図面 (/)

技術 シート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置、ならびにその搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置

出願人 パナソニック株式会社
発明者 神田一幸
出願日 1999年6月4日 (21年5ヶ月経過) 出願番号 1999-157904
公開日 2000年12月12日 (19年11ヶ月経過) 公開番号 2000-344406
状態 未査定
技術分野 光学的手段による材料の調査の特殊な応用 ウエブの整合,緊張,案内,ローラ ウェブの巻戻、送給、巻取、異常等の制御
主要キーワード 絶縁キャリア 取り込み幅 下方部材 付加荷重 所定検査 最大負荷荷重 所定作業 被搬送部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年12月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

各種製品製造装置検査装置等に使用される可撓性を有するシート部材搬送方法およびそれを用いた搬送装置に関し、搬送速度に拘わらず常に安定した一定の速度で連続して搬送できるものを得ることを目的とする。

解決手段

送出部21から順次送出される可撓性を有するシート部材1を、シート部材1が載置されて搬送される搬送台22に対して、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で押え部材23により押え込み、その下流側に配した駆動部27で、上記シート部材1に、上記押え部材23および搬送台22と上記シート部材1との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えて、上記シート部材1を一定速度で引っ張って搬送するようにする。

概要

背景

従来のシート部材搬送方法およびそれを用いた搬送装置ならびにその搬送装置を用いた検査装置について、図10の従来のシート部材の搬送装置を用いた検査装置の概念図を用いて説明する。

同図において、1は、ロール状に巻かれた長尺の可撓性を有するシート部材であり、送出部2に装填されて連続して送出されると共に、搬送台3の上流側に配設された搬送ローラ4および押えローラ5からなる挟持部6により挟持されている。

そして、シート部材1は、搬送台3の下流側においても、サーボモータ7に結合された駆動ローラ8および押えローラ9からなる駆動部10に挟持されている。

また、上記送出部2と搬送台3との間のシート部材1の上には、ダンサー11が載せられており、このダンサー11の重量が、搬送台3上のシート部材1に所定の張力として加わり、シート部材1の搬送時の蛇行を防止できるようになっている。

そして、12は、搬送台3の上方に配された表面検査カメラであり、シート部材1の表面状態検査をしている。

最後に、検査済みのシート部材1は、巻き取り部13で巻き取られるようになっている。

上記構成の検査装置におけるシート部材1の搬送動作は、駆動部10のサーボモータ7を所定の速度で回転させて駆動ローラ8を回転させ、駆動部10による摩擦力をシート部材1に加えて、シート部材1を搬送台3の下流側に搬送するものであり、表面検査用カメラ12によるシート部材1の表面状態の検査は、その搬送を止めること無く行われるようになっているものであった。

また、このシート部材1の搬送時に、シート部材1の蛇行防止用に配されたダンサー11は、図10の矢印に示すように、所定の上下方向の距離の間を移動するようになっていた。

概要

各種製品製造装置や検査装置等に使用される可撓性を有するシート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置に関し、搬送速度に拘わらず常に安定した一定の速度で連続して搬送できるものを得ることを目的とする。

送出部21から順次送出される可撓性を有するシート部材1を、シート部材1が載置されて搬送される搬送台22に対して、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で押え部材23により押え込み、その下流側に配した駆動部27で、上記シート部材1に、上記押え部材23および搬送台22と上記シート部材1との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えて、上記シート部材1を一定速度で引っ張って搬送するようにする。

目的

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、可撓性を有するシート部材を搬送速度に拘わらず常に安定した一定の速度で連続搬送できるシート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置、ならびにその搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

順次送出される被搬送部材である可撓性を有するシート部材を、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で、上方および下方部材により所定の位置において押え込み、その下流側で、上記シート部材に、上記上方および下方部材と上記シート部材との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えて、上記シート部材を一定速度で引っ張って搬送するシート部材の搬送方法

請求項2

上方および下方部材で、シート部材の両側をそれぞれ均等な力で押え込むようにした請求項1記載のシート部材の搬送方法。

請求項3

上方および下方部材とシート部材との間の動摩擦力による上記シート部材の負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材に加わるように、所定の挟持力駆動ローラ押えローラとによって上記シート部材を挟み込み、上記負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態において安定した回転速度で回転するモータで上記駆動ローラを回転させることにより、シート部材を一定速度で引っ張って搬送するようにした請求項1または2に記載のシート部材の搬送方法。

請求項4

搬送開始時に、シート部材を搬送方向とは逆方向に引っ張って上記シート部材のたるみやねじれ等をなくした後に、上記シート部材を搬送方向に一定速度で引っ張って搬送するようにした請求項1〜3のいずれか一つに記載のシート部材の搬送方法。

請求項5

被搬送部材である可撓性を有するシート部材を順次送出する送出部と、上記送出部から連続して送出された上記シート部材が載置される搬送台と、上記搬送台上の上記シート部材の所定の位置を、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で、搬送台の上方から押え込む押え部材と、上記シート部材が押え込まれた下流側に配され、上記搬送台および上記押え部材と上記シート部材との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力を上記シート部材に加えて、上記シート部材を一定速度で引っ張る駆動部からなるシート部材の搬送装置

請求項6

押え部材および搬送台とシート部材との間の動摩擦力による上記シート部材の負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材に加わるように、上記シート部材を所定の挟持力で挟持する駆動ローラおよび押えローラと、上記負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態において安定した回転速度で回転する上記駆動ローラを駆動させるためのモータとにより駆動部が構成され、上記モータで上記駆動ローラを回転させることにより、シート部材を一定速度で引っ張って搬送するようにした請求項5に記載のシート部材の搬送装置。

請求項7

モータが、サーボモータである請求項5または6に記載のシート部材の搬送装置。

請求項8

搬送台および押え部材のシート部材への当接面が、滑らかな状態に加工されている請求項5〜7のいずれか一つに記載のシート部材の搬送装置。

請求項9

搬送台および押え部材により、シート部材の両側をそれぞれ均等な力で押え込むようにした請求項5〜8のいずれか一つに記載のシート部材の搬送装置。

請求項10

送出部と搬送台との間に、シート部材を搬送方向とは逆に引っ張る逆転駆動部を設け、始動時に、上記逆転駆動部を作動させて搬送台上のシート部材を送出部側に所定距離引っ張ることにより、搬送台上のシート部材の、たるみやねじれ等を無くし、その後シート部材の搬送を始めるようにした請求項5〜9のいずれか一つに記載のシート部材の搬送装置。

請求項11

請求項5〜10のいずれか一つに記載のシート部材の搬送装置において、外形が所定形状に加工された可撓性を有する絶縁フィルムの裏面に形成された粘着剤層に、可動接点が所定の配列状態で固着されて構成される可動接点体が、所定ピッチ複数個、可撓性を有する光透過性絶縁キャリアシートに貼り付けられた可動接点体連をシート部材として用いると共に、上記搬送装置の搬送台の少なくとも上方または下方に監視カメラを配設し、上記監視カメラで上記可動接点体連の各々の可動接点体の位置ずれまたは異物付着等を検出するようにした可動接点体連の検査装置

請求項12

監視カメラよりも下流側に、粘着テープ装填された上下動可能な不良品排出部を設け、可動接点体の不良品が確認された際に、上記不良品排出部が下降して上記粘着テープに上記不良品を貼り付けさせ、その後上記不良品排出部を上昇させることにより、上記可動接点体の不良品を上記絶縁キャリアシートから剥がしとって排出するようにした請求項11記載の可動接点体連の検査装置。

請求項13

各々の可動接点体に対応する孔またはマークを絶縁キャリアシートに設けた可動接点体連を用いると共に、上記孔またはマークを検出する第一センサ、および可動接点体の特定の可動接点を検出する第二センサを配設し、上記第一および第二センサからの検出結果が、共に有効な検出結果である場合に、可動接点体の数量をカウントするようにした請求項11または12に記載の可動接点体連の検査装置。

技術分野

0001

本発明は、各種製品製造装置検査装置等に使用される可撓性を有するシート部材搬送方法およびそれを用いた搬送装置、ならびにその搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置に関するものである。

背景技術

0002

従来のシート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置ならびにその搬送装置を用いた検査装置について、図10の従来のシート部材の搬送装置を用いた検査装置の概念図を用いて説明する。

0003

同図において、1は、ロール状に巻かれた長尺の可撓性を有するシート部材であり、送出部2に装填されて連続して送出されると共に、搬送台3の上流側に配設された搬送ローラ4および押えローラ5からなる挟持部6により挟持されている。

0004

そして、シート部材1は、搬送台3の下流側においても、サーボモータ7に結合された駆動ローラ8および押えローラ9からなる駆動部10に挟持されている。

0005

また、上記送出部2と搬送台3との間のシート部材1の上には、ダンサー11が載せられており、このダンサー11の重量が、搬送台3上のシート部材1に所定の張力として加わり、シート部材1の搬送時の蛇行を防止できるようになっている。

0006

そして、12は、搬送台3の上方に配された表面検査カメラであり、シート部材1の表面状態検査をしている。

0007

最後に、検査済みのシート部材1は、巻き取り部13で巻き取られるようになっている。

0008

上記構成の検査装置におけるシート部材1の搬送動作は、駆動部10のサーボモータ7を所定の速度で回転させて駆動ローラ8を回転させ、駆動部10による摩擦力をシート部材1に加えて、シート部材1を搬送台3の下流側に搬送するものであり、表面検査用カメラ12によるシート部材1の表面状態の検査は、その搬送を止めること無く行われるようになっているものであった。

0009

また、このシート部材1の搬送時に、シート部材1の蛇行防止用に配されたダンサー11は、図10の矢印に示すように、所定の上下方向の距離の間を移動するようになっていた。

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら上記従来の装置は、ダンサー11の移動に伴う搬送台3上のシート部材1の張力の変動、すなわちサーボモータ7に加わる負荷荷重変動幅が大きく、サーボモータ7を使用していてもシート部材1を一定の速度で搬送することが難しく、表面検査用カメラ12による検査精度を向上させるためには、サーボモータ7に加わる付加荷重が、回転速度の制御範囲内になるように、シート部材1の搬送速度を遅くしてダンサー11の移動を緩やかにしなければならず、検査効率を向上させることは難しかった。

0011

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、可撓性を有するシート部材を搬送速度に拘わらず常に安定した一定の速度で連続搬送できるシート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置、ならびにその搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために本発明は、順次送出される被搬送部材である可撓性を有するシート部材を、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で、上方および下方部材により所定の位置において押え込み、その下流側で、上記シート部材に、上記上方および下方部材と上記シート部材との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えて、上記シート部材を一定速度で引っ張って搬送するものである。

0013

これにより、シート部材の搬送速度に拘わらず常に一定の大きさの力である上方および下方部材とシート部材との間の動摩擦力を、シート部材の搬送時の負荷荷重、すなわち張力として活用すると共に、この負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力でシート部材を引っ張るようにしたため、シート部材の搬送時の張力変動を無くすことができ、シート部材を常に安定した一定速度で連続搬送することができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

本発明の請求項1に記載の発明は、順次送出される被搬送部材である可撓性を有するシート部材を、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で、上方および下方部材により所定の位置において押え込み、その下流側で、上記シート部材に、上記上方および下方部材と上記シート部材との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えて、上記シート部材を一定速度で引っ張って搬送するシート部材の搬送方法としたものであり、シート部材の搬送速度に拘わらず常に一定の大きさの力である上方および下方部材とシート部材との間の動摩擦力を、シート部材の搬送時の負荷荷重、すなわち張力として活用すると共に、上記負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力でシート部材を引っ張るようにしたため、シート部材の搬送時の張力変動を無くすことができ、シート部材を常に安定した一定速度で連続搬送することができるという作用を有する。

0015

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上方および下方部材で、シート部材の両側をそれぞれ均等な力で押え込むようにしたものであり、請求項1記載の発明による作用に加えて、シート部材の搬送時の蛇行を容易に低減させることができるという作用を有する。

0016

請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上方および下方部材とシート部材との間の動摩擦力による上記シート部材の負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材に加わるように、所定の挟持力で駆動ローラと押えローラとよって上記シート部材を挟み込み、上記負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態において安定した回転速度で回転するモータで上記駆動ローラを回転させることにより、シート部材を一定速度で引っ張って搬送するようにしたものであり、簡単な方法および構成で、シート部材の負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力をシート部材に加えることができるという作用を有する。

0017

請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、搬送開始時に、シート部材を搬送方向とは逆方向に引っ張って上記シート部材のたるみやねじれ等をなくした後に、上記シート部材を搬送方向に一定速度で引っ張って搬送するようにしたものであり、あらかじめ、シート部材を、たるみやねじれ等のない状態として搬送し始めるようにしたため、搬送始動時において、所定の搬送速度に到達させるために必要な距離を戻すことができ、その始動時においてもシート部材の蛇行等の不具合が発生し難く、安定したシート部材の搬送が可能となるという作用を有する。

0018

請求項5に記載の発明は、被搬送部材である可撓性を有するシート部材を順次送出する送出部と、上記送出部から連続して送出された上記シート部材が載置される搬送台と、上記搬送台上の上記シート部材の所定の位置を、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない力で、搬送台の上方から押え込む押え部材と、上記シート部材が押え込まれた下流側に配され、上記搬送台および上記押え部材と上記シート部材との間の動摩擦力による負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力を上記シート部材に加えて、上記シート部材を一定速度で引っ張る駆動部からなるシート部材の搬送装置としたものであり、搬送台の上のシート部材を押え部材によって所定の力で押え込むと共に、その下流側に配した駆動部でシート部材を一定速度で引っ張るという簡単な構成で、シート部材の搬送時に発生する搬送台および押え部材とシート部材との間の動摩擦力を、シート部材の負荷荷重、すなわち張力として活用することができ、この動摩擦力は、シート部材の搬送速度等に拘わらず常に一定の大きさの力であるため、シート部材の張力変動を無くせてシート部材を常に安定した一定速度で連続搬送することができると共に、押え部材の押え込み力によってシート部材の搬送時の蛇行も低減させることができるシート部材の搬送装置を容易に実現でき、当該装置を各種製造または検査装置に組込むことにより、生産性を容易に向上させることができるという作用を有する。

0019

請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、押え部材および搬送台とシート部材との間の動摩擦力による上記シート部材の負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材に加わるように、上記シート部材を所定の挟持力で挟持する駆動ローラおよび押えローラと、上記負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態において安定した回転速度で回転する上記駆動ローラを駆動させるためのモータとにより駆動部が構成され、上記モータで上記駆動ローラを回転させることにより、シート部材を一定速度で引っ張って搬送するようにしたものであり、請求項5に記載の発明による作用に加えて、シート部材の負荷荷重よりも大きい一定の引っ張り力をシート部材に加えるための駆動部を、簡単な構成で実現することができるため、簡素なシート部材の搬送装置を得ることができるという作用を有する。

0020

請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、モータが、サーボモータであるものであり、請求項5または6に記載の発明による作用に加えて、所定の負荷荷重およびその少しの変動に対しても安定した回転速度を得られるサーボモータを使用してシート部材を搬送する構成としたため、シート部材の表面状態等に起因する少しのシート部材の張力変動に対しても、サーボモータの回転速度は変動し難いので、更に安定した速度でシート部材を搬送できるものを得られるという作用を有する。

0021

請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか一つに記載の発明において、搬送台および押え部材のシート部材への当接面が、滑らかな状態に加工されているものであり、シート部材の表裏面に不要な傷等を発生させること無く搬送台と押え部材との間でシート部材を確実に押え込むことができると共に、シート部材の搬送時には、搬送台および押え部材とシート部材との間の動摩擦力の大きさも安定した一定の値にできるという作用を有する。

0022

請求項9に記載の発明は、請求項5〜8のいずれか一つに記載の発明において、搬送台および押え部材により、シート部材の両側をそれぞれ均等な力で押え込むようにしたものであり、請求項5〜8のいずれか一つに記載の発明による作用に加えて、シート部材の搬送時の蛇行を容易に低減させることができるという作用を有する。

0023

請求項10に記載の発明は、請求項5〜9のいずれか一つに記載の発明において、送出部と搬送台との間に、シート部材を搬送方向とは逆に引っ張る逆転駆動部を設け、始動時に、上記逆転駆動部を作動させて搬送台上のシート部材を送出部側に所定距離引っ張ることにより、搬送台上のシート部材の、たるみやねじれ等を無くし、その後シート部材の搬送を始めるようにしたものであり、逆転駆動部を作動させて、あらかじめ、シート部材を、たるみやねじれ等のない状態として搬送し始めるようにしたため、搬送始動時において、所定の搬送速度に到達させるために必要な距離を戻すことができ、その始動時においてもシート部材の蛇行等の不具合が発生し難く、安定したシート部材の搬送が可能となるという作用を有する。

0024

請求項11に記載の発明は、請求項5〜10のいずれか一つに記載のシート部材の搬送装置において、外形が所定形状に加工された可撓性を有する絶縁フィルムの裏面に形成された粘着剤層に、可動接点が所定の配列状態で固着されて構成される可動接点体が、所定ピッチ複数個、可撓性を有する光透過性絶縁キャリアシートに貼り付けられた可動接点体連をシート部材として用いると共に、上記搬送装置の搬送台の少なくとも上方または下方に監視カメラを配設し、上記監視カメラで上記可動接点体連の各々の可動接点体の位置ずれまたは異物付着等を検出するようにした可動接点体連の検査装置としたものであり、可動接点体連を、常に安定した搬送速度で連続搬送することができるので、各々の可動接点体の所定検査を高精度で行うことができる検査効率のよい可動接点体連の検査装置を実現できるという作用を有する。

0025

請求項12に記載の発明は、請求項11記載の発明において、監視カメラよりも下流側に、粘着テープが装填された上下動可能な不良品排出部を設け、可動接点体の不良品が確認された際に、上記不良品排出部が下降して上記粘着テープに上記不良品を貼り付けさせ、その後上記不良品排出部を上昇させることにより、上記可動接点体の不良品を上記絶縁キャリアシートから剥がしとって排出するようにしたものであり、請求項11に記載の発明による作用に加えて、簡単な構成で不良品を迅速かつ確実に排除することができるという作用を有する。

0026

請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の発明において、各々の可動接点体に対応する孔またはマークを絶縁キャリアシートに設けた可動接点体連を用いると共に、上記孔またはマークを検出する第一センサ、および可動接点体の特定の可動接点を検出する第二センサを配設し、上記第一および第二センサからの検出結果が、共に有効な検出結果である場合に、可動接点体の数量をカウントするようにしたものであり、安定した速度で蛇行なく搬送される可動接点体連が、絶縁キャリアシートに良品の可動接点体のみが歯抜け状態に装着されたものであっても、第一、第二センサの検出結果を組み合わせて確認することにより、その可動接点体の数を精度よく確実にカウントすることができるという作用を有する。

0027

以下、本発明の実施の形態について、図1図9を用いて説明する。

0028

なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。

0029

(実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態によるシート部材の搬送装置の概念図であり、同図に示すように、ロール状に巻かれた長尺の可撓性を有するシート部材1は、当該装置の送出部21に装填されて連続して送出されている。

0030

そして、送出部21から送出されたシート部材1は、搬送台22の上に載置されると共に、上方から押え部材23によって、たるませずに、かつ変形・損傷を与えない所定の押圧力で搬送台22上に押え込まれている。

0031

この押え部材23によるシート部材1の押え込み位置は、図2の上面図に示すように、シート部材1の搬送方向に対して直交する両側の位置を均等な力で押え込むようにしていると共に、押え部材23および搬送台22のシート部材1との当接面は、滑らかな表面状態になるような加工が施されている。

0032

そして、その押え部材23が配された下流側には、モータ24に結合された駆動ローラ25、および上記駆動ローラ25にシート部材1を押し付ける押えローラ26とによって構成される駆動部27が配設され、シート部材1は、この駆動ローラ25と押えローラ26との間に挟持されている。

0033

そして、その挟持力は、駆動部27を作動させてシート部材1を搬送する際に発生する押え部材23および搬送台22とシート部材1との間の動摩擦力による負荷荷重、すなわち張力よりも大きい摩擦力が上記シート部材1に加わるように設定されていると共に、モータ24は、上記負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態においても安定した回転速度で回転するものとなっている。

0034

なお、シート部材1の負荷荷重としては、搬送始動時における押え部材23および搬送台22とシート部材1との間の静摩擦力によるものが、最も大きい値のものとなるため、この最大負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材1に加わるように、駆動部27の駆動ローラ25と押えローラ26との挟持力を設定すると共に、モータ24においても、上記最大負荷荷重と上記挟持力が加えられた状態において安定した回転速度で回転するものを選択するようにしても良い。

0035

上記構成のシート部材1の搬送装置の動作は、駆動部27のモータ24を回転させ、押えローラ26との間にシート部材1を所定の挟持力で挟み込んでいる駆動ローラ25を回転させることにより、シート部材1の負荷荷重よりも大きい摩擦力をシート部材1に加えて搬送するものである。

0036

この構成とすることにより、本装置における搬送時のシート部材1の負荷荷重つまり張力としては、押え部材23および搬送台22とシート部材1との間の動摩擦力を用いることができ、この動摩擦力の大きさはシート部材1の搬送速度等に拘わらず常に一定の大きさであると共に、押え部材23および搬送台22のシート部材1との当接面は滑らかな表面状態に加工されているために、シート部材1の表裏面に不要な傷等を発生させること無く、常に一定の安定した負荷荷重がシート部材1に加わるようにできるものである。

0037

また、シート部材1は、その両側を押え部材23によって均等な力で搬送台22に押え込まれているために、搬送時の蛇行の発生も防止できるものである。

0038

なお、シート部材1の負荷荷重よりも大きい引っ張り力を加えるための駆動部27において、駆動ローラ25を回転させるモータ24として、サーボモータを使用すると、さらに安定したシート部材の搬送が可能となる。

0039

また、シート部材1を押え込む押え部材23の力の大きさやその押え込み位置等は、シート部材1の材質・形状等によって適宜設定すればよく、さらに、駆動部27の挟持力の設定、および駆動部27によるシート部材1の引っ張り力の設定等も適宜設定すれば良い。

0040

さらに、本実施の形態によるシート部材の搬送装置を各種製造装置および検査装置に組込むことにより、簡単な構成で、搬送速度に拘わらずシート部材を一定の速度で搬送しつつ所定作業を行うことができる効率のよい装置を容易に得ることができるものである。

0041

(実施の形態2)本実施の形態によるシート部材の搬送装置は、図3の概念図に示すように、実施の形態1によるものに対して、送出部21と搬送台22との間に、シート部材1を搬送方向とは逆に引っ張る逆転駆動部30を設けたものである。

0042

この逆転駆動部30は、同図に示すように、モータ31に結合された逆転駆動ローラ32および押えローラ33とによって構成され、送出部21から送出されたシート部材1は、逆転駆動ローラ32と押えローラ33との間に通されて搬送台22に送出されるようになっている。

0043

そして、押えローラ33は、逆転駆動ローラ32に対してシート部材1を挟持する方向または逆転駆動ローラ32から離間する方向に移動可能になっており、シート部材1を搬送している間は、押えローラ33は逆転駆動ローラ32から離間する方向に移動しており、押えローラ33と逆転駆動ローラ32の間に通されたシート部材1に負荷を加えないようになっている。

0044

そして、押えローラ33は、シート部材1の搬送を開始する際に、逆転駆動ローラ32に対してシート部材1を挟持する方向に移動して、所定の挟持力でシート部材1を逆転駆動ローラ32との間に挟み込み、その後モータ31が駆動されて逆転駆動ローラ32はシート部材1の搬送方向とは逆の方向に回転し、シート部材1を搬送方向とは逆の方向に所定距離引っ張って搬送台22の上のシート部材1のたるみやねじれ等を無くす。

0045

続いて上記状態において、再び押えローラ33が逆転駆動ローラ32から離間する方向に移動してシート部材1の挟持を解除し、その後、実施の形態1に説明した動作と同様にしてシート部材1を搬送するようになっているものである。

0046

なお、逆転駆動ローラ32と押えローラ33とによりシート部材1を挟持する挟持力は、押え部材23および搬送台22とシート部材1との間の静摩擦力による最大負荷荷重よりも大きい摩擦力が上記シート部材1に加わるように設定すればよい。

0047

このように、本実施の形態によるシート部材1の搬送装置においては、逆転駆動部30を作動させることにより、あらかじめ搬送台22の上のシート部材1を、たるみやねじれ等のない状態として搬送し始めるようにしたため、搬送始動時において、所定の搬送速度に到達させるために必要な距離を戻すことができ、その始動時においてもシート部材1の蛇行等の不具合が発生し難く、安定したシート部材1の搬送を実現できるものである。

0048

(実施の形態3)図4は本発明の第3の実施の形態によるシート部材の搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置の概念図であり、同図において、41は、ロール状に巻かれた長尺の可撓性を有するシート部材である可動接点体連で、当該装置の送出部42に装填されている。

0049

この可動接点体連41は、図5外観斜視図に示すように、外形が所定形状に加工された可撓性を有する絶縁フィルム43の裏面に形成された粘着剤層43Aに、円形ドーム状の可動接点44が、所定の配列状態で頂点部分を固着されることにより構成された可動接点体45が、可撓性を有する光透過性の絶縁キャリアシート46に、上記粘着剤層43Aによって所定ピッチで複数個、貼り付けられて構成されているものである。

0050

この絶縁キャリアシート46は、薄い材厚ポリエチレンテレフタレート等の絶縁シートが一般に使用され、可動接点体45の検査および可動接点体連41の輸送保管等の際に、ガス等による可動接点44の腐食や、絶縁フィルム43の裏面の粘着剤層43A等への異物付着を防止するために、可動接点体45の裏面側の全面を覆うように貼り付けられている。

0051

そして、送出部42から連続して送出される可動接点体連41は、逆転駆動部47の押えローラ48とモータ49に結合された逆転駆動ローラ50との間を通されており、この押えローラ48は、逆転駆動ローラ50に対して可動接点体連41を挟持する方向または逆転駆動ローラ50から離間する方向に移動可能になっている。

0052

また、逆転駆動ローラ50は、モータ49の回転により、可動接点体連41の搬送方向とは逆方向に回転するようになっている。

0053

そして、この逆転駆動部47を介して、可動接点体連41は、可動接点体45が貼り付けられている面を上方に向くようにして搬送台51上に載置・搬送されると共に、図6の上面図に示すように、可動接点体連41の搬送方向に対して直交する位置の絶縁キャリアシート46の両側部の位置を、均等な所定の力で押え部材52によって搬送台51に押え込まれている。

0054

そして、搬送台51の上方には、監視用の第一ラインカメラ53が配され、絶縁キャリアシート46に対する可動接点体45の位置ずれ等を検査している。

0055

一方、搬送台51の中間部分に設けられた貫通孔51Aの下方にも、監視用の第二ラインカメラ54が配されており、光透過性の絶縁キャリアシート46を介して可動接点体45の接点部となる可動接点44の下面側および絶縁フィルム43の粘着剤層43Aへの異物付着等の有無を検査している。

0056

そして、第一、第二ラインカメラ53、54が配された搬送台51の下流側の上方位置には、粘着テープ55が装填された不良品排出部56が上下動可能に配設されている。

0057

さらに、その下流側には、サーボモータ57に結合された駆動ローラ58、および上記駆動ローラ58に可動接点体連41を押し付ける押えローラ59とによって構成される駆動部60が配設されており、この駆動ローラ58と押えローラ59との間に可動接点体連41は挟持されている。

0058

すなわち、本検査装置の構成は、実施の形態1および2に説明したシート部材の搬送装置に対して、外観検査部となる第一、第二ラインカメラ53、54および不良品排出部56を付加したものとなっているものである。

0059

次に、上記構成の検査装置の動作について説明するが、可動接点体連41の搬送動作については、実施の形態1および2によるものと同じ動作であるため、簡単に説明することとする。

0060

当該装置の可動接点体連41の搬送動作は、駆動部60のサーボモータ57を回転させて駆動ローラ58を回転させることによって、駆動ローラ58と押えローラ59との間に挟持された可動接点体連41に、搬送方向への所定の摩擦力を加えて、可動接点体連41を搬送するものである。

0061

この搬送時には、可動接点体連41をたるませずに、かつ変形・損傷を与えない強さで押え込んでいる押え部材52の押圧力によって、押え部材52および搬送台51と可動接点体連41との間に動摩擦力が発生し、この動摩擦力を可動接点体連41の付加荷重、すなわち張力として用いると共に、この動摩擦力よりも大きい駆動部60の摩擦力を加えて可動接点体連41を引っ張って搬送していることは実施の形態1および2によるものの場合と同じである。

0062

なお、上記可動接点体連41の搬送時または搬送始動時等における逆転駆動部47の動作については、実施の形態2によるものと同じであるため、説明を省略する。

0063

そして、この可動接点体連41の負荷荷重として用いている動摩擦力の大きさは、搬送部材の材質および押え部材52の押圧力の強さ等によって変わるものであり、以下に本可動接点体連41を用いてポリエチレンテレフタレート製の絶縁キャリアシート46を押え部材52によって押え込んだ場合の実験を行い、その結果を図7に示す。

0064

同図に示すように、押え部材52の押圧力を、両側を合わせて約400gf未満の弱いものとした場合には、可動接点体連41にたるみが発生してその搬送時に蛇行が発生し、それ以上の押圧力とすると上記蛇行をなくすことができた。

0065

一方、押え部材52の押圧力を約3,000gf以上の強いものとした場合においては、可動接点体連41の搬送速度が一定にならず、その変動が発生することが確認できた。

0066

これは、今回の実験において、上記可動接点体連41を搬送するための駆動部60の摩擦力を約3,000gfになるように設定しており、上記押圧力による可動接点体連41の付加荷重が、駆動部60の摩擦力よりも大きくなり、駆動部60において可動接点体連41のすべりが生じたためである。

0067

なお、押え部材52による押圧力は、上記の内容に加えて、可動接点体連41の絶縁キャリアシート46に変形・損傷を与えない大きさとしなければならない。

0068

また、上記駆動部60の可動接点体連41を挟持する挟持力においても、可動接点体連41の破損、つまり可動接点44の変形等が発生しない力の範囲内に設定しなければならず、その挟持力が小さいものであっても、駆動部60の駆動ローラ58または押えローラ59の材質等を選択することにより、可動接点体連41に対する駆動部60の摩擦力を容易に大きく設定できる。

0069

そして、同図に示すように、押え部材52の押圧力を、両側を合わせて約400g〜約3,000gの間に設定した場合は、可動接点体連41の蛇行の発生もなく、しかも、その搬送速度の変動も非常に少なくできる領域となる。

0070

なお、可動接点体連41の付加荷重は、搬送始動時の静摩擦力に起因するものが最大のものとなるため、駆動部60の摩擦力による可動接点体連41の引っ張り力を、その最大付加荷重よりも大きくなるように設定すると、搬送始動時を含めて可動接点体連41を安定して一定の速度で搬送できるものを得ることができることも実施の形態1および2の場合と同じである。

0071

このように、本実施の形態による検査装置は、実施の形態1および2によるシート部材の搬送装置と同様に、可動接点体連41を蛇行なく、安定した一定の速度で連続して搬送することができるものである。

0072

次に、本装置における外観検査部となる第一、第二ラインカメラ53、54の動作について説明すると、第一ラインカメラ53は、安定した一定速度で連続搬送される可動接点体連41に対して、上方から可動接点体45の画像を、第二ラインカメラ54は、絶縁キャリアシート46を介して、各々の可動接点体45の可動接点44、および可動接点体45の粘着剤層43Aの画像を連続して取り込んでいる。

0073

この第一、第二ラインカメラ53、54として配されているラインカメラは、リニアセンサとも呼ばれ、一定の速度で動くものに対して画像を取り込む際によく用いられ、その取り込み方式は、直線状の画像を連続して取り込むことができる。

0074

そして、当該装置において第一、第二ラインカメラ53、54は、可動接点体連41の搬送方向に対して直交する方向で、連続して画像を直線状に取り込むように設定されており、取り込まれた画像は、順次制御部(図示せず)に送られて、所定の処理をされることによって対象物の画像が作成され、これをあらかじめ記憶させている対象画像と比較することにより、絶縁キャリアシート46に対する可動接点体45の位置ずれ、および可動接点体45の可動接点44の下面側および絶縁フィルム43の粘着剤層43Aへの異物付着等の有無を検査・判定するようになっている。

0075

そして、当該装置は、上記に説明したように可動接点体連41の搬送速度を一定に保つことができるものであるため、第一、第二ラインカメラ53、54による画像の取り込み幅の変動が少なくできて、高精度な検査対象物の全体画像を得ることができ、このために所定の検査・判定の精度が高く、しかも、この精度を保ちつつ可動接点体連41の搬送速度を速くして検査効率を向上させることも容易にできるものである。

0076

続いて不良品排出部56の動作について説明すると、上記外観検査によって不良品と判定された可動接点体45は、不良品排出部56の下方位置に搬送されてそれをセンサ(図示せず)等で検出すると、不良品排出部56が下降して不良品を粘着テープ55に貼り付け、この状態を維持しつつ不良品排出部56が上昇することによって、不良品を絶縁キャリアシート46から剥がしとって排出する。

0077

このように、本実施の形態による可動接点体連41の検査装置は、高精度の外観検査を効率良く行うことができると共に、不良品を容易に排出できるものである。

0078

なお、上記には、搬送台51に第一、第二ラインカメラ53、54を配設して所定の外観検査をするものを例として説明したが、第一、第二ラインカメラ53、54の代わりに、連続して搬送されている対象物に対して所定の検査画像を取り込むことができるものを配しても同様の効果が得られ、さらに、その他の検査を行うように構成しても良い。

0079

(実施の形態4)本実施の形態は、実施の形態3による可動接点体連の検査装置の下流側等に配設される可動接点体の数量をカウントする計数部について説明するものである。

0080

図8は、この計数部61を備えた可動接点体連の検査装置の概念図であり、本装置における計数部61以外の部分は、実施の形態3によるものと同じであるため、その構成および動作についての説明は省略する。

0081

そして、この計数部61は、同図に示すように、実施の形態1および2に説明したシート部材の搬送装置の構造を使用したものとなっており、計数台62の上に載置された可動接点体連63は、押え部材64で所定の押圧力によって計数台62に押え込まれていると共に、その下流側で可動接点体連63を挟持している駆動部65を作動させることにより、可動接点体連63を安定した一定の搬送速度で搬送できるものとなっている。

0082

そして、この計数台62の上方には、光電センサ66および近接センサ67が配設されている。

0083

また、上記装置で搬送されている可動接点体連63は、可動接点体45の構成等は実施の形態3によるものと同じであるが、図9の斜視図に示すように、可動接点体45が貼り付けられている絶縁キャリアシート68の幅方向の側部には、各々の可動接点体45に対応する孔68Aが設けられている。

0084

次に、この計数部61の動作について説明すると、所定の外観検査を終え、その検査の折に発見された不良品が排出された可動接点体連63は、計数台62の上を搬送され、その搬送中に、光電センサ66は絶縁キャリアシート68の孔68Aを、また近接センサ67は可動接点体45の特定の可動接点44を検出し、光電センサ66と近接センサ67との検出結果が共に有効なものである場合に、可動接点体45の数量がカウントされるようになっている。

0085

これは、絶縁キャリアシート68の孔68Aの検出結果のみで数量をカウントすると、不良品の排出数量を含めてしまうので、それを除くために近接センサ67による検出結果と組み合わせるようにしているものである。

0086

そして、本計数部61においても、可動接点体連63は、その両側を押え部材64によって均等な力で押え込まれているため、可動接点体連63に一定の張力が加わると共に、その搬送時の蛇行も防止できるものであるため、光電センサ66および近接センサ67による精度の高い検出結果を容易に得ることができ、計数ミスを少なくできるものである。

0087

なお、絶縁キャリアシート68に孔68Aを設ける代わりに、所定のマーク等を配するようにしても良い。

発明の効果

0088

以上のように本発明によれば、可撓性を有するシート部材を搬送速度に拘わらず常に安定した一定の速度で連続して搬送できるシート部材の搬送方法およびそれを用いた搬送装置を簡単な構成で実現することができ、この搬送装置を各種製造または検査装置に組込むことにより、生産性の優れた装置を容易に実現できるという有利な効果が得られる。

図面の簡単な説明

0089

図1本発明の第1の実施の形態によるシート部材の搬送装置の概念図
図2同シート部材を押え部材で押え込んだ状態を説明する上面図
図3本発明の第2の実施の形態によるシート部材の搬送装置の概念図
図4本発明の第3の実施の形態によるシート部材の搬送装置を用いた可動接点体連の検査装置の概念図
図5同装置で使用する可動接点体連の外観斜視図
図6同可動接点体連を押え部材で押え込んだ状態の上面図
図7同押え込み部材による押圧力と可動接点体連の搬送状態の関連を示す図
図8実施の形態4による可動接点体連の検査装置の概念図
図9同装置で使用する可動接点体連の外観斜視図
図10従来のシート部材の搬送装置を用いた検査装置の概念図

--

0090

1シート部材
21送出部
22,51搬送台
23,52,64押え部材
24,31,49モータ
25,58駆動ローラ
26,33,48,59押えローラ
27,60,65 駆動部
30,47逆転駆動部
32,50逆転駆動ローラ
41,63可動接点体連
42 送出部
43絶縁フィルム
43A粘着剤層
44可動接点
45可動接点体
46,68絶縁キャリアシート
51A貫通孔
53 第一ラインカメラ
54 第二ラインカメラ
55粘着テープ
56不良品排出部
57サーボモータ
61計数部
62 計数台
66光電センサ
67近接センサ
68A 孔

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ