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技術 連続紙の折畳み装置および印刷装置

出願人 東レエンジニアリング株式会社
発明者 杉尾英昭水野靖久四塚浩介
出願日 1999年10月19日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-296422
公開日 2001年4月24日 (19年10ヶ月経過) 公開番号 2001-114470
状態 拒絶査定
技術分野 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 待避方向 各平面板 最大揺動 最大揺動位置 駆動開始命令 ミシン目近傍 折り目近傍 アシストアーム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

印刷装置から排出される連続紙を確実に折り畳めるようにして、連続紙の折り畳み不良が発生しにくい連続紙の折り畳み装置および該折り畳み装置を備えた印刷装置を提供すること。

解決手段

前段処理装置で処理後の連続紙を保持し、あらかじめ形成されている連続紙の折り目に従って順次折り畳みながら用紙載置台上に積み重ねる連続紙の折り畳み装置であって、該連続紙を連続紙の折り目に従って順次折り畳むように揺動するスイングガイドと、該スイングガイドの最大揺動位置および/またはタイミングを連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するスイングガイド制御手段を備えていることを特徴とする連続紙の折り畳み装置。

概要

背景

一般に、文字記号(例えばバーコード)などの画像を連続紙上に形成する印刷装置連続紙処理装置で、画像の記録媒体として使用されている連続紙は、多くの場合所定の長さ毎に予め折り目が形成されており、かつ該折り目には交互に逆方向の折れ癖が付いていて、印刷後折り目の折れ癖にしたがって順次折り畳まれていることが多い。この折り畳まれた連続紙は、通常給紙側の用紙載置台上に積み重ねられ、そこから一端を連続紙処理装置内の用紙搬送経路に導かれ、画像の転写(必要に応じてさらにその定着)を受け、排紙側の用紙載置台上に再び積み重ねられる。

ところで、上述したように、連続紙の折り目には予め交互に逆方向の折れ癖が付いていることが多いが、特に前段処理装置が印刷装置の場合、連続紙は印刷装置の搬送経路を折り目が伸ばされた状態で通過し、且つ画像転写工程や画像定着工程において加圧されたり加熱されたりするために、前記折り目の折れ癖が失われやすく、折り目にしたがった正常な折り畳みが困難になる場合があった。また、連続紙が折り目のないロールとして提供され、これに適当な加工機ミシン目等を形成される場合には、折り目に折り癖が付いていないこともあり、一層折り畳みが難しいこともある。

上記問題の解決を図るものとして、処理装置から連続用紙を排出する際に再び折り目に折れ癖を付けて、折り畳みを行う、特許第2718587号に記載されているような折り畳み装置が知られている。上述の折り畳み装置は、折り不良を改善するため、連続紙の折り目に従って左右方向に揺動するスイングガイドと該スイングガイドの揺動方向に互いに離れて配置されたアシスト手段を折り畳み装置に備えているというものである。しかし、この折り畳み装置では、連続紙の折り目の間隔(すなわち1ページの長さ)によって折り畳みやすさが異なり、特定のページ長さ(比較的長い場合が多い)で折り不良が発生しやすいという問題があった。特に、例えば連続紙のミシン目近傍トナーインクがある画像領域とトナーやインクがない白地領域がミシン目と平行にかつ帯状に配置されているような画像パターンでは、折り癖が戻らずに折り畳み時にトラブルを生じることがあった。特に連続紙の用紙厚みが薄い場合には、連続紙のコシが失われやすくミシン目で折り癖が戻らずに折り不良が顕著に発生した。

印刷装置の中でも電子写真方式のもの、特に非接触の定着方式、例えばフラッシュランプ方式赤外線オーブン方式等のように光エネルギーの吸収によってトナーを溶融する方式では、トナーがある画像領域とトナーがない白地領域とで光エネルギーの吸収効率が異なるため、それぞれの領域の用紙の含水率が異なって、不均一な用紙の伸縮が発生しやすい。折り目方向に用紙の伸縮がある場合には、この方向に波打つような皺が発生して折れ目で折りにくくなる。結果的に、上述の折り畳み装置では、画像領域と白地領域の境界など、正常な折り目位置であるミシン目とは異なる部分で、いわゆる座屈が発生して、正常に折り畳めなくなることがあった。比較的用紙厚みが薄い連続紙においては連続紙の折り目間隔の長さや画像パターンによって顕著に折り畳み不良が発生した。

概要

印刷装置から排出される連続紙を確実に折り畳めるようにして、連続紙の折り畳み不良が発生しにくい連続紙の折り畳み装置および該折り畳み装置を備えた印刷装置を提供すること。

前段処理装置で処理後の連続紙を保持し、あらかじめ形成されている連続紙の折り目に従って順次折り畳みながら用紙載置台上に積み重ねる連続紙の折り畳み装置であって、該連続紙を連続紙の折り目に従って順次折り畳むように揺動するスイングガイドと、該スイングガイドの最大揺動位置および/またはタイミングを連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するスイングガイド制御手段を備えていることを特徴とする連続紙の折り畳み装置。

目的

そこで、本発明が解決しようとする技術的課題は、印刷装置や画像読み取り装置のごとき前段処理装置から排出される連続紙に対して折り目の折り癖を積極的に付与または復元させ、確実に折り畳めるようにして、連続紙の折り畳み不良が発生しにくい連続紙の折畳み装置および折畳み装置を備えた印刷装置を提供することにある。特に従来の折り畳み装置では改善できなかった、ミシン目近傍に画像領域と白地領域がミシン目方向に帯状に印字されている特に用紙厚みの薄く、連続紙の折り目間隔の長さが比較的長い連続紙においても、折り目間隔の長さによらず折り不良が発生しにくい連続紙の折り畳み装置およびかかる折り畳み装置を備えた印刷装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

前段処理装置で処理後の連続紙を保持し、あらかじめ形成されている連続紙の折り目に従って順次折り畳みながら用紙載置台上に積み重ねる連続紙の折り畳み装置であって、該連続紙を連続紙の折り目に従って順次折り畳むように揺動するスイングガイドと、該スイングガイドの最大揺動位置および/またはタイミングを連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するスイングガイド制御手段を備えていることを特徴とする連続紙の折り畳み装置。

請求項2

前記スイングガイド制御手段は、前記スイングガイドの最大揺動位置における、スイングガイド排出口から連続紙の折り目までの距離を連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の連続紙の折り畳み装置。

請求項3

さらに、前記スイングガイドが最大揺動位置近傍にあるときに連続紙の折り目近傍において連続紙の折り目の折りを強める方向に連続紙に接触し、前記接触の際の連続紙との接触部の位置を連続紙の折り目間隔に基づいて設定可能なアシスト手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の連続紙の折り畳み装置。

請求項4

前記アシスト手段の前記接触部の位置を、連続紙上画像パターンに基づいて前記スイングガイドおよび/または前記アシスト手段を制御可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の連続紙の折り畳み装置。

請求項5

前記アシスト手段の最大揺動位置において前記接触部と連続紙との接触時間が0.2秒から0.4秒に制御可能に構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の連続紙の折り畳み装置。

請求項6

請求項1〜5のいずれかに記載の連続紙の折り畳み装置と、プリント部を備えていることを特徴とする印刷装置

技術分野

0001

本発明は印刷装置画像読み取り装置のごとき前段処理装置により処理した後の連続紙を、予め形成されている連続紙の折り目の折れ癖にしたがって順次折り畳みながら用紙載置台上に積み重ねる連続紙の折畳み装置およびかかる折り畳み装置を備えた印刷装置に関する。ここで言う連続紙は、所定の長さ毎に折り目となるミシン目等が入れられた長尺シート状物で、例えば一般に電算機等の出力装置として用いられる印刷装置に使用される印刷用紙や画像読取装置の読み取り対象となる用紙などをいう。

背景技術

0002

一般に、文字記号(例えばバーコード)などの画像を連続紙上に形成する印刷装置や連続紙処理装置で、画像の記録媒体として使用されている連続紙は、多くの場合所定の長さ毎に予め折り目が形成されており、かつ該折り目には交互に逆方向の折れ癖が付いていて、印刷後折り目の折れ癖にしたがって順次折り畳まれていることが多い。この折り畳まれた連続紙は、通常給紙側の用紙載置台上に積み重ねられ、そこから一端を連続紙処理装置内の用紙搬送経路に導かれ、画像の転写(必要に応じてさらにその定着)を受け、排紙側の用紙載置台上に再び積み重ねられる。

0003

ところで、上述したように、連続紙の折り目には予め交互に逆方向の折れ癖が付いていることが多いが、特に前段処理装置が印刷装置の場合、連続紙は印刷装置の搬送経路を折り目が伸ばされた状態で通過し、且つ画像転写工程や画像定着工程において加圧されたり加熱されたりするために、前記折り目の折れ癖が失われやすく、折り目にしたがった正常な折り畳みが困難になる場合があった。また、連続紙が折り目のないロールとして提供され、これに適当な加工機でミシン目等を形成される場合には、折り目に折り癖が付いていないこともあり、一層折り畳みが難しいこともある。

0004

上記問題の解決を図るものとして、処理装置から連続用紙を排出する際に再び折り目に折れ癖を付けて、折り畳みを行う、特許第2718587号に記載されているような折り畳み装置が知られている。上述の折り畳み装置は、折り不良を改善するため、連続紙の折り目に従って左右方向に揺動するスイングガイドと該スイングガイドの揺動方向に互いに離れて配置されたアシスト手段を折り畳み装置に備えているというものである。しかし、この折り畳み装置では、連続紙の折り目の間隔(すなわち1ページの長さ)によって折り畳みやすさが異なり、特定のページ長さ(比較的長い場合が多い)で折り不良が発生しやすいという問題があった。特に、例えば連続紙のミシン目近傍トナーインクがある画像領域とトナーやインクがない白地領域がミシン目と平行にかつ帯状に配置されているような画像パターンでは、折り癖が戻らずに折り畳み時にトラブルを生じることがあった。特に連続紙の用紙厚みが薄い場合には、連続紙のコシが失われやすくミシン目で折り癖が戻らずに折り不良が顕著に発生した。

0005

印刷装置の中でも電子写真方式のもの、特に非接触の定着方式、例えばフラッシュランプ方式赤外線オーブン方式等のように光エネルギーの吸収によってトナーを溶融する方式では、トナーがある画像領域とトナーがない白地領域とで光エネルギーの吸収効率が異なるため、それぞれの領域の用紙の含水率が異なって、不均一な用紙の伸縮が発生しやすい。折り目方向に用紙の伸縮がある場合には、この方向に波打つような皺が発生して折れ目で折りにくくなる。結果的に、上述の折り畳み装置では、画像領域と白地領域の境界など、正常な折り目位置であるミシン目とは異なる部分で、いわゆる座屈が発生して、正常に折り畳めなくなることがあった。比較的用紙厚みが薄い連続紙においては連続紙の折り目間隔の長さや画像パターンによって顕著に折り畳み不良が発生した。

発明が解決しようとする課題

0006

そこで、本発明が解決しようとする技術的課題は、印刷装置や画像読み取り装置のごとき前段処理装置から排出される連続紙に対して折り目の折り癖を積極的に付与または復元させ、確実に折り畳めるようにして、連続紙の折り畳み不良が発生しにくい連続紙の折畳み装置および折畳み装置を備えた印刷装置を提供することにある。特に従来の折り畳み装置では改善できなかった、ミシン目近傍に画像領域と白地領域がミシン目方向に帯状に印字されている特に用紙厚みの薄く、連続紙の折り目間隔の長さが比較的長い連続紙においても、折り目間隔の長さによらず折り不良が発生しにくい連続紙の折り畳み装置およびかかる折り畳み装置を備えた印刷装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上記の課題を解決するため、以下の構成を採用する。

0008

(1)前段処理装置で処理後の連続紙を保持し、あらかじめ形成されている連続紙の折り目に従って順次折り畳みながら用紙載置台上に積み重ねる連続紙の折り畳み装置であって、該連続紙を連続紙の折り目に従って順次折り畳むように揺動するスイングガイドと、該スイングガイドの最大揺動位置および/またはタイミングを連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するスイングガイド制御手段を備えていることを特徴とする連続紙の折り畳み装置。

0009

(2)前記スイングガイド制御手段は、前記スイングガイドの最大揺動位置における、スイングガイド排出口から連続紙の折り目までの距離を連続紙の折り目間隔の長さに基づいて変更可能に制御するものであることを特徴とする前記(1)に記載の連続紙の折り畳み装置。

0010

(3)さらに、前記スイングガイドが最大揺動位置近傍にあるときに連続紙の折り目近傍において連続紙の折り目の折りを強める方向に連続紙に接触し、前記接触の際の連続紙との接触部の位置を連続紙の折り目間隔に基づいて設定可能なアシスト手段を備えたことを特徴とする前記(1)または(2)に記載の連続紙の折り畳み装置。

0011

(4)前記アシスト手段の前記接触部の位置を、連続紙上の画像パターンに基づいて前記スイングガイドおよび/または前記アシスト手段を制御可能に構成されたことを特徴とする前記(3)に記載の連続紙の折り畳み装置。

0012

(5)前記アシスト手段の最大揺動位置において連続紙との接触時間が0.2秒から0.4秒に制御可能に構成されていることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の連続紙の折り畳み装置。

0013

(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の連続紙の折り畳み装置と、プリント部を備えていることを特徴とする印刷装置。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態例を詳細に説明する。

0015

図1は、本発明の折り畳み装置の一実施形態例を示したものである。この一実施形態例において、電子写真方式等の印刷装置のプリント部の排出口10の下部近傍には、左右一対平面板11a,11bからなるスイングガイド11が設けられている。縦方向に長く延びる前記一対の平面板11a,11bはその間に連続紙3が通紙できる程度の適度な間隔を設けて平行に配置されている。このような構成からなるスイングガイド11は、各平面板11a,11bの上端部近傍に設けられた支軸12a,12bによって左右方向に揺動可能となっており、かつ左右の支軸12a,12bが連動する構成となっているため、揺動には各平面板11a,11bの平行関係が常に保たれることになる。なおスイングガイド11は、図1実線で示した中立位置から点線で示した左右対称位置にある最大揺動位置までの間を左右方向に交互に揺動する。また、スイングガイド11の揺動角度揺動速度は調整可能となっており、連続紙3の長さ方向の折り目の長さ間隔の違いに適宜対応できるようになっている。

0016

上記スイングガイド11の左右両側には、スイングガイド11の動きに連動して揺動する一対のアシストアーム13,14が互いに離れて配置されている。このアシストアーム(アシスト手段)13,14は各々がU字形状をした細長い棒状態によって形成されており、上記スイングガイド11の平面板11a,11bの背面側に沿って(図1紙面表裏方向一定間隔毎に複数本設置されている。左右のアシストアーム13,14は、いずれも湾曲部を内側にして互いに向かい合うように設置されており、かつ上端部が平面板11a,11bの背面側に沿って長く延びる支軸15,16に固定されていて、この支軸15,16を中心にして前記スイングガイド11と同様に左右方向に揺動する構成となっている。また、両方の支軸15,16は互いに連動する構成となっており、一対のアシストアーム13,14を左右方向に交互に揺動させる。アシストアーム13,14もスイングガイド11と同様に揺動角度と揺動速度が調整可能となっている。

0017

前記アシストアーム13,14は、図1に実線で示した中立位置を中心として点線で示したアシスト位置と点線で示した待避位置との間を揺動する。この一実施形態例で前記アシスト位置は、アシストアーム13,14の先端部が前記スイングガイド11の中立位置よりある角度に揺動した位置における下端部の垂直線上の近傍に達した位置であり、また待避位置はアシストアーム13,14の先端部が後述する引っ掻きベルト17の爪部18よりも後方に引っ込んだ位置である。さらにアシストアーム13,14は、前記スイングガイド11の揺動に連動して動き、スイングガイド11が左側に揺動したときには、左右のアシストアーム13,14は右方向に揺動し、反対にスイングガイド11が右側に揺動したときには左右のアシストアーム13,14は左方向に揺動するようになっている。

0018

前述の引っ掻きベルト17は、スイングガイド11に沿って一定間隔毎に設置されている前記各アシストアーム13,14の間に複数個設置されている。この引っ掻きベルト17は、上下位置に配置された一対のプーリ19a,19bとその間に架けられたベルト本体20と該ベルト本体20に所定間隔毎に取り付けられた爪部18とで構成されている。この引っ掻きベルト17は、図1にも示したように、通常は用紙載置台21の左右側に取り付けられた位置決めストッパ22a,22bとクロスするように傾斜して配置されており、図4に示すようにベルト本体20を矢印方向に回転させることにより、排出される連続紙3の山折り部を爪部18に引っかけて、連続紙3を強制的に引き下げるように作用する。なお、前記引っ掻きベルト17及びストッパ22a,22bは図1に実線と点線との両方で示したように、連続紙3の大きさに応じて左右方向に適宜平行移動できるように構成されている。

0019

なお、図1の符号24は印刷装置の排出口10の両側に設けられた連続紙3の送りローラであり、25は排出される連続紙3の先端を検出してスイングガイド11及びアシストアーム13,14の揺動駆動機構駆動開始命令を発する先端検出センサであり、26は積み重ねられた連続紙3の上端面を検出したときに用紙載置台21の上下駆動機構下降命令信号を発する紙面検出センサである。

0020

また、スイングガイド11及びアシストアーム13,14の左右方向の揺動タイミングは、上述したように揺動開始時は連続紙3の先端検出センサ25からの信号をトリガにしているが、いったん揺動を開始した後は、例えば印刷装置側で検出した折り目の検出信号を用いて行うことができる。スイングガイド11及びアシストアーム13,14の最大揺動位置と揺動速度は、印刷装置側で指定した用紙サイズなどに基づいて決定される。

0021

次に上述した構成からなる折り畳み装置の基本動作図2から図6に基づいて説明する。

0022

まず、図2に示したように、印刷装置の排出口10から処理済みの連続紙3が先端検出センサ25によって連続紙3の先端部が検出され、送りローラ24によって折り畳み装置に連続紙3が送り出される。連続紙3はさらにスイングガイド11を構成する一対の平面板11a,11bの間に送り込まれ、前記先端検出されてから所定の時間後に連続紙3の先端が山折り方向の時にスイングガイド11が左側に揺動する。おな、この場合にスイングガイド11の揺動方向と排出される連続紙3の折り目の折り癖方向とは当然一致させる。

0023

一致させる手段としては、例えば上記一実施形態例のように、スイングガイド11の最初の揺動方向を予め決めておき、印刷装置に連続紙3をセットする際に連続紙3の最初の折り目の折り癖方向を上記スイングガイド11の揺動方向に合わせてセットするか、または印刷装置側で連続紙3の最初の折り目の折り癖方向を検出し、この検出信号に基づいてスイングガイド11の最初の揺動方向を決定するなどの方法がある。

0024

左右一対のアシストアーム13,14は最初は中立位置にあるが、スイングガイド11の揺動とほぼ同時に図の左側に動き始める。そしてスイングガイド11が実線で示した最大揺動位置に達した時点で、左側のアシストアーム13は実線で示した待避位置まで後退し、反対に右側のアシストアーム14は実線で示したアシストアーム位置まで前進する。その結果、スイングガイド11の下端部から下方に押し出された連続紙3の先端部は、前記左側のアシストアーム13に邪魔されることなく引っ掻きベルト17によって用紙を下方に押し出し、位置決めストッパ22aに当たり、連続紙3の用紙先端位置決めされた状態となる。

0025

スイングガイド11は、最大揺動位置に達した後に、図3に示したように右側に揺動を開始するが、この時アシストアーム13,14は前述の位置を保持している。そしてスイングガイド11が中立位置を過ぎ、さらに右側の最大揺動位置に達する時点まで前述の位置を保持しているので(図3に示した状態)、連続紙3はスイングガイド11から送り出された直後の折り目の近傍が右側のアシストアーム14の上に載置された状態となる。この時、スイングガイド11によって送り出される連続紙3の折り目より下流側3aの紙方向は、スイングガイド11に対して図3に示すように上側に湾曲したものとなっている。また、連続紙3の折り目より上流側3bではアシストアーム14がU字形状をしているために、アシストアーム14の先端部(接触部)に折り目の上流側3bが当たり、下側に湾曲部を形成した状態で押し付けられる。そのため、連続紙3の折り目の近傍が前後両側から内方向に向かう力を受け、その近傍で最も折れ曲がり易いミシン目の折り目が強制的に折れ曲がるため、結果的に折り癖が復元して山折り部23が形成されることになる。

0026

折り性能を向上させるため、スイングガイド11の最大揺動位置を連続紙の折り目間隔の長さによって変位させる。連続紙の折り目間隔が短い場合には、スイングガイド11の最大揺動位置を比較的小さくとり、逆に長い場合には、最大揺動位置を大きくとる。これは、連続紙の折り目間隔の長さによって、用紙載置台21の両側にある引っ掻きベルト17の位置が変位し、スイングガイド11の最大揺動位置でのスイングガイド11の排出口から連続紙が排紙される方向とほぼ真っ直ぐに引っ掻きベルト17が位置するようにすることによるものである。例えば、折り目と平行に帯状の画像パターンが印字されて、さらに用紙厚みの薄く、連続紙の折り目間隔の長い連続紙などでは、折り性能を向上させるため、図3に示すように、スイングガイド11が右側の最大揺動位置に達したときのタイミングを用紙に対して折り目間隔に応じた適度な遅延をかけることによって、スイングガイド11の排出口から連続紙3の折り目の山折り部23までの連続紙の折り目間隔の長さを変化させることができる。

0027

図7に従来の折り畳み装置のスイングガイド右最大揺動時の作動状態を示す。図7に示すスイングガイド11の排出口から連続紙3の山折り部23までの連続紙の折り目間隔の長さに応じて、図3では連続紙3の搬送タイミングに対して、スイングガイド11の揺動タイミングに遅延をかけてることによって、スイングガイド11の最大揺動位置におけるスイングガイド11の排出口から前述の連続紙の折り目までの長さを長くすることが可能となる。適度にスイングガイド11の揺動に遅延をかけることで、スイングガイド11から送り出された連続紙3の折り目より上流側3bではアシストアーム14によって下側から用紙が押し上げられた状態となり、連続紙3の折り目より下流側3aの紙方向は、図7に示した用紙軌跡に対して、スイングガイド11より上側に湾曲したものとなる。スイングガイド11の最大揺動位置での連続紙3の用紙軌跡をスイングガイド11に対して上側へ上げることによって、連続紙3の折り目より下流側3aと上流側3b間の角度αが図7に示す角度より小さくなり、積極的に連続紙3の山折り部23の折り癖が復元可能となり、折り畳み不良を防ぐことができる。

0028

連続紙3の下流側3aと上流側3b間の角度αは、スイングガイド11の最大揺動位置とアシストアーム13,14の最大揺動位置、及び連続紙3の折り目間隔の長さに連動しているスイングガイド11とアシストアーム13,14のタイミングによって各々設定することが可能である。

0029

これらの設定は、スイングガイド11の最大揺動位置と揺動タイミングと振り速度を、図示しないコンピュータからのソフトタイミングに基づいて駆動されるスイングガイド11の揺動駆動機構であるスイングガイド制御手段によって行うことができる。また、アシストアーム13,14についてもスイングガイドと同様にアシストアーム13,14の最大揺動位置と揺動タイミングと振り速度はソフトタイミングに基づいて駆動されるアシストアーム13,14の揺動駆動機構であるアシストアーム制御手段によって設定可能である。

0030

連続紙3の用紙厚みが比較的薄いものや連続紙3の折り目間隔の比較的長い用紙は湾曲しやすく、前述したように画像転写工程や画像定着工程によって折り癖が失われやすいが、前述したようにスイングガイド11に対して連続紙3の折り目より下流側3aをやや上側に湾曲させるようにスイングガイド11及びアシストアーム14の最大揺動位置とタイミングを変位させ、角度αを鋭角にすることで山折り部23の折り癖を復元できる。

0031

また、連続紙3の用紙厚みが比較的厚いものは、用紙が湾曲しにくいため連続紙3の折り目より下流側3aの用紙方向は、スイングガイド11に対してほぼ真っ直ぐに送り出し、連続紙3の用紙厚みが薄いときに比べて角度αを大きくとり、連続紙3が湾曲しないような用紙軌跡を描くようにスイングガイド11及びアシストアーム14の最大揺動位置とタイミングを変位させるようにする。連続紙3の折り目の角度αは、例えば用紙の厚さや画像パターンによって変位させることによって、折り不良を改善することが可能となる。前述したようにミシン目近傍にミシン目方向に帯状の画像パターンが形成されている場合に折り不良が発生しやすく、例えばミシン目近傍に帯状に画像パターンが形成されている場合にその画像パターン部分にアシストアームが接触するように折り畳み装置の制御装置を変位させることも可能である。

0032

ミシン目近傍の画像パターンを折り畳み装置に認識させるために画像パターンを読み込む方法としては、例えば印刷装置に入力される画像パターンを解析し、ミシン目近傍の印字率の高い部分を折り畳み装置に出力しても良いし、画像読み取り機を印刷装置に出力に設けて、その印字率の結果を折り畳み装置に出力などしても良い。

0033

また、アシストアーム14の最大揺動位置および/またはタイミングを変化させることによって、連続紙3の上流側3bでのアシストアーム14の押し上げる位置を変化させることができる。アシストアーム14が連続紙3に接触する位置は、折り目に近い部分では連続紙3の山折り部分23がアシストアーム14に押されることで逆折れ(谷方向に折れる)が発生する。また連続紙3の折り目より離れた位置にアシストアーム14が接触する場合には、連続紙3の折り目近傍が前後両側から内方向に向かう力が弱くなり、画像領域と白地領域の境界など、正常な折り目以外の部分が折れ曲がる現象が発生する。そこで、アシストアーム14の最大揺動位置を変位させ、またスイングガイド11の最大揺動位置とタイミングを変位させ、アシストアーム14と連続紙3の接触部分を連続紙3の折り目近傍が前後両側から内方向に向かう力を受け、折り目で折り癖が復元できる位置にコントロールする。

0034

アシストアーム14の最大揺動位置における連続紙3とアシストアーム14の先端との接触時間は0.2〜0.4秒が好ましい。接触時間の制御は、スイングガイド11とアシストアーム14の最大揺動位置と揺動タイミング(最大揺動位置における静止時間を含む)によって行っている。接触時間が比較的短い場合には、連続紙の上流側を押さえる力が小さくなり、連続紙の上流側で折り不良が発生し、また接触時間が長い場合にはその逆となる。

0035

連続紙3とアシストアーム14の接触時間は、ビデオカメラによって撮影し、接触している画像コマ数によって計測した。使用したビデオカメラは、30コマが1秒のため、この場合6コマから12コマの接触時間が望ましい。

0036

図4に戻ってスイングガイド11が右側の最大揺動位置から向きを変えて左側に戻り始めると同時にアシストアーム13,14は右方向に動き出す。すなわち、アシストアーム13は図4に示したようにアシスト方向に前進し、またアシストアーム14は待避方向に後退する。

0037

そして図4に実線で示したように、右側のアシストアーム14が待避位置まで後退するとアシストアーム14の先端部が引っ掻きベルト17の爪18の後方に隠れるがそれとほぼ同時にベルト本体20と共に回転する爪部18が連続紙3の山折り部23に上方から係止して連続紙3を強制的に押し下げていく。そして前述したように山折り部23が位置決めストッパ22bに当接して、用紙は位置決めされた状態となる。

0038

スイングガイド11が左側に揺動して最大揺動位置に達する時点では、左側のアシストアーム13は既に図5に実線で示したようなアシスト位置で待機している状態にある。そして、上記図3における説明と同様の動き(左右の違いはある)で、左側のアシストアーム13を使って連続紙3の左の折り目の折り癖が復元される。なお、図6は連続紙3の左側の山折り部23を引っ掻きベルト17の爪部18を用いて、位置決め載置する場合の動作状態を示したものであり、その動きは左右の違いがあるだけで図4に説明したものと同様である。

0039

図5図6を経た後に再び図3に示す動作状態に戻り、後は図3から図6に示した動作を繰り返していく。そして用紙載置台21の上に連続紙3が所定量積み重ねられて、前述した紙面センサ26が連続紙3の上端部を検出すると、その検出信号に基づいて用紙載置台21が所定量だけ下降する。

0040

上述した一実施形態例では、アシストアーム13,14をU字形状とした場合について説明したが、連続紙3に対して同様の押し付け作用を有するものであれば、上記形状に必ずしもこだわる必要はない。

0041

また、上記一実施形態例ではスイングガイド11の揺動開始タイミングを先端検出センサ25からの検出信号によって、また開始以降の揺動タイミングを印刷装置の折り目検出信号によって作動させているが、必ずしも分ける必要はなく、また前述とは異なる手段によってタイミングを取ることも可能である。

0042

さらに上記一実施形態例で説明したスイングガイド11とアシストアーム13,14との連動手段、すなわちスイングガイド11が左側に揺動するときにアシストアーム13,14は右側に揺動するのは一実施形態例であって、当業者設計変更でき、他の手段も本発明の範囲に含まれるものである。

0043

さらに上記一実施形態例では、アシスト手段としてアシストアーム13,14を用いた場合について説明したが、スイングガイド11から排出されてくる連続紙3に対して同様の押し付け作用を有するものであれば、当然に他の手段を用いることも可能である。

発明の効果

0044

この発明の連続紙の折り畳み装置は、スイングガイドやアシストアームの最大揺動位置・揺動速度・揺動タイミングを制御することで、これまで折り畳み不良が発生したような、連続紙の用紙種類や連続紙に印刷される画像パターンにおいても折り癖を強制的に復元させ、折り目間隔にかかわらず、連続紙の折り畳み不良を確実に回避できる効果がある。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明に係る折り畳み装置の概要の一例を示す全体図である。
図2本発明に係る折り畳み装置のスイングガイド揺動開始時の作動状態を示す図である。
図3本発明に係る折り畳み装置のスイングガイドの右最大揺動時の作動状態を示す図である。
図4本発明に係る折り畳み装置のスイングガイドの右最大揺動位置から左側に移行する状態を示す図である。
図5本発明に係る折り畳み装置のスイングガイドの左最大揺動位置時の作動状態を示す図である。
図6本発明に係る折り畳み装置のスイングガイドの左最大揺動位置から右側に移行する状態を示す図である。
図7従来における折り畳み装置のスイングガイドの右最大揺動時の作動状態を示す図である。

--

0046

3:連続紙
10:排出口
11:スイングガイド
13,14:アシストアーム
17:引っ掻きベルト
18:爪部
21:用紙載置台
22:位置決めストッパ
23:連続紙山折り部
25:先端検出センサ
26:紙面センサ

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