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技術 動画像データファイルの作成方法

出願人 株式会社フジエ
発明者 安藤正雄加藤実哉
出願日 2000年7月18日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 2000-217950
公開日 2001年5月18日 (19年7ヶ月経過) 公開番号 2001-134781
状態 特許登録済
技術分野 イメージ処理・作成 イメージ生成 CAD
主要キーワード 外形部材 組立完成品 TL形式 製作図 作業説明 DCADデータ 読み込み手順 説明文字
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年5月18日)のものです。
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図面 (10)

課題

効率的に動画像データファイルを作成する。

解決手段

3DCADを利用して部品モデリングし(S11)、ファイル形式を変換した(S12)後、アニメーション用アプリケーションソフトに読み込む(S13)。そして、部品を組み立て(S14)、カメラアングルを決定して(S15)、透明化の指定をし(S16)、ビデオファイルを作成する(S17)。ビデオファイルをHTMLファイル割り付け(S18)、作成を終了する。3DCADで作成した部品についてアニメーション用アプリケーションソフトで透明化するため、複雑な部品についてきれいな透明化が可能である。

概要

背景

各種の製品(所定の装置)の内容を示すものとして、カタログ取扱説明書があり、販売時の内容説明や、使用時、メンテナンス時の説明用として利用されている。しかし、これら説明書類は、紙に印刷したものであり、静止画および説明文字からなっている。従って、実際の動作などがわかりにくく、また操作の方法や、メンテナンスの方法などについても理解が難しいという問題があった。

一方、コンピュータの普及に伴い、各種の動画像データファイル利用可能となっており、これら動画像データファイルを利用したカタログなどもWeb上などで閲覧が可能になってきている。このような動画像によれば、所定の装置の動作などが非常にわかりやすくなる。

概要

効率的に動画像データファイルを作成する。

3DCADを利用して部品モデリングし(S11)、ファイル形式を変換した(S12)後、アニメーション用アプリケーションソフトに読み込む(S13)。そして、部品を組み立て(S14)、カメラアングルを決定して(S15)、透明化の指定をし(S16)、ビデオファイルを作成する(S17)。ビデオファイルをHTMLファイル割り付け(S18)、作成を終了する。3DCADで作成した部品についてアニメーション用アプリケーションソフトで透明化するため、複雑な部品についてきれいな透明化が可能である。

目的

本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数部品からなる動画像データファイルを効率的に作成できる動画像データファイル作成方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
5件
牽制数
3件

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請求項1

動画像データファイル作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた三次元部品モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に色づけを行うとともに、所望の部品について、透明の指定を付加し、内部の部品の透過表示を可能としたことを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項2

請求項1に記載の方法において、前記透明の指定は、表示の時間経過に応じて指定でき、指定したタイミングで部品が透明表示になることを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項3

請求項1または2に記載の方法において、前記透明の指定は透明度を指定することができることを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項4

動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置についての三次元部品モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に色づけを行うとともに、所望の部品の一面についてその形状に適合する薄肉の着色用部品を作成し、この着色用部品に所定の着色を施すことによって、部品の一面についての着色を行うことを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項5

請求項4に記載の方法において、前記表面の一部は、平面であることを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項6

動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置の三次元モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に画像を形成し、これら部品を組み合わせ、透明化する部品群と、透明化しない部品群を別々に形成し、両部品群を重畳表示させることで、内部の部品の透過表示を可能としたことを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項7

動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムにおいて作成された部品毎の三次元部品モデルを複数所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置の三次元モデリングのデータをアニメーション用アプリケーションソフトで取り込み可能なフォーマットに変換し、変換されたデータをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、アニメーション用アプリケーションソフトにより、製品の形状を二次元アニメーションとして表示可能としたことを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項8

請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法において、作成された動画像は前記所定の装置のメンテナンス用の分解・組立説明として用いられることを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項9

請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法において、前記動画像は、前記所定の装置についてのプレゼンテーションに利用されることを特徴とする動画像データファイルの作成装置

請求項10

請求項9に記載の方法において、前記所定の装置は、工場設備であり、前記部品が設備を構成する装置であり作成された動画像は、工場設備のプレゼンテーション用として利用されることを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項11

請求項10に記載の方法において、アニメーション用アプリケーションソフトを利用して、人の動画像を追加することを特徴とする動画像データファイルの作成方法。

請求項12

請求項1〜11のいずれか1つに記載の方法において作成されたデータファイルを記録した媒体

技術分野

0001

本発明は、複数の部品からなる所定の装置の動画像表示のための動画像データファイル作成方法に関する。

背景技術

0002

各種の製品(所定の装置)の内容を示すものとして、カタログ取扱説明書があり、販売時の内容説明や、使用時、メンテナンス時の説明用として利用されている。しかし、これら説明書類は、紙に印刷したものであり、静止画および説明文字からなっている。従って、実際の動作などがわかりにくく、また操作の方法や、メンテナンスの方法などについても理解が難しいという問題があった。

0003

一方、コンピュータの普及に伴い、各種の動画像データファイルが利用可能となっており、これら動画像データファイルを利用したカタログなどもWeb上などで閲覧が可能になってきている。このような動画像によれば、所定の装置の動作などが非常にわかりやすくなる。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、従来の動画像データファイルは、通常アニメーション用のアプリケーションソフトを利用して作成される。このようなアプリケーションソフトでは、複雑な形状を作成することは非常に難しく、また時間がかかる作業である。特に、多数の部品を組み合わせた所定の装置において、これらの組み合わせ状態や分解状態を示すためには、各部品の形状がかなり正確でなければならず、そのデータファイル作成には多大な労力が必要である。

0005

また、アニメーション用のソフトで、各部品のデータファイルを作成する際に、複雑な形状の部品について1つの部品として作成するのは難しく、複数の部分に分離してデータを作成することが行われる。しかし、部品を分割してデータを作成すると、これを透明表示した時に、部品毎に陰ができ、きれいな透明表示が行えないという問題があった。

0006

一方、各種の所定の装置では、それぞれの部品を作成するために、製作図や、CADデータが必要である。また、二次元CADデータから三次元CADデータを作成するプログラムも知られている。従って、部品データから三次元CADデータを作成し、各部品の表示を行うこともできる。

0007

しかし、このような三次元CADデータは、基本的に静止画像表示のためであり、これを動画像表示することは難しかった。特に、複数の部品を組み合わた所定の装置を複数の部品に分解する状態を動画像で示したり、メンテナンスの状況を動画像で表示するためには、特別のプログラムを必要とするため、これを開発しなければならないという問題があった。

0008

また、三次元CADデータをそのまま利用して、動画像とするとデータ量が膨大であり、かなり大型のコンピュータ上でなければ、動作しないという問題があった。

0009

本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数部品からなる動画像データファイルを効率的に作成できる動画像データファイル作成方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた三次元部品モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に色づけを行うとともに、所望の部品について、透明の指定を付加し、内部の部品の透過表示を可能としたことを特徴とする。

0011

このように、三次元CADシステムを利用して部品モデルを作成するため、複雑な部品についても1つの部品としてまとめたモデリングができる。そして、アニメーション用アプリケーションソフトにおいて1つの部品を取り出して透明の指定を行うため、その部品を1部品として透明化することができ、効率的にきれいな透明化が行われた動画像データファイルを作成することができる。

0012

特に、本発明では、部品毎のデータを複数合わせた三次元部品モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込む。従って、アニメーション用アプリケーションソフトにおいても、各部品についてのデータを有している。そこで、外側の部品について透明の指定をすることで、内側の部品が見えるようになる。

0013

また、前記透明の指定は、表示の時間経過に応じて指定でき、指定したタイミングで部品が透明表示になることが好適である。

0014

また、前記透明の指定は透明度を指定することができることが好適である。

0015

また、本発明は、動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置についての三次元部品モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に色づけを行うとともに、所望の部品の一面についてその形状に適合する薄肉の着色用部品を作成し、この着色用部品に所定の着色を施すことによって、部品の一面についての着色を行うことを特徴とする。

0016

このように、薄肉の着色用部品を別に作成することで、本体側も着色用部品も1色の指定により塗り分けを行うことができる。そこで、全体としてのデータ量を削減して、効率的な動画像データファイルを作成することができる。

0017

また、前記表面の一部は、平面であることが好適である。

0018

また、動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムを利用して作成された部品毎の三次元部品モデルを複数合わせて所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置の三次元モデリングをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、このアニメーション用アプリケーションソフトの機能を利用して部品毎に画像を形成し、これら部品を組み合わせ、透明化する部品群と、透明化しない部品群を別々に形成し、両部品群を重畳表示させることで、内部の部品の透過表示を可能としたことを特徴とする。

0019

このように、透明化する部品群と、透明化しない部品群を別々に構成すると、透明化する部品群の表示色を透明と同等の薄い色に指定すれば、構成部品毎に透明化の指定をする必要がない。そこで、透明化指定の作業が簡略化され、作業時間が短縮化できる。また、透明化する部品群について外観の色を設定するため、見えない部分の貫通穴などが浮き彫りになったりせず、きれいな映像が得られる。

0020

また、本発明は、動画像データファイルの作成方法であって、三次元CADシステムにおいて作成された部品毎の三次元部品モデルを複数所定の装置についての三次元部品モデリングを作成し、得られた所定の装置の三次元モデリングのデータをアニメーション用アプリケーションソフトで取り込み可能なフォーマットに変換し、変換されたデータをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込み、アニメーション用アプリケーションソフトにより、製品の形状を二次元のアニメーションとして表示可能としたことを特徴とする。

0021

また、作成された動画像は前記所定の装置のメンテナンス用の分解・組立説明として用いられることを特徴とする。

0022

製造業では、製造するものについて、設計図を作成し、この設計図に基づいてものを製造する。そして、この設計図には、三次元CADが利用され、各製品について三次元CADデータが存在する場合が多い。工場設備新規建設改造などの場合においても、その設備の1つ1つについて、三次元CADを利用した設計が行われる。そこで、設備を構成する各種の構成部材については、三次元CADデータが存在する。

0023

一方、工場設備のメンテナンスや、作業手順などを説明するために、マニュアルなどが作成されるが、紙に印刷されたものを見ても手順などを理解することは難しい。また、作業手順などをビデオ撮影しても、作業者、他の機械、その他装置、それらの部品など各種のものがじゃまになったり、内部が見えなかったりして、作業手順はわかりやすくできない。

0024

その点アニメーションであれば、非常にわかりやすい説明が可能である。ところがアニメーションを作成するのでは、作業量が膨大になり、また正確な形状を表現するのは難しい。

0025

本発明のように、三次元CADデータを基にして、これを変換してアニメーション用アプリケーションソフトに取り込むことで、アニメーションにおいて正しい形状を容易に得ることができる。そして、不要なデータを削除し、二次元のアニメーションとすることで、ノートパソコンなどによってもアニメーションを表示できる。また、アニメーションにおいて透明化などをすることで、内部まで見え、また作業者、他の機械、その他装置、それらの部品など各種のものなどがじゃまになったりせず、わかりやすい作業手順の提示が行える。

0026

また、前記動画像は、前記所定の装置についてのプレゼンテーションに利用されることが好適である。このように、三次元CADのデータを利用して作成されたアニメーション画像は、その大きさなどが非常に正確であり、これをプレゼンテーションに利用することによって、実際の装置を模擬することができる。

0027

また、前記製品は、工場の設備であり、前記部品が設備を構成する装置であり作成された動画像は、工場設備のプレゼンテーション用として利用されることが好適である。

0028

工場設備の配置などは、従来より模型などをつくって、いろいろ検討がなされるが、装置や人の動きなどを考慮することが困難である。アニメーションであれば、装置の動きや人の動きなども模擬することが容易である。

0029

特に、動画像データをはじめからアニメーションで作成すると、正確な形状を表すことが困難であるが、CADにより作成したものをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込むことでそれぞれの要素の形状を正確なものとして表現することができる。

0030

また、アニメーション用アプリケーションソフトを利用して、人の動画像を追加することが好適である。これによって、人の動きを容易に模擬することができる。

0031

また、本発明は、上述のような作成されたデータファイルを記録した媒体である。この媒体は、CD−ROMフロッピーディスクなどデータを記憶できるものであれば何でもよく、通信で提供されてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0032

以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。

0033

本実施形態の動画像データファイル作成方法について、図1に基づいて説明する。

0034

まず、装置を構成する部品についての図面、写真、内容についての各種資料などから、3D(三次元)CADシステムを用いて、全部品のモデリングを行い、モデリングデータを得る(S11)。3DCADシステムでは、図面などから得られる二次元CADデータを用いて、三次元CADデータを作成することができる。このため、二次元CADデータがあれば、3DCADデータの作成にそのまま使用することができる。

0035

このようにして得られた3DCADの全部品モデリングデータをSTL形式にて出力し、これをDXF形式に変換する(S12)。ここで、STL形式とは、ソリッドモデルの表面を小さな三角形集まりとして表現するファイルであり、3DCADにおいて広く利用されている形式である。また、DXF形式は、AUTODESK社のAutoCAD(商品名)において利用されるものであるが、各種の3DCADにおいて利用可能であり、また各種のグラフィックソフトウェアにおいてもサポートされているファイル形式である。

0036

次に、DXF形式に変換した全部品モデリングデータをアニメーション作成用ソフト(例えば、市販のレイドリームスタジオ商標))に読み込む(S13)。そして、全部品モデリングデータをレイドリームスタジオ上で起動させ、画面上に表示させる。これによって、図2(a)に示すように全部品モデリングデータが集まったところが、黒い固まりとして表示される。

0037

このように、全部品モデリングデータが集まっている黒い固まりを確認した場合には、一端この黒い固まりを消して、部品一点一点を取り出し組み立て作業を開始する(S14)。すなわち、部品一点一点について、座標を入力し、それぞれ位置決めし、組立完成品を画面に作成する。これによって、組立完成品が図2(b)に示すように、表示される。

0038

次に、分解、組付けのアニメーションを表現するのによい角度、よい位置となるように、カメラアングルを決定する(S15)。そして、図3に示すように、タイムラインタイムチャート)を作成するとともに、透明化の指定を行う(S16)。静止させる部品および動作させる部品を縦軸に並べて、横軸時間軸をとる。そして、各部品の静止されるタイミングや動作させるタイミングをタイムライン上で構成してアニメーションの動く状況を作成する。これによってアニメーションの動きが決定される。

0039

さらに、このタイムラインを作成する工程の中で、透明化したい部品を取り出し、その部品の透明度ファクターを時間に応じて設定する。すなわち、1つの部品をクリックすることにより、その部品が指定されたタイミングで透明化される。また、透明度の濃淡は、透明度の指定により設定する。

0040

そして、シェーディング、色つけなどのレンダリング作業により、コンピュータが画像データファイルを作成する(S17)。これによって、CG画面が形成されるとともに、ビデオファイルが作成される。

0041

特に、本実施形態では、部品毎のデータを組み合わせて三次元モデルを作成し、これをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込む。従って、アニメーション用アプリケーションソフトにおいても、各部品についてのデータを有している。そこで、外側の部品について透明の指定をすることで、内側の部品が見えるようになる。

0042

図4に透明化の一例を示す。ケーシングを透明化していない場合には、ケーシング内の組み付け状況を見ることができない。しかし、ケーシングを透明化することで、ケーシング内の組み付け状態を観察できるようになる。

0043

このようにして、ビデオファイルが作成された場合には、HTML(HyperText Markup Language)を利用し、この中にビデオファイルを配置する(S18)。また、画像内に文字を入力し、さらにクリックにより部品を分解するとか、組み立てるという場合や、確認クリックで先に進む場合には、HTML上にビデオファイルを配置して設定する。

0044

作成されたHTMLファイルに基づいて、アニメーションを実行した場合について説明する。

0045

まず、画面が自動進行する場合について説明する。機械装置が表示されている最初の画面において、所定の位置、例えばその装置を表示している部分をマウスでクリックすることにより、機械装置の分解・組立手順を自動的にある定められたスピードで最後まで順番に表示する。

0046

分解であれば、図5に示すように、全部の部品が一点一点バラバラの状態になるまで、画像が動き、分解された状態を表現する。また、組立であれば、全部の部品が組み立てられ装置が形成されるまでを表現する。このとき、音声で分解・組立を詳細に説明する。これによって、分解または組立の状態をよりわかりやすくすることができる。なお、この表示および音声出力の際に、各部に移動軌跡音声スピードおよびタイミング、最終配列などを定められたプログラムを基に画面上に動画表示され、映画ビデオを見ているようにリアルに表現される。なお、音声ファイルも、ビデオファイルと同列に配置するか、ビデオファイル内に組み込まれる。

0047

また、分解後にバラバラになった各部品のうち、調べたい部品をクリックすると、その部品についての品番名称、数量、メーカー名が表示されるようになっている。これによって、必要な部品についての詳細なデータを得ることができ、その部品の入手などの際に便利である。

0048

また、上述のように、分解・組立について、自動的に予め定められたスピードで出力することもできるが、分解組立の手順毎に確認の入力を求めることも好適である。すなわち、分解・組立の作業においては、ほぼ同一の作業を繰り返した後、次の作業に移る場合が多い。例えば、1つの部品をはずす場合に、複数個ボルトをはずし、その部品をはずし、その後次の部品をはずすための別の作業に移る場合も多い。このような場合に、1つ1つの部品についての作業を1まとまりとして、次の部品についての説明に移るかどうかを確認する入力(例えば、マウスのクリック)を待つことが好適である。

0049

また、図6(a),(b)に示すように、「もう一度」という表示のクリックにより、今見たアニメーションをもう一度再現する。さらに、「戻る」という表示をクリックすることによって、今見たアニメーションの工程のもう一つ前の工程のアニメーションを表示する。

0050

このようにして、確認の入力を求めることで、実際の作業に合致させた説明の出力を行うことができ、作業者にとってより使いやすいものになる。特に、本発明のガイドは、実際に作業を行う場所のそばにある端末で出力ができるため、このような構成の効果が大きい。

0051

なお、このようなアニメーションの実行は、Windows(商標)などのオペレーションシステム上で動作するネットスケープ(商標)やエクスプローラ(商標)等の閲覧ソフトを使用して行うことができる。従って、ノートパソコンなどの通常のパソコンで十分動作する。このため、工場の実際の装置が設置される場所へノートパソコンを持参して、アニメーションの実行が可能であり、メンテナンスなどの際に随時利用することができる。なお、適当な場所にパソコンがあれば、それを利用すればよい。

0052

また、アニメーションにより、表現することで、作業内容が非常にわかりやすく、音声の説明なしでも、理解ができる。そこで、言葉の通じない外国の工場などにおいても、利用することができる。

0053

特に、透明の指定を行う部品について、必ず3DCADにより部品形状を作成し、アニメーション用アプリケーションソフトで、透明の指定を行う。これによって、1部品全体を透明にすることができる。アニメーション用アプリケーションソフトで、複雑な形状を作成する場合、1つの部品として作成することが困難な場合が多く、通常複数部品に分けて作成する。しかし、複数の別部材に分かれていると透明にした場合において、不要な陰が発生し、きれいな透明化が行えない。3DCADにより形状を作成し、アニメーション用アプリケーションソフトで、透明の指定を行うことで、このような問題を解決することができる。

0054

さらに、レンダリングの作業時において、色づけを行うが、1つの部品について、塗り分けを行う場合には、アニメーション用アプリケーションソフトにおいて、塗り分ける部分について別部材を作成し、この別部材を本体とは別の1色の指定にすることが好ましい。

0055

例えば、図7に示すような長さLの円筒部材において、全体が白色、底面のみが黒のような場合、板厚t(0.1mm以下)の円板を作成する。そして、この円板の色を黒に設定する。また、円筒部材を高さ(L−t)、白色に設定する。このように、2部品に分離し、モデリングしておき、部品の位置決めの際に一体化することで、1部品とする。これによって、アニメーション用のビデオファイルにおけるデータ量を減少することができる。すなわち、1部品について塗り分けを行うと、各部分についての色を持たなければならず、データ量が非常に多くなる。本実施形態のように、別部品としてそれぞれ1色指定にすることで、データ量の削減が行える。

0056

なお、非常に複雑で大きな部品であって、透明の指定を行わないものについては、3DCADによる作成の段階から複数部品に分割して、モデリングを行うことで、作業の効率化を図ることができる。さらに、図8に示すように、最終的に別の動きをする部品については、別部品としてビデオファイルを作成しておくことで、タイムラインにおいて、これらを別々に指定して別の動きをさせることができる。

0057

また、3DCADデータのデータ量を削減するため、寸法についての値を例えば小数点以下1位までに統一してデータ量を削減することも好適である。アニメーションの際には、ユーザがその部品を正しく認識できればよく、部品の製作するときのような精度での表現は不要だからである。

0058

また、透明の指定については、部品毎に行わず、次のようにして行うことも好適である。

0059

すなわち、組立物(所定の装置:製品)は、複数の部品を組み合わせて構成されているが、これを予め透明化する部品群と透明化しない部品群に分けておく。例えば、ケーシング等の外形部材についての部品群Aと、その中に取り付けられる部品群Bに分けて、映像を作成する。ここで、この映像は動画でも静止画でもよい。

0060

そして、部品群Aについての色を透明に指定する。そして、この部品群Aについての映像と、部品群Bについての映像を重畳表示する。これによって、図9に示すような内部の部品群Bが透過表示された映像が得られる。

0061

なお、部品群Aについての透明化の指定は、部品群Aの映像中の色を薄い色に指定するだけでよい。これによって、部品群Aの映像を部品群Bの映像に重畳した場合に、部品群Aを透明化したのと同等の画像が得られる。そこで、構成部品毎に透明化の指定をする必要がなく、透明化指定の作業が簡略化され、作業時間が短縮化できる。また、透明化する部品群について外観の色を設定するため、見えない部分の貫通穴などが浮き彫りになったりせず、きれいな映像が得られる。さらに、表示に表れない部品については、データを省略することもできる。

0062

本実施形態の動画像データファイルの作成方法は、特に製造業において利用される。製造業では、製造するものについて、設計図を作成し、この設計図に基づいてものを製造する。そして、この設計図には、三次元CADが利用され、各製品について三次元CADデータが存在する場合が多い。工場設備の新規建設や改造などの場合においても、その設備の1つ1つについて、三次元CADを利用した設計が行われる。そこで、設備を構成する各種の構成部材については、三次元CADデータが存在する。

0063

一方、工場設備のメンテナンスや、作業手順などを説明するために、マニュアルなどが作成されるが、紙に印刷されたものを見ても手順などを理解することは難しい。また、作業手順などをビデオ撮影しても、作業者、他の機械、機械部品やその他機械装置などがじゃまになったり、内部が見えなかったりして、作業手順はわかりやすくできない。

0064

その点アニメーションであれば、非常にわかりやすい説明が可能である。ところがアニメーションを作成するのでは、作業量が膨大になり、また正確な形状を表現するのは難しい。

0065

本発明のように、三次元CADデータを基にして、これを変換してアニメーション用アプリケーションソフトに取り込むことで、アニメーションにおいて正しい形状を容易に得ることができる。そして、不要なデータを削除し、二次元のアニメーションとすることで、ノートパソコンなどによってもアニメーションを表示できる。また、アニメーションにおいて透明化などをすることで、内部まで見え、また作業者などがじゃまにならず、わかりやすい作業手順の提示が行える。

0066

また、アニメーションによる説明によれば、言葉による説明は基本的に不要にでき、外国などの工場においても作業手順の説明が容易である。

0067

また、このようなアニメーションによる作業手順の説明があれば、設備において不具合が生じた場合においても、だれでも簡単に復帰の作業が行える。また、すべての復帰の作業についてのデータを工場に備えておかなくても、電子メールで転送したり、工場の端末からホストにアクセスして表示することも可能である。

0068

また、前記動画像は、いろいろな装置についてのプレゼンテーションに利用されることが好適である。3DCADのデータを利用して作成されたアニメーション画像は、その大きさなどが非常に正確であり、これをプレゼンテーションに利用することによって、実際の装置のいろいろな動作などを模擬することができる。従って、装置販売のための営業マンが動画像についてのファイルを持ち歩き、ノートパソコンなどを利用して顧客に見せることで、その装置について非常にわかりやすい説明が行える。

0069

また、前記製品は、工場の設備であり、前記部品が設備を構成する装置であり作成された動画像は、工場設備のプレゼンテーション用として利用されることが好適である。

0070

工場設備の配置などは、従来より模型などをつくって、いろいろ検討がなされるが、装置や人の動きなどを考慮することが困難である。アニメーションであれば、装置の動きや人の動きなども模擬することが容易である。

0071

特に、動画像データをはじめからアニメーションで作成すると、正確な形状を表すことが困難であるが、CADにより作成したものをアニメーション用アプリケーションソフトに取り込むことでそれぞれの要素の形状を正確なものとして表現することができる。

0072

また、アニメーション用アプリケーションソフトを利用して、人の動画像を追加することを特徴とするデータを追加することが好適である。これによって、人の動きを容易に模擬することができる。

0073

また、本発明は、上述のような作成されたデータファイルを記録した媒体である。この媒体は、CD−ROM、フロッピー登録商標)ディスクなどデータを記憶できるものであれば何でもよく、通信で提供されてもよい。

0074

なお、上述の実施形態においては、3DCADのモデリングデータをSTL形式で出力し、これをDXF形式に変換してアニメーション用アプリケーションソフトに読み込んだ。しかし、アニメーション用アプリケーションソフトへの読み込み手順に限らず他の形式を経由してもよい。

発明の効果

0075

以上説明したように、本発明によれば、3DCADと、アニメーション用アプリケーションソフトを利用して、作業説明などのアニメーションを作成でき、また部品の効率的な透明化や塗り分けを行うことができる。

図面の簡単な説明

0076

図1動画像データファイル作成の作業を示すフローチャートである。
図2組み付け状態の表示例を示す図である。
図3部品毎のタイムラインの表示例を示す図である。
図4透明化の表示例を示す図である。
図5部品の移動状態の表示例を示す図である。
図6画面遷移の表示例を示す図である。
図7着色の例を示す図である。
図8別の動きをする部材を有する部品の表示例を示す図である。
図9透明化の別の表示例を示す図である。

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