図面 (/)

技術 感光性印刷版搬送装置

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 案浦泰広
出願日 1999年5月18日 (22年6ヶ月経過) 出願番号 1999-136945
公開日 2000年11月30日 (20年11ヶ月経過) 公開番号 2000-330295
状態 特許登録済
技術分野 感光性樹脂・フォトレジストの処理
主要キーワード 略接地電位 剪断ブレード バックストッパ ゴム製ベルト 非帯電状態 製品素材 下流側ベルトコンベア フロントストッパ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

コンベアにより搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版感光面に対する火花放電の発生を防止する。

解決手段

搬送装置46では、ゲート板64がベルトコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動するCTP(Computer to Plat)刷版45へ接触する。ゲート板64は、鉄等の導電性材料からなり、装置フレーム等を介して接地状態とされている。CTP刷版45が接地電位とは異なる電位帯電されている場合には、CTP刷版45の非感光面とゲート板64との間に火花放電が発生するか、又はCTP刷版45がゲート板64と接触して導通状態となることにより、CTP刷版45が略接地電位と等しくなるように除電される。

概要

背景

感光性印刷版(以下「PS版」という)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム板に、例えば、砂目立て陽極酸化シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液の塗布、乾燥処理を行った後に所望のサイズに切断されることで製造される。このPS版は、画像感光現像処理ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面現像された画像を印刷する。このような感光性印刷版は、例えば、製品素材である帯状ウェブスリッタ装置により長手方向に沿って切断した後に、カッタ装置により短手方向に沿って切断してシート状とし、予め定められた製品サイズに加工される。また感光性印刷版には、感光性組成物が塗布された感光面を保護するためにスリッタ装置等による切断前に、感光面上へ保護紙(合紙)が密着するように被せられ、この保護紙と共に帯電装置により帯電されて保護紙が静電接着される。そして製品サイズに切断された感光性印刷版は、ベルトコンベア等からなる搬送装置により所定の搬送経路に沿って搬送され、ベルトコンベア上から積載部上へ送出されて積載されていく。

従来から光重合系を用いた平板印刷版の研究は多数行われており、特に近年にはアルゴンレーザ等の可視レーザ感応可能な高感度光重合系を利用したレーザ刷版の開発が行われている。これらの光重合性平板印刷原版の多くは、支持体としてアルミニウム板上に付加重合可能なエチレン性二重結合を含む化合物光重合開始剤熱重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設け、更に必要に応じて有機高分子結合剤、熱重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設け、更にその上に重合阻害する酸素遮断のためにポリビニルアルコール及び(又は)ポリビニルアルコール重合体を主成分とするオーバコート層を設けたものである。これらの光重合性平板印刷原版は、所望の画像を像露光して露光部分を重合硬化させ、未露光部分を現像液で除去することによりレリーフ画像が得られる。未露光部分は砂目立てしたアルミニウム支持体露出し、表面が親水性なので水を保持して油性インク反撥する。また、露光により硬化した部分(画像部)は親油性なので水を反撥し、インクを受けつける。

前記光重合性平板印刷原版の製造方法は、砂目立て等の必要な処理を施したアルミニウム板のウエッブロール送り出し、有機溶媒塗布液からなる感光層を塗布、乾燥し、中間ウエッブロールとして巻き取り、再び中間ウエッブロールを繰り出してオーバコート層を塗布、乾燥する方法が採られている。これは有機溶媒系の感光層と水溶性ポリマーであるポリビニルアルコール及び(又は)その重合体を主成分とする水系溶媒のオーバコート層は同時重層塗布が困難なためである。

概要

コンベアにより搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生を防止する。

搬送装置46では、ゲート板64がベルトコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動するCTP(Computer to Plat)刷版45へ接触する。ゲート板64は、鉄等の導電性材料からなり、装置フレーム等を介して接地状態とされている。CTP刷版45が接地電位とは異なる電位に帯電されている場合には、CTP刷版45の非感光面とゲート板64との間に火花放電が発生するか、又はCTP刷版45がゲート板64と接触して導通状態となることにより、CTP刷版45が略接地電位と等しくなるように除電される。

目的

本発明は、上記事実を考慮し、コンベアにより搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生を防止できる感光性印刷版搬送装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

所定の搬送経路に沿って配置され、シート状の感光性印刷版を搬送する複数台コンベアと、前記コンベアにより前記搬送経路の外部へ送出される感光性印刷版が積載される積載部と、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ対向すると共に前記積載部の上流側へ配置され、コンベア上の感光性印刷版から帯電電荷を除去する除電手段と、を有することを特徴とする感光性印刷版搬送装置

請求項2

前記除電手段は、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ近接又は接触するように配置され、かつ接地状態とされた導電性部材を有することを特徴とする請求項1記載の感光性印刷版搬送装置。

請求項3

前記搬送経路が複数本分岐した分岐部又は搬送経路途中における感光性印刷版の送出部に配置され、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の搬送先切り替えるためのゲート板を有しており、前記導電性材料は、接地状態とされると共に導電性材料により構成された前記ゲート板からなることを特徴とする請求項2記載の感光性印刷版搬送装置。

技術分野

0001

本発明は、切断工程等を経てシート状に加工された感光性印刷版積載部へ搬送する感光性印刷版搬送装置に関する。

背景技術

0002

感光性印刷版(以下「PS版」という)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム板に、例えば、砂目立て陽極酸化シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液の塗布、乾燥処理を行った後に所望のサイズに切断されることで製造される。このPS版は、画像感光現像処理ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面現像された画像を印刷する。このような感光性印刷版は、例えば、製品素材である帯状ウェブスリッタ装置により長手方向に沿って切断した後に、カッタ装置により短手方向に沿って切断してシート状とし、予め定められた製品サイズに加工される。また感光性印刷版には、感光性組成物が塗布された感光面を保護するためにスリッタ装置等による切断前に、感光面上へ保護紙(合紙)が密着するように被せられ、この保護紙と共に帯電装置により帯電されて保護紙が静電接着される。そして製品サイズに切断された感光性印刷版は、ベルトコンベア等からなる搬送装置により所定の搬送経路に沿って搬送され、ベルトコンベア上から積載部上へ送出されて積載されていく。

0003

従来から光重合系を用いた平板印刷版の研究は多数行われており、特に近年にはアルゴンレーザ等の可視レーザ感応可能な高感度光重合系を利用したレーザ刷版の開発が行われている。これらの光重合性平板印刷原版の多くは、支持体としてアルミニウム板上に付加重合可能なエチレン性二重結合を含む化合物光重合開始剤熱重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設け、更に必要に応じて有機高分子結合剤、熱重合禁止剤等からなる光重合性組成物層を設け、更にその上に重合阻害する酸素遮断のためにポリビニルアルコール及び(又は)ポリビニルアルコール重合体を主成分とするオーバコート層を設けたものである。これらの光重合性平板印刷原版は、所望の画像を像露光して露光部分を重合硬化させ、未露光部分を現像液で除去することによりレリーフ画像が得られる。未露光部分は砂目立てしたアルミニウム支持体露出し、表面が親水性なので水を保持して油性インク反撥する。また、露光により硬化した部分(画像部)は親油性なので水を反撥し、インクを受けつける。

0004

前記光重合性平板印刷原版の製造方法は、砂目立て等の必要な処理を施したアルミニウム板のウエッブロール送り出し、有機溶媒塗布液からなる感光層を塗布、乾燥し、中間ウエッブロールとして巻き取り、再び中間ウエッブロールを繰り出してオーバコート層を塗布、乾燥する方法が採られている。これは有機溶媒系の感光層と水溶性ポリマーであるポリビニルアルコール及び(又は)その重合体を主成分とする水系溶媒のオーバコート層は同時重層塗布が困難なためである。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、感光性印刷版は、保護紙を感光面上へ静電接着するために搬送途中に帯電されることから、ベルトコンベア上から積載部上へ送出されて積載される際に、ベルトコンベア上の感光性印刷版とは電位が異なる積載部又は積載部上の感光性印刷版へ火花放電を発生しやすい。このとき、火花放電が感光性印刷版の感光面に対して生じると、火花放電により感光性印刷版の感光面が局部的に露光されことがある。特に、コンピュータ等により作成(合成、編集)された版下データに基づいて直接的に画像露光を行うCTP(Computer To Plate )刷版と言われる感光性印刷版は、光感度が高いことから火花放電による局部的な露光が、現像後に画像欠陥(所謂、かぶり)として明瞭となりやすい。

0006

本発明は、上記事実を考慮し、コンベアにより搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生を防止できる感光性印刷版搬送装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

請求項1記載の感光性印刷版搬送装置は、所定の搬送経路に沿って配置され、シート状の感光性印刷版を搬送する複数台のコンベアと、前記コンベアにより前記搬送経路の外部へ送出される感光性印刷版が積載される積載部と、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ対向すると共に前記積載部の上流側へ配置され、コンベア上の感光性印刷版から帯電電荷を除去する除電手段と、を有するものである。

0008

上記構成の感光性印刷版搬送装置によれば、除電手段が、コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ対向すると共に前記積載部の上流側へ配置され、感光性印刷版から帯電電荷を除去することにより、感光性印刷版を除電手段により積載部の上流側で除電し、感光性印刷版を非帯電状態としてコンベアにより積載部上へ送出できるので、コンベアにより送出される感光性印刷版と積載部との間、及びベルトコンベアにより送出された感光性印刷版と積載部上へ積載された感光性印刷版との間に火花放電が生じない。この結果、例えば、保護紙等を静電接着するために感光性印刷版が帯電されている場合でも、コンベアにより積載部上へ送出される際に感光性印刷版の感光面に対して火花放電が生じないので、火花放電による感光性印刷版の露光を防止できる。

0009

また除電手段による除電時に除電手段と感光性印刷版との間に火花放電が生じる場合でも、火花放電が除電手段と感光性印刷版の非感光面(感光面の裏面)との間に生じることから、除電時の火花放電により電感光性印刷版の感光面が露光することもない。

0010

請求項2記載の感光性印刷版搬送装置は、請求項1記載の感光性印刷版搬送装置において、前記除電手段は、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ近接又は接触するように配置され、かつ接地状態とされた導電性部材を有するものである。

0011

上記構成の感光性印刷版搬送装置によれば、除電手段が、コンベアにより搬送される感光性印刷版の非感光面へ近接又は接触するように配置され、かつ接地状態とされている導電性部材を有することにより、空気中において感光性印刷版が火花放電が生じる得る電位以上に帯電している場合には、導電性部材と感光性印刷版の非感光面との間に火花放電が優先的に生じるので、この火花放電による電荷の移動により感光性印刷版を除電できる。

0012

特に、導電性部材が感光性印刷版へ接するように配置されている場合には、感光性印刷版が火花放電の生じる得る電位以上に帯電していると、確実に導電性部材と感光性印刷版の非感光面との間には火花放電が生じ、また感光性印刷版が火花放電の生じる得る電位まで帯電していない場合でも、導電性部材により感光性印刷版を略接地電位まで除電できる。

0013

請求項3記載の感光性印刷版搬送装置は、請求項2記載の感光性印刷版搬送装置において、前記搬送経路が複数本分岐した分岐部又は搬送経路途中における感光性印刷版の送出部に配置され、前記コンベアにより搬送される感光性印刷版の搬送先切り替えるためのゲート板を有しており、前記導電性材料は、接地状態とされると共に導電性材料により構成された前記ゲート板からなるものである。

0014

上記構成の感光性印刷版搬送装置によれば、導電性材料が、接地状態とされると共に導電性材料により構成された前記ゲート板からなることにより、、導電性部材を構成するための専用部品を不要にできるので、装置に除電手段を設けた場合でも部品点数の増加及びコスト増加を抑制できる。

0015

ここで、請求項2又は請求項3記載の接地状態とは、導電性部材が直接大地アース線を通して接地されている状態のみをいうのではなく、帯電した感光性印刷版が積載部のいかなる部位に接しても、上記感光性印刷版の感光性に影響を与えない程度に火花放電を抑制できるよう感光性印刷版が導電性部材により除電される状態をいうものである。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

0017

(実施形態の構成)図1には本発明の実施形態に係る搬送装置が適用された金属ウエブからCTP刷版を製造するための印刷版製造装置の全体構成が示されている。この印刷版製造装置は、CTP刷版の加工時に回転可能に支持した送出軸12へトルクを伝達して送出軸12を繰出方向(図中時計方向)へ回転させるウエブ繰出装置14と、合紙繰出装置18とを有している。ここで、送出軸12のの外周面上には、帯状とされたアルミニウム板の一方の面(図中では上面)上に感光層(図示省略)が形成された金属ウエブ20がコイル状に巻き取られ、また送出軸16の外周面上には、帯状のパルプ紙からなる合紙ウエブ22がコイル状に巻き取られている。

0018

ウエブ繰出装置14は、CTP刷版の加工時に送出軸12の回転速度を調整して送出軸12から金属ウエブ20を一定の線速度で搬送方向下流側へ繰り出す。ウエブ繰出装置14の下流側には、送出軸12から繰り出された金属ウエブ20が張り渡される複数のパスローラ24が配置されている。これらのパスローラ24は、送出軸12に連動して回転して金属ウエブ20をデカール装置26へ給送する。デカール装置26は、パスローラ24より小径(30〜100mm)のデカールローラ28により金属ウエブ20が平板状となるように金属ウエブ20の巻癖を矯正した後に、金属ウエブ20を下流側へ給送する。

0019

一方、合紙繰出装置18は、送出軸12から繰り出されるの金属ウエブ20と等線速度で合紙ウエブ22が下流側へ繰り出されるように送出軸16の回転速度を調整する。合紙繰出装置18の下流側には、送出軸16から繰り出された合紙ウエブ22が張り渡される複数のパスローラ29が配置されている。これらのパスローラ29は、送出軸16に連動して回転して合紙ウエブ22を下流側へ給送する。

0020

デカール装置26の下流側には、一対のニップローラ32、帯電装置34及び一対のニップローラ32が順に配置されている。一対のニップローラ32は、デカール装置26から送られてきた金属ウエブ20及びパスローターラ29から送られてきた合紙ウエブ22を挟持して加圧し、金属ウエブ20の感光面全体へ合紙ウエブ22を密着させる。

0021

帯電装置34は高圧電源(図示省略)を有しており、帯電装置34には金属ウエブ20の幅方向に沿って複数の放電針34bが配置されている。高圧電源により放電針34bに帯電電圧印加されると、放電針34bからはコロナ放電が発生し、このコロナ放電により金属ウエブ20がマイナス極性又はプラス極性に帯電される。これにより、金属ウエブ20の感光面上に合紙ウエブ22が静電接着される。

0022

一対のニップローラ36は、金属ウエブ20及び合紙ウエブ22をスリッタ装置38へ給送する。スリッタ装置38は、一対の丸刃40により金属ウエブ20及び合紙ウエブ22をウエブ長手方向に沿って製品サイズに対応する幅になるように切断する。スリッタ装置38によりウエブ長手方向に沿って切断された金属ウエブ20及び合紙ウエブ22はカッタ装置42へ給送される。カッタ装置42は、一対の剪断ブレード44をウエブ長手方向に沿って移動可能に支持しており、ウエブ20,22の切断開始から完了までは一対の剪断ブレード44をウエブ20,22と等速度で下流側へ移動させ、切断完了後に一対の剪断ブレード44を上流側へ戻して所定の待機位置へ復帰させる。カッタ装置42は、一対の剪断ブレード44によりウエブ20,22をウエブ幅方向に沿って製品サイズに対応する長さになるように切断する。カッタ装置42により切断されたウエブ20,22は、感光面に保護紙(合紙)が静電接着されたシート状のCTP刷版45として下流側へ給送される。

0023

カッタ装置42の下流側には、図1に示されるように本実施形態に係る感光性印刷版である搬送装置46が設置されている。搬送装置46は、CTP刷版45の搬送経路に沿って配置された3台のベルトコンベア48,50,52を有している。これらのベルトコンベア48〜52は、それぞれ搬送系駆動モータ(図示省略)からのトルクが伝達される駆動ローラ54と、この駆動ローラ54と平行軸的に配置された従動ローラ56と、駆動ローラ54及び従動ローラ56の外周面上へ巻き掛けられたループ状ゴム製ベルト58を有している。

0024

ベルトコンベア48,50間の間隙は、不良品と判定されたCTP刷版45を搬送経路の下方へ設置された廃棄箱60内へ送出するための送出口62とされている。この送出口62には、ベルトコンベア48により搬送されてきたCTP刷版45の搬送先を切り替えるためのゲート板64が配置されている。ゲート板64は下流側の一端部を中心として揺動可能に支持されると共に、アクチュエータ(図示省略)に連結されている。このアクチュエータは、印刷版製造装置全体を制御するプロセスコンピュータからの制御に従って作動し、ゲート板64を図1実線により示された搬送選択位置及び2点鎖線により示された排出選択位置の何れかの位置へ揺動させる。またゲート板64は導電性金属材料、例えば鉄により形成されており、接地状態とされている。

0025

ここで、ゲート板64がアクチュエータにより排出選択位置に移動していると、ベルトコンベア48により搬送されてきたCTP刷版45は、ゲート板64の下面と摺動しつつ、送出口62を通してベルトコンベア48上からベルトコンベア50の下方へ移動し、ベルトコンベア48から離脱すると同時に廃棄箱60内へ落下する。またゲート板64がアクチュエータにより搬送選択位置に移動していると、ベルトコンベア48により搬送されてきたCTP刷版45は、ゲート板64の上面と摺動しつつベルトコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動し、ベルトコンベア50により搬送が継続される。ベルトコンベア50は、CTP刷版45を下流側ベルトコンベア52上へ搬送する。ベルトコンベア52は、CTP刷版45を搬送経路の終端部へ接続された積載装置66上へ送出する。

0026

積載装置66は、ベルトコンベア50により送出されたCTP刷版45が積載される集積台68を有している。集積台68の下部にはレベル調整器70が配置されており、このレベル調整器70は、集積台68上に積載されたCTP刷版45のうち最上部のCTP刷版45が常に一定の高さとなるように集積台68の高さを調整する。また積載装置66は、ベルトコンベア50により送出されてきたCTP刷版45の先端へ当接してCTP刷版45の先端位置を揃えるバックストッパ72を有している。バックストッパ72は緩衝機構74により支持されており、この緩衝機構74は、CTP刷版45がバックストッパ72へ当接した際の衝撃を吸収する。積載装置66は、CTP刷版45がバックストッパ72へ当接した後、バネによる復元動作でCTP刷版45をそろえる基準となるフロントストッパ76を有している。フロントストッパ76には、積載動作を滑らかに行うためのエア吹出機構(図示省略)が設けられている。また、本実施の形態の印刷板製造装置は1個の積載装置66のみを有しているが、ライン構成コンベヤ形状はこれに限定されるものではなく、例えば、コンベア上にゲート板を複数設けると共に積載装置66を複数設けることも可能である。

0027

またコンベア搬送途中に積載シート区分け用の厚板投入する装置を設け、包装単位ごとに厚板で積載シートをサンドイッチすることや、包装単位ごとに積載し、搬出することも可能である。

0028

(実施形態の作用)次に、本実施形態の搬送装置46の作用を説明する。搬送装置46では、ゲート板64がベルトコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動するCTP刷版45へ接触する。ゲート板64は、鉄等の導電性材料からなり、装置フレーム等を介して接地状態とされている。またCTP刷版45は、金属ウエブ20へ合紙ウエブ22を静電接着する際に帯電装置34によりマイナス極性又はマイナス極性に帯電されることから、ベルトコンベア48上でも帯電による電荷(帯電電荷)が残留している。そして、ベルトコンベア48上からベルトコンベア50上へ移動するCTP刷版45が接地電位(0V)とは異なる電位に帯電されている場合には、CTP刷版45の非感光面とゲート板64との間に火花放電が発生するか、又はCTP刷版45がゲート板64と接触して導通状態となることにより、CTP刷版45を略接地電位と等しくなるように除電できる。

0029

すなわち、空気中においてCTP刷版45が火花放電が生じる得る電位以上に帯電している場合には、CTP刷版45がベルトコンベア48により送出口62上へ搬送され、CTP刷版45がゲート板64へ火花放電可能となるまで接近すると、CTP刷版45の非感光面とゲート板64との間に火花放電が発生する。これにより、CTP刷版45の帯電電荷をゲート板64を通して逃がすことができるので、CTP刷版45が除電される。また、この火花放電によってもCTP刷版45が完全に除電されないときには、火花放電の発生後にCTP刷版45がゲート板64と接触することにより、CTP刷版45が略接地電位と等しくなるまで除電される。またCTP刷版45が火花放電の生じる得る電位まで帯電していない場合でも、CTP刷版45がゲート板64と接触することにより、CTP刷版45の帯電電荷をゲート板64を通して逃がすことができるので、CTP刷版45が略接地電位まで除電される。

0030

従って、本実施形態の搬送装置46によれば、CTP刷版45が帯電されている場合でも、ベルトコンベア48により集積台68上へ送出される際には、CTPを予め略接地電位となるように除電できるので、CTP刷版45の感光面と佐積載装置66との間、及びベルトコンベア48により搬送されてきたCTP刷版45と集積台68上のCTP刷版45との間に火花放電が生じることがなく、火花放電によるCTP刷版45の感光面の露光を防止できる。またゲート板64による除電時にゲート板64とCTP刷版45との間に火花放電が生じた場合でも、この火花放電はゲート板64とCTP刷版45の非感光面(感光面の裏面)との間に生じることから、除電時の火花放電によりCTP刷版45の感光面が露光することもない。

0031

なお、本実施形態の搬送装置46では、導電性部材をゲート板64により構成することにより、除電手段の部品と既存の部品とを共用化して、除電手段を搬送装置46へ設けた際の部品点数の増加及びコスト増加の抑制を図っているが、ゲート板64に替えて他の導電性部材を設けても、あるいはゲート板64に追加して他の導電性部材を設けてもよい。

0032

上記ゲート板64以外の他の導電性部材としては、例えば、鉄、銅等からなる金属体や、炭素繊維等の導電性材料からなるブラシ状部材を用いることができ、のような導電性部材をベルトコンベア48〜52により搬送されるCTP刷版45の非感光面へ接触するように、又はCTP刷版45との間に微小ギャプが形成されるように配置すると共に接地状態とすることにより、積載装置66の上流側でCTP刷版45を除電できる。

発明の効果

0033

以上説明したように本発明の印刷版製造装置によれば、コンベアにより搬送されて積載部上へ積載される感光性印刷版の感光面に対する火花放電の発生を防止できる。

図面の簡単な説明

0034

図1本発明の実施形態に係る搬送装置が適用されたCTP刷版の製造装置の全体構成を示す側面図である。
図2図1に示されているCTP刷版の製造装置における帯電装置の構成を示す断面図である。

--

0035

45 CTP刷版(感光性印刷版)
46搬送装置(感光性印刷版搬送装置)
48ベルトコンベア(コンベア)
50 ベルトコンベア(コンベア)
52 ベルトコンベア(コンベア)
62送出口(送出部)
64ゲート板(除電手段,導電性部材)
66積載装置(積載部)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ