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この項目の情報は公開日時点(2001年1月23日)のものです。
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図面 (2)

課題

有蹄動物、特に、有家畜下肢洗浄水および洗浄方法を提供する。

解決手段

家畜の下肢(特に蹄部)の洗浄有隔膜電解にて生成された酸性水および/またはアルカリ性水を使用して、蹄病の予防および治療を図る。

概要

背景

等のを持つ多くの有蹄動物は、様々の原因で蹄病に見舞われ、蹄病を患った有蹄動物は食欲不振に陥るとともに健康を損なって、搾乳量の激減や肉付きの低減、肉質の低下を引き起こす。現在のところ、有蹄動物の蹄病の予防や治療には硫酸銅を溶解した薬浴が使用され、当該薬浴に有蹄動物の下肢(蹄部分)を浸す方法が採られている。

概要

有蹄動物、特に、有蹄の家畜の下肢の洗浄水および洗浄方法を提供する。

家畜の下肢(特に蹄部)の洗浄有隔膜電解にて生成された酸性水および/またはアルカリ性水を使用して、蹄病の予防および治療を図る。

目的

従って、本発明の目的は、有蹄動物の蹄病の予防や治療に硫酸銅の溶解溶液を使用する場合の、上記した問題を解消することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

塩化物希薄塩水溶液被電解水とする電解生成水であり、有蹄動物洗浄に使用するための有蹄動物用洗浄水

請求項2

請求項1に記載の有蹄動物用洗浄水は、有隔膜電解により陽極室にて生成される酸性水、または陰極室にて生成されるアルカリ性水であることを特徴とする有蹄動物用洗浄水。

請求項3

請求項1に記載の有蹄動物用洗浄水は、有隔膜電解により陽極室にて生成される酸性水および陰極室にて生成されるアルカリ性水の両者であることを特徴とする有蹄動物用洗浄水。

請求項4

請求項1に記載の有蹄動物用洗浄水において、前記被電解水は希薄食塩水であることを特徴とする有蹄動物用洗浄水。

請求項5

請求項1,2,3または4に記載の有蹄動物用洗浄水は、有蹄動物の下肢を洗浄する下肢用洗浄水であることを特徴とする有蹄動物用洗浄水。

請求項6

請求項1,2,3,4または5に記載の有蹄動物用洗浄水において、前記有蹄動物は家畜であることを特徴とする有蹄動物用洗浄水。

請求項7

請求項1,2,3,4,5または6に記載の有蹄動物用洗浄水を使用して有蹄動物を洗浄するための洗浄方法であり、前記アルカリ性水を使用して洗浄する前洗浄と、前記酸性水を使用して洗浄する後洗浄の前後2洗浄を行うことを特徴とする有蹄動物の洗浄方法。

請求項8

請求項7に記載の有蹄動物の洗浄方法において、前記前洗浄には前記アルカリ性水を貯留する第1の洗浄槽を使用するとともに、前記後洗浄には前記酸性水を貯留する第2の洗浄槽を使用し、被洗浄有蹄動物を前記第1の洗浄槽を通過させた後に前記第2の洗浄槽を通過させることを特徴とする有蹄動物の洗浄方法。

請求項9

請求項8に記載の有蹄動物の洗浄方法において、前記被洗浄有蹄動物を両洗浄槽を徒歩で通過させることを特徴とする有蹄動物の洗浄方法。

技術分野

0001

本発明は、有蹄動物用洗浄水、および同洗浄水を使用した有蹄動物の洗浄方法に関する。

背景技術

0002

等のを持つ多くの有蹄動物は、様々の原因で蹄病に見舞われ、蹄病を患った有蹄動物は食欲不振に陥るとともに健康を損なって、搾乳量の激減や肉付きの低減、肉質の低下を引き起こす。現在のところ、有蹄動物の蹄病の予防や治療には硫酸銅を溶解した薬浴が使用され、当該薬浴に有蹄動物の下肢(蹄部分)を浸す方法が採られている。

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、蹄病の予防や治療に硫酸銅の溶解溶液を使用する方法は硫酸銅の防腐作用を利用するもので、蹄病の予防や治療には一定の効果が認められる。しかしながら、この方法では、薬浴で処理した後の有蹄動物の皮膚に硫酸銅の成分が付着するため、有蹄動物の健康に影響を及ぼすおそれがあり、また、硫酸銅の溶解溶液は動物排泄物発酵を阻止する作用を有するため、有蹄動物の排泄物を堆肥に利用する場合の妨げとなる。さらには、硫酸銅は劇物であるため、硫酸銅の大量の購入や取り扱いには困難を伴うとともに価格が高く、また、使用後に生じる廃液を十分に処理しなければならず、廃液処理が面倒であるとともに処理費用も嵩むことになる。

0004

従って、本発明の目的は、有蹄動物の蹄病の予防や治療に硫酸銅の溶解溶液を使用する場合の、上記した問題を解消することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、有蹄動物用洗浄水、および、同洗浄水を使用した有蹄動物の洗浄方法に関する。

0006

しかして、本発明に係る有蹄動物用洗浄水は、有蹄動物の洗浄に使用するための有蹄動物用洗浄水であり、塩化物希薄塩水溶液被電解水とする電解生成水であることを特徴とするものである。電解生成水は、有隔膜電解により陽極室にて生成される酸性水陰極室にて生成されるアルカリ性水、または、同酸性水およびアルカリ性水の両者である。

0007

本発明に係る有蹄動物用洗浄水は、塩化物の希薄塩水溶液を被電解水とする電解生成水であるが、被電解水としては希薄食塩水を採用することが好ましい。当該有蹄動物用洗浄水は、有蹄動物の下肢、特に蹄部分を洗浄する下肢用洗浄水であることが好ましく、特に、有蹄の家畜に対する下肢用洗浄水に使用することが有用である。

0008

また、本発明に係る有蹄動物の洗浄方法は、本発明に係る有蹄動物用洗浄水を使用して有蹄動物を洗浄する方法であり、前記アルカリ性水を使用して洗浄する前洗浄と、前記酸性水を使用して洗浄する後洗浄の前後2洗浄を行うことを特徴とするものである。

0009

本発明に係る有蹄動物の洗浄方法においては、前記前洗浄には前記アルカリ性水を貯留する第1の洗浄槽を使用するとともに、前記後洗浄には前記酸性水を貯留する第2の洗浄槽を使用し、被洗浄有蹄動物を前記第1の洗浄槽を通過させた後に前記第2の洗浄槽を通過させること、および、被洗浄有蹄動物を両洗浄槽を徒歩で通過させることが好ましい。

0010

本発明に係る有蹄動物用洗浄水は、一方の電解生成水である酸性水にあっては殺菌作用および除菌作用を有し、また、他方の電解生成水であるアルカリ性水にあっては有機物に対する分解作用および膨潤作用を有し、これら両作用が有機物等に起因する汚染物に対する大きな洗浄効果をもたらす。このため、いずれかの電解水を有蹄動物の洗浄水として使用すれば、殺菌作用および除菌作用により蹄病に対する予防効果および治療効果が得られ、または、有機物に対する分解作用および膨潤作用による洗浄効果により蹄病に対する予防効果が得られる。この場合、これらの両電解生成水を併用すれば、蹄病に対する予防効果および治療効果を一層増大させることができる。

0011

本発明に係る有蹄動物の洗浄方法は、上記した両電解生成水のアルカリ性水を前洗浄として使用し、両電解生成水の酸性水を後洗浄として使用するもので、前洗浄にはアルカリ性水を貯留する第1の洗浄槽を使用するとともに、後洗浄には酸性水を貯留する第2の洗浄槽を使用し、被洗浄有蹄動物を第1の洗浄槽を通過させた後に第2の洗浄槽を通過させることにより有蹄動物の下肢等蹄部を洗浄するものである。好ましくは、被洗浄有蹄動物を両洗浄槽を徒歩で通過させる。

0012

これにより、本発明に係る有蹄動物の洗浄方法によれば、前洗浄にて有蹄動物の下肢の洗浄を行って付着している汚染物を除去し、外見上清潔となった下肢に後洗浄を行って殺菌および除菌し、有蹄の家畜等有蹄動物の蹄病を有効に予防、および/または治療することができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、本発明を具体例を挙げてより詳細に説明する。本発明に係る有蹄動物用洗浄水は、塩化物の希薄塩水溶液を被電解水とする電解生成水であるが、塩化物として食塩を採用して1wt%以下の希薄食塩水を調製して、この希薄食塩水を被電解水とする。本具体例では、0.1wt%の食塩水を被電解水として採用し、有隔膜電解を行って陰極室で生成されたアルカリ性水を第1の洗浄水とし、陽極室で生成された酸性水を第2の洗浄水とした。

0014

第1の洗浄水である電解生成アルカリ性水は、水酸化ナトリウムを主成分とする約11のpHを呈するもので、有機物を膨潤しかつ分解する作用が強い。この強い膨潤作用および分解作用が有蹄動物の下肢に付着する糞尿等の汚染物を除去すべく機能し、有蹄動物の下肢を効果的に洗浄する。第1の洗浄水は、通常の洗剤とは異なって残留性の高い物質を含まず、有蹄動物の皮膚に対する影響もほとんどなく、外傷がある場合でも何等問題なく使用できる。

0015

第2の洗浄水である電解生成酸性水は、次亜塩素酸を主成分とする約3のpHを呈するもので殺菌および除菌作用が強く、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の殺菌および除菌作用に対して数10倍の効果がある。濃厚な次亜塩素酸ナトリウム水溶液(NaClO:分子量74.5)や濃厚な食塩水(NaCl:分子量58.5)では浸透圧が高く、蹄病や皮膚病を患っている有蹄動物にとってはしみて痛みを伴うため、洗浄をいやがる。しかしながら、第2の洗浄水は、殺菌および除菌作用の強い次亜塩素酸(HClO:分子量52.5)が主成分であるため、低い濃度で濃厚な次亜塩素酸ナトリウム水溶液と同等の効果が得られるため、浸透圧に問題は生じない。この点から、第2の洗浄水である酸性水を生成するためには、好ましくは、被電解水として1wt%以下の濃度の希薄食塩水を使用する。

0016

本発明に係る第1の洗浄水および第2の洗浄水は、牛、馬、豚等の有蹄の家畜の下肢の洗浄に極めて有用であり、これらの家畜の下肢の洗浄には各洗浄水による洗浄を順次行うことが好ましい。第2の洗浄水は、第1の洗浄水に接触すると次亜塩素酸ナトリウムを生成するが、この次亜塩素酸ナトリウムは家畜の下肢に付着する汚染物により元の塩化ナトリウムに戻るため、特別の廃液処理を必要としない。

0017

図1は、本発明に係る両洗浄水を使用した家畜用の洗浄施設の一例を概略的に示している。当該洗浄施設10には、公知の電解水生成装置が併設されているもので、第1の洗浄槽11および第2の洗浄槽12を備えている。第1の洗浄槽11は電解生成水であるアルカリ性水を貯留し、第2の洗浄槽12は電解生成水である酸性水を貯留する。第2の洗浄槽12は、第1の洗浄槽11の前方にて一段と高い位置に配設されていて、両洗浄槽11,12間の堰堤13は第1の洗浄槽11側へ下降傾斜している。

0018

第1の洗浄槽11の前側上方には、電解水生成装置を構成する電解槽21の陰極室22aに連結する流出管路23aに連結する蛇口14aが臨み、また、第2の洗浄槽12の前側上方には、電解水生成装置を構成する電解槽21の陽極室22bに連結する流出管路23bに連結する蛇口14bが臨んでいる。第1の洗浄槽11においては、排水管15aとオーバフロー管15bが配設されており、また、第2の洗浄槽12には排水管16が配設されている。この排水管16は、第1の洗浄槽11に連結されている。

0019

なお、各洗浄槽11,12には、洗浄効果を高める洗浄手段を設けることが好ましく、例えば、洗浄槽に貯留する洗浄水に水流を生じさせるためのポンプ、洗浄水にバブリングを生じさせるためのエアー噴出装置を設けることができ、また、槽底部に歩行作用にて回転して洗浄効果を高めるブラシ等を設けることができる。

0020

当該洗浄施設10においては、電解水生成装置の運転により、蛇口14aを通して第1の洗浄水(アルカリ性水)が第1の洗浄槽11に供給されるとともに、蛇口14bを通して第2の洗浄水(酸性水)が第2の洗浄槽12に供給される。これらの各洗浄槽11,12に対しては、各洗浄水が家畜の洗浄作業中常に供給されるようになっている。

0021

この状態にある洗浄施設10には、家畜を、第1の洗浄槽11の後部側から歩ませて同洗浄槽11内に導き、同洗浄槽11内に所定時間留めて洗浄した後に、第2の洗浄槽12の後部側から歩ませて同洗浄槽12内に導き、同洗浄槽12内に所定時間留めて洗浄する。この洗浄作業においては、家畜の下肢特に蹄部は、第1の洗浄水により洗浄されて付着する汚染物が除去された清潔な状態にされ、この状態の下肢が第2の洗浄水により洗浄されて殺菌および除菌される。これらの各洗浄作業にあっては、各洗浄槽11,12に設けた図示しない各種の洗浄手段が機能して、家畜に下肢の洗浄を促進する。

0022

この間、当該洗浄施設10では、第2の洗浄槽12の過剰の洗浄水は堰堤13の傾斜面を流れて第1の洗浄槽11へ流入し、第1の洗浄槽11の過剰な洗浄水はオーバフロー管15bを通して排水される。なお、家畜の洗浄作業終了後には、排水管15aの図示しないバルブを開いて、第1の洗浄槽11内の第1の洗浄水を排出するが、同時に排水管16の図示しないバルブを開いて第2の洗浄槽12内の第2の洗浄水を第1の洗浄槽11内に流入させ、第1の洗浄槽11内で第1の洗浄水と混合して中和させて、中和した状態で第1の洗浄槽11内から排出させる。

0023

このように、本発明に係る洗浄水は、第1の洗浄水(アルカリ性水)にあっては有機物に対する分解作用および膨潤作用を有し、また、第2の洗浄水(酸性水)にあっては殺菌作用および除菌作用を有し、これら両作用が有機物等に起因する汚染物に対する大きな洗浄効果をもたらす。このため、いずれかの洗浄水を家畜の下肢の洗浄水として使用すれば、汚染物に対する分解作用および膨潤作用による洗浄効果により蹄病に対する予防効果が得られ、また、殺菌作用および除菌作用により蹄病に対する予防効果および治療効果が得られる。この場合、これらの両電解生成水である第1,第2の洗浄水を併用すれば、蹄病に対する予防効果および治療効果を一層増大することができる。

0024

また、本発明の一例に係る洗浄方法は、上記したように、第1の洗浄水を前洗浄にして使用し、第2の洗浄水を後洗浄に使用するもので、前洗浄にて家畜の下肢の洗浄を行って付着する汚染物を除去し、清潔な状態となった下肢に後洗浄を行って殺菌および除菌するもので、家畜の蹄病の予防および/または治療には有効に寄与する。

0025

なお、当該洗浄方法を実施する洗浄施設10においては、洗浄作業終了後には、第2の洗浄槽12内の第2の洗浄水(酸性水)を第1の洗浄槽11内に流入させ、第1の洗浄槽11内で第1の洗浄水(アルカリ性水)と混合して中和させて、中和した状態で第1の洗浄槽11内から排出させるようにしている。このため、両洗浄水は排出時には略中性の希薄食塩水と同様の水溶液となり、特別の廃液処理を施す必要はない。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明の洗浄方法を実施するための洗浄施設の概要を示す概略的構成図である。

--

0027

10…洗浄施設、11…第1の洗浄槽、12…第2の洗浄槽、13…堰堤、14a、14b…蛇口、15a…配水管、15b…オーバフロー管、16…排水管、21…電解槽、22a…陰極室、22b…陽極室、23a,23b…流出管路。

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