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技術 温度差発電時計のケース構造

出願人 シチズン時計株式会社
発明者 小川愼一
出願日 1999年7月2日 (21年10ヶ月経過) 出願番号 1999-188397
公開日 2001年1月19日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2001-013269
状態 未査定
技術分野 機械時計 電気機械時計一般 電気機械時計の電源装置 電気機械時計
主要キーワード 通しネジ 段付き貫通孔 中央円周 低温源 ネジ先端 断熱ケース 放熱ケース 熱絶縁材料
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年1月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

上胴と胴と裏蓋固定構造の開示がなく、ケース防水性に課題。

解決手段

プラスチックよりなる胴2と、その上下面に位置され金属よりなる上胴3及び裏蓋4とからなる時計ケース1で、胴2は下面に複数個の胴ネジ孔2aと、その間に胴段付き貫通孔2bを有し、上胴3には、下面に形成した凹部3aに胴段付き貫通孔2bと相対する位置にネジ孔3bを有し、裏蓋4には、胴ネジ孔2aと相対する位置に段付き貫通孔4aと上面の外周で胴2と係合する段部4bを有し、胴2に上胴3及び裏蓋4とを複数個のネジ5で固定する。胴2と上胴3及び胴2と裏蓋4との間には防水パッキン6を挿嵌する。上胴3の厚みを薄くし、貫通したネジ孔3bから露出するネジ5の先端5aを飾りとする。胴2の胴段付き貫通孔2b内に導電用のコイルバネ8を配設し静電気対策を採る。上胴3とガラス10に凹凸模様3c及び10aを施し発電効率を良好にする。

概要

背景

従来より電源寿命を長くする電気腕時計として、熱エネルギー交換により得られる電気エネルギーを、ムーブメントに供給する種々の方策が取られている。例えば、特開昭52−97771号公報にその技術が開示されている。その概要について説明する(図示せず)。

特開昭52−97771号公報においては、金属からなるケースバンド(上胴)と金属からなるバック裏蓋)と、その間に、熱絶縁ガスケット(胴)とで熱発電時計用のケースを構成している。ケースバンドは熱電発電器と、低温源として機能する周囲の空気との間の熱交換器として機能し、バックは熱電発電器と時計着用者の腕との間の熱交換器として機能する。この腕は熱源の機能を果たす。これらの熱交換器は、1つには空気中に放散される熱量を増加させるため、2つには腕から吸収する熱量を増加させるために、外表面の面積をできるだけ広くする。

概要

上胴と胴と裏蓋の固定構造の開示がなく、ケースの防水性に課題。

プラスチックよりなる胴2と、その上下面に位置され金属よりなる上胴3及び裏蓋4とからなる時計ケース1で、胴2は下面に複数個の胴ネジ孔2aと、その間に胴段付き貫通孔2bを有し、上胴3には、下面に形成した凹部3aに胴段付き貫通孔2bと相対する位置にネジ孔3bを有し、裏蓋4には、胴ネジ孔2aと相対する位置に段付き貫通孔4aと上面の外周で胴2と係合する段部4bを有し、胴2に上胴3及び裏蓋4とを複数個のネジ5で固定する。胴2と上胴3及び胴2と裏蓋4との間には防水パッキン6を挿嵌する。上胴3の厚みを薄くし、貫通したネジ孔3bから露出するネジ5の先端5aを飾りとする。胴2の胴段付き貫通孔2b内に導電用のコイルバネ8を配設し静電気対策を採る。上胴3とガラス10に凹凸模様3c及び10aを施し発電効率を良好にする。

目的

本発明は上記従来の課題を解決し、熱発電時計用ケース機能を損なわず、防水性を有し、小型で薄型温度差発電時計のケース構造を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

熱絶縁材料よりなる胴と、該胴の上下面に位置され金属よりなる上胴及び裏蓋とかなる温度差発電時計ケース構造において、前記胴はプラスチックよりなり、下面に複数個の胴ネジ孔と該胴ネジ孔の間に複数個の胴段付き貫通孔を有し、前記上胴には、下面に凹部と該凹部に前記胴段付き貫通孔と相対する位置にネジ孔を有し、前記裏蓋には、前記胴ネジ孔と相対する位置に段付き貫通孔と上面の外周で前記胴と係合する段部を有し、前記胴に前記上胴及び裏蓋とをネジ固定したことを特徴とする温度差発電時計のケース構造。

請求項2

前記上胴のネジ孔は、上胴の上面に貫通し、上面の厚みを薄型にすると共に、ネジ頭飾りとしていることを特徴とする請求項1記載の温度差発電時計のケース構造。

請求項3

前記胴の上面の内周上段部と、前記裏蓋の前記段部に溝をそれぞれ設け、前記胴に形成した上段部と前記上胴の凹部とで形成されたパッキンボックスと、前記裏蓋に形成した溝と前記胴の下面とで形成されたパッキンボックスにそれぞれ防水パッキンを配設し、防水構造としたことを特徴とする請求項1記載の温度差発電時計のケース構造。

請求項4

前記胴の胴段付き貫通孔に導電部材を配設し、前記ネジを介して上胴と裏蓋とを導通したことを特徴とする請求項1記載の温度差発電時計のケース構造。

請求項5

前記上胴及び該上胴に固定されるガラス表面に凹凸模様を形成し、上記上胴及びガラスの表面積を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の温度差発電時計のケース構造。

技術分野

0001

本発明は、2つの金属部材熱絶縁して熱交換器として機能する温度差発電時計ケース構造に関する。

背景技術

0002

従来より電源寿命を長くする電気腕時計として、熱エネルギー交換により得られる電気エネルギーを、ムーブメントに供給する種々の方策が取られている。例えば、特開昭52−97771号公報にその技術が開示されている。その概要について説明する(図示せず)。

0003

特開昭52−97771号公報においては、金属からなるケースバンド(上胴)と金属からなるバック裏蓋)と、その間に、熱絶縁ガスケット(胴)とで熱発電時計用のケースを構成している。ケースバンドは熱電発電器と、低温源として機能する周囲の空気との間の熱交換器として機能し、バックは熱電発電器と時計着用者の腕との間の熱交換器として機能する。この腕は熱源の機能を果たす。これらの熱交換器は、1つには空気中に放散される熱量を増加させるため、2つには腕から吸収する熱量を増加させるために、外表面の面積をできるだけ広くする。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前述した従来技術には次のような問題点がある。即ち、ケースバンド(上胴)とバック(裏蓋)と熱絶縁ガスケット(胴)との具体的な固定構造及び時計ケースとしての防水構造も開示されていない、信頼性に乏しいケース構造となっている。

0005

本発明は上記従来の課題を解決し、熱発電時計用ケース機能を損なわず、防水性を有し、小型で薄型の温度差発電時計のケース構造を提供するものである。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明の温度差発電時計のケース構造は、熱絶縁材料よりなる胴と、該胴の上下面に位置され金属よりなる上胴及び裏蓋とかなる温度差発電時計のケース構造において、前記胴はプラスチックよりなり、下面に複数個の胴ネジ孔と該胴ネジ孔の間に複数個の胴段付き貫通孔を有し、前記上胴には、下面に凹部と該凹部に前記胴段付き貫通孔と相対する位置にネジ孔を有し、前記裏蓋には、前記胴ネジ孔と相対する位置に段付き貫通孔と上面の外周で前記胴と係合する段部を有し、前記胴に前記上胴及び裏蓋とをネジ固定したことを特徴とするものである。

0007

また、前記上胴のネジ孔は、上胴の上面に貫通し、上面の厚みを薄型にすると共に、ネジ頭飾りとしていることを特徴とするものである。

0008

また、前記胴の上面の内周上段部と、前記裏蓋の前記段部に溝をそれぞれ設け、前記胴に形成した上段部と前記上胴の凹部とで形成されたパッキンボックスと、前記裏蓋に形成した溝と前記胴の下面とで形成されたパッキンボックスにそれぞれ防水パッキンを配設し、防水構造としたことを特徴とするものである。

0009

また、前記胴の胴段付き貫通孔に導電部材を配設し、前記ネジを介して上胴と裏蓋とを導通したことを特徴とするものである。

0010

また、前記上胴及び該上胴に固定されるガラス表面に凹凸模様を形成し、上記上胴及びガラスの表面積を大きくしたことを特徴とするものである。

発明を実施するための最良の形態

0011

下図面に基づいて本発明における温度差発電時計のケース構造について説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施の形態である温度差発電時計のケース構造に係わり、図1(a)は、胴と上胴の結合構造を示す断面図、図1(b)は、胴と裏蓋の結合構造を示す断面図、図2は、時計ケース上面(ガラス)方向より見た状態の胴の部分平面図である。

0012

図1及び図2において、符号1は時計ケースで、その構成は、熱絶縁機能を有するプラスチックよりなる胴2と、該胴2の上面に金属よりなる上胴(ベゼル)3と、下面に金属よりなる裏蓋4とが、後述する前記胴2の内周の上下面に防水パッキン6を嵌挿した防水構造を採り複数個のネジ5により、胴2と上胴3及び胴2と裏蓋4とをそれぞれ固定している。

0013

温度差発電時計のケース構造は、前述(従来技術)したように、体温(腕)が裏蓋4を介してムーブメントに伝わる。また、外気温度は上胴(ベゼル)3を介してムーブメントに伝わる。この温度差を利用して発電するもので、裏蓋4と上胴3は胴2により断熱される。

0014

前記胴2は、リング形状をしており、リング幅の略中央円周上に図1(b)に示すように、裏蓋4とネジ止めするための複数個(例えば、図2では8個)の胴ネジ孔2aと、図1(a)及び図2に示すように、該胴ネジ孔2aの間に複数個(例えば、図2では7個)の胴段付き貫通孔2bを有している。胴2部分を薄型にするために、裏蓋4を固定する胴ネジ孔2aと、上胴3を固定する胴段付き貫通孔2bの平面位置を一致させない構造をとっている。また、胴2のリング形状の外内周を貫通する巻真挿入孔2cが形成されている。

0015

前記上胴(ベゼル)3は、下面に前記胴2と係合する凹部3aと、該凹部3aに胴2に形成した胴段付き貫通孔2bと相対する位置に複数個(例えば、図2では7個)のネジ孔3bを有している。

0016

前記裏蓋4は、下面外周に前記胴2に形成した胴ネジ孔2aと相対する位置に段付き貫通孔4aと、上面外周に前記胴2と係合する段部4bが形成されている。

0017

時計ケース1の防水構造の構成として、前記胴2の上面の内周に上段部2dを形成し、前記裏蓋4に形成した段部4bの内周に溝4cを設け、前記胴2の上段部2dと前記上胴3に形成した凹部3aとでパッキンボックス7と、前記裏蓋4に形成した溝4cと前記胴2の下面とで形成されたパッキンボックス7にそれぞれ防水パッキン6を配設して、前記複数個のネジ5により胴2と上胴3及び胴2と裏蓋4をそれぞれネジ止めして固定する。

0018

また、図1(a)に示すように、前記胴2の胴段付き貫通孔2b内に導電部材であるコイルバネ8を配設する。この導電用のコイルバネ8で前記ネジ5を介して上胴3と裏蓋4との導通をとり、上胴3に発生した静電気を裏蓋4側に逃がすことができ、モジュール、特に、ICを傷めることがない。コイルバネ8は、複数個形成した胴段付き貫通孔2bの内1ケ所に配設すれば良い。

0019

以上の述べたように時計ケース1は、プラスチックよりなる断熱ケースの胴2に、金属よりなる放熱ケースの上胴3と、金属よりなる熱伝導ケースの裏蓋4とを防水パッキン6を嵌挿した状態でネジ5で固定する構成により、防水性を有し、極めて信頼性の高い温度差発電時計のケース構造が得られる。

0020

図3は本発明の第2の実施の形態である温度差発電時計のケース構造に係わり、胴と上胴の結合構造を示す断面図である。図3において、薄型上胴(ベゼル)を実現するために、前記上胴3の上面を極力薄く形成することにより、上胴3に形成したネジ孔3bは上胴3の上面に貫通(通しネジ孔)する構造になる。従って、胴2と上胴3を固定するネジ5のネジ先端(ネジ頭)5aは上胴3の通しネジ孔から露出するのでネジ先端5aを研磨して飾りとする。

0021

以上述べた構成により、薄型構造のケース構造が実現できる。更に、ネジ先端の飾りにより商品価値を高めた温度差発電時計のケース構造が得られる。

0022

図3及び図4は本発明の第3の実施の形態である温度差発電時計のケース構造に係わり、上胴とガラス表面に凹凸模様を施した状態の要部断面図である。図3及び図4において、前記上胴3及び該上胴3にパッキン9を介して圧入・固定されたガラス10の表面に凹凸模様3c及び10aを形成し、前記上胴3及びガラス10の表面積を極力広くする。

0023

以上述べた構成により、上胴3が外気と接する面積を拡大し空気中に放散される熱量を増加させる。外気温度は上胴3を介してムーブメントに伝わる。温度差を大きくして発電効率を高めるものである。また、前記凹凸模様3c及び10aの形状によりデザイン多様化が図られるのでケースの外観品質を高める効果もある。

発明の効果

0024

以上説明したことから明らかなように、本発明によれば、請求項1及び3により、防水機能を有し、極めて信頼性の高い温度差発電時計のケース構造が得られる。

0025

また、請求項1及び2により、薄型の温度差発電時計のケース構造が得られる。

0026

また、請求項1の上胴下面に凹部と裏蓋上面に段部を形成することにより、胴が位置決めされケースの組立が容易にできる。

0027

また、請求項2及び5により、デザイン的に商品価値の高い温度差発電時計のケース構造が得られる。

0028

また請求項4により、上胴に発生した静電気を裏蓋側に逃がしICの性能を保護することができる。

0029

また、請求項5により、放熱効果に優れ、発電効率の良好な温度差発電時計のケース構造が得られる。

図面の簡単な説明

0030

図1本発明の第1の実施の形態に係わり、図1(a)は、胴と上胴の結合構造を示す断面図、図1(b)は、胴と裏蓋の結合構造を示す断面図である。
図2図1の時計ケース上面(ガラス)方向より見た状態での胴の部分平面図である。
図3本発明の第2の実施の形態に係わり、胴と上胴の結合構造を示す断面図である。
図4本発明の第3の実施の形態に係わり、上胴とガラス表面に凹凸模様を施した状態の要部断面図である。

--

0031

1時計ケース
2 胴
2a 胴ネジ孔
2b胴段付き貫通孔
2d上段部
3 上胴(ベゼル)
3a 凹部
3b ネジ孔
3c、10a凹凸模様
4裏蓋
4a段付き貫通孔
4b 段部
4c 溝
5ネジ
5aネジ先端
6、9パッキン
7パッキンボックス
8コイルバネ
10 ガラス

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