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技術 変速機のマニュアルシャフト構造

出願人 愛知機械工業株式会社ジヤトコ株式会社
発明者 船橋功治中西浩基浅利昌宏
出願日 1999年7月19日 (20年7ヶ月経過) 出願番号 1999-204910
公開日 2001年2月6日 (19年0ヶ月経過) 公開番号 2001-032923
状態 特許登録済
技術分野 変速操作機構
主要キーワード 支持用孔 コントロールワイヤー 位置決めボルト 入力軸線 下端部位 バルブ構成 切り換えレバー 連結レバー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年2月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

目的

変速機の車両の搭載性を向上させることを目的とする。

構成

コントロールバルブユニット40をケース1の横位置に収納し、上下端が変速機のケース1を貫通して縦設されたマニュアルシャフト2は、第1支持部10,第2支持部20,第3支持部30で支持され、第2支持部20のオイルシール5は、変速機内のオイルレベルOLより上方に配置されている。

概要

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請求項1

コントロールレバーの操作に連動してセレクト機構を操作すべく変速機ケース内に設けられた変速機のマニュアルシャフト構造において、前記マニュアルシャフトの上下端を変速機の入力軸線に対して垂直方向に延在させてケース内を貫通させるとともに、上側から第1支持部、第2支持部及び第3支持部でケースに支持させ、前記第1支持部及び前記第2支持部にそれぞれ第1オイルシール、第2オイルシールを設け、かつ前記第2オイルシールを変速機内のオイルレベルより上方に配置され、前記第3支持部は、ケース内にブッシュ8が嵌め込まれて形成され、前記変速機のコントロールバルブユニットをケースの横方向に配置させて、第1支持部と第2支持部との間に設けられた切り換えレバーを介してマニュアルバルブと連結させたことを特徴とする変速機のマニュアルシャフト構造。

請求項2

前記第2支持部と前記第3支持部との間の、ケースと前記ブッシュとで形成される空間に開口する孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の変速機のマニュアルシャフト構造。

請求項3

前記孔を前記第3支持部に近接して形成したことを特徴とする請求項2に記載の変速機のマニュアルシャフト構造。

請求項4

前記ケースから下方へ突出したマニュアルシャフトの下端部位連結レバーが設けられ、該連結レバーに、車室内のコントロールレバーに連繋されたコントロールワイヤーが接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の変速機のマニュアルシャフト構造。

技術分野

0001

この発明は、変速機マニュアルシャフト構造に関するものである。

0002

従来、例えば特開平2−3778号公報に開示されている変速機のマニュアルシャフト52は、図3に示すように、トランスミッションケース51の支持用孔51aと下方の取付孔51bに2点支持されてトランスミッションケース51に縦設されており、マニュアルシャフト52の上端側はトランスミッションケース51から上方へ突出し、上端側に連結レバー53が取り付けられており、この連結レバー53には、車室内コントロールレバー55に連繋されたコントロールワイヤー54が接続されたものとなっている。また、マニュアルシャフト52の下端側にはトランスミッションケース51内において切替レバー56が設けられ、この切替レバー56はトランスミッションケース51内のコントロールバルブユニット57のマニュアルバルブ57aに連結されたものとなっている。

0003

しかしながら、この従来構造にあっては、コントロールバルブユニット57がトランスミッションケース51の底部に設けられているため、マニュアルシャフト52とコントロールレバー55との接続は、必ずマニュアルシャフト52の上端側から行わざるを得ず、自動変速機車両搭載性が悪いという問題がある。仮に、車両側レイアウトの関係でマニュアルシャフト52の下端側からコントロールレバー55との接続を行わなければならないような場合には大きな設計変更を行わなければならなかった。本発明は、上述の問題に着目して成されたものであり、第1の目的は、自動変速機の車両の搭載性を向上させることであり、第2の目的は、マニュアルシャフトの支持剛性を向上させながらも油漏れに対する信頼性が向上する構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0004

本発明の第1の要旨は、コントロールレバーの操作に連動してセレクト機構を操作すべく変速機のケース内に設けられた変速機のマニュアルシャフト構造において、前記マニュアルシャフトの上下端を変速機の入力軸線に対して垂直方向に延在させてケース内を貫通させるとともに、上側から第1支持部、第2支持部及び第3支持部でケースに支持させ、前記第1支持部及び前記第2支持部にそれぞれ第1オイルシール、第2オイルシールを設け、かつ前記第2オイルシールを変速機内のオイルレベルより上方に配置され、前記第3支持部は、ケース内にブッシュ8が嵌め込まれて形成され、前記変速機のコントロールバルブユニットをケースの横方向に配置させて、第1支持部と第2支持部との間に設けられた切り換えレバーを介してマニュアルバルブと連結させたことである。また、第2の要旨は、前記第2支持部と前記第3支持部との間の、ケースと前記ブッシュとで形成される空間に開口する孔を形成したことである。また、第3の要旨は、前記孔を前記第3支持部に近接して形成したことである。また、第4の要旨は、前記ケースから下方へ突出したマニュアルシャフトの下端部位に連結レバーが設けられ、該連結レバーに、車室内のコントロールレバーに連繋されたコントロールワイヤーが接続されていることである。

0005

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の変速機のマニュアルシャフトを示す断面図であって、図2は、トランスミッションケースに縦設されたマニュアルシャフトの支持部分を拡大して示す断面図である。

0006

トランスミッションケース1に縦設されたマニュアルシャフト2は、入力軸11に対して直角な垂直方向に設けられており、その上下端は、それぞれトランスミッションケース1から外方へ突出している。即ち、マニュアルシャフト2はトランスミッションケース1に対し貫通状で回動可能に配置されたものとなっており、上端側から第1支持部10、第2支持部20及び第3支持部30でトランスミッションケース1に支持されている。

0007

マニュアルシャフト2の上部側の第1支持部10には、トランスミッションケース1に螺合された位置決めボルト3により位置決めされてマニュアルシャフト2の抜脱が防がれたものとなっており、また、この位置決めボルト3の上方にはオイルシール4が設けられて、このオイルシール4によりマニュアルシャフト2の上端側からトランスミッションケース1内のオイル漏れるのを防止している。

0008

マニュアルシャフト2は下方側の第2支持部20にも、第1支持部10と同様にオイルシール5が設けられており、このオイルシール5によりマニュアルシャフト2の下端側からトランスミッションケース1内のオイルが漏れるのを防止している。なお、下側のオイルシール5は、トランスミッションケース1内のオイルレベルOLよりも上方側となるような位置に配置されている。

0009

このように第2支持部20は高い位置に配置されているため、第2支持部20の下方側には、トランスミッションケース1内にブッシュ8が嵌め込まれて、このブッシュ8により第3支持部30が形成されている。なお、ブッシュ8の内周面とマニュアルシャフト2の外周面との固着を防止するために、ブッシュ8の内周側のマニュアルシャフト2の円周溝2a,2bにはOリング9a,9bが上下に2個外嵌されている。

0010

また、前記第2支持部20のオイルシール5と前記第3支持部30のブッシュ8との間には、トランスミッションケース1とブッシュ8とで空間6が形成されており、この空間6には外側に開口する孔7が第3支持部30に近接した位置に形成されている。この孔7により、下側のオイルシール5の抜けによるオイル漏れの確認を良好に行うことができるように構成されており、また、トランスミッション外より水等が入っても、すぐにこの孔7を介し抜けるように構成されている。

0011

ところで、トランスミッションケース1の横位置には変速機の変速制御等を行うコントロールバルブユニット40が収納されている。このコントロールバルブユニット40には、バルブ構成要素の1つであるマニュアルバルブ41が設けられており、このマニュアルバルブ41は、マニュアルシャフト2の回動に基づきコントロールバルブユニット40内で液圧伝達される油路切り換えるように構成されている。そして、マニュアルバルブ41とマニュアルシャフト2との連結は、第1支持部10と第2支持部20との間に設けられた切り換えレバー42の係合ピン42aにマニュアルバルブ41の係合溝係合することにより行われている。

0012

次に、トランスミッションケース1へのマニュアルシャフト2の取付方法について説明する。予め、トランスミッションケース1にオイルシール4,5及びブッシュ8をサブアッセンブリした後、トランスミッションケース1の上部側からマニュアルシャフト2の下端側の円周溝2a,2bがブッシュ8から出る位置まで挿入する。この時、切り換えレバー42もケース内にてマニュアルシャフト2を挿入する時に一緒にケース内に組み付ける。その後、マニュアルシャフト2の円周溝2a,2bにOリング9a,9bを外嵌し、マニュアルシャフト2を所定位置にセットする。次に、治具によってマニュアルバルブ41を所定位置にセットした状態のコントロールバルブユニット40をトランスミッションケース1横から組み付け、マニュアルバルブ41の係合溝と切り換えレバー42の係合ピン42aとを連結する。最後に、マニュアルシャフト2の上端側もしくは下端側に図示しないセレクト機構を組み付け、車室内のセレクトレバーリンケージさせる。

0013

以上、説明してきたように、実施例のマニュアルシャフト構造にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
コントロールバルブユニット40をトランスミッションケース1の横位置に収納させ、マニュアルシャフト2を変速機の入力軸11に対して垂直で、しかもトランスミッションケース1に貫通支持させたので、マニュアルシャフト2の上端側及び下端側のどちらかでもセレクトレバーと連結することが可能となり、車両搭載性が格段に向上する。
マニュアルシャフト2をトランスミッションケース1で2点で支持させた場合、支持部の間が長くなってしまい、マニュアルシャフト2の支持剛性が低くなってしまうが、本発明の実施例のように、マニュアルシャフト2の上端側を第1支持部10でトランスミッションケース1と、オイルレベルOLよりも高い位置に配置したオイルシール5を有する第2支持部20と、その下部側に設けた第3支持部30との3点でケースに支持させることにより、マニュアルシャフト2の支持剛性を向上させながら、オイルシール5が油に浸からないようになっているため、オイルシール5の耐久性及びオイル漏れに対する信頼性も向上させることができる。
トランスミッションケース1及びブッシュ8で形成される空間6に開口する孔7を第3支持部30に近接する位置に設けたので、マニュアルシャフト2の組み付け時にオイルシール5が外れたりしても、この孔7から漏れたオイルを直接目視により確認することができるため、オイル漏れに対する信頼性が向上する。また、トランスミッションケース1の下側に孔7が設けられているため、トランスミッション外より水等が入る恐れがあるが、水を空間6外へ排出することができる。
下側へ突出したマニュアルシャフト2の下端部に連結レバー53を設けてコントロールワイヤー54を接続する構成とすれば、車室内のコントロールレバー55までのコントロールワイヤー54の曲げを少なくでき、コントロールワイヤー54の摺動抵抗を少なくすることができて、コントロールレバー55の操作性が良好化するものとなり、レイアウトが容易なものとなる。

0014

以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施例では、空間6に開口する孔7を第3支持部30に近接する位置に設けているものを示したが、漏れた油またはオイルシールを直接目視できる場所に設ければ良く、この孔7を設けることによってシールリングの組み付け不良を確実にチェックすることができ、油漏れに対する信頼性が向上する。

発明の効果

0015

本発明は、コントロールレバーの操作に連動してセレクト機構を操作すべく変速機のケース内に設けられた変速機のマニュアルシャフト構造において、マニュアルシャフトの上下端を変速機の入力軸線に対して垂直方向に延在させてケース内を貫通させるとともに、上側から第1支持部、第2支持部及び第3支持部でケースに支持させ、第1支持部及び第2支持部にそれぞれ第1オイルシール、第2オイルシールを設け、かつ第2オイルシールを変速機内のオイルレベルより上方に配置され、第3支持部は、ケース内にブッシュ8が嵌め込まれて形成され、変速機のコントロールバルブユニットをケースの横方向に配置させて、第1支持部と第2支持部との間に設けられた切り換えレバーを介してマニュアルバルブと連結させたことにより、マニュアルシャフトの上端側及び下端側のどちらかでもセレクトレバーと連結することが可能となり、車両搭載性が格段に向上する。また、マニュアルシャフトの上端側を第1支持部で、オイルレベルよりも高い位置に配置したオイルシールを有する第2支持部と、その下部側に設けた第3支持部との3点でケースに支持させることにより、マニュアルシャフトの支持剛性を向上させながら、オイルシールが油に浸からないようになっているため、オイルシールの耐久性及びオイル漏れに対する信頼性も向上させることができる。

0016

また、第2支持部と第3支持部との間の、ケースとブッシュとで形成される空間に開口する孔を形成したことにより、マニュアルシャフトの組み付け時にオイルシールが外れたりしても、孔から漏れたオイルを直接目視により確認することができるため、オイル漏れに対する信頼性が向上する。また、孔を第3支持部に近接して形成したことにより、トランスミッションケースの下側に孔が設けられているため、トランスミッション外より入る水を空間外へ排出することができる。

0017

また、ケースから下方へ突出したマニュアルシャフトの下端部位に連結レバーが設けられ、連結レバーに、車室内のコントロールレバーに連繋されたコントロールワイヤーが接続されていることにより、車室内のコントロールレバーまでのコントロールワイヤーの曲げを少なくでき、コントロールワイヤーの摺動抵抗を少なくすることができて、コントロールレバーの操作性が良好化するものとなり、レイアウトが容易なものとなる。

図面の簡単な説明

0018

図1変速機のマニュアルシャフトを示す断面図である。
図2トランスミッションケースに縦設されたマニュアルシャフトの部分の拡大断面構成図である。
図3従来のトランスミッションケースに縦設されたマニュアルシャフトの全体構成図である。

--

0019

1トランスミッションケース
2マニュアルシャフト
3位置決めボルト
4,5オイルシール
6 空間
7 孔
8ブッシュ
9a,9b Oリング
10 第1支持部
11入力軸
20 第2支持部
30 第3支持部
40コントロールバルブユニット
41マニュアルバルブ
42切り換えレバー
42a係合ピン
OL オイルレベル

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