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技術 車椅子における車輪支持装置

出願人 ヤマハ発動機株式会社
発明者 岡野良造
出願日 1999年10月8日 (20年8ヶ月経過) 出願番号 1999-288861
公開日 2001年4月17日 (19年2ヶ月経過) 公開番号 2001-104395
状態 未査定
技術分野 傷病者運搬具
主要キーワード 所定設備 ブラケット体 枢支具 ブラケット板 ケース形状 嵌入状態 左右ブラケット 車軸支
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年4月17日)のものです。
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図面 (10)

課題

体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子シートに対する着座離脱乗降動作が容易にできるようにすると共に、シートに着座した搭乗者による各車輪への人力の入力等の操作が容易にできるようにする。

解決手段

車椅子1が、車体フレーム2の後部の各外側方近傍に配置される左右一対の車輪3,3と、これら各車輪3を上記車体フレーム2の後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段4と、上記車体フレーム2の前端部に支持されるキャスター6と、上記左右車輪3,3の間に配設されて上記車体フレーム2に支持されるシート12を備える。上記車体フレーム2に対する上記各車輪3の車軸24の位置を上記支持手段4により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能とする。

概要

背景

上記車椅子には、従来、特開平10‐94562号公報で示されるものがある。

上記公報のものによれば、車椅子は車体フレームの後部の各外側方近傍に配置される左右一対車輪と、これら各車輪を上記車体フレーム後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段と、上記車体フレームの前端部に支持されるキャスターと、上記左右車輪の間に配設されて上記車体フレームの前後方向の中途部に支持されるシートを備えている。

そして、上記各車輪とキャスターとにより上記車体フレームを走行面上に支持させ、上記車体フレーム上のシートに着座した搭乗者の操作により、上記車輪に人力および/もしくは電動機による動力を選択的に入力させれば、上記車椅子が走行面上を走行可能とされている。

概要

体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子のシートに対する着座や離脱乗降動作が容易にできるようにすると共に、シートに着座した搭乗者による各車輪への人力の入力等の操作が容易にできるようにする。

車椅子1が、車体フレーム2の後部の各外側方近傍に配置される左右一対の車輪3,3と、これら各車輪3を上記車体フレーム2の後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段4と、上記車体フレーム2の前端部に支持されるキャスター6と、上記左右車輪3,3の間に配設されて上記車体フレーム2に支持されるシート12を備える。上記車体フレーム2に対する上記各車輪3の車軸24の位置を上記支持手段4により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能とする。

目的

本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子のシートに対する着座や離脱の乗降動作が容易にできるようにすると共に、シートに着座した搭乗者による各車輪への人力の入力等の操作が容易にできるようにすることを課題とする。

また、上記課題が、車椅子の重量が重くならないようにして、かつ、簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。

更に、搭乗者の好み等により、上記各車輪にキャンバ角を与えることができるようにし、かつ、これが簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

車体フレームの後部の各外側方近傍に配置される左右一対車輪と、これら各車輪を上記車体フレーム後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段と、上記車体フレームの前端部に支持されるキャスターと、上記左右車輪の間に配設されて上記車体フレームに支持されるシートを備えた車椅子において、上記車体フレームに対する上記各車輪の車軸の位置を上記支持手段により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能とした車椅子における車輪支持装置

請求項2

上記支持手段が、上記車体フレームの後端部の各側部に取り付けられるブラケット体と、このブラケット体に対し車体幅方向に延びる軸心回り回動自在に枢支され、かつ、任意回動位置で固定自在とされる回動アームとを備え、この回動アームに、上記各車輪の車軸を着脱自在に支持させる車軸支持部を上記回動アームの長手方向に複数設けた請求項1に記載の車椅子における車輪支持装置。

請求項3

上記車体フレームが、その後端部の上記各側部を構成して前後方向に延びる後端部フレームを備え、この後端部フレームに対しその長手方向に沿って上記ブラケット体を移動自在とし、かつ、任意移動位置で固定自在にした請求項1、もしくは2に記載の車椅子における車輪支持装置。

請求項4

上記後端部フレームの軸心回りに上記ブラケット体を回動自在とし、かつ、任意回動位置で固定自在とした請求項3に記載の車椅子における車輪支持装置。

--

0001

本発明は、車体フレームに対し左右一対車輪位置変更自在に支持させる支持手段を設けた車椅子における車輪支持装置に関するものである。

背景技術

0002

上記車椅子には、従来、特開平10‐94562号公報で示されるものがある。

0003

上記公報のものによれば、車椅子は車体フレームの後部の各外側方近傍に配置される左右一対の車輪と、これら各車輪を上記車体フレーム後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段と、上記車体フレームの前端部に支持されるキャスターと、上記左右車輪の間に配設されて上記車体フレームの前後方向の中途部に支持されるシートを備えている。

0004

そして、上記各車輪とキャスターとにより上記車体フレームを走行面上に支持させ、上記車体フレーム上のシートに着座した搭乗者の操作により、上記車輪に人力および/もしくは電動機による動力を選択的に入力させれば、上記車椅子が走行面上を走行可能とされている。

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、上記従来の技術では、走行面に対する車椅子のシートの高さは一定であり、一方、この車椅子への搭乗者の身長などの体格は一定ではない。このため、ある体格の搭乗者にとって上記シートへの着座やシートからの離脱乗降動作がし難くなるおそれがある。

0006

そこで、上記シートの高さを搭乗者の体格に合致させることができるよう、上記車輪をこれとは外径寸法が異なる他の車輪と交換可能とさせ、もって、シートの高さを変更可能にさせることが考えられる。

0007

しかし、単にこのように車輪を交換させると、交換された車輪の上部側の上記シートに対する位置が自動的にある寸法に定められることとなり、よって、シートに着座した搭乗者が上記車輪に人力を入力させる際等の操作がし難くなるおそれを生じる。

0008

一方、搭乗者の好み等により、各車輪にキャンバ角を与えて、走行時の直進性がより確実に得られるようにすることが望まれるが、上記従来の技術では、このような考慮はなされていない。

0009

本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子のシートに対する着座や離脱の乗降動作が容易にできるようにすると共に、シートに着座した搭乗者による各車輪への人力の入力等の操作が容易にできるようにすることを課題とする。

0010

また、上記課題が、車椅子の重量が重くならないようにして、かつ、簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。

0011

更に、搭乗者の好み等により、上記各車輪にキャンバ角を与えることができるようにし、かつ、これが簡単な構成で達成されるようにすることを課題とする。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するための本発明の車椅子における車輪支持装置は、次の如くである。

0013

請求項1の発明は、車体フレーム2の後部の各外側方近傍に配置される左右一対の車輪3,3と、これら各車輪3を上記車体フレーム2の後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段4と、上記車体フレーム2の前端部に支持されるキャスター6と、上記左右車輪3,3の間に配設されて上記車体フレーム2に支持されるシート12を備えた車椅子において、

0014

上記車体フレーム2に対する上記各車輪3の車軸24の位置を上記支持手段4により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能としたものである。

0015

請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記支持手段4が、上記車体フレーム2の後端部の各側部に取り付けられるブラケット体33と、このブラケット体33に対し車体幅方向に延びる軸心34回りに回動自在に枢支され、かつ、任意回動位置で固定自在とされる回動アーム36とを備え、この回動アーム36に、上記各車輪3の車軸24を着脱自在に支持させる車軸支持部38を上記回動アーム36の長手方向に複数設けたものである。

0016

請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記車体フレーム2が、その後端部の上記各側部を構成して前後方向に延びる後端部フレーム17aを備え、この後端部フレーム17aに対しその長手方向に沿って上記ブラケット体33を移動自在とし、かつ、任意移動位置で固定自在にしたものである。

0017

請求項4の発明は、請求項3の発明に加えて、上記後端部フレーム17aの軸心回りに上記ブラケット体33を回動自在とし、かつ、任意回動位置で固定自在としたものである。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。

0019

図1,2において、符号1は電動式車椅子で、矢印Frはその前方を示している。

0020

上記車椅子1は、その車体を構成する車体フレーム2と、この車体フレーム2の後部の左右各外側方近傍に配置される左右一対の車輪3,3と、これら各車輪3を上記車体フレーム2の後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段4と、上記車体フレーム2の前端部の各側部近傍に配設される左右一対のキャスター6,6と、これら各キャスター6を上記車体フレーム2の前端部の各側部に支持させる他の支持手段7とを備えている。

0021

また、上記車椅子1は、上記各車輪3をそれぞれ回転駆動可能とさせる駆動手段9と、この駆動手段9に電力を供給可能としてこの供給により上記駆動手段9を駆動させる電源手段10と、上記駆動手段9と電源手段10用の制御手段に接続されて操作力の入力により上記駆動手段9を介し各車輪3を前、後進、かつ、変速可能とさせるレバー式操作手段11と、上記左右車輪3,3の各上部間に配設されて上記車体フレーム2の前後方向の中途部に支持され搭乗者を前向きの姿勢で着座可能とさせるシート12と、上記車体フレーム2の前端部に支持されて上記シート12に着座した搭乗者の足を載置可能とさせるフートレスト13とを備えている。

0022

そして、上記各車輪3,3と、各キャスター6,6とにより上記車体フレーム2を走行面14上に支持させ、上記車体フレーム2上のシート12に着座した搭乗者により上記各車輪3に人力を入力させおよび/もしくは上記操作手段11への操作により、駆動手段9を駆動させてその動力を上記各車輪3に入力させれば、上記車椅子1が走行面14上を前、後進など走行可能とされている。

0023

前記車体フレーム2は、断面が円形金属パイプ枠組みすることにより成形されており、前後方向に延びる左右一対の下部フレーム17,17と、これら下部フレーム17,17の上方に配設されて前後方向に延びる左右一対の上部フレーム18,18とを備えている。上記各上部フレーム18の前端部は下方に折り曲げられて、その各下端部と上記各下部フレーム17の前端部とが互いに結合させられている。

0024

また、上記車体フレーム2は、車体幅方向に延びて上記左右上部フレーム18,18の各後端部を互いに結合させる後クロスメンバ19と、車体幅方向に延びて上記左右上部フレーム18,18のそれぞれ長手方向の中途部を互いに結合させる前クロスメンバ20とを備え、上記後クロスメンバ19の長手方向の中途部に上記各下部フレーム17の後端部が結合させられている。

0025

図1〜6において、前記各車輪3は、軸心23が車体幅方向に延びて上記支持手段4を介し車体フレーム2に着脱自在に支持される車軸24と、この車軸24に上記軸心23回りに回転自在となるよう支承される車輪本体25と、上記軸心23上に位置して上記車軸24に固定される円板形状のブラケット板26と、上記軸心23とほぼ平行となるよう上記ブラケット板26に突設されて上記支持手段4を介し車体フレーム2に係脱自在に係止され上記車軸24の軸心23回りの自由な回転を阻止するストッパピン27と、上記軸心23上に位置して上記車輪本体25の外周部の外側方近傍に配設され上記ブラケット板26に支持バー28により支持される円環形状のハンドリム29とを備えている。

0026

上記シート12に着座した搭乗者が上記ハンドリム29を把持して上記軸心23回りに回転させるようこのハンドリム29に人力を入力させれば、このハンドリム29と共に車輪本体25が回転して走行面14上を車椅子1が走行可能とされる。

0027

図3〜6において、前記車体フレーム2は、その後端部の各側部を構成して前後方向に互いにほぼ平行に延びる左右一対の後端部フレーム17a,17aを備え、これら各後端部フレーム17aは前記各下部フレーム17の後端部で構成されている。

0028

上記各支持手段4は、上記各下部フレーム17の後端部フレーム17aに締結具32により着脱自在に取り付けられるブラケット体33と、このブラケット体33に対し車体幅方向に延びる軸心34回りに図中矢印Aで示すように回動自在に枢支され、かつ、任意の回動位置で締結具35により固定自在とされる回動アーム36(図面の理解を容易にするため、梨地模様で示してある)とを備えている。

0029

上記回動アーム36に、上記車輪3の車軸24を着脱自在に支持させる車軸支持部37,38が上記回動アーム36の長手方向で複数(2つ)設けられている。これら各車軸支持部37,38は、それぞれ上記回動アーム36に形成され上記軸心34と平行な軸心を有する雄ねじ孔40と、この雄ねじ孔40の軸心上でこの雄ねじ孔40にねじ込まれてその内孔に上記車軸24を嵌脱自在に嵌入させて支持するスリーブ41とで構成されている。

0030

上記各車軸支持部37,38のうち、いずれか一つのスリーブ41の内孔に選択的に上記車軸24が嵌脱自在に嵌入させられるようになっている。上記スリーブ41に嵌入させられた車軸24をその嵌入状態に保持する抜け止め手段42が設けられている。この抜け止め手段42による抜け止めの保持の解除は、車輪3の外部からの操作で可能とされている。

0031

上記各車軸支持部37,38のうち、一方の車軸支持部37のスリーブ41の内孔は、上記回動アーム36の回動中心である軸心34上に位置させられ、他方の車軸支持部38は、上記回動アーム36の回動端側に位置させられている。図例では、上記一方の車軸支持部37のスリーブ41に車軸24が嵌入されて支持されており、この際、上記両軸心23,34は同軸上に位置する。

0032

上記したように、各車軸支持部37,38のいずれかに車軸24を嵌脱自在に嵌入させて支持させたとき、上記ストッパピン27を係脱自在に係止させて、上記車軸24の軸心23回りの自由な回転を阻止する回り止め手段44が上記ブラケット体33に設けられている。上記回り止め手段44は上記ブラケット体33に成形される上下方向に複数(3つ)の係止孔45,46,47を備え、これら係止孔45,46,47のうち、いずれか一つに選択的に上記ストッパピン27が嵌脱自在に嵌入させられて係止されるようになっている。

0033

また、上記車輪3は、上記支持手段4に対し外径寸法の異なる他の車輪3と交換自在に支持可能とされている。

0034

図1〜6中実線図示では、上記軸心34上に位置する上記一方の車軸支持部37のスリーブ41に車軸24が嵌入されて、車体フレーム2に車輪3が支持されており、この際、上記車軸24にブラケット板26を介し結合されている上記ストッパピン27は、上記回り止め手段44における上下方向で中位の係止孔46に係止される。この場合、シート12は走行面14に対し「通常の高さ状態」とされる。

0035

図1〜6中実線図示のように、上記回動アーム36を軸心34回りで上方に回動させ上記ブラケット体33に締結具35により固定させた状態で、図示しないが、上記ブラケット体33の回動端側に設けられた他方の車軸支持部38のスリーブ41に車軸24を嵌入させて、車体フレーム2に車輪3を支持させた場合には、上記ストッパピン27は上記回り止め手段44における上位の係止孔45に係止される。

0036

上記の場合、シート12を上記「通常の高さ状態」とした車輪3と同じ外径寸法の車輪3を用いたとすれば、上記走行面14に対するシート12の高さは低くなる。また、上記車輪3を、これよりも小さい外径寸法の他の車輪3と交換したとすれば、シート12の高さは更に低くなる。

0037

一方、図6仮想線と、図7とで示すように、上記回動アーム36を軸心34回りで下方に回動させ上記ブラケット体33に締結具35により固定させた状態で、上記ブラケット体33の回動端側に設けられた他方の車軸支持部38のスリーブ41に車軸24を嵌入させて、車体フレーム2に車輪3を支持させた場合には、上記ストッパピン27は上記回り止め手段44における下位の係止孔47に係止される。

0038

上記の場合、シート12を上記「通常の高さ状態」とした車輪3と同じ外径寸法の車輪3を用いたとすれば、上記走行面14に対するシート12の高さは高くなる。また、上記車輪3を、これよりも大きい外径寸法の他の車輪3と交換したとすれば、シート12の高さは更に高くなる。

0039

即ち、上記車軸支持部37,38のいずれかに車軸24を係止させることと、回動アーム36の回動位置を変更させることと、上記車輪3の外径寸法を選択することとを組み合わせれば、上記シート12の高さを搭乗者の体格に合わせて調整でき、また、この調整に影響されずに、上記シート12に対する車輪3の上部側の高さを調整でき、つまり、シート12に着座した搭乗者に対し車輪3の上部側の高さを調整できる。

0040

上記の場合、車体フレーム2の前端部に対し前記キャスター6とフートレスト13とはそれぞれ上下に移動自在、かつ、任意移動位置で固定自在とされており、上記シート12の高さ調整に応じて上記キャスター6とフートレスト13の移動調整をすればよい。

0041

なお、上記回り止め手段44を長孔形状とし、回動アーム36の車軸支持部37,38のいずれに車軸24を係止させた場合でも、上記ストッパピン27が回り止め手段44に係止させられるようにしてもよい。

0042

図3,4中仮想線と矢印Bとで示すように、上記各ブラケット体33は、前記後端部フレーム17aに対しその長手方向に沿って前後移動自在とされ、かつ、前記締結具32により、上記ブラケット体33はその任意移動位置で固定自在とされている。

0043

上記ブラケット体33の移動に伴う車輪3の前後方向の位置調整により、上記シート12に対する車輪3の上部側の前後方向の位置調整ができ、つまり、シート12に着座した搭乗者に対し車輪3の上部側の前後方向における位置を調整できる。

0044

図2,5中仮想線と矢印Cとで示すように、上記後端部フレーム17aは断面円形とされ、この後端部フレーム17aの軸心回りに上記ブラケット体33が回動自在とされ、かつ、上記締結具35により上記ブラケット体33はその任意回動位置で固定自在とされている。

0045

上記ブラケット体33の回動に伴う車輪3の回動により、この車輪3のキャンバ角θの調整ができる。また、このキャンバ角θを保持するため、上記締結具35による固定に加えて、上記左右ブラケット体33,33を互いに連結させる連結具49が設けられている。なお、この連結具49はターンバックル式のものでもよい。

0046

図1,2において、前記駆動手段9は上記ブラケット板26に支持されて不図示の減速手段を介し上記車輪3の車輪本体25を回転駆動可能とさせる電動機51を備えている。

0047

前記電源手段10は、上記シート12の後方かつ下方近傍に跨るように配設され、また、車体フレーム2に対しその車体幅方向のほぼ中央部に支持されている。上記電源手段10は、上記車体フレーム2の後クロスメンバ19の前側でこの後クロスメンバ19に締結具53により着脱自在に支持されるケース形状バッテリホルダ54と、このバッテリホルダ54に対し、図1中仮想線で示すようにその後上方から嵌脱自在に嵌入されて支持されるバッテリ55とを備えている。また、上記バッテリ55は、その一端部だけが上記バッテリホルダ54に嵌入されるバッテリ本体56と、上記バッテリホルダ54から突出したバッテリ本体56の他端部である突出端に成形される把持部57とを備えている。

0048

なお、上記車椅子1から各車輪3を取り外した状態でこの車椅子1を水平面上に載置した場合でも、上記バッテリ55はバッテリホルダ54に対しその後上方から嵌脱自在とされていて、この嵌脱作業が容易にできることとされている。

0049

上記バッテリホルダ54には、上記バッテリ55のバッテリ本体56の出力端子と接離自在に接続される入力端子が設けられており、この入力端子に上記各電動機51が配線により接続されている。上記バッテリホルダ54にバッテリ55を嵌入させれば、上記各端子は自動的に接続されて、上記バッテリ55からの電力が上記各電動機51に供給可能とされる。一方、上記バッテリホルダ54からバッテリ55を離脱させれば、上記各端子は自動的に切断され、他の所定設備においてこのバッテリ55への充電が可能となる。

0050

図1,2,8,9において、前記シート12は、車体フレーム2に支持されて1人だけの搭乗者が腰掛け可能とされる座部61と、この座部61の後端部から上方に向い突設されて上記座部61に腰掛けた搭乗者が背もたれ可能とされる背もたれ部62とを備えている。上記座部61は上記車体フレーム2の上部フレーム18で兼用された座部フレーム63と、この座部フレーム63に支持されたクッション64とを備え、上記背もたれ部62は、正面視で門形背もたれ部フレーム65と、この背もたれ部フレーム65に支持されるクッション66とを備えている。

0051

上記の場合、座部61の後端部と、背もたれ部62の下端部との互いの対向部の後下方近傍に上記電源手段10が配設されている。なお、この電源手段10は上記シート12の背もたれ部62の後方近傍に配設して、上記後クロスメンバ19に支持させてもよい。

0052

また、上記シート12は、上記背もたれ部62が前後に回動自在(図1中矢印D)となるようその下端部を上記車体フレーム2の上部フレーム18に枢支させる枢支具67と、上記座部61と背もたれ部62の各側部に架設されて後上方に向って延び、上記座部61上の搭乗者をその左右から拘束すると共にアームを載置可能とさせる樹脂製の左右一対のアームレスト68と、これら各アームレスト68が上下に回動自在(図1中矢印E)となるようその前端部を上記座部61の座部フレーム63に枢支させる枢支具69と、上記各アームレスト68の後端部(回動端部)を上記背もたれ部62の側部に係脱自在に係止させる係止手段70とを備えている。

0053

また、上記係止手段70により、上記アームレスト68の後端部に対する上記背もたれ部62の係止位置が前後方向に変更自在とされ、この変更で、上記座部61に対する上記背もたれ部62の傾角が搭乗者の体格等に合わせて選択可能とされている。

0054

図8,9において、上記係止手段70は、上記背もたれ部62の側部から外側方に突出するよう設けられる係止ピンである係止部72と、上記アームレスト68の後端部に前後に複数設けられてそのいずれかが選択的に上記係止部72に係脱自在に係止される係止孔である被係止部73と、上記係止部72に対する被係止部73の係止状態弾性的に保持可能とするばね74とを備えている。

0055

図8,9中仮想線で示すように、上記ばね74に外力を与えて弾性変形させることにより、上記係止部72に対する被係止部73の係止の保持を解除させ、次に、上記アームレスト68の後端部側を上記係止部72側から外側方に向うよう弾性的に撓ませ、上記係止部72から被係止部73を離脱させると、上記背もたれ部62と、アームレスト68とに、それぞれ自由な回動が許容される。

0056

そこで、上記車椅子1の不使用収納時や、搬送時には、図1中仮想線で示すように、上記背もたれ部62を前下方に回動させてこの背もたれ部62を座部61の上面に重ね合わせる一方、上記支持手段4から車輪3を取り外した後、上記アームレスト68を側面視で上記座部61や車体フレーム2に重ね合わせるよう下方回動させて、支持手段4の回動アーム36上に載置させれば、上記車椅子1をコンパクトにさせることができる。

0057

上記アームレスト68は、上記車輪3の車輪本体25の外周面をその上方から覆うよう配設されてマッドガードを兼用している。

0058

上記アームレスト68は、その後部側の各部断面が車体幅方向に延びて上記車輪本体25の外周面をその上方から覆うアームレスト本体68aと、このアームレスト本体68aのシート12側の端縁から一体的に下方に向けて突出して上記アームレスト本体68aを補強する補強部68bとを備え、この補強部68bは、車輪3で跳ね上げられたがシート12側に向うことをより確実に防止する。

0059

上記構成によれば、車体フレーム2に対する上記各車輪3の車軸24の位置を上記支持手段4により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能としてある。

0060

このため、上記車体フレーム2に対し各車輪3の車軸24の位置を種々変更させれば、搭乗者の体格に合うよう走行面14に対するシート12の高さの調整と、このシート12に対する車輪3の上部側の高さや前後方向の位置の調整ができる。

0061

よって、上記調整によれば、体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子1のシート12に対する着座や離脱の乗降動作が容易にできると共に、シート12に着座した搭乗者による各車輪3への人力の入力等の操作が容易にできるという「効果」が生じる。

0062

また、前記したように、支持手段4に対し外径寸法の異なる車輪3が選択的に交換自在に支持可能とされている。

0063

このため、上記走行面14に対するシート12の高さの調整と、このシート12に対する車輪3の上部側の高さの調整とが互いに干渉し合うことを回避しながらでき、よって、上記「効果」がより顕著となる。

0064

また、前記したように、支持手段4が、上記車体フレーム2の後端部の各側部に取り付けられるブラケット体33と、このブラケット体33に対し車体幅方向に延びる軸心34回りに回動自在に枢支され、かつ、任意回動位置で固定自在とされる回動アーム36とを備え、この回動アーム36に、上記各車輪3の車軸24を着脱自在に支持させる車軸支持部38を上記回動アーム36の長手方向に複数設けてある。

0065

このため、上記車軸支持部38の数が少なくても、ブラケット体33に対し回動アーム36を上方、もしくは下方に回動させて固定させれば、車体フレーム2に対する車輪3の支持位置を車軸支持部38の数よりも多く選択できることとなる。

0066

よって、上記したように、支持手段4の回動アーム36に成形する車軸支持部38の数を少なくできる分、上記回動アーム36を小形にできて支持手段4を軽量にでき、つまり、上記「効果」は、車椅子1の重量が重くならないようにして達成される。

0067

また、前記したように、車体フレーム2が、その後端部の上記各側部を構成して前後方向に延びる後端部フレーム17aを備え、この後端部フレーム17aに対しその長手方向に沿って上記ブラケット体33を移動自在とし、かつ、任意移動位置で固定自在にしてある。

0068

このため、上記後端部フレーム17aに対し車輪3と共にブラケット体33を移動させ、固定させれば、車体フレーム2に対する車輪3の位置が調整されて、上記「効果」が更に顕著となる。

0069

そして、上記調整には、車体フレーム2の一部である後端部フレーム17aが利用されたことから、上記「効果」は簡単な構成で達成される。

0070

また、前記したように、後端部フレーム17aの軸心回りに上記ブラケット体33を回動自在とし、かつ、任意回動位置で固定自在としてある。

0071

このため、上記後端部フレーム17a回りに車輪3と共にブラケット体33を所定角度だけ回動させ、固定させれば、キャンバ角θの調整ができて、車椅子1の走行状態を搭乗者の好み等に合致させることができる。

0072

そして、上記キャンバ角θの調整には、車体フレーム2の一部である後端部フレーム17aと、上記支持手段4とが利用されたことから、上記キャンバ角θの調整は簡単な構成で達成される。

発明の効果

0073

本発明による効果は、次の如くである。

0074

請求項1の発明は、車体フレームの後部の各外側方近傍に配置される左右一対の車輪と、これら各車輪を上記車体フレームの後端部の各側部に着脱自在に支持させる支持手段と、上記車体フレームの前端部に支持されるキャスターと、上記左右車輪の間に配設されて上記車体フレームに支持されるシートを備えた車椅子において、

0075

上記車体フレームに対する上記各車輪の車軸の位置を上記支持手段により前後方向、かつ、上下方向にそれぞれ変更可能としてある。

0076

このため、上記車体フレームに対し各車輪の車軸の位置を種々変更させれば、搭乗者の体格に合うよう走行面に対するシートの高さの調整と、このシートに対する車輪の上部側の高さや前後方向の位置の調整ができる。

0077

よって、上記調整によれば、体格の異なる搭乗者であっても、それぞれ車椅子のシートに対する着座や離脱の乗降動作が容易にできると共に、シートに着座した搭乗者による各車輪への人力の入力等の操作が容易にできるという「効果」が生じる。

0078

請求項2の発明は、上記支持手段が、上記車体フレームの後端部の各側部に取り付けられるブラケット体と、このブラケット体に対し車体幅方向に延びる軸心回りに回動自在に枢支され、かつ、任意回動位置で固定自在とされる回動アームとを備え、この回動アームに、上記各車輪の車軸を着脱自在に支持させる車軸支持部を上記回動アームの長手方向に複数設けてある。

0079

このため、上記車軸支持部の数が少なくても、ブラケット体に対し回動アームを上方、もしくは下方に回動させて固定させれば、車体フレームに対する車輪の支持位置を車軸支持部の数よりも多く選択できることとなる。

0080

よって、上記したように、支持手段の回動アームに成形する車軸支持部の数を少なくできる分、上記回動アームを小形にできて支持手段を軽量にでき、つまり、上記「効果」は、車椅子の重量が重くならないようにして達成される。

0081

請求項3の発明は、上記車体フレームが、その後端部の上記各側部を構成して前後方向に延びる後端部フレームを備え、この後端部フレームに対しその長手方向に沿って上記ブラケット体を移動自在とし、かつ、任意移動位置で固定自在にしてある。

0082

このため、上記後端部フレームに対し車輪と共にブラケット体を移動させ、固定させれば、車体フレームに対する車輪の位置が調整されて、上記「効果」が更に顕著となる。

0083

そして、上記調整には、車体フレームの一部である後端部フレームが利用されたことから、上記「効果」は簡単な構成で達成される。

0084

請求項4の発明は、上記後端部フレームの軸心回りに上記ブラケット体を回動自在とし、かつ、任意回動位置で固定自在としてある。

0085

このため、上記後端部フレーム回りに車輪と共にブラケット体を所定角度だけ回動させ、固定させれば、キャンバ角の調整ができて、車椅子の走行状態を搭乗者の好み等に合致させることができる。

0086

そして、上記キャンバ角の調整には、車体フレームの一部である後端部フレームと、上記支持手段とが利用されたことから、上記キャンバ角の調整は簡単な構成で達成される。

図面の簡単な説明

0087

図1車椅子の全体側面図である。
図2車椅子の全体背面図である。
図3図1部分拡大図である。
図4図3で示したものの平面図である。
図5図3の5‐5線矢視断面図である。
図6図3〜5で示したものの斜視展開図である。
図7作用を説明する図で図3に相当する図である。
図8図1の部分拡大図である。
図9図8の9‐9線矢視断面図である。

--

0088

1車椅子
2車体フレーム
3車輪
4支持手段
6キャスター
7 支持手段
9 駆動手段
10電源手段
11操作手段
12シート
14走行面
17a後端部フレーム
23軸心
24車軸
25 車輪本体
33ブラケット体
34 軸心
36回動アーム
37,38車軸支持部
θ キャンバ角

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