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技術 配向膜のラビング配向処理装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 中村岳志迫周司
出願日 1999年8月27日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-241065
公開日 2001年3月16日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 2001-066600
状態 未査定
技術分野 液晶3(基板、絶縁膜及び配向部材) 液晶3-2(配向部材)
主要キーワード 継ぎ目箇所 長短径 裁断箇所 変化箇所 ローラー径 不連続面 円筒ドラム 回転ローラー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

均一な配向を得ることができ、かつラビング材剥離を防止し得る配向膜ラビング配向処理装置を提供する。

解決手段

回転ローラー1の外周に巻き付けたラビング材3を配向膜7に擦り付けることによって、配向膜7に対して液晶への配向規制力を付与させる。回転ローラー1の断面形状を楕円状とし、その外周に巻き付けるラビング材3の両端におけるラビング継ぎ目箇所4を楕円の短径箇所に位置させる。

概要

背景

液晶表示素子用基板間に充填される液晶に対しては、電圧印加しない状態においても一定の方向に液晶を配向しておく必要がある。このような液晶の配向は、液晶表示素子用基板表面に設けられた配向膜によって行われる。

ところで、この配向膜は、予め一定の処理をしなければ、このような液晶を一定方向に配向させるための配向規制力を有しない。そこで、配向膜に液晶への配向規制力を生じさせるための一つの方法として、配向膜に対してラビング材を配向膜に擦り付けるというラビング処理を行うことによって、配向膜を配向異方性のある膜とし、液晶への配向規制力を生じさせることができる。

このような配向膜のラビング処理は、通常は、ラビング材を円筒ドラムからなる回転ローラー外周面巻き付け、この回転ローラーを回転させ、かつこの回転ローラーに巻き付けられたラビング材を配向膜に擦り付けることによって行われる。

ここで、ラビング材を回転ローラーの外周面に巻き付けるに当たり、一般的に、両面テープ等を使用してラビング材を回転ローラーに固定するが、そのときのラビング材両端部からなる継ぎ目を如何に処理するかが重要となる。

通常は、回転ローラーは真円であり、ラビング材の両端部からなる継ぎ目はラビング材の裁断箇所を突き合わせただけの処理に止めている。

この場合、継ぎ目箇所のラビング材も配向膜に擦り付けるため、継ぎ目箇所が接触した配向膜の液晶の配向性はそれ以外の場所とは異なってくる。また、ラビング材の継ぎ目箇所に負荷がかかることにより、継ぎ目箇所からラビング材の剥離が生じる。

上記の問題は、以前から問題になっており、これを解決するための従来技術とて、例えば、特開平5−188375号公報、特開昭58−186721号公報、特開平4−60514号公報、特開平4−184321号公報等に開示されたものがある。

これらの特徴をまとめて記載すると表1のようになる。また、これらを順に図示すると、図7ないし図10のように示される。

これらは、いずれの技術においてもその解決手段として、真円の回転ローラーの一部に平坦部又は凹部を設け、この平坦部・凹部の箇所にラビング材の継ぎ目を処理することによって、上記の問題点の解決を図っている。

概要

均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供する。

回転ローラー1の外周に巻き付けたラビング材3を配向膜7に擦り付けることによって、配向膜7に対して液晶への配向規制力を付与させる。回転ローラー1の断面形状を楕円状とし、その外周に巻き付けるラビング材3の両端におけるラビング継ぎ目箇所4を楕円の短径箇所に位置させる。

目的

1つは不連続面においてラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なることであり、他の1つは不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することである。

本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

回転ローラーの外周に巻き付けラビング材配向膜に擦り付けることによって、配向膜に対して液晶への配向規制力を付与させる配向膜のラビング配向処理装置において、上記回転ローラーの断面形状を楕円状とし、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を楕円の短径箇所に位置させたことを特徴とする配向膜のラビング配向処理装置。

請求項2

回転ローラーの外周に巻き付けたラビング材を配向膜に擦り付けることによって、配向膜に対して液晶への配向規制力を付与させる配向膜のラビング配向処理装置において、上記回転ローラーの断面形状を、その外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円とする一方、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を、該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置させたことを特徴とする配向膜のラビング配向処理装置。

請求項3

配向膜における液晶への配向規制力は、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の配向膜のラビング配向処理装置。

技術分野

0001

本発明は、回転ローラーの外周に巻き付けラビング材液晶表示素子用基板に設けられる配向膜に擦り付けることによって、この配向膜に対して液晶への配向規制力を付与する配向膜のラビング配向処理装置に関するものである。

背景技術

0002

液晶表示素子用基板間に充填される液晶に対しては、電圧印加しない状態においても一定の方向に液晶を配向しておく必要がある。このような液晶の配向は、液晶表示素子用基板表面に設けられた配向膜によって行われる。

0003

ところで、この配向膜は、予め一定の処理をしなければ、このような液晶を一定方向に配向させるための配向規制力を有しない。そこで、配向膜に液晶への配向規制力を生じさせるための一つの方法として、配向膜に対してラビング材を配向膜に擦り付けるというラビング処理を行うことによって、配向膜を配向異方性のある膜とし、液晶への配向規制力を生じさせることができる。

0004

このような配向膜のラビング処理は、通常は、ラビング材を円筒ドラムからなる回転ローラーの外周面に巻き付け、この回転ローラーを回転させ、かつこの回転ローラーに巻き付けられたラビング材を配向膜に擦り付けることによって行われる。

0005

ここで、ラビング材を回転ローラーの外周面に巻き付けるに当たり、一般的に、両面テープ等を使用してラビング材を回転ローラーに固定するが、そのときのラビング材両端部からなる継ぎ目を如何に処理するかが重要となる。

0006

通常は、回転ローラーは真円であり、ラビング材の両端部からなる継ぎ目はラビング材の裁断箇所を突き合わせただけの処理に止めている。

0007

この場合、継ぎ目箇所のラビング材も配向膜に擦り付けるため、継ぎ目箇所が接触した配向膜の液晶の配向性はそれ以外の場所とは異なってくる。また、ラビング材の継ぎ目箇所に負荷がかかることにより、継ぎ目箇所からラビング材の剥離が生じる。

0008

上記の問題は、以前から問題になっており、これを解決するための従来技術とて、例えば、特開平5−188375号公報、特開昭58−186721号公報、特開平4−60514号公報、特開平4−184321号公報等に開示されたものがある。

0009

これらの特徴をまとめて記載すると表1のようになる。また、これらを順に図示すると、図7ないし図10のように示される。

0010

これらは、いずれの技術においてもその解決手段として、真円の回転ローラーの一部に平坦部又は凹部を設け、この平坦部・凹部の箇所にラビング材の継ぎ目を処理することによって、上記の問題点の解決を図っている。

0011

発明が解決しようとする課題

0012

しかしながら、上記従来の配向膜のラビング配向処理装置では、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面が接触する配向膜の液晶の配向性は、以下の2つの原因で他の箇所での液晶の配向性と異なってくる。

0013

1つは不連続面においてラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なることであり、他の1つは不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することである。

0014

これら2つの原因から、不連続面が接触した配向膜の液晶の配向性がそれ以外の場所と異なってくる。

0015

本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0016

本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、上記課題を解決するために、回転ローラーの外周に巻き付けたラビング材を配向膜に擦り付けることによって、配向膜に対して液晶への配向規制力を付与させる配向膜のラビング配向処理装置において、上記回転ローラーの断面形状を楕円状とし、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を楕円の短径箇所に位置させたことを特徴としている。

0017

上記の発明によれば、回転ローラーの外周に巻き付けたラビング材を配向膜に擦り付けることによって、配向膜に対して液晶への配向規制力を付与させることができる。

0018

ここで、回転ローラーの断面形状は楕円状であり、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所は楕円の短径箇所に位置している。

0019

このため、回転ローラーを回転したときにもラビング材の継ぎ目箇所を配向膜に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材の継ぎ目箇所が配向膜に接触することにより損傷してラビング材が剥離するという現象を防止することができる。

0020

また、回転ローラーの断面形状は楕円状となっている。このため、楕円の短径箇所においてはラビング材を配向膜に対して接触しない状態とすることができるが、ラビング材を配向膜に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラーの断面形状が楕円状となっていることから連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0021

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することがない。

0022

また、不連続面がないため、ラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0023

したがって、配向膜の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0024

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することができる。

0025

また、本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、上記課題を解決するために、回転ローラーの外周に巻き付けたラビング材を配向膜に擦り付けることによって、配向膜に対して液晶への配向規制力を付与させる配向膜のラビング配向処理装置において、上記回転ローラーの断面形状を、その外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円とする一方、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を、該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置させたことを特徴としている。

0026

上記の発明によれば、回転ローラーの断面形状は、その外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円となっている。また、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所は該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置している。

0027

すなわち、ラビング材の両端における継ぎ目箇所は該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置しているので、回転ローラーを回転したときにもラビング材の継ぎ目箇所を配向膜に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材の継ぎ目箇所が配向膜に接触して損傷し、ラビング材が剥離するのを防止することができる。

0028

また、回転ローラーの断面形状はその外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円となっている。すなわち、真円の一部については、連続的に曲率を大きく変化させたものとなっている。このため、回転ローラーの短径箇所においてはラビング材を配向膜に対して接触しない状態とすることができるが、ラビング材を配向膜に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラーの断面形状がその外周の一部の曲率を連続的に大きくしていることから、連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0029

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することがない。

0030

また、不連続面がないため、ラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0031

したがって、配向膜の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0032

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することができる。

0033

また、本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、上記課題を解決するために、上記配向膜のラビング配向処理装置において、配向膜における液晶への配向規制力は、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上となっていることを特徴としている。

0034

上記の発明によれば、配向膜における液晶への配向規制力は、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上となっている。

0035

この性能を確保するように回転ローラーを形成することによって、このラビング配向処理装置にて液晶への配向規制力を付与した配向膜を用いた液晶表示素子において、確実に表示品位を確保することができる。

発明を実施するための最良の形態

0036

〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。

0037

本実施の形態の配向膜のラビング配向処理装置は、図1に示すように、回転ローラー1を有している。この回転ローラー1は、同図に示すように、楕円形状となっており、その中心に設けられた回転軸2にて回転し得るようになっている。

0038

なお、同図においては、概念説明のため、長短径の差を誇張して記載しているが、実際には、この楕円は、例えば、長径120mm、短径119mmとなっている。

0039

この回転ローラー1の外周には、ラビング材3が巻き付けられており、このラビング材3は、両端における継ぎ目箇所としてのラビング継ぎ目箇所4が楕円の短径箇所に位置させて固定されている。

0040

上記のラビング材3は、フェルト木綿等の布や、ナイロン等の短い繊維を人口的に植毛したものが適用可能である。この中では、短い繊維を人口的に植毛したものが好ましい。

0041

また、本実施の形態では、ラビング材3の固定に例えば両面テープ5を用いている。したがって、回転ローラー1に両面テープ5を貼着した後、ラビング材3をその上から貼着して固定するものとなっている。

0042

ここで、上記の両面テープ5は、同図に示すように、そのテープ継ぎ目6が楕円状の回転ローラー1における上記ラビング継ぎ目箇所4とは異なる他方の短径箇所に位置させることが好ましい。

0043

このとき、配向膜7のラビング処理に際しては、楕円状の回転ローラー1の短径は長径に対して小さいため、回転ローラー1を一定量配向膜7に押し当てても、短径部に位置するラビング材3のラビング継ぎ目箇所4は配向膜7に接触しないか又は弱い圧力でしか接触しないものとなる。

0044

また、上記の配向膜7としては、液晶セル基板であるガラス板に対しては、SiO2 (スピオングラス)やポリイミド又はポリビニルアルコールPVA)等の高分子膜が用いることができる一方、高分子フィルムの表面、例えば、PET等に対しては変成PVAやナイロン−エポキシ有機チタン系等の膜を用いることができる。

0045

以上のように構成された本実施の形態の配向膜のラビング配向処理装置におけるラビング処理動作について説明する。

0046

図1に示すように、先ず、ラビング材3が取り付けられた回転ローラー1は矢印A方向に回転する。配向処理される配向膜7を保持したステージ8は、回転ローラー1の下側で回転方向と相対する矢印B方向に移動し、ラビング材3にて順次ラビング処理される。

0047

このとき、回転ローラー1が楕円状になっているため、ラビング材3の押し当て量は連続的に変化し、楕円の長径に位置する箇所で押し当て量は最大になる一方、図2に示すように、短径に位置する箇所で押し当て量はゼロとなる。ラビング材3のラビング継ぎ目箇所4は短径に位置しており、この箇所での押し込みは、上述したようにゼロとなるため、ラビング継ぎ目箇所4は配向膜7に接触せず、ラビング継ぎ目箇所4以外のラビング材3の連続面のみ使用してラビング処理を行うことが可能となる。

0048

これによって、ラビング継ぎ目箇所4は、配向膜7に影響しないので、配向膜7の配向が均一となる。また、ラビング継ぎ目箇所4への負荷がゼロ或いは少ないので、ラビング材3の剥離も防止できる。

0049

ここで、回転ローラー1の形状を楕円状にすることによって、非接触部分が発生するので、均一なラビング処理ができないという可能性が考えられる。これに対しては、適切なラビング条件、楕円形状をとることにより均一なラビング処理が十分可能である。

0050

また、本実施の形態においては、長径と短径との差の1/2を押し当て量と同等にとり、ラビング材3の両端となるラビング継ぎ目箇所4が配向膜7に接触しない場合を例示したが、長径と短径との差がさらに小さく、ラビング材3のラビング継ぎ目箇所4が配向膜7に一部接触する場合でも、配向については近似した効果が得られる。

0051

さらに、回転ローラー1の断面形状を楕円状にするに際しては、後述する実施例に示すように、最も弱い箇所の配向規制力が最も強い箇所の配向規制力の92%以上の大きさを持てば、表示品位的なムラが発生しないことが分かった。したがって、この数値を得ることができるように、ラビング条件と楕円形状を選択することによって均一なラビング処理が可能となる。

0052

以上説明したように、本実施の形態の液晶表示素子用配向処理装置によれば、回転ローラー1の形状を楕円状に加工し、ラビング材3の両端となるラビング継ぎ目箇所4を楕円の短径箇所に位置させることにより、配向膜7とラビング継ぎ目箇所4との接触を防ぐことができる。また、ラビング材3の毛の立ち方が一様であり、押し込み量が連続的に変化することにより、従来のような不連続面がないので、良好な配向を実現できる。したがって、このようにラビング処理した配向膜7を液晶基板の配向処理に用いると、配向ムラのない鮮明な画像の液晶表示素子を安定して得ることができると共に、ラビング材3の剥離を防止し、液晶基板の仕損生産工程の時間のロスを防止することができる。

0053

このように本実施の形態の配向膜のラビング配向処理装置では、回転ローラー1の外周に巻き付けたラビング材3を配向膜7に擦り付けることによって、配向膜7に対して液晶への配向規制力を付与させることができる。

0054

ここで、回転ローラー1の断面形状は楕円状であり、その外周に巻き付けるラビング材3の両端におけるラビング継ぎ目箇所4は楕円の短径箇所に位置している。

0055

このため、回転ローラー1を回転したときにもラビング材3のラビング継ぎ目箇所4を配向膜7に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材3のラビング継ぎ目箇所4が配向膜7に接触することにより損傷してラビング材3が剥離するという現象を防止することができる。

0056

また、回転ローラー1の断面形状は楕円状となっている。このため、楕円の短径箇所においてはラビング材3を配向膜7に対して接触しない状態とすることができるが、ラビング材3を配向膜7に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラー1の断面形状が楕円状となっていることから連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0057

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することがない。

0058

また、不連続面がないため、ラビング材3の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0059

したがって、配向膜7の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0060

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材3の剥離を防止し得る配向膜7のラビング配向処理装置を提供することができる。

0061

また、本実施の形態の配向膜7のラビング配向処理装置では、配向膜における液晶への配向規制力は、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上となっている。

0062

この性能を確保するように回転ローラー1を形成することによって、このラビング配向処理装置にて液晶への配向規制力を付与した配向膜7を用いた液晶表示素子において、確実に表示品位を確保することができる。

0063

〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態について図3ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。

0064

前記実施の形態1では、回転ローラー1の断面形状を楕円としたが、必ずしもこれに限らず、回転ローラーの断面形状は楕円に近似した形状でも同等の効果が得られる。

0065

すなわち、真円である円筒状の回転ローラーの円周の一部の曲率を連続的に変化させ、その短径箇所にラビング材3の両端となるラビング継ぎ目箇所4を位置させることによって、前記楕円形状の回転ローラー1と同等の効果が得られる。

0066

このような回転ローラーのバリエーションとして、図4図6に示したローラー形状が挙げられる。なお、比較として前記実施の形態1で述べた楕円の回転ローラー1の模式図を図3に示した。

0067

また、同図3図6において、回転ローラーの断面形状を実線にて示すと共に、その回転ローラと長径及び軸を同じくする真円を一点鎖線にて示した。

0068

したがって、ラビング材3のラビング継ぎ目箇所4は、この真円の一点鎖線と短径の実線との間にくるように設けられる。

0069

上記の図4に示す回転ローラーは、片側のみ楕円形状となっているものである。また、図5に示す回転ローラーは、円周の両側の曲率を連続的に変化させたものである。さらに、図6に示す回転ローラーは、円周の片側の曲率を連続的に変化させたものである。

0070

なお、本実施の形態での、回転ローラーの断面形状のバリエーションでは、曲率の変化箇所を1箇所又は2箇所の場合についてのみ記載したが、必ずしもこれに限らず、曲率の変化箇所が3箇所以上の場合においても、同等の効果が得られる。

0071

このように、本実施の形態の配向膜のラビング配向処理装置では、回転ローラーの断面形状は、その外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円となっている。また、その外周に巻き付けるラビング材3の両端におけるラビング継ぎ目箇所4は該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置している。

0072

すなわち、ラビング材3の両端におけるラビング継ぎ目箇所4は該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置しているので、回転ローラーを回転したときにもラビング材3のラビング継ぎ目箇所4を配向膜7に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材3のラビング継ぎ目箇所4が配向膜7に接触することにより損傷してラビング材3が剥離するという現象を防止することができる。

0073

また、回転ローラーの断面形状はその外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円となっている。すなわち、真円の一部については、連続的に曲率を大きく変化させたものとなっている。このため、回転ローラーの短径箇所においてはラビング材3を配向膜7に対して接触しない状態とすることができるが、ラビング材3を配向膜7に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラーの断面形状がその外周の一部の曲率を連続的に大きくしていることから、連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0074

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜7にかかる圧力が急激に変化することがない。

0075

また、不連続面がないため、ラビング材3の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0076

したがって、配向膜7の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0077

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材3の剥離を防止し得る配向膜7のラビング配向処理装置を提供することができる。

0078

また、本実施の形態の配向膜7のラビング配向処理装置においても、配向膜7における液晶への配向規制力を、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上とすることが可能である。

0079

このように、この性能を確保するように回転ローラーを形成することによって、このラビング配向処理装置にて液晶への配向規制力を付与した配向膜7を用いた液晶表示素子において、確実に表示品位を確保することができる。

0080

前述した実施の形態1におけるラビング配向処理装置にて配向膜7をラビング処理したときの性能について実験調査を行った。

0081

実験においては、図1に示すように、先ず、ラビング配向処理装置における回転ローラー1の条件として、回転ローラー1の長径を120mm、短径を119mmとし、ラビング材3とこのラビング材3の固定用の両面テープ5との総厚を2mmとした。したがって、押し当て量は0.5mmとなっている。

0082

また、回転ローラー1の回転速度を1800rpmとし、配向膜7の送り速度を30mm/sとして実験を行った。

0083

このとき、回転ローラー1と配向膜7とは、短径が真下にきたときのみ接触せず、それ以外の全ての箇所にて接触する。配向膜7上の、短径が真下にくる点Pと、それに隣接した長径が真下にくる点Qとの距離は0.25mmである。

0084

PQ間の距離が回転ローラー1のローラー径に対して十分小さいため、配向膜7上の点Pは、回転ローラー1の短径以外の箇所が接触し、ラビング処理される。このため、十分な配向規制力が得られた。

0085

すなわち、測定結果では、点Pの箇所の配向規制力は点Qの箇所の配向規制力の99.9%の大きさで与えられていることが判明した。

0086

また、実験によると、最も弱い箇所の配向規制力が最も強い箇所の配向規制力の92%以上の大きさを持てば、表示品位的なムラが発生しないことが分かった。したがって、この数値を得ることができるように、ラビング条件と楕円形状を選択することによって均一なラビング処理が可能となる。

発明の効果

0087

本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、以上のように、回転ローラーの断面形状を楕円状とし、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を楕円の短径箇所に位置させたものである。

0088

それゆえ、ラビング材の両端における継ぎ目箇所は楕円の短径箇所に位置しているので、回転ローラーを回転したときにもラビング材の継ぎ目箇所を配向膜に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材の継ぎ目箇所が配向膜に接触することにより損傷してラビング材が剥離するという現象を防止することができる。

0089

また、回転ローラーの断面形状は楕円状となっているので、ラビング材を配向膜に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラーの断面形状が楕円状となっていることから連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0090

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することがない。

0091

また、不連続面がないため、ラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0092

したがって、配向膜の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0093

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することができるという効果を奏する。

0094

また、本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、以上のように、回転ローラーの断面形状を、その外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円とする一方、その外周に巻き付けるラビング材の両端における継ぎ目箇所を、該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置させたものである。

0095

それゆえ、ラビング材の両端における継ぎ目箇所は該一部の曲率を連続的に大きくした外周部分に位置しているので、回転ローラーを回転したときにもラビング材の継ぎ目箇所を配向膜に接触しないようにすることができる。したがって、ラビング材の継ぎ目箇所が配向膜に接触して損傷し、ラビング材が剥離するのを防止することができる。

0096

また、ラビング材を配向膜に接触した状態から接触しない状態への変化は、回転ローラーの断面形状がその外周の一部の曲率を連続的に大きくしかつ他の外周は真円となっているので、連続的に行われる。したがって、不連続面がないとすることができる。

0097

このため、従来のように、回転ローラーの平坦部又は凹部から真円部に変わる不連続面の前後で配向膜にかかる圧力が急激に変化することがない。

0098

また、不連続面がないため、ラビング材の毛の立ち方が他の箇所と異なるということもない。

0099

したがって、配向膜の液晶への配向規制力がそれ以外の場所と異なるということがない。

0100

この結果、均一な配向を得ることができ、かつラビング材の剥離を防止し得る配向膜のラビング配向処理装置を提供することができるという効果を奏する。

0101

また、本発明の配向膜のラビング配向処理装置は、以上のように、上記配向膜のラビング配向処理装置において、配向膜における液晶への配向規制力は、最も弱い部分が最も強い部分の92%以上となっているものである。

0102

それゆえ、この性能を確保するように回転ローラーを形成することによって、このラビング配向処理装置にて液晶への配向規制力を付与した配向膜を用いた液晶表示素子において、確実に表示品位を確保することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0103

図1本発明における配向膜のラビング配向処理装置の実施の一形態を示すものであり、楕円からなる回転ローラーの長径が配向膜をラビング処理している状態を示す断面図である。
図2上記ラビング処理において、楕円からなる回転ローラーの短径が配向膜から離れている状態を示す断面図である。
図3上記楕円からなる回転ローラーを示す模式図である。
図4本発明における配向膜のラビング配向処理装置の他の実施の形態を示す回転ローラーの模式図である。
図5本発明における配向膜のラビング配向処理装置のさらに他の実施の形態を示す回転ローラーの模式図である。
図6本発明における配向膜のラビング配向処理装置のさらに他の実施の形態を示す回転ローラーの模式図である。
図7従来の配向膜のラビング配向処理装置を示すものであり、回転ローラー及びラビング材の継ぎ目箇所を示す模式図である。
図8従来の他の配向膜のラビング配向処理装置を示すものであり、回転ローラー及びラビング材の継ぎ目箇所を示す模式図である。
図9従来の他の配向膜のラビング配向処理装置を示すものであり、回転ローラー及びラビング材の継ぎ目箇所を示す模式図である。
図10従来の他の配向膜のラビング配向処理装置を示すものであり、回転ローラー及びラビング材の継ぎ目箇所を示す模式図である。

--

0104

1回転ローラー
2回転軸
3ラビング材
4ラビング継ぎ目箇所(継ぎ目箇所)
5両面テープ
6テープ継ぎ目
7配向膜
8 ステージ

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