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技術 画像形成装置、及び画像形成装置の汚れ位置特定方法

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 小野裕士
出願日 1999年10月13日 (20年8ヶ月経過) 出願番号 1999-290853
公開日 2001年4月20日 (19年2ヶ月経過) 公開番号 2001-109222
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における制御・保安 カラー電子写真 電子写真における制御・管理・保安 カラー電子写真
主要キーワード 清掃用開口 照合マーク 清掃手順 防御壁 清掃口 汚れ位置 清掃布 筋状欠陥
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図面 (9)

課題

複数の画像形成部を備えた画像形成装置において、トナー等が原因で画像欠陥が生じた場合、その汚れの位置を特定することを課題とする。

解決手段

テストパターン34Aは画像形成装置16が処理可能な最大用紙サイズに入力する。テストパターン34Aの単色パターン36は、光ビーム走査方向全域を覆う長さとなっており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、イエロー(Y)とシアン(C)の二次色(重ねあわせ)による二次色パターン36YCを含んでいる。出力されたテストパターン34Bは、3箇所の画像欠陥(38M、38Y)が存在する場合を示しており、この色に対応するシールガラス30Mを清掃すれば、画像欠陥は無くなる。

概要

背景

カラー原稿カラー画像の普及に伴い、近年では単色の画像形成装置並みのスピードでのフルカラー画像出力が求められている。ところが、従来の普及型カラー画像形成装置は、単一の光走査装置を備え、単一の感光体上で露光現像転写のプロセスを逐次実行し、これらを用紙上に定着させてカラー画像を形成するプロセスを取っているため、例えば、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を重ね合わせる場合、4回プロセスが繰り返された後に定着画像が出力されるので画像出力スピードは単色にくらべ1/4以下となってしまい、高速化への対応に限界がある。

そこで、単色の画像形成装置並みの画像出力スピードを得る技術として、各色の独立した画像形成部を用紙搬送方向に直列に配置し、ここで形成された現像像を単一の転写媒体上に連続的に転写し、1サイクルでフルカラー画像を形成する、所謂、タンデム方式の画像形成装置が開発されている。

図5は、4個の画像形成部を直列に配置したカラー画像形成装置60の構成を示す図である。転写ベルト62により搬送される用紙64の上流方向より、K、Y、M、Cの順に画像形成部66K、66Y、66M、66Cが設けられ、各画像形成部には、感光体68K、68Y、68M、68Cの周囲に電子写真プロセスを構成するサブユニットが配置されている。

帯電装置70により感光体68を帯電したのち、光走査装置72により画像情報に応じた光ビーム露光走査して静電潜像を形成する。つぎに現像装置74により潜像を現像したのち、用紙64に転写する。このプロセスをK、Y、M、Cの順に行い、図示しない定着装置により転写像を用紙64に固定したのち排出する。また、光走査装置72の光ビーム射出用開口部には防塵のためのシールガラス76K、76Y、76M、76Cが設けられている。

このような装置構成では、図6に示すように、シールガラス76に汚れ80が発生すると出力されるカラー画像に欠陥が生じるが、複数の画像形成部を備えたカラー画像形成装置では、どの画像形成部のシールガラスが汚れたために発生した画像欠陥であるかを判定することは難しい。

図7は、感光体82の下方に光走査装置84を配置したタンデム方式のカラー画像形成装置の構成を示す図である。単一の光学箱で構成される光走査装置84から射出された複数の光ビームにより感光体82を露光走査して静電潜像を形成し、現像装置86により現像したのち、中間転写体ベルト88上に一次転写される。転写像は、Y,M,C,Kの順に重ね合わされ、用紙90に二次転写された後、定着装置92により固定される。中間転写体ベルト88を用いたタンデム方式のカラー画像形成装置で、用紙90を垂直搬送し、カラー画像形成装置上方に排出する場合、画像形成開始からカラー画像の出力までの時間を最短にしようとすると、一次転写から二次転写までの距離を短くする必要があり、光走査装置84が感光体82の下方に配置される構成となる。

図8は、感光体の下方に光走査装置を配置したときのシールガラス汚れを説明するための図である。

光走査装置94を感光体96の下方に配置した場合、光走査装置94のビーム射出開口部に設けたシールガラス98上には、空気中を漂う塵102、繊維くず100や、現像部で発生するトナークラウド重力作用により堆積する。さらには、現像部からのトナーぼた落ち104が発生する。

シールガラス98の汚れを避けるため、光ビームの射出角度、光走査装置と画像形成部の距離、汚れ防御壁等を適宜設定することが行われる。

しかし、光走査装置94を感光体96の下方に配置した場合、図5に示したような構成、すなわち光走査装置72が感光体68の上方に配置された場合に比べ、シールガラス汚れが発生しやすくなることは避けられず、シールガラス汚れによる画像欠陥が発生した場合の回復作業容易性は強く望まれる。

更に、今後カラー画像形成装置が普及する市場では、メンテナンスフリーであることが望まれるが、仮に画像欠陥が発生した場合も、ユーザが簡易的な作業で容易に、しかも確実に画像レベル回復できることが必要である。

すなわち、光走査装置のシールガラス汚れにより画像欠陥が発生した場合に、カラー画像形成装置を分解し、光走査装置をカラー画像形成装置の機外へ取り出して清掃することなく作業が行えるようにしなければならない。このことは、光走査装置が感光体の上方に配置される場合も同様である。

概要

複数の画像形成部を備えた画像形成装置において、トナー等が原因で画像欠陥が生じた場合、その汚れの位置を特定することを課題とする。

テストパターン34Aは画像形成装置16が処理可能な最大用紙サイズに入力する。テストパターン34Aの単色パターン36は、光ビーム走査方向全域を覆う長さとなっており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、イエロー(Y)とシアン(C)の二次色(重ねあわせ)による二次色パターン36YCを含んでいる。出力されたテストパターン34Bは、3箇所の画像欠陥(38M、38Y)が存在する場合を示しており、この色に対応するシールガラス30Mを清掃すれば、画像欠陥は無くなる。

目的

本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、複数の画像形成部を備えた画像形成装置において、こぼれ落ちたトナーや埃が原因で画像欠陥が発生した場合、その汚れの位置特定を容易にし、簡単な清掃作業で汚れを除去して画質を回復できるようにすることを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

転写順に配置された各現像色用の画像形成部と、前記画像形成部へ光ビーム照射し各現像色に対応した潜像露光形成する光走査装置と、を備え、前記画像形成部に形成された潜像を各現像色に現像転写像を重ね合せてカラー画像を形成する画像形成装置において、前記各現像色に対応した複数の単色パターンを前記画像形成部の画像形成可能全領域に渡る幅で形成することを特徴とする画像形成装置。

請求項2

用紙に転写された前記単色パターンの並びが、前記画像形成部の並びと一致することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

イエローパターンマゼンダパターンシアンパターンブラックパターンの単色パターンに加え、イエローとイエロー以外の色を重ね合わせた二次色パターンを形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置

請求項4

前記単色パターンが、互いに重ならないことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像形成装置

請求項5

前記単色パターンが、低濃度ハーフトーン画像であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置

請求項6

前記単色パターンと共に、単色パターンと前記画像形成部の照合方向を規定する照合マークが形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像形成装置

請求項7

前記光走査装置の光ビーム射出開口部を密閉するシールガラスと、前記光走査装置を装填したままで前記シールガラスを清掃可能な清掃口と、前記清掃口の近傍に設けられ前記画像形成部の現像色識別できる識別マークと、を有することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置。

請求項8

前記光走査装置が、前記画像形成部の下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の画像形成装置。

請求項9

前記単色パターンを含む色パターンは、制御用コントロールパネルからの指示で出力される内蔵パターンであることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。

請求項10

前記単色パターンを含む色パターンは、原稿読取部でテストパターン原稿を読み取ることで形成されることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。

請求項11

前記単色パターンを含む色パターンは、情報読取部で色パターンを記録した記録媒体を、或いは転送された情報を読み出すことで形成されることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。

請求項12

転写順に配置された各現像色用の画像形成部と、前記画像形成部へ光ビームを照射し各現像色に対応した潜像を露光形成する光走査装置と、を備え、前記画像形成部に形成された潜像を各現像色に現像し転写像を重ね合せてカラー画像を形成する画像形成装置の汚れ位置特定方法において、前記各現像色に対応した複数の単色パターンを前記画像形成部の画像形成可能全領域に渡る幅で形成し、単色パターンの画質欠陥色から画像形成部或いは前記光走査装置の汚れ位置を特定する画像形成装置の汚れ位置特定方法。

技術分野

0001

本発明は、レーザー光源から発せられた光ビーム画像情報信号の書き込みを行うデジタル複写機や光ビームプリンタ等の画像形成装置及び画像形成装置の汚れ位置特定方法に関する。

背景技術

0002

カラー原稿カラー画像の普及に伴い、近年では単色の画像形成装置並みのスピードでのフルカラー画像出力が求められている。ところが、従来の普及型カラー画像形成装置は、単一の光走査装置を備え、単一の感光体上で露光現像転写のプロセスを逐次実行し、これらを用紙上に定着させてカラー画像を形成するプロセスを取っているため、例えば、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を重ね合わせる場合、4回プロセスが繰り返された後に定着画像が出力されるので画像出力スピードは単色にくらべ1/4以下となってしまい、高速化への対応に限界がある。

0003

そこで、単色の画像形成装置並みの画像出力スピードを得る技術として、各色の独立した画像形成部を用紙搬送方向に直列に配置し、ここで形成された現像像を単一の転写媒体上に連続的に転写し、1サイクルでフルカラー画像を形成する、所謂、タンデム方式の画像形成装置が開発されている。

0004

図5は、4個の画像形成部を直列に配置したカラー画像形成装置60の構成を示す図である。転写ベルト62により搬送される用紙64の上流方向より、K、Y、M、Cの順に画像形成部66K、66Y、66M、66Cが設けられ、各画像形成部には、感光体68K、68Y、68M、68Cの周囲に電子写真プロセスを構成するサブユニットが配置されている。

0005

帯電装置70により感光体68を帯電したのち、光走査装置72により画像情報に応じた光ビームを露光走査して静電潜像を形成する。つぎに現像装置74により潜像を現像したのち、用紙64に転写する。このプロセスをK、Y、M、Cの順に行い、図示しない定着装置により転写像を用紙64に固定したのち排出する。また、光走査装置72の光ビーム射出用開口部には防塵のためのシールガラス76K、76Y、76M、76Cが設けられている。

0006

このような装置構成では、図6に示すように、シールガラス76に汚れ80が発生すると出力されるカラー画像に欠陥が生じるが、複数の画像形成部を備えたカラー画像形成装置では、どの画像形成部のシールガラスが汚れたために発生した画像欠陥であるかを判定することは難しい。

0007

図7は、感光体82の下方に光走査装置84を配置したタンデム方式のカラー画像形成装置の構成を示す図である。単一の光学箱で構成される光走査装置84から射出された複数の光ビームにより感光体82を露光走査して静電潜像を形成し、現像装置86により現像したのち、中間転写体ベルト88上に一次転写される。転写像は、Y,M,C,Kの順に重ね合わされ、用紙90に二次転写された後、定着装置92により固定される。中間転写体ベルト88を用いたタンデム方式のカラー画像形成装置で、用紙90を垂直搬送し、カラー画像形成装置上方に排出する場合、画像形成開始からカラー画像の出力までの時間を最短にしようとすると、一次転写から二次転写までの距離を短くする必要があり、光走査装置84が感光体82の下方に配置される構成となる。

0008

図8は、感光体の下方に光走査装置を配置したときのシールガラス汚れを説明するための図である。

0009

光走査装置94を感光体96の下方に配置した場合、光走査装置94のビーム射出開口部に設けたシールガラス98上には、空気中を漂う塵102、繊維くず100や、現像部で発生するトナークラウド重力作用により堆積する。さらには、現像部からのトナーぼた落ち104が発生する。

0010

シールガラス98の汚れを避けるため、光ビームの射出角度、光走査装置と画像形成部の距離、汚れ防御壁等を適宜設定することが行われる。

0011

しかし、光走査装置94を感光体96の下方に配置した場合、図5に示したような構成、すなわち光走査装置72が感光体68の上方に配置された場合に比べ、シールガラス汚れが発生しやすくなることは避けられず、シールガラス汚れによる画像欠陥が発生した場合の回復作業容易性は強く望まれる。

0012

更に、今後カラー画像形成装置が普及する市場では、メンテナンスフリーであることが望まれるが、仮に画像欠陥が発生した場合も、ユーザが簡易的な作業で容易に、しかも確実に画像レベル回復できることが必要である。

0013

すなわち、光走査装置のシールガラス汚れにより画像欠陥が発生した場合に、カラー画像形成装置を分解し、光走査装置をカラー画像形成装置の機外へ取り出して清掃することなく作業が行えるようにしなければならない。このことは、光走査装置が感光体の上方に配置される場合も同様である。

発明が解決しようとする課題

0014

本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、複数の画像形成部を備えた画像形成装置において、こぼれ落ちたトナーや埃が原因で画像欠陥が発生した場合、その汚れの位置特定を容易にし、簡単な清掃作業で汚れを除去して画質を回復できるようにすることを課題とする。

課題を解決するための手段

0015

請求項1に記載の発明では、転写順に配置された各現像色用の画像形成部へ、光走査装置が光ビームを照射して各現像色に対応した潜像を露光形成する。画像形成部に形成された潜像は、各現像色に現像され転写像を重ね合せてカラー画像とされる。

0016

ここで、カラー画像に画像欠陥があった場合、通常ではどの画像形成部に汚れがあるか容易に判断できない。このとき、各現像色用の画像形成部に対応する単色パターンを形成する。この単色パターンとは、単一の画像形成部によって形成される画像パターンを指す。

0017

このため、例えば、マゼンタの単色パターンに画像欠陥があれば、マゼンタ用の画像形成部或いは光走査装置に汚れが生じていることが容易に特定できる。また、単色パターンの幅は、画像形成部の画像形成可能全領域に渡る幅であるので、隅の汚れも漏れなく特定することができる。

0018

請求項2に記載の発明では、用紙に転写された単色パターンの並びが、画像形成部の並びと一致している。このように、単色パターンと画像形成部の並びを一致させることで、単色パターンと画像形成部の照合が容易となり、画像形成部の汚れ位置の特定が迅速にできる。

0019

請求項3に記載の発明では、イエローパターンマゼンダパターンシアンパターンブラックパターンの単色パターンに加え、イエローとイエロー以外の色を重ね合わせた二次色パターンを形成する。

0020

単色では、画像欠陥を判定し難いイエローを、イエローとイエロー以外の色を重ね合わせた二次色パターンを形成することで、例えば、二次色パターンに画像欠陥があり、イエロー以外の色の単色パターンに画像欠陥がなければイエローの画像形成部に汚れがあると判定できる。

0021

請求項4に記載の発明では、単色パターンが、互いに重ならないことを特徴としている。このように、他の画像形成部による画像と重ならない画像パターンとすることで、画像形成領域の境界にある汚れであても、どの画像形成部の汚れかを正確に判定できる。

0022

請求項5に記載の発明では、単色パターンが、低濃度ハーフトーン画像であることを特徴としている。低濃度ハーフトーン画像とすることで、画質欠陥が目立ち易くなり、汚れた画像形成部を特定し易くなる。

0023

請求項6に記載の発明では、単色パターンと共に、単色パターンと画像形成部の照合方向を規定する照合マークが形成されることを特徴としている。これにより、単色パターンと画像形成部の並びを一致させるとき、照合させる向きが左右逆になることがないので、間違いなく単色パターンと画像形成部を照合できる。

0024

請求項7に記載の発明では、光走査装置の光ビーム射出開口部を遮蔽するシールガラスと、光走査装置を装填したままでシールガラスを清掃可能な清掃口と、清掃口の近傍に設けられ画像形成部の現像色識別できる識別マークと、を有することを特徴としている。

0025

装置内を舞うトナー等がシールガラスに付着すると射出する光ビームをけるので、光ビームが露光形成する潜像に画像欠陥が生じる。このとき、どの画像形成部のシールガラスが汚れているかを特定するとき、単色パターンと清掃口の近傍に設けられ識別マークを照合すればよい。

0026

この識別マークは、画像形成部の現像色を識別できるような色や記号であり、単色パターンに画像欠陥がある画像形成部を識別マークで探し、清掃口へ清掃具を挿入してシールガラスの汚れを取れば、画質を回復させることができる。また、清掃口を設けることで、光走査装置を装填したままで、シールガラスの汚れを取ることができる。

0027

請求項8に記載の発明では、光走査装置が、画像形成部の下方に配置されている。このように、画像形成開始からカラー画像出力までの時間を最短にするために、光走査装置を画像形成部の下方に配置すると、上方から落ちるトナー等でシールガラスが汚れやすい構成となるが、このような構成においても、画像欠陥の回復作業が迅速に行える。

0028

請求項9に記載の発明では、単色パターンを含む色パターンは、制御用コントロールパネルからの指示で出力される内蔵パターンであることを特徴としている。画像欠陥が発生したとき、制御用コントロールパネルから予め規定されたコマンドを打ち込むことにより、単色パターンを含む色パターンを出力させ、画像欠陥のある画像形成部を容易に特定できる。

0029

請求項10に記載の発明では、単色パターンを含む色パターンは、原稿読取部でテストパターン原稿を読み取ることで形成されることを特徴としている。

0030

原稿読取部でテストパターン原稿を読み取ることで、既存のカラーコピー機等であっても、単色パターンを含む色パターンを出力して画像形成部の汚れ位置を特定できる。

0031

請求項11に記載の発明では、単色パターンを含む色パターンは、情報読取部で色パターンを記録した記録媒体を、或いは転送された情報を読み出すことで形成されることを特徴としている。

0032

内蔵パタンーンも原稿読取部も備えないプリンターの場合、CD−ROM等の記録媒体に予め記録したテストパターンを情報読取部で読み出すことで、単色パターンを出力して画像形成部の汚れ位置を特定できる。

0033

請求項12に記載の発明では、転写順に配置された各現像色用の画像形成部と、画像形成部へ光ビームを照射し各現像色に対応した潜像を露光形成する光走査装置と、を備え、画像形成部に形成された潜像を各現像色に現像し転写像を重ね合せてカラー画像を形成する画像形成装置の汚れ位置特定方法において、各現像色に対応した複数の単色パターンを画像形成部の画像形成可能全領域に渡る幅で形成し、単色パターンの画質欠陥色から画像形成部或いは光走査装置の汚れ位置を特定することを特徴としている。

0034

単色パターンの画質欠陥色から画像形成部或いは光走査装置の汚れ位置を特定することで、煩わしい清掃作業が能率良く行える。

発明を実施するための最良の形態

0035

図1は、本形態に係る画像形成装置を示した図である。

0036

イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応した複数の感光体10Y、10M、10C、10Kを中間転写体ベルト12に沿って直列に配置し、感光体10の下方に光走査装置14を配置したタンデム構成の画像形成装置16である。

0037

各感光体は、図示せぬ帯電装置により帯電されたのち、光走査装置14から画像信号により変調された光ビームで走査露光される。感光体10Y、10M、10C、10Kの表面に形成された静電潜像は、現像器18Y、18M、18C、18Kにより現像され、単一の中間転写体ベルト12上にY、M、C、Kの順に現像像が1次転写されて重ね合わされたカラー転写像は、二次転写ポイント20で、用紙給紙カセット22から送り出され垂直搬送された用紙24に一活転写される。用紙24は定着器26によりカラー画像を固定され、画像形成装置16の上面に設けられた用紙排出トレイ28に排出される。

0038

光走査装置14は、単一の光学箱から4本の光ビームを射出し、各光ビーム射出開口部は、シールガラス30Y、30M、30C、30Kで密閉され、光走査装置14内に埃等が入らないようにしている。

0039

画像形成装置16のフロント面には、各種コマンドを入力するコントロールパネル32を備えている。

0040

このような画像形成装置16によりカラー画像を出力するうちに、塵、糸くず、トナー等がシールガラス30の上に落下、堆積し、光走査装置14から射出する光ビームを遮ると、汚れ部分のみ感光体10に到達する露光エネルギが低下するため、出力画像上に紙送り方向に伸びる帯または筋状の画像欠陥が生じることとなる。このような画像欠陥が生じた場合は、光走査装置14のシールガラス30を清掃して汚れを除去することにより、画像欠陥を取り除かなければならない。

0041

しかし、タンデム構成の画像形成装置16の場合、出力カラー画像から直ちに汚れているシールガラスを特定するのは難しい。

0042

そこで、本形態の画像形成装置16では、画像欠陥が生じた場合、画像形成装置16のフロント部に設けたコントロールパネル32から、予め規定されたコマンドを入力することでテストパターン34B(図2参照)を出力し、画像欠陥を発生させている画像形成色、すなわち画像形成部を判定し、特定された現像色に対応するシールガラスを清掃して、正常な画像状態復帰させる。

0043

以下、その手順を説明する。

0044

図2は、本形態による画像形成装置16へ入力されるテストパターン34Aと出力されたテストパターン34Bを示した図である。

0045

テストパターン34Aは画像形成装置16が処理可能な最大用紙サイズに入力する。テストパターン34は、用紙搬送方向に直交する方向、すなわち光走査装置14の光ビーム走査方向に伸びた帯状の単色パターン36を複数有している。単色パターン36は、光ビーム走査方向全域を覆う長さとなっている。

0046

テストパターン34Aは、少なくとも全ての画像形成色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の単色パターン(36Y、36M、36C、36K)を含んでおり、さらに、上記4色のほかに、イエロー(Y)とシアン(C)の二次色(重ねあわせ)による二次色パターン36YCを含んでいる。

0047

図2に示す出力されたテストパターン34Bは、3箇所の画像欠陥(38YC、38M、38Y)が存在する場合を示している。尚、説明の便宜上3箇所としているが、通常は単色パターン(36Y、36M、36C、36K)のいずれかに1箇所発生することが多い。但し、画像形成装置16内で汚れた空気が舞ったようなときは、同時に複数の単色パターンに画像欠陥が発生することもある。

0048

次に、テストパターン34Bの判定について説明する。マゼンタの単色パターン36Mに発生した画像欠陥38M(用紙搬送対応方向の筋状欠陥)により、光走査装置14のマゼンタ色対応のシールガラス30Mの上に汚れが発生していることが判別できるので、シールガラス30Mを清掃すれば、画像欠陥は無くなる。

0049

また、二次色パターン36YCにも画像欠陥38YCが発生している。この場合、二次色を形成するイエロー(Y)の単色パターン36Yまたはシアン(C)の単色パターン36Cのいずれかに画像件欠陥が発生している。そして、シアン(C)の単色パターン36Cには画像欠陥が発生していないので、消去法でイエロー(Y)に画像欠陥があると判別できる。このように、イエロー(Y)の単色パターン36Yの上に画像欠陥が発生したとき、イエロー(Y)単色はデイフェクト見え難く、確実な判別を行えないが、二次色パターン36YCを照合することで、的確に判別できる。

0050

次に、図3に示すテストパターン40Bによる判別結果から清掃すべきシールガラスを特定する手順について説明する。

0051

画像形成装置16内の画像形成部は、図4に示すように、転写順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に並んでおり、テストパターン40B上の単色パターン36Y、36M、36C、36Kをこの並びと同じにする。これによって、用紙排出トレイ28に排出されたテストパターン出力40Bにおいて、例えば、イエロー(Y)の単色パターン36Yに画像欠陥38Yがある場合、図4に示す向かって一番右側の画像形成部を走査している光ビームの透過するシールガラス30Yを清掃する。

0052

更に、照合の精度をあげる方法について説明する。図3に示したテストパターン40Bには、照合方向指定マーク42または照合方向指定マーク44が形成される。2つのマークは2つの実施例を示したもので、いづれか1つあればよい。照合方向指定マーク42は、画像形成装置16の模式図であり、照合方向指定マーク44は文字情報である。いずれも、このマークを向かって左側においた状態でテストパターン40Bと画像形成装置16を照合する為のものである。これにより、照合方向の間違いが防止できる。

0053

また、照合方向指定マーク42の中の小さな四角46は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並ぶ、照合方向指定マークの色情報であり、これにより、照合の信頼性がさらに増大する。

0054

次に、テストパターンによる判別結果から清掃すべきシールガラスを特定する別の手順について説明する。

0055

図4は、画像形成装置16の清掃手順を説明するための図である。画像形成装置16のフロントフレーム48には、感光体10Y、10M、10C、10Kに対応するシールガラス清掃用開口部50Y、50M、50C、50Kが設けられている。それぞれの開口部には画像形成部と対応した識別マーク52、54が設けられている。

0056

識別マーク54は、画像形成色と同一色の縁取りである。テストパターン40Bから判別した清掃すべき画像色と同一色の縁取り色が施されたシールガラス清掃用開口部50から清掃具56を挿入して清掃する。

0057

識別マーク52は、画像形成色と同一色のシールである。テストパターン40Bから判別した清掃すべき画像色と同一のシールが貼り付けられたシールガラス清掃用開口部50から清掃具56を挿入して清掃する。

0058

清掃具56は、先端に清掃布56Aを備えたおり、シールガラス清掃用開口部50から挿入してシールガラス30上の汚れを拭い取る。

0059

以上は、コントロールパネル32からコマンドを入力し、内蔵されたテストパターンを出力する場合を説明したが、装置構成の応用例について説明する。

0060

画像形成装置16にカラー原稿読取り装置組合わせてカラー複写装置として使用する場合がある。この場合、図2に示したテストパターン34Aを原稿として原稿読取り装置読取り、画像形成装置16から出力することにより、既に説明したことと同様の作業を行なえる。

0061

また、画像形成装置16が内蔵パターンを持たないプリンタとして使用される場合がある。この場合、内蔵パターンとして説明したものと同様なテストパターンをCD−ROM等の記録媒体に予め保存し、画質ディフェクトが生じた場合、パーソナルコンピュータの記録媒体読取り装置からこのテストパターンを読み込み、画像形成装置16に転送、出力することにより既に説明したことと同様の作業を行なえる。

発明の効果

0062

本発明は上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、カラー画像に画像欠陥があった場合、どの画像形成部の汚れか容易に特定できる。請求項2に記載の発明では、単色パターンと画像形成部の並びを一致させることで、単色パターンと画像形成部の照合が容易となり、画像形成部の汚れ位置の特定が迅速にできる。

0063

請求項3に記載の発明では、単色では、画像欠陥を判定し難いイエローの判定が容易になる。請求項4に記載の発明では、他の画像形成部による画像と重ならない画像パターンとすることで、画像形成領域の境界にある汚れであても、どの画像形成部の汚れかを正確に判定できる。

0064

請求項5に記載の発明では、低濃度ハーフトーン画像とすることで、画質欠陥が目立ち易くなり、汚れた画像形成部を特定し易くなる。請求項6に記載の発明では、単色パターンと画像形成部の並びを一致させるとき、照合させる向きが左右逆になることがないので、間違いなく単色パターンと画像形成部を照合できる。

0065

請求項7に記載の発明では、どの画像形成部のシールガラスが汚れているかを特定するとき、単色パターンと清掃口の近傍に設けられ識別マークを照合すればよい。清掃口を設けることで、光走査装置を装填したままで、シールガラスの汚れを取ることができる。

0066

請求項8に記載の発明では、画像形成開始からカラー画像出力までの時間を最短にすることができ、画像欠陥の回復作業も迅速に行える。請求項9に記載の発明では、制御用コントロールパネルから予め規定されたコマンドを打ち込むことにより、単色パターンを出力させ、画像欠陥のある画像形成部を容易に特定できる。請求項10に記載の発明では、原稿読取部でテストパターン原稿を読み取ることで、既存のカラーコピー機等であっても、単色パターンを出力して画像形成部の汚れ位置を特定できる。

0067

請求項11に記載の発明では、CD−ROM等の記録媒体に予め記録したテストパターンを情報読取部で読み取ることで、単色パターンを出力して画像形成部の汚れ位置を特定できる。請求項12に記載の発明では、単色パターンの画質欠陥色から画像形成部或いは光走査装置の汚れ位置を特定することで、煩わしい清掃作業が能率良く行える。

図面の簡単な説明

0068

図1本形態に係る画像形成装置の概略図である。
図2本形態に係る画像形成装置が入出力するテストパターンを示した図である。
図3本形態に係る画像形成装置が出力する他のテストパターンを示した図である。
図4本形態に係る画像形成装置の汚れが発生した画像形成部の照合手順及び清掃手順を示す説明図である。
図5従来の光走査装置が感光体の上にあるタイプの画像形成装置を示す説明図である。
図6画像欠陥が生じる原因を説明した説明図である。
図7光走査装置が感光体の下にあるタイプの画像形成装置を示す説明図である。
図8感光体の下方に光走査装置を配置したときのシールガラスの汚れを説明する説明図である。

--

0069

30シールガラス
32コントロールパネル(制御用コントロールパネル)
34テストパターン
36単色パターン
42 照合方向指定マーク(照合マーク)
44 照合方向指定マーク(照合マーク)
50清掃口
52識別マーク
54 識別マーク
56 清掃具

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