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技術 紙製蓋

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 香山充中川仁克伊東孝
出願日 1999年4月23日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-116471
公開日 2000年11月7日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2000-309375
状態 特許登録済
技術分野 包装体 脆弱な部分が引裂かれて開口される容器
主要キーワード 把手片 紙製蓋 蓋表面 アイボリー シール部内 紙ムケ 資源枯渇 バージン性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年11月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

紙製蓋四角紙容器トレー)の開封に際し、紙ムケ等がなく、容易に確実に開封可能な紙製蓋を提供することにある。

解決手段

四角状紙製容器フランジ部に、該フランジ部と略同形シール部をシールする紙製蓋10において、その一コーナーに2本の切り込み線22による把手片20を設け、該切り込み線22の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線24を施し、該把手片用裏半切れ線24の中心側先端より外側に前記シール部内縁に沿って周縁裏半切れ線32を施し、さらに該周縁裏半切れ線32の外側に一定の幅Wを有する周縁表半切れ線34を施してなる紙製蓋10である。

概要

背景

近年、資源枯渇問題や廃棄物の増加に係わる環境問題即ち焼却処理による様々な環境問題が取り沙汰される中で、プラスチック製の容器に代わり紙製の容器が多くの分野で使用されるようになってきた。

上記紙製の容器の一事例として、平坦フランジ部を有する四角紙容器トレー)があり、内容物を衛生上あるいは蒸発等から保護するためそのフランジ部に紙製(厚紙製)の蓋をシールしたものがある。

概要

紙製蓋付四角状紙容器(トレー)の開封に際し、紙ムケ等がなく、容易に確実に開封可能な紙製蓋を提供することにある。

四角状紙製容器のフランジ部に、該フランジ部と略同形のシール部をシールする紙製蓋10において、その一コーナーに2本の切り込み線22による把手片20を設け、該切り込み線22の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線24を施し、該把手片用裏半切れ線24の中心側先端より外側に前記シール部内縁に沿って周縁裏半切れ線32を施し、さらに該周縁裏半切れ線32の外側に一定の幅Wを有する周縁表半切れ線34を施してなる紙製蓋10である。

目的

本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、紙製蓋付四角状容器(トレー)の開封に際し、紙製蓋の紙ムケ等がなく、容易に確実に開封可能な紙製蓋を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

四角状容器フランジ部に、該フランジ部と略同形シール部をシールする紙製蓋であって、その一コーナーに2本の切り込み線による把手片を設け、該切り込み線の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線を施し、該把手片用裏半切れ線の中心側先端より外側に前記シール部内縁に沿って周縁裏半切れ線を施し、さらに該周縁裏半切れ線の外側に一定の幅を有する周縁表半切れ線を施してなることを特徴とする紙製蓋。

請求項2

前記切り込み線の1/2以下で中心側に垂直に短い予備裏半切れ線を設け、該短い予備裏半切れ線の中心まで前記把手片用裏半切れ線を延長して設けてなることを特徴とする請求項1記載の紙製蓋。

請求項3

前記把手片用裏半切れ線の外側に、かつ平行に、前記周縁表半切れ線まで予備表半切れ線を施してなることを特徴とする請求項1または2記載の紙製蓋。

請求項4

前記2本の切り込み線のいずれか一方を、中心方向に周縁表半切れ線近傍まで延長して設けてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の紙製蓋)。

技術分野

0001

本発明は、容器トレー)にシールする紙製蓋の構造に関するものであり、さらに詳細には、開封し易くした紙製蓋に関する。

背景技術

0002

近年、資源枯渇問題や廃棄物の増加に係わる環境問題即ち焼却処理による様々な環境問題が取り沙汰される中で、プラスチック製の容器に代わり紙製の容器が多くの分野で使用されるようになってきた。

0003

上記紙製の容器の一事例として、平坦フランジ部を有する四角紙容器(トレー)があり、内容物を衛生上あるいは蒸発等から保護するためそのフランジ部に紙製(厚紙製)の蓋をシールしたものがある。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の紙製の蓋をシール部から剥がし開封しようとすると、シール強度が強すぎる場合剥がれ難く、厚紙の裏面で紙ムケが発生し外観上好ましくないものであった。また、シール強度が弱すぎると意に反して剥がれてしまうなどの問題があった。

0005

本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、紙製蓋付四角状容器(トレー)の開封に際し、紙製蓋の紙ムケ等がなく、容易に確実に開封可能な紙製蓋を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、四角状容器のフランジ部に、該フランジ部と略同形のシール部をシールする紙製蓋であって、その一コーナーに2本の切り込み線による把手片を設け、該切り込み線の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線を施し、該把手片用裏半切れ線の中心側先端より外側に前記シール部内縁に沿って周縁裏半切れ線を施し、さらに該周縁裏半切れ線の外側に一定の幅を有する周縁表半切れ線を施してなることを特徴とする紙製蓋としたものである。

0007

また、請求項2の発明では、前記切り込み線の1/2以下で中心側に垂直に短い予備裏半切れ線を設け、該予備裏半切れ線の中心まで前記把手片用裏半切れ線を延長して設けてなることを特徴とする請求項1記載の紙製蓋としたものである。

0008

また、請求項3の発明では、前記把手片用裏半切れ線の外側に、かつ平行に、前記周縁表半切れ線まで予備表半切れ線を施してなることを特徴とする請求項1または2記載の紙製蓋としたものである。

0009

また、請求項4の発明では、前記2本の切り込み線のいずれか一方を、中心方向に周縁表半切れ線近傍まで延長して設けてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の紙製蓋としたものである。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下本発明の実施の形態を図面を用いながら詳しく説明する。本発明の紙製蓋は、図2の側断面図に示すように、四角状紙製容器(8)のフランジ部(82)に、該フランジ部(82)と略同形のシール部(30)をシールする紙製蓋(10)であって、図2ブランク平面図に示すように、一コーナーに2本の切り込み線(22)を施して把手片(20)を設け、この2本の切り込み線(22)の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線(24)を施し、該2本の把手片用裏半切れ線(24)の先端よりお互いが外側に別れるように前記シール部(30)の内縁に沿って周縁裏半切れ線(32)を全周にわたって施し、さらに該周縁裏半切れ線(32)の外側に一定の幅(W)を有する周縁表半切れ線(34)を施してなるものである。

0011

記事例では四角状容器を四角状紙製容器(8)としたが、四角状プラスチック製容器とすることもできる。しかし、従来の技術の項で述べたように、資源問題や廃棄物に係わる環境問題を考慮すれば紙製が好ましい。

0012

上記本発明の紙製蓋(10)の開封は、把手片(20)を手で摘まんで上に引き上げて、切り込み線(22)に従いフランジ部(82)から剥がし、さらに引っ張り上げると把手片用裏半切れ線(24)に従い蓋表面が周縁表半切れ線(34)まで破れ、さらに引き上げると、図3の側断面図様の概略図に示すように、周縁表半切れ線(34)と把手片用裏半切れ線(24)の幅(W)で厚紙の層間剥離を起こして、紙製蓋(10)が、シール部(30)を有する部分と分離して完了するもので、紙製蓋のシール部に紙ムケ等がなく、外観上きれいに、確実に開封可能な紙製蓋を提供することができる。特に把手片(20)が2本の切り込み線(22)でなるので、開封のスタート性を良くし、容易に開封可能にすることができる。

0013

また、把手片(20)の延長上に把手片用裏半切れ線(24)を設けたので、上記のように把手片(20)を引き上げると把手片用裏半切れ線(24)に従い蓋表面が破れ、一見して開封した破れ跡が残るので、この紙製蓋(10)のバージン性(不正開封防止性)を持たせたものとすることができる。

0014

上記紙製蓋(10)は、米坪量200g/m2 〜500g/m2 の板紙で、表面に印刷する必要があるので少なくとも片面が白いコートマニラコートボールアイボリーなどを用いることができる。さらに、四角状紙製容器(8)のフランジ部(82)にヒートシール等でシールする必要があるので、裏面に15μm〜80μmの薄いポリエチレンフィルムあるいはポリプロピレンフィルムなどのシール適性に優れたフィルムラミネートしたものが使用される。これらフィルムは、内容物が食品の場合の衛生性をも考慮するもので、かつ防湿の役目もするものである。

0015

また、上記周縁裏半切れ線(32)と周縁表半切れ線(34)の間の一定の幅(W)は、紙製蓋(10)のサイズによっても異なるが、2乃至3mm程度が適性な値であり、これより大きすぎると上記板紙の層間剥離がスムースにいかず、小さすぎると、周縁裏半切れ線(32)と周縁表半切れ線(34)を蓋の表裏から別々の刃形で設ける製造工程でその位置(見当)が合わず、両者が重ね合う危惧があり、重ね合うと全切れとなり開封前に開いている状態となるので好ましくない。但し、表裏半切れ線を同時に入れる工程が可能な場合、2mm以下1mm程度まで可能である。

0016

上記のような位置(見当)精度の問題では、把手片(20)の形成する切り込み線(22)も同様で、この切り込み線(22)とそれに続く把手片用裏半切れ線(24)が縦横にずれて、直線として繋がらない場合がある。このように直線的に繋がらないと、切り込み線(22)からずれて破れることになり、確実な開封が出来なくなる。このような問題を解決するものとして、請求項2の発明は、図4の把手片(20)近傍の拡大平面図に示すように、この切り込み線(22)の1/2以下で蓋の中心側に垂直に短い予備裏半切れ線(26)を設け、該短い予備裏半切れ線(26)の中心まで前記把手片用裏半切れ線(24)を延長して設けてなるものである。

0017

上記のように、短い予備裏半切れ線(26)と把手片用裏半切れ線(24)の延長線を付加することによって、例え切り込み線(22)と把手片用裏半切れ線(24)に位置ずれが生じたとしても、紙製蓋(10)の開封に際し、短い予備裏半切れ線(26)と把手片用裏半切れ線(24)の延長線から切れて、開封を確実にすることができる。

0018

上記で短い予備裏半切れ線(26)の位置を切り込み線(22)の1/2以下としたのは、1/2を越えて把手片(20)の先端近くに設けると、意に反してすなわち運搬中などで開封しようとする以前に、この短い予備裏半切れ線(26)から破れてくる危惧があるためである。

0019

さらにまた、開封をより確実にするものとして、請求項3の発明では、図5の把手片(20)近傍の拡大平面図に示すように、上記2本の把手片用裏半切れ線(24)の外側に、かつ平行に、周縁表半切れ線(34)まで予備表半切れ線(36)を施してなるものとしたものである。

0020

上記のように予備表半切れ線(36)を付加して施すことによって、紙製蓋(10)の開封に際し、例え把手片用裏半切れ線(24)から外れて破れても、破れがこの予備表半切れ線(36)で矯正され、周縁表半切れ線(34)に連結されて切れるので、開封をより確実にすることができる。

0021

また、請求項4の発明は、図5の把手片(20)近傍の拡大平面図に示すように、2本の切り込み線(22)のいずれか一方(図5の事例では把手片(20)方向から見て左側の切り込み線(22))を、中心方向に周縁表半切れ線(34)近傍まで延長して設けてなるものである。

0022

図5に示すように、把手片(20)の方向から見て左側の切り込み線(22)を延長したものとすることによって、右利きの人が紙製蓋(10)の開封に際し、右手親指人差し指で把手片(20)を摘んで引き上げ、さらに外側に開くように引き上げるようになり、破れあるいは切れが素早く周縁表半切れ線(34)に連結させることができるので、より容易に確実に開封を可能にすることができる。

0023

逆に把手片(20)の方向から見て右側の切り込み線(22)を延長したものとすると、左利きの人にとってより容易に開封可能な紙製蓋(10)とすることもできる。

0024

本発明の紙製蓋(10)は、四角状紙製もしくはプラスチック製容器(8)の平坦なフランジ部(82)にシールされるものであるが、容器が丸型、三角状あるいは5角形状でもフランジ部(82)が平坦であれば使用は可能である。

発明の効果

0025

本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。即ち、四角状容器(トレー)のフランジ部に、該フランジ部と略同形のシール部をシールする紙製蓋において、その一コーナーに2本の切り込み線による把手片を設け、該切り込み線の先端より中心に向かって把手片用裏半切れ線を施し、該把手片用裏半切れ線の中心側先端より外側に前記シール部内縁に沿って周縁裏半切れ線を施し、さらに該周縁裏半切れ線の外側に一定の幅(2〜3mm程度)を有する周縁表半切れ線を施すことによって、紙製蓋のシール部に紙ムケ等がなく、外観上きれいに、確実に開封可能な紙製蓋とすることができる。さらに把手片が2本の切り込み線でなるので、開封のスタート性を良くし、容易に開封を可能にすることができる。

0026

また、把手片の延長上に裏から把手片用裏半切れ線を設けたので、把手片用裏半切れ線に従い蓋表面が破れ、一見して開封した破れ跡が残るので、不正開封防止性に優れた紙製蓋とすることができる。

0027

また、切り込み線の1/2以下で蓋の中心側に垂直に短い予備裏半切れ線を設け、該短い予備裏半切れ線の中心まで前記把手片用裏半切れ線を延長して設けることによって、製造工程で切り込み線と把手片用裏半切れ線の位置見当が合わない場合でも、短い予備裏半切れ線に沿って切れるので、確実な開封を可能にする。

0028

さらにまた、上記2本の把手片用裏半切れ線の外側に、かつ平行に、周縁表半切れ線まで予備表半切れ線を付加したので、この開封に際し、把手片用裏半切れ線から外れて破れた場合でも、破れが予備表半切れ線で矯正され、周縁表半切れ線に連結されて切れるので、開封をより確実にすることができる。

0029

また、2本の切り込み線のいずれか一方を、中心方向に周縁表半切れ線近傍まで延長して設けることによって、より容易に開封可能な紙製蓋とすることができる。

0030

従って本発明は、特に食品等を収納する紙製もしくはプラスチック製容器(トレー)にシールする紙製蓋として、優れた実用上の効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明の紙製蓋のブランクの一実施の形態を示す正面図である。
図2本発明の紙製蓋を容器(トレー)にシールした一実施の形態を側断面で表した説明図である。
図3本発明の紙製蓋を開封した一実施の形態を側断面で表した説明図である。
図4本発明の紙製蓋の把手片近傍の一実施の形態を示す拡大正面図である。
図5本発明の紙製蓋の把手片近傍の他の一実施の形態を示す拡大正面図である。

--

0032

8‥‥四角状容器(トレー)
10‥‥紙製蓋
20‥‥把手片
22‥‥切り込み線
24‥‥把手片用裏半切れ線
26‥‥短い予備裏半切れ線
30‥‥シール部
32‥‥周縁裏半切れ線
34‥‥周縁表半切れ線
36‥‥予備表半切れ線
82‥‥フランジ部
W‥‥周縁裏半切れ線と周縁表半切れ線の間の一定の幅

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