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技術 内視鏡の可撓管

出願人 ペンタックス株式会社
発明者 葛西忠志岩坂喜久男難波英男早川真司
出願日 1999年5月11日 (20年7ヶ月経過) 出願番号 1999-129371
公開日 2000年11月21日 (19年1ヶ月経過) 公開番号 2000-316799
状態 特許登録済
技術分野 内視鏡 孔内観察装置 内視鏡
主要キーワード 突出態様 外皮部材 正面断面 外皮層 編組密度 素線束 増減変化 性連結管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

可撓性を途中で任意に変化させることができ、しかも耐久性に優れて製造が容易な内視鏡可撓管を提供すること。

解決手段

溶融状態外皮部材網状管20の隙間部分を通って内方に突出させてそのまま冷却させた内視鏡の可撓管において、突出部31の突出態様軸線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させた。

概要

背景

内視鏡用可撓管は、一般に、金属又はプラスチック製の帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成された螺旋管の外面に、金属細線編組して形成された網状管被覆し、その網状管の外面に合成樹脂材からなる外皮を被覆して構成されている。そして近年は、外皮は、溶融した合成樹脂素材から押し出し成形によって形成されるようになってきている。

患者体内への挿入性をよくするために、内視鏡の可撓管は途中で可撓性を変化させることが望ましい。具体的には、一般に、先端側は柔らかくて手元側は硬いのがよい。

そこで従来は、外皮の一部分を押し出し成形した後、それと硬度の異なる素材で残りの部分を押し出し成形することにより、途中で可撓性が変化した内視鏡の可撓管を製造している。

概要

可撓性を途中で任意に変化させることができ、しかも耐久性に優れて製造が容易な内視鏡の可撓管を提供すること。

溶融状態外皮部材を網状管20の隙間部分を通って内方に突出させてそのまま冷却させた内視鏡の可撓管において、突出部31の突出態様軸線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させた。

目的

そこで本発明は、可撓性を途中で任意に変化させることができ、しかも耐久性に優れて製造が容易な内視鏡の可撓管を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

帯状部材ピッチ方向に隙間のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管と、複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成されて上記螺旋管の外面に被覆された網状管と、溶融状態で上記網状管の外面に被覆されてチューブ状に形成された可撓性の外皮とを有し、溶融状態の外皮部材を上記網状管の隙間部分を通って内方に突出させてそのまま冷却させた内視鏡可撓管において、上記突出部の突出態様軸線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させたことを特徴とする内視鏡の可撓管。

請求項2

上記外皮部材の突出部の突出態様の変化が、突出量、突出数及び突出形状のうちの少なくとも一つの変化である請求項1記載の内視鏡の可撓管。

請求項3

上記外皮部材の突出部の突出量又は突出数の少なくとも一つの変化が、上記網状管の編組形態の変化により形成されている請求項2記載の内視鏡の可撓管。

請求項4

上記外皮部材の突出部の突出量と突出数が共に増減変化している請求項2又は3記載の内視鏡の可撓管。

技術分野

0001

この発明は、内視鏡の挿入部等を外装する内視鏡の可撓管に関する。

背景技術

0002

内視鏡用可撓管は、一般に、金属又はプラスチック製の帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成された螺旋管の外面に、金属細線編組して形成された網状管被覆し、その網状管の外面に合成樹脂材からなる外皮を被覆して構成されている。そして近年は、外皮は、溶融した合成樹脂素材から押し出し成形によって形成されるようになってきている。

0003

患者体内への挿入性をよくするために、内視鏡の可撓管は途中で可撓性を変化させることが望ましい。具体的には、一般に、先端側は柔らかくて手元側は硬いのがよい。

0004

そこで従来は、外皮の一部分を押し出し成形した後、それと硬度の異なる素材で残りの部分を押し出し成形することにより、途中で可撓性が変化した内視鏡の可撓管を製造している。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上述のような内視鏡の可撓管は、可撓性を2〜3段に変化させることはできても、それ以上にきめ細かく変化させようとすると作業が煩雑になって困難であり、また硬度が相違する外皮間の結合性が十分でない場合があるため、使用に際して小さな曲率半径で繰り返し曲げられると、その部分が剥離して破損する場合があった。

0006

そこで本発明は、可撓性を途中で任意に変化させることができ、しかも耐久性に優れて製造が容易な内視鏡の可撓管を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の可撓管は、帯状部材ピッチ方向に隙間のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管と、複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成されて上記螺旋管の外面に被覆された網状管と、溶融状態で上記網状管の外面に被覆されてチューブ状に形成された可撓性の外皮とを有し、溶融状態の外皮部材を上記網状管の隙間部分を通って内方に突出させてそのまま冷却させた内視鏡の可撓管において、上記突出部の突出態様軸線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させたことを特徴とする。

0008

なお、上記外皮部材の突出部の突出態様の変化が、突出量、突出数及び突出形状のうちの少なくとも一つの変化であってもよい。そして、上記外皮部材の突出部の突出量又は突出数の少なくとも一つの変化が、上記網状管の編組形態の変化により形成されていてもよく、上記外皮部材の突出部の突出量と突出数が共に増減変化していてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0009

図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図2は内視鏡の全体構成を示しており、体腔内に挿入される挿入部は可撓管1によって外装されていて、その基端は操作部2の下端部に連結されている。

0010

可撓管1の先端には、操作部2に配置された操作ノブ4からの遠隔操作によって任意の方向に任意の角度だけ屈曲させることができる湾曲部3が連結され、対物光学系等を内蔵した先端部本体5が湾曲部3の先端に連結されている。

0011

また、操作部2の上端部近傍に連結された可撓性連結管6の先端には、図示されていないビデオプロセッサ光源装置に接続されるコネクタ7が取り付けられている。

0012

図3は、挿入部の可撓管1の構成部材を一層ずつ順に剥がして示しており、最内層は、例えばステンレス鋼製又は銅合金製の帯状部材をピッチ方向に隙間11のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管10により構成されている。螺旋管10はここでは一重であるが、巻き方向を順に異ならせた二重あるいは三重以上のものであってもよい。

0013

螺旋管10の外面には、金属製又は非金属製の複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成された網状管20が被覆されていて、その網状管20の外面に可撓性の外皮30が被覆されている。21は、均一に点在する網状管20の編み目である。

0014

外皮30は、例えばポリウレタン樹脂を主成分とする部材から形成されており、素材のペレット押し出し成形機に入れて、加熱溶融された状態で網状管20の外面に直接被覆し、そのまま冷却されてチューブ状に形成されている。

0015

図1は、軸線を含む断面における可撓管1の断面図であり、螺旋管10の外周面と網状管20の内周面とはよく密着していて、外皮30は素材の溶融状態においても螺旋管10の外周面と網状管20の内周面との間に入り込んでいない。

0016

ただし、押し出し成形時の溶融状態の時に、外皮部材が網状管20の編み目21部分を通って内側の螺旋管10のピッチ方向隙間11内に点在する状態に突出し、そのまま冷却硬化されている。31がその突出部である。

0017

網状管20の内表面から内方への突出部31の突出量は、可撓管1の軸線方向に順次変化している。このように、突出部31の突出量を変化させることによって、可撓管1の可撓性を途中で任意に変化させることができる。

0018

具体的には、可撓管1の先端側では突出部31の突出量が小さくて可撓管1が柔らかく、基端側へ近づくに従って突出部31の突出量が漸次大きくなって可撓管1が硬くなっている。

0019

このような構成は、押し出し成形機のダイス圧力の調整や引き速度等を適宜調整することによって製造することができる。なお、突出部31の突出量に限らず、突出数又は突出形状のうちの少なくとも一つを変化させることにより、可撓性を任意に変化させることができる。

0020

図4は、本発明の第2の実施の形態の可撓管1であって、押し出し成形時に芯金100が通されている状態を示している。冷却後には、芯金100は抜去される。

0021

この実施の形態においては、押し出し成形時に、溶融した外皮部材が網状管20の編み目21から螺旋管10のピッチ方向隙間11内に充填されていて、芯金100の外面に当接する位置まで内方に突出している。

0022

この実施の形態では、断面形状が円形外径寸法が基端側へ漸次細くなるテーパ状の芯金100が用いられているので、可撓管1の先端側では突出部31の突出量が小さくて可撓管1が柔らかく、基端側へ近づくに従って突出部31の突出量が漸次大きくなって可撓管1が硬くなっている。

0023

なお、芯金100としては図5に示される第3の実施の形態のように、外径が段状に漸次変化するものでもよく、芯金100を分割又は溶融して取り外すようにすれば、図6に示される第4の実施の形態のように、一定の外径の芯金100に適宜の深さの円周溝を形成してもよい。

0024

図7は、本発明の第5の実施の形態の可撓管1であって、押し出し成形時に芯金100が通されている状態を示し、図8はそのVIII−VIII断面による正面断面を示している。

0025

この実施の形態においては、芯金100に全長にわたる例えば四本の溝101が形成されていて、溶融した外皮部材がその溝101内に充填されて突出部31が形成されている。したがって、溝101の深さを変化させることにより、突出部31の突出量を変化させて可撓管1の可撓性を任意に変化させることができる。

0026

また本発明の可撓管1では、例えば図9に示される第6の実施の形態のように、芯金100に凹みや突起を加工することによって、突出部31の形状や大きさを適宜に変化させて可撓性を変化させてもよい。

0027

また、図10に示される第7の実施の形態のように、突出部31の突出数と共に突出量(大きさ)を増減変化させることによって可撓性を変化させてもよい。突出部31の突出量の変化は、網状管20の編組形態(編組密度ピッチ)等を適宜変化させて網の目の大きさを変化させることにより実現することができる。

0028

なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば可撓性連結管6に本発明を適用してもよい。

発明の効果

0029

本発明によれば、溶融状態の外皮部材を網状管の隙間部分を通って内方に突出させた突出部の突出態様を軸線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させたので、可撓性を途中で任意に変化させた可撓管を容易に製造することができ、しかも外皮層を重ね合わせたりする必要がないので繰り返し曲げ等に対して優れた耐久性を得ることができる。

図面の簡単な説明

0030

図1本発明の第1の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図2本発明の実施の形態の内視鏡の全体外観図である。
図3本発明の実施の形態の可撓管の構成部材を一層ずつ順に剥がして示す側面図である。
図4本発明の第2の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図5本発明の第3の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図6本発明の第4の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図7本発明の第5の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図8本発明の第5の実施の形態の図7におけるVIII−VIII断面図である。
図9本発明の第6の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。
図10本発明の第7の実施の形態の内視鏡の可撓管の側面部分断面図である。

--

0031

1可撓管
10螺旋管
11ピッチ方向隙間
20網状管
21編み目
30外皮
31 突出部
100 芯金

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