部100で制御する。その際、入力機器部110より割り込み情報に対応する指定を行っておくことにより、マイコン制御部100の割り込み制御手段102がメイン受信モードとサブ受信モードの判定、および放送局識別コードの比較を行い、ユーザが希望する割り込み情報を表示部120に表示させる。

概要

背景

従来、複数の異った放送、すなわちディジタルオーディオ放送(DAB)およびアナログ・オーディオ放送としてのラジオ・データ・システム(RDS:Radio Data System)を車載用などの放送受信機で受信する場合、そのいずれかを選択して聴取するシステムが一般的である。かかる放送受信システムとしては、例えば特開平10−209985号公報などにも記載されている。

特に、従来の放送受信機としては、DAB受信機チューナー)とRDS受信機(チューナー)とを備え、キーなどの入力機器からいずれかを選択するものである。しかも、このオーディオなどとの共用ラジオ受信機は、DAB及びRDS放送からの割り込み情報、例えば天気予報ニュース交通情報等の放送があったとき、これを的確に聞けるようにしている。

ここで、割り込み情報の受信とは、RDS聴取中にユーザが聴取を所望した割り込み情報がDABで受信できた場合に、音声出力をDAB受信機の方に切り替えることを意味している。また、CD(コンパクトディスク)聴取中でも同様に、RDS/DAB受信機でユーザが聴取を所望する割り込み情報を受信した場合、RDS/DAB受信機に音声出力を切り替え、割り込み放送が終了したならば、CDに音声出力を切り替える(CD聴取に戻す)ことである。

図4は従来の放送受信システムを説明するためのフロー図である。図4に示すように、従来の放送受信システムは、CDのプレイ中などにおいて、いずれかの放送より割り込み情報を受信したときには、それに対応するために、割り込み情報受信処理が行われる。

まず、かかる受信システムにおいて、割り込み要求があるか否かの判定を行う(ステップC1)。このとき、要求がなければ割り込み情報受信処理を終了するが、割り込み要求があったときには、その割り込み要求がアラーム(ALARM)割り込みであるか否かの判定を行い(ステップC2)、ALARM割り込みであれば受信処理を行う(ステップC7)。

一方、この割り込み要求がALARM割り込みでなければ、割り込み機能オン交通放送等の割り込みサービス受信待ち状態)になっているか否かの判定を行い(ステップC3)、オフの場合は処理を終了する。ここで、割り込み機能がオンになっていると、RDS受信局での割り込み要求があるか否かの判定を行い(ステップC4)、RDS受信局での割り込み要求があれば、RDS受信局の割り込みサービスを音声出力する処理を行う(ステップC8)。

次に、RDS受信局での割り込み要求がなければ、DAB受信局で割り込み要求があるか否かの判定を行い(ステップC5)、ない場合には処理を終了するが、もしDAB受信局での割り込み要求があれば、DAB受信局の割り込みサービスを音声出力する処理を行い(ステップC6)、その処理が終了した後に割り込み情報の受信処理を終了する。

すなわち、従来の受信機による割り込み情報受信処理は、ユーザが緊急放送及び交通放送等の割り込みサービス情報を聴取したい場合、割り込みサービスの受信待ち状態を設定し、ディジタル・オーディオ放送(DAB)またはアナログ・オーディオ放送(RDS)のいずれかを選択してオーディオ出力する一方、割り込みサービスを受け付けた場合は、そのオーディオ出力に切り替えてオーディオ出力する方式である。

概要

DAB受信機,RDS受信機を備えた放送受信機において、ユーザが希望する割り込み情報を聴取する機会を増大することにある。

DAB受信機130,RDS受信機140からの放送を音声切替部150を介し、音声出力部160に出力する一方、両受信機からの天気予報などの割り込み情報をマイコン制御部100で制御する。その際、入力機器部110より割り込み情報に対応する指定を行っておくことにより、マイコン制御部100の割り込み制御手段102がメイン受信モードとサブ受信モードの判定、および放送局識別コードの比較を行い、ユーザが希望する割り込み情報を表示部120に表示させる。

目的

本発明の目的は、DAB受信機およびRDS受信機を備えた放送受信機において、ユーザが希望する割り込み情報を聴取する機会を増やすことのできる放送受信機および放送受信方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ディジタルオーディオ放送を受信するディジタル・オーディオ受信機と、アナログ・オーディオ放送を受信するラジオ・データ・システム受信機と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの放送を切り替え音声切替部と、前記音声切替部で切り替えられた音声を出力する音声出力部と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの割り込み情報を制御するマイコン制御部と、前記マイコン制御部にプログラム制御を実行させるための入力機器部と、前記マイコン制御部を介し、前記受信した放送および前記割り込み情報を表示するための表示部とを有することを特徴とする放送受信機

請求項2

前記マイコン制御部は、前記入機器部の状態を検出する入力機器検出手段と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの前記割り込み情報を前記入力機器検出手段の出力に基いて前記表示部に対する前記割り込み情報の表示の可否を制御する割り込み制御手段と、前記割り込み制御手段の出力により前記表示部への表示を制御する表示制御手段とで形成した請求項1記載の放送受信機。

請求項3

前記マイコン制御部は、受信モードを判定し、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機から取得した放送局識別コードを比較することにより、割り込み情報の監視を継続する請求項1記載の放送受信機。

請求項4

前記マイコン制御部は、メイン受信モードを判定し、その判定結果により放送局識別コードの比較とサブ側受信局の切り替えとを行う請求項1記載の放送受信機。

請求項5

前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機で受信している放送局識別コードが同一のとき、放送を受信している局の受信状態判別し、良好な方の受信機の音声を前記音声切り替え手段により切り替える請求項1記載の放送受信機。

請求項6

ディジタル・オーディオ受信機およびラジオ・データ・システム受信機の一方をメイン側、他方をサブ側として放送される音声を聴取し、所望の割り込み情報を受信する放送受信方法において、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機が割り込み情報を受信したか否かを判定し、受信していないときには割り込み制御を終了する割り込み情報判定ステップと、前記割り込み情報判定ステップで割り込み情報を検出したときは、緊急放送等のアラーム情報か否かを判定するアラーム判定ステップと、前記アラーム判定ステップで前記アラーム情報を検出したときには、アラーム割り込み処理を実行する割り込み処理実行ステップと、前記アラーム判定ステップで前記アラーム情報を検出しなかったときには、入力機器部からの割り込み操作オンされているか否かを判定し、オンされていないときには割り込み制御処理を終了する割り込み機能オン判定ステップと、前記割り込み機能オン判定ステップで前記割り込み操作のオンを検出したときには、音声を出力しているメイン受信機が前記ディジタル・オーディオ受信機か前記ラジオ・データ・システム受信機のいずれかを特定するメイン受信モード判定ステップと、前記メイン受信モード判定ステップにおける受信モードが前記ラジオ・データ・システム受信機と判定されたときには、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機を介して受信した放送局識別コードを比較し、同一であったときにはサブ側のディジタル・オーディオ受信局を別の放送を受信するように切替える第1のコード比較ステップと、前記メイン受信モード判定ステップにおける受信モードが前記ディジタル・オーディオ受信機と判定されたときには、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機を介して受信した放送局識別コードを比較し、同一であったときにはサブ側のラジオ・データ・システム受信局を別の放送を受信するように切替える第2のコード比較ステップと、前記第1および第2のコード比較ステップにおいて、コード比較結果が異なったときには、前記ディジタル・オーディオ受信機への割り込み要求か否かを判定するステップおよび前記ラジオ・データ・システム受信機への割り込み要求か否かを判定するステップとを含むことを特徴とする放送受信方法。

技術分野

0001

本発明は放送受信システムに関し、特に複数個の受信部を備えた放送受信機および受信方法に関する。

背景技術

0002

従来、複数の異った放送、すなわちディジタルオーディオ放送(DAB)およびアナログ・オーディオ放送としてのラジオ・データ・システム(RDS:Radio Data System)を車載用などの放送受信機で受信する場合、そのいずれかを選択して聴取するシステムが一般的である。かかる放送受信システムとしては、例えば特開平10−209985号公報などにも記載されている。

0003

特に、従来の放送受信機としては、DAB受信機チューナー)とRDS受信機(チューナー)とを備え、キーなどの入力機器からいずれかを選択するものである。しかも、このオーディオなどとの共用ラジオ受信機は、DAB及びRDS放送からの割り込み情報、例えば天気予報ニュース交通情報等の放送があったとき、これを的確に聞けるようにしている。

0004

ここで、割り込み情報の受信とは、RDS聴取中にユーザが聴取を所望した割り込み情報がDABで受信できた場合に、音声出力をDAB受信機の方に切り替えることを意味している。また、CD(コンパクトディスク)聴取中でも同様に、RDS/DAB受信機でユーザが聴取を所望する割り込み情報を受信した場合、RDS/DAB受信機に音声出力を切り替え、割り込み放送が終了したならば、CDに音声出力を切り替える(CD聴取に戻す)ことである。

0005

図4は従来の放送受信システムを説明するためのフロー図である。図4に示すように、従来の放送受信システムは、CDのプレイ中などにおいて、いずれかの放送より割り込み情報を受信したときには、それに対応するために、割り込み情報受信処理が行われる。

0006

まず、かかる受信システムにおいて、割り込み要求があるか否かの判定を行う(ステップC1)。このとき、要求がなければ割り込み情報受信処理を終了するが、割り込み要求があったときには、その割り込み要求がアラーム(ALARM)割り込みであるか否かの判定を行い(ステップC2)、ALARM割り込みであれば受信処理を行う(ステップC7)。

0007

一方、この割り込み要求がALARM割り込みでなければ、割り込み機能オン交通放送等の割り込みサービス受信待ち状態)になっているか否かの判定を行い(ステップC3)、オフの場合は処理を終了する。ここで、割り込み機能がオンになっていると、RDS受信局での割り込み要求があるか否かの判定を行い(ステップC4)、RDS受信局での割り込み要求があれば、RDS受信局の割り込みサービスを音声出力する処理を行う(ステップC8)。

0008

次に、RDS受信局での割り込み要求がなければ、DAB受信局で割り込み要求があるか否かの判定を行い(ステップC5)、ない場合には処理を終了するが、もしDAB受信局での割り込み要求があれば、DAB受信局の割り込みサービスを音声出力する処理を行い(ステップC6)、その処理が終了した後に割り込み情報の受信処理を終了する。

0009

すなわち、従来の受信機による割り込み情報受信処理は、ユーザが緊急放送及び交通放送等の割り込みサービス情報を聴取したい場合、割り込みサービスの受信待ち状態を設定し、ディジタル・オーディオ放送(DAB)またはアナログ・オーディオ放送(RDS)のいずれかを選択してオーディオ出力する一方、割り込みサービスを受け付けた場合は、そのオーディオ出力に切り替えてオーディオ出力する方式である。

発明が解決しようとする課題

0010

上述した従来の放送受信システムには、次のような問題がある。

0011

すなわち、ユーザが割り込みサービスの受信待ち状態を設定するのは、交通情報等の割り込み情報を今すぐ、もしくは出来るだけ早く聴取したいと希望して設定するものである。しかし、従来の方式ではRDS,DABそれぞれの割り込み処理を行っているが、現在設定されている放送局に対してのみ割り込みサービスの受信待ちを行っている。要するに、上述した文献に開示された技術では、現在の受信バンドがRDSならばRDS割り込み処理、DABならばDAB割り込み処理を行うようになってる。

0012

その理由は、緊急放送及び交通放送等の割り込みサービスの受信待ち状態において、従来の方式ではRDSとDABの受信局が同一である場合、複数のシステムで同一の割り込み情報を監視していることになり、他の放送局でユーザが希望する情報を放送していても受信することができないことに起因している。

0013

実際には、ユーザが道路交通情報、天気予報、ニュース等の割り込みサービスの聴取を希望すると、現在選択されているRDSの受信局とDABの受信局でそれぞれ割り込みサービスの受信を監視し、どちらかに割り込みサービスが受信されるとオーディオ出力するシステムである。

0014

しかし、RDS受信局とDAB受信局が偶然同一の受信局となる場合がある。すなわち、車載オーディオの場合、車の移動によって受信状態が変化するため、各受信機は受信状態の良好な放送を探して受信局を切り替える。したがって、放送局識別コードが同一の放送を両受信機で受信している場合がある。

0015

このことは、RDS受信局とDAB受信局が同一となり、同じ受信局をメイン,サブという複数のシステム(メイン:実際の音声を出力、サブ:音声は出力されていないが受信している)で監視していることになり、処理の無駄が生じている。これは、例えば交通情報の開始タイミングを例にとると、同一局であればDAB、RDSにおいて同じとなるためである。

0016

また、従来の放送受信システムは、他の放送局でユーザの希望する情報を放送していても、現在受信している放送局で放送されている内容のみを監視しているため、ユーザの要求に答えられる機会が減少している。例えば、現在、A局を受信し音楽放送を聞いている場合に、交通情報待ちの状態に設定したとする。このとき、B局で交通情報が開始されても、B局を受信していないため、A局での交通情報が開始されるまでそれを聞くことができないことになる。

0017

本発明の目的は、DAB受信機およびRDS受信機を備えた放送受信機において、ユーザが希望する割り込み情報を聴取する機会を増やすことのできる放送受信機および放送受信方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0018

本発明の放送受信機は、ディジタル・オーディオ放送を受信するディジタル・オーディオ受信機と、アナログ・オーディオ放送を受信するラジオ・データ・システム受信機と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの放送を切り替える音声切替部と、前記音声切替部で切り替えられた音声を出力する音声出力部と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの割り込み情報を制御するマイコン制御部と、前記マイコン制御部にプログラム制御を実行させるための入力機器部と、前記マイコン制御部を介し、前記受信した放送および前記割り込み情報を表示するための表示部とを有して構成される。

0019

また、本発明における放送受信機のマイコン制御部は、前記入機器部の状態を検出する入力機器検出手段と、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機からの前記割り込み情報を前記入力機器検出手段の出力に基いて前記表示部に対する前記割り込み情報の表示の可否を制御する割り込み制御手段と、前記割り込み制御手段の出力により前記表示部への表示を制御する表示制御手段とで形成している。

0020

また、本発明におけるマイコン制御部は、受信モードを判定し、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機から取得した放送局識別コードを比較することにより、割り込み情報の監視を継続するように形成される。

0021

また、本発明におけるマイコン制御部は、メイン受信モードを判定し、その判定結果により放送局識別コードの比較とサブ側の受信局の切り替えとを行うように形成される。

0022

また、本発明におけるディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機で受信している放送局の識別コードが同一のとき、放送を受信している局の受信状態を判別し、良好な方の受信機の音声を前記音声切り替え手段により切り替えるように形成される。

0023

さらに、本発明の放送受信方法は、ディジタル・オーディオ受信機およびラジオ・データ・システム受信機の一方をメイン側、他方をサブ側として放送される音声を聴取し、所望の割り込み情報を受信する放送受信方法において、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機が割り込み情報を受信したか否かを判定し、受信していないときには割り込み制御を終了する割り込み情報判定ステップと、前記割り込み情報判定ステップで割り込み情報を検出したときは、緊急放送等のアラーム情報か否かを判定するアラーム判定ステップと、前記アラーム判定ステップで前記アラーム情報を検出したときには、アラーム割り込み処理を実行する割り込み処理実行ステップと、前記アラーム判定ステップで前記アラーム情報を検出しなかったときには、入力機器部からの割り込み操作がオンされているか否かを判定し、オンされていないときには割り込み制御処理を終了する割り込み機能オン判定ステップと、前記割り込み機能オン判定ステップで前記割り込み操作のオンを検出したときには、音声を出力しているメイン受信機が前記ディジタル・オーディオ受信機か前記ラジオ・データ・システム受信機のいずれかを特定するメイン受信モード判定ステップと、前記メイン受信モード判定ステップにおける受信モードが前記ラジオ・データ・システム受信機と判定されたときには、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機を介して受信した放送局識別コードを比較し、同一であったときにはサブ側のディジタル・オーディオ受信局を別の放送を受信するように切替える第1のコード比較ステップと、前記メイン受信モード判定ステップにおける受信モードが前記ディジタル・オーディオ受信機と判定されたときには、前記ディジタル・オーディオ受信機および前記ラジオ・データ・システム受信機を介して受信した放送局識別コードを比較し、同一であったときにはサブ側のラジオ・データ・システム受信局を別の放送を受信するように切替える第2のコード比較ステップと、前記第1および第2のコード比較ステップにおいて、コード比較結果が異なったときには、前記ディジタル・オーディオ受信機への割り込み要求か否かを判定するステップおよび前記ラジオ・データ・システム受信機への割り込み要求か否かを判定するステップとを含んで構成される。

発明を実施するための最良の形態

0024

本発明の実施の形態は、共に割り込みサービスを含むDAB及びRDSのいずれかを選択して聴取可能なラジオ受信機であり、DAB受信機とRDS受信機とで放送局識別コード(RDSではPI:Program ID、DABではSID:Service ID)(以下、PIで代表して説明する)を比較し、別々の放送局を選択することにより、別の割り込みサービスを受け付けられる状態にし、どちらか早く割り込みサービスを受け付けられた放送局を音声出力することにより、ユーザが割り込み情報を聞く機会を増やすようにするものである。以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0025

図1は本発明の一実施の形態を示す放送受信機のブロック構成図である。図1に示すように、本実施の形態における放送受信機は、プログラム制御により動作する放送受信機であり、その構成は、ユーザがキー操作を行う入力機器部110と、この入力機器部110の状態を検出し、プログラム制御により動作するマイコン制御部100と、アンテナからのDAB電波を受信するチューナとしてのDAB受信機130と、同様にアンテナからのRDS電波を受信するチューナとしてのRDS受信機140と、これらDAB受信機130,RDS受信機140の受信出力をマイコン制御部100の制御により切替る音声切替部150と、この音声切替部150で切替られた音声を出力するためにスピーカで形成された音声出力部160と、DAB受信機130,RDS受信機140からの割り込み情報をマイコン制御部100の制御の基に可視表示する液晶などで形成した表示部120とを有している。しかも、マイコン制御部100は、入力機器部110の状態を検出する入力機器検出手段101と、この入力機器検出手段101の検出結果により、DAB受信機130,RDS受信機140からの割り込み情報を監視し、音声切替部150などを駆動する割り込み制御手段102と、この割り込み制御手段102からの制御により表示部120への割り込み情報表示を制御する表示制御手段103とを備えている。

0026

より具体的に言うと、マイコン制御部100における入力機器検出手段101は、入力機器部110の状態を検出し、割り込み制御手段102と表示制御手段103へその状態によって要求を行う。また、割り込み制御手段102は、DAB受信機130とRDS受信機140の割り込みサービスの受信状態、受信局の情報等を監視し表示制御手段103などの制御を行う。さらに、表示制御手段103は、表示部120へ割り込み制御手段102の状態等の表示制御を行う。

0027

かかる放送受信機の実際上の動作についてみると、RDS受信機140はアナログ・オーディオ放送の受信を、DAB受信機130はディジタル・オーディオ放送の受信を行っているので、マイコン制御部100は、入力機器部110から入力された情報に基づいてディジタル・オーディオ放送またはアナログ・オーディオ放送のいずれかを選択し、音声切替部150に切替え要求を出すことによって音声出力部160からオーディオ出力している。しかも、RDS受信機140およびDAB受信機130は、それぞれ現在受信中の放送局を識別するコード(PIコード)をメモリしている。

0028

したがって、どちらか一方の伝送方式においてオーディオ放送を聴取中、割り込み制御手段102はもう片方の受信機が現在選択中の放送局の識別コードと現在聴取中の放送局の識別コードとを比較し、同一の放送局であるか否かを判断することができる。もし、同一放送局であれば、現在メイン側として受信している(つまり、音声を出力している)放送局とは別の放送局をサブ側で検索・受信し、割り込み情報サービス(例えば、道路交通情報、天気予報、ニュース等)の開始を待つことになる。

0029

このようにして、複数の受信機で別々の放送局(異なるPIコードを持つ)を受信し、割り込みサービスを監視することによって、並行して割り込み情報サービスの検出が可能となり、どちらか早く割り込みサービスを受け付けられた放送局を音声出力することが可能になる。

0030

図2図1に示す放送受信機の割り込み制御動作フロー図である。図2に示すように、ここではDAB受信機130,RDS受信機140の一方をメイン側、他方をサブ側とし、放送される音声を聴取するとともに、所望の割り込み情報を受信するものであり、特にマイコン制御部100における割り込み制御手段102についての動作フローを表わしている。

0031

まず、DAB受信機130およびRDS受信機140が割り込み情報を受信したか否か、すなわち割り込み要求があったか否かを判断し、割り込み要求がなければ割り込み制御手段102における処理を終了する(割り込み情報判定ステップA1)。

0032

次に、割り込み情報判定ステップA1で割り込み制御手段102がニュース,天気予報等の割り込み情報を検出したときは、緊急放送等のALARM割り込み情報か否かを判定する(アラーム割り込み判定ステップA2)。これは交通情報などの割り込み情報よりもALARM割り込みの方が緊急性及び重要性があるためである。このALARM割り込みが入っていれば、ALARM割り込み情報の受信を行う(アラーム割り込み処理ステップA15)。この場合、DAB受信機130,RDS受信機140がアラーム放送を受信中であれば、音声出力を切り替えてアラーム放送を出力する。

0033

一方、DAB受信機130,RDS受信機140のどちらもアラーム放送を検出しなかったときは、入力機器部110からの割り込み操作がオンされているか否か、つまりユーザは割り込み情報があったときにそれを割り込ませることを認めているか否かを判定し、オンになっていなければ処理を終了する(割り込み機能オン判定ステップA3)。

0034

次に、割り込み機能オン判定ステップA3で割り込み操作のオンを検出したときは、割り込み制御手段102において、音声を出力しているメイン受信機がDAB受信機130か、RDS受信機140のどちらかを特定する(メイン受信モード判定ステップA4)。すなわち、メイン側に受信しているモードがRDS受信モードなのか、あるいはDAB受信モードなのかを判定する。ここでのメイン側に受信しているモードとは、現在音声を出力しているモードのことである。

0035

このメイン側の受信モードがDAB受信であれば、DAB受信局およびRDS受信局双方の放送局識別コードPIコードを取得する(ステップA5)。さらに、これらDAB受信局とRDS受信局のPIコードを比較(コード比較ステップA6)し、同一の場合はサブ側に受信しているRDS受信局を別の放送を受信するように切り替える(ステップA7)。すなわち、サブ側のRDS受信局はメイン側のDAB受信局とは別の放送局を受信し、割り込み情報サービス(道路交通情報、天気予報、ニュース等)の開始を待つ。

0036

また、メイン側の受信モードがRDS受信の場合も同様に、RDS受信局およびDAB受信局双方の放送局識別コードPIコードを取得する(ステップA8)。さらに、これらDAB受信局とRDS受信局のPIコードを比較(コード比較ステップA9)し、同一の場合はサブ側に受信しているDAB受信局を別の放送を受信するように切り替える(ステップA10)。

0037

続いて、上述のPIコードの比較ステップA5,A9における比較結果がいずれのモードでも異なるときは、DAB受信局で割り込みサービスの要求が入っているか否かを判定(ステップA11)し、割り込み要求があればDAB受信局の割り込みサービスを聴取する処理を行う(ステップA14)。

0038

もし、かかるステップA11において、DABの割り込み要求がないときは、つぎのRDS受信局で割り込みサービスの要求が入っているか否かを判定(ステップA12)する。同様に、RDSでの割り込み要求がないときは処理を終了するが、RDSでの割り込み要求が入っていたときには、RDS受信局の割り込みサービスを聴取する処理を行う(ステップA13)。

0039

次に、実際の放送を例にとり、本発明における受信方法を図3を用いて説明する。

0040

図3(a)〜(c)はそれぞれ図1における放送局毎送出パターン,DABとRDSが同一時の音声出力およびDABを切り替えたときの音声出力パターンを表わす図である。まず、図3(a)に示すように、ここではメイン側で受信しているRDS受信機が放送局Aを、サブ側で受信しているDAB受信機も放送局Aを受信している。このため、両受信機では、同一放送局Aを受信しているときには、入力機器部より「スポーツ」を割り込み情報と指定しても、割り込み情報(天気予報,NEWS,スポーツ,交通情報等)も同一パターンとなる。

0041

また、他の放送局Bでは、放送局Aとは異なるパターンで割り込み情報(天気予報,NEWS,スポーツ等)を送出しており、放送局Cでも放送局A,Bとは異なるパターンで割り込み情報を送出し、さらに他の放送局Dでも放送局A,B,Cとは異なるパターンで割り込み情報を送出している。要するに、放送局毎に割り込み情報の送出パターンが異なっているので、ユーザは所望する割り込み情報を入力機器部より設定することになる。

0042

ついで、図3(b)に示すように、DAB受信機とRDS受信機が同一の放送局を受信している場合で、しかも割り込み情報として「交通情報」を入力機器部より設定したときには、どちらの受信機も同一の放送Aを受信しているので、RDS情報音声もDAB情報音声も共に6時00分から16時59分59秒まではラジオ番組を受信しているが、17時00分(時刻B1)にDABまたはRDSの「交通情報」割り込みにより音声出力を割り込み情報としての「交通情報」に切り替える。

0043

なお、ユーザがラジオ番組を聴取中であれば、天気予報等の情報は通常のラジオ放送として聴取する。しかし、もしCD聴取中であれば、割り込み情報としてユーザが設定していなければ、聴取することはできない。

0044

すなわち、図3(b)において、割り込み制御手段102はRDS受信機とDAB受信機とから受信したPIコードを比較するが、両者のPIが同一であるため、メイン側とサブ側の放送局を変えない限り、B1のタイミングでしか割り込み情報を聴取できないことになる。

0045

ついで、図3(c)に示すように、DAB受信機で受信する放送を切り替えた場合、すなわち、RDS受信機は放送Aを受信し、DAB受信機は放送Cを受信するように切り替えた場合、RDS受信機は、図3(b)と同様に、時刻6時00分より時刻16時59分59秒までは放送Aのラジオ番組を受信し、時刻B2(時刻B1と同じ)に交通情報に切り替える。一方、DAB受信機は放送Cを受信するので、時刻6時00分から10時59分59秒まではC局のラジオ番組を受信するが、「交通情報」が11時00分から始まるため、B3のタイミング(時刻11時00分)で交通情報を受信することができるようになる。この結果、音声出力としては、時刻B4(11時00分)より、放送CのDAB受信機による交通情報割り込みが開始される。

0046

しかし、図3(b)に示すように、DAB受信機による放送を切り替える前にはB1のタイミングでしか割り込み情報を聴取できなかったが、図3(c)に示すように、DAB受信局を切り替えたことにより、RDS受信局はB2のタイミングで割り込みサービスを開始される。しかし、DAB受信局ではB3のタイミングで割り込みサービスが開始されるため、B4のタイミングで割り込み情報を音声出力することが可能となる。このように、時点B2でしか受信できなかった割り込み情報の聴取を時点B4まで早めることができる。

0047

要するに、複数の受信機で異なるPIコードを持つ別々の放送局を受信し、割り込みサービスを監視することにより、並行して割り込み情報サービスの検出が可能となるので、どちらか早く割り込みサービスを受け付けられた放送局を音声出力することが出来る。

発明の効果

0048

以上説明したように、本発明の放送受信機は、DAB受信機とRDS受信機を備えた放送受信機において、割り込み制御機能を有するプログラム制御のマイコン制御部を有することにより、DAB受信局とRDS受信局のPIコードを比較することにより、DAB受信機とRDS受信機とで別々の放送局を選択し、同時に別の割り込みサービスを受け付けられる状態にしておき、どちらか早く割り込みサービスを受け付けられた放送局を音声出力することができるので、ユーザが直ちにこれらの割り込み情報を聞く機会を増大させられるという効果がある。すなわち、その理由は、RDS受信機とDAB受信機が同一の受信局を監視している場合よりも、別々の放送局を監視する方が高い確率でユーザが聴取したいと希望する情報を受信することができるためである。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明の一実施の形態を示す放送受信機のブロック構成図である。
図2図1に示す放送受信機の割り込み制御動作フロー図である。
図3図1における放送局毎の送出パターン,DABとRDSが同一時の音声出力およびDABを切り替えたときの音声出力パターンを表わす図である。
図4従来の放送受信システムを説明するためのフロー図である。

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0050

100マイコン制御部
101入力機器検出手段
102割り込み制御手段
103表示制御手段
110 入力機器部
120 表示部
130 DAB受信機
140RDS受信機
150音声切替部
160音声出力部
A4メイン受信モード判定ステップ
A5,A8PIコード取得ステップ
A6,A9 PIコード比較ステップ
A7サブ側のRDS受信局切替ステップ
A10 サブ側のDAB受信局切替ステップ

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