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技術 シート材穿孔用パンチユニット

出願人 日立金属株式会社株式会社日立金属安来製作所
発明者 橋本秀一
出願日 1999年5月26日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 1999-146491
公開日 2000年12月5日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2000-334694
状態 特許登録済
技術分野 穴あけ、型抜、切断刃以外の手段による切断
主要キーワード 軸受金 プラケット 本発明パン ローラ回転角 穿孔用パンチ 溝形断面 設定回転 高速穿孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年12月5日)のものです。
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図面 (8)

課題

解決手段

事務機終了信号により、シート材をパンチユニット本体に搬送し、シート後端の検知と給紙ローラ回転数カウントにより、シートの導入搬送中にパンチの駆動を開始し、穿孔後のパンチの動作中にシート材の抽出搬送を行う。これにより流れ穿孔におけるシート材の停止時間を短縮し、高速穿孔を可能にする。

概要

背景

コピーした用紙などのシート材ファイルする綴じ孔穿孔には、従来用紙などを手で揃えて手動パンチで穿孔することが行われたが、近時自動化の要求によりコピー機パンチユニットを内蔵させて機械的に複数の綴じ孔を穿孔する装置が用いられるようになった。かかるパンチユニットとしては、直線運動するパンチをダイ孔に挿入して穿孔する往復動型のパンチユニット(例えば実開平5−29700号公報、特開平10−180693号公報など)と、パンチとダイを設けた一対の回転軸同期回転させてこのパンチとダイ孔を噛み合わせてシート材に穿孔するロータリパンチユニット(例えば実開昭63−154199号公報、特開平6−79697号公報、特開平7−136992号公報、特開平10−249797号公報など)がある。また、回転するパンチを弾性ローラの表面に押圧させて穿孔するロータリパンチユニット(特開昭60−16399号公報など)が開示されている。

後者のロータリパンチユニットは被穿孔シート材を移動しながら穿孔するフライングの穿孔が容易であるので、コピー機などの事務機に組み込んで広く使用されるが、パンチとダイ孔を噛み合わせて穿孔するロータリパンチユニットでは回転するパンチとダイ孔の組み立てが正確でないと穿孔した孔にバリなどが生じて綺麗な孔が穿孔できないという不便がある。これに対し、前者の往復動型パンチユニットは、固定したダイ孔とパンチを組み合わせるため容易に綺麗な穿孔ができるという利点がある。

概要

シート材搬送とパンチ駆動の制御手段をパンチユニットと一体にした高速穿孔可能なシート材穿孔用パンチユニット

事務機の終了信号により、シート材をパンチユニット本体に搬送し、シート後端の検知と給紙ローラ回転数カウントにより、シートの導入搬送中にパンチの駆動を開始し、穿孔後のパンチの動作中にシート材の抽出搬送を行う。これにより流れ穿孔におけるシート材の停止時間を短縮し、高速穿孔を可能にする。

目的

本発明は、上記問題点を解決し、安価で高速穿孔処理が可能なシート材穿孔用パンチユニットを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

回転するカムにより往復駆動されるパンチと、該パンチと協同してシート材穿孔するダイとを備えた往復動型シート材穿孔用パンチユニットにおいて、前記カムを備えたカム軸と、該カム軸を駆動するDCモータと、該カム軸の回転位置を検知するエンコーダと、シート材を搬送するシート搬送手段と、前記エンコーダの信号により前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート材穿孔用パンチユニット。

請求項2

カム軸の回転位置を検知するエンコーダによりパンチの位置を検出して、搬送されるシート材が停止する前にパンチの作動を開始し、穿孔後にパンチが停止する前にシート材搬送を開始するように、前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート材穿孔用パンチユニット。

請求項3

シート材をパンチに供給する供給ローラとパンチから排出する排出ローラとからなるシート搬送手段と、供給されるシート材の紙端を検知する紙端検知手段と前記供給ローラの回転角を検知する回転検知手段とを有するシート位置検知手段とを備え、該シート位置検知手段によりシート材の穿孔位置を検知して、搬送されるシート材が停止する前にパンチの作動を開始し、穿孔後にパンチが停止する前にシート材搬送を開始するように前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のシート材穿孔用パンチユニット。

請求項4

前記エンコーダは、パンチ先端位置待機位置にあるかを検知する第1エンコーダと、カム軸の回転角から移動するパンチ先端位置を検知する第2エンコーダとからなることを特徴とする請求項2又は3に記載のシート材穿孔用パンチユニット。

請求項5

前記第1エンコーダはカム軸に装着されたパンチの待機位置相当角度の範囲が切り欠かれた円板と、前記第2エンコーダは多数の透過窓スリットされた円板と、それぞれに対応するフォトセンサとから構成されることを特徴とする請求項4に記載のシート材穿孔用パンチユニット。

技術分野

0001

本発明は、コピー機などでコピーした用紙にファイルするための綴じ孔穿孔するシート材穿孔用パンチユニットであって、コピー機などの事務機に装着されてコピー操作と同期して使用されるパンチユニットに関するものである。

背景技術

0002

コピーした用紙などのシート材をファイルする綴じ孔の穿孔には、従来用紙などを手で揃えて手動パンチで穿孔することが行われたが、近時自動化の要求によりコピー機にパンチユニットを内蔵させて機械的に複数の綴じ孔を穿孔する装置が用いられるようになった。かかるパンチユニットとしては、直線運動するパンチをダイ孔に挿入して穿孔する往復動型のパンチユニット(例えば実開平5−29700号公報、特開平10−180693号公報など)と、パンチとダイを設けた一対の回転軸同期回転させてこのパンチとダイ孔を噛み合わせてシート材に穿孔するロータリパンチユニット(例えば実開昭63−154199号公報、特開平6−79697号公報、特開平7−136992号公報、特開平10−249797号公報など)がある。また、回転するパンチを弾性ローラの表面に押圧させて穿孔するロータリパンチユニット(特開昭60−16399号公報など)が開示されている。

0003

後者のロータリパンチユニットは被穿孔シート材を移動しながら穿孔するフライングの穿孔が容易であるので、コピー機などの事務機に組み込んで広く使用されるが、パンチとダイ孔を噛み合わせて穿孔するロータリパンチユニットでは回転するパンチとダイ孔の組み立てが正確でないと穿孔した孔にバリなどが生じて綺麗な孔が穿孔できないという不便がある。これに対し、前者の往復動型パンチユニットは、固定したダイ孔とパンチを組み合わせるため容易に綺麗な穿孔ができるという利点がある。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、この往復動型パンチユニットは高速穿孔動作が困難なため穿孔時にシート材を停止させる時間が長く、そのために被穿孔シート材を移動しながら穿孔するフライング穿孔に及ばなかった。そこで、往復動型パンチユニットの穿孔速度を高速化してフライング穿孔に近い高速の穿孔をするパンチユニットの要請が生じた。

0005

往復動型パンチユニットによってフライング穿孔に近似する高速穿孔を行うためには、パンチの穿孔速度を高速化するとともに、穿孔時の被穿孔シート材の停止時間を短縮するようにシート材送りとパンチの穿孔動作の同期を急速に行うことが必要である。これに対し、従来の往復動型パンチユニットはカム軸駆動モータの間にクラッチを設け、これを切り換えることによりパンチ駆動を行っていたので、応答速度が低く高速の対応が困難であった。一方、ステップモータなどを使用した駆動装置を使用すれば高速化が可能であるが、コストが上昇し安価なパンチユニットの要請に応えられないという問題点があった。

0006

本発明は、上記問題点を解決し、安価で高速穿孔処理が可能なシート材穿孔用パンチユニットを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記問題点を解決するために、本発明者等はパンチの駆動にクラッチを使用しないで、高速DCモータ直結して使用することにより穿孔速度を高速化できることに着目した。これにより、穿孔時の被穿孔シート材の停止時間を0.1sec以下にすることができ、安価に往復動型パンチユニットによる高速穿孔を可能にした。また、パンチユニットと一体にしたシート材送りとパンチ駆動の制御手段を開発し、安価で高速穿孔処理を可能にした。

0008

本発明のシート材穿孔用パンチユニットは、回転するカムにより往復駆動されるパンチと、該パンチと協同してシート材に穿孔するダイとを備えた往復動型シート材穿孔用パンチユニットにおいて、前記カムを備えたカム軸と、該カム軸を駆動するDCモータと、該カム軸の回転位置を検知するエンコーダと、シート材を搬送するシート搬送手段と、前記エンコーダの信号により前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。

0009

上記本発明のシート材穿孔用パンチユニットは、カム軸の回転位置を検知するエンコーダによりパンチの位置を検出して、搬送されるシート材が停止する前にパンチの作動を開始し、穿孔後にパンチが停止する前にシート材搬送を開始するように、前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段を備えることが望ましい。

0010

即ち、本発明のパンチユニットは、カム軸の回転位置を検知するエンコーダを備えて動作中のパンチの位置を検知し、所定位置でシート材の導入、排出の搬送を制御するようにした制御手段を備えるので、穿孔動作中のパンチの位置とシート材の送りとの関係を精細に制御することができる。これにより、往復運動型パンチユニットにおいてもフライング穿孔に近似の高速穿孔処理ができる。

0011

また、往復動型パンチユニットは、被穿孔シート材を停止させて穿孔しなければならないために、高速処理を要求される事務機器に内蔵するにはロータリパンチユニットより不利であった。本発明のパンチユニットは、エンコーダにより動作中のパンチ位置を検知して、搬送されるシートが停止する前にパンチの作動を開始してシート材の停止とほぼ同時に穿孔し、穿孔後にパンチが待機位置に復帰して動作が停止する前にシート材搬送を開始するようにパンチの動きとシート材の送りとを連動させるので穿孔の際のシート材の停止時間を短縮する。これにより、上記不利を解決してフライング穿孔に近似の高速の穿孔動作を行うものである。

0012

上記動作を行うために、本発明のパンチユニットは高価なパルスモータを使用せず安価な高速DCモータを使用するので安価に高速の穿孔が可能になった。特に、本発明のパンチユニットは従来のパンチユニットと異なり、クラッチを使用しないで高速DCモータにより直接カム軸を回転するさせるので(歯車などの駆動手段を介すことは同様である)、応答速度が速く高速穿孔が可能である。

0013

上記の動作の制御を行うためには、シート材をパンチに供給する供給ローラとパンチから排出する排出ローラとからなるシート搬送手段と、供給されるシート材の紙端を検知する紙端検知手段と前記供給ローラの回転角を検知する回転検知手段とを有するシート位置検知手段とを備え、該シート位置検知手段によりシート材の穿孔位置を検知して、搬送されるシート材が停止する前にパンチの作動を開始し、穿孔後にパンチが停止する前にシート材搬送を開始するように前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段を備えることが望ましい。

0014

即ち、まず供給ローラが回転してシート材がユニットに供給される。この搬送されるシート材の紙端が紙端検知手段によって検知され、この位置から供給ローラがさらに所定角度回転すると、シート材の穿孔位置がパンチの位置に位置するようにされる。あるいは、前記検知位置から供給ローラが所定角度回転して、シート材の紙端がローラを通過してシート材の移動が停止する位置を穿孔位置に定める。いずれにしても、紙端検知手段によって紙端を検知し、この検知位置からの供給ローラの回転角を回転検知手段によって検知して、所定回転角でパンチを駆動するようにすれば簡易に前記のフライング穿孔に近似の高速の穿孔動作を行うことができる。

0015

さらに前記エンコーダは、パンチ先端位置が待機位置にあるかを検知する第1エンコーダと、カム軸の回転角から移動するパンチ先端位置を検知する第2エンコーダとからなることが望ましい。

0016

また、前記第1エンコーダはカム軸に装着されたパンチの待機位置相当角度の範囲が切り欠かれた円板と、前記第2エンコーダは多数の透過窓スリットされ円板と、それぞれに対応するフォトセンサとから構成されることが望ましい。

0017

即ち、第1エンコーダはパンチ位置が待機位置にあるかどうかを検知して、パンチが停止した位置が待機位置にないときは駆動時に待機位置にパンチを復帰させるものである。また、第2エンコーダは穿孔動作中のパンチの位置を検知して所定位置の信号によりシート搬送手段を駆動制御し、かつパンチの停止位置の偏差を検出してパンチ停止位置の微調整を行うものである。

0018

例えば、停電パンチロックが生じてパンチが待機位置以外の点で停止した場合に、第2エンコーダだけでは停止したパンチの位置が分からなくなくなり、再起動の場合に誤動作を起こすことがある。このような場合に、パンチ先端位置が待機位置にあるかどうかを検知する第1エンコーダを備えることにより、再起動した時に第1エンコーダがパンチが待機位置にないことを検知して制御手段を介してDCモータを駆動してパンチを待機位置まで移動する。したがって、このような場合にも誤動作を起こすことなく正確な制御ができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、本発明のシート材穿孔用パンチユニットの実施の1形態を図面により具体的に説明する。図1は本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットの動作を示すフローチャート図2は事務機に組み込んだ本発明シート材穿孔用パンチユニットの全体配置を示す概念図、図3は本発明実施形態のパンチユニット本体の分解斜視図、図4は本発明実施形態のパンチ駆動及び制御部の詳細部を示す正面図、図5図4の側面図、図6は本発明実施形態ののシート材穿孔用パンチユニットのユニット制御手段のブロック図である。

0020

まず図3に基づいてパンチユニット本体の構成について説明する。フレームを兼ねるコ字形板金製パンガイドブラケット7の中辺には、穿孔位置にパンチ5を案内する2個のパンチガイド6,6が固定されている。穿孔位置に2個のダイ孔8a,8aが設けられた板金製ダイスブラケット8は、パンチガイドブラケット7との間に通紙用隙間が形成されるようにしてリベット9によりパンチガイドプラケット7に固定されている。

0021

パンチを往復駆動するカム軸アセンブリ1は、両端部に一対の偏心カム3,3が設けられたカム軸2と、2個のパンチ5,5を装着したパンチホルダ4からなる。カム軸2には両端に一対の軸受7a,7aが嵌入され、この両端の軸受7aがパンチガイドブラケット7の両端の立ち上り部に設けられた二股軸受金用孔部7bに嵌め合わされて、とめ輪によりパンチガイドブラケット7に固定される。カム軸2の一端2aは詳細を図4、5に示すパンチ駆動手段に連結され、回転駆動されるようになっている。

0022

パンチホルダ4は溝形断面の梁をなし、その溝型梁の両フランジ部に設けられた長孔4b間に挿通されたピンをパンチ5の頭部に設けられた孔に貫通させて2個のパンチ5が懸吊されている。また、パンチホルダ4の両端には窓状に形成されたカムフォロア部4aが設けられ、このカムフォロア部4aの窓状部に偏心カム3,3を収容するようにしてカム軸2が挿通されている。

0023

図4および図5に示すように、カム軸2の端部2aはモータ軸に固着されたピニオン12、ギア13a,13b,14を介してDCモータのカム駆動モータ11により回転駆動されるようになっている。

0024

カム軸2には第1エンコーダ21、第2エンコーダ22が固着されている。パンチガイドブラケット7に第1フォトインタプラタ24と第2フォトインタプラタ25が設けられ、第1、第2エンコーダ21、22のスリットを通過するレーザー光線パルスカウントする。

0025

第1エンコーダ21は、図5に示すようにパンチ待機位置に相当する部分に切り欠き21aを設けられた円板からなり、パンチが待機位置にあるかどうかを検知するものである。パンチが待機位置でない位置で停止すると、この円周切欠のない部分でレーザ光線遮蔽され待機位置にないことが検知される。この状態で再起動されるとカム軸が駆動され、パンチが待機位置に来ると、この切り欠き部21が第1フォトインタプラタ24の位置に来て光線が透過するのでパンチが待機位置に位置したことが検知され、カム駆動モータ11に停止信号を発する。これによって、例えば停電やパンチロックが生じてパンチが中間位置で停止した場合に、再起動すると第1エンコーダがパンチ位置を検出して、制御手段を介してカム軸モータ11を駆動してパンチを待機位置に移動して待機するように制御する。

0026

第2エンコーダ22は図5のように円周に多数のスリットが設けられた円板をなし、カム軸の回転角を細かく計測してパンチの精密な位置を検知するものである。このスリットを透過するレーザ光線をカウントしてパンチの精密な位置を検知する。

0027

以下、上記構成のユニット本体の動作を説明する。カム駆動モータ11によりカム軸2が回転駆動されると、偏心カム3、パンチホルダ4を介してパンチ5がパンチガイド6に案内されて往復駆動され、ダイ孔8aと協同してパンチガイドブラケット7とダイスブラケット8との間の通紙隙間に挿入された図示しないシート材に穿孔する。穿孔を終えてカム軸2がさらに回転すると、パンチホルダ4のカムフォロア4aが偏心カム3を包むように設けられているので、パンチホルダ4が上方に移動してパンチ5を待機位置に移動させる。

0028

次に図2を用いて事務機に組み込んだ本発明パンチユニットの全体の配列について説明する。パンチユニット本体10の前後には給紙ローラ32と排紙ローラ33が配設されている。図示しない駆動手段により回転駆動される給紙ローラ32には、このローラの回転角をカウントする給紙ローラエンコーダ(回転検知手段)23が設けられている。給紙ローラ32の入口側にはシート材の後端を検知する紙端検知手段(シート位置検知手段)31が設けられている。紙端検知手段31はフォトセルなど各種の手段が使用できる。給紙ローラ32の回転により被穿孔シート材がユニット本体に導入されるように移送され、移送されるシート材の後端が紙端検知手段31で検知される。そして、この検知位置から給紙ローラ32が所定角回転するとシート材後端が給紙ローラ32を通過して、ローラの駆動力がなくなりシート材は停止する。したがって、この紙端検知後のローラ回転角を給紙ローラエンコーダ23によりカウントすれば、シート材の停止位置が検知できる。この停止位置で穿孔するように給紙ローラ32とパンチユニット本体10とを配設すれば、シート材の所定位置に穿孔できる。

0029

排紙ローラ33は、通紙面の下部に置かれた回転駆動される駆動ローラ33aと、揺動するアーム34(圧接手段)の先端に回転可能に支持された從動ローラ33bとからなる。アーム34を揺動させて駆動ローラ33aの上に置かれたシート材を挟んで押圧すると、駆動ローラ33aの回転によりシート材は排出方向に搬送される。

0030

制御手段20は図6のブロック図に示すように、カム駆動モータ11、第1および第2エンコーダ21、22、からなるパンチ制御部15と、紙端検出手段31、給紙ローラエンコーダ(給紙ローラ回転検知手段)23、給紙ローラ32、排紙ローラ33からなる搬送制御部16と、CPU26とを備え、事務機側の信号、例えばコピー機のコピー終了信号を受けてCPU26がパンチ制御部15と搬送制御部16を制御するようになっている。

0031

以下、図1のフローチャート、図2及び図6を用いて上記構成のパンチユニットの動作について説明する。パンチユニット本体が組み込まれた事務機、例えばコピー機のコピーが終了すると、コピー機からシート材が給紙ローラ32に給紙され、コピー終了信号がCPU26に送られる(STEP1)。CPU26はこの信号により給紙ローラ32を駆動してシート材Sをユニット本体10に導入する(STEP2)。シート材Sが移送されその後端が紙端検知手段31の位置に達するとシート材の後端が検知される(STEP3)。

0032

さらに給紙ローラ32が回転して、シート材後端が給紙ローラ32から離れる回転角まで回転するとシート材は停止する(STEP6)ので、この停止までの回転角を給紙ローラエンコーダ23により検知すれば、シート材の停止位置が検知できる。この停止位置でシート材に穿孔する位置がパンチ位置に位置するようにすれば、簡易に正確な穿孔ができる。

0033

本発明では、まず前記シート材停止の回転角の前の所定回転角を設定する。そして、この給紙ローラ32の設定回転角を給紙ローラエンコーダ23によりカウントする(STEP4)。したがって、この位置ではまだシート材は停止せず移動している。このシート材が停止する前の設定回転角で、カム駆動モータ11をONにしてカム軸2を回転駆動するとパンチは待機位置から下降を開始する(STEP5)。前記設定回転角を適切に設定すると、シート材が給紙ローラ32から離れて停止すると(STEP6)ほぼ同時にパンチ5が下降してシート材が穿孔される(STEP7)。このように給紙ローラエンコーダ23の所定カウント数をシート材が給紙ローラ32から離れて停止する前にカム駆動モータ11を駆動させ、シート材が停止したときにパンチ先端がシート材に接して穿孔するのでシート材停止時間を短縮できる。

0034

穿孔の終了後、カム軸2は回転を続けてパンチ5は上昇し、その刃先がパンチガイドブラケット7の下面まで移動するとパンチ先端がシート材から離れ(STEP8)、シート材の移動が自由になる。この下面位置を第2エンコーダ22と第2フォトセンサ26により検知する(STEP9)。この下面位置検知は、カム軸2が待機位置からこの位置まで回転する回転角をあらかじめCPUに設定しておき、実際の回転角を第2エンコーダ22のスリットを透過する光線のパルス数をカウントすることにより行われる。

0035

上記のパンチ先端がシート材から離れた下面位置が検知されると、CPU26は図示しない駆動手段によりアーム34を揺動駆動させて從動ローラ33bをシート材に接触させる。駆動ローラ33aが回転駆動されているので、これによりシート材Sは排紙方向に搬送される(STEP17)。シート材Sが排紙されるとアーム34が上昇揺動して紙面から離れシート材Sの搬送は停止する(STEP18)。このように、パンチが待機位置で停止するより早く、まだパンチが動作中にシート材が排出移送されるのでシート材の停止時間が短縮される。

0036

一方、パンチ5の刃先がパンチガイドブラケット7の下面を通過してもカム軸2はさらに回転を続け、パンチ5は待機位置に向けて上昇する。パンチ5がパンチ待機位置の直前に達すると(STEP10)、第2エンコーダ22と第2フォトセンサ26がこの待機前位置を検知し(STEP11)、CPU26によりカム駆動モータ11のスイッチがOFFにされカム軸2の回転が停止される(STEP12)。

0037

カム駆動モータ11は電源遮断されても惰性で回転するので、停止したパンチ5の位置は待機位置からずれる。このカム軸の回転角のずれを第2エンコーダ22と第2フォトセンサ26により検知し(STEP13)、カム駆動モータ11をONにしてカム軸を回転駆動し(STEP14)、パンチ5を待機位置に移動させる。

0038

第2エンコーダ22が待機位置を検知すると(STEP15)、カム駆動モータ11がOFFにされてカム軸2が停止する(STEP16)。これによって、毎回パンチを正確な待機位置におくことができる。

0039

図7は上記のシート材の送りとパンチの駆動の時間差を示した図である。図のようにシート材の導入移送の停止より早くパンチが下降を開始し、パンチの上昇運動の途中でシート材の排出移送が行われるので、シート材の停止時間Tをパンチの駆動時間tよりも短くすることができる。これにより本実施例ではシート材の停止時間を0.05sec以下にできた。シート材の送り速度は、通常100mm/sec程度であるので、本発明の往復動型パンチユニットによって、実質上フライング穿孔に近い穿孔が可能になった。

0040

以上のべたように、本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットは、カムにより往復駆動されるパンチとダイとを備えた往復動型シート材穿孔用パンチユニットにおいて、カム軸を駆動するDCモータと、カム軸の回転位置を検知するエンコーダと、シート材を搬送するシート搬送手段と、前記エンコーダの信号により前記DCモータとシート搬送手段とを制御する制御手段とを備え、シート位置検知手段によりシート材の穿孔位置を検知し、エンコーダによりパンチの位置を検出して、シート材の導入中にパンチの作動を開始し、穿孔後にパンチが停止する前にシート材の抽出を開始するので、往復動型パンチユニットにおいても穿孔時のシートの停止時間を短縮でき高速の穿孔ができる。

0041

また、パンチの停止位置制御をエンコーダにより行って待機位置に精密に停止できるので、高価なパルスモータを使用することなく、安価なDCモータを使用することができコストを低減できる。

0042

さらに本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットは、パンチが待機位置にあるかどうかを検知する第1エンコーダとカム軸の回転角から移動するパンチ先端位置を検知する第2エンコーダとを備え、停電やパンチロックなどが生じて再起動する際にも第1エンコーダが検知してパンチを待機位置に移動するので、このような場合も誤動作を生ずることがない。

発明の効果

0043

上述したように、本発明のシート材穿孔用パンチユニットによれば、往復動型パンチユニットでも安価に高速穿孔ができるユニットが提供できるので、装置を小形化しコストを低減できる。

図面の簡単な説明

0044

図1本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットの動作を示すフローチャートである。
図2本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットの全体構成の配置を示す図である。
図3本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットのユニット本体の分解斜視図である。
図4本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットの駆動手段と制御手段の部分の詳細を示す正面図である。
図5図4の側面図である。
図6本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットの制御手段の構成を示すブロック図である。
図7本発明実施形態のシート材穿孔用パンチユニットのパンチの駆動とシート材の送りの時間的関係を説明する図である。

--

0045

lカム軸アッセンブリ、2 カム軸、3偏心カム、4パンチホルダ、4aカムフォロア、4b長孔、5パンチ、6パンチガイド、7パンチガイドブラケット、7a軸受、7b二股部、8ダイスブラケット、9リベット、10ユニット本体、11カム駆動モータ、12ピニオン、13a,13bギア、14 ギア、15 パンチ制御部、16搬送制御部、20 制御手段、21 第1エンコーダ、21a切欠部、22 第2エンコーダ、22aスリット、23給紙ローラエンコーダ(給紙ローラ回転制御手段)、24第1フォトセンサ、25 第2フォトセンサ、26 CPU、31紙端検知手段、32 給紙ローラ、33排紙ローラ、33a駆動ローラ、33b 從動ローラ、34アーム、35 給紙ローラ回転検知手段

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