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技術 昇降装置の駆動制御方法及び装置並びにエレベータ式立体駐車装置の昇降駆動制御装置

出願人 日精株式会社
発明者 宇田弥長谷川徹高梨康潔
出願日 1999年8月27日 (21年2ヶ月経過) 出願番号 1999-242308
公開日 2001年3月13日 (19年8ヶ月経過) 公開番号 2001-063971
状態 拒絶査定
技術分野 乗り物を格納するための建築物 特殊目的重量測定 倉庫・貯蔵装置 クレーンの細部(制御,安全) プラットフォームとその他の持ち上げ
主要キーワード インタロック回路 エンコーダ出力値 パルス比 重量超過 昇降駆動制御 制御用電源ライン 動力回路 重量測定用
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重要な関連分野

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図面 (5)

課題

簡単な手法で荷物の重量或いは重量の超過を検出して昇降装置の駆動を制御するようにした昇降装置の駆動制御方法及び装置並びに立体駐車装置昇降駆動制御装置を提供すること。

解決手段

昇降装置に荷物を載置したときの重量或いは重量の超過を、重量測定値以外の重量に対応して変化する要素またはその変動により検出し、この重量に対応して昇降装置の駆動を制御する昇降装置の運転に適するか否かを判断して昇降装置の駆動を制御するようにしたため、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

概要

背景

昇降装置にはリフトなどの昇降部材とこれを作動させるための駆動モータおよびその制御装置が設けられ、制御装置のコントロールの下で各種の荷物保管出し入れなどの荷役作業が行なわれている。このような昇降装置の例としては、自動倉庫立体駐車装置などがあり、それぞれ対象となる荷物が扱われる。このような昇降装置の駆動制御装置の例としては図3に示すようなものがある。

図3は昇降装置を使った立体駐車装置において、昇降装置の駆動制御を行なう昇降駆動制御装置の従来例を示すブロック図である。図3において、1は駆動装置への動力の供給を行なうための三相動力電源入力端子、2は制御電源トランス、3は制御用電源ライン構成回路である。制御用電源ライン構成回路3には、駆動制御装置の個々の動作をコントロールするマイクロコンピューター4と、装置全体の動作をコントロールするCPU5と、インタロック回路6と、電源からの動力を制御動作部分へ供給するパワーサプライ7とがそれぞれ接続されている。これらマイクロコンピューター4、CPU5、インタロック回路6、パワーサプライ7の出力はまた入出力部8に接続されており、入出力部8には駆動モータを動作させ、または動作停止させるDCスイッチ9や駆動モータの回転量を検知する定位検出センサー10といった駆動モータの動作を直接コントロールするモータコントロール部11が接続されている。また、入出力部8には駆動モータを回転動作させる動力回路12と、インバータ13とが接続されている。インバータ13は動力回路12にパルス信号送付して駆動モータの回転速度や回転数を制御するようになっている。また、動力回路12とインバータ13には三相動力電源入力端子1から動力が供給されるようになっている。

かかる構成を有する昇降装置の駆動制御装置の動作について説明する。図4は従来の昇降装置の駆動制御装置の動作を説明するフロー図である。この図において、処理ステップ(以下、単にステップという)ST1で立体駐車装置のドアが開かれると駆動制御装置がスタート状態になり、自動車が立体駐車装置の車両乗入れ部に進入する(ステップST2)。すると、表示灯前進表示を行なう(ステップST3)。自動車が進入し前進すると車両検出部に到達し、先ず車高検出が行なわれて車高が所定の高さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST4)。このチェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過していない場合は、次に車長検出が行なわれて車長が所定の長さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST5)。このチェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過していない場合は自動車の寸法が所定の基準値以内であると判断して立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が停止表示を行ない(ステップST 6)、これにより自動車が停止する(ステップST7)。そして、運転者が自動車から降りて退出すると(ステップST8)、ドアが閉められ(ステップST 9)、その後車幅検出が行なわれて車幅が所定の幅寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST10)。このチェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過していない場合は、駆動モータ(格納用モータ)が正転し(ステップST11)、昇降装置が運転されて自動車が決められた格納位置(格納階)に到達するまで上昇(地上階の場合)或いは降下(地下階の場合)する(ステップST12)。

他方、上記ステップST4の車高チェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST13)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。また、上記ステップST5の車長チェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST13)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。さらに、上記ステップST10の車幅チェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過している場合は、立体駐車装置のドアが開かれ(ステップST16)、次に立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST17)。これにより運転者が車両乗入れ部に入室し(ステップST18)、運転者によって自動車の停車位置修正可能か否かをチェックする(ステップST19)。このチェック処理において、停車位置が修正可能である場合は、当該自動車の停車位置が運転者によって修正され、またはドアミラー等が折りたたまれる(ステップST20)。そして、その後ステップST8の処理に移行する。他方上記ステップST19のチェック処理において、停車位置が修正可能でないと判断された場合は、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。

概要

簡単な手法で荷物の重量或いは重量の超過を検出して昇降装置の駆動を制御するようにした昇降装置の駆動制御方法及び装置並びに立体駐車装置の昇降駆動制御装置を提供すること。

昇降装置に荷物を載置したときの重量或いは重量の超過を、重量測定値以外の重量に対応して変化する要素またはその変動により検出し、この重量に対応して昇降装置の駆動を制御する昇降装置の運転に適するか否かを判断して昇降装置の駆動を制御するようにしたため、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

目的

本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、より簡単な手法で荷物の重量或いは重量の超過を検出して昇降装置の駆動を制御するようにした昇降装置の駆動制御方法及び装置並びに立体駐車装置の昇降駆動制御装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置駆動制御方法において、荷物の重量の変化にともない変動する駆動モータの要素の値を記憶しておき、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出することにより荷物の重量が所定重量超過しているか否かを判定し、荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させることを特徴とする昇降装置の駆動制御方法。

請求項2

荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させる代わりに、或いは停止させるとともに、重量超過であることを表示することを特徴とする請求項1記載の昇降装置の駆動制御方法。

請求項3

駆動モータの変動要素は、駆動モータの電流値回転発電機電圧値エンコーダパルス値のうちの少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1または2記載の昇降装置の駆動制御方法。

請求項4

荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置の駆動制御装置において、昇降部材に加わる重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とを比較する比較手段と、比較結果から荷物重量が所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とする昇降装置の駆動制御装置。

請求項5

荷物の重量が超過していると判定されたときに、重量超過であることを表示する表示手段をさらに設けたことを特徴とする請求項4記載の昇降装置の駆動制御装置。

請求項6

表示手段は、重量超過であることを音声により案内する音声案内装置および重量超過であることを視覚的に表示する可視表示装置の少なくとも一方であることを特徴とする請求項5記載の昇降装置の駆動制御装置。

請求項7

駆動モータの変動要素検出手段は、駆動モータの電流値を検出する電流検出手段、回転発電機の電圧値を検出する電圧検出手段、エンコーダのパルス値を検出するパルス検出手段のうちの少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の昇降装置の駆動制御装置。

請求項8

制御手段は、荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させるとともに、重量超過であることを表示手段に表示することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の昇降装置の駆動制御装置。

請求項9

複数の自動車置層と、これら複数の自動車載置層の間を自動車を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた立体駐車装置において、昇降部材に加わる自動車の重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、自動車を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とから自動車の重量の超過を判定する重量超過判定手段と、自動車重量が所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とするエレベータ式立体駐車装置昇降駆動制御装置。

技術分野

0001

本発明は、昇降装置荷物を載置したときの重量超過を、重量測定以外の要素の変動により検出し、この重量超過に対応して昇降装置の駆動を制御するようにした昇降装置の駆動制御方法及び装置並びに立体駐車装置昇降駆動制御装置に関するものである。

背景技術

0002

昇降装置にはリフトなどの昇降部材とこれを作動させるための駆動モータおよびその制御装置が設けられ、制御装置のコントロールの下で各種の荷物の保管出し入れなどの荷役作業が行なわれている。このような昇降装置の例としては、自動倉庫、立体駐車装置などがあり、それぞれ対象となる荷物が扱われる。このような昇降装置の駆動制御装置の例としては図3に示すようなものがある。

0003

図3は昇降装置を使った立体駐車装置において、昇降装置の駆動制御を行なう昇降駆動制御装置の従来例を示すブロック図である。図3において、1は駆動装置への動力の供給を行なうための三相動力電源入力端子、2は制御電源トランス、3は制御用電源ライン構成回路である。制御用電源ライン構成回路3には、駆動制御装置の個々の動作をコントロールするマイクロコンピューター4と、装置全体の動作をコントロールするCPU5と、インタロック回路6と、電源からの動力を制御動作部分へ供給するパワーサプライ7とがそれぞれ接続されている。これらマイクロコンピューター4、CPU5、インタロック回路6、パワーサプライ7の出力はまた入出力部8に接続されており、入出力部8には駆動モータを動作させ、または動作停止させるDCスイッチ9や駆動モータの回転量を検知する定位検出センサー10といった駆動モータの動作を直接コントロールするモータコントロール部11が接続されている。また、入出力部8には駆動モータを回転動作させる動力回路12と、インバータ13とが接続されている。インバータ13は動力回路12にパルス信号送付して駆動モータの回転速度や回転数を制御するようになっている。また、動力回路12とインバータ13には三相動力電源入力端子1から動力が供給されるようになっている。

0004

かかる構成を有する昇降装置の駆動制御装置の動作について説明する。図4は従来の昇降装置の駆動制御装置の動作を説明するフロー図である。この図において、処理ステップ(以下、単にステップという)ST1で立体駐車装置のドアが開かれると駆動制御装置がスタート状態になり、自動車が立体駐車装置の車両乗入れ部に進入する(ステップST2)。すると、表示灯前進表示を行なう(ステップST3)。自動車が進入し前進すると車両検出部に到達し、先ず車高検出が行なわれて車高が所定の高さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST4)。このチェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過していない場合は、次に車長検出が行なわれて車長が所定の長さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST5)。このチェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過していない場合は自動車の寸法が所定の基準値以内であると判断して立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が停止表示を行ない(ステップST 6)、これにより自動車が停止する(ステップST7)。そして、運転者が自動車から降りて退出すると(ステップST8)、ドアが閉められ(ステップST 9)、その後車幅検出が行なわれて車幅が所定の幅寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST10)。このチェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過していない場合は、駆動モータ(格納用モータ)が正転し(ステップST11)、昇降装置が運転されて自動車が決められた格納位置(格納階)に到達するまで上昇(地上階の場合)或いは降下(地下階の場合)する(ステップST12)。

0005

他方、上記ステップST4の車高チェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST13)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。また、上記ステップST5の車長チェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST13)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。さらに、上記ステップST10の車幅チェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過している場合は、立体駐車装置のドアが開かれ(ステップST16)、次に立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST17)。これにより運転者が車両乗入れ部に入室し(ステップST18)、運転者によって自動車の停車位置修正可能か否かをチェックする(ステップST19)。このチェック処理において、停車位置が修正可能である場合は、当該自動車の停車位置が運転者によって修正され、またはドアミラー等が折りたたまれる(ステップST20)。そして、その後ステップST8の処理に移行する。他方上記ステップST19のチェック処理において、停車位置が修正可能でないと判断された場合は、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST14)、ドアが閉められる(ステップST15)。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記のような従来の昇降装置の駆動制御装置にあっては、荷物の揚げ下ろしに際して、寸法上の制約がある場合に、その高さ寸法や長さ寸法を検出して昇降装置の運転に適するか否かを判断してはいるものの、立体駐車装置における自動車のような荷物の重量についてはその値を検出し昇降装置の運転に適するか否かを判断しているものは殆どなかった。また、仮に荷物の重量を検出するものがあったとしても、その検出手法は、昇降装置内に重量測定用車重計のような)を設置することによって車重を測定し、その測定データを制御手段としてのCPU5に送信して昇降装置の運転に適するか否かを判断させるというものでしかなかった。このため、昇降装置の構成が大がかりになり、また昇降装置自体の重量が増大することにより、大容量の駆動モータが必要になるといった不具合があった。

0007

本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、より簡単な手法で荷物の重量或いは重量の超過を検出して昇降装置の駆動を制御するようにした昇降装置の駆動制御方法及び装置並びに立体駐車装置の昇降駆動制御装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は上記目的を達成するために、昇降装置に荷物を載置したときの重量或いは重量の超過を、重量測定値以外の重量に対応して変化する要素またはその変動により検出し、この重量に対応して昇降装置の駆動を制御する昇降装置の運転に適するか否かを判断して昇降装置の駆動を制御するようにしたことを要旨とするものである。

0009

かかる手法により、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。また、これによりコストを抑えることができる。

0010

本発明はまた、荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置の駆動制御装置として、昇降部材に加わる重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とを比較する比較手段と、比較結果から荷物重量所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とを有する構成にしたことを要旨とするものである。

0011

かかる装置により、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても昇降装置にとっての荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

本発明の請求項1に記載の発明は、昇降装置の駆動制御方法として、荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置の駆動制御方法において、荷物の重量の変化にともない変動する駆動モータの要素の値を記憶しておき、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出することにより荷物の重量が所定重量を超過しているか否かを判定し、荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させるようにしたものであり、昇降装置に荷物の重量測定用の装置を装備しなくても昇降装置にとっての荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

0013

本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1記載の昇降装置の駆動制御方法において、荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させる代わりに、或いは停止させるとともに、重量超過であることを表示するようにしたものであり、重量超過を表示、認識させることにより、昇降装置の駆動制御状況が運転者にとってより良く認識されるという作用を有する。

0014

本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の昇降装置の駆動制御方法において、駆動モータの変動要素は、駆動モータの電流値回転発電機電圧値エンコーダパルス値のうちの少なくともいずれか一つであるようにしたものであり、これらの要素を重量に対応する変動要素とすることにより荷物の重量超過をより一層正確に検出することができるという作用を有する。

0015

本発明の請求項4に記載の発明は、荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置の駆動制御装置として、昇降部材に加わる重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とを比較する比較手段と、比較結果から荷物重量が所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とから構成したものであり、昇降装置に荷物の重量測定用の装置を装備しなくても、メモリを設け、プログラムを改良するなどの措置で、昇降装置にとっての荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

0016

本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4記載の昇降装置の駆動制御装置において、荷物の重量が超過していると判定されたときに、重量超過であることを表示する表示手段をさらに設けたものであり、重量超過を表示、認識させることにより、昇降装置の駆動制御状況が運転者にとってより良く認識されるという作用を有する。

0017

本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5記載の昇降装置の駆動制御装置において、表示手段は、重量超過であることを音声により案内する音声案内装置および重量超過であることを視覚的に表示する可視表示装置の少なくとも一方であるようにしたものであり、重量超過を視覚的または聴覚的に認識させることにより、昇降装置の駆動制御状況が運転者にとってより良く認識されるという作用を有する。

0018

本発明の請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれかに記載の昇降装置の駆動制御装置において、駆動モータの変動要素検出手段は、駆動モータの電流値を検出する電流検出手段、回転発電機の電圧値を検出する電圧検出手段、エンコーダのパルス値を検出するパルス検出手段のうちの少なくともいずれか一つであるようにしたものであり、これらの検出手段の出力信号を基に、荷物の重量超過をより一層正確に検出することができるという作用を有する。

0019

本発明の請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載の昇降装置の駆動制御装置において、制御手段は、荷物の重量が超過していると判定されたときに昇降部材の昇降動作を停止させるとともに、重量超過であることを表示手段に表示するようにしたものであり、昇降部材の昇降動作を停止させることにより重量超過による昇降装置の事故の発生を未然に防止することができるという作用を有する。

0020

本発明の請求項9に記載の発明は、エレベータ式立体駐車装置の昇降駆動制御装置として、複数の自動車載置層と、これら複数の自動車載置層の間を自動車を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた立体駐車装置において、昇降部材に加わる自動車の重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、自動車を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とから自動車の重量の超過を判定する重量超過判定手段と、自動車重量が所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とを備えたものであり、重量の大きな荷物である自動車を昇降させる駆動装置における重量超過を、昇降装置に荷物の重量測定用の装置を装備しなくても、メモリを設け、プログラムを改良するなどの措置で検出することができ、簡単な構成で効果の大きいエレベータ式立体駐車装置の昇降駆動制御を実現することができる。

0021

以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例に係る昇降装置の駆動制御装置の構成を示すブロック図である。この実施例においては、エレベータ式立体駐車装置に適用された駆動制御装置を例として示している。立体駐車装置のエレベータすなわち昇降装置は、荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えている。図1において、1は駆動装置への動力の供給を行なうための三相動力電源入力端子で、3相交流電流(一般には50Hzまたは60Hzで、200V)を供給する。2は制御電源用トランス、3は制御用電源ライン構成回路である。制御用電源ライン構成回路3には、駆動制御装置の個々の動作をコントロールするマイクロコンピューター4と、装置全体の動作をコントロールするCPU5と、インタロック回路6と、電源からの動力を制御動作部分へ供給するパワーサプライ7とがそれぞれ接続されている。これらマイクロコンピューター4、CPU5、インタロック回路6、パワーサプライ7の出力はまた入出力部8に接続されている。

0022

入出力部8には駆動モータの動作を直接コントロールするモータコントロール部11が接続されている。モータコントロール部11には、駆動モータを動作させ、または動作停止させるDCスイッチ9と、駆動モータの回転量から昇降部材の位置を検知する定位置検出センサー10と、駆動モータの回転速度(例えば1分当りの回転数)を計測するタコジェネレータ14と、モータ駆動回路を流れる電流を検出する電流計15と、回転発電機の電圧を検出する電圧計16と、駆動モータの回転角度を検出するエンコーダ17とが備えられている。モータコントロール部11に備えられた各部材のうち、タコジェネレータ14により計測される駆動モータの回転速度、電流計15により検出されるモータ電流、電圧計16により検出されるモータ電圧は、自動車(荷物)を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータに関連して変動する要素に相当する。

0023

また、入出力部8には、自動車を載せて昇降部材が昇降するときの電流値等を検出することにより自動車の重量が所定重量を超過しているか否かを判定し、その判定結果に基づいて昇降駆動を制御する駆動制御部18が備えられている。この駆動制御部18は、昇降部材に加わる重量値と、この重量値の変化にともない変動する電流値、回転速度などの駆動モータの要素の値とを基準値として記憶する記憶手段としてのメモリ19と、電圧計16によって検出された電圧と、メモリ19に記憶された電圧値とを比較する電圧比較器20と、電流計15によって検出された電流値とメモリ19に記憶された電流値とを比較する電流比較器21と、エンコーダ17から出力されたパルス値とメモリ19に記憶されたパルス値とを比較するパルス比較器22とを有している。なお駆動モータの要素検出手段としては、上記電流計15等の他にも種々の要素がある。

0024

さらに、入出力部8には駆動モータを回転動作させる動力回路12と、インバータ13とが接続されている。インバータ13は動力回路12にパルス信号を送付して駆動モータの回転速度や回転数を制御するようになっている。また、動力回路12とインバータ13には三相動力電源入力端子1から動力が供給されるようになっている。

0025

かかる構成を有する昇降装置の駆動制御装置の動作について説明する。図2は上記本発明の実施例に係る昇降装置の駆動制御装置の動作を説明するフロー図である。この図において、ステップ(以下、単にステップという)ST21で立体駐車装置のドアが開かれると駆動制御装置がスタート状態になり、自動車が立体駐車装置の車両乗入れ部に進入する(ステップST22)。すると、表示灯が前進表示を行なう(ステップST23)。自動車が進入し前進すると車両検出部に到達し、先ず車高検出が行なわれて車高が所定の高さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST24)。このチェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過していない場合は、次に車長検出が行なわれて車長が所定の長さ寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST25)。このチェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過していない場合は自動車の寸法が所定の基準値以内であると判断して立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が停止表示を行ない(ステップST26)、これにより自動車が停止する(ステップST27)。

0026

そして、運転者が自動車から降りて退出すると(ステップST28)、ドアが閉められ(ステップST29)、その後車幅検出が行なわれて車幅が所定の幅寸法を超過しているか否かをチェックする(ステップST30)。このチェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過していない場合は、駆動モータ(格納用モータ)が正転し(ステップST31)、昇降装置が運転されて自動車が決められた格納位置(格納階)方向へ昇降搬送される(ステップST31)。このときに、例えば駆動モータを流れる電流の値が電流計15によって検出され、その検出値が駆動制御部18の入出力部8を介して電流比較器21へ送付される。そして、電流比較器21により上記検出電流値と、メモリ19に記憶された電流値(閾値となる基準電流値)との比較処理が行なわれ車重が超過しているか否かをチェックする(ステップST32)。このチェック処理により車重が超過していない場合は、上記駆動モータの正転をそのまま継続し、昇降装置が運転されて自動車が決められた格納位置に到達するまで上昇(地上階の場合)或いは降下(地下階の場合)する(ステップST33)。なお、昇降装置が運転されて自動車が昇降搬送される(ステップST31)ときに検出される要素は上記電流値の他に電圧値であっても、或いはエンコーダ出力値であってもよく、またこれらとは別の、自動車の重量の変化にともない変動するエンコーダのパルス値から間接的に得られる昇降装置の加速度等であっても良い。さらに上記各種要素の任意の複数要素を組み合わせて駆動制御部18へ送付し検出値の比較を行なってもよい。

0027

他方、上記ステップST24の車高チェック処理において、車高が所定の高さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST34)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST35)、ドアが閉められる(ステップST36)。また、上記ステップST25の車長チェック処理において、車長が所定の長さ寸法を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST34)。これにともない、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST35)、ドアが閉められる(ステップST36)。さらに、上記ステップST30の車幅チェック処理において、車幅が所定の幅寸法を超過している場合は、立体駐車装置のドアが開かれ(ステップST37)、次に立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST38)。これにより運転者が車両乗入れ部に入室し自動車の運転席乗り込む(ステップST39)。すると運転しゃによって自動車の停車位置が修正可能か否かをチェックする(ステップST40)。このチェック処理において、停車位置が修正可能である場合は、当該自動車の停車位置が運転者によって修正され、またはドアミラー等が折りたたまれる(ステップST41)。そして、その後ステップST28の処理に移行する。他方上記ステップST40のチェック処理において、停車位置が修正可能でないと判断された場合は、自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST35)、ドアが閉められる(ステップST36)。

0028

さらに、上記ステップST32の車重チェック処理において、車重が所定の重量値を超過している場合は、立体駐車装置内部で音声案内が行なわれるとともに、表示灯が出庫表示を行ない自動車の出庫を指示する(ステップST42)。この動作とともに、格納用の駆動モータが停止し(ステップST43)、さらにその駆動モータが逆転動作する(ステップST44)。これにより昇降装置が逆作動により運転されて、自動車が先の格納位置方向へ昇降搬送されていたのとは反対の方向へ昇降搬送され、入出庫位置まで到達する(ステップST45)。その後、立体駐車装置の車両乗入れ部のドアが開かれ(ステップST46)、運転者が車両乗入れ部に入室し自動車の運転席に乗り込む(ステップST47)。そして運転者の運転により自動車が車両乗入れ部から出庫し(ステップST35)、ドアが閉められる(ステップST36)。

発明の効果

0029

以上説明したように、本発明によれば、昇降装置に荷物を載置したときの重量或いは重量の超過を、重量測定値以外の重量に対応して変化する要素またはその変動により検出し、この重量に対応して昇降装置の駆動を制御する昇降装置の運転に適するか否かを判断して昇降装置の駆動を制御するようにしたため、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。また、これによりコストを抑えることができる。

0030

また、荷物を載せて昇降する昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動する駆動モータとを備えた昇降装置の駆動制御装置として、昇降部材に加わる重量値と、この重量値の変化にともない変動する駆動モータの要素の値とを記憶する記憶手段と、荷物を載せて昇降部材が昇降するときの駆動モータの変動要素を検出する手段と、前記変動要素の検出値と記憶手段に記憶された要素値とを比較する比較手段と、比較結果から荷物重量が所定重量を超過していると判定された場合に昇降部材の昇降動作を停止させる制御手段とを有する構成にしたため、昇降装置に重量測定用の装置を装備しなくても昇降装置にとっての荷物の重量の超過を検出することができ、簡単な構成で効果の大きい昇降装置の駆動制御を実現することができる。

0031

さらに上記のような昇降装置をエレベータ式の立体駐車装置に適用することにより立体駐車装置における車重超過などを手軽に検出することができ、その運転を円滑に、且つ事故や故障を未然に防ぎながら遂行することができる等種々の効果が得られる。

図面の簡単な説明

0032

図1本発明の一実施の形態に係る昇降装置の駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図2前記実施の形態に係る駆動制御装置の動作を説明するフローチャートである。
図3従来の昇降装置の駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図4従来の駆動制御装置の動作を説明するフローチャートである。

--

0033

1三相動力電源入力端子
2制御電源用トランス
3制御用電源ライン構成回路
4マイクロコンピューター4
5 CPU5
6インタロック回路
7パワーサプライ
8入出力部
9DCスイッチ
10定位置検出センサー
11モータコントロール部11
12動力回路
13インバータ
14タコジェネレータ
15電流計
16電圧計
17エンコーダ
18駆動制御部
19メモリ
20電圧比較器
21電流比較器
22パルス比較器

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