図面 (/)

技術 鋼矢板係止金具

出願人 株式会社国元商会株式会社和建
発明者 米谷徳夫吉田裕和
出願日 1999年8月18日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-231019
公開日 2001年2月27日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 2001-055731
状態 特許登録済
技術分野 基礎工事に適用される隔壁 杭、矢板の設置・撤去及びそれらの付属品
主要キーワード 外側面間距離 内面間距離 遊び代 所要段数 前後フランジ 所要本数 構築場所 架設作業
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年2月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

山側から道路上への落石を防止する土留め壁を、柱となるH鋼壁材となる鋼矢板とを組み合わせて構築する場合などに利用できる鋼矢板係止金具を提供すること。

解決手段

適当間隔おきに立設されたH鋼1A,1B間に、両端部が両側のH鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に嵌合するように略水平向きで嵌入される鋼矢板2の両端部を前記H鋼1A,1Bに係止する係止金具4であって、鋼矢板2の両側辺に形成された折り返し部3a,3bに嵌合する両脚部5a,5bと、この両脚部5a,5bをつなぐ山形部6とを備え、当該山形部6の頂部6aが前記H鋼1A,1Bの一方のフランジ部7bに隣接して鋼矢板2を他方のフランジ部7aに沿った姿勢に保持させる構成。

概要

背景

山側から道路上への落石を防止する土留め壁などは、適当間隔おきに立設されたH鋼間に、両端部が両側のH鋼のフランジ部間に嵌合するように略水平向きで鋼矢板所要段数嵌入して構築されるが、土留め壁の柱として必要な強度を有するH鋼は、そのフランジ部間寸法が鋼矢板の厚さの数倍程度のものとなるので、フランジ部間に嵌入させた鋼矢板を道路側のフランジ部の内面に当接する位置に固定して、各鋼矢板段積みしなければならないが、従来は、各鋼矢板を両側のH鋼の道路側のフランジ部に固定する手段として溶接が利用されていた。

概要

山側から道路上への落石を防止する土留め壁を、柱となるH鋼と壁材となる鋼矢板とを組み合わせて構築する場合などに利用できる鋼矢板係止金具を提供すること。

適当間隔おきに立設されたH鋼1A,1B間に、両端部が両側のH鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に嵌合するように略水平向きで嵌入される鋼矢板2の両端部を前記H鋼1A,1Bに係止する係止金具4であって、鋼矢板2の両側辺に形成された折り返し部3a,3bに嵌合する両脚部5a,5bと、この両脚部5a,5bをつなぐ山形部6とを備え、当該山形部6の頂部6aが前記H鋼1A,1Bの一方のフランジ部7bに隣接して鋼矢板2を他方のフランジ部7aに沿った姿勢に保持させる構成。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

適当間隔おきに立設されたH鋼間に、両端部が両側のH鋼の前後フランジ部間に嵌合するように略水平向きで嵌入される鋼矢板の両端部を前記H鋼に係止する係止金具であって、鋼矢板の両側辺に形成された折り返し部に嵌合する両脚部と、この両脚部をつなぐ山形部とを備え、当該山形部の頂部が前記H鋼の一方のフランジ部に隣接して鋼矢板を他方のフランジ部に沿った姿勢に保持させるようにした、鋼矢板係止金具。

請求項2

前記両脚部と山形部とが、1本の線材曲げ加工により形成されている、請求項1に記載の鋼矢板係止金具。

請求項3

前記線材の弾性により両脚部が鋼矢板の両側辺折り返し部の内面圧接するように構成されている、請求項2に記載の鋼矢板係止金具。

請求項4

前記各脚部の少なくとも一部分が山形部の両端よりも外側に張り出していて、山形部が鋼矢板の両端間中間位置にある状態で各脚部の少なくとも一部分が鋼矢板の両側辺折り返し部内に嵌合するようにした、請求項1〜3の何れかに記載の鋼矢板係止金具。

技術分野

0001

本発明は、道路工事などに際して、山側から道路上への落石を防止する土留め壁を、柱となるH鋼壁材となる鋼矢板とを組み合わせて構築する場合などに利用できる鋼矢板係止金具に関するものである。

背景技術

0002

山側から道路上への落石を防止する土留め壁などは、適当間隔おきに立設されたH鋼間に、両端部が両側のH鋼のフランジ部間に嵌合するように略水平向きで鋼矢板を所要段数嵌入して構築されるが、土留め壁の柱として必要な強度を有するH鋼は、そのフランジ部間寸法が鋼矢板の厚さの数倍程度のものとなるので、フランジ部間に嵌入させた鋼矢板を道路側のフランジ部の内面に当接する位置に固定して、各鋼矢板段積みしなければならないが、従来は、各鋼矢板を両側のH鋼の道路側のフランジ部に固定する手段として溶接が利用されていた。

発明が解決しようとする課題

0003

上記のような従来の鋼矢板固定手段では、溶接技術を備えた作業者が必要であり、鋼矢板固定作業にかかるコストが高くつくばかりでなく、仮設土留め壁が不要になって解体する際に、多大の手間と時間を要する欠点があった。

課題を解決するための手段

0004

本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る鋼矢板係止金具を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、適当間隔おきに立設されたH鋼1A,1B間に、両端部が両側のH鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に嵌合するように略水平向きで嵌入される鋼矢板2の両端部を前記H鋼1A,1Bに係止する係止金具4であって、鋼矢板2の両側辺に形成された折り返し部3a,3bに嵌合する両脚部5a,5bと、この両脚部5a,5bをつなぐ山形部6とを備え、当該山形部6の頂部6aが前記H鋼1A,1Bの一方のフランジ部7bに隣接して鋼矢板2を他方のフランジ部7aに沿った姿勢に保持させる構成となっている。

0005

なお、上記の本発明を実施する場合の具体的な構成として、前記両脚部5a,5bと山形部6とを、1本の線材曲げ加工により形成することができる。またこの場合、前記線材の弾性により両脚部5a,5bが鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面に圧接するように構成することができる。さらに、前記各脚部5a,5bの少なくとも一部分を山形部6の両端よりも外側に張り出させ、当該山形部6が鋼矢板2の両端間中間位置にある状態で各脚部5a,5bの少なくとも一部分が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3b内に嵌合するように構成することもできる。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1A,1Bは、土留め壁構築場所に適当間隔おきに支柱として立設されたH鋼であり、2は鋼矢板である。この鋼矢板2は、両端部が両側のH鋼のフランジ部間に嵌合するように略水平向きで所定高さ(土留め壁高さ)まで段積み状に嵌入されるもので、両側辺に折り返し部3a,3bを備えた従来周知のものである。

0007

4は本発明に係る係止金具であって、1本の線材(鋼線)を曲げ加工して構成したもので、略平行な2つの脚部5a,5bと、この両脚部5a,5bを一端において互いにつなぐ山形部6とから成り、両脚部5a,5bを含む仮想平面に対し山形部6を含む仮想平面が略直角に立ち上がっている。この係止金具4は、鋼矢板2の両端に、その両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bに挿入することにより取り付けられる。このとき、山形部6の弾性を利用して両脚部5a,5bを互いに接近させるように変形させた状態で当該両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bに挿入するように構成しておくことにより、山形部6の弾性復帰力により両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面に圧接させ、その摩擦力で係止金具4が鋼矢板2から不測に脱落するのを防止することができる。

0008

上記のように、係止金具4を鋼矢板2の両端に、その山形部6が同一側に突出するように取り付けた状態で、当該鋼矢板2を2本のH鋼1A,1B間に、係止金具4が各H鋼1A,1Bの土留め壁の山側(後ろ側)のフランジ部7bに隣接するように略水平向きで吊り降ろすのであるが、図示のように係止金具4が突出する側とは反対側の鋼矢板2の表面と係止金具4の山形部6の頂部6aとの間の距離が、H鋼1A,1Bの前後のフランジ部7a,7bの内面間距離より若干(数mm〜10数mm程度)短くなるように係止金具4を構成しておくことにより、鋼矢板2が道路側(前側)のフランジ部7aから不当に離れるのを係止金具4の山形部6の頂部6aと山側(後ろ側)のフランジ部7bとの当接により阻止しながら、鋼矢板3が道路側(前側)のフランジ部7aに沿って降下することになる。

0009

上記のようにして、両端に係止金具4を取り付けた所要本数の鋼矢板2を順次2本のH鋼1A,1B間に吊り降ろすことにより、各鋼矢板2がH鋼1A,1Bの道路側(前側)のフランジ部7aに沿って段積みされ、所要高さの土留め壁が構築される。解体は、単に鋼矢板2を上から順次引き上げれば良い。

0010

なお、係止金具4の両脚部5a,5bは、図3Aに示すように、互いに平行な直線状で且つ、その両脚部5a,5bの外側面間距離が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面間距離Dよりも若干大きいように構成するかまたは、図3Bに示すように、先端が外側に広がるハの字形で且つ、その両脚部5a,5bの先端外側面間距離が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面間距離Dよりも若干大きいように構成することができ、これらの場合は、山形部6の弾性を利用して両脚部5a,5bを互いに接近させるように変形させた状態で当該両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bに挿入することになる。また、図3Cに示すように、両脚部5a,5bを外側に膨らむ湾曲状で且つ、その両脚部5a,5bの湾曲頂部の外側面間距離が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面間距離Dよりも若干大きいように構成することができ、この場合、当該両脚部5a,5bの先端外側面間距離が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの内面間距離Dよりも若干小さくなるように構成することにより、当該両脚部5a,5bの先端から鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3b内に押し込むだけで、両脚部5a,5bを自動的に内側に弾性変位させて、当該両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3b内に圧入させることができる。

0011

なお、上記実施形態では、両端に予め係止金具4を取り付けた状態の鋼矢板2の両端部を係止金具4とともに両H鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に吊り降ろす鋼矢板設置方法を説明したが、図4及び図5に示すように、鋼矢板2を吊り上げる前かまたは、両端を両H鋼1A,1B間に吊り降ろした直後で未だ吊り索から外していない状態において、鋼矢板2の中間適当位置に左右一対の係止金具4を、その両脚部5a,5bを鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bに嵌合させる方法で装着しておき、当該鋼矢板2が両H鋼1A,1B間に所定高さまで吊り降ろされた状態において、前記係止金具4を、その山形部6の両端近傍部をハンマー打ち叩くなどの方法で鋼矢板2の両端側へ移動させてH鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に嵌入させることもできる。

0012

この実施形態によれば、図示のように、係止金具4の山形部6を両H鋼1A,1Bのウェブ部8に当接させて、鋼矢板2がその長さ方向水平に遊びの範囲内で横動するのを防止することも容易である。また、この実施形態に使用できる係止金具4は、図6に示すように、前記両脚部5a,5bが山形部6の両端6b,6cよりも外側に張り出していて、山形部6が鋼矢板2の両端間中間位置にある状態で両脚部5a,5bの少なくとも一部分が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3b内に嵌合するように構成する必要がある。換言すれば、山形部6の両端6b,6cが鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3bの側縁に当接したとき、両脚部5a,5bの少なくとも一部分が鋼矢板2の両側辺折り返し部3a,3b内に嵌合し得る形状であれば良く、互いに平行な直線状の両脚部5a,5bの全体が山形部6の両端よりも外側に張り出す形状の他、図3Bや図3Cに示す形状でも実施することができる。

0013

上記二つの実施形態の何れにおいても、係止金具4の山形部6は、鋼矢板2の両端から外側に突出する位置にある必要はなく、H鋼1A,1Bの前後フランジ部7a,7b間に嵌合する状態であれば、鋼矢板2の両端より内側に寄った位置にある状態で使用することもできる。

発明の効果

0014

以上のように本発明の鋼矢板係止金具によれば、土留め壁の支柱となるように適当間隔おきに立設されたH鋼間に吊り降ろした鋼矢板を、この鋼矢板の両端部に取り付けた係止金具の山形部を前記H鋼の前後フランジ部の内、山側(後ろ側)のフランジ部に隣接させて、前記H鋼の前後フランジ部の内、道路側(前側)のフランジ部に沿って姿勢に係止させることができる。換言すれば、従来のように鋼矢板とH鋼とを溶接しなくとも、溶接した場合と同様に、H鋼間に吊り降ろした鋼矢板が前記H鋼の前後フランジ部の内、道路側(前側)のフランジ部から後ろへ離間してH鋼内で倒伏し、場合によっては下側の鋼矢板の後ろ側に落ち込んでしまうのを確実に防止することができる。

0015

従って、溶接技術を備えた技術者が不要になり、H鋼間での鋼矢板の架設作業が簡単容易且つ迅速に実施することができ、延いては、土留め壁の解体作業も同様に簡単容易且つ迅速に実施することができる。

0016

なお、請求項2に記載の構成によれば、係止金具が1本の線材(鋼線)で構成することができ、係止金具自体も安価に実施することができる。この場合に、請求項3に記載の構成によれば、鋼矢板の端部に取り付けた係止金具が、鋼矢板を所定位置にセットする前に不測に鋼矢板から脱落する恐れがなくなり、作業を容易且つ確実に行える。

0017

また、請求項4に記載の構成によれば、鋼矢板をH鋼間に吊り降ろした後に係止金具を鋼矢板端部側へ移動させて、鋼矢板を所定位置に位置決めすることができるので、H鋼間への鋼矢板の吊り降ろし作業が簡単容易に行え、しかも、H鋼の前後のフランジ部間に入り込んだ係止金具の遊び代が極少なくなるように係止金具を構成しておいても、係止金具を横側方からH鋼の前座フランジ部間に叩き込むことができるので、係止金具による鋼矢板の位置決め精度が大幅に向上し、鋼矢板を所定位置に強固に固定することも可能となる。

図面の簡単な説明

0018

図1A図は使用状態での一部切り欠き平面図であり、B図は鋼矢板吊り降ろし前と鋼矢板吊り降ろし後の状態を示す縦断側面図である。
図2土留め壁を構築した状態での一部切り欠き縦断背面図(山側から見た図)である。
図3A図〜C図はそれぞれ係止金具の変形例を示す背面図である。
図4第二の実施形態を示す要部の一部縦断背面図である。
図5図4横断平面図である。
図6第二の実施形態に使用する係止金具と鋼矢板とを示す縦断側面図である。

--

0019

1A,1BH鋼
2鋼矢板
3a,3b 鋼矢板の両側辺折り返し部
4係止金具
5a,5b 係止金具の両脚部
6 係止金具の山形部
6a 同山形部の頂部
6b,6c 同山形部の両端
7a,7b H鋼の前後フランジ部
8 H鋼のウェブ部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 旭化成ホームズ株式会社の「 杭体の埋設方法および杭体連結具」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】多数の杭体を埋設する場合に振動や騒音が発生する時間を短縮することができる杭体の埋設方法および杭体連結具を提供する。【解決手段】複数の杭体2を地盤11に埋設する杭体の埋設方法において、複数の杭体... 詳細

  • 日鉄建材株式会社の「 回転杭、回転杭の施工治具、および回転杭の施工方法」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】掘削羽根のアンカー効果を十分に機能させることができ、かつ回転杭の部材コストを低減することのできる回転杭を提供すること。【解決手段】鋼管本体2と、鋼管本体2の掘削方向先端に設けられ、回転すること... 詳細

  • 日本製鉄株式会社の「 重防食鋼管矢板及びその製造方法」が 公開されました。( 2020/10/08)

    【課題】嵌合継ぎ手部の爪内部あるいは裏面に塗装を施し、ウレタン塗装端部近傍の無塗装爪部で鋼材腐食による端部剥離が生じないようにし、腐食が厳しい南方海域への適用が可能な重防食鋼管矢板及びその製造方法を提... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ