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技術 化粧材容器のカートリッジおよび化粧材容器

出願人 鈴野化成株式会社
発明者 大庭淳
出願日 2000年3月31日 (20年7ヶ月経過) 出願番号 2000-099205
公開日 2000年12月12日 (19年11ヶ月経過) 公開番号 2000-342331
状態 拒絶査定
技術分野 粉未状化粧料用容器または付属品
主要キーワード 雄ネジ状 収縮限界 筒体上端 圧縮限界 バネ座部材 小径部内 本体内周面 螺旋軌道
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年12月12日)のものです。
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図面 (8)

課題

カートリッジの取り外しにより化粧材オートリターンするカートリッジまたはカートリッジ式化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できるとともに、細径の化粧材にも適合可能であり、またオートリターンの動作が安定するものを提供する。

解決手段

先筒10、この先筒10に回転可能に結合された筒体20、先筒10に対してはストローク可能かつ回転不能である一方で筒体螺旋筒部22の螺旋溝23に螺合する係合突起35を備えた竿体30、竿体30をストローク下限方向に付勢するリターンスプリング6からカートリッジ1を構成する。容器本体2へのカートリッジ1の装着時には、筒体20と容器本体2をスプライン部26,45を介してスプライン結合するとともに、先筒10と容器本体2の回転にOリング5の抵抗を与える。

概要

背景

棒状化粧材を繰り出し可能に収容するカートリッジ式化粧材容器において、化粧材容器本体からカートリッジを取り外すと、カートリッジから繰り出されていた棒状化粧材が自動的にカートリッジに収容される構成のものが、例えば本出願人による実願昭63−78346号公報等に提案されている。

図7には、この実願昭63−78346号公報に提案されている化粧材容器(口紅容器)を示す。図示されるように、この化粧材容器は、カートリッジ101と、このカートリッジ101が着脱自在に装着される容器本体102から構成される。また、カートリッジ101は、カートリッジ本体103と、押棒竿体)104、およびリターンスプリング105から構成される。

押棒104はカートリッジ本体103内に軸方向にストローク可能に収容されるもので、この押棒104先端の化粧料保持部材106には、棒状の化粧料107が同軸的に保持される。また、カートリッジ本体103の基端内周面には、螺溝(螺旋溝)108が切られており、この螺溝108には、押棒104基端の突起109が係合する。さらに、押棒104の同軸上に形成された嵌挿穴110には、容器本体102の底面から同軸上に立設された軸棒111が挿入され、スプライン結合(軸方向に移動可能かつ回転自在に結合)する。

このように、カートリッジ式化粧材容器は、容器本体102と、カートリッジ本体103と、押棒104と、リターンスプリング105を主要な構成要素として構成される。そして、カートリッジ101を容器本体102に装着した状態でカートリッジ本体103と容器本体102を相対回転させると、押棒104の突起109が螺溝108に沿って案内される結果、押棒104がカートリッジ本体103の軸上をストロークし、化粧料107が開口112から繰り出される。また、化粧料107が繰り出された状態でカートリッジ101を容器本体102から取り外すと、押棒104はリターンスプリング105によりストローク下限に間で押し戻され、化粧料107は開口112内に自動的に引き込まれる(オートリターン)。

概要

カートリッジの取り外しにより化粧材がオートリターンするカートリッジまたはカートリッジ式化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できるとともに、細径の化粧材にも適合可能であり、またオートリターンの動作が安定するものを提供する。

先筒10、この先筒10に回転可能に結合された筒体20、先筒10に対してはストローク可能かつ回転不能である一方で筒体螺旋筒部22の螺旋溝23に螺合する係合突起35を備えた竿体30、竿体30をストローク下限方向に付勢するリターンスプリング6からカートリッジ1を構成する。容器本体2へのカートリッジ1の装着時には、筒体20と容器本体2をスプライン部26,45を介してスプライン結合するとともに、先筒10と容器本体2の回転にOリング5の抵抗を与える。

目的

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カートリッジの取り外しにより化粧材がオートリターンするカートリッジまたはカートリッジ式化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できるとともに、細径の化粧材にも適合可能であり、またオートリターンの動作が安定するものを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

容器本体に着脱自在に装着され、内部に棒状化粧材収容保持するカートリッジであって、前記容器本体との回動によって先端開口から棒状化粧材を進退させる化粧材容器のカートリッジにおいて、前記先端開口を備えた先筒と、この先筒の基端側に回動可能に装着される筒体を備え、カートリッジ本体を前記先筒と筒体とから構成し、このカートリッジ本体内竿体を収容し、この竿体の先端側に前記棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成し、前記先筒側には前記竿体を先筒に対して回転不能かつ軸方向に摺動可能とする摺動機構を設け、前記筒体側には前記竿体と筒体との螺合による繰出機構を設け、前記竿体をストロークの下限方向に付勢する付勢手段を備え、前記筒体と前記容器本体を回転不能に係合させる同期係合手段を設けたことを特徴とする化粧材容器のカートリッジ。

請求項2

前記繰出機構は、前記竿体外周に形成された螺旋部と、前記筒体内周面に形成されて前記螺旋部の一部が螺合する螺旋溝からなることを特徴とする請求項1に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項3

前記摺動機構は、前記竿体外周に形成された係合部と、前記先筒内周に形成されて前記係合部に係合する摺動部とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項4

前記摺動機構の係合部は、前記化粧材保持部外周に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項5

前記摺動機構の係合部は前記棒状化粧材を取り囲むように保持する複数の爪片であるとともに、前記棒状化粧材はこれらの爪片の間において前記先筒内周面により側方から支持されることを特徴とする請求項3に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項6

前記摺動機構の係合部は前記化粧材保持部の下方に形成されるとともに、前記摺動部は前記先筒基端側に形成した小径部内周面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項7

前記竿体外周に形成された螺旋部は軸方向に延びる直線上に配設された複数の係合突起であるとともに、これらの係合突起は前記摺動機構の摺動部側に繰り出されたときにはこの摺動部に係合する係合部となることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項8

前記竿体をストロークの下限方向に付勢する付勢手段を前記竿体外周に配設されたコイルスプリングから構成するとともに、このコイルスプリングを前記筒体側に設けた下向き段部と前記竿体側に設けた上向き段部との間に介装したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項9

前記先筒と前記容器本体との回転に抵抗を付与する抵抗付与手段を備え、この抵抗付与手段の抵抗力が前記コイルスプリングの収縮時に前記コイルスプリングが前記先筒と前記容器本体とを逆回転させようとする反発力よりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項8に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項10

前記抵抗付与手段を前記先筒外周と前記容器本体内周との間に配設されたOリングから構成したことを特徴とする請求項9に記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項11

前記竿体の基端側に前記螺旋部が存在しない無突起部を形成するとともに、この無突起部が前記螺旋溝と相対する位置まで前記竿体がストロークしたところを前記竿体のストロークの上限としたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。

請求項12

請求項1から請求項11のいずれか一つに記載のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒を前記容器本体に対して回転可能とする一方、前記同期係合手段により前記筒体を前記容器本体に対して回転不能に連結したことを特徴とする化粧材容器。

請求項13

前記同期係合手段は、前記筒体外周面と前記容器本体内周面に形成され、前記筒体と前記容器本体をスプライン結合するスプライン部からなることを特徴とする請求項12に記載の化粧材容器。

技術分野

0001

本発明は、棒状化粧材を繰り出し可能に収容するカートリッジ式化粧材容器およびカートリッジの改良に関する。

背景技術

0002

棒状化粧材を繰り出し可能に収容するカートリッジ式の化粧材容器において、化粧材容器本体からカートリッジを取り外すと、カートリッジから繰り出されていた棒状化粧材が自動的にカートリッジに収容される構成のものが、例えば本出願人による実願昭63−78346号公報等に提案されている。

0003

図7には、この実願昭63−78346号公報に提案されている化粧材容器(口紅容器)を示す。図示されるように、この化粧材容器は、カートリッジ101と、このカートリッジ101が着脱自在に装着される容器本体102から構成される。また、カートリッジ101は、カートリッジ本体103と、押棒竿体)104、およびリターンスプリング105から構成される。

0004

押棒104はカートリッジ本体103内に軸方向にストローク可能に収容されるもので、この押棒104先端の化粧料保持部材106には、棒状の化粧料107が同軸的に保持される。また、カートリッジ本体103の基端内周面には、螺溝(螺旋溝)108が切られており、この螺溝108には、押棒104基端の突起109が係合する。さらに、押棒104の同軸上に形成された嵌挿穴110には、容器本体102の底面から同軸上に立設された軸棒111が挿入され、スプライン結合(軸方向に移動可能かつ回転自在に結合)する。

0005

このように、カートリッジ式化粧材容器は、容器本体102と、カートリッジ本体103と、押棒104と、リターンスプリング105を主要な構成要素として構成される。そして、カートリッジ101を容器本体102に装着した状態でカートリッジ本体103と容器本体102を相対回転させると、押棒104の突起109が螺溝108に沿って案内される結果、押棒104がカートリッジ本体103の軸上をストロークし、化粧料107が開口112から繰り出される。また、化粧料107が繰り出された状態でカートリッジ101を容器本体102から取り外すと、押棒104はリターンスプリング105によりストローク下限に間で押し戻され、化粧料107は開口112内に自動的に引き込まれる(オートリターン)。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、このような従来の化粧材容器では、上記のように押棒104を容器本体102に軸方向に移動可能かつ回転自在に結合するために、押棒104に嵌挿穴110を形成するとともに、少なくとも押棒104のストローク分の長さを持つ軸棒111を容器本体2に立設する必要がある。このため、容器本体2の構成が複雑化してしまうとともに、押棒104ひいてはカートリッジ本体103の径を大きくとる必要があり、細径棒状化粧料適合し得る化粧材容器は構成できない。

0007

また、化粧料107をカートリッジ101内で移動させるときに、押棒104はカートリッジ本体103に対して回転するため、押棒104と化粧料保持部材106を一つの部材で構成すると、化粧料107は化粧材保持部材106とともに回転しながらカートリッジ本体103内に引き込まれることになり、化粧料107の動作が不安定になりやすい。化粧料107の採り得る断面形状は円形に制限されるともに、化粧材107と化粧材容器の先端を斜めにカットするデザインを採用することもできないなど、デザイン面での種々の制約が生じてしまう。

0008

また、カートリッジ101の組立後に、化粧料107を化粧材保持部材106に装着するときには、化粧料保持部材106を開口112側に繰り出しておいて、この化粧料保持部材106に化粧料107を装着することになるが、この場合に装着した化粧料107が回転しながらカートリッジ103本体内に引き込まれると、化粧料107が傷ついたり、折れたりする恐れがある。このため、押棒104と化粧材保持部材106を回転可能な別部材(二つの部材)から構成したうえで、化粧材保持部材106とカートリッジ本体103を回転不能とする必要があり、化粧材容器の構成が複雑となり、組み立てに手間がかかってしまう。

0009

さらに、化粧材容器の使用者は、カートリッジ単体時に(カートリッジが容器本体から取り外された状態で)、棒状化粧材の種類(色)や残量を確認したい場合があるが、上記従来の化粧材容器の場合、カートリッジ101単体の状態では化粧料107を繰り出すことはできない。

0010

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カートリッジの取り外しにより化粧材がオートリターンするカートリッジまたはカートリッジ式化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できるとともに、細径の化粧材にも適合可能であり、またオートリターンの動作が安定するものを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

第1の発明では、容器本体に着脱自在に装着され、内部に棒状化粧材を収容保持するカートリッジであって、前記容器本体との回動によって先端開口から棒状化粧材を進退させる化粧材容器のカートリッジにおいて、前記先端開口を備えた先筒と、この先筒の基端側に回動可能に装着される筒体を備え、カートリッジ本体を前記先筒と筒体とから構成し、このカートリッジ本体内に竿体を収容し、この竿体の先端側に前記棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成し、前記先筒側には前記竿体を先筒に対して回転不能かつ軸方向に摺動可能とする摺動機構を設け、前記筒体側には前記竿体と筒体との螺合による繰出機構を設け、前記竿体をストロークの下限方向に付勢する付勢手段を備え、前記筒体と前記容器本体を回転不能に係合させる同期係合手段を設けた。

0012

第2の発明では、前記繰出機構は、前記竿体外周に形成された螺旋部と、前記筒体内周面に形成されて前記螺旋部の一部が螺合する螺旋溝からなる。

0013

第3の発明では、前記摺動機構は、前記竿体外周に形成された係合部と、前記先筒内周に形成されて前記係合部に係合する摺動部とを備えた。

0014

第4の発明では、前記摺動機構の係合部は、前記化粧材保持部外周に形成されている。

0015

第5の発明では、前記摺動機構の係合部は前記棒状化粧材を取り囲むように保持する複数の爪片であるとともに、前記棒状化粧材はこれらの爪片の間において前記先筒内周面により側方から支持される。

0016

第6の発明では、前記摺動機構の係合部は前記化粧材保持部の下方に形成されるとともに、前記摺動部は前記先筒基端側に形成した小径部内周面に形成されている。

0017

第7の発明では、前記竿体外周に形成された螺旋部は軸方向に延びる直線上に配設された複数の係合突起であるとともに、これらの係合突起は前記摺動機構の摺動部側に繰り出されたときにはこの摺動部に係合する係合部となる。

0018

第8の発明では、前記竿体をストロークの下限方向に付勢する付勢手段を前記竿体外周に配設されたコイルスプリングから構成するとともに、このコイルスプリングを前記筒体側に設けた下向き段部と前記竿体側に設けた上向き段部との間に介装した。

0019

第9の発明では、前記先筒と前記容器本体との回転に抵抗を付与する抵抗付与手段を備え、この抵抗付与手段の抵抗力が前記コイルスプリングの収縮時に前記コイルスプリングが前記先筒と前記容器本体とを逆回転させようとする反発力よりも大きくなるように設定した。

0020

第10の発明では、前記抵抗付与手段を前記先筒外周と前記容器本体内周との間に配設されたOリングから構成した。

0021

第11の発明では、前記竿体の基端側に前記螺旋部が存在しない無突起部を形成するとともに、この無突起部が前記螺旋溝と相対する位置まで前記竿体がストロークしたところを前記竿体のストロークの上限とした。

0022

第12の発明では、化粧材容器において前記第1から第11の発明のいずれか一つのカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒を前記容器本体に対して回転可能とする一方、前記同期係合手段により前記筒体を前記容器本体に対して回転不能に連結した。

0023

第13の発明では、前記同期係合手段は、前記筒体外周面と前記容器本体内周面に形成され、前記筒体と前記容器本体をスプライン結合するスプライン部からなる。

0024

本発明では、化粧材容器から棒状化粧材を繰り出すときには、カートリッジを容器本体に収容した状態で、カートリッジの先筒を容器本体に対して所定の正転方向に回転させる。この場合、竿体と先筒は摺動機構により、また筒体と容器本体は同期係合手段により、それぞれ回転を禁止されているので、竿体と筒体は回転動作する。これにより、繰出機構は竿体をストロークさせ、棒状化粧材は先筒の先端開口から繰り出される。

0025

一方、棒状化粧材を化粧材容器に引き戻すときには、先筒と容器本体を繰出時と逆回転させ、竿体をストローク下限方向にストロークさせる。あるいは棒状化粧材が繰り出された状態のままでカートリッジを化粧材容器から取り外すことにより、付勢手段の付勢力で竿体をストローク下限側に引き戻し、棒状化粧材は自動的に先筒内部に引き込まむようにする(オートリターンさせる)。

0026

このような繰出および引き込み動作において、棒状化粧材は先筒に対して回転しない。したがって、棒状化粧材はスムーズな安定した動作でストロークするので、例えば棒状化粧材がオートリターンする場合でも棒状化粧材が折れてしまう等の事故も生じにくい。

0027

また、筒体は先筒の基端側に取り付けられているので、カートリッジ単体時であっても、操作者は筒体と先筒を回転させることにより棒状化粧材を繰り出し、棒状化粧材の種類(色)や残量を確認することができる。したがって、一つの容器本体に対して複数のカートリッジがある場合などでも、棒状化粧材の確認をするため、いちいちカートリッジを容器本体に取り付ける必要が無く、便利である。また、この確認後は、付勢手段の作用により棒状化粧材はカートリッジ内に自動的に戻される。したがって、棒状化粧材がカートリッジ外部に無用に繰り出されたままとなってしまうことはないので、棒状化粧材が折れてしまったり、汚れてしまったりする恐れを小さくできる。

0028

また、本発明では、容器本体は同期係合手段を介して筒体に対して結合されるので、容器本体からカートリッジを引き抜いた場合に棒状化粧材がオートリターンするものであるにもかかわらず、容器本体の構成を簡素化できる。例えば第13の発明のように同期係合手段をスプライン機構から構成すれば、容器本体の構成は極めて簡素化でき、例えば型成型により単一の部材として容易に製造することができるので、製造コストを著しく低減できる。また、容器本体の長さも容易に設定できるので、ちょうど使いやすい長さの化粧材容器を構成しやすい。

0029

また、竿体は容器本体との結合する穴を備える必要がないので細径のものとでき、これに伴い、カートリッジ本体の径を十分小さくすることができる。したがって、細径の棒状化粧材に適合する化粧材容器を容易に構成できる。

0030

また、竿体は先筒基端に筒体を取り付けたカートリッジ本体内に収容されているので、カートリッジ組み立て後に、竿体先端の化粧材保持部に棒状化粧材を取り付けるときには、竿体の基端側を筒体基端の開口から例えば棒状の部材で押し出して、化粧材保持部を先筒開口側に持っていけばよく、また棒状化粧材の装着後は、前記棒状の部材を取り外せば、棒状化粧材は先筒に対して回転せずにカートリッジ本体内に収容され、棒状化粧材が折れたり、傷ついたりする恐れがない。

0031

また、第5の発明のように化粧材保持部を爪片で構成し、棒状化粧材がこれらの爪片の間において先筒内周面により側方から支持されるようにすれば、カートリッジ径を最小限としつつ、棒状化粧材を確実に保持でき、棒状化粧材が細径であってもストローク時に折れてしまうようなことを防止できる。

0032

また、第7の発明のように、竿体がストロークした場合に摺動機構の摺動部に螺旋部の係合突起が順次係合して行くようにすれば、カートリッジの径は極めて細くすることができる。

0033

また、第8の発明では、付勢手段を竿体外周に配設されたコイルスプリングとし、筒体側に設けた下向き段部と竿体側に設けた上向き段部との間に介装したので、付勢手段は簡素に構成でき、また化粧材容器への組み込みも容易に行いうる。

0034

また、第9の発明のように、抵抗付与手段の抵抗力を、コイルスプリングの最収縮時における反発力よりも大きく設定しておけば、竿体のストロークとともにコイルスプリングが収縮して反発力が大きくなってきたとしても、先筒が逆回転してしまうことはなく、棒状化粧材は繰り出された位置で安定する。

0035

また、第10の発明では、抵抗付与手段を先筒外周と容器本体内周との間に配設されたOリングから構成したので、適切な抵抗力を与える抵抗付与手段を簡素かつ低コストで構成でき、また抵抗付与手段の組み付けも容易に行いうる。また、Oリングは先筒のぐらつきを押さえるようにも作用し、カートリッジの動作が安定する。

0036

また、第11の発明では、竿体ストロークが竿体に形成した無突起部で規定される上限に至ると、螺旋部と螺旋溝の係合が解け、筒体と竿体は空回りをし、竿体はそれ以上ストロークすることはない。したがって、竿体を必要以上にストロークさせてしまうことはなく、例えば第7の発明のように付勢手段をコイルスプリングで構成した場合に、コイルスプリングを圧縮限界を超えて圧縮し、破損してしまうことはない。また、この竿体ストローク上限に至った場合、筒体と竿体の空回りによりクラッチ音がするので、化粧材容器の操作者はこのクラッチ音により、繰出が上限に至ったことを知ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0037

以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。

0038

図1には、本発明の第1の実施の形態の化粧材容器を示す。

0039

図示されるように、化粧材容器は、カートリッジ1と、このカートリッジ1が着脱自在に装着される容器本体2とから構成される。カートリッジ1は、棒状化粧材4が繰り出し可能に収容されるもので、先筒10、筒体20、竿体(押棒)30、リターンスプリング6から構成される。

0040

先筒10はカートリッジ1の先端側を構成する筒状の部材であり、この先筒10の先端側内部は、棒状化粧材4が収納される化粧材収容穴11となっている。この化粧材収容穴11は断面楕円形状に構成され、後述するように竿体30の化粧材保持部31が回転不能に異径嵌合する。また、この化粧材保持部31に保持されて化粧材収容穴11内部に収容された棒状化粧材4は、先筒10先端の開口12から出没自在に繰り出される。

0041

一方、先筒10基端側は、先端側よりもや外径が小さな基端部13となっている。そして、カートリッジ1と容器本体2の結合時には、この基端部13部分が、筒体20とともに、容器本体2の上部開口から容器本体2内に着脱自在に収容される。この場合、先筒基端部13外周の環状の嵌合凸部14と容器本体2の内周面に形成された環状の嵌合凹部41とが嵌合することにより、先筒10と容器本体2は、軸方向には移動不能(抜け出し不能)に位置決めされるとともに、回転方向には嵌合凸部14および嵌合凹部41に沿って回動自在となる。

0042

先筒基端部13の内部には、筒体20の上端側が収容され、この筒体20と先筒10とでカートリッジ本体が構成される。この場合、筒体20外周面の所定の位置に形成された嵌合凸部21が、先筒10内周面に形成された嵌合凹部15に嵌合する。これにより、筒体20は、先筒10に対して軸方向には移動不能(抜け出し不能)に位置決めされる一方、回転方向には回動自在となっている。

0043

筒体20の上端側(先筒10に収容される側)の所定長は、内径の小さな螺旋筒部22となっている。この螺旋筒部22の内周面には螺旋溝23が切られており、この螺旋溝23には、後述する竿体30外周の複数の係合突起35が螺合する。また、螺旋筒部22の下端部22Aから筒体20下端にかけての部分は、螺旋筒部22よりも内径が大きな延設部24となっている。

0044

筒体20下端部の外周面には、軸方向に延びる複数の雌スプラインからなる同期係合部26が形成されている。そして、カートリッジ1の容器本体2への装着時には、このスプライン部26は、容器本体2の底部42側の内周面に形成された雄スプラインからなるスプライン部45と、スプライン結合する。これにより、筒体20と容器本体2は回転不能に結合される。したがって、カートリッジ1を容器本体2に装着した場合に、先筒10を容器本体2に対して回転させると、先筒10と筒体20が回転するようになっている。

0045

先筒基端部13外周面の所定の位置にはリング溝18が形成されており、このリング溝18には、抵抗付与手段としてOリング5がはめ込まれる。これにより、カートリッジ1を容器本体2に装着して棒状化粧材4を繰り出す時には、このOリング5が先筒10と容器本体2との回転に摩擦抵抗力を与え、カートリッジ1の回転操作に適切な重みを与えられるとともに、先筒10の回転時におけるぐらつきが無くなり、カートリッジ1の動作が安定する。

0046

また、このOリング5の摩擦抵抗力は、後述するリターンスプリング6が竿体30のストロークとともに収縮した場合でも、このリターンスプリング6が先筒10と筒体20を逆回転させようとする反発力よりも大きくあり続けるように設定されている。したがって、先筒10は、回転操作された位置からリターンスプリング6により逆回転させられてしまうことはない。

0047

カートリッジ本体(先筒10および筒体20)の内部には、竿体30が同軸的に収容される。この竿体30は、カートリッジ本体内を軸方向にストローク可能となっており、竿体30先端側(開口12側)の化粧材保持部31に同軸的に保持された棒状化粧材4は、このストロークとともに先筒開口部12から繰り出される。

0048

詳しく説明すると、化粧材保持部31は、基部32と、この基部32から開口12側に延び出す保持筒33からなり、棒状化粧材4はこの保持筒33内に基端側を収容保持される。また、図2にも示すように、これら基部32と保持筒33は、断面楕円形となっており、前述したように、同じく断面楕円形の化粧材収容穴11と軸方向に摺動可能かつ回転不能に異径嵌合する。すなわち、本実施の形態では、化粧材保持部31と化粧材収容穴11自体が、それぞれ摺動機構の係合部と摺動部となる。なお、化粧材保持部31と化粧材収容穴11の異径嵌合は楕円形によるものとは限られず、例えば多角形による異径嵌合、あるいは摺動突起による係合等、様々な形態を採りうる。

0049

竿体30の外周には、化粧材保持部31の基部32のすぐ下方から、後述するバネ座部材34すぐ上方の無突起部36手前に至る部分に渡って、螺旋部としての複数の係合突起35が形成されている。これら一群の係合突起35は、軸方向に直線上に配設され、上述の螺旋筒部22の螺旋溝23に適合した配置(螺旋軌道に沿った配置)とされ、竿体30のストローク位置に応じてこれらの係合突起35の一部が螺旋溝23と螺合するようになっている。この螺旋溝23と複数の係合突起35により、棒状化粧材4を繰り出す繰出機構が構成される。すなわち、先筒10(竿体30)と筒体20が相対回転すると、竿体30の複数の係合突起35は螺旋溝23に順次螺合して案内されて行き、竿体30は筒体20から繰り出されて行くようになっている。

0050

この場合、化粧材保持部基部32が筒体上端20Aに当接するストローク位置が、竿体30のストロークの下限となる。また、竿体30が無突起部36が螺旋筒部22と相対するところまで上方にストロークすると、係合突起35と螺旋溝23との係合が解けて、先筒10を回転させても竿体30はそれ以上ストロークしなくなる。したがって、このストローク位置が竿体30のストロークの上限となる。なお、このストロークの上限は、後述するリターンスプリング6が収縮限界を超えて収縮してしまわないように設定される。

0051

本実施形態では竿体30に複数の係合突起35を螺旋状に配置して螺旋溝23に順次螺合させて繰り出しを行うようにしたが、螺旋溝23に螺合する形状は係合突起35にとらわれるものではなく、例えば螺旋溝23に螺合する通常の雄ネジ状の螺旋部であってもよいのは言うまでもない。

0052

竿体30の基端付近係止部37外周には、環状のバネ座部材34が備えられる。このバネ座部材34(上向き段部)と螺旋筒部22下端部22A(下向き段部)との間には、コイルスプリングからなるリターンスプリング6が、竿体30の外周に配設されて備えられる。このリターンスプリング6により、竿体30は常時、筒体20下端側に向けて付勢される。これにより、カートリッジ1を容器本体2から取り外し、Oリング5による先筒10と筒体20の相対回転に対する抵抗、すなわち竿体30のストロークに対する抵抗が解除された場合には、竿体30はストローク下限にまで引き戻され、棒状化粧材4は自動的にカートリッジ内に収容されるようになっている。

0053

カートリッジ1は、以上のように構成されるが、このカートリッジ1の組み立てにおいては、例えば、まず筒体20の先端側開口に、竿体30基端側を螺合させながら挿入し、筒体20内に竿体30を組み込む。そして、筒体20の基端側からリターンスプリング6を挿入して竿体30外周に配置し、竿体30の係止部37にバネ座部材34を取り付け、リターンスプリング6を螺旋筒部下端部22Aとバネ座部材34との間に挟み込む。また、この竿体30が組み込まれた筒体20を、化粧材保持部31が化粧材収容穴11に収容されるように、先筒10の基端側開口から挿入し、筒体20外周の嵌合凸部21が先筒10内周の嵌合凹部15に嵌合するまで押し込み、先筒10内部に筒体20と竿体30が組み込む。さらに、先筒10外周のリング溝18にOリング5をはめ込んで、カートリッジ1が完成する。

0054

また、このカートリッジ1を容器本体2に装着する場合には、容器本体2の上部開口に、カートリッジ1を筒体20側から挿入する。これにより、筒体20基端のスプライン部26に容器本体2のスプライン部45が嵌合し、また、先筒10外周面の嵌合凸部14が、容器本体2内周面の嵌合凹部41に嵌合し、先筒10は容器本体2に対して回転可能に容易に装着されるとともに、筒体20は容器本体2に対して自動的に回転不能に装着される。

0055

つぎに、作用を説明する。

0056

カートリッジ1から棒状化粧材4を繰り出すときには、カートリッジ1の先筒10を容器本体2に対して所定の正転方向に回転させる。すると、摺動機構(化粧材保持部31と化粧材収容穴11の異径嵌合)を介して先筒10に係合した竿体30は先筒10と同期回転する。一方、容器本体2にスプライン結合された筒体20は回転しないので、結局、筒体20と竿体30が相対回転する。これにより、竿体30の複数の係合突起35が、螺旋筒部22の螺旋溝23に順次螺合して行く結果、竿体30は筒体20の先端側から繰り出される。

0057

なお、この場合、上述したように竿体30は先筒10と摺動機構を介して係合しているので、先筒10に対しては回転せずに軸方向にストロークする。したがって、竿体30先端の化粧材保持部31に保持された棒状化粧材4は、先筒10先端の開口12から、先筒10に対して回転しないで繰り出されて行く。

0058

また、先筒10の回転動作(竿体30のストローク)には、リターンスプリング6の付勢力およびOリング5の摩擦抵抗力により適切な抵抗が与えられるので、回転動作(ストローク)は安定したものとなる。

0059

また、竿体30のストロークとともにリターンスプリング6が収縮した場合でも、Oリング5の摩擦抵抗力は、収縮したリターンスプリング6が先筒10逆回転させようとする反発力より大きくあり続けるように設定されている。したがって、先筒10を容器本体2に対して手動で回転させて棒状化粧材4を繰り出せば、先筒10はOリング5の摩擦抵抗力によりその回転位置で保持され、棒状化粧材4が化粧材容器内に引き込まれてしまうことはない。

0060

また、無突起部36が螺旋溝23に相対するところまで竿体30をストロークさせると、先筒10と容器本体2を回転させても筒体20と竿体30は空回りし、竿体30はそれ以上ストロークすることはない。したがって、竿体30を必要以上にストロークさせて、リターンスプリング6を圧縮限界を超えて圧縮し、破損してしまうことはない。また、このように竿体30がストロークの上限に至った場合には、筒体20と竿体30の空回りによりクラッチ音がするので、化粧材容器の操作者はこのクラッチ音により、繰出が上限に至ったことを知ることができる。

0061

一方、カートリッジ1内に棒状化粧材4を引き戻したいときには、先筒10と容器本体2を繰出時と逆回転させる。これにより、竿体30はストローク下限方向にストロークし、この結果、棒状化粧材4は先筒10内部に引き込まれて行く。あるいは、カートリッジ1を容器本体2から取り外す。これにより、先筒10と容器本体2との間に作用していたOリング5による摩擦抵抗力がなくなるので、竿体30はリターンスプリング6の付勢力によりストローク下限側に引き戻され、棒状化粧材4は先筒10内部に引き込まれて行く。

0062

これらの場合、筒体20は先筒10に対して反転方向に回転動作するが、棒状化粧材保持部31は先筒10に対して回転しないので、棒状化粧材4は先筒10に対して回転することなく引き込まれていく。

0063

なお、上述のような棒状化粧材4(竿体30)のストロークの上限と下限は、無突起部36が螺旋筒部22に相対するストローク位置と、化粧材保持部基部32が筒体上端20Aに当接するストローク位置に、それぞれ設定されるので、棒状化粧材4のストロークは安定的に行われるとともに、リターンスプリング6の収縮限界を超えて竿体30を上方にストロークさせてしまうこともない。

0064

図3には、本発明の第2の実施の形態のカートリッジ50を示す。

0065

このカートリッジ50は、上記第1の実施の形態と同様の形態の容器本体2(図1参照)に収容されて、化粧材容器を構成するものである。また、カートリッジ50は、上記第1の実施の形態のカートリッジ1(図1参照)と基本的構成において共通するもので、竿体30の構成、および先筒10の化粧材収容穴11の構成においてのみ異なっている。したがって、図3においては第1の実施の形態と同様の機能の構成は同一の番号を付して示すとともに、本実施の形態の特徴となる構成について中心に説明する。

0066

図示されるように、竿体30の化粧材保持部31は、基部32と、この基部32の側部から上方に向けて立設された4本の爪片51とから構成される。これらの爪片51は略90度の間隔をもって配置されるもので、棒状化粧材4は、これらの爪片51により取り囲まれるようにして、先筒10と略同軸上に保持される。

0067

これらの爪片51に対応して、化粧材収容穴11の内周面には、軸方向に延びる4本の係合溝52が、互いに略90度の間隔で形成されている。そして、4つの爪片51は、それぞれ対応する係合溝52に係合し、化粧材保持部31は係合溝52に沿って軸方向に案内される。これにより、化粧材保持部31は、先筒10に対して回転せずに軸方向にストロークする。すなわち、本実施の形態では、係合溝52と爪片51とで摺動機構が構成され、係合溝52が摺動機構の摺動部、爪片51が摺動機構の係合部となる。

0068

なお、爪片51の棒状化粧材4を保持する部分のカートリッジ径方向突出幅は、基部32に固定された部分のカートリッジ径方向の突出幅と比較して、図示されるように同等であるか、若しくは小さくなるようにするとよい。これにより、爪片51の棒状化粧材4を保持する部分には大きな負荷がかかることはなく、結果として棒状化粧材4が破損したり、爪片51から外れたりすることがないようにできる。

0069

また、化粧材収容穴11内周面において、各係合溝52に挟まれた4つの領域は、摺動面53となる。化粧材保持部31に保持された棒状化粧材4は、爪片51の間からこれらの摺動面53により、側方から十分な支持が与えられる。

0070

竿体30には、複数の係合突起55が、前記4つの爪片51それぞれの下方において軸方向に延びる4本の直線上に形成されている。そして、これらの係合突起55は、図4に示すように、全体として螺旋軌道(螺旋溝23に螺合しうる軌道)に沿うようになっている。

0071

また、化粧材収容穴11の内周面の形状は、竿体30の係合突起55部分の外径と略等しく設定されている。さらに、係合突起55は、係合溝52の幅と略等しい幅を持つように幅方向に広がって形成され、上記螺旋軌道に沿う楕円形のものとなっている。

0072

このような構成により、図5に示すように、竿体30が化粧材収容穴11側に側にストロークした場合には、係合突起55は、それぞれ対応する係合溝52に対して回転方向に隙間なく順次係合していく。すなわち、係合突起55は、化粧材収容穴11内に繰出された場合には、摺動機構の係合部として作用することになる。

0073

これにより、本実施の形態のカートリッジ50では、竿体30のストロークをより安定させることができるとともに、カートリッジ50にねじり方向の負荷がかかった場合には、竿体30が係合突起55によっても支持される分、ねじり方向の負荷に強い化粧材容器を構成でき、また爪片51にかかる負担も軽減できる。よって、本実施の形態のカートリッジ50は、第1の実施の形態のカートリッジ1よりも径が細くまた柔らかい棒状化粧材4に適したものとなっている。また、棒状化粧材4の保持をさらに安定的に行いたい場合には、必要に応じて爪片51の幅を広くすればよい。

0074

なお、本実施の形態では、バネ座部材として、竿体30の基端部分にCリング57が係止され、このCリング57のフランジ部57Aの上向き段差部と螺旋筒部下端部22Aとの間にリターンスプリング6が装着されるようになっている。

0075

図6には、本発明の第3の実施の形態のカートリッジ60を示す。

0076

このカートリッジ60も、図1に示したものと同様の形態の容器本体2に収容されて、化粧材容器を構成するものであり、上記第1の実施の形態のカートリッジ1(図1参照)と比較して、先筒10の構成においてのみ異なっている。したがって、図6においては第1の実施の形態と同様の機能の構成は同一の番号を付して示すとともに、以下の説明においては上記第1の実施の形態と異なる構成について中心に説明する。

0077

本実施の形態では、先筒10の基端部手前に、竿体30の外径と略等しい内径を持つ小径部61が形成され、竿体30のストローク下限において化粧材保持部31の基部32は小径部61の上端面61Bに当接するようになっている。

0078

さらに、この小径部61の内周面には、竿体30において係合突起35が形成されている4本の直線に対応する位置に、4本の摺動溝62が形成され、これらの摺動溝62には複数の係合突起35の一部が係合するようになっている。これにより、摺動溝62およびこれに係合した係合突起35は摺動機構として作用し、竿体30を先筒10に対して回転しないように軸方向に案内するようになっている。

0079

また、本実施の形態によれば、小径部61により化粧材収容穴11が区画されるので、液状の化粧材原料を化粧材収容穴11に充填して棒状化粧材4を形成する場合に、化粧材原料が筒体20側まで流れ出してしまいにくい。したがって、化粧材容器の生産効率を高めることができる。

0080

以上のように本発明では、オートリターン可能なカートリッジ式化粧材容器において、カートリッジ本体を先筒10と筒体20に分割し、筒体20に螺旋筒部22を備えるとともに、筒体20と容器本体2、先筒10と竿体30をそれぞれ回転不能とし、先筒10と容器本体2との回転操作により棒状化粧材4の繰り出しがなされるようになっている。

0081

したがって、容器本体2には、筒体20との回転を禁止する同期係合手段として、例えば上記実施の形態のようにスプライン部45を形成すればよく、容器本体2の構成が極めて簡素化できる。特に同期係合手段をスプラインにより構成した場合には、容器本体2は筒状部材の底部42側にスプライン部45を形成しただけの簡単な構成とでき、例えば型成型により単一の部材として容易に製造することができ、製造コストを低減できる。

0082

また、竿体30は細径のものとできるので、カートリッジ1の径は十分小さくすることが可能で、細径の棒状化粧材4に適合する化粧材容器を容易に構成できる。特に、上記第2の実施の形態のように、棒状化粧材4を複数の爪片51で保持し、これらの爪片51と係合溝52とで摺動機構を構成するとともに、竿体30がストロークした場合にこれらの係合溝52に係合突起が順次係合して行くようにすれば、カートリッジ1の径は極めて細くすることができる。

0083

さらに、棒状化粧材4は、先筒10からの繰り出し時はもちろんオートリターン時にも先筒10に対して回転しないので、棒状化粧材4が急激に先筒10内に引き込まれた場合でも、棒状化粧材4はスムーズな安定した動作でストロークする。したがって、オートリターン時に棒状化粧材4が折れてしまう等の事故も生じにくい。

0084

また、筒体20は先筒10の基端側に取り付けられているので、カートリッジ1単体時であっても(カートリッジ1を容器本体2から取り外した状態であっても)、操作者は筒体20と先筒10を回転させることにより棒状化粧材4を繰り出し、棒状化粧材4の種類(色)や残量を確認することができる。したがって、一つの容器本体2に対して装着される複数のカートリッジ1がある場合などでも、棒状化粧材4の確認をするため、いちいちカートリッジ1を容器本体2に取り付ける必要が無く、便利である。また、この確認後は、リターンスプリング6の作用により棒状化粧材4はカートリッジ1内に自動的に戻される。したがって、棒状化粧材4がカートリッジ1外部に無用に繰り出されたままとなってしまうことはないので、棒状化粧材4が折れてしまったり、汚れてしまったりする恐れを小さくできる。

0085

また、竿体30は先筒10基端に筒体20を取り付けたカートリッジ本体内に収容されているので、竿体30先端の化粧材保持部31に棒状化粧材4を取り付けるときには、竿体30の基端側を筒体20基端の開口から例えば棒状の部材で押し出して、化粧材保持部31を先筒開口12側に持っていけばよい。そして、棒状化粧材4の装着後は、前記棒状の部材を取り外せば、棒状化粧材4は先筒10に対して回転せずにカートリッジ本体内に収容される。したがって、カートリッジ1の組立工程を大幅に簡素化でき、製造コストを削減できる。

0086

なお、上記第1〜第3の実施の形態では、容器本体2が例えば樹脂製で構成される場合(スプライン加工が行いやすい場合)を想定して、容器本体2とカートリッジ1または50との結合はスプラインを介してなされるようにしたが、本発明はこのような形態に限られるものではない。例えば、容器本体2を金属製とした場合には、バネ部材カツラバネ)を介して、容器本体2とカートリッジ1または50との結合を行うこともできる。この場合でも、容器本体2は極めて簡略化された構成とでき、またカートリッジ本体は細径の棒状化粧材4に適合した細径のものとできる。

図面の簡単な説明

0087

図1本発明の第1の実施の形態を示す断面図である。
図2同じく竿体を示す斜視図である。
図3本発明の第2の実施の形態を示すカートリッジの断面図である。
図4同じく竿体の一部を示す正面図である。
図5同じく竿体がストロークした状態を示すカートリッジの断面図である。
図6本発明の第3の実施の形態を示すカートリッジの断面図である。
図7従来例を示す化粧材容器の断面図である。

--

0088

1、50、60カートリッジ
2容器本体
4棒状化粧材
10先筒
11化粧材収容穴
12 開口
13基端部
20筒体
20A筒体上端
22螺旋筒部
22A 螺旋筒部下端部(下向き段部)
23螺旋溝
24 延設部
26スプライン部
30竿体
31 化粧材保持部
32 基部
33保持筒
34バネ座部材(上向き段部)
35係合突起
36 無突起部
45 スプライン部
51爪片
52係合溝
53摺動面
55 係合突起
57 Cリング(バネ座部材)

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