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技術 モータ制御装置

出願人 アイシン精機株式会社
発明者 今泉智章野田耕平
出願日 1999年5月17日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-135909
公開日 2000年11月30日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2000-333493
状態 特許登録済
技術分野 直流電動機の制御 複数電動機の制御
主要キーワード ノーマルオープン端子 ノーマルクローズ端子 リレー電源 NO端子 選択リレー シート位置調整装置 シート位置制御装置 リレー素子
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

正転または逆転を行う複数のモータを制御する場合において、従来に比べコストアップしない。

解決手段

複数のモータ駆動を操作SW7により操作し、モータ回転方向を正転または逆転に切換える回転方向換リレー31,32と、操作SW7により駆動指示されたモータ11を選択するモータ選定リレー33,34と、モータ選定リレー33,34および回転方向切換リレー31,32を操作SW7からの指示により制御する制御手段2とを備えたモータ制御装置において、複数のモータ11は回転方向切換リレー31,32に対して並列に配設され、回転方向切換リレー33,34は、非作動時には接地され、作動時にはモータ選定リレー33,34に対して電源が供給される構成とし、モータ選定リレー33,34によりモータ11を択一的に選択するようにした。

概要

背景

従来、この種のモータ制御装置は、1つのモータに対して正転または逆転を制御する際、切換素子(例えば、リレー)により電流が流れる方向を切換えるものが知られている。この場合、モータに対して電源が供給される上流側と下流側の両側にモータ回転方向を切換える回転方向換リレーを配設し(図6参照)、リレーを制御装置により切換える方法をとっている。このようなモータ制御装置が、車両の分野においては、例えば、セルシオ新型解説書(1994年10月トヨ自動車株式会社発行)の4−65頁に開示されている。

概要

正転または逆転を行う複数のモータを制御する場合において、従来に比べコストアップしない。

複数のモータ駆動を操作SW7により操作し、モータ回転方向を正転または逆転に切換える回転方向切換リレー31,32と、操作SW7により駆動指示されたモータ11を選択するモータ選定リレー33,34と、モータ選定リレー33,34および回転方向切換リレー31,32を操作SW7からの指示により制御する制御手段2とを備えたモータ制御装置において、複数のモータ11は回転方向切換リレー31,32に対して並列に配設され、回転方向切換リレー33,34は、非作動時には接地され、作動時にはモータ選定リレー33,34に対して電源が供給される構成とし、モータ選定リレー33,34によりモータ11を択一的に選択するようにした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

複数のモータと、該モータの駆動を指示する指示手段と、前記モータに対して電源が供給される上流および下流に配設されモータ回転方向正転または逆転切換える回転方向切換手段と、前記指示手段により駆動指示された前記モータを選択するモータ選定手段と、該モータ選定手段および前記回転方向切換手段を前記指示手段からの指示により制御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、複数の前記モータは、前記回転方向切換手段に対して並列に配設され、前記回転方向切換手段は、前記上流に配設された第1切換素子および前記下流に配設された第2切換素子を含み、非作動時には接地され、作動時には前記モータ選定手段に対して電源が供給され、前記モータ選定手段は、直列に配設された複数の切換素子を含み、複数の前記切換素子により、前記指示手段によって指示された前記モータを択一的に選択することを特徴とするモータ制御装置。

請求項2

前記モータ選定手段は、第3切換素子および第4切換素子を含み、前記第3切換素子の作動時に第1モータを選択し、前記第3切換素子が非作動且つ前記第4切換素子が作動時に第2モータを選択し、前記第3切換素子および前記第4切換素子が非作動時に第3モータを選択することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。

請求項3

前記制御手段が非動作中、前記指示手段からの指令により、直接、前記第3モータの駆動を行う補助駆動手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。

請求項4

前記制御手段が動作中には補助駆動手段による動作を非動作にする補助駆動禁止手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。

技術分野

0001

本発明は、複数のモータを独立して制御するモータ制御装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、この種のモータ制御装置は、1つのモータに対して正転または逆転を制御する際、切換素子(例えば、リレー)により電流が流れる方向を切換えるものが知られている。この場合、モータに対して電源が供給される上流側と下流側の両側にモータ回転方向を切換える回転方向換リレーを配設し(図6参照)、リレーを制御装置により切換える方法をとっている。このようなモータ制御装置が、車両の分野においては、例えば、セルシオ新型解説書(1994年10月トヨ自動車株式会社発行)の4−65頁に開示されている。

0003

しかしながら、上記の如く図6に示す構成において複数のモータを用いて正転または逆転を行う制御を行う場合には、モータ回転方向を切換えるために1つのモータに対して2個のリレーを必要とする。このため、制御するモータの数が多くなると、モータの倍数分のリレーが基本的に必要となってしまい、コストアップしてしまう。つまり、切換素子を用いた場合、リレー素子にあっては、ノーマルクローズNC端子ノーマルオープン(NO)端子、およびコモン(COM)端子が中に2つ収められたツインリレーを用いた場合でも、単体のリレー素子に比べ高価なものとなってしまい、コストアップしてしまう。

0004

よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、正転または逆転を行う複数のモータを制御する場合において、従来に比べコストアップしない構成とすることを技術的課題とする。

課題を解決するための手段

0005

上記の課題を解決するために講じた技術的手段は、複数のモータと、モータの駆動を指示する指示手段と、モータに対して電源が供給される上流および下流に配設されモータ回転方向を正転または逆転に切換える回転方向切換手段と、指示手段により駆動指示されたモータを選択するモータ選定手段と、モータ選定手段および回転方向切換手段を指示手段からの指示により制御する制御手段とを備えたモータ制御装置において、複数のモータは、回転方向切換手段に対して並列に配設され、回転方向切換手段は、上流に配設された第1切換素子および下流に配設された第2切換素子を含み、非作動時には接地され、作動時にはモータ選定手段に対して電源が供給され、モータ選定手段は、直列に配設された複数の切換素子を含み、複数の切換素子により、指示手段によって指示されたモータを択一的に選択するようにしたことである。

0006

上記の構成によれば、複数のモータは回転方向切換手段に対して並列に配設され、回転方向切換手段は上流に配設された第1切換素子および下流に配設された第2切換素子を含み、非作動時には接地され、作動時にはモータ選定手段に対して電源が供給され、モータ選定手段は直列に配設された複数の切換素子を含み、複数の切換素子により、指示手段によって指示されたモータを択一的に選択するようにしたので、複数のモータの回転方向の切換には基本的に2つの切換素子があれば良く、しかも、指示手段により駆動指示されるモータの選定には基本的にモータ数より1つ少ない、若しくは、それ以下の切換素子があれば良いので、1つのモータに対して切換素子が2つ必要となる従来に比べ、切換素子の数を少なくすることができ、コストアップしない安価な構成とすることが可能となる。

0007

この場合、モータ選定手段は、第3切換素子および第4切換素子を含み、第3切換素子の作動時に第1モータを選択し、第3切換素子が非作動且つ第4切換素子が作動時に第2モータを選択し、第3切換素子および第4切換素子が非作動時に第3モータを選択するものとすれば、例えば、3つのモータを制御する場合には切換素子の数は回転方向切換に2つ必要とし、更に、モータ選定に2つあれば良いので、切換素子は計4つでモータ制御が行える。よって、従来では基本的に6つの切換素子が必要であったものが、4つに抑えられるため、安価な構成とすることが可能となる。

0008

また、制御手段が非動作中、指示手段からの指令により、直接、第3モータの駆動を行う補助駆動手段を備えれば、制御手段が非動作中であっても補助駆動手段により第3モータを駆動することが可能となる。つまり、制御手段が非動作中であっても駆動させたいモータを最終段に配設することで、制御手段の動作によらず、そのモータのモータ駆動が可能となる。

0009

更に、制御手段が動作中には補助駆動手段による動作を非動作にする補助駆動禁止手段を備えれば、制御手段が動作中において補助駆動手段によるモータ駆動を補助駆動禁止手段により禁止することで、モータ駆動信号が互いに干渉することが防止される。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

0011

図1はモータ制御装置を、シート位置制御装置10に適用した場合のシステム構成図を示している。この図において、制御を司る制御装置1にはバッテリー(BAT)12から電源が供給されている。バッテリー12のプラス端子イグニッションスイッチIGスイッチ)13を介して、制御装置1の入力インターフェース(I/F)回路6に入力され、I/F回路6からCPU2に入力されている。このIGスイッチ13をオンする(閉状態とする)ことにより、制御装置1はIG状態を監視している。また、制御装置1には過電流から制御装置内の電子部品を保護するヒューズ8を介し、バッテリー電源(+B)12Vが接続されており、電源回路4により安定化した電源(5V)が作られ、その安定化電源(5V)がCPU(コントローラとなるマイコン)2に入力されている。

0012

制御装置1にはシートSTの状態を調整する複数の操作スイッチ7が電気的に接続されており、操作スイッチ7(7a〜7d)は、図5に示すシートSTの可動部材を調整するスイッチである。この中で、スライドスイッチ7aはスライドモータ11aに指示を与え、シートSTを車両側に取り付けられた2本のレールに対して前/後方向にスライドさせるスイッチであり、リクライニングスイッチ7bはリクライニングモータ11bに対して指示を与え、シートクッションSCに対してシートバックSBを前倒/後倒させ、背もたれ角度を調整するスイッチである。また、バーチカルスイッチ7cはバーチカルFrモータ11cに対して指示を与え、シートクッションSCの前部を垂直方向に上/下移動させるスイッチであり、リフタスイッチ7dはリフタモータ11dに対して指示を与え、シートクッションSCの後部を上/下移動させるスイッチである。更に、ヘッドレストスイッチ7eはヘッドレストモータ11eに対して指示を与え、シートバックSBに上下動可能に支持されたヘッドレストHDを上下方向に移動させるスイッチであり、クッション長スイッチ7fはシートクッションモータ11fに対して指示を与え、乗員の足の長さに応じてシートクッションSCをシートバックSBに対して前後に移動させるスイッチである。これらの操作SW7(7a〜7f)は、それぞれ制御装置1の入力I/F6に一旦入力され、その後CPUに入力されて、CPU2の処理により操作SW7に対応するモータ制御がなされる。

0013

一方、CPU2の出力側においてはバッファ15を介して、上記したモータ11(11a〜11f)を選択し独立駆動を可能とする切換素子9が設けられている。ここでは、切換素子9にコイル、切換端子ノーマルクローズ端子ノーマルオープン端子コモン端子)を有するリレーを使用しているが、スイッチング状態の切換が可能であるものであれば、これに限定されず、トランジスタFET等のスイッチング素子でも良い。

0014

リレー9は、それぞれCPU2のリレー駆動信号によりリレー電源9sを介してバッテリー12からの電源が供給されるようになっており、リレー1〜8の有するコイル9a〜9hに対し、CPU2から独立して上記コイルに電流を流す信号を出力することにより、駆動を必要とするコイル9a〜9hに通電がなされ、コイル9a〜9hに電流が流れ、リレー1〜8の切換端子の接点状態電磁的に切換わる。

0015

モータ11(11aから11f)は、+端子と−端子を有しており、その一方の端子(+端子)がモータ選定リレー33,34の切換端子の一方(ノーマルオープン端子)に接続され、モータ11の他方の端子(−端子)が回転方向切換リレー31,32の切換端子(コモン端子)に接続される。

0016

つまり、モータ11と制御装置内部のバッファ15との間には、モータ11に流す電流の方向を切換え、モータ11の回転方向を正転または逆転にする回転方向切換リレー(リレー1,2およびリレー5,6)31,32、および、操作スイッチ7(7a〜7f)により指示されたモータ11を選択するモータ選定リレー(リレー3,4およびリレー7,8)33,34が設けられている。リレー9は制御装置1に一体に設けられても、別体で設けられれも良い。図1においては、リレー9のコイル(例えば、リレー1のコイル9a)と切換端子(リレー1のCOM,NO,NCといった3つの端子)とを分離して示しているが、1つのリレー素子に対し、コイル番号と切換端子を示したリレー番号はそれぞれ対応する。例えば、リレー1のコイル9aに通電を行えば、リレー1のコモン端子がノーマルクローズ端子との接続状態から、ノーマルオープン端子との接続状態に切換わる。

0017

この構成においては、複数(6つ)のモータ11を独立して制御するが、モータ数はこれに限定されないものとする。この場合、同時に駆動させることのないモータを1つのブロックBK1内にまとめ、ブロックBK1内のモータと同時駆動が起こり得るモータを別のブロックBK2にまとめている。具体的には、シートSTをスライドさせるスライドモータ11aとシートバックSBを前後に倒すリクライニングモータ11b、シートクッションSCの前部を上下させるバーチカルFrモータ11cとシートクッションSCの後方を上下させるリフタモータ11d、およびシートクッション長を変化させるクッション長モータ11fとヘッドレストHDを上下に移動させるヘッドレストモータ11eは互いに同時駆動させない(ブロック間では同時に駆動できない)構成をとっており、ブロックBK1においては、スライドモータ11a、バーチカルFrモータ11c、クッション長モータ11fを設け、ブロックBK2においては、クライニングモータ11b、リフタモータ11d、ヘッドレストモータHDを設けている。

0018

(ブロックBK1)ブロックBK1においては、回転方向切換リレー(リレー1およびリレー2)31のノーマルクローズ(NC)端子を接地させ、ノーマルオープン(NO)端子をバッテリー電源に接続させる。リレー2の共通端子となるコモン(COM)端子には回転方向切換リレー31に対して並列配設されたモータ11a,11c,11fの−端子を接続すると共に、リレー3およびリレー4を直列で配設する構成をとる。リレー1のCOM端子にはリレー3のCOM端子を接続すると共に、リレー3のNC端子とリレー4のCOM端子を接続し、リレー4のNC端子をスライドモータ11aの一つの端子(+端子)に接続する。また、リレー3のNO端子にはバーチカルFrモータ11cの一つの端子(+端子)を接続し、リレー4のNC端子をクッション長モータ11fの一つの端子(+端子)に接続することにより、リレー3を作動させるとバーチカルFrモータ11cが選択駆動され、リレー3を非作動の状態でリレー4を作動させるとクッション長モータ11fが選択駆動される。また、リレー3,4を共に非作動の状態においては、スライドリレー11aが選択駆動される。

0019

この場合、リレー1のコイル9aに通電を行うと、それにつながるモータ11には+端子から−端子に電流が流れ正転駆動を行うが、リレー2のコイル9bに通電を行うと、−端子から+端子へと電流が流れ逆転駆動を行うようにできる。

0020

(ブロックBK2)ブロック2において、回転方向切換リレー(リレー5およびリレー6)32のノーマルクローズ(NC)端子を接地させ、ノーマルオープン(NO)端子をバッテリー12に電気的に接続させる。リレー6のコモン(COM)端子には並列に配設されたモータ11b,11d,11eの1つの端子(−端子)を接続すると共に、リレー7およびリレー8を直列で配設する。リレー5のCOM端子にはリレー7のCOM端子を接続し、リレー7のNC端子とリレー8のCOM端子を接続し、リレー8のNC端子をリクライニングモータ11bの+端子を接続する。一方、リレー7のNO端子にはリフタモータ11dのもう1つの端子(+端子)を接続し、リレー8のNC端子をヘッドレストモータ11eのもう1つの端子(+端子)に接続することにより、リレー7を作動させるとリフタモータ11dが選択駆動され、リレー7の非作動の状態でリレー8を作動させるとヘッドレストモータ11eが選択される。また、リレー7,8を共に非作動の状態においては、リクライニングモータ11bが選択駆動される。

0021

この場合、リレー6を非作動としてリレー5のコイル9eに通電を行うとそれにつながるモータ11(11b,11d,11eのいずれか)は、+端子から−端子に電流が流れることによりモータは正転するが、リレー5を非作動としてリレー6のコイル9fに通電を行うとモータ11では−端子から+端子へと電流が流れることによりモータ11(11b,11d,11eのいずれか)は逆転する。

0022

以上のことから、ブロックBK1,BK2における回転方向切換リレー31,32、モータ選定リレー33,34、およびモータ11の接続形態および制御方法は両者同一であり、例えば、この中の1つのモータを駆動する場合には、そのモータにつながる2つのリレーを駆動させれば良いため、制御が容易である。

0023

上記の構成に加え、制御装置1にはマイコンCPU2が動作していない停止した状態においても、直列接続されるモータ選定リレー33,34の最終段に設けられたスライドモータ11aおよびリクライニングモータ11bに対し、CPU2を介さずにスライドSW7a,リクライニングSW7bの操作により直接駆動可能なマイコン停止時モータ駆動回路21、およびマイコン停止時モータ駆動回路21からのリレー駆動を禁止するマイコン停止時モータ駆動禁止回路22が設けられている。

0024

マイコン停止時モータ駆動回路21は、マイコン停止時においてスライドSW7aまたはリクライニングSW7bからの信号を受けて、スライドモータ11aを正転または逆転駆動するようリレー1,2のコイル9a,9bに電流を流し、切換端子を切換えたり、リクライニングモータ11bを正転または逆転駆動するリレー5,6のコイル9e,9fに電流を流し、切換端子を切換える回路である。また、マイコン停止時モータ駆動禁止回路22は、CPU動作時にはマイコン停止時モータ駆動回路21からリレー駆動信号が出力されないようにする回路である。

0025

これらの回路21,22は、図2に示す構成になっている。つまり、操作SW7(ここでは、7a,7b)から直列配置された抵抗R1,R2を介して、トランジスタまたはFET等のスイッチング素子Tr1のベースまたはゲートに接続されており、CPU非動作中にスライドSW7aまたはリクライニングSW7bが操作されオンされると、スイッチング素子Tr1がオンされる。これにより、CPU動作にはよらず、リレー(ここでは、リレー1またはリレー2、リレー5またはリレー6)のコイルに通電がなされ、リレー接点状態が切換わることができるため、CPU2が非動作中であってもスライドモータ11a、リクライニングモータ11bに限っては、操作SW7a,7bの操作によりモータ駆動を可能としている。これは、このようなシート位置制御装置10を備えた車両を輸出する場合に必要となるものであり、船積み等によって車両を長時間使用しない場合に暗電流(動作させていない状態において制御装置内に流れる電流)によりバッテリー上がりを防止するため設けられたものである。このように、長時間使用しない場合には暗電流をできるだけ少なくするため、フュース8を外すが、ヒューズ8を外した場合であってもシート前後位置およびリクライニング角度の調整はマイコン停止時モータ駆動回路21により行えるようにすることができる。また、マイコン故障時でもシート前後位置、およびリクライニング角度の調整が行えるようにしたものである。

0026

しかし、CPU2が動作中の場合にあっては、マイコン停止時モータ駆動回路21によりリレー1,2,5,6のコイル9a,9bに電流を流さないようにするため、直列接続された抵抗R1と抵抗R2の間からダイオードDを介してトランジスタ,FET等のスイッチング素子Tr2が接続され、スイッチング素子Tr2を動作させることにより、CPU動作中はTr1をオンさせないようにするため、CPU動作中ではCPU2からマイコン停止時モータ駆動禁止信号が出力(高電位Hi出力)され、スイッチング素子Tr2をオンさせ、Tr1がオンされないようにすることによって、コイルにつながるリレー駆動信号の干渉を防止している。

0027

尚、この構成におけるモータ制御は、いずれのモータ11a〜11fでも同じ制御方法を採用することができるため、モータを特定せずに本発明でのモータ制御方法について以下に説明する。

0028

図3に制御装置1のCPU2の処理を示す。制御装置1に電源が供給されると、図3に示すフローチャートを実行する。制御装置1に電源が供給されるとまず最初に、ステップS101ではイニシャル処理が行われる。ここでは、CPU内部のROM,RAM等のチェックがなされ、モータ制御に必要なメモリ初期値代入された後、システムが正常に動作するかといったチェックがなされる。ステップS102ではIG SW13がオン状態となっているかがチェックされる。ここで、IG SW13がオフからオンになった場合あるいはオン状態の場合にステップS103以降の処理を実行する。

0029

ステップS103ではCPUが動作中ではマイコン停止時モータ駆動回路21を介してモータ駆動がなされることがないようにマイコン停止時モータ駆動禁止回路22に対してマイコン停止時モータ駆動禁止信号を出力し(高電位Hi)Tr1をオンさせない。これにより、CPU動作中にはスライドSW7a,リクライニングSW7bからCPU2を介さずに直接モータ駆動を行う経路(操作SW7の操作によりTr1をオンさせる経路)を遮断し、Tr1のオンによって、リレー1,2,5,6が切換わらないようにしている。

0030

その後、ステップS104においては操作SW7a〜7fのいずれかが操作されたかがチェックされる。ここで、操作SW7(7a〜7f)のいずれも操作されない場合には、操作SW7が操作されるまで待ち、操作された場合にはステップS105を実行する。ステップS105では、操作SW7により指示されたモータ11を選定するモータ選定リレー33,34に対し、操作SW7により指示されたモータが存在するブロックBK1,2のコイルに通電を行い、該当するモータを選択するよう切換端子をNO側に切換える(オン)。例えば、ブロックBK1においては、バーチカルFrモータ11cを動作させたい場合にはリレー3を動作させ、クッション長モータ11fを動作させたい場合にはリレー3は非作動とした状態でリレー4を作動させ、スライドモータ11aを動作させたい場合にはリレー3,4を非動作とする。また、ブロックBK2においては、リフタモータ11dを動作させたい場合にはリレー7を動作させ、ヘッドレストモータ11eを動作させたい場合にはリレー7は非作動とした状態でリレー8を作動させ、リクライニングモータ11bを動作させたい場合にはリレー7,8を非動作とすることにより、モータ選定リレー33,34の作動により必要なモータ選択が行える。ここではまだ、正転か逆転かを決める回転方向切換リレー31,32の切換は行わず、リレー1,2,5,6において、COM端子の接続をNO側としてモータ選定リレー側に電源が供給されないようオフしてから、リレー電源9sに指令を与え、リレー電源内部のスイッチング素子をオンさせることによって、コイル9a〜9hの一端にバッテリー電源が供給されて、リレー動作許可状態となる。

0031

その後、ステップS106ではモータ選定リレー33,34をオンさせ、信号状態が安定(チャタリングを防止するため、例えば、200ms経過)した後、操作SW7(7a〜7f)のいずれかが操作され入力変化があるかがチェックされ、入力変化がある場合には、ステップS108においてモータ回転方向を決める回転方向切換リレー31,32をCOM端子の接続状態においてNC側にしてオフした後、ステップS112に移る。一方、モータ選定リレー安定後に操作SW7の入力変化がない場合には、ステップS107において操作されたSW状態に基づいてモータ回転方向を正転または逆転に切換えるリレー31,32をオンさせることにより、操作SW7の指示に該当するモータ11が選択される。つまり、リレー1を作動させ、リレー2を非作動とすれば正転駆動となり、リレー1を非作動とし、リレー2を作動とすれば逆転駆動となる。同様にして、リレー5を作動させ、リレー6を非作動とすれば正転駆動となり、リレー5を非作動とし、リレー6作動すれば逆転駆動となる。

0032

この場合、リレー接点の切換において、モータ選定リレー33,34により操作SW7(7a〜7f)に対応したモータ11を選択した後に、リレー接点状態が安定する所定タイミング(100ms程)経過してから、回転方向切換リレー31,32により選択されたモータ11の回転方向を正転または逆転に切換えることで、電気的な経路が切換途中で途切れることなく、モータ回転が停止することが防止される。

0033

その後、回転方向切換リレー31,32の接点状態が安定した後(例えば、回転方向切換リレー31,32が切換わってから、200ms経過後)、操作SW7の入力があるかがチェックされ、操作SW7が操作された場合には、ステップS110において駆動していたモータの消磁を行うことによってモータ回転を停止させるため、モータ消磁時間をセットする。ここで、モータの消磁はモータ電流が流れる経路において閉回路を作り、電磁ブレーキを作動させて、モータ回転を完全に停止させるよう、モータ消磁時間は100〜200msに設定される。

0034

ステップS111においては、モータ消磁時間が経過したかがチェックされ、消磁時間が経過していない場合にはモータは完全には停止していないため、エットされた時間まで消磁を行うが、消磁時間が経過した場合には、モータ回転が完全に停止したものとして、ステップS112においてリレー電源9sのスイッチング素子をオフしてリレー作動を禁止した後、ステップS102に戻り、ステップS102からステップS112までの同じ処理を繰り返す。

0035

尚、本実施形態においては、1つのブロック内にモータ11を3つ設けたものを示したが、モータ数を増やし、それに伴いモータ数−1、若しくは、それ以下のモータ選定リレーを使用して、択一的に操作SW7に対応したモータ11が選択されるようにすることができる。

0036

また、図4の別の実施形態に示すように、複数のモータ11h〜11kに対し、回転方向切換リレー35とモータ選択リレー36を配置することも可能である。つまり、回転方向切換リレー(リレー1,2)35のNC端子を接地し、NO端子を電源(+B)に接続して、COM端子をモータ選定リレー36のCOM端子にそれぞれ接続する。2つのモータ選定(リレー3,4)36はモータ11h〜11kを択一的に選択するものであり、リレー3のNC端子にはモータ11i,11kの一方の端子が接続され、リレー3のNO端子にはリレー11h,11jの一方の端子が接続されている。また、リレー4のNC端子にはモータ11h,11iの他方の端子が接続され、リレー4のNO端子にはモータ11j,11kの他方の端子が接続されている。

0037

モータ11hを正転駆動させる場合にはリレー1,3を作動させ、逆転駆動させる場合にはリレー2,3を駆動させれば良く、モータ11iを正転駆動させる場合にはリレー1のみを作動させ、逆転駆動させる場合にはリレー2のみを駆動させれば良い。同様にして、モータ11jを正転駆動させる場合にはリレー1,3,4を作動させ、逆転駆動させる場合にはリレー2,3,4を駆動させれば良く、モータ11kを正転駆動させる場合にはリレー1,4を作動させ、逆転駆動させる場合にはリレー2,4を駆動させれば良い。従来においては、4つのモータを正転または逆転に駆動させる場合、8つの切換素子を必要としていたが、この構成においては切換素子の数は4つで可能となるため、従来に比べ、切換素子を少ない構成とすることができる。

0038

本発明によれば、複数のモータは回転方向切換手段に対して並列に配設され、回転方向切換手段は、上流に配設された第1切換素子および下流に配設された第2切換素子を含み、非作動時には接地され、作動時にはモータ選定手段に対して電源が供給され、モータ選定手段は、直列に配設された複数の切換素子を含み、複数の切換素子により、指示手段によって指示されたモータを択一的に選択するようにしたので、複数のモータの回転方向の切換には基本的に2つの切換素子があれば良く、しかも、指示手段により指示されるモータの選定には制御を行うモータのモータ数より1つ少ない、若しくは、それ以下の切換素子があれば良いので、従来の如く正転または逆転を制御するために、1つのモータに対して切換素子が2つ必要となる従来に比べ、切換素子の数を少なくでき、コストアップしない安価な構成とすることができる。

0039

この場合、モータ選定手段は、第3切換素子および第4切換素子を含み、第3切換素子の作動時に第1モータを選択し、第3切換素子が非作動且つ第4切換素子が作動時に第2モータを選択し、第3切換素子および第4切換素子が非作動時に第3モータを選択するものとすれば、例えば、3つのモータを制御する場合には切換素子は回転方向切換に2つ、モータ選定に2つあれば良い。よって、従来では基本的に6つの切換素子が必要であったものが、4つに抑えられるため、安価となる。

0040

また、制御手段が非動作中、指示手段からの指令により、直接、第3モータの駆動を行う補助駆動手段を備えれば、制御手段が非動作中であっても補助駆動手段により第3モータを駆動することができる。つまり、制御手段が非動作中であっても駆動させたいモータを最終段に配設することで、制御手段の動作によらず、駆動できる。

0041

更に、制御手段が動作中には補助駆動手段による動作を非動作にする補助駆動禁止手段を備えれば、制御手段が動作中においては補助駆動手段による駆動を補助駆動禁止手段により禁止することで駆動信号が互いに干渉することが防止される。

図面の簡単な説明

0042

図1本発明の一実施形態におけるモータ制御装置をシート位置調整装置に適用した場合のシステム構成図である。
図2図1に示すマイコン停止時モータ駆動回路およびモータ駆動禁止回路の構成を示す電気回路図である。
図3図1に示すCPUの処理を示すフローチャートでである。
図4本発明の別の実施形態におけるモータ制御装置の構成を示す図である。
図5本発明におけるシートの可動部材の動作方向を示す説明図である。
図6モータとモータの回転方向を正転または逆転に切換えるリレーとの接続関係を示す従来の構成図である。

--

0043

1制御装置
2 CPU(制御手段)
7 操作スイッチ(指示手段)
10シート位置制御装置(モータ制御装置)
11,11h,11i,11j,11kモータ
11aスライドモータ(第3モータ)
11bリクライニングモータ(第3モータ)
11cバーチカルFrモータ(第1モータ)
11dリフタモータ(第1モータ)
11eヘッドレストモータ(第2モータ)
11fクッション長モータ(第2モータ)
12バッテリー(電源)
21マイコン停止時モータ駆動回路(補助駆動手段)
22 マイコン停止時モータ駆動禁止回路(補助駆動禁止回路
31,32 回転方向切換リレー(リレー1,2,5,6)
33,34 モータ選定リレー(リレー3,4,7,8)

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