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技術 耳せん

出願人 ミミー電子株式会社
発明者 大和田健次郎青木喜九雄大串正彦
出願日 1999年10月29日 (19年1ヶ月経過) 出願番号 1999-308170
公開日 2001年5月8日 (17年7ヶ月経過) 公開番号 2001-120590
状態 拒絶査定
技術分野 防音、遮音、音の減衰 眼耳の治療、感覚置換 補聴器
主要キーワード 貫通孔内径 折曲性 嵌入状態 導音孔 屈曲度 導音管 貫通孔部分 連結チューブ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

外耳道への挿入性が良く、保持性及びハウリング防止性と共に、操作性の優れた安価な耳せんを提供すること。

解決手段

椀状フランジ6bを有する主部8aと、椀状フランジ7bを有する壁面密着部8bとからなり、外耳道11の奥まで挿入可能な長さの耳せん8を、シリコンゴムを用いて一体に形成し、この長さ方向に貫通する貫通孔15を設け、この耳せん8を補聴器等の導音部に連結して用いる。これにより、外耳道へ容易に挿入されて椀状フランジ7bが外耳道11の耳壁に密着し、耳せん8を外耳道内に安定して保持して遮音するためハウリングを生じず、操作性の良い安価な耳せんを得ることができる。

概要

背景

従来、補聴器では、耳せん耳穴に保持するときに音が外に漏れるのを防止するために、耳穴に嵌合させる耳せんが種々使用されている。

図10は、箱形補聴器26の一例を示し、本体25のマイクロホン(図示省略)による受音増幅され、リード線23を介してイヤホーン21に接続した耳せん22から聴きとられる。また、図11は形補聴器30の一例を示し、同様に本体29に内蔵されたマイクロホンによる受音が増幅され、導音管24に接続した耳せん22から聴きとられる。

この耳せん22は、先端に後方側が解放された椀状フランジが形成され、耳穴に差し込んだ際に、この椀状フランジが外耳道の壁面に係合して外耳道を塞ぎ、耳せん22を外耳道内に保持するようになっている。

概要

外耳道への挿入性が良く、保持性及びハウリング防止性と共に、操作性の優れた安価な耳せんを提供すること。

椀状フランジ6bを有する主部8aと、椀状フランジ7bを有する耳壁面密着部8bとからなり、外耳道11の奥まで挿入可能な長さの耳せん8を、シリコンゴムを用いて一体に形成し、この長さ方向に貫通する貫通孔15を設け、この耳せん8を補聴器等の導音部に連結して用いる。これにより、外耳道へ容易に挿入されて椀状フランジ7bが外耳道11の耳壁に密着し、耳せん8を外耳道内に安定して保持して遮音するためハウリングを生じず、操作性の良い安価な耳せんを得ることができる。

目的

この先願の耳せんによれば、屈曲の多い外耳道に容易に挿入でき、椀状フランジによって外耳道への耳せんの保持性も良く、ハウリング防止性も良い安価な耳せんを提供することがきる。しかし、このように先願の耳せんは優れた特長を有するものの、椀状フランジの着脱位置調整等が面倒であるとか、その位置ずれが生じる場合があること等、なお改善の余地があることが分かった。

そこで、本発明の目的は、外耳道への挿入をはじめとする操作性、保持性及びハウリング防止性を一層向上させた耳せんを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

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請求項1

外耳道の第1屈曲部から第2屈曲部にまで至る任意の長さの可撓性本体と、この可撓性本体の前端から後端にかけて長さ方向に貫通した貫通孔と、前記第1屈曲部に対応する位置において前記可撓性本体に一体に設けられた可撓性環状フランジとを有し、前記可撓性環状フランジが壁面に密着して前記可撓性本体が保持される耳せん

請求項2

外耳道の第1屈曲部から第2屈曲部にまで至る任意の長さの可撓性本体と、この可撓性本体の前端から後端にかけて長さ方向に貫通した貫通孔と、前記第1屈曲部に対応する位置において前記可撓性本体に配された可撓性環状フランジとを有し、前記可撓性本体が、本体主部と、前記環状フランジを有する管状の耳壁面密着部とからなり、この耳壁面密着部に対し前記本体主部が前記貫通孔の途中深さまで着脱可能に嵌入され、この嵌入状態で前記環状フランジが耳壁面に密着して前記可撓性本体が保持される耳せん。

請求項3

前記可撓性本体の前端部に第2の可撓性環状フランジが設けられ、この第2の環状フランジによって案内されつつ前記可撓性本体が前記外耳道内に挿入される、請求項1又は2に記載した耳せん。

技術分野

0001

本発明は、耳せんに関し、例えば補聴器の使用に際して好適な耳せんに関するものである。

背景技術

0002

従来、補聴器では、耳せんを耳穴に保持するときに音が外に漏れるのを防止するために、耳穴に嵌合させる耳せんが種々使用されている。

0003

図10は、箱形補聴器26の一例を示し、本体25のマイクロホン(図示省略)による受音増幅され、リード線23を介してイヤホーン21に接続した耳せん22から聴きとられる。また、図11形補聴器30の一例を示し、同様に本体29に内蔵されたマイクロホンによる受音が増幅され、導音管24に接続した耳せん22から聴きとられる。

0004

この耳せん22は、先端に後方側が解放された椀状フランジが形成され、耳穴に差し込んだ際に、この椀状フランジが外耳道の壁面に係合して外耳道を塞ぎ、耳せん22を外耳道内に保持するようになっている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、外耳道は図2に示すように第1屈曲部12及び第2屈曲部13があり、上記した耳せん22は第1屈曲部12に突き当たってそれ以上は挿入できないため、保持性が悪く、口を動かしただけでも外れ易い。また、外耳道11の形状は各人で異なるため、遮音すべき椀状フランジと外耳道壁11aとの間に隙間が生じて音が漏れ、ハウリングを起こし易い。

0006

補聴器におけるハウリング防止の最も有効な方法は、外耳道11の形状を忠実再現したイヤモールド導音孔を設けて、これにイヤホーンを接続すれば、外耳道が完全に密閉されるためハウリングを防止することはできるが、各人で異なる外耳道の形状に合わせてのイヤモールドの作製は、時間がかかる上に非常に難かしいため高額の費用を要し、しかもその装着も簡単ではなく、特に高齢者等に不向きである。

0007

このため、本発明者は上記の問題を解決すべく、可撓性本体がその長さ方向に貫通孔を有し、この可撓性本体の先端に可撓性の椀状フランジが設けられ、その後方に可撓性の椀状フランジが着脱可能に設けられてよい耳せんを特願平11−118368号(平成11年4月26日出願:以下、先願と称する。)により提案した。

0008

この先願の耳せんによれば、屈曲の多い外耳道に容易に挿入でき、椀状フランジによって外耳道への耳せんの保持性も良く、ハウリング防止性も良い安価な耳せんを提供することがきる。しかし、このように先願の耳せんは優れた特長を有するものの、椀状フランジの着脱や位置調整等が面倒であるとか、その位置ずれが生じる場合があること等、なお改善の余地があることが分かった。

0009

そこで、本発明の目的は、外耳道への挿入をはじめとする操作性、保持性及びハウリング防止性を一層向上させた耳せんを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

即ち、本発明は、外耳道の第1屈曲部から第2屈曲部にまで至る任意の長さの可撓性本体と、この可撓性本体の前端から後端にかけて長さ方向に貫通した貫通孔と、前記第1屈曲部に対応する位置において前記可撓性本体に一体に設けられた可撓性環状フランジとを有し、前記可撓性環状フランジが耳壁面に密着して前記可撓性本体が保持される耳せん(以下、本発明の第1の耳せんと称する)に係るものである。

0011

本発明の第1の耳せんによれば、この耳せんの使用時には可撓性本体の柔軟な折曲性によって、この本体の先端が外耳道の屈曲部に追随して変形しながら、その先端を外耳道の奥まで容易に挿入することができると共に、可撓性環状フランジが一体に設けられるため、位置ずれすることなしに外耳道の入り口側の第1屈曲部の耳壁面に強力に密着することから、可撓性本体を外耳道内に安定かつ十分な密着力で保持させつつ遮音することができる。従って、この耳せんを補聴器等の導音部に連結して使用すれば、ハウリングを生じることなく貫通孔を介して導音することができ、可撓性本体に可撓性環状フランジを一体成形により製造すればコスト低減ができ、また、貫通孔の径を音波が通過しないように縮径して形成すれば防音用耳せんとして使用することもできる。

0012

また、本発明は、外耳道の第1屈曲部から第2屈曲部にまで至る任意の長さの可撓性本体と、この可撓性本体の前端から後端にかけて長さ方向に貫通した貫通孔と、前記第1屈曲部に対応する位置において前記可撓性本体に配された可撓性環状フランジとを有し、前記可撓性本体が、本体主部と、前記環状フランジを有する管状の耳壁面密着部とからなり、この耳壁面密着部に対し前記本体主部が前記貫通孔の途中深さまで着脱可能に嵌入され、この嵌入状態で前記環状フランジが耳壁面に密着して前記可撓性本体が保持される耳せん(以下、本発明の第2の耳せんと称する。)に係るものである。

0013

本発明の第2の耳せんによれば、可撓性本体の主部と環状フランジを有する管状の耳壁面密着部とで構成され、この耳壁面密着部に対して本体主部が貫通孔の途中深さまで嵌入されるので、耳壁面密着部への本体主部の嵌入深さを調整すれば、上記した第1の耳せんと同様な形状に形成され、第1の耳せんと同様に外耳道の奥まで容易に挿入することができると共に、環状フランジが外耳道の第1屈曲部において耳壁面に密着し、上記した第1の耳せんと同等の効果を奏し、補聴器等の耳せんとして使用することができ、また、貫通孔の径を小さく形成すれば、第1の耳せんと同様に防音用耳せんとすることができる。そして、耳壁面密着部に本体主部が嵌入された状態では、残りの貫通孔部分は補聴器の導音部を嵌入したり、或いはそのままにしておいて防音用耳せんとして使用可能になる等、用途に応じた多機能化が可能となる。

0014

ここにおいて、上記の「一体に設けられる」とは、一体成形に限らず、別体として形成された部品接着により一体化した状態も含む概念である。

発明を実施するための最良の形態

0015

上記した第1及び第2の耳せんにおいては、例えば図1に示すように、前記可撓性本体の前端部に後方が椀状に解放された第2の可撓性環状フランジ6bが設けられ、この第2の環状フランジ6bによって案内されつつ、前記可撓性本体8が図2に示すように前記外耳道11内に挿入されるように形成してもよい。

0016

以下、本発明の具体的な実施の形態を第1の耳せんに基づく実施の形態1及び実施の形態2、第2の耳せんに基づく実施の形態3、第1及び第2の耳せんに基づく実施の形態4に分けて説明する。

0017

実施の形態1
本実施の形態は本発明の基本的形態であり、後述する他の実施の形態もこの実施の形態1に準じて形成される。

0018

即ち、本実施の形態は例えば図1に示すように、主部8a及び耳壁面密着部8bが可撓性材料(例えば硬度が30〜50度のシリコンゴム)を用いて一体成形され、主部8aは、環状(螺旋状でもよい)凹部を有する外形に形成される胴部6aと、この先端部に上記した第2の環状フランジ6bが設けられ、耳壁面密着部8bは、上記胴部6aよりも大径の基部7aと、その先端部に後方が椀状に解放された環状フランジ7bが設けられ、更に、主部8aから耳壁面密着部8bにかけて2mmφ以上の貫通孔15が形成され、耳せん8の全体が構成される。

0019

そして、貫通孔15は同一径部15aの後端において、一部分が補聴器等との連結のために連結孔15bとして拡径される。

0020

しかし、環状フランジ7bは上記した如く、その外縁部7cが後方に解放された椀状に形成されていることが好ましいが、例えば外縁部7cだけが後方に傾斜する形状でもよく、または全体が後方に解放された円錐形に形成してもよい。後述する他の実施の形態も同様。

0021

上記の構成により、本実施の形態の耳せん8は、例えば図2及び図3に示すように、補聴器1の導音部16に連結し、外耳道11に容易に挿入して好適な耳せんとして使用することができる。

0022

実施の形態2
本実施の形態は、例えば図5に示すように、耳壁面密着部8bの基部7a側の連結孔15bの形状が異なる以外は前記した実施の形態1と同様に形成される。

0023

即ち、図5に示すように、耳壁面密着部8bの基部7a側の連結孔15bの奥の領域が、補聴器等の特殊な形状の導音部に係合させるために拡径部18として形成される。

0024

従って、例えば図6に示すような超小型の補聴器19の耳せんとして用いる。このような超小型の補聴器19の場合、その導音部20も短いため、耳せんとの結合部が抜けにくいように拡径された係合部を有していることが多く、このような補聴器用として本実施の形態の耳せん8Aは好適に使用することができる。

0025

実施の形態3
本実施の形態は、例えば図7に示すように、外見材質及び寸法は前記した実施の形態1の耳せんと同様であるが、図示の如く、主部8aの胴部26aに延設部26cが設けられ、この延設部26cが耳壁面密着部8bの基部27aの前方から途中深さまで嵌入され、着脱可能なように一体に形成される。

0026

従って、延設部26cが嵌入された基部27aの残りの貫通孔は、連結孔15bとして前記した実施の形態1と同様に補聴器等に連結し、図8に示すように耳せん8Bとして好適に使用することができる。

0027

但し、この場合、耳壁面密着部8bは全体が可撓性でなくてもよい。即ち、環状フランジ27bの外縁部27cのみが可撓性であり、その他の部分は外縁部27cより硬質とすることもできる。

0028

また、基部27aへの延設部26cの嵌入深さは、任意の深さに嵌入して環状フランジ27bの位置を調整することができる。しかも、残りの貫通孔は連結孔15bとして、補聴器の導音部を強固に挿入、保持でき、かつ、この場合、可撓性本体の屈曲性のある有効長阻害することもない。更に、基部27a側の連結孔15bを前記した実施の形態2と同様に形成し、超小型の補聴器用の耳せんとしてもよい。そしていずれの場合も、基部27aへの延設部26cの嵌入後は双方を接着して一体化することもできる。

0029

実施の形態4
本実施の形態は、例えば図9に示すように、貫通孔15A以外は外見、材質及び寸法は前記した実施の形態1と同様に形成されるが、図7に示した実施の形態3の如く、主部8aと耳壁密着部8bとを別体として形成後、着脱可能に構成してもよく、接着により一体化させてもよい。

0030

そして、本実施の形態による耳せん8Cの貫通孔15Aは2mmφ以下(ピンホールでも可)に形成される。これにより音波が貫通孔15Aを通過できないため、図9に示すように防音用耳せんとして使用することができる。

0031

以下、本発明の実施例を詳細に説明する。

0032

既述した本発明の基本的形態である実施の形態1に従い、図1に示す耳せんを作製した。

0033

即ち、図1に示すように、主部8a及び耳壁面密着部8bをシリコンゴム(硬度40度)を材料として一体成形により作製した。図示の如く、主部8aは、胴部6aの外面に環状凹部を形成し、胴部6aの先端には後方が解放された椀状フランジ6bを設け、耳壁面密着部8bは、基部7aを上記胴部6aよりも大径に形成し、上記した主部8aとの境となる基部7aの先端に、後方が解放された椀状フランジ7bを設けた。これにより、先願に比べて構成部品点数も少なく、椀状フランジ7bの取付け及び位置調整も不要となり、面倒さがなくなる。

0034

そして、主部8aから耳壁面密着部8bに至る長さ方向の貫通孔15を設け、貫通孔15は拡径した基部7aの後端部以外は2mmφに形成した。

0035

主要各部の寸法は、主部8aの長さL1 は10.5mm、耳壁面密着部の長さL2 は11.0mm、胴部6aの凹部外径D1 は4.4mm、この凸部外径D2は4.8mm、5mm及び5.2mmの3種類、基部7aの外径D3 は7.6mm、椀状フランジ7bの外径D4 は11.0mm、12.5mm及び14.0mmの3種類、主部先端の椀状フランジ6bの外径D5 は8.0mm、9.0mm及び10.0mmの3種類、とし、このうち、胴部6aの凸部外径D2 、椀状フランジ6b及び7bは外耳道の大きさや屈曲度等の個人差を考慮して3種類とした。

0036

図3は本実施例による耳せん8を装着した耳掛形補聴器1の全体を示す斜視図であり、図4はその分解斜視図である。

0037

図4に示すように、この補聴器1は、本体2と、フック部3、連結チューブ4及びエルボ5からなる導音部16と、耳せん8とに大別され、これらを組み合わせた状態で、本体2を耳の後方に位置させ、フック部3で耳にかけて耳せん8を外耳道に差し込み、スイッチ9及び音量調整つまみ10の操作により難聴者の補聴用として使用する。

0038

フック部3及びエルボ5はプラスチック製であり、いずれもその長さ方向に直径2mmの貫通孔15が形成され、このフック部3とエルボ5とはビニール製の連結チューブ4によって連結されて導音部16を構成している。

0039

フック部3は本体2にねじ2aによって連結され、エルボ5の先端5aが耳せん8の基部7a側の拡径した連結孔15bに嵌入して連結され、この連結状態で2mmφの貫通孔15が導音部16から耳せん8まで同一径に形成される。また、基部7aが胴部6aよりも拡径されているため、エルボ5との連結もし易く、連結部の安定性が向上する。

0040

上記のように形成した耳せん8は、極めて柔軟性があるために、基部7aを持って主部8aを外耳道に挿入すれば、曲折した外耳道を通って容易に奥まで挿入され、胴部6aの環状凹部が有効に作用して折り曲っても貫通孔15が閉塞されることがない。

0041

図2は、本実施例の耳せん8を外耳道11に挿入した状態を示す要部の概略図であり、耳せん8との区別を明示するために外耳道11を破線で図示する。

0042

図示の如く、図1のように形成した本実施例の耳せん8は、外耳道11の形状に沿って、主部8a先端の椀状フランジ6bが外耳道11壁面を滑って、第1屈曲部12及び第2屈曲部13の奥まで達し、この状態で第1屈曲部12に対応する位置に設けた椀状フランジ7bが外耳道11壁面に十分な密着力で密着し、耳せん8が保持される。従って、外耳道11の壁面と耳せん8との間の隙間が塞がれ、内外音を遮閉するためハウリングを発生させない。また、耳せん8の全体が極めて柔軟性があるため、耳せん8を使用時にも違和感がなく、抜き取る際にも何ら抵抗感なく抜き取ることができる。

0043

そして、上記した本実施例の耳せん8は耳掛補聴器に限らず、既述した図10に示す箱形補聴器及びオーディオ等のイヤホーンに連結して使用することができる。

0044

本実施例によれば、耳せん8を構成する主部8a及び耳壁面密着部8bが、硬度40度のシリコンゴムを用いて一体成形されるので、椀状フランジ7bの耳壁面への密着性が向上し、製作面も合理化されると共に、椀状フランジの着脱や位置調整も不要となり、耳壁面密着部8bの基部7aが胴部6aよりも拡径した形状に形成されているので、補聴器1の導音部16との連結性が向上し、基部7aを持って外耳道11へ挿入し易く、一体形成された椀状フランジ7bの強度が十分であって位置ずれは全く生じず、耳壁面への密着性が高まり、外耳道11内における耳せん8の保持性が向上することにより、先願における椀状フランジの着脱やその位置調整の不便さも改善することができる。

0045

上述した本実施例は、本発明の技術的思想に基づいて種々に変形することが可能である。

0046

例えば、耳壁面密着部8bの椀状フランジ7bは全体が可撓性でなく、その外縁部7cだけが可撓性であり、その他は基部7aも含めて外縁部7cよりも硬質であってもよい。

0047

また、椀状フランジ7bの形状は、例えば必要な部分(外縁部)のみが椀状であってもよく、全体が後方に解放された円錐形にすることもできる。

0048

また、主部8aの先端の椀状フランジ6bは省略することも可能であり、胴部6aの外形は滑らかな凹凸でなく、刻成したような溝状の凹部でもよく、環状でなく螺旋状の凹部にすることもできる。

0049

また、本実施例の耳せん8の形状及び構造は、実施例以外の任意に形成することが可能であり、使用する材料や材質等も上記実施例と同等の性能を発揮するものであれば任意に使用することができる。

0050

また、本実施例の耳せん8は、実施例等に示した以外の全ての補聴器用の耳せんに適用することが可能であると共に、ラジオテレビその他各種のオーディオ用等のイヤホーンに連結して使用することも可能である。

0051

上述した如く、本発明の耳せんは、外耳道の第1屈曲部から第2屈曲部にまで至る任意の長さの可撓性本体と、この可撓性本体の前端から後端にかけて長さ方向に貫通した貫通孔と、前記第1の屈曲部に対応する位置において前記可撓性本体に一体に設けられた可撓性環状フランジとを有し、前記可撓性フランジが耳壁面に密着して前記可撓性本体が保持されるので、この耳せんの使用時には可撓性本体の柔軟な折曲性によって、この本体の先端が外耳道の屈曲部に追随して変形しながら、その先端を外耳道の奥まで容易に挿入することができると共に、可撓性環状フランジが一体に設けられるため、位置ずれすることなしに、外耳道の入り口側の第1屈曲部の耳壁面に強力に密着することから、可撓性本体を外耳道内に安定かつ十分な密着力で保持させつつ遮音することができる。従って、この耳せんを補聴器等の導音部に連結して使用すれば、ハウリングを生じることなく貫通孔を介して導音することができ、可撓性本体に可撓性環状フランジを一体成形により製造すればコスト低減ができ、また、貫通孔の径を音波が通過しないように縮径して形成すれば防音用耳せんとして使用することもできる。

図面の簡単な説明

0052

図1本発明の実施の形態1による耳せんを示す断面図である。
図2同、耳せんを外耳道に挿入した状態を示す要部の概略断面図である。
図3同、耳せんを耳掛形補聴器に連結した状態を示す斜視図である。
図4図3の分解斜視図である。
図5本発明の実施の形態2による耳せんを示す断面図である。
図6同、耳せんを外耳道に挿入した状態を示す要部の概略断面図である。
図7本発明の実施の形態3による耳せんを示す断面図である。
図8同、耳せんを外耳道に挿入した状態を示す要部の概略断面図である。
図9本発明の実施の形態4による耳せんを外耳道に挿入した状態を示す概略断面図である。
図10従来の箱形補聴器の一例を示す斜視図である。
図11同、耳掛形補聴器の一例を示す斜視図である。

--

0053

1・・・耳掛形補聴器
2・・・本体部
2a・・・ねじ
3・・・フック部
4・・・連結チューブ
5・・・エルボ
5a・・・先端
6a、26a・・・胴部
6b、26b・・・第2の環状フランジ(椀状フランジ)
7a、27a・・・基部
7b、27b・・・環状フランジ(椀状フランジ)
7c・・・外縁部
8・・・耳せん本体
8a・・・主部
8b・・・耳壁面密着部
9・・・スイッチ
10・・・音量調整つまみ
11・・・外耳道
11a・・・耳壁
12・・・第1屈曲部
13・・・第2屈曲部
15、15A・・・貫通孔
15a・・・同一径部
15b・・・連結孔
16、20・・・導音部
18・・・拡径部
19・・・補聴器
26c・・・延設部
D1 ・・・胴凹部外径
D2 ・・・胴凸部外径
D3 ・・・基部外径
D4 ・・・環状フランジ外径
D5 ・・・第2環状フランジ外径
φ1 ・・・貫通孔内径
φ2 ・・・貫通孔基部内
L1 ・・・主部長さ
L2 ・・・耳壁面密着部長

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