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技術 通信機器筐体

出願人 八木アンテナ株式会社
発明者 小林一則山崎彰弘有賀英明樋口博文
出願日 1999年10月18日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-295591
公開日 2001年4月27日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-119161
状態 特許登録済
技術分野 蝶番 電気装置のための箱体
主要キーワード 開口端周縁 円筒状部品 通信機器筐体 取付け用ボルト ヒンジ軸受 遊び分 軸受孔内 ボルト締付け
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年4月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

コストの低下を図ると共に、ケース本体と蓋とをボルトにより締め付ける際のずれを防止し、かつ蓋を反転する際の作業効率を向上する。

解決手段

ケース本体21には、開口部側の上側及び下側の端部近傍にケース本体側取付け基部23を設ける。また、蓋22にも同様に蓋側取付け基部25を設けると共に、ケース本体21と結合する側にヒンジ軸部27を設け、その先端に係止部28を形成する。また、ケース本体21には、両側面の中央部に吊り部品装着基台31を設けると共に、この吊り部品装着用基台31とケース本体側取付け基部23との間でヒンジ軸部27に対応する位置にヒンジ軸受部33を設ける。そして、蓋22を180°開いた状態で、ヒンジ軸部27をヒンジ軸受部33に装着する。蓋22を閉じる際に角度が180°より小さくなると、係止部28がヒンジ軸受部33の側面に係止され、蓋22が外れない状態となる。

概要

背景

従来の通信機器筐体は、図10、図11に示すように構成されている。図10(a)は従来の通信機器筐体の正面図、同図(b)は底面図、図11(a)は同側面図、同図(b)は蓋を開いた状態を示す側面図である。

図10及び図11において、1は箱状のケース本体、2はケース本体1の開口部を覆う蓋である。上記ケース本体1には、開口部側の上側及び下側に2個づつ、合計4個のヒンジシャフト軸受部3が設けられ、このヒンジシャフト用軸受部3にヒンジシャフト4が装着される。このヒンジシャフト4には、それぞれボルト5が螺入される。

一方、蓋2には、上記各ヒンジシャフト用軸受部3に対応する位置に取付け用基部6が側方に突出して設けられ、この取付け用基部6にボルト5を挿通するためのボルト孔7が設けられる。この場合、上側あるいは下側の取付け用基部6、この例では上側に位置する取付け用基部6にボルト孔7に達する切込み部8を設け、上記ボルト5がボルト孔7に対して切込み部8から挿抜できるようにしている。

また、上記ケース本体1の上部には、吊り部品9がボルト10により取り付けられている。この吊り部品9は、通信機器筐体をメッセンジャーワイヤー等に吊るための部品である。

上記の構成において、ケース本体1に蓋2を最初に装着する場合は、ケース本体1の開口部に蓋2を位置させ、蓋2の4個所に設けた取付け用基部6にボルト孔7を介してボルト5を挿入し、ヒンジシャフト4に螺入する。そして、ボルト5を締め付けることにより、蓋2をケース本体1に固定する。

また、蓋2を開ける場合は、取付け用基部6に装着した4本のボルト5を緩め、図11(a)に示すように蓋2の上側に位置するボルト5の頭部をヒンジシャフト4によって上方に回動させる。このときボルト5は、切込み部8を介して上方に回動し、ボルト孔7から上方に外すことができる。一方、蓋2の下部の取付け用基部6に取り付けられたボルト5は、ヒンジシャフト4と結合した状態にあるので、図11(b)に示すように蓋2の上側を開くと、蓋2は下側に位置するヒンジシャフト4を軸として回動する。上記のように蓋2の下側をボルト5及びヒンジシャフト4によりケース本体1に結合した状態で蓋2を開くことができる。

また、上記通信機器筐体は、ケース本体1の4個所に設けた軸受部を同一形状としているので、蓋2の上下を反転、すなわち、蓋2を同一面で180°回転させた場合の組立ても可能である。すなわち、通信機器筐体を設置する場所の条件等によって、通信機器筐体を任意の状態に取り付けることが可能となっている。

概要

コストの低下を図ると共に、ケース本体と蓋とをボルトにより締め付ける際のずれを防止し、かつ蓋を反転する際の作業効率を向上する。

ケース本体21には、開口部側の上側及び下側の端部近傍にケース本体側取付け基部23を設ける。また、蓋22にも同様に蓋側取付け基部25を設けると共に、ケース本体21と結合する側にヒンジ軸部27を設け、その先端に係止部28を形成する。また、ケース本体21には、両側面の中央部に吊り部品装着基台31を設けると共に、この吊り部品装着用基台31とケース本体側取付け基部23との間でヒンジ軸部27に対応する位置にヒンジ軸受部33を設ける。そして、蓋22を180°開いた状態で、ヒンジ軸部27をヒンジ軸受部33に装着する。蓋22を閉じる際に角度が180°より小さくなると、係止部28がヒンジ軸受部33の側面に係止され、蓋22が外れない状態となる。

目的

本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ヒンジシャフト部品を削減してコストの低下を図り得ると共に、ケース本体と蓋とをボルトにより締め付ける際のずれを防止でき、かつ蓋を反転する際の作業効率を向上し得る通信機器筐体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

一方の面が開口されたケース本体と、前記ケース本体の開口部を覆う蓋と、前記ケース本体の両側端部近傍の開口端側より側方に突出して設けられる本体側取付け基部と、前記各本体側取付け基部に形成されるねじ孔と、前記蓋の開口端側の両側に前記本体側取付け基部に対応して設けられる蓋側取付け基部と、前記各蓋側取付け基部に形成されるボルト孔と、前記ケース本体の両側面に前記各本体側取付け基部より内側に設けられる同一形状ヒンジ軸受部と、前記蓋の開口端側の一側に前記蓋側取付け基部より内側に位置させて設けられ、前記ヒンジ軸受部の軸受孔に挿入されるヒンジ軸部と、前記ヒンジ軸部の先端に係止部を形成し、ケース本体に対して蓋を所定角度開いた状態で前記ヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を可能とし、前記所定角度以外では前記係止部がヒンジ軸受部に係止されてヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を阻止する機構とを具備したことを特徴とする通信機器筐体

請求項2

一方の面が開口されたケース本体と、前記ケース本体の開口部を覆う蓋と、前記ケース本体の両側端部近傍の開口端側より側方に突出して設けられる本体側取付け基部と、前記各本体側取付け基部に形成されるねじ孔と、前記ケース本体の両側面の中央部に設けられる吊り部品装着基台と、前記吊り部品装着用基台に形成される吊り部品用ねじ孔と、前記蓋の開口端側の両側に前記本体側取付け基部に対応して設けられる蓋側取付け基部と、前記各蓋側取付け基部に形成されるボルト孔と、前記ケース本体の両側面に前記各本体側取付け基部より内側に設けられる同一形状のヒンジ軸受部と、前記蓋の開口端側の一側に前記蓋側取付け基部より内側に位置させて設けられ、前記ヒンジ軸受部の軸受孔に挿入されるヒンジ軸部と、前記ヒンジ軸部の先端に係止部を形成し、ケース本体に対して蓋を所定角度開いた状態で前記ヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を可能とし、前記所定角度以外では前記係止部がヒンジ軸受部に係止されてヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を阻止する機構とを具備したことを特徴とする通信機器筐体。

請求項3

請求項2記載の通信機器筐体において、蓋のヒンジ軸部を軸支しているヒンジ軸受部側の吊り部品装着用基台のねじ孔に装着されるボルトと、前記蓋の側部に該蓋を開いたときに前記ボルトの頭部に当接するように形成してなる係止部とを具備し、前記蓋を開いたときの角度を蓋の着脱可能な角度より小さい角度内に保持するように構成したことを特徴とする通信機器筐体。

請求項4

請求項1又は2記載の通信機器筐体において、前記ケース本体の開口端周縁に沿って形成され、気密保持用のパッキンが装着されるパッキン用溝と、前記蓋の開口端周縁に沿って形成される電磁遮蔽シールド線が装着されるシールド線用溝とを具備したことを特徴とする通信機器筐体。

請求項5

請求項4記載の通信機器筐体において、前記パッキン用溝及びシールド線用溝の外周部に段差を形成すると共に、該段差形成部分の角部を円弧状に形成したことを特徴とする通信機器筐体。

請求項6

請求項4記載の通信機器筐体において、ヒンジ軸受部の軸受孔を長円形状に形成して該軸受孔内で前記ヒンジ軸部が移動できるようにし、パッキンとシールド線が締付けにより潰れたときの寸法と、潰れる前の寸法の変化を吸収するように構成したことを特徴とする通信機器筐体。

技術分野

0001

本発明は、例えば中継用増幅器等の通信機器収納する通信機器筐体に関する。

背景技術

0002

従来の通信機器筐体は、図10図11に示すように構成されている。図10(a)は従来の通信機器筐体の正面図、同図(b)は底面図、図11(a)は同側面図、同図(b)は蓋を開いた状態を示す側面図である。

0003

図10及び図11において、1は箱状のケース本体、2はケース本体1の開口部を覆う蓋である。上記ケース本体1には、開口部側の上側及び下側に2個づつ、合計4個のヒンジシャフト軸受部3が設けられ、このヒンジシャフト用軸受部3にヒンジシャフト4が装着される。このヒンジシャフト4には、それぞれボルト5が螺入される。

0004

一方、蓋2には、上記各ヒンジシャフト用軸受部3に対応する位置に取付け用基部6が側方に突出して設けられ、この取付け用基部6にボルト5を挿通するためのボルト孔7が設けられる。この場合、上側あるいは下側の取付け用基部6、この例では上側に位置する取付け用基部6にボルト孔7に達する切込み部8を設け、上記ボルト5がボルト孔7に対して切込み部8から挿抜できるようにしている。

0005

また、上記ケース本体1の上部には、吊り部品9がボルト10により取り付けられている。この吊り部品9は、通信機器筐体をメッセンジャーワイヤー等に吊るための部品である。

0006

上記の構成において、ケース本体1に蓋2を最初に装着する場合は、ケース本体1の開口部に蓋2を位置させ、蓋2の4個所に設けた取付け用基部6にボルト孔7を介してボルト5を挿入し、ヒンジシャフト4に螺入する。そして、ボルト5を締め付けることにより、蓋2をケース本体1に固定する。

0007

また、蓋2を開ける場合は、取付け用基部6に装着した4本のボルト5を緩め、図11(a)に示すように蓋2の上側に位置するボルト5の頭部をヒンジシャフト4によって上方に回動させる。このときボルト5は、切込み部8を介して上方に回動し、ボルト孔7から上方に外すことができる。一方、蓋2の下部の取付け用基部6に取り付けられたボルト5は、ヒンジシャフト4と結合した状態にあるので、図11(b)に示すように蓋2の上側を開くと、蓋2は下側に位置するヒンジシャフト4を軸として回動する。上記のように蓋2の下側をボルト5及びヒンジシャフト4によりケース本体1に結合した状態で蓋2を開くことができる。

0008

また、上記通信機器筐体は、ケース本体1の4個所に設けた軸受部を同一形状としているので、蓋2の上下を反転、すなわち、蓋2を同一面で180°回転させた場合の組立ても可能である。すなわち、通信機器筐体を設置する場所の条件等によって、通信機器筐体を任意の状態に取り付けることが可能となっている。

発明が解決しようとする課題

0009

しかし、上記従来の通信機器筐体は、ケース本体1と蓋2とを固定するボルト5の他にヒンジシャフト4が必要であり、特にヒンジシャフト4は円筒状部品の側面にボルト5と結合する雌ねじを形成しているので、加工が難しくコスト高となっている。また、ケース本体1と蓋2との結合部において、水平方向にずれ防止機構がないため、ボルト締付け作業時にボルト孔7の遊び分ケース本体1と蓋2がスライドし、心象的な不安が発生する。

0010

本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ヒンジシャフト部品を削減してコストの低下を図り得ると共に、ケース本体と蓋とをボルトにより締め付ける際のずれを防止でき、かつ蓋を反転する際の作業効率を向上し得る通信機器筐体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

(第1の発明)本発明に係る通信機器筐体は、一方の面が開口されたケース本体と、前記ケース本体の開口部を覆う蓋と、前記ケース本体の両側端部近傍の開口端側より側方に突出して設けられる本体側取付け基部と、前記各本体側取付け基部に形成されるねじ孔と、前記蓋の開口端側の両側に前記本体側取付け基部に対応して設けられる蓋側取付け基部と、前記各蓋側取付け基部に形成されるボルト孔と、前記ケース本体の両側面に前記各本体側取付け基部より内側に設けられる同一形状のヒンジ軸受部と、前記蓋の開口端側の一側に前記蓋側取付け基部より内側に位置させて設けられ、前記ヒンジ軸受部の軸受孔に挿入されるヒンジ軸部と、前記ヒンジ軸部の先端に係止部を形成し、ケース本体に対して蓋を所定角度開いた状態で前記ヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を可能とし、前記所定角度以外では前記係止部がヒンジ軸受部に係止されてヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を阻止する機構とを具備したことを特徴とする。

0012

(第2の発明)本発明に係る通信機器筐体は、一方の面が開口されたケース本体と、前記ケース本体の開口部を覆う蓋と、前記ケース本体の両側端部近傍の開口端側より側方に突出して設けられる本体側取付け基部と、前記各本体側取付け基部に形成されるねじ孔と、前記ケース本体の両側面の中央部に設けられる吊り部品装着基台と、前記吊り部品装着用基台に形成される吊り部品用ねじ孔と、前記蓋の開口端側の両側に前記本体側取付け基部に対応して設けられる蓋側取付け基部と、前記各蓋側取付け基部に形成されるボルト孔と、前記ケース本体の両側面に前記各本体側取付け基部より内側に設けられる同一形状のヒンジ軸受部と、前記蓋の開口端側の一側に前記蓋側取付け基部より内側に位置させて設けられ、前記ヒンジ軸受部の軸受孔に挿入されるヒンジ軸部と、前記ヒンジ軸部の先端に係止部を形成し、ケース本体に対して蓋を所定角度開いた状態で前記ヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を可能とし、前記所定角度以外では前記係止部がヒンジ軸受部に係止されてヒンジ軸部とヒンジ軸受部との着脱を阻止する機構とを具備したことを特徴とする。

0013

(第3の発明)本発明は、第2の発明に係る通信機器筐体において、蓋のヒンジ軸部を軸支しているヒンジ軸受部側の吊り部品装着用基台のねじ孔に装着されるボルトと、前記蓋の側部に該蓋を開いたときに前記ボルトの頭部に当接するように形成してなる係止部とを具備し、前記蓋を開いたときの角度を蓋の着脱可能な角度より小さい角度内に保持するように構成したことを特徴とする。

0014

(第4の発明)本発明は、第1又は第2の発明に係る通信機器筐体において、前記ケース本体の開口端周縁に沿って形成され、気密保持用のパッキンが装着されるパッキン用溝と、前記蓋の開口端周縁に沿って形成される電磁遮蔽シールド線が装着されるシールド線用溝とを具備したことを特徴とする。

0015

(第5の発明)本発明は、第4の発明に係る通信機器筐体において、前記パッキン用溝及びシールド線用溝の外周部に段差を形成すると共に、該段差形成部分の角部を円弧状に形成したことを特徴とする。

0016

(第6の発明)本発明は、第4の発明に係る通信機器筐体において、ヒンジ軸受部の軸受孔を長円形状に形成して該軸受孔内で前記ヒンジ軸部が移動できるようにし、パッキンとシールド線が締付けにより潰れたときの寸法と、潰れる前の寸法の変化を吸収するように構成したことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る通信機器筐体の分解斜視図、図2はケース本体と蓋との結合部を拡大して示す図、図3は本体と蓋を180°開いた状態を示す斜視図、図4図3の要部を拡大して示す斜視図、図5は蓋を180°より小さい角度開いた状態を示す斜視図である。

0018

図1において、21は箱状のケース本体、22はケース本体21の開口部を覆う蓋である。上記ケース本体21及び蓋22は、それぞれ例えばアルミダイキャストにより一体成型される。上記ケース本体21には、開口部側の上側及び下側の端部近傍に2個づつ、合計4個のケース本体側取付け基部23を突出して設けている。上記各ケース本体側取付け基部23の中央部には、取付け用ボルト(図示せず)に螺合するねじ孔24が設けられる。

0019

一方、蓋22においても、実際に設置した際の上側及び下側の開口部側で上記ケース本体側取付け基部23と対応する位置に蓋側取付け基部25が設けられ、その中央にボルト孔26が形成される。また、蓋22には、ケース本体21と結合する側において、蓋側取付け基部25より内側に図2に示すように円柱状の2つのヒンジ軸部27が突出し設けられる。更に、このヒンジ軸部27の先端には、係止部(ツメ)28が形成される。この係止部28は、蓋22の開口部方向と同方向が更に突出して設けられる。すなわち、係止部28は、蓋22の開口部方向と同方向がヒンジ軸部27の径よりも突出し、その他はヒンジ軸部27と同径に形成される。

0020

また、図1に示すようにケース本体21には、実際に設置した際に上側及び下側となる側面の中央部に吊り部品を装着するための吊り部品装着用基台31が設けられ、その中心に吊り部品用ねじ孔32が形成される。そして、上側に位置する吊り部品装着用基台31に対して吊り部品(図示せず)がボルトにより固定される。

0021

また、上記ケース本体21には、各ケース本体側取付け基部23と吊り部品装着用基台31との間において、上記ヒンジ軸部27に対応する位置にヒンジ軸受部33が設けられる。このヒンジ軸受部33は、蓋22に設けられたヒンジ軸部27と回転可能に結合する。上記ヒンジ軸受部33は、第1軸受部34と第2軸受部35からなり、その中心部に軸受孔36が形成される。上記第1軸受部34は、図3に示すように軸受孔36の下方側が開口し、第2軸受部35は図2に示すように軸受孔36の上方側が開口すると共に第1軸受部34側が所定幅、すなわち、ヒンジ軸部27の係止部28の厚さ以上の幅だけ下方側が開口しており、第1軸受部34と第2軸受部35を総合して所定の軸受孔36が形成されるようにしている。この場合、軸受孔36は、後述するパッキンの脹らみを考慮してケース本体21の開口方向と同方向に長円となるように形成される。

0022

そして、図1に示すようにケース本体21に対して蓋22を180°開いた状態で、蓋22のヒンジ軸部27をケース本体21のヒンジ軸受部33に第1軸受部34側から挿入し、係止部28が第2軸受部35に当接、あるいはその近傍でヒンジ軸部27を上方に持ち上げて第2軸受部35の軸受孔36に挿入して係止部28を第2軸受部35から突出させる。この状態となったときに図5に示すように蓋22を開閉できるようになる。この状態から蓋22を閉じると、つまり、ケース本体21と蓋22との角度が180°より小さくなると、図5に示すようにヒンジ軸部27の係止部28が第2軸受部35の側面に当接して蓋22の取り外しができないようになる。従って、図4に示すように蓋22を180°開いたときのみ、矢印aで示すように蓋22の着脱が可能となる。

0023

上記したようにケース本体21に蓋22を装着した後は、図6に示すように結合側の吊り部品装着用基台31にボルト37を装着する。一方、蓋22には、蓋22を開いたときにボルト37の頭部に当接するように係止部38を予め形成している。すなわち、蓋22を開いたときに上記係止部38がボルト37に当接することにより、蓋22が180°まで開かないようにしている。上記のようにケース本体21に蓋22を装着した後、結合側の吊り部品装着用基台31にボルト37を装着することにより、その後は蓋22を180°まで開くことができず、ケース本体21から外すことが不可能となる。従って、保守点検等の際に蓋22を開いて作業しても、蓋22が外れるのを防止することができる。

0024

また、図1図7及び図8に示すようにケース本体21の開口端には、前端周縁に沿ってパッキン用溝41が形成される。この場合、パッキン用溝41の内周壁42を外周壁43より高く形成し、段差を設けている。また、上記内周壁42の四隅は、図1及び図9に示すように円弧状に形成している。一方、蓋22の開口端となるエッジ44には、周縁に沿ってシールド線用溝45が形成される。このシールド線用溝45は、ケース本体21側の内周壁42に対応する位置に設けられる。上記エッジ44のシールド線用溝45より外周側に位置する面は、ケース本体21のパッキン用溝41及び外周壁43に対向するように設けられる。また、エッジ44は、ケース本体21のパッキン用溝41が形成された部分の段差に合わせて形成されると共に、四隅の内側がパッキン用溝41の内周壁42の形状に合わせて円弧状に形成される。すなわち、上記パッキン用溝41及びシールド線用溝45の形成部分に段差を形成することにより、蓋22を閉じたときにケース本体21と蓋22の位置関係規制し、ずれが生じるのを防止している。また、ケース本体21に設けられた内周壁42の四隅及びこの内周壁42の四隅に対応する蓋22のエッジ44部分を円弧状に形成することにより、ケース本体21と蓋22に段差があっても蓋22を円滑に開閉できるようにしている。

0025

そして、図7及び図8に示すように、パッキン用溝41には気密性を保つためのパッキン46が装着され、シールド線用溝45には電磁遮蔽用のシールド線47が装着される。図8(a)は蓋22をボルトにより固定する前の状態を示し、同図(b)は蓋22をボルトによりケース本体21に固定した状態を示している。ヒンジ軸受部33の軸受孔36は、上記したように長円形状に形成されているので、図8(a)に示すように蓋22を固定する前の状態では、パッキン46によって蓋22が持ち上げられ、ヒンジ軸部27が軸受孔36内の上方側に位置している。そして、蓋22とケース本体21とを蓋側取付け基部25及び本体側取付け基部23の部分でボルトにより固定すると、図8(b)に示すようにパッキン46及びシールド線47が潰れて蓋22がケース本体21に当接し、ヒンジ軸部27が軸受孔36内の下方側に位置する。上記のように軸受孔36を長円形状に形成することにより、蓋22の開閉を円滑に行なうことができる。

0026

そして、蓋22をケース本体21に固定する場合は、蓋22の4個所に設けた蓋側取付け基部25のボルト孔26にボルト(図示せず)を挿入し、本体側取付け基部23のねじ孔24に螺入し、ボルトを締め付けて固定する。

0027

また、設置場所の条件等によって蓋22を反転して取付ける場合には、蓋22に設けたヒンジ軸部27を反対側に位置するヒンジ軸受部33に装着する。ケース本体21の4個所に設けたヒンジ軸受部33は、全て同じ構成となっているので、何れの側でも同じ手順で容易に取り付けることができる。

0028

なお、上記実施形態では、蓋22を180°に開いたときに着脱できるようにした場合について示したが、その他の角度に設定したときに蓋22を着脱できるように構成しても良いことは勿論である。

発明の効果

0029

以上詳記したように本発明によれば、ケース本体側にヒンジ軸受部を、また、蓋側にヒンジ軸部をそれぞれ一体成型し、ケース本体と蓋をある角度例えば180°に開いた状態において蓋を着脱できるようにしたので、ヒンジシャフト部品を使用することなく、簡単な構成で蓋を容易に着脱することができ、かつコストの低下を図ることができる。また、ケース本体には、対応する2つの側部にヒンジ軸部を設けているので、何れの側にも蓋を任意に取り付けることができる。

0030

また、ケース本体における結合側、つまり通常は使用しない側の吊り部品装着用基台のねじ孔にボルトを装着すると共に蓋側にボルトに当接するように係止部を設け、蓋を着脱可能な角度例えば180°まで開くことができないようにしたので、蓋を開いて作業を行なっている場合でも、蓋の脱落を確実に防止することができる。

0031

また、ケース本体側にパッキン用溝を設けると共に蓋にシールド線用溝を設け、各溝の外周部に段差が形成されるようにしたので、本体と蓋のずれを確実に防止することができる。更に、上記各溝の段差形成部分の四隅の角部を円弧状に形成したので、段差があっても蓋を円滑に開閉することができる。

0032

また、ヒンジ軸受部の軸受孔を長円形状に形成し、パッキンとシールド線が締付けにより潰れたときの寸法と、潰れる前の寸法を変化を吸収するようにしたので、蓋の開閉を円滑に行なうことができる。

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の一実施形態に係る通信機器筐体の分解斜視図。
図2同実施形態におけるケース本体と蓋との結合部を拡大して示す図。
図3同実施形態における本体と蓋を180°開いた状態を示す斜視図。
図4図3の要部を拡大して示す斜視図。
図5同実施形態における蓋を180°より小さい角度開いた状態を示す斜視図。
図6同実施形態における吊り部品装着用基台にボルトを装着した状態を示す要部斜視図。
図7同実施形態における通信機器筐体の断面図。
図8同実施形態におけるパッキンを潰していないときと、潰したときのヒンジ軸部の位置の変化を示す図。
図9同実施形態における蓋を所定角度開いたときの状態を示す斜視図。
図10(a)は従来の通信機器筐体の正面図、(b)は底面図。
図11(a)は図10(a)の側面図、(b)は蓋を開いた状態を示す側面図。

--

0034

21ケース本体
22 蓋
23 本体側取付け基部
24 ねじ孔
25 蓋側取付け基部
26ボルト孔
27ヒンジ軸部
28係止部
31 吊り部品装着用基台
32 吊り部品用ねじ孔
33ヒンジ軸受部
34 第1軸受部
35 第2軸受部
36軸受孔
37ボルト
38 係止部
41パッキン用溝
42内周壁
43外周壁
44エッジ
45シールド線用溝
46 パッキン
47 シールド線

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  • 有限会社スタッツの「 折れ戸及び折れ戸ヒンジ形成方法」が 公開されました。( 2019/09/19)

    【課題】折れ戸を閉じた状態でパネル材とパネル材との隙間が生じず、しかも、長期間に渡ってスムーズかつ静かに開閉が可能な折れ戸を提供する。【解決手段】隣り合う矩形状のパネル材10,10の側縁11,11同士... 詳細

  • 株式会社カミオジャパンの「 筆箱」が 公開されました。( 2019/09/19)

    【課題】 本発明は、表示画面を横方向又は横方向の成分を含む斜め上方に向けた姿勢で携帯端末を配置することのできる筆箱を提供する。【解決手段】 本発明に係る筆箱は、筆記具を収容可能な収容空間及び該収容... 詳細

  • トヨタ自動車株式会社の「 電源装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】後方衝突時における電源装置の高電圧部分の変形を抑制することができる電源装置を提供する。【解決手段】電源装置1は、分岐ユニット10を備えている。分岐ユニット10は、車両に搭載された複数の電子機器... 詳細

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