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技術 ベスト

出願人 旭化成せんい株式会社
発明者 浜松健治
出願日 1999年11月1日 (21年0ヶ月経過) 出願番号 1999-311098
公開日 2001年5月15日 (19年6ヶ月経過) 公開番号 2001-131810
状態 未査定
技術分野 上着、コート 衣服の細部 編地 衣服の材料
主要キーワード 二列針床 ダブルラッシェル編機 表面布帛 首廻り 織物片 表裏二層 タック組織 リュック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年5月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

快適性保温性衝撃吸収性に優れたレジャ−用ベストの提供。

解決手段

表面布帛表裏二層編地と該編地を連結する連結糸より構成された二重編地からなる衝撃吸収性布帛を組み合せ、着脱容易結合したレジャー用ベスト

概要

背景

魚釣りハイキング等のレジャー時に着用するベストにあっては、運動による発汗、特にリュックを背負っている場合における発汗で、背中が蒸れる等の問題がある。この発汗による蒸れを防止するために、背中の部分にシングルラッセル編地を用いたベストが考案されている。このアイデアは、確かに通気性を高めるものではあるが、リュックを背負ったとき、リュックの衝撃がそのまま背中に伝わる欠点があった。また、冬場の着用では、通常のベストに比べれば保温性を欠いているという問題があった。

背負ったリュックからの衝撃を緩衝するために、背中の部分に発泡ウレタン綿状の繊維等を内部に挿入して縫製したベストも考案されているが、この設計では、通気性がさらに劣り、発汗等の蒸れの軽減には逆効果となっており、また着衣を分厚くするので、運動機能も損なわれる。

概要

快適性、保温性、衝撃吸収性に優れたレジャ−用ベストの提供。

表面布帛表裏二層編地と該編地を連結する連結糸より構成された二重編地からなる衝撃吸収性布帛を組み合せ、着脱容易結合したレジャー用ベスト

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
5件

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請求項1

表裏編面を構成する糸と該表裏編面を連結する連結糸とから編成された二重編地裏地の一部または全面に使用し、かつその裏地を覆う表地着脱可能に結合して組み合せられてなるレジャー用ベスト

請求項2

二重編地が厚み1〜15mm、目付50〜1000g/m2、通気度が少なくとも200cm3 /cm2 /secを示し、二重編地平面5cm2 あたりに占める連結糸の総断面積が0.05〜4.0cm2 であることを特徴とする請求項1記載のレジャー用ベスト。

技術分野

0001

本発明は、魚釣りハイキング等のレジャーに用いられる、発汗等による蒸れ防止性を有し、保温性衝撃吸収性をも兼備するレジャー用ベストに関する。

背景技術

0002

魚釣り、ハイキング等のレジャー時に着用するベストにあっては、運動による発汗、特にリュックを背負っている場合における発汗で、背中が蒸れる等の問題がある。この発汗による蒸れを防止するために、背中の部分にシングルラッセル編地を用いたベストが考案されている。このアイデアは、確かに通気性を高めるものではあるが、リュックを背負ったとき、リュックの衝撃がそのまま背中に伝わる欠点があった。また、冬場の着用では、通常のベストに比べれば保温性を欠いているという問題があった。

0003

背負ったリュックからの衝撃を緩衝するために、背中の部分に発泡ウレタン綿状の繊維等を内部に挿入して縫製したベストも考案されているが、この設計では、通気性がさらに劣り、発汗等の蒸れの軽減には逆効果となっており、また着衣を分厚くするので、運動機能も損なわれる。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、蒸れにくく快適性、保温性に富み、又衝撃吸収性、運動機能に優れたレジャー用ベストの提供にある。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、レジャー用ベストを構成する表裏布帛の内容と快適性や保温性機能および衝撃吸収機能等との相関を検討した結果、本発明をなすに至った。すなわち本発明は、通常の天然繊維化学繊維もしくは合成繊維の布帛、天然繊維もしくは化学繊維と合成繊維との交織、交編布帛またはこれらの布帛に吸水性速乾性透湿性防水性等の機能を付与した布帛である表地と通気性、保温性及び衝撃吸収性をもつ二重編地裏地として表地の一部裏面又は全裏面に着脱可能に結合して組み合せて構成したレジャー用ベストであり、特に裏地として用いられる二重編地は、その表裏二面が該二面の連結糸で構成されてなることを特徴とするレジャー用ベストである。

0006

本発明のレジャー用ベストは、裏地の一部又は全部を構成する二重編地が通気性に優れ、蒸れにくく快適性に富み、対衝撃吸収性にも優れており、そして裏地と表地布帛との着脱が可能に結合されている。かくして、夏期には表地布帛を取り外せば、さらに通気性を高めることができ、期には表地布帛を組み合せておくことで、二重編地の内部空気拡散が抑えられることで保温性に優れる着衣として機能する。

0007

本発明でいう二重編地は、二列針床を有する編機で形成される編地であって、例えばダブルラッシェル機ダブル丸編機等で編成できる表裏二層の編地と連結糸で構成される編地であって、その一例は図5に示すように、表編地(5)と裏編地(6)のそれぞれの面を連結糸で連結してなる二重編地である。表裏各面を編む糸および表裏編繊維を連結する糸は、特に素材種が限定されるものでなく、ポリエステルポリアミドポリアクリロニトリル等の合成繊維やキュプラレーヨン等の再生セルロース繊維有機溶剤紡糸されたいわゆる精製セルロース繊維、さらにはウール木綿といった天然繊維であってもよいが、速乾性に富んだ合成繊維が好ましく、また、それらの繊維に吸水性、速乾性等の機能を付与したものであればさらに好ましい。

0008

二重編地の通気性を高めるために一方の編地又は表裏両面の編地をメッシュ編地、マーキゼット編地等複数の開口部を有するメッシュ状編地とすることが好ましい。表裏二層の編地が、同一または異なる組織を有するメッシュ状編地で形成されていてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、添付の図面を参照して、本発明の実施態様を説明する。図1の正面右斜視外観図図2の正面外観図で示されるように、本発明に係る短い無し上着であるレジャー用ベスト(10)は、綿紡績糸織物等の生地からなる袖無しの上着の前身(1)と後身頃(4)、二重編地片でなる裏地(2)とが袖口首廻りを除いて肩部胴部脇で縫製等で結合され、さらに、後身頃(4)に図3背面外観図で示すように二重編地片の背側表面を覆って綿紡績糸織物等の表地(2)がファスナー等の固着手段(3),(3′)を用いて着脱可能に取り付けられている。

0010

本発明においては、二重編地の使用部位は特に限定されるものではないが、衝撃吸収性、通気性、透湿性、保温性、表生地との脱着性を考慮した場合、後身頃部及びショルダー部に使用することが好ましい。このように、前記した通気、透湿性を示す二重編地が所望の形状、サイズに裁断された後、先ずは通常の表地の前身頃と縫製により結合されてベストの形状に縫製され、次いで、二重編地による後身頃に、その部分と同面積かそれよりもやや大きいサイズの表地織物が着脱自在に結合される。二重編地後身頃片とその背面を被覆する表地織物片との結合は、脱着を簡便ならしめる目的で、マジックテープやファスナー、ボタンホック等にすることが好ましい。

0011

表裏編地を構成する糸は、単糸繊度が0.1〜25デシテックス程度、トータル繊度が50〜1700デシテックス程度のマルチフィラメントであることが好ましい。連結糸は、特に限定されるものではないが、適度な弾力性反発性を得るために、好ましくは単糸繊度が15〜1700デシテックス、より好ましくは50〜600デシテックスのモノフィラメント又はマルチフィラメントが用いられる。二重編地の平面の5平方センチ当たりの連結糸の本数をN(本/5cm2 )とし、連結糸の繊度をT(g/1×106 cm)、連結糸の密度をρ(g/cm3)としたとき、算出される二重編地5平方センチの中にある連結糸の総断面積{(N・T)÷(1×106 ・ρ)}が0.05〜4.0cm2 、好ましくは0.1〜2.0cm2 であると、嵩高性、弾力性並びに通気性、透湿性、透水性洗濯での汚れ落ち易さ)に優れ、かつ、そのバランスにも優れておりレジャー用ベストの衝撃吸収材として最適なものとなる。0.05cm2 未満では弾力性が、4.0cm2 を超えると通気性、透湿性、透水性が不充分となる。

0012

連結糸は、表裏編地中にループ状編み目を形成してもよく、表裏編地にタック組織状に引っかけた構造でもよく、要は表裏編地を結び付けておればよく、必要に応じて連結糸を傾斜して配置したり、X状に交叉して配置してもよい。二重編地の厚さは、1〜15mm、好ましくは2.5〜8mm程度がよく、1mm未満の場合は衝撃吸収性に問題があり、15mmを超える場合は運動機能性が問題となる。

0013

二重編地の目付は、50g/m2 〜1,000g/m2 、好ましくは100g/m2 〜600g/m2 程度がよい。50g/m2 未満では衝撃吸収性を欠き、1,000g/m2 を超える場合には、着用者の運動機能が損なわれるおそれがある。二重編地は、その通気度が少なくとも200cm3 /cm2 /secであることがことが好ましく、更に好ましくは400cm3 /cm2 /secよりも大きいことがよく、これにより充分な通気性、透湿性が得られ、運動時に発生した発散することができ、快適性を維持することができる。それを下回る通気度では充分な通気性、透湿性が得られず、発汗時の快適性が維持できない。また、二重編地は必要に応じて複数枚重ねて用いることこともできる。

0014

以下の実施例により本発明を更に具体的に説明する。なお、実施例中の通気度は、JIS−L−1096−1990の通気性A法に準じて測定した。

0015

(実施例)綿織物でなる表生地でなる市販の釣り用ベストの後身頃部(4)を切り取り、その切り取った後身頃片と同サイズ・形状の二重編地片(2)を後述の二重編地から裁断して調製して、ベストの前身頃部に縫製により結合し、背面裏地(2)が通気、保温、衝撃吸収性を有する図5の二重編地片で構成された釣り用べストを調製した。さらに、上記のベストの二重編地片背面に、先に切り取った綿織物表地を表面としてなる後身頃片をその脇腹縁とショルダー部縁部にファスナーで図3で示されるように着脱可能に取り付けた釣り用ベストを製作した。図4は、後身頃の背面部表地を外した状態を示す。

0016

この実施例のベストの後身頃の二重編地で構成した裏地片は、18GGのダブルラッシェル編機を用いて表裏の編地を167dtex/48fのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸で、連結糸には200dtexのポリアミドモノフィラメント糸を用いて編成して、厚さ4mm、目付300g/m2 、通気度400cm3 /cm2 /sec以上、5平方センチ当たりの連結糸の総断面積が0.47cm2 の二重編地を裁断することで調製したものである。

0017

このようにして、得られた釣り用ベストを、まず、後身ごろを二重編地のみの状態で5人のモニターで着用テストした結果、5人全員が従来同様の運動機能を有しながら、通気性、透湿性が極めて良好で、運動時の発汗による蒸れがなく快適なものであるとの評価を得た。このベストは、中身の詰まったリュックサックを背負っても、リュックサックからの衝撃が緩和されたとの評価を得た。評価結果を表1にまとめで示す。

0018

(実施例2)実施例1で調製したベストの二重編地片の背面側に、図3に示されるように後身頃の綿織物表地をショルダー部の被覆するようにファスナーで着脱可能に、取り付けて5人のモニターで着用テストした結果、前記同様に運動機能が損なわれずに、さらに、保温性においても良好との評価であった。評価結果を表2にまとめで示す。

0019

(比較例1)実施例1において使用した市販の釣り用ベストを、二重編地を使用しない状態でそのまま5人のモニターで着用テストした。その結果、通気性が殆んど無く、運動時の発汗による蒸れが強く、かぶれ等の不快感訴える人が多かった。さらに、中身の詰まったリュックサックを背負って運動したとき、リュックサックからの衝撃がそのまま背中に伝わり、長時間の使用に耐えられないとの評価が多かった。また、保温性においても、本発明のベストに比べ不充分なものであった。評価結果を実施例と対照して表1及び2に示す。

0020

0021

発明の効果

0022

本発明は、高い通気性によって使用者に不快感与えず、冬季の使用においても保温性に優れており、適度な衝撃吸収機能を有するレジャー用ベストを提供することができる。

図面の簡単な説明

0023

図1本発明のベストの右正面斜視主体外観を示す。
図2本発明のベストの正面外観を示す図である。
図3本発明のベストの背面の外観を示す図で、背面部表地を一部脱着して二重編地の裏地が露出してみえる状態で示す。
図4本発明のベストの背面の外観を示す図で、背面部表地を取り外した状態を示す。
図5後身頃の裏地を構成する二重編地の組織の一例の拡大斜視図を示す。

--

0024

1…正面部表地
2…背面部二重編の裏地
3,3′…ファスナー
4…背面部表地
5…二重編地の表側編地
6…二重編地の裏側編地
7…二重編地の連結糸

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