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技術 形鋼圧延機のガイド組替え機構

出願人 新日鐵住金株式会社新日鉄住金エンジニアリング株式会社NSプラント設計株式会社
発明者 藤野克己中川理洋常弘健治
出願日 1999年4月28日 (21年8ヶ月経過) 出願番号 1999-121778
公開日 2000年11月14日 (20年1ヶ月経過) 公開番号 2000-312912
状態 特許登録済
技術分野 圧延材の移送
主要キーワード 掛合部材 スライドガイド軸 ガイド組 取り外し手順 回動腕 ガイドボックス 予備品 中間ガイド
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

複雑な構造を避け、被圧延材を案内、誘導するガイド圧延機から迅速に着脱できる形鋼圧延機ガイド組替え機構を提供する。

解決手段

(A)圧延機ハウジング11のパスラインPより上側に設けられたシフトレール12〜15と、(B)シフトレール12〜15に設置され、ガイドボックス20、上、下スライドガイド軸25、26、上フンド31、32及び下フンド33、34をそれぞれ備えたガイド装置16、17と、(C)ガイド装置16、17を圧延機ハウジング11に側方から着脱可能な固定部材とを有し、(D)しかもシフトレール12〜15には、シフトレール12〜15上に設置されたガイド装置16、17をパスラインPに沿って進退させるアクチュエータ18、19が設けられ、ガイド装置16、17は、シフトレール12〜15の端部から昇降手段45、46によって着脱可能に設けられている。

概要

背景

従来、ユニバーサルミルエッジングミル近接して設置されている形鋼圧延機において、ロール組替え時にロールガイド装置を取り外さずに組替えることができる形鋼圧延機のガイド組替え機構の一例として、特開昭53−6262号公報に開示されているものがある。この形鋼圧延機のガイド組替え機構は、中間ガイド出入口ガイドとから構成され、これらのガイドが一つのベース上で、中間ガイドはライン直角方向に、出入口ガイドはライン進行方向にそれぞれ移動可能な構成を有することにより、ロール組替え時にこれらのガイドを取り外さず、退避させてロール組替えを可能としている。

概要

複雑な構造を避け、被圧延材を案内、誘導するガイドを圧延機から迅速に着脱できる形鋼圧延機のガイド組替え機構を提供する。

(A)圧延機ハウジング11のパスラインPより上側に設けられたシフトレール12〜15と、(B)シフトレール12〜15に設置され、ガイドボックス20、上、下スライドガイド軸25、26、上フンド31、32及び下フンド33、34をそれぞれ備えたガイド装置16、17と、(C)ガイド装置16、17を圧延機ハウジング11に側方から着脱可能な固定部材とを有し、(D)しかもシフトレール12〜15には、シフトレール12〜15上に設置されたガイド装置16、17をパスラインPに沿って進退させるアクチュエータ18、19が設けられ、ガイド装置16、17は、シフトレール12〜15の端部から昇降手段45、46によって着脱可能に設けられている。

目的

しかしながら、前記従来の形鋼圧延機のガイド組替え機構は、次の問題があった。
(1)中間ガイド及び出入口ガイドが摺動するベースがラインの直下にあるので、圧延される被圧延材からスケール剥離してベース上に落下し、これが摺動部に噛み込んで移動できなくなる恐れがあった。
(2)一つのベース上を中間ガイドと出入口ガイドが摺動するため、頻繁に動く一方のガイドが摩耗してベースに段差が発生し、他方のガイドがその段差に引っ掛かり動かなくなる可能性があった。
(3)H形鋼鋼矢板等のように別の製品を圧延するときにはハウジングの間隔を変える必要があるが、このガイド組替え機構は一体型なので、もう一式揃える必要があった。予備品も考慮すると合計4台必要となるためコストアップとなっていた。
(4)一体型であるため、いずれかのガイドが傷んだ場合、ガイド一式を取り外さなければならなかった。
(5)いずれかのガイドの高さを変えたいことがあったが、一体式であるため不可能であった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、複雑な構造を避け、被圧延材を案内、誘導するガイド装置を圧延機から迅速に着脱できる形鋼圧延機のガイド組替え機構を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

形鋼圧延機に配設されるガイド組替え機構であって、(A)圧延機ハウジングパスラインより上側に該パスラインに沿って設けられたシフトレールと、(B)前記シフトレールに設置され、ガイドボックス、該ガイドボックスの前記パスラインの上方及び下方をなす位置に該パスラインと直交する状態で取付けられる上、下スライドガイド軸、該上、下スライドガイド軸の前記パスラインを中心にして左右対称位置摺動自在に取付けられると共に、被圧延材の外面と接するガイド面を有してそれぞれ対をなす上フンド及び下フンドをそれぞれ備えたガイド装置と、(C)前記ガイド装置を前記圧延機ハウジングに側方から着脱可能な固定部材とを有し、(D)しかも前記シフトレールには、該シフトレール上に設置された前記ガイド装置を前記パスラインに沿って進退させるアクチュエータが設けられ、前記ガイド装置は、前記シフトレールの端部から昇降手段によって着脱可能に設けられていることを特徴とする形鋼圧延機のガイド組替え機構。

請求項2

請求項1記載の形鋼圧延機のガイド組替え機構において、前記昇降手段は、前記圧延機ハウジングの上部に設けられ、前記ガイド装置の上部に設けられたフック掛止して回動及び伸縮可能なスイングアームであることを特徴とする形鋼圧延機のガイド組替え機構。

請求項3

請求項2記載の形鋼圧延機のガイド組替え機構において、前記スイングアームは、前記圧延機ハウジングの上部に設けられた伸縮可能な枢軸に支持され、該枢軸を前記圧延機ハウジングの間隔に追従させて伸縮することにより、複数の種類の形鋼圧延を可能とする形鋼圧延機のガイド組替え機構。

技術分野

0001

本発明は、形鋼圧延機ガイド組替え機構係り、詳しくは、例えば、H形鋼等の形鋼圧延機の前、後部に取付けられ、被圧延材の案内、誘導を良好に保つガイドの組替え装置に関する。

背景技術

0002

従来、ユニバーサルミルエッジングミル近接して設置されている形鋼圧延機において、ロール組替え時にロールガイド装置を取り外さずに組替えることができる形鋼圧延機のガイド組替え機構の一例として、特開昭53−6262号公報に開示されているものがある。この形鋼圧延機のガイド組替え機構は、中間ガイド出入口ガイドとから構成され、これらのガイドが一つのベース上で、中間ガイドはライン直角方向に、出入口ガイドはライン進行方向にそれぞれ移動可能な構成を有することにより、ロール組替え時にこれらのガイドを取り外さず、退避させてロール組替えを可能としている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、前記従来の形鋼圧延機のガイド組替え機構は、次の問題があった。
(1)中間ガイド及び出入口ガイドが摺動するベースがラインの直下にあるので、圧延される被圧延材からスケール剥離してベース上に落下し、これが摺動部に噛み込んで移動できなくなる恐れがあった。
(2)一つのベース上を中間ガイドと出入口ガイドが摺動するため、頻繁に動く一方のガイドが摩耗してベースに段差が発生し、他方のガイドがその段差に引っ掛かり動かなくなる可能性があった。
(3)H形鋼、鋼矢板等のように別の製品を圧延するときにはハウジングの間隔を変える必要があるが、このガイド組替え機構は一体型なので、もう一式揃える必要があった。予備品も考慮すると合計4台必要となるためコストアップとなっていた。
(4)一体型であるため、いずれかのガイドが傷んだ場合、ガイド一式を取り外さなければならなかった。
(5)いずれかのガイドの高さを変えたいことがあったが、一体式であるため不可能であった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、複雑な構造を避け、被圧延材を案内、誘導するガイド装置を圧延機から迅速に着脱できる形鋼圧延機のガイド組替え機構を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0004

前記目的に沿う本発明に係る形鋼圧延機のガイド組替え機構は、形鋼圧延機に配設されるガイド組替え機構であって、(A)圧延機ハウジングパスラインより上側に該パスラインに沿って設けられたシフトレールと、(B)前記シフトレールに設置され、ガイドボックス、該ガイドボックスの前記パスラインの上方及び下方をなす位置に該パスラインと直交する状態で取付けられる上、下スライドガイド軸、該上、下スライドガイド軸の前記パスラインを中心にして左右対称位置に摺動自在に取付けられると共に、被圧延材の外面と接するガイド面を有してそれぞれ対をなす上フンド及び下フンドをそれぞれ備えたガイド装置と、(C)前記ガイド装置を前記圧延機ハウジングに側方から着脱可能な固定部材とを有し、(D)しかも前記シフトレールには、該シフトレール上に設置された前記ガイド装置を前記パスラインに沿って進退させるアクチュエータが設けられ、前記ガイド装置は、前記シフトレールの端部から昇降手段によって着脱可能に設けられている。

0005

上記した構成によって、ロールの組替えを行う場合には、コッタ等の固定手段を取り外して圧延機ハウジングとの連結を解除し、シフトレールに設けられたアクチュエータによって、ガイド装置を自動的に退避させてから行う。また、ガイド装置のメンテナンスを行う場合には、シフトレールの端部からクレーンスイングアーム等の昇降手段で取り外して補修ヤード等に搬送することができる。ガイド装置がシフトレールを移動するとき、シフトレールがパスラインより上側に設けられ、また、固定部材がガイド装置を側方から着脱する構成となっているので、被圧延材からの熱やスケールの影響を受けにくくなっている。また、ガイド装置は、従来の出口ガイド、又は入り口ガイドに相当し、それぞれ独立して取付け可能なので、一方のガイド装置だけが傷んだときには、その傷んだ方だけ取り外して交換することができる。

0006

ここで、前記昇降手段を、前記圧延機ハウジングの上部に設けられ、前記ガイド装置の上部に設けられたフック掛止して回動及び伸縮可能なスイングアームとすることも可能である。中間ガイドを取付けることによってシフトレールの長さが制限された場合に、スイングアームにガイド装置を掛止して、回動させることによってガイド装置を既存の設備に接触させることなくシフトレールの端部に載置することができる。また、前記スイングアームは、前記圧延機ハウジングの上部に設けられた伸縮可能な枢軸に支持され、該枢軸を前記圧延機ハウジングの間隔に追従させて伸縮することにより、複数の種類の形鋼の圧延を可能とすることが好ましい。スイングアームを支持する枢軸が伸縮可能なので、圧延機ハウジングの間隔が変わってもスイングアームの位置がずれないので段替えを簡単に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0007

続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。

0008

図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る形鋼圧延機のガイド組替え機構10は、圧延機ハウジング11に設けられたシフトレール12〜15と、シフトレール12、13に設置されるガイド装置の一例である出口ガイド装置16と、シフトレール14、15に設置されるガイド装置の一例である入口ガイド装置17と、出口ガイド装置16、入口ガイド装置17をそれぞれ側方から固定する図示しない固定部材とを有している。以下、詳しく説明する。

0009

図2に示すように、出口ガイド装置16が設置されるシフトレール12、13は、パスラインPより上側の左右両側にパスラインPに平行に設けられている。そして、シフトレール12、13の外側にはそれぞれアクチュエータの一例である油圧シリンダ18、19が設けられ、油圧シリンダ18、19の先部にはそれぞれ出口ガイド装置16のガイドボックス20の上部両側に設けられた掛止切欠き凹部21、22が上部から嵌入する進退ブラケット凸部23、24を有している。掛止切欠き凹部21、22を進退ブラケット凸部23、24に嵌入してから油圧シリンダ18、19を作動させることによってガイドボックス20をパスラインPに沿って前進又は後退させることができる。ガイドボックス20のパスラインPの上方及び下方をなす位置には、パスラインPと直交する状態で上、下スライドガイド軸25、26が取付けられている。

0010

そして、上、下スライドガイド軸25、26のパスラインPを中心にして左右対称位置には、被圧延材の外面と接するガイド面27〜30を有してそれぞれ対をなす上フンド31、32、及び下フンド33、34が摺動自在に取付けられている。また、上フンド31、32、及び下フンド33、34の前部にはあり溝形状の掛止部35〜38がそれぞれ設けられている。そして前記ガイドボックス20、上、下スライドガイド軸25、26、及び上フンド31、32、下フンド33、34によってガイド装置(出口ガイド装置16、入口ガイド装置17)が構成される。圧延機ハウジング11に設けられた図示しない調整装置は、掛止部35〜38に嵌入し、上フンド31、32及び下フンド33、34を被圧延材の形状に合わせて左右方向に開閉することを可能としている。ガイドボックス20の上部にはフック39が状に複数設けられた掛合部材40が取付けられている。そして、フック39を昇降手段の一例である天井クレーン45、46で掛止し、持ち上げて、移動することによって出口ガイド装置16をシフトレール12、13の端部から着脱することができる。

0011

ガイドボックス20の左右の前側には固定切欠き部41、42がそれぞれ設けられている。そして、圧延機ハウジング11には、図示しない油圧シリンダと、その先部と一体となった固定部材の一例であるコッタが設けられている。圧延機ハウジング11に設けられたコッタを、ガイドボックス20の固定切欠き部41、42に、両側方から嵌入するので、出口ガイド装置16を圧延機ハウジング11に簡単に着脱できる。図1に示すように、圧延機ハウジング11の中央部には水平ロール43が上下に連設され、その側部には竪ロール44が設けられている。また、出口ガイド装置16、入口ガイド装置17をシフトレール12〜15まで移送するために天井クレーン45、46を使用する。なお、入口ガイド装置17の構造は、出口ガイド装置16と同じであるので説明を省略する。

0012

次に、ガイド組替え機構10の使用手順を説明する。図1に示すように、出口ガイド装置16のフック39の円形溝の中心位置をQ1〜Q5で表すものとする。出口ガイド装置16を圧延機ハウジング11に取付けるときには、まず、天井クレーン45を出口ガイド装置16のフック39に掛合させ、補修ヤードから出口ガイド装置16を吊り下げて、Q1からQ2の位置まで下降させる。このときのQ2の高さは、出口ガイド装置16のガイドボックス20の掛止切欠き凹部21、22の下端の高さがシフトレール12、13の進退ブラケット凸部23、24の上端の高さよりも高くしておく。次に、出口ガイド装置16をQ2からQ3の位置まで水平移動させ、そして、Q3からQ4の位置まで下降させて、出口ガイド装置16をシフトレール12、13上に載置する。このとき、掛止切欠き凹部21、22が進退ブラケット凸部23、24に嵌入したことを確認する。確認後に天井クレーン45をフック39から外す。図1は、天井クレーン45をフック39から外した時の状態を示している。それから、シフトレール12、13に設けられた油圧シリンダ18、19を作動させて出口ガイド装置16をQ5の位置(設置位置)まで移動する。移動後は、固定切欠き部41、42をコッタで固定し、調整装置を上フンド31、32及び下フンド33、34の掛止部35〜38に嵌入して固定する。なお、油圧シリンダ18、19には、リニアセンサ内臓されており、出口ガイド装置16を正確な位置に移動することができる。

0013

水平ロール43、竪ロール44の組替えを行うときには、出口ガイド装置16の固定を解除してから油圧シリンダ18、19を作動させ、Q5の位置からQ4の位置まで移動させる。ロール組替え作業の終了後は、再度Q4の位置からQ5の位置まで移動させて出口ガイド装置16の固定作業を行う。このように、出口ガイド装置16はシフトレール12、13に沿って自動的に進退可能なので、取り外す必要がなく、ロール組替え作業を迅速に行うことができる。また、出口ガイド装置16を補修等のため取り外すときは、まず、出口ガイド装置16の固定を解除してから油圧シリンダ18、19を作動させ、Q5の位置からQ4の位置まで移動させる。そして、天井クレーン45をフック39に掛合させ、天井クレーン45によってQ3、Q2、Q1の順に移動して補修ヤードまで移動させることができる。なお、入口ガイド装置17については、出口ガイド装置16と移動する方向が逆になるだけでその他の手順は同じなので説明を省略する。

0014

次に、前記実施の形態の変形例に係るガイド組替え機構10aについて説明する。図3に示すように、隣り合う圧延機の間にパスラインRに直交する方向に移動可能な中間ガイド47が設けられ、シフトレール48、49は中間ガイド47との接触を防ぐために前記実施の形態に係るシフトレール12〜15よりその長さを短くしている。また、出口ガイド装置50及び入口ガイド装置51は、前記実施の形態に係る出口ガイド装置16及び入口ガイド装置17の掛合部材40を取り外して、図4に示すように代わりにフック52a、52b、53a、53bを櫛状にそれぞれ複数備え、掛合部材40より高さの高い掛合部材54、55を設けたもので、その他の部分の構成は出口ガイド装置16及び入口ガイド装置17と同一であるので説明を省略する。また、圧延機ハウジング56のパスラインRに直交する方向には伸縮するセパレーター57〜60が設けられ、パスラインRに直交する方向の圧延機ハウジング56の幅を可変とし、水平ロール56aの幅変更に対応できるようにしている。

0015

図3において、圧延機ハウジング56の上部には、枢軸61、62を支持する枢軸固定部63、64と、枢軸61、62を支点としてスイングシリンダ80、81により回動可能であると共に、伸縮可能である昇降シリンダ65、66を備えた回動腕67、68を有する昇降手段の一例であるスイングアーム69、70を有している。スイングアーム69、70の回動腕67、68の先部71、72はそれぞれL字状に屈曲して、出口ガイド装置50及び入口ガイド装置51の上部にそれぞれ設けられたフック52b、53bを掛止でき、スイングアーム69、70は、出口ガイド装置50及び入口ガイド装置51を掛止した状態で回動及び伸縮可能となっている。また、天井には天井クレーン73、74が設置されていてフック52aを掛止し、補修ヤードから搬送してきた出口ガイド装置50及び入口ガイド装置51をスイングアーム69、70に渡すことができる。

0016

中間ガイド47とシフトレール48との接触を防ぐため、シフトレール48の長さが制限され、セパレーター57がシフトレール48の上方に設けられているので出口ガイド装置50をシフトレール48上に載置することができない。そこで、出口ガイド装置50をスイングアーム69に一旦預けて、スイングアーム69をスイングシリンダ80により回動させることによって、出口ガイド装置50を円弧状に移動させてシフトレール48に載置することにした。以下、図5を参照してガイド組替え機構10aの使用方法について説明する。出口ガイド装置50のフック52a、52bの円形溝の中心位置をS1〜S5、上フンド及び下フンドのそれぞれの先部の中点(以下、先端位置という。)をT1〜T5で表すものとする。出口ガイド装置50を圧延機ハウジング56に取付けるときには、まず、中間ガイド47をパスラインRに直交する方向に退避させておく。そして、天井クレーン73を出口ガイド装置50のフック52aに掛合させ、補修ヤードから出口ガイド装置50を吊り下げて、S1からS2の位置まで下降させる。

0017

S2の位置は図3に示す出口ガイド装置50の位置と同位置である。スイングアーム69はS2の位置にその先部を合わせて待機しており、出口ガイド装置50は、S2の位置で天井クレーン73からスイングアーム69に受け渡される。出口ガイド装置50のフック52bがスイングアーム69に確実に掛止したことを確認した後、天井クレーン73を出口ガイド装置50から外す。図3は、天井クレーン73をフック52aから外した時の状態を示している。天井クレーン73を外した後、スイングアーム69は、枢軸61を中心にスイングシリンダ80により回動してS2からS3の位置まで出口ガイド装置50を移動させる。このとき、出口ガイド装置50の先端位置はT2からT3まで移動するが、スイングアーム69は天井クレーン73に比べて移動位置の誤差が小さいので水平ロール56aに接触することはない。

0018

スイングアーム69がS3の位置まで回動したとき、出口ガイド装置50は、シフトレール48の端部上方に位置し、スイングアーム69の回動腕67は鉛直下方を向いている。この位置で昇降シリンダ65を伸長させると、出口ガイド装置50はS3からS4の位置まで下降してシフトレール48上に載置される。このとき、シフトレールに設けられた油圧シリンダ18、19の進退ブラケット凸部23、24に出口ガイド装置50の掛止切欠き凹部21、22が嵌入してから昇降シリンダ65をさらに伸長させ、回動腕67を回動させてフック52bから外す。スイングアーム69をフック52bから外したあと、シフトレール48に設けられた油圧シリンダ18、19を作動させて出口ガイド装置50をS4からS5の位置まで移動させる。S5の位置まで移動させた後は、前記実施の形態と同様の手順で各部を固定し、中間ガイド47を設置位置まで戻して固定することによって組替えを完了する。シフト用油圧シリンダ18、19、昇降シリンダ65、スイングシリンダ80は全てセンサー付としているため、出口ガイド装置50をS2〜S5の間、動かす際には、自動で組替えが可能である。

0019

このようにして、狭い場所に出口ガイド装置50を設置する場合でもスイングアーム69を使用することによって、既存の設備に接触させずに迅速に取付けることが可能となる。なお、出口ガイド装置50を取り外すときは、上記手順の略逆の手順で取り外すことができるので説明を省略する。また、入口ガイド装置51の取付け、取り外し手順については、出口ガイド装置50と移動する方向が逆になるだけでその他の手順は同じなので説明を省略する。

0020

次に、図6図7を参照して圧延機ハウジング56の間隔を変更する場合について説明する。圧延機ハウジング56の間隔を変えることができる圧延機において、スイングアーム69、70を、圧延機ハウジング56の上部に設けた伸縮可能な枢軸61a、62aに支持させ、枢軸61a、62bを圧延機ハウジング56の間隔に追従させて伸縮することにより、複数の種類の形鋼、例えばH形鋼76及び鋼矢板77の圧延を可能とすることができる。図6に示すように、圧延機ハウジング56を液圧シリンダ75により間隔を狭くした場合には前記実施の形態で説明した出口ガイド装置16、(及び入口ガイド装置17)を使用して、H形鋼76の圧延を行うことができる。ロールを組替えて鋼矢板77を圧延する場合には、液圧シリンダ75により間隔を広くし、前記実施の形態で説明した手順により出口ガイド装置16、(及び入口ガイド装置17)を形鋼ガイド装置78に交換する。このように圧延機ハウジング56を液圧シリンダ75により間隔を変えた場合の支持装置として、セパレーター57〜60を配置しているが、入口ガイド装置17、出口ガイド装置16及び形鋼ガイド装置78をスイングアーム69、70を介して回動させるための枢軸61a、62aも伸縮する構造としているので、段替え時間を短縮することができる。

発明の効果

0021

請求項1〜3記載の形鋼圧延機のガイド組替え機構においては、シフトレールがパスラインより上側に設けられ、また、固定部材がガイド装置を側方から着脱するので、被圧延材からの熱やスケールの影響を少なくして、可動部を保護することが可能である。さらに、シフトレールにアクチュエータが設けられているので、ロールの組替え作業時にシフトレールの端部までガイド装置を退避させることによって、ガイド装置を取り外さずにロールの組替えを行うことができ、また、ガイド装置の使用時の位置調整を迅速に行うことができる。そして、シフトレールの端部までガイド装置を移動して、ガイド装置をクレーン等で昇降できるので、簡単な構造で着脱でき、圧延機本体や他のガイド装置に影響を与えることなく、ガイド装置のメンテナンスを行うことができる。特に、請求項2記載のガイド組替え機構においては、圧延機ハウジングの上部に回動及び伸縮可能なスイングアームが設けられているので、シフトレールの長さが制限された場合に、ガイド装置を既存の設備に接触させることなくシフトレールの端部に載置することができる。そして、請求項3記載の形鋼圧延機のガイド組替え機構においては、圧延機ハウジングの上部に設けられ、スイングアームを支持する枢軸が伸縮可能で、圧延機ハウジングの間隔が変わっても、枢軸を利用してガイド装置を取付けることができ、複数の種類の形鋼を圧延することができるので、形鋼の種類によらず迅速にガイド装置を着脱することができる。

図面の簡単な説明

0022

図1本発明の一実施の形態に係る形鋼圧延機のガイド組替え機構の側断面図である。
図2同ガイド組替え機構の出口ガイド装置の斜視図である。
図3本発明の一実施の形態の変形例に係る形鋼圧延機のガイド組替え機構の側断面図である。
図4同ガイド組替え機構のガイド装置の斜視図である。
図5ガイド組替え機構の使用方法の説明図である。
図6ガイド組替え機構の圧延機ハウジングの間隔が狭い場合の正面図である。
図7同ガイド組替え機構の圧延機ハウジングの間隔が広い場合の正面図である。

--

0023

10:ガイド組替え機構、10a:ガイド組替え機構、11:圧延機ハウジング、12〜15:シフトレール、16:出口ガイド装置(ガイド装置)、17:入口ガイド装置(ガイド装置)、18、19:油圧シリンダ(アクチュエータ)、20:ガイドボックス、21、22:掛止切欠き凹部、23、24:進退ブラケット凸部、25:上スライドガイド軸、26:下スライドガイド軸、27〜30:ガイド面、31、32:上フンド、33、34:下フンド、35〜38:掛止部、39:フック、40:掛合部材、41、42:固定切欠き部、43:水平ロール、44:竪ロール、45、46:天井クレーン、47:中間ガイド、48、49:シフトレール、50:出口ガイド装置、51:入口ガイド装置、52a、52b、53a、53b:フック、54、55:掛合部材、56:圧延機ハウジング、56a:水平ロール、57〜60:セパレーター、61、61a、62、62a:枢軸、63、64:枢軸固定部、65、66:昇降シリンダ、67、68:回動腕、69、70:スイングアーム(昇降手段)、71、72:先部、73、74:天井クレーン、75:液圧シリンダ、76:H形鋼、77:鋼矢板、78:形鋼ガイド装置、80、81:スイングシリンダ

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