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技術 農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム

出願人 アキレス株式会社
発明者 町田稔巳高野忠広
出願日 1999年8月9日 (21年6ヶ月経過) 出願番号 1999-224898
公開日 2001年2月20日 (20年0ヶ月経過) 公開番号 2001-045883
状態 拒絶査定
技術分野 植物の保護 温室 高分子成形体の製造 積層体(2) 塗料、除去剤
主要キーワード ポリオレフィン系合成樹脂フィルム Mg含有化合物 シリカ系無機粒子 ベースフィルム中 防滴性 ポリオレフィン系合成樹脂 オレフィン系合成樹脂 農業用合成樹脂フィルム
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この項目の情報は公開日時点(2001年2月20日)のものです。
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課題

充分な防滴持続性を有し、フィルム展張農業用施設外表面側となる面の擦れ等による引っ掻き傷が付き難い塗膜を形成した農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムを提供する。

解決手段

防滴剤を含有するポリオレフィン系合成樹脂からなるベースフィルムの片面に塗膜層を形成してなる農業用合成樹脂フィルムであって、ベースフィルムの展張時農業用施設の外表面側となる面に形成する塗膜層が、粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料により形成された塗膜層である、農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム。塗料が、シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を、塗料の固形分に対して0.1〜10重量%含有するものである請求項1記載の農業用合成樹脂製フィルム

概要

背景

従来より、農業用ハウストンネル等の農業用施設被覆材として、透明な合成樹脂製フィルムが使用されている。この合成樹脂製フィルムとしては、ポリ塩化ビニルエチレン塩化ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等のオレフィン系樹脂ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂フッ素系樹脂等の合成樹脂からなるフィルムが一般に用いられ、中でも、単層又は多層塩化ビニル系樹脂製フィルムやオレフィン系樹脂製フィルムが広く使用されている。

概要

充分な防滴持続性を有し、フィルムの展張時農業用施設の外表面側となる面の擦れ等による引っ掻き傷が付き難い塗膜を形成した農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムを提供する。

防滴剤を含有するポリオレフィン系合成樹脂からなるベースフィルムの片面に塗膜層を形成してなる農業用合成樹脂フィルムであって、ベースフィルムの展張時農業用施設の外表面側となる面に形成する塗膜層が、粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料により形成された塗膜層である、農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム。塗料が、シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を、塗料の固形分に対して0.1〜10重量%含有するものである請求項1記載の農業用合成樹脂製フィルム。

目的

本発明は、充分な防滴持続性を有し、フィルムの展張時農業用施設の外表面側となる面の擦れ等による引っ掻き傷が付き難い塗膜を形成した農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムを提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

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請求項1

防滴剤を含有するポリオレフィン系合成樹脂からなるベースフィルムの少なくとも片面に塗膜層を形成してなる農業用合成樹脂フィルムであって、ベースフィルムの展張農業用施設外表面側となる面に形成する塗膜層が、平均粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料により形成された塗膜層である、農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム

請求項2

塗料が、シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を、塗料の固形分に対して0.1〜10重量%含有するものである請求項1記載の農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム。

請求項3

シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子が疎水性である請求項1又は2記載の農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルム。

技術分野

0001

本発明は、農業用施設被覆材として使用する農業用ポリオレフィン系合成樹脂フィルムに関する。

背景技術

0002

従来より、農業用ハウストンネル等の農業用施設の被覆材として、透明な合成樹脂製フィルムが使用されている。この合成樹脂製フィルムとしては、ポリ塩化ビニルエチレン塩化ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等のオレフィン系樹脂ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂フッ素系樹脂等の合成樹脂からなるフィルムが一般に用いられ、中でも、単層又は多層塩化ビニル系樹脂製フィルムやオレフィン系樹脂製フィルムが広く使用されている。

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、近年では農家人手不足や省資源および脱塩ビ化の動きといった理由から、上記の農業用合成樹脂製フィルムに対して、長期間にわたり展張しておくことが可能なポリオレフィン系合成樹脂からなるものが要望されている。また、農業用合成樹脂製フィルムを、長期間にわたって展張しておくことを可能とするためには、フィルム外表面に傷が付いて光線透過率が低下するのを防ぐことが要求されることは勿論のこと、防滴性等の農業用合成樹脂製フィルムに求められる諸性能が長期間持続することが要求される。

0004

本発明は、充分な防滴持続性を有し、フィルムの展張時農業用施設の外表面側となる面の擦れ等による引っ掻き傷が付き難い塗膜を形成した農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムを提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するためになされた本発明の農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムは、防滴剤を含有するポリオレフィン系合成樹脂からなるベースフィルムの少なくとも展張時農業用施設の外表面側となる面に形成する塗膜層が、平均粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料により形成された塗膜層であることを特徴とするものである。また塗膜層が、シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を、塗膜層の樹脂分に対して0.1〜10重量%含有することを特徴とするものである。更にまたシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子が疎水性であることを特徴とするものである。

0006

本発明の農業用ポリオレフィン系合成樹脂製フィルムのベースフィルムは、低密度ポリエチレン(LDPE)、線上低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等のポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタアクリレート共重合体等のエチレン系樹脂シンジオタクチックポリプロピレンランダムポリプロピレンブロックポリプロピレン等のポリプロピレンプロピレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン−(メタ)アクリレート共重合体等のプロピレン系樹脂からなるフィルムである。また、これらの樹脂を2種以上混合した混合樹脂からなるフィルムも使用できる。勿論、ベースフィルムは、単層フィルムであってもよいし、多層フィルムであってもよい。

0007

上記のオレフィン系樹脂の中でも、特に好ましくは、酢酸ビニル含有量が5〜20重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンから選ばれる一種以上である。また、ベースフィルムは単層フィルムとするよりも、多層フィルムとする方が望ましく、特に、農業用施設に展張したときに内表面側となる層を上記のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂からなる層、外表面となる層を低密度ポリエチレン及び/又は線状低密度ポリエチレンからなる層とした二層以上の多層フィルムとするのが望ましい。

0008

防滴剤としては、ソルビタン脂肪酸エステルソルビトール脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルジグリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸二塩基酸エステルソルビトール脂肪酸・二塩基酸エステル、グリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル、ジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル等の、多価アルコールと脂肪酸とのエステル、多価アルコールと脂肪酸及び二塩基酸とのエステル、或いはこれらにエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加された化合物等を用いることができ、具体的には、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンステアレート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレート、ソルビトールステアレート・エチレンオキサイド3モル付加物、ジグリセリンパルミテートジグリセリンステアレート、グリセリンステアレート、グリセリンパルミテート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレートアジペート・エチレンオキサイド2モル付加物、ジグリセリンパルミテートセバケート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールパルミテートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加物等が挙げられる。これらの防滴剤は、単独で使用することもできるし、二種以上を併用することもできる。

0009

ベースフィルムの構成するオレフィン系合成樹脂には、必要に応じて、防霧剤、安定剤、滑剤又は粘着防止剤紫外線吸収剤抗酸化剤光安定剤充填剤保温剤)、着色剤等の、従来より農業用合成樹脂製フィルムに用いられている各種添加剤が添加され、このようにして得られた合成樹脂組成物は、カレンダー法押出法共押出法インフレーション法、共押出インフレーション法等の公知の手段により、所望厚さの単層或いは多層のフィルムに成形され、ベースフィルムとされる。ベースフィルムの厚さについては特に限定されるものではないが、通常では、0.05〜0.2mm程度である。

0010

防霧剤としては、一分子中に含フッ素基と、水酸基又はアルキレンオキサイド基の少なくとも一種を有する含フッ素化合物を使用することができる。上記の含フッ素基は、直鎖状又は分岐状のいずれのものでもよく、パーフルオロアルキル基(Cn F2n+1基)、パーフルオロアルコキシ基(Cn F2n+1O基)、ポリフルオロアルキル基(Hm Cn F2n+1-m基)、パーフルオロアルケニル基(Cn F2n-1基)、ポリフルオロアルケニル基(Hm Cn F2n-1-m基)、パーフルオロアルキレン基(Cn F2n基)等であり(但し、式中のmは1〜3の整数、nは3〜20の整数)、またアルキレンオキサイド基としては、(C2 H4 O)n 、(C3 H6 O)n 等である(但し、式中のnは1〜30の整数)。

0011

上記の含フッ素化合物として具体的には、化1(1)〜(13)に示す式で表されるものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0012

0013

上記の含フッ素化合物は、単独で使用することもできるし、二種以上を併用することもできる。また、含フッ素化合物の添加量は、樹脂100重量部に対し、0.01〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。

0014

加工安定剤としては、金属石鹸有機ホスファイト系安定剤、有機リン酸金属塩等の通常使用される加工安定剤が使用できる。金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛ステアリン酸バリウムステアリン酸カルシウムリシノール酸バリウムラウリン酸カルシウムオレイン酸カルシウムオクタン酸亜鉛安息香酸亜鉛等が挙げられ、有機ホスファイト系安定剤としては、ジフェニルデシルホスファイトトリフェニルホスファイトトリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリステアリルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジフェニルアシッドホスファイト、ジオクチルアシッドホスファイト等が挙げられる。

0015

滑剤又は粘着防止剤としては、ステアリン酸イソステアリン酸パルミチン酸等の脂肪酸系滑剤ステアリン酸アミドメチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミド系滑剤ブチルパルミテート、ブチルステアレート等のエステル系滑剤バリウムイソデシルホスフェート、カルシウムオクタデシルホスフェート等の有機リン酸金属塩系滑剤;ポリエチレンワックス流動パラフィン等が挙げられる。上記の滑剤又は粘着防止剤は、単独で使用することもできるし、二種以上を併用することもできる。

0016

紫外線吸収剤としては、一般に使用されているベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、単独で使用することもできるし、二種以上を併用することもできる。

0017

抗酸化剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)等のフェノール系化合物の他、ジラウリルチオジプロピオネート等が挙げられ、抗酸化剤は単独で使用することもできるし、二種以上を併用することもできる。

0018

光安定剤としては、ヒンダードアミン系化合物等の一般に使用されている光安定剤を単独又は二種以上を併用して使用することができる。

0019

充填剤(保温剤)としては、炭酸カルシウムシリカ水酸化マグネシウム水酸化アルミニウム長石粉、タルク雲母粉、ハイドロタルサイト類、Li,Al,Mg含有化合物等から選ばれる一種以上を使用することができる。

0020

更に、上記の合成樹脂には、得られた合成樹脂製のベースフィルムと後記する塗料による塗膜の密着性を更に向上させるために、表面をコロナ放電処理したり、酸処理して濡れ性を調整するのがが望ましい。コロナ放電処理や酸処理により濡れ性を調整する場合、ベースフィルムの塗料塗工面の濡れ指数は、JIS K6768による濡れ指数で34dyn/cm〜56dyn/cmとするのが望ましい。

0021

上記のようにして得られたベースフィルムの表面に塗工される塗料は、従来より農業用合成樹脂製フィルムに塗工される塗料をベースとし、これに、平均粒子系0.1〜20μmのシリコン樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含有させたものである。これらシリコン樹脂粒子やシリカ系無機粒子は二次凝集した粒子であってもよい。シリコン樹脂粒子やシリカ系無機粒子(二次凝集した粒子を含む)の平均粒子径が0.1μmより小さくなると、充分な耐傷性が発揮されない傾向があり、また平均粒子径が20μmを越えると、シリコン樹脂粒子やシリカ系無機粒子がフィルム外表面から脱落し易くなる傾向があり、耐傷性が不充分になる場合がある。

0022

シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子は疎水性であることが望ましいものである。シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を疎水性にするには、これら粒子をシランカップリング剤などで表面処理することにより、シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子表面の−OH基を−CH3 基で覆うことにより得られるものである。

0023

シリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子の塗料への配合量は、塗料の固形分に対して0.1〜10重量%含有させるのが好ましい。塗料の固形分に対して0.1重量%以下の添加量では、充分な耐傷性が発揮されない傾向があり、また塗料の固形分に対して10重量%を越えると、フィルム外表面に形成される塗膜層の透光性が充分でなくなる傾向がある。

0024

上記の塗料のベースとなる塗料は、溶剤系、水系、紫外線硬化型のいずれであってもよい。溶剤系の塗料としては、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系等の樹脂を溶剤に溶解したものが使用でき、溶剤としては酢酸エチルメチルエチルケトントルエン等一般的に使用されている溶剤であればいずれのものでも使用可能である。また、水系の塗料としては、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系等の水系塗料が使用可能であるが、中でも、アクリル樹脂エマルジョン及び/又はウレタン樹脂エマルジョン主体とする塗料が最も好適である。

0025

また、ベースとなる塗料として水系塗料を使用した場合には、塗膜自体耐侯性を向上させるために、ヒンダードアミン系化合物のエマルジョンを混合することもできる。このヒンダードアミン系化合物のエマルジョンの混合比率は、ベースとなる水系塗料の有効成分(分散媒等の塗料を乾燥・固化させたときに除去される成分以外の成分)100重量部当たり0.01〜3重量部程度とするのが望ましい。

0026

更にまた、本発明において使用される塗料には、合成樹脂製のベースフィルムとのぬれ性を向上させることを目的として、シリコン系界面活性剤を添加することもできる。このシリコン系界面活性剤としては、非加水分解性シロキサンポリオキシアルキレンブロック共重合体型のシリコン系界面活性剤や、加水分解性シロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体型のシリコン系界面活性剤等から選ばれる一種以上が使用できる。このシリコン系界面活性剤の添加量は、ベースとなる塗料(分散媒等も含む)100重量部当たり0.01〜0.3重量部程度とするのが望ましい。

0027

以上のような塗料をベースフィルム表面に塗工塗工する方法としては、スプレーコートロールコート、グラビアコートリバースロールコート、ディップコートスクリーン印刷フレキソ印刷等の公知の方法が採用でき、特に限定されるものではない。また、塗料を塗工し、形成された塗膜の厚さは、特に限定されるものではないが、通常では0.5〜5.0μm程度の範囲である。

0028

上記の平均粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料による塗膜を形成された本発明の農業用合成樹脂製フィルムは、当該塗膜形成面が、農業用施設の外表面側となるようにして展張される。

0029

上記のようにして得られた本発明の農業用合成樹脂製フィルムは、上記のような平均粒径0.1〜20μmのシリコン系樹脂粒子及び/又はシリカ系無機粒子を含む塗料による塗膜を設けていない側の面に、防曇性を付与することを目的とした塗膜を設けることもできる。この防曇性塗膜は、従来よりこの種塗膜を形成するために使用されている水系塗料、溶剤系塗料紫外線硬化型塗料等から選ばれる塗料を塗工し、形成されるものであって、コロイダルシリカコロイダルアルミナ吸水性樹脂等を含んだ塗料が好ましい。

0030

以下、具体的な実施例を挙げるが、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。

0031

〔実施例1〜5、比較例1〜4〕
ベースフィルムの調製
表1のAの外層に示す配合からなるポリエチレン組成物内層に示す配合からなるエチレン−酢酸ビニルEVA)組成物を2層インフレーション成形装置により、厚さ50μmのポリエチレン層と、厚さ50μmのEVA層の2層なるベースフィルムAを得た。表1のBに示す配合からなるエチレン−酢酸ビニル(EVA)組成物からインフレーション法により厚さ100μmのEVAフィルムを製造し、単層のベースフィルムBを得た。表1のCの外層に示す配合からなるポリエチレン組成物、中層に示す配合からなるエチレン−酢酸ビニル(EVA)組成物及び内層に示す配合からなるエチレン−酢酸ビニル(EVA)組成物を3層インフレーション成形装置により、厚さ25μmのポリエチレン層と、厚さ50μmのEVA層及び厚さ25μmEVA層の3層なるベースフィルムCを得た。

0032

アクリル系塗料の調製
下記のモノマーを共重合させてアクリル系樹脂(Tg55℃)を得た。
ID=000006HE=025 WI=083 LX=0635 LY=1350
このアクリル系樹脂を使用し、下記の各成分を混合してアクリル系塗料を調製した。
ID=000007 HE=020 WI=080 LX=0200 LY=1700
上記アクリル系塗料と、シリコン樹脂粒子およびシリカ系無機粒子を表2の組成で配合し、a〜dまでの4種類の塗料を作製した。

0033

得られたベースフィルムA、 B、 Cの外層表面をコロナ放電処理して表面の濡れ指数が45dyn/cmに調整し、その外層表面に表2に示す塗料a〜gを表3に示す組み合わせにて、200メッシュグラビアロールを用いて塗工し、90℃で1分間乾燥して、9種類の農業用ポリオレフィン系フィルムを得た。得られた農業用ポリオレフィン系フィルムの防滴性及び外側表面の傷の付き易さを、以下に示す方法で評価した。評価結果を表3に併せて示す。

0034

評価方法
(1)防滴性
得られた農業用ポリオレフィン系フィルムを、間口2m、高さ1m、長さ10mのトンネルハウスに、塗工面が外表面となるように展張し、18ケ月経過後に、ハウス内表面側の状態を目視により観察し、下記の5段階評価とした。
5:水滴の付着が殆ど見られず、水が膜状となって流れている。
4:僅かに水滴の付着が見られるが、水は膜状となって流れている。
3:水滴の付着が見られ、水が筋状となって流れている箇所がある。
2:水滴の付着が多く、水が筋状となって流れている。
1:水滴の付着が著しく、殆ど流れていない。
(2)傷付き性
上記屋外展張品の18カ月経過後のフィルム表面の傷の状態を目視で観察たした。
○:傷なし
△:目立たないが傷あり
×:明確な傷あり

0035

0036

0037

発明の効果

0038

以上の通り、本発明の農業用合成樹脂製フィルムは、ベースフィルム中に防滴剤を添加せずとも、優れた防滴性が付与されると共に、その防滴性が長期間にわたって持続し、かつ、擦れ等によって塗膜に引っ掻き傷が付いたりするようなことも発生し難い。従って、長期間にわたって展張しておくことが可能であり、農作業の省力化や省資源といった観点から極めて有用である。

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