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技術 パターン状研磨物の製造方法

出願人 NISSHA株式会社
発明者 正木健一藤塚謙次郎伊藤忠広
出願日 1999年7月30日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-216057
公開日 2001年2月13日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 2001-038601
状態 未査定
技術分野 仕上研磨、刃砥ぎ、特定研削機構による研削
主要キーワード ブラシかけ 携帯電話用筐体 衝突箇所 スチールワイヤー 金属成形品 エメリーペーパー 事務機器用部品 プラスチックワイヤー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

被研磨体の溝部以外を研磨するのに手間がかからないパターン研磨物の製造方法を提供する。

解決手段

多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体を攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成する。

概要

背景

従来、溝部を有する各種成形品などに対し、溝部以外を研磨したパターンを形成する方法として、やすりがけ法、ブラシかけ法、ショットブラスト法があった。

やすりがけ法とは、鉄工やすり、紙やすりエメリーペーパーなどを用いて、成形品表面を研磨する方法である。ブラシかけ法とは、スチールワイヤーブラシ、プラスチックワイヤーブラシなどを用いて、成形品表面を研磨する方法である。ショットブラスト法とは、アルミニウムガラスセラミックスなどの粒子を成形品表面に吹き付けて衝突させ、成形品表面を研磨する方法である。

概要

被研磨体の溝部以外を研磨するのに手間がかからないパターン状研磨物の製造方法を提供する。

多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体を攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成する。

目的

したがって、この発明は、上記のような問題点を解消し、被研磨体の溝部以外を研磨するのに手間がかからないパターン状研磨物の製造方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成することを特徴とするパターン状研磨物の製造方法。

請求項2

研磨材の大きさが被研磨体の溝部の開口幅より大きい請求項1に記載のパターン状研磨物の製造方法。

請求項3

被研磨体の溝部の断面形状が略V字型であり、その角度が135°以下である請求項1に記載のパターン状研磨物の製造方法。

請求項4

被研磨体の溝部の断面形状が略V字型であり、研磨材の大きさを溝部の開口幅よりも小さい範囲内で調節することにより、パターンの幅を調節する請求項1に記載のパターン状研磨物の製造方法。

請求項5

同一の被研磨体上に異なるパターン幅で複数回研磨する請求項4に記載のパターン状研磨物の製造方法。

請求項6

被研磨体が多層構造である請求項1〜5のいずれかに記載のパターン状研磨物の製造方法。

請求項7

研磨材の材質が、金属、セラミックスガラスプラスチックのうちの少なくとも一つである請求項1〜5のいずれかに記載のパターン状研磨物の製造方法。

技術分野

0001

この発明は、プラスチック成形品金属成形品セラミックス成形品ガラス成形品など溝部を有する各種成形品に対し、溝部以外を研磨してパターン研磨物を製造する方法に関する。

背景技術

0002

従来、溝部を有する各種成形品などに対し、溝部以外を研磨したパターンを形成する方法として、やすりがけ法、ブラシかけ法、ショットブラスト法があった。

0003

やすりがけ法とは、鉄工やすり、紙やすりエメリーペーパーなどを用いて、成形品表面を研磨する方法である。ブラシかけ法とは、スチールワイヤーブラシ、プラスチックワイヤーブラシなどを用いて、成形品表面を研磨する方法である。ショットブラスト法とは、アルミニウムガラス、セラミックスなどの粒子を成形品表面に吹き付けて衝突させ、成形品表面を研磨する方法である。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、いずれの方法においても、成形品の溝部以外を研磨するには、溝部を残して研磨するのは困難であるため、溝部をあらかじめマスキングして覆い、研磨を行った後にマスキングを剥離する必要があり、手間がかかるといった問題点があった。

0005

したがって、この発明は、上記のような問題点を解消し、被研磨体の溝部以外を研磨するのに手間がかからないパターン状研磨物の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

この発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成した。

0007

すなわち、この発明のパターン状研磨物の製造方法は、多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体を攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成するように構成した。

0008

また、上記の発明において、研磨材の大きさが被研磨体の溝部の開口幅より大きいように構成してもよい。

0009

また、上記の発明において、被研磨体の溝部の断面形状が略V字型であり、その角度が135°以下であるように構成してもよい。

0010

また、上記の発明において、被研磨体の溝部の断面形状が略V字型であり、研磨材の大きさを溝部の開口幅よりも小さい範囲内で調節することにより、パターンの幅を調節するように構成してもよい。

0011

また、上記の発明において、同一の被研磨体上に異なるパターン幅で複数回研磨するように構成してもよい。

0012

また、上記の発明において、被研磨体が多層構造であるように構成してもよい。

0013

また、上記の発明において、研磨材の材質が、金属、セラミックス、ガラス、プラスチックのうちの少なくとも一つであるように構成してもよい。

発明を実施するための最良の形態

0014

この発明のパターン状研磨物の製造方法は、多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体を攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成するものである。

0015

研磨材としては、微細な粒状のものを用いる。研磨材の形状としては、たとえば、球形、ラグビーボール形、おむすび形、立方体直方体円錐形角錐形などのものを用いることができる。研磨材の材質としては、金属、セラミックス、ガラス、プラスチックなどを用いることができる。

0016

研磨材の大きさは、被研磨体の溝部の開口幅より大きい方がよい。研磨材が被研磨体の溝部の開口幅より小さいと、研磨材が溝部の奥まで入り込み、溝部の底部まで研磨されてパターンが形成できない恐れがある。

0017

被研磨体の形状としては、溝部を有する棒状、球状、箱状、板状、円筒状、錐状のものなどを用いることができる。材質としては、樹脂、金属、ガラス、セラミック、木材など任意のものを用いることができる。被研磨体の具体例としては、たとえば、携帯電話用筐体パソコン用筐体オーディオ用筐体、ビデオカメラ用筐体、化粧品容器食器家電製品用部品事務機器用部品などが考えられる。

0018

被研磨体の溝部とは、被研磨体の表面の一面または複数面に、断面形状がコ字型、U字型、V字型などに窪むように形成された部分をいう。また、アングル材などのように、被研磨材自身の断面形状がコ字型、U字型、V字型などに形成されたものである場合は、断面形状がコ字型、U字型、V字型などに形成された部分を溝部とする。さらに、非研磨体の表面において文字や図形などがレリーフ状の凹部または凸部として形成される場合のように、凹部または凸部の周囲に立ち上がり部分として断面形状がL字型に形成される部分も溝部として機能する。

0019

溝部の断面形状が略V字型である場合は、その角度が135°以下であるのが好ましい。135°を越えると溝部の底部まで研磨されてしまい、パターン形成が困難になるからである。

0020

研磨材と被研磨体との攪拌に当たっては、研磨材と被研磨体とを容器投入して行うとよい。容器としては、プラスチック、金属、セラミック、ゴムなどからなるものを用いるとよい。投入に当たっては、異物混入が生じないように留意する。

0021

攪拌は、容器内の研磨材と被研磨体を容器内でかき回して行うほか、容器ごと振動させたり、容器中の被研磨体のみを回転または振動させたりして行ってもよい。

0022

研磨材の量としては、容器容量の20〜80%であるのが好ましい。その理由は、研磨を行うには、攪拌時の研磨材の流動と、研磨材と被研磨体間の衝撃力とが必要であり、80%を越えると研磨材が流動しないからである。また、20%に満たないと研磨能率が低いからである。

0023

このとき、被研磨体の溝部の内部に研磨材を衝突させないことによって溝部を研磨せず、被研磨体の溝部以外に研磨材を衝突させることによって溝部以外を研磨し、溝部以外が研磨されたパターンを形成することができる。

0024

被研磨体の溝部の断面形状が略V字型である場合は、研磨材の大きさを溝部の開口幅よりも小さい範囲内で調節することにより、パターンの幅を調節することができる。

0025

すなわち、溝部の開口幅よりも研磨材の大きさの方が大きければ、溝部の内部に研磨材を衝突させることができない。しかし、溝部の開口幅よりも研磨材の大きさの方が小さければ、溝部の内部に研磨材を衝突させることができる。このとき、溝部の断面形状が略V字型であれば溝部の底部に近づくにしたがって溝部の幅が小さくなるので、溝部の開口幅に対して研磨材の大きさを小さくするほど溝部の底部に近づけて研磨することができる。逆に、研磨材の大きさが溝部の開口幅より小さくても溝部の底部に届くほど小さくない場合は、溝部の開口部付近のみを研磨することができる。このように、研磨材の大きさを溝部の開口幅よりも小さい範囲内で調節することにより、溝部における研磨材の衝突箇所を任意に調節することができ、溝部におけるパターンの幅を任意に調節することができることになる。

0026

また、上記の方法において、同一の被研磨体に対し、異なるパターン幅で複数回研磨をすることができる。たとえば、溝部のより底部まで研磨可能な小さい研磨材を用いて第1回目の研磨を行い、次いで、溝部の開口部近傍のみを研磨可能な大きい研磨材を用いて第2回目の研磨を行うと、溝部は、第1回目と第2回目のいずれによっても研磨されない溝部の底面部分と、第1回目のみによって研磨される溝部の側面部分と、第1回目と第2回目の両方によって研磨される部分とを有するパターンを形成することができる。

0027

また、被研磨体が多層構造であってもよい。たとえば、溝部を有する成形品が金属からなるものであって、その表面全体塗料による塗膜が形成されていてもよい。このような非研磨体を研磨材と攪拌することにより、溝部以外は研磨されて金属光沢を呈し、溝部は塗膜が残存して着色されたパターンを呈するパターン状研磨物を得ることができる。

0028

研磨材として、直径3mmのアルミナ製ボールを多数用意した。また、被研磨体として、プラスチック、アルミニウム、マグネシウム合金からなる各成形品であって、その形状が150×100×3mmの板状物で、開口幅1mm、深さ0.5mm、長さ80mmの溝部を有し、溝部の断面形状が角度90°のV字型であるものをそれぞれ用意した。

0029

次いで、容器に研磨材1kgと被研磨体を入れ、容器を振動させて研磨を行った。

0030

このようにして成形品表面を研磨したところ、被研磨体の溝部は研磨されず、パターンを形成することができた。

発明の効果

0031

この発明のパターン状研磨物の製造方法は、以上のような構成を採るので、以下のような効果を奏する。

0032

すなわち、多数の粒状の研磨材と溝部を有する被研磨体を攪拌し、被研磨体の溝部に研磨材を接触させないことによって被研磨体の溝部以外を研磨して、研磨部分と非研磨部分とから構成されるパターンを形成するように構成したので、マスキング処理などの手間をかけることなく、パターン状研磨物を容易に得ることができる。

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