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技術 植物ホルモン剤使用による西洋ナシの樹上追熟方法

出願人 近藤悟
発明者 近藤悟
出願日 1999年5月13日 (21年6ヶ月経過) 出願番号 1999-171448
公開日 2000年11月21日 (19年11ヶ月経過) 公開番号 2000-316384
状態 特許登録済
技術分野 植物の栽培 農薬・動植物の保存
主要キーワード 果実硬度 低温処理後 熟処理 低温庫 供試材料 ppm溶液 消費拡大 ppm濃度
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この項目の情報は公開日時点(2000年11月21日)のものです。
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図面 (4)

課題

この発明は合成オーキシン、2,4−DP西ナシ果実散布することにより樹上で追熟させ、樹から果実を収穫後直ちに食することができる栽培技術に関するものである。

解決手段

合成オーキシン、2,4−DP45ppmから90ppm溶液を西洋ナシの果実を主体に樹全体に散布する。

概要

背景

西ナシ果実は、長期間そのまま樹に着果させておいたとしても可食状態に達するまで軟化しない。そのため、果実の発育途中に収穫し、室温下あるいは低温処理後室温下で一定期間追熟した後、はじめて軟化し可食状態に達する。

概要

この発明は合成オーキシン、2,4−DPを西洋ナシ果実に散布することにより樹上で追熟させ、樹から果実を収穫後直ちに食することができる栽培技術に関するものである。

合成オーキシン、2,4−DP45ppmから90ppm溶液を西洋ナシの果実を主体に樹全体に散布する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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技術分野

0001

本発明は植物ホルモン剤、合成オーキシン西ナシ果実への処理により、樹上で果実を追熟させる方法に関するもので、日本ナシのように西洋ナシ果実を樹から収穫後、直ちに食べれることを目的とするものである。

背景技術

0002

西洋ナシ果実は、長期間そのまま樹に着果させておいたとしても可食状態に達するまで軟化しない。そのため、果実の発育途中に収穫し、室温下あるいは低温処理後室温下で一定期間追熟した後、はじめて軟化し可食状態に達する。

発明が解決しようとする課題

0003

西洋ナシ果実は日本ナシ果実のように樹から収穫後直ちに可食できないため収穫後室内で追熟を行うが、室温下で追熟した場合、可食できるまでに軟化する日数が、個々の果実によって異なることが問題である。一方、4℃前後の低温に一定期間果実を貯蔵した後室温下で追熟した場合は、個々の果実の熟度は揃うものの、低温庫の導入、およびその運転など施設費がかかること、さらに低温庫への搬入出作業などに多大の労力を要することが問題である。本発明は収穫後に室内での迫熟処理を行わずに、収穫後直ちに西洋ナシ果実を食べることができる、植物ホルモン剤利用による西洋ナシ果実の樹上追熟法について検討したものである。

課題を解決するための手段

0004

西洋ナシ果実が軟化する際には植物ホルモン物質エチレンの発生が旺盛になる。したがって人為的に果実の内生エチレン濃度を増加させることにより、軟化を促進できる。合成オーキシン剤、2,4−dichlorophcnoxy−propionic acid(2,4−DP)が満開後140日以降に果実に処理された場合、果実の内生エチレン濃度が徐々に増加し、樹上で軟化が進み、処理後ほぼ50日には樹上で可食できる状態に達する。処理液濃度は経済性や効果面から、45ppmから90ppm濃度が適正である。処理方法は果実を主体に樹全体に散布する。

発明を実施するための最良の形態

0005

以下に実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1
西洋ナシ品種ラ・フランス(10年生クインスC台木)を供試材料とした。合成オーキシン2,4−DP90ppm溶液を満開後143,151,159旧こ樹全体に散布した。その後、各処理区の果実の内生エチレン濃度、果実硬度、果実の糖含量を測定した。室内追熟区は満開後165日に果実を収穫後、20℃、90%RHの室内で果実を追熟した処理区である。図1は果実硬度の変化を示す。各2,4−DP処理区では無処理区に比べいずれも果実硬度が低下し、2,4−DPの処理時期の早いほど、硬度はより早く低下した。2,4−DP;満開後143日処理区では満開後193日に、2,4−DP;満開後151日処理区および室内追熟区では満開後200日(追熟後35n)に、2,4−DP;満開後159日処理区では満開後207日に、それぞれほとんどの果実が可食できる状態に達した。図2は内生エチレン濃度の推移を示す。2,4−DPの処理時期の早いほど果実中の内生エチレン濃度が早く増加した。エチレン濃度は、いずれの2,4−DP処理区とも無処理区に比べ高かった。表1は果実の糖含量を示す。満開後165日以降、各区の糖含量に差は認められなかった。
実施例2
西洋ナシ品種ラ・フランス(9年生、クインスC台木)を供試材料とした。合成オーキシン2,4−DP45ppm溶液を満開後159日に樹全体に散布した。室内追熟区は満開後159日に収穫し、その後20℃、90%RHの室内で追熟処理した区である。図3は果実硬度の変化を示す。室内追熟区および2,4−DP処理区では無処理区に比べ果実硬度が低下し、2,4−DP処理区では80%以上の果実が満開後199日に樹上で可食状態に達した。以上2例より、本発明における合成オーキシン2,4−DP処理による西洋ナシ果実の樹上追熟法は、果実の内生エチレン濃度を増加させることにより果実の軟化を促進するものである。本技術はきわめて実用的であり、西洋ナシの消費拡大につながるものと思われる。

発明の効果

0006

本発明は西洋ナシ果実を樹から収穫した後、すぐに食べることができるという点で、今までになかった技術である。本発明が観光果樹園などに導入されることにより、西洋ナシの需要の拡大が促されるものと考えられる。

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