図面 (/)

技術 ロール紙の巻取り軸、及びそれを用いたロール紙巻取り装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 中村政昭石田浩
出願日 1999年4月30日 (20年10ヶ月経過) 出願番号 1999-124291
公開日 2000年11月14日 (19年4ヶ月経過) 公開番号 2000-313552
状態 未査定
技術分野 連続用紙の取扱い ウェブの巻取り ウエブロールの交換
主要キーワード 横辺部分 縦辺部分 取り外し性 上下対象 巻取りガイド 先端突起 軸径方向 軸半径
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

紙を巻取り軸ロール状にしっかりと巻き取ることと、巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成できる巻取り軸及びそれを用いたロール紙巻取り装置を提供する。

解決手段

回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸35及びそれを用いたロール紙巻取り装置である。そして、巻取り軸芯36の外周面には、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条37,38,39が設けられ、この突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成された。

概要

背景

従来から、例えば、請求書納品書などにおいては、納入側と顧客側とにおいて納品書などに記載された情報が完全に一致することが要求される。このようなことは、請求書や納品書以外にも極めて重要な情報記録についても同様に、記録内容食い違いを皆無にすることが必須となる。

このような要望に対応するものとしては、例えば、複数枚の記録紙を重ね合わせておき、インパクト印字にて印字する、所謂インパクト印字タイプのプリンタを用いて加圧印字し、この重ね合わせた複数枚の記録紙に同時に同じ情報を記録することが行われている。そして、この種のプリンタに使用される複写用記録紙には、長尺に構成されてロール状に巻かれた複写ロール紙がある。

この複写ロール紙をプリンタに供給するためには、複写ロール紙を回転自在に保持し、この複写ロール紙から引き出された記録紙をプリンタのプラテンによって引張することによって記録紙を搬送する。このようにプラテンを用いて記録紙の搬送を行いながら、該プラテンの部分で記録紙を打刻して、重なった複数の記録紙に同一内容を同時に記録するようになっているのが一般的である。

複写ロール紙巻取り装置、すなわち、記録紙を重ね合わせた状態で巻回した複写ロール紙を記録領域に供給するロール紙巻取り装置においては、印字後にその一部の用紙を巻取り保管する巻取り軸を備えている。

概要

紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることと、巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成できる巻取り軸及びそれを用いたロール紙巻取り装置を提供する。

回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸35及びそれを用いたロール紙巻取り装置である。そして、巻取り軸芯36の外周面には、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条37,38,39が設けられ、この突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成された。

目的

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることと、巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成でき、しかも合成樹脂でも容易に構成できる巻取り軸及びそれを用いたロール紙巻取り装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸であって、前記巻取り軸の外周面には、前記ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられ、該突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されたことを特徴とするロール紙の巻取り軸。

請求項2

前記縮径突条は、開口を備えており、該開口に対応した端面が変形領域に構成されていると共に、該変形領域に他の端面よりも軸半径外方に突出する突起部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のロール紙の巻取り軸。

請求項3

前記縮径突条は、前記ロール紙の先端を受容可能なスリットを形成する断面略コ字状のベース部と、該ベース部から軸半径外方に突出する先端突起とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載のロール紙の巻取り軸。

請求項4

前記縮径突条が、軸心を挟んで対象位置に設けられたことを特徴とする請求項1、2または3に記載のロール紙の巻取り軸。

請求項5

軸全体が合成樹脂にて構成され、前記突条が前記外周面とは別体に形成されて、該外周面に取り付けられたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のロール紙の巻取り軸。

請求項6

同じ情報を同時に記録できるように複数の記録紙を重ね合わせた状態で巻回し複写ロール紙を回転可能に保持し、該複写ロール紙を引き出して記録領域に供給し、記録領域にて情報記録後に前記記録紙の一部を巻き取る巻取り軸を備えたロール紙巻取り装置において、前記巻取り軸の外周面に、前記ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられ、該突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されたことを特徴とするロール紙巻取り装置。

--

0001

本発明は、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸及びそれを用いたロール紙巻取り装置に関する。

背景技術

0002

従来から、例えば、請求書納品書などにおいては、納入側と顧客側とにおいて納品書などに記載された情報が完全に一致することが要求される。このようなことは、請求書や納品書以外にも極めて重要な情報記録についても同様に、記録内容食い違いを皆無にすることが必須となる。

0003

このような要望に対応するものとしては、例えば、複数枚の記録紙を重ね合わせておき、インパクト印字にて印字する、所謂インパクト印字タイプのプリンタを用いて加圧印字し、この重ね合わせた複数枚の記録紙に同時に同じ情報を記録することが行われている。そして、この種のプリンタに使用される複写用記録紙には、長尺に構成されてロール状に巻かれた複写ロール紙がある。

0004

この複写ロール紙をプリンタに供給するためには、複写ロール紙を回転自在に保持し、この複写ロール紙から引き出された記録紙をプリンタのプラテンによって引張することによって記録紙を搬送する。このようにプラテンを用いて記録紙の搬送を行いながら、該プラテンの部分で記録紙を打刻して、重なった複数の記録紙に同一内容を同時に記録するようになっているのが一般的である。

0005

複写ロール紙巻取り装置、すなわち、記録紙を重ね合わせた状態で巻回した複写ロール紙を記録領域に供給するロール紙巻取り装置においては、印字後にその一部の用紙を巻取り保管する巻取り軸を備えている。

発明が解決しようとする課題

0006

上記巻取り軸への紙の巻き取りは、紙の安定した走行挙動の安定した走行)等を考慮すると、適宜バックテンションなどをかけて、巻きぶくれのないようにしっかり巻き取ることが必要である。一方、巻取り軸にロール状に巻き取られたロール紙は、巻取り軸から取り外して保管するが、この取り外しのとき、ロール紙の巻きがきついと、巻取り軸から抜けなかったり、また、むり抜きすると、ロール状態崩れたりする。

0007

このように、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることと、巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを、同時に達成するのは非常に困難であった。特に、合成樹脂にて構成される巻取り軸においては、複雑な構成を採用し難く極めて困難であった。

0008

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることと、巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成でき、しかも合成樹脂でも容易に構成できる巻取り軸及びそれを用いたロール紙巻取り装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係る巻取り軸は、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸であって、前記巻取り軸の外周面には、前記ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられ、該突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されたことを特徴とし(請求項1)、これによって前記目的を達成することができる。

0010

また、本発明に係る巻取り軸において、
・前記縮径突条は、開口を備えており、該開口に対応した端面が変形領域に構成されていると共に、該変形領域に他の端面よりも軸半径外方に突出する突起部を設けたこと(請求項2)、
・前記縮径突条は、前記ロール紙の先端を受容可能なスリットを形成する断面略コ字状のベース部と、該ベース部から軸半径外方に突出する先端突起とから構成されたこと(請求項3)、

0011

・前記縮径突条が、軸心を挟んで対象位置に設けられたこと(請求項4)、
・軸全体が合成樹脂にて構成され、前記突条が前記外周面とは別体に形成されて、該外周面に取り付けられたこと(請求項5)、
を特徴とする。

0012

本発明に係るロール紙巻取り装置は、同じ情報を同時に記録できるように複数の記録紙を重ね合わせた状態で巻回した複写ロール紙を回転可能に保持し、該複写ロール紙を引き出して記録領域に供給し、記録領域にて情報記録後に前記記録紙の一部を巻き取る巻取り軸を備えたロール紙巻取り装置において、前記巻取り軸の外周面に、前記ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられ、該突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されたことを特徴とし(請求項6)、これにより上記目的を達成することができる。

0013

(作用)本発明に係る巻取り軸によれば、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸で、この巻取り軸の軸芯外周面に、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられているので、ロール紙の内周面との接触面積を少なくでき、またこれらの突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されているので、巻取り時において、巻き取る紙をきつく巻いても、ロール紙を引き抜くときに、縮径突条が軸径内方側に変形して、引き抜き抵抗を小さくできる。(請求項1)

0014

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、開口を備え、この開口に対応した端面が変形領域に構成され、この変形領域に他の端面よりも軸半径外方に突出する突起部が形成された構成によれば、この突起部に、巻き取られたロール紙の内周面が接触してしっかりと巻き取られる一方、ロール紙を巻取り軸から抜き取るときは、巻取り軸から抜くように操作することで、突起部が軸内方に位置ズレするように変形領域を変形させる。(請求項2)

0015

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、ロール紙の先端を受容可能なスリットを形成する断面略コ字状のベース部と、該ベース部から軸半径外方に突出する先端突起とからなる構成によれば、ベース部によって、ロール紙の先端を係止するだけでなく、該ベース部の撓み易い形状により、ロール紙内周面と接触する先端突起が弾性変形(軸径方向揺動する)するので、ロール紙の抜き取り抵抗を小さくすることができる。(請求項3)

0016

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、軸心を挟んで対象位置に設けられた構成によれば、突条の変形しろを大きくとることができ、ロール紙の抜き取り抵抗を更に小さくできる。(請求項4)

0017

また、本発明に係る巻取り軸において、軸全体が合成樹脂にて構成され、突条が巻取り軸の外周面とは別体に形成されたことで、合成樹脂による変形領域等の形状が容易に形成でき、しかも、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることができる。(請求項5)

0018

本発明に係るロール紙巻取り装置は、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取り可能にするべく、軸芯外周面に、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられているので、ロール紙の内周面との接触面積が少なく構成され、またこれらの突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されていることで、巻取り時において、巻き取る紙をきつく巻くように巻き取っても、ロール紙を軸芯から引き抜くときに、縮径突条が軸径内方側に変形して、引き抜き抵抗の小さいロール紙巻取り装置とすることができる。(請求項6)

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、本発明に係る巻取り軸の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る巻取り軸の一実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1におけるA−A線に沿った部分の断面図である。図3は、図1に示す巻取り軸の作用を示すための要部(A−A線に沿った部分)断面図である。図4は、図1に示す巻取り軸の作用を示すための要部(A−A線に沿った部分)断面図である。図5は、本発明に係る巻取り軸を備える複写ロール紙巻取り装置及びプリンタを示す概略図である。

0020

(第1の実施の形態)本実施の形態の特徴部分を説明する前に、複写ロール紙巻取り装置及びプリンタ全体構成について概略を説明する。図5に示すように、本実施形態に係る複写ロール紙巻取り装置1は、同じ情報を同時に記録できるように複数の記録紙(重ね合わせた状態で巻回した複写ロール紙10)を、プリンタ3側に連続して引き出せるようにしたものである。この複写ロール紙巻取り装置1は、本実施の形態では3枚の記録紙10A、10B、10Cを重ね合わせた状態で巻回した複写ロール紙10を回転可能に保持するロール紙保持部11と、引き出された記録紙10A、10B、10Cに適宜圧力を加えることのできる例えば押圧部13とを備えている。

0021

ロール紙保持部11は、複写ロール紙10を回転自在に保持するとともに、例えば、ブレーキ部14によって複写ロール紙10の軸心15に適宜な強さのバックテンションをかけるようになっている。押圧部13は、例えば、複写ロール紙10から引き出された記録紙10A、10B、10Cの最上面の記録紙10Aを上側から押圧するべく上方支持プレート21によって保持された最上面押圧部17と、記録紙10A、10B、10Cの最下面の記録紙10Cを下側から押圧するべくベースプレート22によって保持された最下面押圧部19とを有している。

0022

また、上方支持プレート21は、L字型回転レバー20の横辺部分に設けられた板状部材であり、ベースフレーム22に対して移動できるように構成されている。すなわち、回転レバー20は、装置側面側に位置されてL字形の曲がり部分が回転軸23で支持されており、その縦辺部分ハンドル24になっている。そして、横辺部分の先端に上述の上方支持プレート21が、ベースプレート22と対面できるように延びている。

0023

ベースフレーム18には、複写ロール紙10のほぼ直下に位置させて、記録紙10A、10B、10Cのたるみ部分を受容する適宜な大きさの受容部である穴25が設けられている。

0024

前述の押圧部13の下流側には、図5に示すように、プリンタ3の印字領域となるプラテン31に記録紙10A、10B、10Cを案内するガイド部33などを備えている。

0025

本実施の形態における複写ロール紙巻取り装置1には、3枚の記録紙10A、10B、10Cのうち、巻き取り側の記録紙10Aと、非巻き取り側の記録紙10B、10Cとに分離するセパレータ34と、分離された巻き取り側の記録紙10Aを巻き取る巻取り軸35とを備えている。

0026

巻取り軸35は、図5に示すように、セパレータ34の後方側において着脱自在に回転可能に適宜装着されるものである。なお、巻取り軸35は、図示しない駆動手段により、例えば軸一端側に設けられた歯車51が回転駆動され、他端側の括れ部55が上方に開口した軸受け部60(図5において想像線にて図示)に軸支されている。したがって、連続紙を巻き取ることができる。

0027

この巻取り軸35は、図1に示すように、歯車51に接近した側にフランジ50を備えており、このフランジ50に沿ってロール紙を巻き取っていく。そして、巻き取ったロール紙10Aを、該フランジ50とは反対側へ、巻取り軸芯に沿って抜き取ることができるように構成されている。

0028

巻取り軸35は、巻取り軸芯36の外周面36aに、ロール紙10Aの内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条37,38,39が設けられている。本実施の形態においては、図中において上下方向に突出した突条37と38とが、半径方向あるいは周方向に容易に弾性変形する縮径突条として構成されている。

0029

縮径突条37は、例えば軸方向に沿ったスリット状の二つの開口40を備えており、この開口40に対応した端面37aが軸径方向に変形可能な変形領域45として構成されている。縮径突条37が軸径内方側に変形できることで、ロール紙10Aの引き抜き抵抗を小さくすることができる。また、この変形領域45は、縮径突状37の他の端面よりも軸半径外方に突出する突起部41が形成されている。

0030

また、縮径突条38は、図2に示すように、ロール紙10Aの先端11を差込可能(受容可能)なスリット38cを有する断面略コ字状のベース部38aを備えており、該ベース部38aの上端に、軸半径外方に突出する突条の先端突起38bを備えた構成である。

0031

また、本実施の形態においては、縮径突条37と38とが、軸芯36を挟んで上下対象位置に設けられ、これらとは角度にして90度ずれた位置に単なる板状の突条39,39が設けられている。

0032

このように4個の突状を備えた構成により、ロール紙10Aの内周面との接触面積を少なくできるだけでなく、ロール紙10Aを軸から抜くように操作した時に、例えば突起部41のフランジ側の傾斜面44が押されることで、該突起部41が図3に示すように若干へこむように変形(図中においてt1分だけ凹む)することができる。この変形により、抜き抵抗が小さくなる。

0033

更にまた、図4に示すように、縮径突条38は、ロール紙10Aの先端11を係止するだけでなく、ベース部38aの屈曲した片支持構造によって撓み易い形状(図4中において想像線にて示す弾性変形)により、ロール紙内周面と接触する先端突起38bが軸円周方向に揺動することができるので、該先端突起38bの部分における実質的な軸径が若干量(t2分)だけ縮径し、ロール紙10Aの抜き取り抵抗を小さくすることができる。

0034

図4に示した状態においては、縮径突条37の径方向の変形量(t1)と、軸心を挟んで対象位置に設けられた縮径突起38の径方向の変形量(t2)とによって、突条の変形しろが大きくなり、ロール紙10Aの抜き取り抵抗を更に小さくできる。

0035

本実施の形態における巻取り軸35は、該軸全体が合成樹脂にて構成され、前述の各突条37,38,39が巻取り軸芯36の外周面36aに形成された溝部分に、例えば接着による取り付けられている。したがって、縮径突条37および28の形成も比較的容易に形成することができる。また、各突条37,38,39も含め巻取り軸35全てを一体成形することもできる。ここで、スリット38cと開口40との位置関係が図示の如く軸芯36まわりに180度の角度でもって全く正反対のところに位置していることにより、該スリット38cや開口40を形成するための金型構造の複雑化が避けられ、比較的容易に一体成形することができる。

0036

なお、プラテン31は、記録紙10A、10B、10Cに対する記録内容に従って、適宜な駆動手段(図示せず)によって回転制御される。このプラテン31に接触させて回転ローラ36、37が配置されており、プラテン31と回転ローラ36、37との間に記録紙10A、10B、10Cが通される。そして、プラテン31の図中の時計回転方向への回転によって、記録紙10A、10B、10Cが引張されて複写ロール紙10から引き出される。

0037

また、セパレータ34は、図5に示すように、プリンタ本体前方側に向かって反り返った湾曲状の返り部38を有しており、この返り部38の下側に取り付けられた巻取りガイド部39とを備えており、上側に設けられた回転軸45を中心に回動自在に支持されている。そして、記録領域から排出された非巻き取り側の記録紙10B,10Cは、戻り部38の湾曲した下面を通りプリンタ3の前方に送られ、セパレータ34に近接して設けられたカット手段(図示せず)によって適宜カットされる。

0038

上述の実施の形態では、突条を十字形状に4つ設けた構成としたが、本発明においては、突条の数は、このような形態に限るものではなく、種々変更可能である。

発明の効果

0039

以上詳記したように、本発明に係る巻取り軸は、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取るように構成された巻取り軸で、この巻取り軸の軸芯外周面に、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられているので、ロール紙の内周面との接触面積を少なくでき、またこれらの突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されているので、巻取り時において、巻き取る紙をきつく巻いても、ロール紙を引き抜くときに、縮径突条が軸径内方側に変形して、引き抜き抵抗を小さくできる。したがって、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることができ、且つ巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成する巻取り軸を提供することができる。(請求項1)

0040

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、開口を備え、この開口に対応した端面が変形領域に構成され、この変形領域に他の端面よりも軸半径外方に突出する突起部が形成された構成によれば、この突起部に、巻き取られたロール紙の内周面が接触してしっかりと巻き取られる一方、ロール紙を巻取り軸から抜き取るときは、巻取り軸から抜くように操作することで、突起部が軸内方に位置ズレするように変形領域を変形させる。したがって、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることができ、且つ巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成する巻取り軸を提供することができる。(請求項2)

0041

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、ロール紙の先端を受容可能なスリットを形成する断面略コ字状のベース部と、該ベース部から軸半径外方に突出する先端突起とからなる構成によれば、ベース部によって、ロール紙の先端を係止するだけでなく、該ベース部の撓み易い形状により、ロール紙内周面と接触する先端突起が弾性変形(軸径方向に揺動する)するので、ロール紙の抜き取り抵抗を小さくすることができ、しっかり巻いたロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取ることのできる巻取り軸を提供することができる。(請求項3)

0042

また、本発明に係る巻取り軸において、縮径突条が、軸心を挟んで対象位置に設けられた構成によれば、突条の変形しろを大きくとることができ、ロール紙の抜き取り抵抗を更に小さくでき、より抜き取り抵抗の小さい巻取り軸を提供することができる。(請求項4)

0043

また、本発明に係る巻取り軸において、軸全体が合成樹脂にて構成され、突条が巻取り軸の外周面とは別体に形成されたことで、合成樹脂による変形領域等の形状が容易に形成でき、しかも、紙を巻取り軸にロール状にしっかりと巻き取ることができ、且つ巻き取ったロール紙を、巻取り軸から容易に抜き取るようにすることとを同時に達成する巻取り軸を提供することができる。(請求項5)

0044

更に、本発明に係るロール紙巻取り装置によれば、その巻取り軸は、回転駆動されて連続した紙を巻き取り、かつ巻き取ったロール紙を、その巻取り軸芯に沿って抜き取り可能にするべく、軸芯外周面に、ロール紙の内側面と部分的に接触するように軸方向に延びる複数の突条が設けられており、ロール紙の内周面との接触面積が少なく構成されているとともに、突条の少なくとも一つが、軸半径内側方向に弾性変形する縮径突条として構成されているので、巻取り時において、巻き取る紙をきつく巻くように巻き取っても、ロール紙を軸芯から引き抜くときに、縮径突条が軸径内方側に変形して、引き抜き抵抗を小さくできる、所謂巻取り性が良く且つロール取り外し性の良いロール紙巻取り装置を提供することができる。(請求項6)

図面の簡単な説明

0045

図1本発明に係る巻取り軸の一実施の形態を示す斜視図である。
図2図1におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
図3図1に示す巻取り軸の作用を示すための要部(A−A線に沿った部分)断面図である。
図4図1に示す巻取り軸の作用を示すための要部(A−A線に沿った部分)断面図である。
図5図5は、本発明に係る巻取り軸を備える複写ロール紙巻取り装置及びプリンタを示す概略図である。

--

0046

1ロール紙巻取り装置
10複写ロール紙
10A、10B、10C 記録紙
35巻取り軸
36軸芯
37,38縮径突条
38aベース部
38b 先端突条
38cスリット
39 突条
40 開口
41突起部
45変形領域
50 フランジ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ