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技術 積層体及びその製造方法

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 江川昇平網倉浩
出願日 1999年5月19日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-138037
公開日 2000年11月28日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2000-326470
状態 特許登録済
技術分野 伝票 積層体(2) 本・特殊印刷物
主要キーワード 製造能率 アクリル共重合体エマルジョン ウエブ状 問い合わせ番号 荷送人 配送情報記入欄 送り状 配達員
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

二枚の紙片接着層を介して剥離可能に積層された積層体であって、能率良く製造することができ、カール製造過程時におけるブロッキングが生じない積層体を提供する。

解決手段

二枚の紙片2、3が接着層4を介して剥離可能に積層され、接着層4が、ワックスエマルジョンを主成分とし未乾燥の状態で接着が行われ、剥離時には凝集破壊するとともに常温で再接着しない接着剤により構成された積層体であって、接着層4が部分的に薄くなるように形成されたことを特徴とする。

概要

背景

配送業者物品配送する際に用いる配送伝票は、最近、二枚の紙片接着層を介して剥離可能に積層した構造のものが増加しつつある。従来、このような配送伝票等の素材として用いられる積層体は、例えば、二枚の紙片を天然ゴム系アクリル系を主体とした感圧接着剤を介して積層することにより構成されていた。

概要

二枚の紙片が接着層を介して剥離可能に積層された積層体であって、能率良く製造することができ、カール製造過程時におけるブロッキングが生じない積層体を提供する。

二枚の紙片2、3が接着層4を介して剥離可能に積層され、接着層4が、ワックスエマルジョンを主成分とし未乾燥の状態で接着が行われ、剥離時には凝集破壊するとともに常温で再接着しない接着剤により構成された積層体であって、接着層4が部分的に薄くなるように形成されたことを特徴とする。

目的

本発明は上述した問題点を除いた積層体を提供することを目的としてなされたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

二枚の紙片接着層を介して剥離可能に積層され、前記接着層が、ワックスエマルジョンを主成分とし未乾燥の状態で接着が行われ、剥離時には凝集破壊するとともに常温で再接着しない接着剤により構成された積層体であって、前記接着層が部分的に薄くなるように形成されたことを特徴とする積層体。

請求項2

前記接着層における薄く形成された部分がシリコン樹脂を添加した合成樹脂層を介して一方の紙片に接していることを特徴とする請求項1に記載の積層体。

請求項3

前記合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることを特徴とする請求項2に記載の積層体。

請求項4

表面側の紙片が配送情報記入欄を有する配達票及び受領票を含むとともに少なくとも該受領票を切り離し可能に成してあり、前記接着層が前記切り離し可能な部分に対向する部分において薄くなるように形成された配送伝票であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の積層体。

請求項5

請求項1に記載の積層体の製造方法であって、紙片の一方の面にシリコン樹脂を添加した合成樹脂層を設ける工程と、この層の上から前記紙片の一方の面に前記接着剤を塗布する工程と、該接着剤が未乾燥の状態で前記紙片の一方の面に他の紙片を貼り合わせる工程と、前記接着剤を乾燥させる工程とから成ることを特徴とする積層体の製造方法。

請求項6

前記合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることを特徴とする請求項5に記載の積層体の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、配送業者物品配送の際に用いる配送伝票等に適用される積層体に関するものである。

背景技術

0002

配送業者が物品を配送する際に用いる配送伝票は、最近、二枚の紙片接着層を介して剥離可能に積層した構造のものが増加しつつある。従来、このような配送伝票等の素材として用いられる積層体は、例えば、二枚の紙片を天然ゴム系アクリル系を主体とした感圧接着剤を介して積層することにより構成されていた。

発明が解決しようとする課題

0003

上述した従来の積層体を製造する際には、感圧接着剤を塗布した後にこれを完全に乾燥させなければならず、接着剤塗布の工程を印刷や接着の工程とインラインで行うことができないため、非能率的であった。

0004

また、上述した従来の積層体の素材として、ウエブ状の紙片の一方の面に感圧接着剤を塗布したものが用いられることが多い。このような素材は、ロール状に巻かれた状態で製造現場に供給され、感圧接着剤が塗布されていないウエブ状の紙片と重ね合わされて接着された後、所定のサイズに切断される。

0005

ところで、二枚の紙片を剥離可能に積層した構造の積層体より成る配送伝票等では、剥離される側の紙片の一部分を剥離せずに残すものが有り、その場合には、積層体の剥離強度を部分的に大きくする必要が有る。感圧接着剤を用いた積層体をこのような構造にするには、接着剤接着強度を部分的に大きくするか、あるいは、接着圧を部分的に大きくするという方法が考えられるが、前者の場合には、ウエブ状の紙片をロール状に巻き取る際に巻圧により感圧接着剤が紙片の表面に接着する現象ブロッキング)が生じる場合が有り、後者の場合には、積層体がカールして見栄えが悪くなり、製品価値が損われるという問題点が有った。

0006

本発明は上述した問題点を除いた積層体を提供することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0007

上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、二枚の紙片が接着層を介して剥離可能に積層され、前記接着層が、ワックスエマルジョンを主成分とし未乾燥の状態で接着が行われ、剥離時には凝集破壊するとともに常温で再接着しない接着剤により構成された積層体であって、前記接着層が部分的に薄くなるように形成されたことを特徴とするものである。

0008

また、請求項2の発明は、請求項1の積層体において、前記接着層における薄く形成された部分がシリコン樹脂を添加した合成樹脂層を介して一方の紙片に接していることを特徴とするものである。

0009

また、請求項3の発明は、請求項2の積層体において、前記合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることを特徴とするものである。

0010

また、請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の積層体において、表面側の紙片が配送情報記入欄を有する配達票及び受領票を含むとともに少なくとも該受領票を切り離し可能に成してあり、前記接着層が前記切り離し可能な部分に対向する部分において薄くなるように形成された配送伝票であることを特徴とするものである。

0011

また、請求項5の発明は、請求項1に記載の積層体の製造方法であって、紙片の一方の面にシリコン樹脂を添加した合成樹脂層を設ける工程と、この層の上から前記紙片の一方の面に前記接着剤を塗布する工程と、該接着剤が未乾燥の状態で前記紙片の一方の面に他の紙片を貼り合わせる工程と、前記接着剤を乾燥させる工程とから成ることを特徴とするものである。

0012

また、請求項6の発明は、請求項5の積層体の製造方法において、前記合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることを特徴とするものである。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態である配送伝票1の平面図、図2図1のA−A線断面を模式的に示した図、図3図2のB部拡大図である。

0014

この配送伝票1は、運送会社等が荷物客先送付するために用いるものであって、図2に示すように、二枚の紙片2、3が接着層4を介して剥離可能に積層され、紙片3の裏面には粘着剤層5が設けられ、粘着剤層5には離型紙6が貼り合わされている。紙片2は、平行に延びる二本のスリット7、8によって、送り状2a、荷札2b(配達票)、及び受領票2cに区画されている。そして、紙片3における送り状2a及び受領票2cに対向する部分と接着層4との間には接着力抑制層(合成樹脂層)9、10が設けられている。

0015

送り状2aは荷物の受取人が配送伝票1から切り離して保管し、受領票2cは受領印が押印された後、配達員が配送伝票1から切り離して持ち帰る。送り状2a、荷札2b、及び受領票2cの表面には、年月日、受取人の住所及び氏名(お届け先)、荷送人の住所及び氏名、品名及び記事個数問い合わせ番号伝票番号)等の配送情報記入欄が印刷されている。

0016

配送伝票1は、紙片2を形成するために必要な印刷を施したウエブ状の紙片と、紙片3を形成するためのウエブ状の紙片とをワックスエマルジョンを主成分とする接着剤を介して積層接着した後、切断することによって形成される。

0017

前記接着剤は、例えば、水100重量部に対し、ワックスエマルジョンを10〜290重量部、酢酸ビニルアクリル共重合体エマルジョンを10〜290重量部(ワックスエマルジョンとの合計重量部が300重量部となるようにする)混合したものより成り、これが紙片3を形成するウエブの一方の面上に形成された接着力抑制層9、10の上から活版や凹版方式で乾燥後の厚みが1〜20μm(接着力抑制層9、10に対向する部分)となるように塗布され、未乾燥の状態で前記ウエブの一方の面に紙片2を形成するウエブが貼り合わされる。そして、温風等の適宜の方法で接着剤を乾燥させる。

0018

なお、ワックスエマルジョンを構成するワックスとしては、例えば、蜜ロウセラッカロウ等の動物性ワックス類、カルナバロウ等の植物性ワックス類、パラフィンワックス微晶ワックス等の石油ワックス類、ポリエチレンワックス、その他合成ワックス類等が挙げられるが、特に、乳化定性が良く、安価であるという理由からポリエチレンワックスを使用することが好ましい。

0019

酢酸ビニルアクリル共重合体エマルジョンは、接着力を調整するために添加されるものであり、配合比率が大きくなると接着力が強くなり、配合比率が小さくなると接着力が弱まる。配合比率が290重量部以上である場合には剥離時に紙面破壊を生ずる恐れが有り、10重量部未満の場合には配送中や印字処理中において紙片2、3が分離する恐れが有る。

0020

接着力抑制層9、10は送り状2a及び受領票2cを荷札2bよりも紙片3から剥離し易くするためのもので、シリコン樹脂を添加した電離放射線硬化型合成樹脂より成り、前記接着剤と同様に活版方式や凹版方式等の方法によって紙片3上に形成され、その厚さは1〜5μm程度である。また、その際に添加されるシリコン樹脂は3〜5重量部が適当である。

0021

接着力抑制層9、10にはシリコン樹脂が添加されており、そのシリコン樹脂は前記接着剤をはじく性質を有しているため、接着力抑制層9、10の上から前記接着剤を塗布すると、接着層4における接着力抑制層9、10に対向する部分の厚みが接着層4の他の部分の厚みよりも小さくなる。接着層4は厚みが小さい部分ほど凝集破壊に要する力が小さくなるという性質を有しているため、送り状2a及び受領票2cは荷札2bよりも剥離し易くなる。

0022

なお、本実施形態は、接着力抑制層9、10を電離放射線硬化型樹脂により形成することにより、速乾性と安定した接着力が得られるという利点を有している。電離放射線硬化型樹脂としては、例えば、エポキシアクリレートウレタンアクリレート、アクリル変成ポリエステル等をオリゴマーとし、これに架橋構造、粘度の調整等を目的としてネオペンチルグリコールアクリレートトリメチロールプロパントリアクリレート等のモノマーを配合して用いることができ、紫外線硬化させる場合には、上記樹脂光重合開始剤を配合するようにする。

0023

なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本発明を、三枚以上の紙片が剥離可能に積層された積層体の一部を成す積層体について適用するようにしてもよい。

0024

また、接着層の厚みを部分的に変えるには、上述したようなシリコン樹脂を添加した接着力抑制層を用いる他に、使用される接着剤をはじく、あるいは接着剤がのりにくい性質を有する他の材質の層を用いるようにしてもよい。さらには接着層を活版や凹版方式で形成するようにし、版の深さを部分的に変えることによって接着層の厚みを部分的に変えるようにすることもできる。

発明の効果

0025

以上説明したように本発明の積層体は、接着層を形成する接着剤を乾燥させる必要が無いため、接着剤塗布の工程を印刷や接着の工程とインラインで行うことができ、能率良く製造することができる。また、接着層を部分的に薄くなるように形成することによって剥離強度を部分的に変えるようにしているため、カールや製造過程時におけるブロッキングを生じることが無い。

0026

また、請求項2の積層体は、合成樹脂層に添加されるシリコン樹脂の量を調節することにより、剥離強度を容易に調節することができる。

0027

また、請求項3の積層体は、合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることにより、速乾性と安定した接着力が得られるため、製造能率品質の向上を図ることができる。

0028

また、本発明の積層体の製造方法によれば、シリコン樹脂が添加された合成樹脂層をあらかじめ形成しておくことにより、部分的に薄い接着層を容易に形成することができ、さらに、合成樹脂層に添加されるシリコン樹脂の量を調節することにより、剥離強度を容易に調節することができる。

0029

また、請求項6の積層体の製造方法は、合成樹脂層が電離放射線硬化型樹脂より成ることにより、速乾性と安定した接着力が得られるため、製造能率と品質の向上を図ることができる。

図面の簡単な説明

0030

図1本発明の一実施形態である配送伝票1の平面図。
図2図1のA−A線断面を模式的に示した図。
図3図2のB部拡大図。

--

0031

1配送伝票(積層体)
2、3紙片
4接着層
9、10接着力抑制層(合成樹脂層)

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