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技術 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 株式会社リコー
発明者 吉澤史男波塚義幸高橋祐二野水泰之樗木杉高佐藤多加子石井理恵刀根剛治福田拓章宮崎慎也川本啓之宮崎秀人
出願日 1999年11月10日 (21年0ヶ月経過) 出願番号 1999-320289
公開日 2001年5月25日 (19年5ヶ月経過) 公開番号 2001-144891
状態 拒絶査定
技術分野 ファクシミリ一般 FAX画像信号回路
主要キーワード フィルターマトリクス 反射光特性 アナログ画像処理 一次圧縮 反射分布 スキャナー画像 位相制御処理 データ制御ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年5月25日)のものです。
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図面 (17)

課題

画像処理高速におこなうこと。

解決手段

画像処理装置は、入出力ポート601が複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力し、メモリープロセッサー制御部603が入出力ポート601から入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出し、この抽出された制御情報に基づいて、画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定し、プロセッサー・アレー部604がメモリー/プロセッサー制御部603により決定された画像処理を画像データに対しておこなう。

概要

背景

従来、画像処理装置としてアナログ画像処理装置が普及している。さらに、近年の技術の向上および、画像のカラー化要請等により、従来のアナログ画像処理装置に加え、ディジタル化された画像データの処理をおこなうディジタル複写機が普及しつつある。

さらに、単に複写機能を有する複写装置ファクシミリ機能を備えるファクシミリ装置スキャナー機能を有するスキャナー装置等といったそれぞれ別々の目的に特化した製品としてではなく、上記複写機能、ファクシミリ機能およびスキャナー機能等の各機能を複合した、いわゆるディジタル複合機が存在する。

図16は、従来技術にかかるディジタル複合機のハードウエア構成を示すブロック図である。

図16に示すように、ディジタル複合機2000は、画像データを読み取るディジタル読取ユニット2201、読み取った画像データを処理する画像処理ユニット2202、画像データに対して各種の制御をおこなうビデオ制御部2203、処理された画像データを記録紙に出力等する書込ユニット2204の一連の各構成部、さらには画像データの保持を制御するメモリー制御ユニット2205および画像データを保持するメモリーモジュール2206によって形成される複写機を構成する部分(複写機部分)と、マザーボード2211を介して、追加的にファクシミリ送受信を制御するファクシミリ制御ユニット2212、外部接続されたパーソナルコンピューターから送出された画像データの入力制御をおこなうプリンター制御ユニット2213、スキャナーとして使用する場合の画像データの入出力制御をおこなうスキャナー制御ユニット2214等のユニットが接続されることによって、ディジタル複合機としての各機能を実現していた。

したがって、複写機としての機能を実現する複写機部分は、読取ユニット2201、画像処理ユニット2202、ビデオ制御部2203、書込ユニット2204であり、この各構成部は、システムコントローラー2207、RAM2208、ROM2209によって一連の動作が制御され、ファクシミリ制御ユニット2212、プリンター制御ユニット2213、スキャナー制御ユニット2214等の各ユニットは、複写機における確立された一連の動作の一部を利用することにより各ユニットの機能を実現していた。

換言すると、上記一連の構成部により一つのシステムとして確立している複写機部分に、ファクシミリ制御ユニット2212、プリンター制御ユニット2213もしくはスキャナー制御ユニット2214をアドオンすることにより、ディジタル複合機の機能を実現するものであった。

一方、図示は省略するが、上記各ユニットを複写機にアドオンするものではなく、複写機能部分、ファクシミリ機能部分、プリンター機能部分等をそれぞれユニット化し、これら各ユニットから入力する画像データを画像データ制御ユニットや画像処理ユニットで統一的に処理するディジタル複合機も案出されている。このディジタル複合機では、複写機主体に設計されたものでないので、複写機機能における画像処理について特化することなく、各ユニットから入力される画像データを適切かつ効率的に画像処理することが可能である。

一方、特開平8−274986号公報「画像処理装置」では、入力した画像データに対し、最適な画像処理をおこない、各種の画像処理を一つの画像処理構成で実現する発明が開示されている。

この発明は、入力した画像信号に対して処理をおこなう複数の処理部(シェーディング補正部、フィルター部、変倍部、誤差拡散処理部)を設け、メイン制御部からの指示によりセレクタ制御部がどの処理をおこなうか選択する。これにより、画像処理の順序および画像処理の回数を自由に変えることができ、全体の画像処理を考慮し、最適な画像処理をおこなうことが可能となる。

概要

画像処理を高速におこなうこと。

画像処理装置は、入出力ポート601が複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力し、メモリー/プロセッサー制御部603が入出力ポート601から入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出し、この抽出された制御情報に基づいて、画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定し、プロセッサー・アレー部604がメモリー/プロセッサー制御部603により決定された画像処理を画像データに対しておこなう。

目的

この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するため、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置を提供し、また、画像処理を高速におこなう画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の入力経路から入力される画像データに対して複数種類画像処理をおこなう画像処理装置において、前記複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出する制御情報抽出手段と、前記制御情報抽出手段により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定する画像処理決定手段と、前記画像処理決定手段により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなう画像処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。

請求項2

前記画像データの入力経路を検知する入力経路検知手段と、前記入経路検知手段により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加する制御情報付加手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記画像データのうち、任意の画像領域の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記画像データのうち、任意の複数ライン分の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。

請求項5

前記画像データのうち、任意の1ラインの画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。

請求項6

前記画像データのうち、任意の1画素の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。

請求項7

前記画像処理手段はSIMD型プロセッサーにより構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれ一つに記載の画像処理装置。

請求項8

複数の入力経路から入力される画像データに対して複数種類の画像処理をおこなう画像処理方法において、前記複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力する画像データ入力工程と、前記画像データ入力工程により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出する制御情報抽出工程と、前記制御情報抽出工程により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定する画像処理決定工程と、前記画像処理決定工程により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなう画像処理工程と、を含んだことを特徴とする画像処理方法。

請求項9

前記画像データの入力経路を検知する入力経路検知工程と、前記入力経路検知工程により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加する制御情報付加工程と、を含んだことを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。

請求項10

前記請求項8または9に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

この発明は、画像データに対する画像処理、特に、複写機ファクシミリプリンタースキャナー等の機能を複合したディジタル複合機における画像データに対する画像処理をおこなう画像処理装置画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。

背景技術

0002

従来、画像処理装置としてアナログ画像処理装置が普及している。さらに、近年の技術の向上および、画像のカラー化要請等により、従来のアナログ画像処理装置に加え、ディジタル化された画像データの処理をおこなうディジタル複写機が普及しつつある。

0003

さらに、単に複写機能を有する複写装置ファクシミリ機能を備えるファクシミリ装置スキャナー機能を有するスキャナー装置等といったそれぞれ別々の目的に特化した製品としてではなく、上記複写機能、ファクシミリ機能およびスキャナー機能等の各機能を複合した、いわゆるディジタル複合機が存在する。

0004

図16は、従来技術にかかるディジタル複合機のハードウエア構成を示すブロック図である。

0005

図16に示すように、ディジタル複合機2000は、画像データを読み取るディジタル読取ユニット2201、読み取った画像データを処理する画像処理ユニット2202、画像データに対して各種の制御をおこなうビデオ制御部2203、処理された画像データを記録紙に出力等する書込ユニット2204の一連の各構成部、さらには画像データの保持を制御するメモリー制御ユニット2205および画像データを保持するメモリーモジュール2206によって形成される複写機を構成する部分(複写機部分)と、マザーボード2211を介して、追加的にファクシミリ送受信を制御するファクシミリ制御ユニット2212、外部接続されたパーソナルコンピューターから送出された画像データの入力制御をおこなうプリンター制御ユニット2213、スキャナーとして使用する場合の画像データの入出力制御をおこなうスキャナー制御ユニット2214等のユニットが接続されることによって、ディジタル複合機としての各機能を実現していた。

0006

したがって、複写機としての機能を実現する複写機部分は、読取ユニット2201、画像処理ユニット2202、ビデオ制御部2203、書込ユニット2204であり、この各構成部は、システムコントローラー2207、RAM2208、ROM2209によって一連の動作が制御され、ファクシミリ制御ユニット2212、プリンター制御ユニット2213、スキャナー制御ユニット2214等の各ユニットは、複写機における確立された一連の動作の一部を利用することにより各ユニットの機能を実現していた。

0007

換言すると、上記一連の構成部により一つのシステムとして確立している複写機部分に、ファクシミリ制御ユニット2212、プリンター制御ユニット2213もしくはスキャナー制御ユニット2214をアドオンすることにより、ディジタル複合機の機能を実現するものであった。

0008

一方、図示は省略するが、上記各ユニットを複写機にアドオンするものではなく、複写機能部分、ファクシミリ機能部分、プリンター機能部分等をそれぞれユニット化し、これら各ユニットから入力する画像データを画像データ制御ユニットや画像処理ユニットで統一的に処理するディジタル複合機も案出されている。このディジタル複合機では、複写機主体に設計されたものでないので、複写機機能における画像処理について特化することなく、各ユニットから入力される画像データを適切かつ効率的に画像処理することが可能である。

0009

一方、特開平8−274986号公報「画像処理装置」では、入力した画像データに対し、最適な画像処理をおこない、各種の画像処理を一つの画像処理構成で実現する発明が開示されている。

0010

この発明は、入力した画像信号に対して処理をおこなう複数の処理部(シェーディング補正部、フィルター部、変倍部、誤差拡散処理部)を設け、メイン制御部からの指示によりセレクタ制御部がどの処理をおこなうか選択する。これにより、画像処理の順序および画像処理の回数を自由に変えることができ、全体の画像処理を考慮し、最適な画像処理をおこなうことが可能となる。

発明が解決しようとする課題

0011

しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。ディジタル複合機は、上記複写機能、ファクシミリ機能およびスキャナー機能等の各機能を複合したものであるため、たとえば、ファクシミリ機能により取り込まれた画像データを処理する最中に、複写機能により取り込まれた画像データを処理する必要が生じる場合がある。

0012

従来では、各ジョブはジョブの発生順に処理されていたので、たとえば、処理が比較的長時間となるファクシミリ出力のジョブがある場合は、処理が短時間に終わる複写コピー)のジョブがその後発生しても、ファクシミリ出力後でなければ、コピーを得られず、コピーを得るまでには長い時間を要していた。

0013

反対に、原稿の複写中にファクシミリ受信およびファクシミリ出力要求が発生した場合は、通常、ファクシミリ出力の重要度が高いと考えられるため、複写処理中断もしくは中止され、ファクシミリ出力が全て完了してから再び複写処理が再開されていたので、全体として効率的な画像処理がおこなわれていなかった。

0014

この様な複数の画像データの並行処理を可能とするためには、外部のプロセッサーが、たとえばジョブの切り分けをして、記録紙に出力する各ページごとに処理を分割する方法や、あるいは、各ラインごとにジョブを切り分ける方法が考えられる。

0015

しかしながら、従来では、これから入力される画像データに対し、今までと異なる画像処理をおこなう場合、すなわち、ジョブの種類が切り替わる場合、画像処理するプロセッサーとは異なる外部のプロセッサーが、画像処理アルゴリズム(プログラム)および画像処理に必要なパラメーターデータを変更する必要があった。

0016

したがって、外部のプロセッサーがジョブ制御をおこなうと、外部のプロセッサーの処理能力や、外部のプロセッサーが逐次おこなう他の処理の進行状況もしくは外部のプロセッサーと画像処理するプロセッサーとの間のデータ転送能力等が変動するため、画像処理の遅延が起こり、画像処理が高速におこなないという問題点があった。特に、各機能部分をユニット化するディジタル複合機においては、制御部、すなわち、上述した外部のプロセッサーの処理負担が増大するため、画像処理の遅延の起こらないディジタル複合機が望まれている。

0017

一方、特開平8−274986号公報「画像処理装置」では、複数の処理部を設けるため、装置の構成が複雑になるという問題点があった。さらに、この処理部の動作に際しては、外部の制御部(プロセッサー)であるメイン制御部およびセレクタ制御部から指示入力を待つものであったため、結局、メイン制御部の処理能力に画像処理の速度が依存し、画像処理を高速におこなない場合があるという問題点があった。

0018

この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するため、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置を提供し、また、画像処理を高速におこなう画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0019

上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像処理装置は、複数の入力経路から入力される画像データに対して複数種類の画像処理をおこなう画像処理装置において、前記複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出する制御情報抽出手段と、前記制御情報抽出手段により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定する画像処理決定手段と、前記画像処理決定手段により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなう画像処理手段と、を備えたことを特徴とする。

0020

この請求項1の発明によれば、画像データ中の制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず適切な画像処理をおこなうことができる。

0021

また、請求項2の発明にかかる画像処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記画像データの入力経路を検知する入力経路検知手段と、前記入経路検知手段により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加する制御情報付加手段と、を備えたことを特徴とする。

0022

この請求項2の発明によれば、制御情報付加手段が制御情報を画像データ中の所定の位置に付加するので、画像処理するプロセッサーは、外部からの制御を受けることなく、付加された制御情報に基づいて画像処理をおこなうことができる。

0023

また、請求項3の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の画像領域の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする。

0024

この請求項3の発明によれば、画像領域ごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中の画像領域ごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず、その画像領域ごとに適切な画像処理をおこなうことができる。

0025

また、請求項4の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の複数ライン分の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする。

0026

この請求項4の発明によれば、複数ラインごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中の複数ラインごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず、その複数ラインごとに適切な画像処理をおこなうことができる。

0027

また、請求項5の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の1ラインの画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする。

0028

この請求項5の発明によれば、1ラインごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中の1ラインごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず、その1ラインごとに適切な画像処理をおこなうことができる。

0029

また、請求項6の発明にかかる画像処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の1画素の画像データにのみ前記画像処理をおこなうことを特徴とする。

0030

この請求項6の発明によれば、1画素ごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中の1画素ごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず、その1画素ごとに適切な画像処理をおこなうことができる。

0031

また、請求項7の発明にかかる画像処理装置は、請求項1〜6のいずれ一つに記載の発明において、前記画像処理手段はSIMD型プロセッサーにより構成されるものである。

0032

この請求項7の発明によれば、SIMD型プロセッサーにより、多くの画像データを並列して処理することができる。

0033

また、請求項8の発明にかかる画像処理方法は、複数の入力経路から入力される画像データに対して複数種類の画像処理をおこなう画像処理方法において、前記複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力する画像データ入力工程と、前記画像データ入力工程により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出する制御情報抽出工程と、前記制御情報抽出工程により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定する画像処理決定工程と、前記画像処理決定工程により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなう画像処理工程と、を含んだことを特徴とする。

0034

この請求項8の発明によれば、画像データ中の制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定されるので、外部のプロセッサーに依存せず適切な画像処理をおこなうことができる。

0035

また、請求項9の発明にかかる画像処理方法は、請求項8に記載の発明において、前記画像データの入力経路を検知する入力経路検知工程と、前記入力経路検知工程により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加する制御情報付加工程と、を含んだことを特徴とする。

0036

この請求項9の発明によれば、制御情報付加工程で制御情報を画像データ中の所定の位置に付加するので、画像処理するプロセッサーは、外部からの制御を受けることなく、付加された制御情報に基づいて画像処理をおこなうことができる。

0037

また、請求項10の発明にかかる記録媒体は、請求項8または9に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項8または9の動作をコンピュータによって実現することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0038

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、本発明の画像処理装置の原理について説明する。図1は、本発明の画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図1において、画像処理装置105は、以下に示す5つのユニットを含む構成である。

0039

上記5つのユニットとは、画像データ制御ユニット100と、画像データを読み取る画像読取ユニット101と、画像を蓄積する画像メモリーを制御して画像データの書き込み/読み出しをおこなう画像メモリー制御ユニット102と、画像データに対し加工編集等の画像処理を施す画像処理ユニット103と、画像データを転写紙等に書き込む画像書込ユニット104と、である。

0040

上記各ユニットは、画像データ制御ユニット100を中心に、画像読取ユニット101と、画像メモリー制御ユニット102と、画像処理ユニット103と、画像書込ユニット104とがそれぞれ画像データ制御ユニット100に接続されている。

0041

(画像データ制御ユニット100)画像データ制御ユニット100によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。たとえば、

0042

(1)データのバス転送効率を向上させるためのデータ圧縮処理一次圧縮)、(2)一次圧縮データの画像データへの転送処理、(3)画像合成処理複数ユニットからの画像データを合成することが可能である。また、データバス上での合成も含む。)、(4)画像シフト処理(主走査および副走査方向の画像のシフト)、(5)画像領域拡張処理(画像領域を周辺任意量だけ拡大することが可能)、(6)画像変倍処理(たとえば、50%または200%の固定変倍)、(7)パラレルバスインターフェース処理、(8)シリアルバス・インターフェース処理(後述するプロセス・コントローラー211とのインターフェース)、(9)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換処理、(10)画像読取ユニット101とのインターフェース処理、(11)画像処理ユニット103とのインターフェース処理、(12)画像データ中の所定の位置へ制御情報の付加処理、等である。

0043

(画像読取ユニット101)画像読取ユニット101によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。たとえば、

0044

(1)光学系による原稿反射光の読取処理、(2)CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)での電気信号への変換処理、(3)A/D変換器でのディジタル化処理、(4)シェーディング補正処理光源照度分布ムラ補正する処理)、(5)スキャナーγ補正処理(読取系の濃度特性を補正する処理)、等である。

0045

(画像メモリー制御ユニット102)画像メモリー制御ユニット102によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。たとえば、

0046

(1)システム・コントローラーとのインターフェース制御処理、(2)パラレルバス制御処理(パラレルバスとのインターフェース制御処理)、(3)ネットワーク制御処理、(4)シリアルバス制御処理(複数の外部シリアルポートの制御処理)、(5)内部バスインターフェース制御処理(操作部とのコマンド制御処理)、(6)ローカルバス制御処理(システム・コントローラーを起動させるためのROM、RAM、フォントデータのアクセス制御処理)、(7)メモリー・モジュールの動作制御処理(メモリー・モジュールの書き込み/読み出し制御処理等)、(8)メモリー・モジュールへのアクセス制御処理(複数のユニットからのメモリー・アクセス要求調停をおこなう処理)、(9)データの圧縮伸張処理(メモリー有効活用のためのデータ量の削減するための処理)、(10)画像編集処理メモリー領域データクリア、画像データの回転処理、メモリー上での画像合成処理等)、等である。

0047

(画像処理ユニット103)画像処理ユニット103によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。たとえば、

0048

(1)シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを補正する処理)、(2)スキャナーγ補正処理(読み取りデータの濃度特性を補正する処理)、(3)MTF補正処理、(4)平滑処理、(5)主走査方向の任意変倍処理、(6)濃度変換(γ変換処理:濃度ノッチに対応)、(7)単純多値化処理、(8)単純二値化処理、(9)誤差拡散処理、(10)ディザ処理、(11)ドット配置位相制御処理(右寄りドット、左寄りドット)、(12)孤立点除去処理、(13)像域分離処理色判定属性判定適応処理)、(14)密度変換処理、等である。

0049

(画像書込ユニット104)画像書込ユニット104によりおこなわれる処理としては以下のようなものがある。たとえば、

0050

(1)エッジ平滑処理(ジャギー補正処理)、(2)ドット再配置のための補正処理、(3)画像信号のパルス制御処理、(4)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換処理、等である。

0051

(ディジタル複合機のハードウエア構成)つぎに、画像処理装置105がディジタル複合機を構成する場合のハードウエア構成について説明する。図2は本発明の画像処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。

0052

図2のブロック図において、画像処理装置105は、読取ユニット201と、センサー・ボード・ユニット202と、画像データ制御部203と、画像処理プロセッサー204と、ビデオ・データ制御部205と、作像ユニットエンジン)206とを備える。また、画像処理装置105は、シリアルバス210を介して、プロセス・コントローラー211と、RAM212と、ROM213とを備える。

0053

また、画像処理装置105は、パラレルバス220を介して、画像メモリー・アクセス制御部221と、メモリー・モジュール222と、ファクシミリ制御ユニット224と、さらに、画像メモリー・アクセス制御部221に接続されるシステム・コントローラー231と、RAM232と、ROM233と、操作パネル234とを備える。

0054

ここで、上記各構成部と、図1に示した各ユニット100〜104との関係について説明する。すなわち、読取ユニット201およびセンサー・ボード・ユニット202により、図1に示した画像読取ユニット101の機能を実現する。また同様に、画像データ制御部203により、画像データ制御ユニット100の機能を実現する。また同様に、画像処理プロセッサー204により画像処理ユニット103の機能を実現する。

0055

また同様に、ビデオ・データ制御部205および作像ユニット(エンジン)206により画像書込ユニット104を実現する。また同様に、画像メモリー・アクセス制御部221およびメモリー・モジュール222により画像メモリー制御ユニット102を実現する。

0056

つぎに、各構成部の内容について説明する。原稿を光学的に読み取る読取ユニット201は、ランプミラーレンズから構成され、原稿に対するランプ照射反射光をミラーおよびレンズにより受光素子集光する。

0057

受光素子、たとえばCCDは、センサー・ボード・ユニット202に搭載され、CCDにおいて電気信号に変換された画像データはディジタル信号に変換された後、センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)される。

0058

センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)された画像データは画像データ制御部203に入力(受信)される。機能デバイス処理ユニット)およびデータバス間における画像データの伝送は画像データ制御部203が全て制御する。

0059

画像データ制御部203は、画像データに関し、センサー・ボード・ユニット202、パラレルバス220、画像処理プロセッサー204間のデータ転送、画像データに対するプロセス・コントローラー211と画像処理装置105の全体制御を司るシステム・コントローラー207との間の通信をおこなう。また、RAM212はプロセス・コントローラー211のワークエリアとして使用され、ROM213はプロセス・コントローラー211のブートプログラム等を記憶している。

0060

センサー・ボード・ユニット202から出力(送信)された画像データは画像データ制御部203を経由して画像処理プロセッサー204に転送(送信)され、光学系およびディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナー系の信号劣化とする)が補正されるなど各種の画像処理がおこなわれ、再度、画像データ制御部203等へ出力(送信)される。

0061

画像メモリー・アクセス制御部221は、メモリー・モジュールに対する画像データの書き込み/読み出しを制御する。また、システム・パラレルバス220に接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM232はシステム・コントローラー231のワークエリアとして使用され、ROM233はシステム・コントローラー231のブートプログラム等を記憶している。

0062

操作パネル234は、画像処理装置がおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数などを入力する。

0063

つぎに、読み取った画像データをメモリー・モジュール222に蓄積して再利用するジョブと、メモリー・モジュール222に蓄積しないジョブとがあり、それぞれの場合について説明する。メモリー・モジュール222に蓄積する例としては、1枚の原稿について複数枚を複写する場合に、読取ユニット201を一回だけ動作させ、読取ユニット201により読み取った画像データをメモリー・モジュール222に蓄積し、蓄積された画像データを複数回読み出すという方法がある。

0064

メモリー・モジュール222を使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合に、読み取り画像データをそのまま再生すればよいので、画像メモリー・アクセス制御部221によるメモリー・モジュール222へのアクセスをおこなう必要はない。

0065

まず、メモリー・モジュール222を使わない場合、画像処理プロセッサー204から画像データ制御部203へ転送されたデータは、再度画像データ制御部203から画像処理プロセッサー204へ戻される。画像処理プロセッサー204においては、センサー・ボード・ユニット202におけるCCDによる輝度データを面積階調に変換するための画質処理をおこなう。

0066

画質処理後の画像データは画像処理プロセッサー204からビデオ・データ制御部205に転送される。面積階調に変化された信号に対し、ドット配置に関する後処理およびドットを再現するためのパルス制御をおこない、その後、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。

0067

つぎに、メモリー・モジュール222に蓄積し画像読み出し時に付加的な処理、たとえば画像方向の回転、画像の合成等をおこなう場合の画像データの流れについて説明する。画像処理プロセッサー204から画像データ制御部203へ転送された画像データは、画像データ制御部203からパラレルバス220を経由して画像メモリー・アクセス制御部221に送られる。

0068

ここでは、システム・コントローラー231の制御に基づいて画像データとメモリー・モジュール222のアクセス制御、外部PC(パーソナル・コンピューター)223のプリント用データ展開、メモリー・モジュール222の有効活用のための画像データの圧縮/伸張をおこなう。

0069

画像メモリー・アクセス制御部221へ送られた画像データは、データ圧縮後メモリー・モジュール222へ蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは伸張され、本来の画像データに戻し画像メモリー・アクセス制御部221からパラレルバス220を経由して画像データ制御部203へ戻される。

0070

画像データ制御部203から画像処理プロセッサー204への転送後は画質処理、およびビデオ・データ制御部205でのパルス制御をおこない、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。

0071

画像データの流れにおいて、パラレルバス220および画像データ制御部203でのバス制御により、ディジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信機能は読み取られた画像データを画像処理プロセッサー204にて画像処理を実施し、画像データ制御部203およびパラレルバス220を経由してファクシミリ制御ユニット224へ転送する。ファクシミリ制御ユニット224にて通信網へのデータ変換をおこない、公衆回線(PN)225へファクシミリデータとして送信する。

0072

一方、受信されたファクシミリデータは、公衆回線(PN)225からの回線データをファクシミリ制御ユニット224にて画像データへ変換され、パラレルバス220および画像データ制御部203を経由して画像処理プロセッサー204へ転送される。画像処理プロセッサー204での処理後、ビデオ・データ制御部205においてドット再配置およびパルス制御をおこない、作像ユニット206において転写紙上に再生画像を形成する。

0073

プロセス・コントローラー211は画像データの流れを制御する。ただし、画像データにどのような画像処理をおこなうかは、後述するように画像データ内の制御情報に基づくので、プロセス・コントローラー211は、画像処理には直接的には関与しない。また、システム・コントローラー231はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。ディジタル複合機の機能選択は操作パネル(操作部)234において選択入力し、コピー機能、ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。

0074

システム・コントローラー231とプロセス・コントローラー211は、パラレルバス220、画像データ制御部203およびシリアルバス210を介して相互に通信をおこなう。具体的には、画像データ制御部203内においてパラレルバス220とシリアルバス210とのデータ・インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システム・コントローラー231とプロセス・コントローラー211間の通信をおこなう。

0075

(画像データ制御ユニット100/画像データ制御部203)つぎに、画像データ制御ユニット100を構成する画像データ制御部203における処理の概要について説明する。図3は本発明の画像処理装置の画像データ制御部203の処理の概要を示すブロック図である。

0076

図3のブロック図において、画像データ入出力制御部701は、センサー・ボード・ユニット202からの画像データを入力(受信)し、画像処理プロセッサー204に対して画像データを出力(送信)する。すなわち、画像データ入出力制御部701は、画像読取ユニット101と画像処理ユニット103(画像処理プロセッサー204)接続するための構成部であり、画像読取ユニット101により読み取られた画像データを画像処理ユニット103へ送信する入出力部である。

0077

なお、画像データ制御部701は、パラレルバス220を経由して入力するファクシミリ制御ユニットからのファクシミリデータもしくは画像メモリー・アクセス制御部221からのプリント用データを画像処理ユニット103へ送出する入出力部でもある。

0078

ここで、画像データ入出力制御部701は、画像データの所定の位置に制御情報を付加する。具体的には、読取ユニット201が原稿の画像データを主走査方向と副走査方向に区別してラインごとに読み込む場合であれば、画像データ入出力制御部701が、主走査方向の各ラインの画像データの先頭部分に、当該ラインが読取ユニット201で読み込まれた画像データであり、当該ラインが何番目のラインであるか、解像度はいくら、1ラインを構成するドットはいくら、等といった情報(制御情報)を付加する。

0079

制御情報の付加の態様は上述したような各ラインごとに情報を付加するものに限らず、原稿全体の画像データの最初の部分に、当該画像データが読取ユニット201で読み取られたものであり、解像度、濃度、原稿サイズなどの制御情報を付加する態様であってもよい。また、画像データの最後の部分に、原稿が後何枚あるかといった制御情報を付加する態様であってもよい。

0080

画像データ入力制御部702は、画像処理プロセッサー204でスキャナー画像補正された画像データを入力(受信)する。入力された画像データはパラレルバス220における転送効率を高めるために、データ圧縮部703においてデータ圧縮処理をおこなう。その後、データ変換部704を経由し、パラレルデータI/F705を介してパラレルバス220へ送出される。

0081

パラレルバス220からパラレルデータI/F705を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されているため、データ変換部704を経由してデータ伸張部706へ送られ、そこでデータ伸張処理をおこなう。伸張された画像データは画像データ出力制御部707において画像処理プロセッサー204へ転送される。

0082

ここで、パラレルバス220から入力する画像データは、ファクシミリ制御ユニット224から出力されたファクシミリデータや、画像メモリー・アクセス制御部221から出力されたメモリー・モジュール222に格納していた画像データや、PC223からのプリント用データ等である。

0083

画像データ出力制御部707は、これらの多種類の画像データの所定の位置にそれぞれ制御情報を付加する。具体的には、画像データがファクシミリデータであれば、解像度や原稿サイズ等の制御情報を付加し、画像データがプリント用データであれば、画像処理プロセッサー204ではなにもせず、そのままビデオ・データ制御部205に送出するといった制御情報を付加する。

0084

また、画像データ制御部203は、パラレルデータとシリアルデータの変換機能も備えている。システム・コントローラー231はパラレルバス220にデータを転送し、プロセス・コントローラー211はシリアルバス210にデータを転送する。画像データ制御部203は2つのコントローラーの通信のためにデータ変換をおこなう。

0085

また、シリアルデータI/Fは、シリアルバス210を介してプロセス・コントローラーとのデータのやりとりをする第1シリアルデータI/F708と、画像処理プロセッサー204とのデータのやりとりに用いる第2シリアルデータI/F709を備える。画像処理プロセッサー204との間に独立に1系統持つことにより、画像処理プロセッサー204とのインターフェースを円滑化することができる。

0086

コマンド制御部710は、入力された命令にしたがってって、上述した画像データ制御部203内の各構成部および各インターフェースの動作を制御する。

0087

(画像処理ユニット103/画像処理プロセッサー204)つぎに、画像処理ユニット103を構成する画像処理プロセッサー204における処理の概要について説明する。図4は本発明の画像処理装置の画像処理プロセッサー204の内部構成を示すブロック図である。画像処理プロセッサー204は、外部とのデータ入出力に関し、複数個入出力ポート(画像ポート)601を備え、それぞれデータの入力および出力を任意に設定することができる。

0088

また、入出力ポート601と接続するように内部にバス・スイッチ/ローカル・メモリー群602を備え、使用するメモリー領域、データパスの経路をメモリー/プロセッサー制御部603において制御する。入力されたデータおよび出力のためのデータは、バス・スイッチ/ローカル・メモリー群602をバッファー・メモリーとして割り当てて、それぞれに格納し、外部とのI/Fを制御される。

0089

バス・スイッチ/ローカル・メモリー群602に格納された画像データに対してプロセッサー・アレー部604において各種の画像処理をおこない、出力結果(処理された画像データ)を再度バス・スイッチ/ローカル・メモリー群602に格納する。プロセッサーの処理手順、処理のためのパラメーター等は、プログラムRAM605およびデータRAM606との間でやりとりをおこなう。

0090

プログラムRAM605、データRAM606の内容はシリアルI/F608を通じて、プロセス・コントローラー211からホスト・バッファー607にダウンロードされる。本実施の形態では、プロセッサー・アレー部604が、ジョブの切り替わり等において一回ごと処理アルゴリズムやパラメーターを外部から読み込むことなく、効率的に画像処理をおこなうために、プログラムRAM605にはあらかじめ複数の処理アルゴリズムが記載されたプログラムが格納され、データRAM606の一部には処理アルゴリズムに応じた複数のパラメーターが格納されている。また、プロセス・コントローラー211がデータRAM606の内容を読み出して、処理の経過を必要に応じて監視する。

0091

読み込まれる画像データの制御情報に応じて画像処理の内容を変えたり、システムで要求される処理形態が変更になる場合は、プロセッサー・アレー部604が参照するプログラムRAM605およびデータRAM606の内容のうち、必要な部分の画像処理のプログラムやパラメーターを読み込み、更新して対応する。

0092

すなわち、画像処理装置105では、種々の画像処理を必要とする画像信号を混在させて扱う場合、外部プロセッサーの介入なしに、画像処理プロセッサー204が画像信号に付加された制御情報をもとに、アルゴリズムおよびパラメーターをリアルタイムに設定し、画像処理をおこなうことが可能となる。

0093

したがって、外部のプロセッサーの処理能力や外部のプロセッサーと画像処理プロセッサー204とのデータ転送能力、外部プロセッサーが逐次おこなう他の処理の進行状況などに依存せず、種々の演算処理を高速におこなうことが可能となる。

0094

さらに、画像処理プロセッサー204に画像データが入力され、画像処理結果が出力されるまでの間、外部から画像処理の経過を監視し制御する必要がない。このことは、ひいては、画像処理装置105の構成、および画像処理プロセッサー204に導入するプログラムなどの設計が容易になることも意味する。

0095

(画像書込ユニット104/ビデオ・データ制御部205)つぎに、画像書込ユニット104の一部を構成するビデオ・データ制御部205における処理の概要について説明する。図5は本発明の画像処理装置のビデオ・データ制御部205の処理の概要を示すブロック図である。

0096

図5のブロック図において、ビデオ・データ制御部205は、入力される画像データに対して、作像ユニット206の特性に応じて、追加の処理をおこなう。すなわち、エッジ平滑処理部801がエッジ平滑処理によるドットの再配置処理をおこない、パルス制御部802がドット形成のための画像信号のパルス制御をおこない、上記の処理がおこなわれた画像データを作像ユニット206へ出力する。なお、使用の態様により、追加の処理も画像処理プロセッサー204でおこなわせるものであってもよい。

0097

画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能を備え、ビデオ・データ制御部205単体でもシステム・コントローラー231とプロセス・コントローラー211の通信に対応することができる。すなわち、パラレルデータを送受信するパラレルデータI/F803と、シリアルデータを送受信するシリアルデータI/F804と、パラレルデータI/F803およびシリアルデータI/F804により受信されたデータを相互に変換するデータ変換部805とを備えることにより、両データのフォーマットを変換する。

0098

(画像メモリー制御ユニット102/画像メモリー・アクセス制御部221)つぎに、画像メモリー制御ユニット102の一部を構成する画像メモリー・アクセス制御部221における処理の概要について説明する。図6は本発明の画像処理装置の画像メモリー・アクセス制御部221の処理の概要を示すブロック図である。

0099

図6のブロック図において、画像メモリー・アクセス制御部221は、パラレルバス220との画像データのインターフェースを管理し、また、メモリー・モジュール222への画像データのアクセス、すなわち格納(書き込み)/読み出しを制御し、また、主に外部のPCから入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。

0100

そのために、画像メモリー・アクセス制御部221は、パラレルデータI/F901と、システム・コントローラーI/F902と、メモリー・アクセス制御部903と、ラインバッファー904と、ビデオ制御部905と、データ圧縮部906と、データ伸張部907と、データ変換部908と、を含む構成である。

0101

ここで、パラレルデータI/F901は、パラレルバス220との画像データのインターフェースを管理する。また、メモリー・アクセス制御部903は、メモリー・モジュール222への画像データのアクセス、すなわち格納(書き込み)/読み出しを制御する。

0102

また、入力されたコードデータは、ラインバッファー904において、ローカル領域でのデータの格納をおこなう。ラインバッファー904に格納されたコードデータは、システム・コントローラーI/F902を介して入力されたシステム・コントローラー231からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御部905において画像データに展開される。

0103

展開された画像データもしくはパラレルデータI/F901を介してパラレルバス220から入力された画像データは、メモリー・モジュール222に格納される。この場合、データ変換部908において格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部906においてメモリー使用効率を上げるためにデータ圧縮をおこない、メモリー・アクセス制御部903にてメモリー・モジュール222のアドレスを管理しながらメモリー・モジュール222に画像データを格納(書込)する。

0104

メモリー・モジュール222に格納(蓄積)された画像データの読み出しは、メモリー・アクセス制御部903において読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部907において伸張する。伸張された画像データをパラレルバス220へ転送する場合、パラレルデータI/F901を介してデータ転送をおこなう。

0105

(画像処理の内容)つぎに、画像処理装置105の画像処理の内容について説明する。図7は、本発明の画像処理装置のスキャナーの概略(空間フィルターの一例)を示す説明図である。MTF補正機能は空間フィルターの構成により実現する。

0106

図7において、2次元の空間フィルターが、A〜Yまでのフィルター係数を伴って構成される場合に、入力画像データに関しては、全ての画像に同一の演算処理でフィルター処理を実施している。たとえば、入力画像データ(i行、j列)を中心にして空間フィルター処理をおこなう場合、それぞれi行、j列の画像に対し、対応する係数との演算処理理をおこなう。(i,j)の画素は係数値Mとの演算を、(i,j+1)の画素は係数値Nとの演算をそれぞれおこない、フィルターマトリクス内の計算結果が、注目画素(i,j)の処理結果として出力される。

0107

注目画素が(i,j+1)の場合、(i,j+1)の画素は係数値Mとの演算をおこない、(i,j+2)の画素は係数値Nとの演算をおこない、フィルターマトリクス内の計算結果が、注目画素(i,j+1)の処理結果として出力される。

0108

入力画像データが異なり、処理のためのパラメーターが共通な処理となっている。この空間フィルター処理において、係数値A〜Yの値は固定ではなく、入力画像の特性、所望の画像品質に応じて値は任意に変更できる。また変更できないと画像処理機能の柔軟性が確保できなくなる場合がある。

0109

画像処理プロセッサー204での実施は、画像処理に必要な係数値をデータRAM606にあらかじめダウンロードしておき、これを参照することにより、画像処理をおこなう。読取ユニット201の構成が変更になり、読取画像劣化の特性が変更になった場合であれば、適宜プロセス・コントローラー211等により、プログラムRAM605で使用する係数値を変更しておくことでシステムの変更に対応できる。

0110

図8は、本発明の画像処理装置のシェーディング補正の概略を示す説明図である。また、図9は、本発明の画像処理装置のシェーディング・データの概略を示す説明図である。シェーディング補正は照明系の照度分布に基づく反射光特性不均一性を補正するもので、原稿の読み取りに先立ち濃度が均一な基準白板を読み取り、シェーディング補正のための基準データを生成し、このシェーディング・データに基づき、読み取り画像の読み取り位置に依存する反射分布正規化をおこなう。

0111

図9に示すように、シェーディング・データは、原稿読み取り位置nに依存して反射分布が異なる。原稿読み取り位置の端部では均一濃度白板が暗く読まれる。Snは読み取り位置nでの白板読み取り信号レベルを示しており、Snが大きいほど明るく読まれたことを示している。

0112

シェーディング補正は、位置に依存するデータに関して、同一内容の処理を各読み取り画像データに対し実施することでランプの光量分布ムラを補正する。図8に示すSデータは、図9に示す白板読み取りによって生成されたシェーディング・データである。また、図8に示すDデータは、各読み取りラインの読み取り画像データである。また、nは読み取り位置を示す。

0113

Cデータは、Dデータのシェーディング補正後のデータであり、
Cn=A*(Dn/Sn)
で正規化される。ここで、Aは正規化係数である。

0114

画像処理プロセッサー204においては、Sデータをローカル・メモリーに格納し、入力されたDデータに対し対応するDn、Sn間で補正演算をおこなう。

0115

(SIMD型プロセッサーの構成)図10はSIMD型プロセッサーの概略構成を示す説明図である。SIMD(Single Instruction stream Multiple Data stream)は複数のデータに対し、単一の命令を並列に実行させるもので、複数のPE(プロセッサー・エレメント)より構成される。このSIMD型プロセッサーは図4におけるプロセッサー・アレー部604内に配設される。

0116

それぞれのPEはデータを格納するレジスター(Reg)2001、他のPEのレジスターをアクセスするためのマルチプレクサー(MUX)2002、バレルシフター(Shift Expand)2003、論理演算器ALU)2004、論理結果を格納するアキュムレーター(A)2005、アキュムレーターの内容を一時的に退避させるテンポラリー・レジスター(F)2006から構成される。

0117

各レジスター2001はアドレスバスおよびデータバス(リード線およびワード線)に接続されており、処理を規定する命令コード、処理の対象となるデータを格納する。レジスター2001の内容は論理演算器2004に入力され、演算処理結果はアキュムレーター2005に格納される。結果をPE外部に取り出すために、テンポラリー・レジスター2006に一旦退避させる。テンポラリー・レジスター2006の内容を取り出すことにより、対象データに対する処理結果が得られる。

0118

命令コードは各PEに同一内容で与え、処理の対象データをPEごとに異なる状態で与え、隣接PEのレジスター2001の内容をマルチプレクサー2002において参照することで、演算結果は並列処理され、各アキュムレーター2005に出力される。

0119

たとえば、画像データ1ラインの内容を各画素ごとにPEに配置し、同一の命令コードで演算処理させれば、1画素づつ逐次処理するよりも短時間で1ライン分の処理結果が得られる。特に、空間フィルター処理、シェーディング補正処理はPEごとの命令コードは演算式そのもので、PE全てに共通に処理を実施することができる。

0120

(画像処理の流れ)つぎに、画像処理装置105が複写機としてのジョブを実行中に、ファクシミリ送信のジョブまたは、PCからのプリンターとしてのジョブの割り込み要求された場合の画像処理に流れについて説明する。

0121

図11は、画像処理装置105が原稿複写処理をおこなっている際に、ファクシミリデータ処理もしくはPCからのプリントアウト要求があった場合の画像処理の流れを示すフローチャートである。また、図12は、画像処理の流れについて各ユニットの動作を機能的に示したブロック図である。

0122

画像処理装置105は読み取りユニット201で原稿を読み取る(ステップS1101)。つぎに、画像データ制御部203は、ファクシミリデータの処理の要求の有無、もしくはPCからのプリントアウト要求の有無を調べる(ステップS1102)。

0123

ステップS1102において、ファクシミリデータ処理の要求およびプリントアウト要求がいずれもない場合(ステップS1102要求無し)は、そのまま複写処理を続行する(ステップS1103)。つぎに、複写処理が終了したか否かを判断し(ステップS1104)、複写処理が終了していない場合は、ステップS1102に戻り、処理を続行する。

0124

ステップS1102でファクシミリデータの処理の要求があった場合は、画像データ制御部203では、複写処理で読み込まれる複写データに対しては複写データに適した制御情報を複写データの先頭に付加し、ファクシミリデータに対してはファクシミリデータに適した制御情報をファクシミリデータの先頭に付加する(ステップS1105)。

0125

この制御情報は、たとえば画像データの入力順序識別複写原稿サイズ、変倍率、主走査方向の長さや、副走査方向のライン番号画像処理内容を規定する情報といった情報から構成される。画像処理内容としては、たとえば、複写原稿に対してはフィルター、変倍、量子化等があり、ファクシミリ原稿(ファクシミリデータ)に対しては、フィルター、変倍、2値ディザ等があり、PCから送られた画像データ(プリント用データ)に対してはなにもおこなわずそのまま出力する、といった処理があげられる。

0126

一方、ステップS1102において、PCからのプリントアウト要求があった場合には、画像データ制御部203では、複写処理で読み込まれる複写データに対しては複写データに適した制御情報を複写データの先頭に付加し、プリント用データに対してはプリント用データに適した制御情報をプリント用データの先頭に付加する(ステップS1106)。

0127

なお、複写データであるか、ファクシミリデータであるか、プリント用データであるかは、画像データの入力経路により判断され、具体的には画像データ制御部203の画像データ入出力制御部701が検知する。

0128

画像データ制御部203は、ステップS1105もしくはステップS1106で制御情報を付加した画像データを画像処理プロセッサー204に送出する(ステップS1107)。

0129

画像処理プロセッサー204は、ローカル・メモリー602に画像データを格納し、画像データに付加された制御情報が画像データ中のどの位置にあるかを表す位置情報を取得する(ステップS1108)。位置情報は、メモリー/プロセッサー制御部603で取得する。なお、位置情報は、ローカル・メモリー602に格納された画像データを一つ一つ調べてもよいし、画像データ入出力制御部701が、どの画像データにはどの位置に制御情報を付加したかを通知することによって取得してもよい。

0130

つぎに、メモリー・アクセス制御部221は位置情報に基づき制御情報を取得し(ステップS1109)、これを基にプログラムRAM604およびデータRAM606に格納した処理情報をプロセッサー・アレー部604に転送する(ステップS1110)。

0131

プロセッサー・アレー部604は、処理情報に基づいて、複写データ、ファクシミリデータ、プリント用データそれぞれに適した画像処理をおこなう(ステップS1111)。

0132

以上の例では、画像データは、複写原稿やファクシミリ原稿の全体の画像データを対象とするものであり、換言すれば、領域としての画像データである。しかしながら、画像データは必ずしも原稿全体の画像データである必要はなく、原稿の一部の領域の画像データであってもよく、また、複数ラインの画像データであってもよい。

0133

つぎに、複数ラインの画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れについて説明する。図13は、複数ラインの画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。

0134

読取ユニット201は、基準白板を読み取り(ステップS1301)、引き続いて原稿の読み取りを開始する(ステップS1302)。画像データ制御部203では、基準白板を読み取った画像データに制御情報を付加し(ステップS1303)、同様に原稿を読み取った原稿データに対しても制御情報を付加する(ステップS1304)。具体的には、画像データ制御部203は、基準白板および複写原稿の画像データの先頭に制御情報を付加する。

0135

ステップS1304において、制御情報を付加した後、画像データは順次、画像処理プロセッサー204に転送される(ステップS1305)。画像処理プロセッサー204では、入力した画像データの制御情報の位置に関する位置情報を取得し(ステップS1305)、位置情報を基に制御情報を取得する(ステップS1306)。

0136

ここで、基準白板を読み取った画像データは複数のラインから構成され、この画像データに基づく制御情報を基に、データRAM606から、シェーディングデータなどがプロセッサー・アレー部604に格納されパラメーターセットされる(ステップS1307)。

0137

続いて、順次入力する原稿データの位置情報から制御情報を入手し、これを基に、処理情報をプログラムRAM605からプロセッサー・アレー部604に転送しプログラムセットする(ステップS1308)。プロセッサー・アレー部604は、処理情報に基づき画像処理をおこなう(ステップS1309)。

0138

他の例としては、たとえば、画像データの各ラインの先頭に制御情報が付加されているような場合の画像処理もおこなうことができる。図14は、1ラインの画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。

0139

画像処理装置105は、複写データ、ファクシミリデータ、プリント用データを入力する(ステップS1401)。画像データ制御部203は、画像データの入力経路に応じて、それぞれの種類の画像データの各ラインに制御情報を付加し(ステップS1402)、画像処理プロセッサー204に転送する(ステップS1402)。

0140

ここで、画像データ制御部203は、たとえば、複写データを3ライン送出後に、ファクシミリデータを1ライン送出し、その後、再び複写データを3ライン送出し、以降同様に送出する。この送出制御は、画像データ入出力制御部701がおこなう。

0141

つぎに、画像処理プロセッサー204では、各ラインから位置情報を取得し(ステップ1404)、位置情報から制御情報を取得し(ステップS1405)、制御情報を基に処理情報を転送し(ステップS1406)、処理情報に基づきラインごとに画像処理をおこなう(ステップS1407)。

0142

ここで、プロセッサー・アレー部604に入力する処理情報は、3ライン分は複写データの処理情報であり、続いて入力する1ライン分の処理情報はファクシミリデータの処理情報であり、以降はこれを繰り返す。したがって、プロセッサー・アレー部604では、ラインごとに画像データを処理しているだけであるが、画像処理装置105全体としては、複写処理とファクシミリ処理を並列して行っていることとなる。

0143

すなわち、ファクシミリ受信があった場合でも、効率的な複写処理が可能となる。なお、以上の説明では、ファクシミリ出力と複写処理の画像処理を取り上げたが、プリント用データの入力があった場合でも、同様な並列処理をおこなうことが可能となる。

0144

また、画像データはたとえば主走査方向の1ラインから構成されるものであってもよい。たとえば、画像処理装置105が複写機としてのジョブを実行する場合、画像データ制御部203が、最終ラインに当該ラインが最終であるという制御情報を付加するとする。画像処理プロセッサー204は、この制御情報を受け、必要な初期化処理をおこなってもよい。

0145

さらに、画像データは1画素から構成されるものであってもよい。図15は、1画素の画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。

0146

画像処理装置105は、複写機としてのジョブを実行する場合に、まず、文字、絵またはその両方を読み取り、画像データを入力する(ステップS1501)。入力した画像データに対し、画像データ制御部203は、1画素ごとに制御情報を付加する(ステップS1502)。制御情報が付加された画像データは、画像データ制御部203から画像処理プロセッサー204に転送される(ステップS1503)。

0147

画像処理プロセッサー204では、制御情報が1画素の画像データ中のどこに付加されているかを表す位置情報を取得し(ステップS1504)、この位置情報から制御情報を入手し(ステップS1505)、制御情報に基づき処理情報を転送し(ステップS1506)、1画素ごとに画像処理をおこなう(ステップS1507)。たとえば、文字、絵、または文字と絵が隣接する画素に対して、種々のフィルター処理などを実行し、処理結果を作像ユニット206に出力する。

0148

なお、以上の実施の態様において、処理結果の出力を、さらに制御情報に基づいて制御することによって、ある画像領域の間引マスキング、抽出などが可能になる。

0149

以上説明したように、本実施の形態にかかる画像処理装置は、画像データ制御部で画像データの所定の位置に画像処理に関する制御情報を付加するので、装置各部に画像処理の制御をおこなう必要がなく、装置構成を簡単にすることが可能となる。

0150

また、本実施の形態による画像処理装置は、画像処理プロセッサーで画像データを処理する過程で、制御情報を読み込み、画像処理プロセッサーのメモリー内から必要な画像処理プログラムおよび画像処理パラメーターデータを入手するので、画像処理プロセッサー外部の状況に係わらず画像処理を高速におこなうことが可能となる。

0151

また、本実施の形態による画像処理装置は、これにより、画像処理プロセッサーに導入するプログラムなどの設計を容易におこなうことが可能となる。

発明の効果

0152

以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、画像データ入力手段が複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力し、制御情報抽出手段が前記画像データ入力手段により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出し、画像処理決定手段が前記制御情報抽出手段により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定し、画像処理手段が前記画像処理決定手段により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなうので、画像データ中の制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0153

また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、入力経路検知手段が前記画像データの入力経路を検知し、制御情報付加手段が前記入力経路検知手段により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加するので、画像処理するプロセッサーは、外部からの制御を受けることなく、付加された制御情報に基づいて画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0154

また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の画像領域の画像データにのみ前記画像処理をおこなうので、画像領域ごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中のその画像領域ごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず、その画像領域ごとに適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0155

また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の複数ライン分の画像データにのみ前記画像処理をおこなうので、複数ラインごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中のその複数ラインごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず、その複数ラインごとに適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0156

また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の1ラインの画像データにのみ前記画像処理をおこなうので、1ラインごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中のその1ラインごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず、その1ラインごとに適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0157

また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記画像データのうち、任意の1画素の画像データにのみ前記画像処理をおこなうので、1画素ごとに種々の画像処理を必要とする場合に、画像データ中のその1画素ごとの制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず、その1画素ごとに適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0158

また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれ一つに記載の発明において、前記画像処理手段がSIMD型プロセッサーにより構成されるので、多くの画像データを並列して処理することができ、これにより、画像処理を高速におこない、構成の簡単な画像処理装置が得られるという効果を奏する。

0159

また、請求項8に記載の発明によれば、画像データ入力工程が、前記複数の入力経路のうちのいずれか一つの入力経路から画像データを入力し、制御情報抽出工程が、前記画像データ入力工程により入力された画像データに関連付けて付加された制御情報を抽出し、画像処理決定工程が、前記制御情報抽出工程により抽出された制御情報に基づいて、前記画像データに対しておこなうべき一つまたは複数の画像処理を決定し、画像処理工程が、前記画像処理決定工程により決定された画像処理を前記画像データに対しておこなうので、画像データ中の制御情報に基づいて画像処理の種類(内容)が決定され、外部のプロセッサーに依存せず適切な画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこなうことが可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。

0160

また、請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明において、入力経路検知工程が、前記画像データの入力経路を検知し、制御情報付加工程が前記入力経路検知工程により検知された入力経路に基づいて当該入力経路を経た画像データに関連付けて前記制御情報を付加するので、画像処理するプロセッサーは、外部からの制御を受けることなく、付加された制御情報に基づいて画像処理をおこなうことができ、これにより、画像処理を高速におこなうことの可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。

0161

また、請求項10に記載の発明によれば、請求項8または9に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項8または9の動作をコンピュータによって実現することが可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0162

図1本発明の画像処理装置の構成を機能的に示すブロック図である。
図2本発明の画像処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図3本発明の画像処理装置の画像データ制御部の処理の概要を示すブロック図である。
図4本発明の画像処理装置の画像処理プロセッサーの内部構成を示すブロック図である。
図5本発明の画像処理装置のビデオ・データ制御部の処理の概要を示すブロック図である。
図6本発明の画像処理装置の画像メモリー・アクセス制御部の処理の概要を示すブロック図である。
図7本発明の画像処理装置のスキャナーの概略(空間フィルターの一例)を示す説明図である。
図8本発明の画像処理装置のシェーディング補正の概略を示す説明図である。
図9本発明の画像処理装置のシェーディング・データの概略を示す説明図である。
図10SIMD型プロセッサーの概略構成を示す説明図である。
図11画像処理装置が原稿複写処理をおこなっている際に、ファクシミリデータ処理もしくはPCからのプリントアウト要求があった場合の画像処理の流れを示すフローチャートである。
図12画像処理の流れについて各ユニットの動作を機能的に示したブロック図である。
図13複数ラインの画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図141ラインの画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図151画素の画像データに制御情報を付加して画像処理をおこなう場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図16従来技術にかかるディジタル複合機のハードウエア構成を示すブロック図である。

--

0163

100 画像データ制御ユニット
101画像読取ユニット
102画像メモリー制御ユニット
103画像処理ユニット
104画像書込ユニット
105画像処理装置
201 読取ユニット
202センサー・ボード・ユニット
203 画像データ制御部
204画像処理プロセッサー
205ビデオ・データ制御部
206作像ユニット
207 システム・コントローラー
210シリアルバス
211 プロセス・コントローラー
220パラレルバス
221 画像メモリー・アクセス制御部
222メモリー・モジュール
224ファクシミリ制御ユニット
231 システム・コントローラー
234操作パネル
601入出力ポート
602ローカル・メモリー群
603 メモリー/プロセッサー制御部
604 プロセッサー・アレー部
607 ホスト・バッファー
701 画像データ入出力制御部
702画像データ入力制御部
707画像データ出力制御部
710コマンド制御部

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