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技術 ミシンのポケット枠

出願人 株式会社バルダン
発明者 服部修澤田芳文
出願日 1999年7月16日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-203446
公開日 2001年2月6日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 2001-029678
状態 特許登録済
技術分野 ミシン・縫製 自動刺繍;刺繍製品;タフト製品
主要キーワード 長手板状 ポケット枠 飾り物 略山形 滑り止め部材 強磁性体材料 操作レバ 縫製加工
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年2月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

外布の端部に縫製したり、ポケット開口付近ファスナー等の付属品が設けられた外布に縫製したりする場合でも、ポケットを確実に保持することができるようにする。

解決手段

本発明のミシンポケット枠1は、枠本体5と、該枠本体5の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止しながらポケットPの奥方向に押し退ける一対の下アーム20,21と、ポケットPの外布Q又はポケットPの周囲の布地Sを内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で下アーム20,21上に押さえて保持する押え部材30とを備えている。そして、ポケットP、その周囲の布地S又は該ポケットPの付属品を逃がすための逃がしスペース35を押え部材30の後方に設けたことを特徴としている。

概要

背景

図7及び図8は、従来のポケット枠50を示しており、該ポケット枠50は、ミシン駆動枠(図示略)に装着される枠本体51と、該枠本体51の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止しながらポケットPの奥方向に押し退ける一対の下アーム52と、ポケットPの外布Qを内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で下アーム52上に保持する保持手段53とを備えている。

下アーム52の先端部には、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止する凹部54が設けられている。保持手段53は、枠本体51の上面に水平面内において回動可能に軸支された上アーム55と、該上アーム55の先端部に設けられ、ポケットPの外布Qを押さえ押え部材56とを備えている。上アーム55は、長手板状に形成された弾性材よりなり、下アーム52を押さえる方向に弾性力を発揮するように設けられている。

このポケット枠50は、ポケットPの外布Qの開口縁部Qaの両端を一対の下アーム52及び押え部材56で挟持し、外布Qの開口縁部Qaの中央に縫製加工するようになっている。

このポケット枠50にポケットPを張設するには、まず、図7に二点鎖線で示すように上アーム55を枠本体51の外側に向けて回動させておく。次いで、下アーム52の凹部54にポケットPの内布Rの一部Raを掛止するとともに、ポケットPの外布Qを下アーム52の基端側の上面に手で引き寄せる。すると、ポケットPの内布Rの一部RaがポケットPの奥方向に押し退けられるとともに、ポケットPの外布Qが該内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せられた状態となる。次いで、一方の手でポケットPの外布Qをこの状態に保持しておき、他方の手で上アーム55を上方に持ち上げて回動させることにより、押え部材56が下アーム52の上面を押さえる位置に移動させた後、該上アーム55を離すと、図7に示すようにポケットPがポケット枠50に保持される。

概要

外布の端部に縫製したり、ポケットの開口付近ファスナー等の付属品が設けられた外布に縫製したりする場合でも、ポケットを確実に保持することができるようにする。

本発明のミシンのポケット枠1は、枠本体5と、該枠本体5の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止しながらポケットPの奥方向に押し退ける一対の下アーム20,21と、ポケットPの外布Q又はポケットPの周囲の布地Sを内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で下アーム20,21上に押さえて保持する押え部材30とを備えている。そして、ポケットP、その周囲の布地S又は該ポケットPの付属品を逃がすための逃がしスペース35を押え部材30の後方に設けたことを特徴としている。

目的

本発明の第一の目的は、上記課題を解決し、外布の端部に縫製したり、ポケットの開口付近にファスナー等の付属品が設けられた外布に縫製したりする場合でも、ポケットを確実に保持することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

本発明の第二の目的は、ポケットを簡単に張設することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

本発明の第三の目的は、薄い生地よりなる外布に縫製するときに、補強用シート材を外布の裏側に簡単に配設することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

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請求項1

枠本体と、該枠本体の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットの内布の一部を掛止しながらポケットの奥方向に押し退ける一対の下アームと、ポケットの外布又はポケットの周囲の布地を前記内布とは相対的に反対方向に引き寄せた状態で前記下アーム上に押さえて保持する押え部材とを備えたミシンポケット枠において、前記ポケット、その周囲の布地又は該ポケットの付属品を逃がすための逃がしスペースを前記押え部材の後方に設けたことを特徴とするミシンのポケット枠。

請求項2

枠本体と、該枠本体の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットの内布の一部を掛止しながらポケットの奥方向に押し退ける一対の下アームと、ポケットの外布又はポケットの周囲の布地を前記内布とは相対的に反対方向に引き寄せた状態で前記下アーム上に押さえて保持する押え部材とを備えたミシンのポケット枠において、前記押え部材は、前記枠本体の上面に前後回動可能に軸支された上アームの先端部に設けられたことを特徴とするミシンのポケット枠。

請求項3

ポケットの外布の裏側に当てられる補強用シート材を、前記一対のアームの間に仮保持する仮保持手段を前記枠本体に設けた請求項1又は2記載のミシンのポケット枠。

技術分野

0001

本発明は、ポケット外布縫製加工するためのミシンポケット枠に関するものである。

背景技術

0002

図7及び図8は、従来のポケット枠50を示しており、該ポケット枠50は、ミシンの駆動枠(図示略)に装着される枠本体51と、該枠本体51の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止しながらポケットPの奥方向に押し退ける一対の下アーム52と、ポケットPの外布Qを内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で下アーム52上に保持する保持手段53とを備えている。

0003

下アーム52の先端部には、ポケットPの内布Rの一部Raを掛止する凹部54が設けられている。保持手段53は、枠本体51の上面に水平面内において回動可能に軸支された上アーム55と、該上アーム55の先端部に設けられ、ポケットPの外布Qを押さえ押え部材56とを備えている。上アーム55は、長手板状に形成された弾性材よりなり、下アーム52を押さえる方向に弾性力を発揮するように設けられている。

0004

このポケット枠50は、ポケットPの外布Qの開口縁部Qaの両端を一対の下アーム52及び押え部材56で挟持し、外布Qの開口縁部Qaの中央に縫製加工するようになっている。

0005

このポケット枠50にポケットPを張設するには、まず、図7二点鎖線で示すように上アーム55を枠本体51の外側に向けて回動させておく。次いで、下アーム52の凹部54にポケットPの内布Rの一部Raを掛止するとともに、ポケットPの外布Qを下アーム52の基端側の上面に手で引き寄せる。すると、ポケットPの内布Rの一部RaがポケットPの奥方向に押し退けられるとともに、ポケットPの外布Qが該内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せられた状態となる。次いで、一方の手でポケットPの外布Qをこの状態に保持しておき、他方の手で上アーム55を上方に持ち上げて回動させることにより、押え部材56が下アーム52の上面を押さえる位置に移動させた後、該上アーム55を離すと、図7に示すようにポケットPがポケット枠50に保持される。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、従来のポケット枠50では、外布Qの端部に縫製したり、ポケットPの開口付近ファスナー等の付属品が設けられた外布Qに縫製したりすることについては考慮されていなかった。このため、このような縫製加工をするためにポケットPを従来のポケット枠50に張設しようとすると、外布Qの端部付近にあるポケットPの周囲の布地や前記付属品が邪魔になり、押え部材56で縫製加工範囲の周囲をうまく押さえることができないという問題がある。

0007

また、ポケット枠50にポケットPを張設するときは、上アーム55を上方に持ち上げて回動させるという動作と、押え部材56が下アーム52の上面を押さえる位置において上アーム55を離すという動作との2つの動作をそれぞれの上アーム55について他方の手で行わなければならず、作業が面倒であった。

0008

また、薄い生地よりなる外布Qに縫製するときは、縫製による布地の縮みを防止するために外布Qの裏側に補強用シート材を貼り付けなければならず、作業が面倒であった。

0009

本発明の第一の目的は、上記課題を解決し、外布の端部に縫製したり、ポケットの開口付近にファスナー等の付属品が設けられた外布に縫製したりする場合でも、ポケットを確実に保持することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

0010

本発明の第二の目的は、ポケットを簡単に張設することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

0011

本発明の第三の目的は、薄い生地よりなる外布に縫製するときに、補強用シート材を外布の裏側に簡単に配設することができるミシンのポケット枠を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために、本発明のミシンのポケット枠は、枠本体と、該枠本体の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットの内布の一部を掛止しながらポケットの奥方向に押し退ける一対の下アームと、ポケットの外布又はポケットの周囲の布地を前記内布とは相対的に反対方向に引き寄せた状態で前記下アーム上に押さえて保持する押え部材とを備えたミシンのポケット枠において、前記ポケット、その周囲の布地又は該ポケットの付属品を逃がすための逃がしスペースを前記押え部材の後方に設けたことを特徴としている。

0013

前記ポケットの付属品としては、特に限定されないが、ファスナー、ボタンフラップ飾り物エンブレムバッジリボン等)等を例示できる。

0014

また、本発明のミシンのポケット枠は、枠本体と、該枠本体の左右に間隔を置いて前方に突設され、ポケットの内布の一部を掛止しながらポケットの奥方向に押し退ける一対の下アームと、ポケットの外布又はポケットの周囲の布地を前記内布とは相対的に反対方向に引き寄せた状態で前記下アーム上に押さえて保持する押え部材とを備えたミシンのポケット枠において、前記押え部材は、前記枠本体の上面に前後回動可能に軸支された上アームの先端部に設けられたことを特徴としている。

0015

上記ミシンのポケット枠においては、ポケットの外布の裏側に当てられる補強用シート材を、前記一対のアームの間に仮保持する仮保持手段を前記枠本体に設けた態様を例示できる。

発明を実施するための最良の形態

0016

図1図5は本発明を具体化した第一実施形態のミシンのポケット枠1を示しており、該ポケット枠1はミシンの駆動枠2に装着され、ミシンテーブル(図示略)上で前後左右に駆動されるようになっている。このポケット枠1は、図1に示すように駆動枠2にネジ3で固定される装着部4と、該装着部4に対して着脱可能に取り付けられる枠本体5とを備えている。

0017

装着部4は、その前面及び上面に開口した略矩形の凹部4aと、前方かつ該凹部4aの上方に延びる押え板8とを備えている。凹部4aの奥壁には永久磁石6が埋設されており、凹部4aの底壁には凸部7が設けられている。

0018

枠本体5は、強磁性体材料よりなるベース部10と、該ベース部10の前部に左右に相対移動可能に設けられた可動部15とを備えている。ベース部10の後部には、該後部を上下に貫通した穴11と、その後端から上方に向けて折曲形成された被吸着部12と、該被吸着部12の上端から前方に向けて折曲形成された被押え部13とを備えている。

0019

枠本体5は、ベース部10の被吸着部12が装着部4の永久磁石6に吸着され、ベース部10の穴11に装着部4の凸部7を嵌合されるとともに、該嵌合が外れないように押え板8で被押え部13が押さえられた状態で、装着部4に装着されるようになっている。このように、ポケット枠1は、装着部4より先端側の部分をワンタッチ交換できるように構成されており、ポケットPの形状や布厚等に応じて先端側の部分を最適なものに簡単に交換できるようになっている。

0020

可動部15には、左右に延びる長孔15aが形成されており、該長孔15aには、ベース部10の前部の上面に立設された雄ネジ部10aが挿通されている。そして、雄ネジ部10aに螺合されたナット16によりベース部10に可動部15が取り付けられている。

0021

ベース部10及び可動部15には、それぞれ、ミシンのベッド17の上方に延びる固定下アーム20及び可動下アーム21が一体に形成されており、ベース部10に対して可動部15を相対的に左右移動させることにより、ポケットPの大きさや形状等に応じて両下アーム20、21の間隔を調節できるようになっている。各下アーム20,21は、その先端部が他方のアームに近づく方向に延設されている。そして、この延設部の他方のアーム側かつ後側が上方かつ前方に折曲されることにより、左右方向に延びる凹溝22が形成されている。この下アーム20,21は、掛止部としての凹溝22でポケットPの開口側の内布Rを外れないように掛止しながらポケットPの奥方向に押し退けておくようになっている。各下アーム20,21の上面には、滑り止め手段として粘着剤23を付着させている。また、ベース部10及び可動部15の各下アーム側の側部には、それぞれ上方に向けて側壁24が折曲形成されている。この側壁24の前端縁には略矩形の凹部25が設けられている。

0022

ベース部10及び可動部15の上面側には、ポケットPの外布Q又はポケットPの周囲の布地Sを内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で下アーム20,21上に保持する保持手段26がそれぞれ設けられている。

0023

保持手段26は、ベース部10及び可動部15の側壁24から互いに向き合う方向に延設された横軸27と、該各横軸27にそれぞれ前後回動可能に軸支された操作レバー28及び上アーム29と、該上アーム29の先端部の下側に前後揺動可能に設けられた、ポケットPの外布Q又はポケットPの周囲の布地Sを押さえる押え部材30と、該上アーム29の基端側がコイル状に形成されてなり、横軸27に嵌められるとともにその反上アーム29側端部が操作レバー28に掛止された付勢部材としてのバネ部31とを備えている。

0024

操作レバー28は、該操作レバー28をその上面が略水平になるところまで前方に回動させた位置で側壁24の凹部25の上縁係合し得る上向きの係合爪32と、該操作レバー28を持ち上げて後方に回動させると、操作レバー28の先端部が枠本体5から上方に浮いた状態でベース部10又は可動部15の上面に当接し、操作レバー28の回動を停止させるストッパ部33とを備えている。

0025

押え部材30は、その下面側に、滑り止め部材34が配設されている。滑り止め部材34としては、特に限定されないが、軟質樹脂スポンジ状に発泡させたものを含む)、ゴム等を例示できる。

0026

押え部材30の後方かつ下アーム20,21の上側には、下アーム20,21を押さえる位置に押え部材30を配した状態において、ポケットP、その周囲の布地又は該ポケットPの付属品を逃がすための逃がしスペース35を設けている。この逃がしスペース35は、上アーム29の押え部材30後方部分を略山形に折曲形成することにより、該部分の下側にスペースを形成するとともに、押え部材30の後端部と側壁24の前端との間のスペースを広く確保することにより形成している。

0027

次に、このポケット枠1の使い方の一例を順に説明する。具体的には、ポケットに向かって左側(特に断らない限り、ポケットの方向をいうときは、ポケットに向かって見たときの方向をいう。)の端部に縫製加工する場合を例にとる。まず、ポケットPをポケット枠1に装着するときは、図2及び図3に示すように操作レバー28をストッパ部33によって回動が停止される位置まで後方に倒し、押え部材30を下アーム20,21の上面から上方に離れた位置に移動させる。このとき、同図に示すようにバネ部31を介して操作レバー28に結合された上アーム29及び押え部材30が前方かつ斜め上方に延びる位置になるが、この位置では、操作レバー28と上アーム29及び押え部材30とが後方に回動するようにバランスされている。このため、外力が加わらない限りこれらが前方に回動することはない。

0028

次いで、図2に二点鎖線で示すように、ポケットPの開口側の内布Rを折り曲げるとともに、該折り曲げた内布Rの一部Raを凹溝22に掛止する。そして、ポケットPの左側の布地Sと、ポケットPの右側の外布Qの開口縁部Qaとをそれぞれ下アーム20,21の上方に引き寄せると、ポケットPの開口側の内布RがポケットPの奥方向に押し退けられる。

0029

次いで、縫製加工範囲Aを両下アーム20,21の中間に位置させるとともに、該縫製加工範囲Aが弛み無く張った状態にし、縫製加工範囲Aの左右の布地を各下アーム20,21の上面に押し付けて、粘着剤23により粘着保持させる。このとき、ポケットPの左側の布地Sが固定下アーム20の基端側に余った状態となるが、この布地Sは逃がしスペース35に寄せておく。次いで、操作レバー28を前方に倒す。このとき、バネ部31及び上アーム29を介して操作レバー28に結合された押え部材30が縫製加工範囲Aの左右の布地に当接する。さらに操作レバー28を前方に倒すと、バネ部31のバネ力によって押え部材30が該布地を押え付ける。そして、操作レバー28の係合爪32を側壁24の凹部25に係合させると、図4及び図5に示すように押え部材30が該布地を押さえた状態となる。こうして、ポケットPがポケット枠1に張設される。

0030

また、ポケットPをポケット枠1から取り外すときは、操作レバー28の係合爪32を側壁24の凹部25から外し、ストッパ部33によって回動が停止される位置まで操作レバー28を後方に倒す。

0031

このように構成されたミシンのポケット枠1によれば、ポケットP、その周囲の布地S又は該ポケットPの付属品を逃がすための逃がしスペース35を押え部材30の後方かつ下アーム20,21の上側に設けているので、外布Qの端部に縫製したり、ポケットPの開口付近にファスナー等の付属品が設けられた外布Qに縫製したりする場合、ポケットPの周囲の布地Sや付属品を逃がしスペース35に逃がすことができる。このため、このような場合でも、ポケットPを確実に保持することができる。

0032

また、押え部材30は、枠本体5の上面に前後回動可能に軸支された上アーム29の先端部に設けられているので、操作レバー28を前方に倒し、操作レバー28の係合爪32を凹部25に係合させるという非常に簡単なワンタッチ操作で押え部材30で縫製加工範囲Aの左右を押さえることができる。このため、ポケットPを簡単に張設することができる

0033

次に、図6は第二実施形態のミシンのポケット枠40を示しており、該ポケット枠40は、ポケットPの外布Qの裏側に当てられる補強用シート材(例えば、不織布)41を、一対の下アーム20,21の間に該アームの上面と略平行な状態で仮保持する仮保持手段を前記枠本体に設けた点においてのみ第一実施形態と相違している。

0034

仮保持手段は枠本体5の上面にネジ止めされた弾性材製の押え板42よりなる。押え板42の先端部42aは、補強用シート材41を差し込み易くするために上方に少し上方に曲げ起こされている。そして、差し込まれた補強用シート材41を枠本体5の上面と押え板42の下面との間に挾持することによって仮保持するようになっている。

0035

本実施形態によれば、第一実施形態の効果に加え、薄い生地よりなる外布Qに縫製するときに、補強用シート材41を外布Qの裏側に簡単に配設することができる。

0036

なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)上アーム29を板材で形成すること。
(2)上アーム29の逃がしスペース35を形成する湾曲部の形状を適宜変更すること。特に限定されないが、円弧状、矩形状等にすることを例示できる。

0037

(3)上アーム29とバネ手段としてのバネ部31とを別体に形成すること。
(4)下アーム20,21上面に滑り止め手段として、粘着剤23に代えて表面に凹凸を設けること(例えば、ローレットでぎざみ目を付ける)、又は、滑り止め手段を設けないこと。

0038

(5)押え部材30と上アーム29とを一体に形成すること。
(6)下アーム20,21の上面に凹部を形成することにより、逃がしスペース35を拡張すること。

0039

(7)上アーム29が水平面内において回動するタイプにすること。
(8)第二実施形態における仮保持手段として、押え板42に代えて枠本体5の上面に補強用シート材41を粘着保持するための粘着剤を付着させること。

発明の効果

0040

以上詳述したように、請求項1の発明に係るミシンのポケット枠によれば、外布の端部に縫製したり、ポケットの開口付近にファスナー等の付属品が設けられた外布に縫製したりする場合でも、ポケットを確実に保持することができるという優れた効果を奏する。

0041

また、請求項2の発明に係るミシンのポケット枠によれば、ポケットを簡単に張設することができる。

0042

上記効果に加え、請求項3の発明に係るミシンのポケット枠によれば、薄い生地よりなる外布に縫製するときに、補強用シート材を外布の裏側に簡単に配設することができる。

図面の簡単な説明

0043

図1本発明を具体化した第一実施形態のミシンのポケット枠を示す斜視図である。
図2同ポケット枠にポケットを張設する前の状態を示す平面図である。
図3図2のIII−III線断面図である。
図4同ポケット枠にポケットを張設した後の状態を示す平面図である。
図5図4のV−V線断面図である。
図6本発明を具体化した第二実施形態のミシンのポケット枠を示す平面図である。
図7従来のミシンのポケット枠を示す平面図である。
図8図7のVIII−VIII線断面図である。

--

0044

1ポケット枠
5 枠本体
20 固定下アーム
21可動下アーム
26保持手段
29 上アーム
30押え部材
35 逃がしスペース
40 ポケット枠
41補強用シート材
42 仮保持手段としての押え板
A縫製加工範囲
Pポケット
Q ポケットの外布
Qa開口縁部
R ポケットの内布
Ra ポケットの内布の一部
S ポケットの周囲の布地

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