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技術 バンドの駒の製造方法およびバンドの製造方法ならびにバンドの駒構造

出願人 日本精密株式会社
発明者 永島静雄
出願日 1999年12月15日 (20年6ヶ月経過) 出願番号 1999-376679
公開日 2001年1月16日 (19年5ヶ月経過) 公開番号 2001-008716
状態 未査定
技術分野 腕輪,腕時計バンドの輪の構成
主要キーワード バンド形状 折曲面 回転軸部分 凹部部分 曲げ中心 パイプ型 加工管 原形状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年1月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

板巻タイプの構造でありながら、従来の無垢タイプのと同様に、加工による折曲接合部が外観見えないようにし、かつ駒同士の回転連結部に丸ピンの使用を可能にして、動きが円滑で、しかも製造コストが低い駒を提供する。

解決手段

平板状部材1において、左側の延出腕2,3を、凹部5部分を折り曲げ中心として曲げたときに、左側の延出腕2,3における左端部2a,3aが、右端部2b,3bに合致するような寸法,加工設定を行い、同様に、右側の延出腕4を凹部6部分を折り曲げ中心として曲げたときに、右側の延出腕4における右端部4aが左端部4bに合致するような寸法,加工設定を行う。さらに前記凹部5,6部分には、延出腕2,3,4を折り曲げた後に、その断面形状が断面略円形になるように寸法,加工設定を行う。

概要

背景

金属製のバンド類の構造分類としては、大別して、無垢タイプと板巻タイプとに分けられる。

無垢タイプは、無垢材切削あるいは鍛造などによってを形成するものであって、一般的に高級品として扱われ、また素材として異形材を使用するため製造コストが高い。板巻タイプは、金属製の平板材プレス加工して切断,曲げ成型にて駒を形成するものであって、無垢タイプのものに比べて製造コストが安く、また曲げ加工時接合部が露呈されるなどから、一般的に普及品として評価されるものである。

またバンドとして構成するために、製造された駒を複数個並べて隣接する駒同士を連結するが、この連結構造として、無垢タイプの駒では、駒にドリル加工によって円筒孔穿設し、その円筒孔に丸ピンを嵌挿することにより駒連結が滑らかに回転できる構造にしている。また、板巻タイプの駒における連結構造は、一般的に、プレス加工による駒成型時に、駒を連結するため回転軸部分を一体に成型し、この回転軸部分を連結する駒に巻き付ける構造が採用されている。

概要

板巻タイプの構造でありながら、従来の無垢タイプの駒と同様に、加工による折曲接合部が外観見えないようにし、かつ駒同士の回転連結部に丸ピンの使用を可能にして、動きが円滑で、しかも製造コストが低い駒を提供する。

平板状部材1において、左側の延出腕2,3を、凹部5部分を折り曲げ中心として曲げたときに、左側の延出腕2,3における左端部2a,3aが、右端部2b,3bに合致するような寸法,加工設定を行い、同様に、右側の延出腕4を凹部6部分を折り曲げ中心として曲げたときに、右側の延出腕4における右端部4aが左端部4bに合致するような寸法,加工設定を行う。さらに前記凹部5,6部分には、延出腕2,3,4を折り曲げた後に、その断面形状が断面略円形になるように寸法,加工設定を行う。

目的

そこで本発明は、板巻タイプの構造でありながら、従来の無垢タイプの駒と同様に、加工による折曲接合部が外観上見えないようにし、かつ駒同士の回転連結部に丸ピンの使用を可能にして駒の動きが円滑で、しかも製造コストが低い駒の提供を可能にするバンドの駒の製造方法、およびバンドの製造方法、ならびにバンドの駒構造を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のを連結して構成されるバンドに使用される駒を、金属製の平板状部材を折り曲げて形成するバンドの駒の製造方法であって、平板状部材を所定の駒原形状切り抜く工程と、平板状部材に凹部を形成する工程と、この凹部を内側にして折り曲げて所定の駒形状にする工程からなり、前記折り曲げる工程において、折り曲げた後の駒の表面あるいは裏面に折曲接合線部が位置せずに、駒が互いに隣接する横側面に折曲接合部が位置するように、かつ折り曲げ後における前記凹部部分断面略円形貫通孔が形成されるように設定を行うことを特徴とするバンドの駒の製造方法。

請求項2

前記折曲接合部を開かずに密着させるために溶接する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のバンドの駒の製造方法。

請求項3

請求項1に記載されたバンドの駒の製造方法により製造された駒を使用してバンドを製造する方法であって、折り曲げて所定の駒形状にされた複数の駒を略バンド形状に並べて、前記各貫通孔に連結用丸ピンを嵌挿して各駒を連結し、その後、バンド形状に成型し、さらに表面処理を施すことを特徴とするバンドの製造方法。

請求項4

複数の駒を連結して構成されるバンドに使用され、かつ金属製の平板状部材を折り曲げることによって形成されるバンドの駒構造であって、駒の表面あるいは裏面に折曲接合線部が位置せずに、駒が互いに隣接する横側面に折曲接合部が位置し、かつ折り曲げた状態において駒に、連結用丸ピンが挿入される断面略円形の貫通孔が形成されるように、折曲側面に凹部部分が形成されていることを特徴とするバンドの駒構造。

技術分野

0001

本発明は、金属製の時計用バンド装飾用バンドなどのバンドを構成する係り、特に無垢感を呈するバンドの駒の製造方法、およびバンドの製造方法、ならびにバンドの駒構造に関する。

背景技術

0002

金属製のバンド類の構造分類としては、大別して、無垢タイプと板巻タイプとに分けられる。

0003

無垢タイプは、無垢材切削あるいは鍛造などによって駒を形成するものであって、一般的に高級品として扱われ、また素材として異形材を使用するため製造コストが高い。板巻タイプは、金属製の平板材プレス加工して切断,曲げ成型にて駒を形成するものであって、無垢タイプのものに比べて製造コストが安く、また曲げ加工時接合部が露呈されるなどから、一般的に普及品として評価されるものである。

0004

またバンドとして構成するために、製造された駒を複数個並べて隣接する駒同士を連結するが、この連結構造として、無垢タイプの駒では、駒にドリル加工によって円筒孔穿設し、その円筒孔に丸ピンを嵌挿することにより駒連結が滑らかに回転できる構造にしている。また、板巻タイプの駒における連結構造は、一般的に、プレス加工による駒成型時に、駒を連結するため回転軸部分を一体に成型し、この回転軸部分を連結する駒に巻き付ける構造が採用されている。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、通常、前記板巻タイプの駒では、プレス加工による折曲接合部が外部に露出し、外観上にも無垢タイプのものに比べて高級感に劣る。また、板巻タイプの駒では、その回転軸部分は、プレス加工によって形成されるため、断面形状が略四角形になり、無垢タイプでは回転部分が前記のように断面円形であって動きが円滑になる構造であるのに比して、動きが円滑でなくなり、この点も板巻タイプのものが、無垢タイプのものに比べて高級感が劣る1つの原因となっている。

0006

そこで本発明は、板巻タイプの構造でありながら、従来の無垢タイプの駒と同様に、加工による折曲接合部が外観上見えないようにし、かつ駒同士の回転連結部に丸ピンの使用を可能にして駒の動きが円滑で、しかも製造コストが低い駒の提供を可能にするバンドの駒の製造方法、およびバンドの製造方法、ならびにバンドの駒構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記の課題を解決するため、本発明のバンドの駒の製造方法は、複数の駒を連結して構成されるバンドに使用される駒を、金属製の平板状部材を折り曲げて形成するバンドの駒の製造方法であって、平板状部材を所定の駒原形状切り抜く工程と、平板状部材に凹部を形成する工程と、この凹部を内側にして折り曲げて所定の駒形状にする工程からなり、前記折り曲げる工程において、折り曲げた後の駒の表面あるいは裏面に折曲接合部が位置せずに、駒が互いに隣接する横側面に折曲接合部が位置するように、かつ折り曲げ後における前記凹部部分断面略円形貫通孔が形成されるように設定を行うことを特徴とする。

0008

また本発明のバンドの駒の製造方法は、前記折曲接合部を開かずに密着させるために溶接する工程を含むことを特徴とする。

0009

また本発明のバンドの製造方法は、前記バンドの駒の製造方法により製造された駒を使用してバンドを製造する方法であって、折り曲げて所定の駒形状にされた複数の駒を略バンド形状に並べて、前記各貫通孔に連結用丸ピンを嵌挿して各駒を連結し、その後、バンド形状に成型し、さらに表面処理を施すことを特徴とする。

0010

また本発明のバンドの駒構造は、複数の駒を連結して構成されるバンドに使用され、かつ金属製の平板状部材を折り曲げることによって形成されるバンドの駒構造であって、駒の表面あるいは裏面に折曲接合部が位置せずに、駒が互いに隣接する横側面に折曲接合部が位置し、かつ折り曲げた状態において駒に、連結用丸ピンが挿入される断面略円形の貫通孔が形成されるように、折曲側面に凹部部分が形成されていることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。

0012

図1は本発明の一実施形態であるバンドの駒の背面図、図2図1の駒の側面図である。

0013

図1図2において、1は、平板状の金属材をプレス加工によって型抜きして駒原形状に形成された平板状部材であり、左右に延出腕2,3,4が形成され、左側には一対の延出腕2,3が形成され、右側には左側の延出腕2,3の中間に延出腕4が形成されており、左側の延出腕2,3には、両延出腕2,3における折曲面側の同位置に、凹部5がプレス加工あるいは切削加工により形成され、さらに右側の延出腕4にも同様に凹部6がプレス加工あるいは切削加工により形成されている。

0014

前記平板状部材1は、図3に示すように、曲げ加工によって駒として成型されるが、平板状部材1の設計時に、左側の延出腕2,3を凹部5部分を折り曲げ中心として曲げたときに、左側の延出腕2,3における左端部2a,3aが、右端部2b,3bに合致するような寸法,加工設定を行い、同様に、右側の延出腕4を凹部6部分を折り曲げ中心として曲げたときに、右側の延出腕4における右端部4aが左端部4bに合致するような寸法,加工設定を行う。さらに前記凹部5,6部分には、延出腕2,3,4を折り曲げた後に、その断面形状が断面略円形になるように寸法,加工設定を行う。

0015

図4は折り曲げ加工後の平板状部材(駒本体)1を示す正面図、図5図4の駒本体の側面図である。図4図5に示すように、折り曲げ加工後における駒本体1には、駒本体1の外側面には折曲接合部10が現れ、さらに駒本体1が互いに隣接して横内側となる面には折曲接合部が位置するが、駒本体1の表面1aあるいは裏面1bには折曲接合部が位置しない。また前記凹部5,6部分には連結用丸ピンが挿入される断面略円形の貫通孔11が形成される。

0016

したがって、図6に示すように、前記駒本体1を略バンド形状になるように複数個並べ、各貫通孔11に連結用丸ピン(図6では一点鎖線にて示した)12を嵌挿することにより、隣り合う駒本体1を連結してなる連結体13の状態では、駒本体1が互いに隣接する横内側面には折曲接合部が位置するが、その折曲接合部は隣り合う駒本体1に隠されて外観上見えない。

0017

さらに、図6に示す略バンド形状になっている連結体13に対して、所定のバンド形状にするための切削加工、およびバフ加工などの表面処理などを施す過程において、駒本体1の外側面における折曲接合部10(図5参照)を消すことができるため、通常の使用状態では、外観上、折曲接合部は見えることがない。

0018

駒本体1の貫通孔11に嵌挿される連結用丸ピン12としては、公知のヘアピン型パイプ型中実ピン型パイプピンとの両構造からなるパイプ・ピン型などの各種のものがある。

0019

ところで、連結用丸ピン12を貫通孔11に圧入させる方法を採用したときには、その圧入の際に、図7に示すように、駒本体1の外側面における折曲接合部10と、駒本体1を連結したときに横内側となる面に位置する駒本体1における折曲接合部15とが、接合状態から開いてしまうことがある。

0020

この折曲接合部15の開きは、バンドとしての美観を低下させることになって問題であるため、本実施形態では、前記のように開き傾向にある駒本体1の折曲接合部10,15の一部,近傍をスポット溶接ロー付けなどの溶接法を用いて密着させ、折曲接合部10,15の開きを防止している。

0020

図9図10は本実施形態のバンドの駒におけるデザイン例を示す斜視図であり、既に図1図8にて説明した部材と同一機能の部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。

0021

図9において、駒20は、図1図8にて説明した駒を表裏逆にした状態になっており、右側に一対形成された延出腕2,3の中間に左側に延出するように形成された延出腕4を、外方に円弧状になるように形成したものである。また図10において、駒30は、前記駒20と同様に図1図8にて説明した駒を表裏逆にした状態になっており、右側に複数(この例では3つ)形成された延出腕3−1,3−2,3−3の中間に、それぞれ左側に延出するように延出腕4−1,4−2を形成したものである。

0022

図9図10に示した駒20,30における製造方法およびバンドとしての組立方法などは図1図8にて説明した駒の場合と同様にして行うことができる。

0023

このように、本実施形態では、無垢材を使用することなく、板巻タイプの製法を応用することによって実質的に無垢タイプの駒を製造することができた。すなわち、本実施形態における駒本体1では、バンドにしたときには、折曲加工の際に生じる折曲接合部を、外部からは見えないようにすることができるため、外観上、無垢の駒を使用したものとして感じられるようになり、さらに、駒本体1同士の連結は、折曲加工の際に形成される断面略円形の貫通孔11に、連結用丸ピン12が挿入されて行われるため、連結部分における動きが円滑になり、この駒の動きに関しても、従来の無垢タイプの駒と比較して同等のものになった。

発明の効果

0024

また、従来の無垢タイプの駒が、その原材料として平板材に比べてコストが高い異形材を使用し、さらに鍛造あるいはフライス加工、およびドリル加工などの加工管理が煩雑で、しかも工程がかかる製造コストの高いものであるのに対して、本実施形態によれば製造コストが大幅に低くなり、この点も有利である。

図面の簡単な説明

0025

以上のように、本発明に係るバンドの駒の製造方法、およびバンドの製造方法、ならびにバンドの駒構造によれば、板巻タイプの構造でありながら、従来の無垢タイプの駒と同様に、加工による折曲接合部が外観上見えず、かつ駒同士の回転連結部に丸ピンの使用が可能になり、駒の動きが円滑で、しかも製造コストが低い駒を提供することができる。

--

0026

図1本発明の一実施形態であるバンドの駒の背面図である。
図2本実施形態における駒の側面図である。
図3本実施形態における平板状部材を曲げ加工によって駒として成型するときの説明図である。
図4本実施形態における折り曲げ加工後の駒本体を示す正面図である。
図5本実施形態における折り曲げ加工後の駒本体の側面図である。
図6本実施形態における駒本体の連結体の正面図である。
図7本実施形態の駒本体の横側面における開き状態の斜視図である。
図8本実施形態の駒本体の横側面における密着状態の斜視図である。
図9本実施形態のバンドの駒におけるデザイン例を示す斜視図である。
図10本実施形態のバンドの駒におけるデザイン例を示す斜視図である。

0027

1平板状部材
2,3,4延出腕
2a,3a 延出腕2,3における左端部
2b,3b 延出腕2,3における右端部
4a 延出腕4における右端部
4b 延出腕4における左端部
5,6 凹部
10駒本体における外側面の折曲接合部
11貫通孔
12連結用丸ピン
13連結体
15 駒本体における横内側となる面の折曲接合部

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