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技術 洗浄用袋体及び洗浄方法

出願人 小林製薬株式会社
発明者 板谷恭史中島由賀
出願日 1999年11月10日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 1999-320342
公開日 2001年5月22日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2001-137167
状態 特許登録済
技術分野 床,カーペット,家具,壁等の清掃用具 液体または蒸気による洗浄
主要キーワード 撥水性基材 通気性防水シート 線状ファスナー 吸水性基材 スクイジ 雌雄一対 一基材 水分不足
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年5月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

長時間にわたって被洗浄物全体を洗浄液に接触した状態を維持可能とし、洗浄むらの発生を防止し得る洗浄用袋体及び洗浄方法を提供する。

解決手段

吸水性基材8と、撥水性基材7とが積層された積層基材2a,2bからなる洗浄用袋体1、又は、吸水性基材8と防水性基材16とが積層された積層基材15からなり、防水性基材16を貫通する一個又は複数個微小貫通孔9が穿設された洗浄用袋体14を使用し、袋体1又は14に被洗浄物10及び洗浄剤5を収納し、袋体の一部を水11に浸漬する。

概要

背景

従来、水よりも比重が軽い被洗浄物漬け置き洗いする場合、あるいは、まな板等の大型の被洗浄物で、漬け置き洗いする容器の確保が困難な場合などにおいては、被洗浄物の一部を洗浄液の入った容器に浸漬し、外部に露出した部分については洗浄液を湿潤させた布帛などを被せることにより、被洗浄物の全体に洗浄液が接触するようにしていた。

概要

長時間にわたって被洗浄物全体を洗浄液に接触した状態を維持可能とし、洗浄むらの発生を防止し得る洗浄用袋体及び洗浄方法を提供する。

吸水性基材8と、撥水性基材7とが積層された積層基材2a,2bからなる洗浄用袋体1、又は、吸水性基材8と防水性基材16とが積層された積層基材15からなり、防水性基材16を貫通する一個又は複数個微小貫通孔9が穿設された洗浄用袋体14を使用し、袋体1又は14に被洗浄物10及び洗浄剤5を収納し、袋体の一部を水11に浸漬する。

目的

そこで、本発明においては、被洗浄物全体と洗浄液との接触状態を長時間にわたって維持可能とし、洗浄むらの発生を防止し得る洗浄用袋体及び洗浄方法を提供することを目的とし、さらには少量の洗浄剤で高濃度の洗浄液による漬け置き洗いが可能な洗浄方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

吸水性を有する繊維基材と、撥水性を有する繊維基材とからなる袋体であって、そのうちの一方の基材が袋状に形成され、他方の基材が前記一方の基材の一部又は全部に積層された積層構造を有することを特徴とする洗浄用袋体

請求項2

吸水性を有する繊維基材と、通気性を有する防水性基材とからなる袋体であって、そのうちの一方の基材が袋状に形成され、他方の基材が前記一方の基材の一部又は全部に積層された積層構造を有し、前記防水性基材を貫通する一個又は複数個微小貫通孔穿設されてなる洗浄用袋体。

請求項3

請求項1又は2記載の洗浄用袋体に、被洗浄物収納し、前記袋体の一部を洗浄液に浸漬することを特徴とする洗浄方法

請求項4

請求項1又は2記載の洗浄用袋体に、被洗浄物および洗浄剤を収納し、前記袋体の一部を水に浸漬することを特徴とする洗浄方法。

技術分野

0001

本発明は、汚れのひどい空気調和機用フィルター換気扇羽根、あるいは、殺菌・漂白が必要なまな板等の漬け置き洗いが必要な被洗浄物洗浄する際に使用する洗浄用袋体並びにこの袋体を使用した洗浄方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、水よりも比重が軽い被洗浄物を漬け置き洗いする場合、あるいは、まな板等の大型の被洗浄物で、漬け置き洗いする容器の確保が困難な場合などにおいては、被洗浄物の一部を洗浄液の入った容器に浸漬し、外部に露出した部分については洗浄液を湿潤させた布帛などを被せることにより、被洗浄物の全体に洗浄液が接触するようにしていた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、上記方法においては、布帛から水分が蒸発し易く、水分不足により布帛全体が乾燥してしまったり、全体が乾燥しなくとも部分的に乾燥して洗浄むらが生じたりするという問題があった。

0004

そこで、本発明においては、被洗浄物全体と洗浄液との接触状態を長時間にわたって維持可能とし、洗浄むらの発生を防止し得る洗浄用袋体及び洗浄方法を提供することを目的とし、さらには少量の洗浄剤高濃度の洗浄液による漬け置き洗いが可能な洗浄方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するため、本発明に係る洗浄用袋体は、吸水性を有する繊維基材と、撥水性を有する繊維基材とからなる袋体であって、そのうちの一方の基材が袋状に形成され、他方の基材が前記一方の基材の一部又は全部に積層された積層構造を有することを特徴とするものである。

0006

ここで、繊維基材とは、織布あるいは不織布など、繊維を原料として作成される基材であって、適当な間隙を備えることにより通水性を有するものを意味するものである。

0007

吸水性を有する繊維基材(以下、「吸水性基材」と称する)とは、吸水性を有する材質の繊維からなる基材のみならず、毛細管現象により水を吸上げ能力を有する基材も含むものである。

0008

撥水性を有する繊維基材(以下、「撥水性基材」と称する)とは、撥水処理を施すことによって少なくとも表面が撥水性を有する繊維基材を意味するものであるが、撥水性基材であっても繊維基材の繊維の間隙を調整することにより袋体の外部から内部へ向けての通水性を確保することができる。

0009

また、吸水性基材と撥水性基材とが積層された積層構造とは、吸水性基材と撥水性基材とを別基材として積層したもののほかに、例えば、吸水性基材の片面側の表面にのみ撥水処理を施すことによって、一基材中に吸水性を示す部分と撥水性を示す部分とが層状に存在するものも含むものである。

0010

本発明の洗浄用袋体は、基本的には吸水性基材と撥水性基材とが積層された積層基材を使用してこれを袋状に形成すればよく、この場合、吸水性基材あるいは撥水性基材のいずれを袋体の外面側に配してもよい。

0011

上記構成の洗浄用袋体を使用する洗浄方法は、被洗浄物を袋体内収納し、袋体の一部を洗浄液に浸漬することを特徴とするもので、通水性を有する積層基材を通じて浸漬された部分から袋体内部に洗浄液が導入されるとともに、吸水性基材によって袋体の上部側にも吸上げられ、被洗浄物を収納した袋体全体に洗浄液が行き渡って湿潤状態とするとともに、湿潤状態となった袋体が被洗浄物と密着して完全に漬け置く洗い方と同等の作用が達成される。

0012

すなわち、積層基材における吸水性基材を袋体の内面側に配した場合、袋体内に導入された洗浄液は吸水性基材によって袋体の上部側に吸上げられ、袋体全体に洗浄液が行き渡り、洗浄液によって湿潤状態となった吸水性基材が被洗浄物に密着する。

0013

外面側は、撥水性基材によって覆われているので、湿潤状態にある吸水性基材からの洗浄液や水分の蒸発が抑制され、洗浄むらを起こすおそれもなく、長時間にわたって良好な漬け置き洗いを達成することができる。

0014

一方、撥水性基材が袋体の内面側に配された構成の場合には、洗浄液は吸水性基材から撥水性基材を通って袋体内部に至り、被洗浄物を湿潤し、漬け置き洗いが行われる。洗浄液は、吸水性基材を介して吸上げられ、これを常時、湿潤状態としており、また、袋体内部に侵入して被洗浄物を湿潤状態としている洗浄液は撥水性基材によって覆われているので、洗浄液や水分の蒸発が抑制され、長時間にわたって良好な漬け置き洗いが達成される。

0015

いずれの場合にも、袋体内部の空気と洗浄液が置換されることにより、洗浄液で湿潤された袋体の内面基材と被洗浄物あるいは袋体内に侵入した洗浄液と被洗浄物との密着状態が得られるが、万一、空気が残存して洗浄液が行き渡らない箇所が存する場合には、袋体を下部から上部に向ってスクイジングすれば良い。

0016

ここで、洗浄液による漬け置き洗いとは、汚れを落とす場合に限らず、殺菌・漂白を目的とするものも含むものとする。

0017

また、高濃度の洗浄液による漬け置き洗いが必要な場合には、予め洗浄用袋体に被洗浄物及び固形状あるいは濃縮タイプ液状洗浄剤を収納しておいて袋体の一部を水に浸漬する方法を採用することが可能である。

0018

上記方法によれば、袋体内部に導入された水によって洗浄液が調製されるが、洗浄剤は袋体内部に導入された一部の水によって溶解あるいは希釈されるため、高濃度の洗浄液が調製されることになり、容器内においてあらかじめ高濃度の洗浄液を調製しておく場合に比べて、洗浄剤の使用量は少なくて済むという利点を有する。

0019

本発明に係る洗浄用袋体は、吸水性基材と撥水性基材とを積層することによって優れた効果を奏するものであるが、必ずしも袋体全体が積層基材から構成されている必要はなく、袋体の一部をいずれか一方の基材のみで形成する構成を採用することもできる。

0020

すなわち、空気の脱気性を確保するためには、いずれか一方の基材を袋状に形成すればよく、他方の基材については、最低限必要な箇所のみ、一方の基材と積層することが可能である。具体的には、吸水性基材を袋状に形成し、洗浄液等に浸漬したときに水面上に露出する部分だけ撥水性基材を積層したり、洗浄液や水分の蒸発を抑制する効果を損なわない範囲で、撥水性基材をメッシュ状として吸水性基材と積層したりすることが可能である。また、逆に、撥水性基材を袋状に形成しておき、袋体全体を湿潤状態とすることが可能な範囲内で吸水性基材をメッシュ状として撥水性基材に積層することも可能である。

0021

また、積層基材を構成する基材のうち、撥水性基材の代りに請求項2で示す通り、通気性を有する防水性基材(以下、「防水性基材」と称する)を使用することも可能である。ここで、防水性基材としては、シート状乃至フィルム状のものであって、一般的な合成樹脂製の通気性防水シートを例示することができる。

0022

通気性を有する防水性基材を使用する場合、洗浄液又は水を袋体内部に導入するために、防水性基材を貫通する一個又は複数個微小貫通孔穿設すればよい。ここで、微小な貫通孔とは、袋体内部に洗浄液又は水を導入可能な小径の孔を意味するものであり、前記撥水性基材に替えて吸水性基材と積層して積層基材となし、洗浄用袋体を構成すれば、同様な作用効果を達成することができる。

0023

以上説明したところの洗浄用袋体は、いずれも2層構造の積層基材から構成されているが、これに限定されることなく、例えば、吸水性基材/(撥水性基材又は防水性基材)/吸水性基材のような3層構造とすることもできる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は、本発明に係る洗浄用袋体の第1の実施の形態を示す図である。この洗浄用袋体1は、可撓性を有する縦長矩形状の積層基材2a,2bを2枚重ね合せて短辺の一方を開口部3とし、他の三辺を融着して作成されている。開口部3には、雌雄一対線状ファスナー4、4が形成されており、これにより開口部を密封可能とし、後述のように洗浄剤5を溶解して袋体内部で調製される高濃度の洗浄液13が開口部3から漏出しないように構成されている。

0025

積層基材2a、2bは、図2に示すように、撥水性基材7である撥水処理を施した不織布と、吸水性基材8である吸水性不織布とが積層された二層構造からなり、袋体1の外面側に撥水性基材7が配された構成となっており、袋体1内部への水の導入は、積層基材2a、2bの繊維間の間隙を通じて行われる。

0026

図3は、洗浄用袋体を使用して被洗浄物を漬け置き洗いする作業状態を示す図である。先ず、(a)で、洗浄用袋体1の開口部3から被洗浄物10及び固形の洗浄剤5を袋内部に収納して開口部3を線状ファスナー4、4によって密封し、(b)で、洗浄用袋体1を水11を入れた容器12に一部浸漬する。これによって、水に浸漬された袋体部分には水圧がかかるため、撥水性基材7及び吸水性基材8の繊維の間隙から袋体1の内部に水がスムーズに導入され、洗浄剤5が溶解されて高濃度の洗浄液13が調製される。

0027

(c)で、調製された洗浄液13は、袋体内面側の吸水性基材8によって吸上げられ、袋体全体に行き渡って湿潤状態とするとともに、湿潤状態となった袋体1が被洗浄物10と密着して完全に漬け置く洗い方と同等の作用が達成される。

0028

袋体1の外面側は撥水性基材7によって覆われており、吸水性基材8からの洗浄液13や水分の蒸発が抑制されるため、洗浄むらを起こすおそれもなく、長時間にわたって良好な漬け置き洗いを達成することができる。

0029

図4及び図5は、洗浄用袋体の第2の実施の形態を示す図である。この洗浄用袋体14は、図5に示すように、防水性基材16と吸水性基材8とから積層基材15が構成されており、積層基材15以外は第1の実施の形態と同じ構成となっている。

0030

すなわち、防水性基材16としては、微細通気孔を備え、通気性及び防水性を有するポリプロピレン製メルトブロー不織布が使用され、この防水性基材16に吸水性基材8を加熱圧着することで積層基材15が形成されており、袋体14の内面側に吸水性基材8を配した構成となっている。

0031

積層基材15には、複数個の貫通孔9が穿設されており、これによって袋体14内部への水の導入を可能としている。なお、本実施の形態においては、貫通孔9は、積層基材15全体を貫通するように穿設されているが、少なくとも防水性基材16を貫通するものであればよい。

0032

上記構成の洗浄用袋体14を図3で示す手順で使用する場合、貫通孔9を通じて袋体14内部に水が導入されて洗浄剤5が溶解され、高濃度の洗浄液13が調製される。洗浄液13は、袋体内面側の吸水性基材8によって吸上げられ、袋体14全体に行き渡って湿潤状態とするとともに、湿潤状態となった袋体14が被洗浄物に密着する。

0033

積層基材16には、貫通孔9が穿設されているが、その径は微小であり、さらに、洗浄用袋体14の外面側は防水性基材16によって覆われているために、吸水性基材8からの洗浄液13や水分の蒸発が効果的に抑制され、洗浄むらを起こすおそれもなく、長時間にわたって良好な漬け置き洗いを達成することが可能となる。

発明の効果

0034

以上の説明から明らかなように、本発明に係る洗浄用袋体は、吸水性を有する繊維基材と、撥水性を有する繊維基材とからなる袋体であって、そのうちの一方の基材が袋状に形成され、他方の基材が前記一方の基材の一部又は全部に積層された積層構造を有しており、袋体に被洗浄物を収納し、袋体の一部を洗浄液に浸漬することにより、洗浄液は吸水性基材によって袋体全体に行き渡って袋体内部を湿潤状態とし、湿潤状態となった袋体が被洗浄物と密着する。被洗浄物に接触した洗浄液は、周囲を撥水性基材によって覆われているため、水分の蒸発が抑制され、洗浄むらを起こすおそれもなく、長時間にわたって良好な漬け置き洗いを達成することができる。

0035

また、請求項2に示すように、撥水性基材の代りに防水性基材を使用することもできる。この場合、防水性基材を貫通する一個又は複数個の微小な貫通孔を穿設することにより洗浄液を袋体内部に導入可能となり、上記と同様な効果を達成することができる。

図面の簡単な説明

0036

図1洗浄用袋体の第1の実施の形態を示す図
図2図1における積層基材の断面図
図3洗浄用袋体を使用して被洗浄物を漬け置き洗いする作業状態を示す図
図4洗浄用袋体の第2の実施の形態を示す図
図5図4における積層基材の断面図

--

0037

1、14洗浄用袋体
2、15積層基材
3 開口部
4線状ファスナー
5洗浄剤
7撥水性基材
8吸水性基材
9貫通孔
10被洗浄物
13洗浄液
16 防水性基材

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