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技術 SCSIバス制御装置

出願人 茨城日本電気株式会社
発明者 大和田政男
出願日 1999年10月5日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 1999-284138
公開日 2001年4月20日 (18年11ヶ月経過) 公開番号 2001-109672
状態 未査定
技術分野 エラーの検出訂正 デジタル計算機の試験診断 計算機における入出力系RAS
主要キーワード 評価機器 ターゲットモード バス接続回路 内部診断 インターフェース制御装置 バス制御ユニット マイクロプロセッサバス プロセッサインターフェース
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図面 (6)

課題

評価機器を用いることなく、異常発生時の動作を含む内部診断動作を容易にかつ高い信頼性をもって行いうるSCSIバス制御装置を提供する。

解決手段

本発明のSCSIバス制御装置は、複数のSCSIバスインターフェースと、前記複数のSCSIバスインターフェースに接続したSCSIコントローラと、当該コントローラの動作を制御するプロセッサとを具え、前記複数のSCSIバスインターフェースのうちの少なくとも二つのSCSIバスインターフェースを互いに接続して、当該接続したSCSIバスインターフェースに接続されている前記SCSIコントローラ間で仮想的にデータ転送を行う診断動作制御手段を設けた。また、この診断動作制御手段が、前記SCSIバスインターフェースを通る特定の信号をハイレベルまたはローレベルクランプする機能を持つように構成した。

概要

背景

SCSI(Small Computer System Interface)を用いて周辺機器の接続を行うコンピュータ装置では、例えば装置の立ち上げ時などに、SCSIインターフェース機能内部診断が必要な場合がある。従来は、このような場合にSCSIプロトコルコントローラSCSIバスから遮断して診断モードを設定し、マイクロプロセッサ内部レジスタを使ってSCSIコントローラとSCSIバスとのインターフェース動作を擬似的に実行して、内部診断を行うようにしていた。

しかしながら、このような従来の装置では、マイクロプロセッサがレジスタポーリングを行ったり、セット/リセットを行ったりする必要があるため、診断モードにあるときにSCSIコントローラの実動作に近い動作速度を実現することができないという問題がある。

このような問題を解決して、SCSIコントローラを実動作速度で動作させて、装置の内部診断を行い得るようにした装置が、特開平5−265611号公報に開示されている。図5は、この従来のSCSIバスインターフェース制御装置の構成を示すブロック図である。この公報に記載されている装置では、一つのSCSIコントローラの内部に二つ以上のSCSIプロトコルコントローラを設け、これらのプロトコルコントローラを診断動作制御回路を介して互いに接続して、SCSIコントローラの内部診断を実行するようにしている。

すなわち、図5に示すように、従来の装置は、内部に第1のSCSIプロトコルコントローラ2aと第2のSCSIプロトコルコントローラ2bを有するSCSIコントローラ2と、このSCSIコントローラ2の各プロトコルコントローラに接続された第1のSCSIバス3及び、第2のSCSIバス4と、マイクロプロセッサバス5を介してSCSIコントローラ2に接続されているマイクロプロセッサ6と、メモリ7と、DMAコントローラ8とを具える。この装置では、SCSIコントローラ2内で第1及び第2のSCSIプロトコルコントローラ2a、2bとが、診断動作制御回路2cを介して直接的に接続されている。

ここで、マイクロプロセッサ6からの命令に応じてSCSIコントローラ2に診断モードが設定されると、診断動作制御回路2cが第1及び第2のSCSIプロトコルコントローラ2a、2bを、一方をイニシエータ、他方をターゲットとして設定し、これらのコントローラ直接接続し、二つのプロトコルコントローラ間でデータの送受信処理を行って、コントローラ2の内部診断を行う。

この装置によれば、SCSIバスにテスタなどの評価機器を接続することなく、SCSIコントローラの実動作速度で効率よく装置の内部診断を行うことができる。

概要

評価機器を用いることなく、異常発生時の動作を含む内部診断動作を容易にかつ高い信頼性をもって行いうるSCSIバス制御装置を提供する。

本発明のSCSIバス制御装置は、複数のSCSIバスインターフェースと、前記複数のSCSIバスインターフェースに接続したSCSIコントローラと、当該コントローラの動作を制御するプロセッサとを具え、前記複数のSCSIバスインターフェースのうちの少なくとも二つのSCSIバスインターフェースを互いに接続して、当該接続したSCSIバスインターフェースに接続されている前記SCSIコントローラ間で仮想的にデータ転送を行う診断動作制御手段を設けた。また、この診断動作制御手段が、前記SCSIバスインターフェースを通る特定の信号をハイレベルまたはローレベルクランプする機能を持つように構成した。

目的

本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、正常動作時の内部診断のみならず、異常発生時の動作の確認をも評価機器を特別に取り付けることなく行うことが可能であり、また、SCSIコントローラの動作のみならず、ドライバレシーバ配線パターンの動作を含めてSCSIバス制御装置全体の動作を診断することができるSCSIバス制御装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

複数のSCSIバスインターフェースと、前記複数のSCSIバスインターフェースに接続したSCSIコントローラと、当該コントローラの動作を制御するプロセッサとを具えるSCSIバス制御装置において、前記複数のSCSIバスインターフェースのうちの少なくとも二つのSCSIバスインターフェースを互いに接続して、当該接続したSCSIバスインターフェースに接続されている前記SCSIコントローラ間で仮想的にデータ転送を行う診断動作制御手段を設けたことを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項2

請求項1に記載のSCSIバス制御装置において、前記診断動作制御手段が、前記SCSIバスインターフェースを通る特定の信号をハイレベルまたはローレベルクランプする機能を有することを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項3

請求項1又は2に記載のSCSIバス制御装置において、前記診断動作制御手段が前記SCSIバス制御装置内に設けられていることを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項4

請求項1又は2に記載のSCSIバス制御装置において、前記診断動作制御手段が前記SCSIバス制御装置に外付けされていることを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項5

請求項3または4に記載のSCSIバス制御装置において、前記SCSIコントローラが前記少なくとも二つのSCSIバスインターフェースにそれぞれ接続されたSCSプロトコルコントローラを具え、これらのSCSIプロトコルコントローラのうち、いずれかのコントローラをイニシエータに、またこのイニシエータとして設定したSCSIプロトコルコントローラ以外のいずれかのコントローラをターゲットとして設定して、これらのイニシエータおよびターゲット間で仮想的にデータ転送を行って、前記SCSIバス制御装置の動作を内部診断することを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項6

請求項1ないし5のいずれかに記載のSCSIバス制御装置において、前記装置が前記転送データ収納するメモリ手段を具えることを特徴とするSCSIバス制御装置。

請求項7

請求項5または6に記載のSCSIバス制御装置において、前記装置がDMAコントローラを具えることを特徴とするSCSIバス制御装置。

技術分野

0001

本発明は、SCSIバス制御装置に関するものであり、特にSCS制御ユニット内に二つ以上のSCSIプロトコルコントローラを設け、それぞれのプロトコルコントローラをSCSIバスインターフェースに接続してデータ転送を行うようにしたSCSIバス制御装置に関する。

背景技術

0002

SCSI(Small Computer System Interface)を用いて周辺機器の接続を行うコンピュータ装置では、例えば装置の立ち上げ時などに、SCSIインターフェース機能内部診断が必要な場合がある。従来は、このような場合にSCSIプロトコルコントローラをSCSIバスから遮断して診断モードを設定し、マイクロプロセッサ内部レジスタを使ってSCSIコントローラとSCSIバスとのインターフェース動作を擬似的に実行して、内部診断を行うようにしていた。

0003

しかしながら、このような従来の装置では、マイクロプロセッサがレジスタポーリングを行ったり、セット/リセットを行ったりする必要があるため、診断モードにあるときにSCSIコントローラの実動作に近い動作速度を実現することができないという問題がある。

0004

このような問題を解決して、SCSIコントローラを実動作速度で動作させて、装置の内部診断を行い得るようにした装置が、特開平5−265611号公報に開示されている。図5は、この従来のSCSIバスインターフェース制御装置の構成を示すブロック図である。この公報に記載されている装置では、一つのSCSIコントローラの内部に二つ以上のSCSIプロトコルコントローラを設け、これらのプロトコルコントローラを診断動作制御回路を介して互いに接続して、SCSIコントローラの内部診断を実行するようにしている。

0005

すなわち、図5に示すように、従来の装置は、内部に第1のSCSIプロトコルコントローラ2aと第2のSCSIプロトコルコントローラ2bを有するSCSIコントローラ2と、このSCSIコントローラ2の各プロトコルコントローラに接続された第1のSCSIバス3及び、第2のSCSIバス4と、マイクロプロセッサバス5を介してSCSIコントローラ2に接続されているマイクロプロセッサ6と、メモリ7と、DMAコントローラ8とを具える。この装置では、SCSIコントローラ2内で第1及び第2のSCSIプロトコルコントローラ2a、2bとが、診断動作制御回路2cを介して直接的に接続されている。

0006

ここで、マイクロプロセッサ6からの命令に応じてSCSIコントローラ2に診断モードが設定されると、診断動作制御回路2cが第1及び第2のSCSIプロトコルコントローラ2a、2bを、一方をイニシエータ、他方をターゲットとして設定し、これらのコントローラ直接接続し、二つのプロトコルコントローラ間でデータの送受信処理を行って、コントローラ2の内部診断を行う。

0007

この装置によれば、SCSIバスにテスタなどの評価機器を接続することなく、SCSIコントローラの実動作速度で効率よく装置の内部診断を行うことができる。

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、装置の内部診断を行う場合には、正常動作時における動作の確認はもとより、異常発生時に必要な動作を正確に行いうるかどうかの確認も重要であるが、特開平5−265611号公報に開示されている装置では、単にプロトコルコントロール間でデータの送受信を行っているだけであるため、SCSIコントローラの正常動作時の内部診断しか行うことができず、異常発生時の動作の確認は、テスタ等の評価機器を装置の外部に取り付けた上で、疑似障害を発生させて行わなければならない。

0009

また、特開平5−265611号公報に開示されている装置では、内部診断がSCSIコントローラ2内で閉じた状態で行われるため、例えばSCSIバスのドライバレシーバや、配線パターン等のSCSIプロトコルコントローラ以外の装置の動作確認を行うことができず、内部診断の信頼性が低いという問題もある。

0010

本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、正常動作時の内部診断のみならず、異常発生時の動作の確認をも評価機器を特別に取り付けることなく行うことが可能であり、また、SCSIコントローラの動作のみならず、ドライバ/レシーバや配線パターンの動作を含めてSCSIバス制御装置全体の動作を診断することができるSCSIバス制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本発明にかかるSCSIバス制御装置は、複数のSCSIバスインターフェースと、前記複数のSCSIバスインターフェースに接続したSCSIコントローラと、当該コントローラの動作を制御するプロセッサとを具えるSCSIバス制御装置において、前記複数のSCSIバスインターフェースのうちの少なくとも二つのSCSIバスインターフェースを互いに接続して、当該接続したSCSIバスインターフェースに接続されている前記SCSIコントローラ間で仮想的にデータ転送を行う診断動作制御手段を設けたことを特徴とする。

0012

このように、本発明のSCSIバス制御装置では、複数のSCSIバスインターフェース同士を接続して当該接続したSCSIバスインターフェースに接続されている前記SCSIバスコントローラ間で仮想的にデータ転送を行うようにしているため、SCSIバスコントローラの動作のみならず、SCSIバスを通る信号のドライバ/レシーバや、配線パターンの動作についても診断することが可能となる。

0013

また、本発明のSCSIバス制御装置は、前記診断動作制御手段が、前記SCSIバスインターフェースを通る特定の信号をハイレベルまたはローレベルクランプする機能を有することを特徴とする。

0014

このように、診断動作制御手段に特定の信号をハイレベルまたはローレベルにクランプする機能を持たせることによって、正常動作時のバス制御装置の動作のみならず、異常動作時の動作も容易に診断することが可能となり、内部診断の信頼性を高めることが可能となる。

0015

なお、前記診断動作制御手段は、前記SCSIバス制御装置内に設けるようにしてもよいし、あるいは、前記SCSIバス制御装置に外付けするようにしても良い。

0016

診断動作制御回路をSCSIバス制御装置に外付けした場合は、SCSIバス制御装置の部品点数を削減して、かつ、診断動作制御回路の動作がSCSIバス制御装置の通常動作に与える影響を少なく抑えることができる。

0017

更に、本発明のSCSIバス制御装置は、前記SCSIコントローラが前記少なくとも二つのSCSIバスインターフェースにそれぞれ接続されたSCSIプロトコルコントローラを具え、これらのSCSIプロトコルコントローラのうち、いずれかのコントローラをイニシエータに、またこのイニシエータとして設定したSCSIプロトコルコントローラ以外のいずれかのコントローラをターゲットとして設定して、これらのイニシエータおよびターゲット間で仮想的にデータ転送を行って、前記SCSIバス制御装置の動作を内部診断することを特徴とする。

0018

また、本発明のSCSIバス制御装置は、前記転送データ収納するメモリ手段を具えることが好ましい。また、前記装置は、前記仮想的にデータ転送を行う場合に、前記マイクロプロセッサバスの制御を行うDMAコントローラを具えることが好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下に図面を参照して、本発明のSCSIバス制御装置の実施形態を詳細に説明する。

0020

図1は、本発明のSCSIバス制御装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、本発明のSCSIバス制御装置10は、内部に第1及び第2のSCSIプロトコルコントローラ20a、20bを具え、SCSIバスインターフェースの制御を行うSCSIコントローラ20と、このSCSIコントローラ20に接続された第1の SCSIバスインターフェース30と、第2のSCSIバスインターフェース40と、各バスインターフェース30、40を通る信号をそれぞれドライブする第1のドライバ/レシーバ50と第2のドライバ/レシーバ60と、前記SCSIコントローラ20にマイクロプロセッサバス70を介して接続されたマイクロプロセッサ80と、転送データを格納するメモリ90と、データ転送を行う場合にマイクロプロセッサバス310の制御を行うDMAコントローラ(Direct Memory Access Controller)100と、第1のSCSIバスインターフェース30と第2のSCSIバスインターフェース40とを直接に接続する診断動作制御回路110とを具える。SCSIコントローラ20内の第1のSCSIプロトコルコントローラ20aと、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bとは、それぞれ第1のSCSIバスインターフェース30と、第2のSCSIバスインターフェース40とに対応して接続されている。

0021

第1のSCSIプロトコルコントローラ20aと第2のSCSIプロトコルコントローラ20bとは、マイクロプロセッサ80の命令を受けて、それぞれ、第1のドライバ/レシーバ50と、第2のドライバ/レシーバ60を介して、第1のSCSIバスインターフェース30と第2のSCSIバスインターフェース30の制御を行う。診断動作制御回路110は、内部診断時にマイクロプロセッサ80の命令により、第1のSCSIバスインターフェース30と、第2のSCSIバスインターフェース40とを直接接続する。マイクロプロセッサ80は、通常動作においては第1のSCSIプロトコルコントローラ20aと、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bを制御し、内部診断時には診断動作制御回路110に対して命令を発効して、第1及び第2のSCSIバスインターフェース30および40の接続状態を制御するとともに、疑似障害を設定するための制御を行う。

0022

メモリ90は、通常動作時には第1及び第2のSCSIバスインターフェース30、40を用いて転送するデータを格納し、内部診断時には診断用の転送データを格納する。また、DMAコントローラ100は、SCSIコントローラ20とメモリ90との間でデータ転送を行う際にマイクロプロセッサ80に代わってマイクロプロセッサバス70の制御を行い、このマイクロプロセッサ80の負荷を軽減する。

0023

図2は、図1に示す診断動作制御回路110の内部構成を示すブロック図である。診断動作制御回路110は、プロセッサインターフェース制御部110aと、当該プロセッサインターフェース制御部110からの命令を受けて第1のSCSIバスインターフェース30と第2のSCSIバスインターフェース40間を直接接続するバス接続制御回路121a〜121nを具えている。プロセッサインターフェース制御部110aは、マイクロプロセッサ80から受ける診断モード設定命令や、特定の信号のクランプ命令を解析して、前記各バス接続制御回路121a〜121nに必要な命令を出す。各バス接続制御回路121a〜121nではこの命令に応じて第1のSCSIバスインターフェース30と第2のSCSIバスインターフェース40とを直接接続し、また、特定の信号をハイレベルまたはローレベルにクランプする。なお、図2には、5つの信号についてのバス接続制御回路を例示的に示しているが、この他の信号についても同様にバス接続回路が設けられている。

0024

図3は、図1及び図2に示す本発明のSCSI制御回路10の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートでは、第1のSCSIプロトコルコントローラ20aをイニシエータに、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bをターゲットに設定して、ライト動作を行う場合を例にとって説明している。また、SCSIバス30および40のパリティビットをローレベルにクランプして、パリティエラーを発生させて異常発生時の動作を確認する例が示されている。

0025

図3を参照すると、まず、マイクロプロセッサ80が診断動作制御回路110に対して、診断モードを設定し、SCSIバス30、40のパリティビットをローレベルにクランプする設定命令を発効する。この命令を受けて、診断動作制御回路110のプロセッサインターフェース制御部110aは、各バス接続制御回路121a〜121nに接続を要求すると共に、バス接続制御回路(DP)121nに対して、パリティビットをローレベルにクランプする要求を行う(ステップ210)。

0026

次いで、マイクロプロセッサ80は、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bをターゲットモードに設定して、セレクション待ちの状態にし(ステップ220)、メモリ90上に転送するデータをセットする(ステップ230)。このとき、ステップ210で行ったパリティビットのクランプを考慮して、パリティエラーが発生するようなデータをセットしておく。次いで、メモリ90から第1のSCSIプロトコルコントローラ20aへデータを転送し、また、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bからメモリ90へデータを転送するようにDMAコントローラ100をセットする(ステップ240、250)。更に、第1のSCSIプロトコルコントローラ20aをイニシエータモードに設定して、メモリ90上のデータをターゲットである第2のSCSIプロトコルコントローラ20bへ送るコマンドを発行して(ステップ260)、データ転送の準備を整える。

0027

このようにして、データ転送の準備が整ったら、イニシエータ(第1のSCSIプロトコルコントローラ20a)からターゲット(第2のSCSIプロトコルコントローラ20b)へデータの転送を行い(ステップ270)、更に、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bからメモリ90へ転送する(ステップ280)。このときデータは、メモリ90−第1のSCSIプロトコルコントローラ20a−第1のドライバ/レシーバ50−診断動作制御回路110−第2のドライバ/レシーバ60−第2のプロトコルコントローラ20b−メモリ90、の経路で転送される。

0028

データ転送が終了すると、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bがマイクロプロセッサ80に対してデータ転送終了を通知する(ステップ290)。この通知に応じて、マイクロプロセッサ80は、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bがパリティエラーを検出したことを確認し(ステップ300)、さらに、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bからメモリ90に転送され、格納されたデータが期待通りのデータであるかどうかを確認して(ステップ310)、診断処理を終了する(ステップ320)。

0029

このように、SCSIバス制御装置10内で第1のSCSIプロトコルコントローラ20aから第2のSCSIプロトコルコントローラ20bへダミーデータを転送することによって、SCSIバス制御装置10で行われる一連の動作が仮想的に実行され、各プロトコルコントローラ20a、20b、各ドライバ/レシーバ50、60の動作あるいは配線パターンの不良を確認することができる。更に、疑似障害を発生させているため、異常発生時におけるのターゲット(第2のSCSIプロトコルコントローラ20b)側の動作も同時に確認することができる。

0030

なお、上述の例では、第1のSCSIプロトコルコントローラ20aをイニシエータ、第2のSCSIプロトコルコントローラ20bをターゲットとして設定してデータ転送を行い、パリティビットをローレベルにクランプしてライト動作を実行した場合の動作確認を行うようにしているが、イニシエータとターゲットの設定は逆であっても良いし、ライトリード動作、その他の動作、信号のクランプの有無、クランプする信号の選択、などを組み合わせることにより、さまざまな動作確認を行うことができる。また、上述の例では、2つのプロトコルコントローラを設けて、2つのSCSIバスインターフェースに接続するようにしているが、2つ以上のコントローラが設けられているユニットでも、同様に動作確認を行うことが可能である。

0031

図4は、本発明にかかるSCSIバス制御装置の他の実施形態の構成を示すブロック図である。図4に示すとおり、第2の実施形態においては、診断動作制御回路110を、コネクタ10a、10bを介してSCSIバス制御ユニット10に外付けして、内部診断を行うときにのみ診断動作制御回路110をユニット10に接続して動作させるようにしている。なお、診断動作制御回路110が外付けされていること、およびマイクロプロセッサ80と診断動作制御回路110もコネクタ10cを介して接続していること以外は、上述の第1実施形態と同じ構成を取っているので、同じ構成要素について同じ符号を付してここでは共通部分の説明は省略する。

0032

このように構成することによって、SCSIバス制御ユニット10の部品点数を削減することができると共に、ユニット10の通常の動作に影響を与えないようにすることができる。

0033

本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が考えられる。例えば、上述の実施形態では、一つのSCSIコントローラ20の内部に第1のSCSIプロトコルコントローラ20aと第2のSCSIプロトコルコントローラ20bとを設けるようにしているが、これらのプロトコルコントローラを物理的に独立したデバイスで実現するようにしても良い。更に、マイクロプロセッサバス70に替えて、PCIバスやその他の制御バスによってSCSIコントローラ20を制御するようにしても良い。また、SCSIバス30、40は平衡型のものでも、不平衡型のものでも公的に本発明を適用することができる。さらに、SCSIバスのドライバ/レシーバ50、60はSCSIコントローラ20内に内蔵するようにしても良い。

発明の効果

0034

上述したとおり、本発明のSCSIバス制御装置によれば、複数のSCSIバス同士をSCSIコントローラの外部で診断動作制御回路を介して直接接続して、複数のSCSIプロトコルコントローラ間で仮想的にデータ転送を行い得るように構成したため、SCSIプロトコルコントローラの故障のみならず、SCSIバスのドライバ/レシーバの故障、あるいは配線パターンの不良等も容易に診断することができる。従って、SCSIバス制御装置における内部診断の信頼性を高めることができる。また、診断動作制御回路でSCSIバスの信号をローレベルまたはハイレベルにクランプできるように構成したため、疑似障害の発生用にテスタ等の評価機器を外部に接続する必要がなく、SCSIバスにおける異常発生時の動作確認を容易に、かつ短時間で行うことができる。更に、本発明の診断動作制御回路をバス制御ユニットに外付けすることによって、既存の装置に影響をほとんど与えることなく、容易かつ効率的に内部診断環境を実現することが可能となる。

図面の簡単な説明

0035

図1本発明のSCSIバス制御装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図2図1に示す制御装置に設けた診断動作制御回路の内部構成を示すブロック図である。
図3図1に示す制御装置における内部診断動作の一例のフローチャートである。
図4本発明のSCSIバス制御装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
図5従来のSCSIバス制御装置の構成を示すブロック図である。

--

0036

10SCSIバス制御ユニット
10a〜10cコネクタ
20SCSIコントローラ
20a 第1SCSIプロトコルコントローラ
20b 第2SCSIプロトコルコントローラ
30 第1SCSIバス
40 第2SCSIバス
50 第1ドライバ/レシーバ
60 第2ドライバ/レシーバ
70マイクロプロセッサバス
80マイクロプロセッサ
90メモリ
100DMAコントローラ
110診断動作制御回路
110aプロセッサインターフェース制御回路
121バス接続制御回路

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