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技術 樹脂部材の取付構造

出願人 株式会社林技術研究所
発明者 高橋毅西脇英明浅田良紀
出願日 1999年4月28日 (21年0ヶ月経過) 出願番号 1999-121499
公開日 2000年11月7日 (19年5ヶ月経過) 公開番号 2000-310209
状態 特許登録済
技術分野 板の接続 ジベル プラスチック等のライニング、接合
主要キーワード 樹脂部材表面 取付相手 ボディ部材 熱可塑性樹脂部材 フェンダーライナー 凸リブ 押圧支持 バンパーフェイシア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

目的

取付相手材と樹脂部材グロメットスクリューによる取付構造において、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔の変化に対応する。

構成

取付相手材の表面に隣接して樹脂部材を配し、樹脂部材と取付相手材の共通する位置に複数の開孔をもうけ、これら開孔に樹脂部材側から取付相手材側に向かってグロメット・スクリューを挿入し樹脂部材を取付相手材に固定する樹脂部材の取付構造であって、前記開孔のうち樹脂部材の板厚が薄い部位に形成されるものの周囲には樹脂部材表面向きの凸リブが一体的に形成されている樹脂部材の取付構造。

概要

背景

自動車ホイールハウスの上面をおおうフェンダー部ボディホイール受け入れアーチ状に形成されてあり、フェンダー部ボディのアーチ内面には樹脂製のフェンダーライナーを取り付け、自動車の走行時にホイールが跳ね上げ泥水小石からボディを保護している。フェンダーライナーは、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂に各種の充填材混入した組成物を、厚さ数ミリのシートに形成し、真空成形圧空成形プレス成形等おこなって、取付位置のフェンダーアーチに沿う形状となしている。フェンダーライナーはフェンダー部ボディに、また隣接する他のボディ部材バンパーフェイシア等)にネジ止めにより取着される。

真空成形等によってフェンダーライナーのような絞りの深い成形品成形をおこなった場合、成形前の樹脂シート板厚が均一であっても成形後には、深い絞りを受ける部位は他の部位より板厚が薄くなる傾向がある。特にグロメットスクリューによる取付構造では、樹脂シートの板厚が薄い部位において、フェンダーライナーを隣接するボディ部材に取付けるのに適さない場合が生じ得る。

図2(a)を参照して説明すると、樹脂部材(フェンダーライナー)110を取付相手材(フェンダー部ボディ)120に共通する開孔111、121をもって隣接・配置し、グロメット130(鍔部131と鍔部から延設された複数に分割される脚部132、132、通孔133を含む)を樹脂部材(取付相手材)の開孔に挿入し、次にこのグロメットの脚部通孔にスクリュー140を挿入することでグロメットの分割された脚部が押し広げられ取付相手材の開孔のエッジ係合して樹脂部材を取付相手材に取付ける。この際、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔はあらかじめ設定された範囲の値であり、グロメットおよびスクリューはこの値にあったサイズのものを用いる。もしこの間隔が設計の範囲を越えて大きい場合(樹脂部材の板厚が厚い場合)、グロメットの脚部が取付相手材に届かず、係合ができない。逆に間隔が設計の範囲を越えて小さい場合(樹脂部材の板厚が薄い場合)、図2(b)に示すように、樹脂部材と取付相手材の間に隙間Sが生じて、フェンダーライナーのフェンダー部ボディへの取付状態が不十分になる。この隙間を生じないようにするには、グロメット(スクリュー)を場所によって使い分ける方法や、図に示すようにスペーサー145を介在させる方法がある。しかし、いずれの場合でもグロメットの鍔部から取付相手材までの間隔のばらつきが制御できないため、その誤差に細かく対応することはできない。

概要

取付相手材と樹脂部材のグロメット・スクリューによる取付構造において、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔の変化に対応する。

取付相手材の表面に隣接して樹脂部材を配し、樹脂部材と取付相手材の共通する位置に複数の開孔をもうけ、これら開孔に樹脂部材側から取付相手材側に向かってグロメット・スクリューを挿入し樹脂部材を取付相手材に固定する樹脂部材の取付構造であって、前記開孔のうち樹脂部材の板厚が薄い部位に形成されるものの周囲には樹脂部材表面向きの凸リブが一体的に形成されている樹脂部材の取付構造。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

取付相手材の表面に隣接して樹脂部材を配し、樹脂部材と取付相手材の共通する位置に複数の開孔をもうけ、これら開孔に樹脂部材側から取付相手材側に向かってグロメットスクリューを挿入し樹脂部材を取付相手材に固定する樹脂部材の取付構造であって、前記開孔のうち樹脂部材の板厚が薄い部位に形成されるものの周囲には樹脂部材表面向きの凸リブが一体的に形成されていることを特徴とする樹脂部材の取付構造。

--

0001

この発明は樹脂部材相手材への取付構造に関し、特に自動車フェンダーライナーホイールハウスへの取付構造に関する。

背景技術

0002

自動車のホイールハウスの上面をおおうフェンダー部ボディホイール受け入れアーチ状に形成されてあり、フェンダー部ボディのアーチ内面には樹脂製のフェンダーライナーを取り付け、自動車の走行時にホイールが跳ね上げ泥水小石からボディを保護している。フェンダーライナーは、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂に各種の充填材混入した組成物を、厚さ数ミリのシートに形成し、真空成形圧空成形プレス成形等おこなって、取付位置のフェンダーアーチに沿う形状となしている。フェンダーライナーはフェンダー部ボディに、また隣接する他のボディ部材バンパーフェイシア等)にネジ止めにより取着される。

0003

真空成形等によってフェンダーライナーのような絞りの深い成形品成形をおこなった場合、成形前の樹脂シート板厚が均一であっても成形後には、深い絞りを受ける部位は他の部位より板厚が薄くなる傾向がある。特にグロメットスクリューによる取付構造では、樹脂シートの板厚が薄い部位において、フェンダーライナーを隣接するボディ部材に取付けるのに適さない場合が生じ得る。

0004

図2(a)を参照して説明すると、樹脂部材(フェンダーライナー)110を取付相手材(フェンダー部ボディ)120に共通する開孔111、121をもって隣接・配置し、グロメット130(鍔部131と鍔部から延設された複数に分割される脚部132、132、通孔133を含む)を樹脂部材(取付相手材)の開孔に挿入し、次にこのグロメットの脚部通孔にスクリュー140を挿入することでグロメットの分割された脚部が押し広げられ取付相手材の開孔のエッジ係合して樹脂部材を取付相手材に取付ける。この際、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔はあらかじめ設定された範囲の値であり、グロメットおよびスクリューはこの値にあったサイズのものを用いる。もしこの間隔が設計の範囲を越えて大きい場合(樹脂部材の板厚が厚い場合)、グロメットの脚部が取付相手材に届かず、係合ができない。逆に間隔が設計の範囲を越えて小さい場合(樹脂部材の板厚が薄い場合)、図2(b)に示すように、樹脂部材と取付相手材の間に隙間Sが生じて、フェンダーライナーのフェンダー部ボディへの取付状態が不十分になる。この隙間を生じないようにするには、グロメット(スクリュー)を場所によって使い分ける方法や、図に示すようにスペーサー145を介在させる方法がある。しかし、いずれの場合でもグロメットの鍔部から取付相手材までの間隔のばらつきが制御できないため、その誤差に細かく対応することはできない。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は上記課題にかんがみなされたもので、取付相手材と樹脂部材のグロメット・スクリューによる取付構造において、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔の変化に対応する樹脂部材の取付構造に関する。

課題を解決するための手段

0006

課題を解決する本発明の手段は、取付相手材の表面に隣接して樹脂部材を配し、樹脂部材と取付相手材の共通する位置に複数の開孔をもうけ、これら開孔に樹脂部材側から取付相手材側に向かってグロメット・スクリューを挿入し樹脂部材を取付相手材に固定する樹脂部材の取付構造であって、前記開孔のうち樹脂部材の板厚が薄い部位に形成されるものの周囲には樹脂部材表面向きの凸リブが一体的に形成されている樹脂部材の取付構造による。

0007

本発明の樹脂部材の取付構造では、あらかじめグロメットの鍔部から取付相手材までの間隔が設定値より小さくなることが予想される部位(樹脂部材の肉厚が薄くなることが予想される部位)では、樹脂部材表面向きの凸リブが一体的に形成される。この凸リブはグロメットの鍔部を押圧支持してグロメットの鍔部から取付相手材までの間隔を設計値に保つものである。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、本発明の好適の実施の形態を図面によって説明する。図1は、取付相手材としての自動車のフェンダー部ボディ20に、樹脂部材としてのフェンダーライナー10が取付けられた状態を断面図に示す。フェンダー部ボディに沿う形状に成形されたフェンダーライナーがフェンダー部ボディに隣接・配置され、それぞれの共通する位置にある開孔11、21にグロメット・スクリュー30、40を挿入することで、フェンダー部ボディに固定される。

0009

グロメット30は鍔部31と鍔部から延設された複数に分割される脚部32、32からなる。脚部には通孔33を含む。グロメットの脚部の通孔にスクリュー40を挿入することでグロメットの分割された脚部が押し広げられ取付相手材の開孔21のエッジに係合して樹脂部材を取付相手材に固定する。

0010

フェンダーライナーは厚さ0.5〜2mm程度の熱可塑性樹脂シート(ポリエチレン樹脂やエラストマーなど)を真空成形、圧空成形、プレス成形等によって、所要のフェンダー部ボディに沿う形状に成形する。これらの成形によって熱可塑性樹脂シートは引き伸ばされ、厚さはわずかに薄くなるが、成形形状によって、絞りが深い部位では厚さの薄くなり方が多くなる。

0011

図1は、このようなフェンダーライナーの板厚が特に薄くなった部位の断面図であり、グロメットの鍔部31から取付相手材20までの間隔が、樹脂部材表面向きの凸リブ12、12を形成することで補償されている。凸リブは、樹脂部材の成形と同時に一体的に成形され、開孔の周囲に複数に分割して形成、配置する。凸リブの高さは、樹脂部材の板厚の変化率によって、0.5mm〜2.0mmほどの高さに形成するのが好ましい。凸リブはグロメットの鍔部を押圧するものであるが、過度の押圧では撓んで、押圧を軽減する作用があるのが好ましい。

0012

図3(a)〜(c)は本発明の別の実施例としての各種の凸リブを示す。図3(a)の実施例において、フェンダーライナー150の開孔151の周囲には、円周状の凸リブ152が形成されている。この実施例では、開孔を囲み均一高さの凸リブが形成されるために、グロメットが傾くことがなく、装着安定性が良い。図3(b)の実施例において、フェンダーライナー160の開孔161の両側には、高さの異なる直線状の凸リブ162aと162bが平行に配置されている。外側にの凸リブ162bの高さを内側の162aより高くすることでグロメットの鍔部が撓みやすく、過度の押圧が作用することがない。図3(c)の実施例において、フェンダーライナー170の開孔171の両側には、直線状の凸リブ172が放射状に配置されている。凸リブ172の高さを内側より外側で高くすることでグロメットの鍔部が撓みやすく、過度の押圧が作用することがない。

発明の効果

0013

本発明の樹脂部材の取付構造は、取付相手材と樹脂部材のグロメット・スクリューによる取付構造において、グロメットの鍔部から取付相手材までの間隔を一定に保ち、板厚の異なる樹脂部材に対して、同一種のグロメット・スクリューを適用することができる。特殊な取付具等を設計、利用する必要がない。真空成形、プレス成形等の各種の成形方法にて成形される材質、厚さの異なる各種の熱可塑性樹脂部材に適用できる。凸リブ形状の設計の自由度が高い。

図面の簡単な説明

0014

図1本発明による樹脂部材の取付構造を断面図で示す
図2従来の樹脂部材の取付構造を断面図で示す
図3本発明の実施例として各種凸リブの斜視図

--

0015

10樹脂部材(フェンダーライナー)
11開孔
12凸リブ
20取付相手材(フェンダー部ボディ)
21 開孔
30グロメット
31 鍔部
32 脚部
33通孔
40 スクリュー

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