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技術 壁面材と補強材との連結構造

出願人 三菱化学産資株式会社共和コンクリート工業株式会社
発明者 稲田克彦吉川進伊藤隆二奈良岡睦彦
出願日 1999年11月8日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 1999-316884
公開日 2001年5月15日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2001-131979
状態 特許登録済
技術分野 根切り,山留め,盛土,斜面の安定
主要キーワード 字ロッド 形状空間 回動軸中心 各補強材 地盤変化 積み重ね作業 多孔板状 垂直変位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年5月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

連結金具を介して壁面材補強材を連結する作業を容易に行うことができると共に、施工後において、壁面材の裏側に充填した盛土材圧密沈下等による変化が生じても、この盛土材内に埋設された補強材が破断することがないようにする。

解決手段

両端を壁面材1の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッド6と、棒材をU形状に形成したU形ロッド12に、このU形ロッドの長手方向にスライド自在にすると共に、抜け方向に係合するようにして連結部材13を連結し、かつこの連結部材にブラケット14を設けた連結金具11と、壁面材の背面側に充填する盛土材17内に埋め込む補強材8の一端に設けたブラケット10とからなり、連結ロッドを連結金具のU形ロッドの内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具13のブラケット14に補強材8のブラケット10を連結する構成となっている。

概要

背景

従来の壁面材補強材との連結構造は、(1)特開平7−90865号公報、(2)特公平8−6325号公報、(3)特公平6−96856号公報、及び(4)実開平3−79345号明細書に示されたものが知られている。

従来の技術(1)は積み重ねる壁面材内に補強鉄筋を上下に連続して挿通し、壁面材の背後に盛られた盛土材内に埋設した補強材の一端部を上記補強鉄筋に直接連結した構成になっている。そしてこの連結部はモルタルにて固められている。また、従来の技術(2)は、壁面材の背面にスライド型補強材連結部材が装着されており、この連結部材に補強材の一端が上下方向へのスライドと、左右方向への揺動が可能に連結された構成になっている。また従来の技術(3)には、補強材に所定の平面形状を有するエキスパンドメタルを用いた例が記載されている。さらに従来の技術(4)には、壁面材と補強材の相対する回動変位及び垂直変位の各吸収機構が備わっている連結体を用いた連結構造が示されている。

概要

連結金具を介して壁面材へ補強材を連結する作業を容易に行うことができると共に、施工後において、壁面材の裏側に充填した盛土材の圧密沈下等による変化が生じても、この盛土材内に埋設された補強材が破断することがないようにする。

両端を壁面材1の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッド6と、棒材をU形状に形成したU形ロッド12に、このU形ロッドの長手方向にスライド自在にすると共に、抜け方向に係合するようにして連結部材13を連結し、かつこの連結部材にブラケット14を設けた連結金具11と、壁面材の背面側に充填する盛土材17内に埋め込む補強材8の一端に設けたブラケット10とからなり、連結ロッドを連結金具のU形ロッドの内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具13のブラケット14に補強材8のブラケット10を連結する構成となっている。

目的

本発明は上記のことに鑑みなされたもので、壁面材の背面に固着された連結部材と盛土材中に埋設される補強部材との連結を極めて容易に行うことができると共に、盛土材に圧密沈下等の変化が生じても、補強材が破断することがないようにした壁面材と補強材との連結構造を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

両端を壁面材の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッドと、棒材をU形状に形成したU形ロッドに、このU形ロッドの長手方向にスライド自在にすると共に、抜け方向に係合するようにして連結部材を連結し、かつこの連結部材にブラケットを設けた連結金具と、壁面材の背面側に充填する盛土材内に埋め込む補強材の一端に設けたブラケットとからなり、連結ロッドを連結金具のU形ロッドの内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具のブラケットに補強材のブラケットを連結することを特徴とする壁面材と補強材との連結構造

請求項2

両端を壁面材の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッドと、板材をU形状に形成したU形板の先端部に、このU形板の対向する先端部に軸部材回動自在に連結し、かつ、この軸部材にブラケットを設けた連結金具と、壁面材の背面側に充填する盛土材内に埋め込む補強材の一端に設けたブラケットとからなり、連結ロッドを連結金具のU形板の内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具のブラケットに補強材のブラケットを連結することを特徴とする壁面材と補強材との連結構造。

技術分野

0001

本発明は、複数段積み重ねられた各壁面材の背面側に盛土材充填すると共に、この盛土材の中に、上記壁面材の背面に連結した補強材を埋め込むようにした補強土擁壁における壁面材と補強材との連結構造に関するものである。

背景技術

0002

従来の壁面材と補強材との連結構造は、(1)特開平7−90865号公報、(2)特公平8−6325号公報、(3)特公平6−96856号公報、及び(4)実開平3−79345号明細書に示されたものが知られている。

0003

従来の技術(1)は積み重ねる壁面材内に補強鉄筋を上下に連続して挿通し、壁面材の背後に盛られた盛土材内に埋設した補強材の一端部を上記補強鉄筋に直接連結した構成になっている。そしてこの連結部はモルタルにて固められている。また、従来の技術(2)は、壁面材の背面にスライド型補強材連結部材が装着されており、この連結部材に補強材の一端が上下方向へのスライドと、左右方向への揺動が可能に連結された構成になっている。また従来の技術(3)には、補強材に所定の平面形状を有するエキスパンドメタルを用いた例が記載されている。さらに従来の技術(4)には、壁面材と補強材の相対する回動変位及び垂直変位の各吸収機構が備わっている連結体を用いた連結構造が示されている。

発明が解決しようとする課題

0004

これらの従来の技術のうち、(1)〜(3)のものでは、盛土材内に埋設される各補強材の一端が、壁面材の背面に固設した連結部材に直接的に連結される構成となっていたため、たとえ従来の技術(2),(3)に示されたもののように、この連結部に上下方向及び左右方向に自由度があっても、比較的大きく、かつ剛体構成の部材である補強材の端部を、壁面材に固着されていて全く自由度のない連結部材に連結するための作業はやっかいであった。また従来の技術(4)のものでは、壁面材と補強材とを連結する連結体には、壁面材と補強材の相対する回転変位及び垂直変位の各吸収機構が備わっているが、この連結体の上下方向及び左右方向への回動変位はそれぞれの回動軸中心に対して行われる構造になっているため、それぞれの回動固定軸を中心にして行われることになり、壁面材と補強材との連結には、上下方向及び左右方向への回動方向への自由度こそ有してはいるが、この回動連結部の連結は窮屈であり、これの連結作業がやっかいである。

0005

本発明は上記のことに鑑みなされたもので、壁面材の背面に固着された連結部材と盛土材中に埋設される補強部材との連結を極めて容易に行うことができると共に、盛土材に圧密沈下等の変化が生じても、補強材が破断することがないようにした壁面材と補強材との連結構造を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明に係る壁面材と補強剤との連結構造は、両端を壁面材の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッドと、棒材をU形状に形成したU形ロッドに、このU形ロッドの長手方向にスライド自在にすると共に、抜け方向に係合するようにして連結部材を連結し、かつこの連結部材にブラケットを設けた連結金具と、壁面材の背面側に充填する盛土材内に埋め込む補強材の一端に設けたブラケットとからなり、連結ロッドを連結金具のU形ロッドの内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具のブラケットに補強材のブラケットを連結することを特徴とする壁面材と補強材との連結する構成になっている。

0007

また、他の発明に係る壁面材と補強材との連結構造は、両端を壁面材の背面部に一体状に埋設して縦方向に設けた連結ロッドと、板材をU形状に形成したU形板の先端部に、このU形板の対向する先端部に軸部材を回動自在に連結し、かつ、この軸部材にブラケットを設けた連結金具と、壁面材の背面側に充填する盛土材内に埋め込む補強材の一端に設けたブラケットとからなり、連結ロッドを連結金具のU形板の内側に通して連結ロッドと連結金具を連結し、連結金具のブラケットに補強材のブラケットを連結する構成となっている。

0008

連結金具は、壁面材の連結ロッドに、上下方向・左右方向及び前後方向のあらゆる方向に対して極めて大きな自由度を有して連結される。従ってこの連結金具を介して壁面材へ補強材を連結する作業を容易に行うことができる。また補強材は盛土材の圧密沈下に応じて変形して破断が防止される。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図中1は壁面材の一例であるコンクリートブロックで、このコンクリートブロック1は前傾形状になっている壁面部分2と、この壁面部分2の背面で、かつ横方向に離間する位置に突設された2本の脚部分3,3とからなっている。脚部分3,3の上面には突起4が、また下面にはこの突起4に対応する凹部5が設けてあり、コンクリートブロック1を千鳥状あるいは平積み状に積み重ねた状態で、下側のコンクリートブロック1の突起4に上側のコンクリートブロック1の凹部5が係合するようになっている。

0010

コンクリートブロック1の各脚部分3,3には両端をコンクリートブロック1内に両端部を埋設した連結ロッド6が上下方向に設けてある。この連結ロッド6は図1に示すように脚部分3,3の端面にコ字状に突設する構成、あるいは図2に示すように脚部分3,3に凹部7を設け、この凹部7内に設けた構成にする。

0011

8は盛土材内に埋設される補強材で、この補強材8はプラスチックによる格子構成のシート状になっている。そしてこの補強材8の一側端部にこれの全幅にわたる長さの支持ロッド9が巻き掛け等の手段で結合されており、この支持ロッド9に上記コンクリートブロック1の2つの連結ロッド6,6の間隔と略同じ間隔でブラケット10,10が設けてある。補強材8は図4に示すように連結金具11にてコンクリートブロック1の脚部分3,3に設けた連結ロッド6,6に連結されるようになっている。

0012

補強材8はシート状になっているものであれば、網状、多孔板状等のいずれのものでもよい。またこれの構成材料金属材プラスチック材等いずれでもよい。この補強材8の幅はコンクリートブロック1の幅と略同一になっている。

0013

連結金具11は図5に拡大して示すようになっていて、棒材をU形状に形成したU形ロッド12と、このU形ロッド12の2本のロッド部の先端に連結する連結部材13とからなっている。連結部材13に設けられたブラケット14と上記補強材8のブラケット10がそれぞれに設けた孔にボルト15を通し固着することにより連結されるようになっている。

0014

U形ロッド12と連結部材13との連結は、U形ロッド12のロッド部が連結部材13を貫通し、これの先端に固着されたナット等のフランジ部材12aにて抜け方向に係合することによりなされる。従ってU形ロッド12と連結部材13とはロッド部の長さ方向にわたって移動自在に連結される。連結金具11とコンクリートブロック1側の連結ロッド6との連結は、連結金具11のU形ロッド12の内側に連結ロッド6を通すことにより行われる。これにより、連結金具11はコンクリートブロック1側の連結ロッド6に対して上下方向のスライドはもちろんのこと、連結ロッド12のU形状空間の範囲にわたって自由に動けるように連結される。

0015

図6は異なる実施形態の連結金具11′を示すもので、板材にて構成されたU形板12′の先端部にブラケット14′を有する連結部材13′が上下方向に回動自在に連結されている。この連結金具11′にあっても、連結ロッド6に対して上下方向のスライドのほかにあらゆる方向に極めて大きなが自由を有した連結を行うことができる。

0016

次に上記構成における連結構造を用いた補強土擁壁の施工方法図7を参照して説明する。

0017

まず、地盤中に基礎16を造成し、この基礎16上に1段目のコンクリートブロック1を積むと共に、これの裏側に盛土材17を充填する。そしてこれと共にコンクリートブロック1の連結ロッド6に連結金具11,11′を介して補強材8を連結し、この補強材8を上記盛土材17内に埋設していく。以下コンクリートブロック1を順次積み重ねると共に、各段ごとに盛土材17の充填及び補強材8の連結を行っていく。

0018

この積み重ね作業時における各コンクリートブロック1に対する補強材8の連結は、連結金具11,11′がコンクリートブロック1の連結ロッド6に対して上下方向及び前後方向へのスライドとあらゆる方向への回動自由に行われることにより、補強材8の姿勢が整然となっていない場合、例えば盛土材17の充填状況によって補強材8が水平方向に対して傾斜していたり、コンクリートブロック1に対する高さが一定でない場合でも、この連結具11,11′により容易に連結することができる。

0019

また、上記施工後において、壁面材1の裏側に充填した盛土材17が圧密沈下、あるいは地盤が変化すると、各壁面材1に連結された補強材8もこれに伴って変化するが、補強材8を壁面材1に連結している連結金具11,11′の壁面材1に対する自由度により、補強材8は上記盛土材17の変化に応じて自由に追随され、地盤変化によるこれの破断が防止される。

0020

なお、上記実施の形態に示した壁面材1の形状は、特にここで示した形状に限定されるものではないことはいうまでもない。図1に示したコ字状に形成される連結ロッド6を用いる場合、背面が平面なら他の部分の形状は特に問わない。

発明の効果

0021

本発明によれば、壁面材の背面部に補強材を連結する連結金具を、壁面材に対して、上下方向、左右方向及び前後方向のあらゆる方向に対して極めて大きな自由度を有して連結することができる。従ってこの連結金具を介して壁面材へ補強材を連結する作業を容易に行うことできる。

0022

また、施工後に、壁面材の裏側に充填した盛土材が圧密沈下等により変化しても、補強材は壁面材との連結部にて変形して上記盛土材の変化に追随することができ、盛土材変化による補強材の破断を防止できる。

図面の簡単な説明

0023

図1壁面材となるコンクリートブロックの背面部を示す斜視図である。
図2壁面材となるコンクリートブロックの背面部の他例を示す斜視図である。
図3補強材の一例を示す一部破断平面図である。
図4コンクリートブロックと補強材との連結状態を示す側面図である。
図5連結具の一例を示す斜視図である。
図6連結具の他例を示す斜視図である。
図7コンクリートブロックの積み重ね状態を示す説明図である。

--

0024

1…コンクリートブロック、2…壁面部分、3…脚部分、4…突起、5,7…凹部、6…連結ロッド、8…補強材、9…支持ロッド、10,14…ブラケット、、11,11′…連結金具、12…U字ロッド、12′…U字板、13,13′…連結部材、15…ボルト、16…基礎、17…盛土材。

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