図面 (/)

技術 洗浄装置及び光学繊維束の洗浄方法

出願人 日本板硝子株式会社オリンパス株式会社
発明者 須藤英二池泉洪白岩操
出願日 1999年11月26日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 1999-336223
公開日 2001年6月5日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2001-149874
状態 特許登録済
技術分野 ライトガイド一般及び応用 液体または蒸気による洗浄
主要キーワード 筒体側壁 配列位相 防止用ストッパー 流出用配管 リングネジ 防止ストッパー 反復揺動 洗浄液貯槽
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年6月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

光学繊維素線ばらばらの状態で超音波洗浄し、洗浄後に所定のチューブ充填するという方法では、たとえ超音波洗浄により充分に繊維が清浄化されたとしてもその後チューブに配列充填する長時間にわたる作業の間に、異物が繊維表面に再度付着する可能性が高いという問題があった。

解決手段

本発明に係る洗浄方法では、まず光学繊維素線の多数本を互いに平行に揃えた状態で、内径全長にわたり高度に均一な両端開放筒中に密に充填する。次に、この筒体洗浄液配管5,6を接続した洗浄ユニット100を、超音波伝達液体203中に浸漬する。上記配管5,6を通して清浄な洗浄液を上記筒体中に流しつつ、この筒体に上記媒液を介して超音波振動を与える。

概要

背景

光学繊維の多数本を、両端での配列位相を揃えて束ねることにより画像伝送体を構成する場合、画像の解像度は光学繊維の径で決まる。この解像度を高め、且つ充分な画像面積を得るためには、大量の極めて細い繊維を正確に配列する必要があるが、直径が10μm前後あるいはそれ以下といった繊維を直接配列する方法では製作が極めて困難であり、このため加熱延伸法が広く用いられている。

この加熱延伸法では、まず比較的取り扱い易い径(例えば200〜300μm程度)の光学繊維素線成形し、この素線の多数本(例えば数千本ないし数万本)をガラス管中に平行に揃えた状態で最密充填する。このガラス管内減圧するとともに全体を加熱軟化させ、また必要に応じてガラス管外から高圧を加えてガラス管内外圧力差による変形で繊維同士を融着させると同時に繊維間の空隙をつぶす。このようにして隙間無く融着一体化した太径光学繊維束を製作した後、この太径の繊維束加熱延伸して、所望の画素径をもった細径画像伝送用光学繊維束を製作する。

以上の方法で得られる繊維束は、画素を成す各繊維同士が融着しているリジッドなものであるが、以下に述べる方法によって、両端では融着一体化しており中間部では個々の繊維が分離している可撓性の画像伝送体も製作されている。

すなわち、前述の光学繊維素線として、高屈折率コアガラスと、これを囲む低屈折率クラッドガラスと、さらにその外周を被覆する酸に可溶なガラスからなる溶出ガラス層との三重構造をもつ繊維を成形する。この素線をガラス管中に最密充填した後、前述のように加熱加圧することにより融着一体化し、この後外側ガラス部分研削等により除去する。この後、この太径の融着繊維束を加熱延伸して細径のリジッドな繊維束(コンジット)を製作し、しかる後、上記コンジットの両端を耐酸性保護材で被覆した状態で、硝酸水溶液等の酸液と接触させることにより、繊維間を融着している溶出ガラスを溶解除去する。これにより、両端では繊維が配列位相の揃った状態で固着されており、中間部では繊維同士がばらばらに分離している極めて屈曲性富む可撓性画像伝送体が得られる。

以上に説明した如く加熱延伸工程を含む光学繊維束の製造方法においては、光学繊維素線の洗浄最終製品品質に極めて大きな影響を与える。すなわち、繊維束を成す各繊維の径は加熱延伸により縮小する一方、この繊維間にガラスよりも軟化点の高い異物が存在していた場合、そのままの大きさで延伸後の繊維束中に残り、これが周囲の光学繊維を異常変形させ、光伝送が阻げられる結果、画像中に黒点ないし暗点を生じ、画像品質劣化させる。

したがって、束ねた素線を加熱融着させる前の段階で、素線を良く洗浄してその外表面を極力清浄化しておく必要があり、従来は、光学繊維素線をばらばらの状態で超音波洗浄し、洗浄後に所定のチューブ充填するという方法をとっていた。

概要

光学繊維素線をばらばらの状態で超音波洗浄し、洗浄後に所定のチューブに充填するという方法では、たとえ超音波洗浄により充分に繊維が清浄化されたとしてもその後チューブに配列充填する長時間にわたる作業の間に、異物が繊維表面に再度付着する可能性が高いという問題があった。

本発明に係る洗浄方法では、まず光学繊維素線の多数本を互いに平行に揃えた状態で、内径全長にわたり高度に均一な両端開放筒中に密に充填する。次に、この筒体洗浄液配管5,6を接続した洗浄ユニット100を、超音波伝達液体203中に浸漬する。上記配管5,6を通して清浄な洗浄液を上記筒体中に流しつつ、この筒体に上記媒液を介して超音波振動を与える。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

両端が開放された筒体の一端側に洗浄液圧入用配管を、他端側に排出用配管を、接続具を介してそれぞれ接続した洗浄ユニットと、該洗浄ユニット全体を浸漬できる超音波伝達媒液を満たし、超音波振動源を備えた超音波槽と、前記洗浄ユニットを前記超音波槽内に吊り下げ昇降動作を行ない、且つ揺動回転を与える駆動機構、とを備えた洗浄装置

請求項2

請求項1に記載した洗浄ユニットの筒体内に光学繊維多数本を互いに平行に揃えた状態で密に充填し、洗浄液配管の接続された繊維束充填筒体を、前記繊維の軸線が略垂直となるように立姿勢で超音波伝達媒液中に浸漬し、前記配管を通して清浄な洗浄液を前記筒体中に流しつつ、該筒体にその側面方向から前記媒液を介して超音波振動を与えることを特徴とする光学繊維束洗浄方法

技術分野

0001

本発明は、洗浄装置とそれを用いた光学繊維束洗浄方法に関し、特に、配列を揃えた光学繊維束を空隙無く融着一体化した後、これを加熱延伸することにより画像伝送体を製造する工程において有用な繊維束の洗浄装置及び洗浄方法に関する。

背景技術

0002

光学繊維の多数本を、両端での配列位相を揃えて束ねることにより画像伝送体を構成する場合、画像の解像度は光学繊維の径で決まる。この解像度を高め、且つ充分な画像面積を得るためには、大量の極めて細い繊維を正確に配列する必要があるが、直径が10μm前後あるいはそれ以下といった繊維を直接配列する方法では製作が極めて困難であり、このため加熱延伸法が広く用いられている。

0003

この加熱延伸法では、まず比較的取り扱い易い径(例えば200〜300μm程度)の光学繊維素線成形し、この素線の多数本(例えば数千本ないし数万本)をガラス管中に平行に揃えた状態で最密充填する。このガラス管内減圧するとともに全体を加熱軟化させ、また必要に応じてガラス管外から高圧を加えてガラス管内外圧力差による変形で繊維同士を融着させると同時に繊維間の空隙をつぶす。このようにして隙間無く融着一体化した太径の光学繊維束を製作した後、この太径の繊維束を加熱延伸して、所望の画素径をもった細径画像伝送用光学繊維束を製作する。

0004

以上の方法で得られる繊維束は、画素を成す各繊維同士が融着しているリジッドなものであるが、以下に述べる方法によって、両端では融着一体化しており中間部では個々の繊維が分離している可撓性の画像伝送体も製作されている。

0005

すなわち、前述の光学繊維素線として、高屈折率コアガラスと、これを囲む低屈折率クラッドガラスと、さらにその外周を被覆する酸に可溶なガラスからなる溶出ガラス層との三重構造をもつ繊維を成形する。この素線をガラス管中に最密充填した後、前述のように加熱加圧することにより融着一体化し、この後外側ガラス部分研削等により除去する。この後、この太径の融着繊維束を加熱延伸して細径のリジッドな繊維束(コンジット)を製作し、しかる後、上記コンジットの両端を耐酸性保護材で被覆した状態で、硝酸水溶液等の酸液と接触させることにより、繊維間を融着している溶出ガラスを溶解除去する。これにより、両端では繊維が配列位相の揃った状態で固着されており、中間部では繊維同士がばらばらに分離している極めて屈曲性富む可撓性画像伝送体が得られる。

0006

以上に説明した如く加熱延伸工程を含む光学繊維束の製造方法においては、光学繊維素線の洗浄最終製品品質に極めて大きな影響を与える。すなわち、繊維束を成す各繊維の径は加熱延伸により縮小する一方、この繊維間にガラスよりも軟化点の高い異物が存在していた場合、そのままの大きさで延伸後の繊維束中に残り、これが周囲の光学繊維を異常変形させ、光伝送が阻げられる結果、画像中に黒点ないし暗点を生じ、画像品質劣化させる。

0007

したがって、束ねた素線を加熱融着させる前の段階で、素線を良く洗浄してその外表面を極力清浄化しておく必要があり、従来は、光学繊維素線をばらばらの状態で超音波洗浄し、洗浄後に所定のチューブ充填するという方法をとっていた。

発明が解決しようとする課題

0008

前述した方法では、たとえ超音波洗浄により充分に繊維が清浄化されたとしてもその後チューブに配列充填する長時間にわたる作業の間に、異物が繊維表面に再度付着する可能性が高い。また充填時に繊維端から発生するガラス粉はそのまま繊維間に残り、これが繊維の光伝送特性に悪影響を与えるという問題があった。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係る洗浄装置は、ステンレスパイプ等からなる内径全長にわたり高度に均一な両端が開放された筒体の一端側に洗浄液圧入用配管を、他端側に排出用配管接続具を介してそれぞれ接続した洗浄ユニットを備えている。さらに、この洗浄ユニット全体を水等の超音波伝達媒液中に浸漬できる超音波槽が備えられ、その側壁内面には超音波振動子が装着されている。また、この超音波槽内に前記洗浄ユニットを吊り下げ、浸漬、取り出しのための昇降動作及び超音波槽内での揺動回転を行なう駆動機構が備えられている。

0010

上記洗浄ユニットの筒体内に、光学繊維素線多数本を互いに平行に揃えた状態で密に充填する。この筒体中に充填する以前に、上記素線を従来と同様にしてばらばらの状態で予備洗浄しておくことが望ましい。上記充填の後、繊維充填筒体の一端側に洗浄液の圧入用配管を、他端側には排出用配管をそれぞれ接続する。次に、この洗浄液配管の接続された繊維束充填筒体を、超音波伝達媒液中に浸漬する。

0011

上記の準備の後、上記配管を通して清浄な洗浄液を上記筒体中に流しつつ、この筒体に上記媒液を介して超音波振動を与える。上記筒体を超音波伝達液体中に浸漬するに当り、本発明では立姿勢とする。すなわち筒体中に充填された光学繊維の軸線がほぼ垂直となるようにして、洗浄ユニットを上記媒液中に入れ、超音波は筒体側面から加える。

0012

(作用)上述した方法によれば、繊維表面に付着している異物は、超音波振動により繊維表面から遊離するとともに、筒体中を流れる洗浄液によって運び去られる。このため、筒体中への配列充填作業時に繊維間に新たに異物が混入したとしても、上記過程で洗い流され、しかも繊維束はすでに平行配列状態にあるため、筒体から抜き出した濡れによる吸着で平行状態が維持されている繊維束をそのままガラス管中に入れ込み、あとはガラス管内周と繊維束外周との管の空隙に少量の繊維を充填するだけでよく、したがって、上記繊維束を構成する繊維間に異物が新たに混入することは皆無に近くなり、高度に清浄な界面を加熱融着まで維持することができる。

0013

また、超音波振動と筒体内に圧入される洗浄液の層流との相乗効果により、繊維の途中に多少の配列乱れがあっても是正されるという効果もある。さらに超音波振動を与えるに際し、繊維を充填した筒体及びこれの両端に続く洗浄液配管接続部分を液中に入れ、この液を介して超音波振動を与えることができるので、繊維全長にわたり余すことなく超音波振動を与えることができる。

0014

ただし、繊維充填筒体を横置きした状態(繊維の軸線が水平)で上記の洗浄液圧入と超音波振動付与を行なった場合、繊維間に挟まれた異物は、それより上にある繊維の重量で繊維同士に内向きの力が働いていることによって動き難くなっていることと、せっかく異物が繊維表面から遊離しても、筒体の流出口までの長い距離の間に、その自重で異物が沈下して再び繊維表面に付着、残留してしまうという可能性が大きいが、この点本発明方法では立姿勢にして、超音波振動を横から与えているため、このような異物の残留・再付着起り難く、短時間で極めて効果的な洗浄を行なうことができる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下本発明を図面に示した実施例に基づき詳細に説明する。

0016

図1は、超音波槽内に浸漬される洗浄ユニットの断面を示す。この洗浄ユニット100は、予め光学繊維素線1の多数本を平行状態で密に充填した筒体2の両端に、接続具30,40を介して、洗浄液の圧入用配管5及び流出用配管6を接続し、一対の押え板8A、8B及びこれら両押え板間を締結するボルト9により、両端から挟持固定して組立てられている。洗浄液圧入側の押え板8Aには、一対の吊下げ保持部7A、7Bが固着してあり、流出側の押え板8Bには、運搬のための把持部が設けてある。

0017

さらに詳しくは、洗浄液圧入側の接続具30は、上記筒体2の端部を受け入れる孔が形成されたキャップ部材31と、このキャップ部材31に設けられたネジに締結されるリングネジ部材32とから成り、繊維束を充填した筒体2の端部にキャップ部材31を嵌め、ゴムリング33を介してリングネジ部材32をキャップ部材31に対して締め込むことにより、ゴムリング33が隙間を封入し、洗浄液の洩出を防ぐ。またキャップ部材31の中心には、洗浄液配管接続孔31Aが設けられており、洗浄液配管5がこれに接続される。

0018

一方、洗浄液流出側の接続具40は、端部キャップ部材41、中間部材42、リングネジ部材43とで構成される。また接続具40内の空間部に、繊維抜け出し防止用ストッパー板44が、その周縁をキャップ部材41と中間部材42との間に挟持固定して配置されている。このストッパー板44は図2に正面視で示すように、周縁に一定間隔で、切り欠き44Aを設けてある。このストッパー板44により、洗浄液の圧力による繊維の筒体2からの流出が防止され、且つ周縁切り欠き44Aにより洗浄液のみ通過する。

0019

キャップ部材41、中間部材42及びリングネジ部材43は相互にネジ結合され、それぞれの間はゴムリングで液密封止される。またキャップ部材41の中心には、洗浄液配管接続孔41Aが設けられており、この孔に洗浄液配管6を接続する。

0020

ただし洗浄液の圧力がある程度高いと、内部の液圧により接続具30,40に負荷される外向きの力で、ゴムリングの摩擦力に抗して接続具30,40が外向きに移動し、脱落する可能性がある。これを防止するため、上述した配管接続の後、両端から押え板8A、8Bで挟持し、これら押え板8A,8B間を適宜数のボルト材9で締結し、内向きの締めつけ力を与えている。これら押え板8A、8Bの中心には、上端に開口するスリット10が設けてあり、このスリット10内に、配管接続部を落し込むことにより、簡単にセットできるようにしてある。

0021

図3超音波装置の断面図を示す。この装置200は、架台201上に、超音波槽202と、洗浄ユニット100を縦姿勢で槽202中に出し入れするための昇降駆動機構と、洗浄ユニット100を揺動回転させるための回転機構とを組み付けて構成される。超音波槽202の対向側壁には、それぞれ超音波振動子204が取り付けてある。つまり振動子204の振動面が槽202の側壁の一部を成している。超音波振動子204の大きさは、洗浄ユニット100の全長を完全にカバーし得る大きさとしてある。槽202内には超音波伝達媒液としての水203が満たしてある。

0022

洗浄ユニット100は、門型を成したフック205に吊下げ保持部7A,7Bを介して縦に吊り下げられる。フック205は昇降架台206に、軸線205A周りに回転自在に取り付けられており、同じ架台に設けられたモータ209によって、一定の角度範囲内で反復揺動回転する。この揺動回転によって、超音波振動子204の表面から発生する超音波が、洗浄ユニット100の筒体内の光学繊維束の全周について万遍なく与えられるようにしている。

0023

したがって、デッドスポットができないように、ユニット筒体側壁周方向すべての部分について、少なくとも1回は振動子204の振動面と対向するように揺動角度範囲を選ぶことが望ましい。ただし一方向のみの回転は、洗浄液配管があるため構造が複雑化するとともに、洗浄ユニット100内に充填されている光学繊維の配列に乱れを生じることにもなるので、本発明方法では反復揺動回転としている。揺動角度は一般には180度を越え360度未満の範囲が望ましく、一例として250度に設定する。

0024

回転速度は、あまり速く回転させると繊維配列に乱れを生じるので、毎分1回転前後の比較的緩やかな速度が望ましい。また超音波付与時間は、あまり長くかける必要はなく、実験によれば15分から20分間程度で充分な洗浄効果が得られた。一方、横置方式では同等の洗浄効果を得るために60分間以上かかることが確認されている。また超音波の強度は、強すぎると繊維配列の乱れが発生するので、100〜200W(ワット)程度のものが適当である。

0025

図3の装置において、昇降架台206はガイド208に沿って上下方向に移動可能であり、エアシリンダー207のシリンダーロッド207Aに一端が固着してあって、エアシリンダー207を伸縮作動させることにより昇降する。

0026

順序としては、まず前述のようにして洗浄ユニット100を超音波槽外で組み立て、洗浄液配管を取り付けた後、昇降架台206を上昇させた位置でフック205に縦吊りし、配管5,6を通して洗浄液を通し、ユニット筒内に残留している泡抜きを行なう。その後、エアシリンダー207を作動させ、架台206を下降させて洗浄ユニット100を超音波槽内の水中に完全浸漬し、モータ209による駆動でフック205を揺動回転させつつ、振動子204によって超音波振動を与える。

0027

一定時間の処理の後、再びシリンダー207を作動させて架台206を上昇させて、洗浄ユニット100を超音波槽202から取り出す。その間、洗浄液はユニット100内に流し続ける。

0028

図4に洗浄液の配管系統を示す。貯槽301には洗浄液302,例えばエチルアルコールが貯えられ、洗浄液302はポンプ303で加圧されて配管内に送られ、第1のフィルタ304A、計量計305、圧力計306を通過した後、第2のフィルタ304Bで再び濾過され、接続具30を介して筒体2内に流入し、繊維間を流れた後、接続具40を介して配管中に入り、貯槽301内に戻される。

0029

ここで、洗浄液濾過用フィルタ304A、304Bは、界面活性剤を含まないものを使用することが望ましい。すなわち、界面活性剤を含んだフィルタ材を使用した場合、この界面活性剤を含んだフィルタを使用した場合、この界面活性剤が洗浄液中溶け出して繊維表面に付着し、後の加熱処理の際に上記界面活性剤によって繊維同士がくっつき、繊維折れの原因となるからである。界面活性剤を含まないフィルタ材としては、例えば、ミリポア社製フィルタ、製品番号WGFG−40H−01が好適である。

0030

以上のようにして筒体2内に洗浄液302を流しつつ、超音波振動子204を作動させ、槽202内の媒液203中にキャビテーションを発生させ、これにより筒体2に超音波振動を与える。これにより、繊維表面に付着していた異物は脱落し、繊維間に存在していた異物と共に洗浄液で洗い流される。また筒体2部分のみならず、さらにその延長上の配管接続具30,40部分も含めて超音波振動を与えているので、繊維全長にわたり余すところなく強力な洗浄作用が与えられる。

0031

なお図中307はワンタッチジョイントであり、洗浄ユニット100の配管への着脱は、このジョイント307部分で行ない、先に図1で説明した配管5,6と端部キャップ部材31,41との間は結合したままの状態で使用する。また図4には、洗浄ユニット100を2基取り付けられるようにした例を示してある。

0032

この発明の洗浄方法については以下の項目に示す形態によっても把握できる。

0033

3.超音波媒液中に、前記接続具の部分も含めて浸積することにより、該部分にも超音波振動を与えるようにした請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0034

4.前記光学繊維は、高屈折率のコアガラスと、このコアガラスを囲む低屈折率のクラッドガラスと、さらに該クラッドガラス外周を囲む酸に可溶なガラスから成る溶出ガラスとで構成されている請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0035

5.前記筒体は、全長にわたり内径の均一なステンレスパイプである請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0036

6.前記洗浄液がアルコールである請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0037

7.前記筒体の洗浄液流出側において、洗浄液配管と該筒体とを接続する接続具内に、繊維束端面に対向させて、外周に洗浄液の流通許す空隙が設けられたストッパー板を配置し、該ストッパー板により、洗浄液圧入に伴なう筒体からの繊維の抜け出しを阻止するようにした請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0038

8.前記洗浄液を清浄化する濾過フィルタとして、界面活性剤を含まないフィルタを用いる請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0039

9.前記筒体を、超音波振動を与えている間その軸線まわりに揺動回転させる請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0040

10.揺動回転の角度範囲は、前記筒体側面の周方向すべての部分について少なくとも1回はいずれかの超音波振動子と対向するように設定する前項9に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0041

11.超音波振動子を液槽の一対の対向側壁にそれぞれ設け、前記筒体の揺動回転を、180度を越え360度未満の角度範囲内で行なうようにした前項10に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0042

12.前記筒体の揺動角度範囲が250度である前項11に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0043

13.前記筒体の揺動回転の速度が、1分間に1回転の割合である上記項目9に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0044

14.前記筒体に超音波振動を与える時間は、3分ないし10分間の範囲内である請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

0045

15.前記筒体に対する洗浄液の流れ方向を、上方から流入し、下方から流出するようにした請求項2に記載の光学繊維束の洗浄方法である。

発明の効果

0046

本発明によれば、光学繊維の多数を平行に束ねた状態で融着、延伸を行なうことにより、画像伝送体を成形するに当たり、融着前の段階で、繊維表面に付着あるいは繊維間に存在する異物を繊維の全長にわたり確実に除去することができる。また平行に束ねた状態で洗浄を行なうため、以後繊維束をガラス管中に充填する作業工程で、繊維間に異物が混入する可能性は、従来方法に比べて大幅に低減する。

図面の簡単な説明

0047

図1超音波槽内に浸漬される洗浄ユニットを示す半断面側面図である。
図2繊維の抜け出し防止用ストッパー板の正面図である。
図3超音波装置の要部断面図である。
図4洗浄液の配管系統図である。

--

0048

1光学繊維素線
2筒体
5洗浄液圧入配管
6洗浄液流出配管
8A、8B押え板
9 押え板締結ボルト
30,40接続具
44 繊維抜け出し防止ストッパー
100洗浄ユニット
200超音波装置
202超音波槽
203超音波伝達媒液
204超音波振動子
205揺動回転フック
206昇降架台
207エアシリンダー
208昇降ガイド
209 フック回転駆動モータ
301洗浄液貯槽
302洗浄液
303ポンプ
304A、304B濾過フィルタ
305計量計
306圧力計
307 着脱ジョイント

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ