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技術 ロードサーベイシステム

出願人 大阪瓦斯株式会社
発明者 河村真一井出康弘
出願日 1999年4月14日 (21年7ヶ月経過) 出願番号 1999-106290
公開日 2000年10月24日 (20年0ヶ月経過) 公開番号 2000-298790
状態 未査定
技術分野 測定値信号、等のための伝送方式
主要キーワード 機能用途 定格情報 測定時刻情報 電力線搬送通信方式 ガス供給者 配線系統 作業手間 導出結果
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

ガス機器別のガス使用状態推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供する。

解決手段

複数のガス機器1に各別に接続され、各ガス機器1のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データDG を電力線3を介して送信するガス機器別端末2と、各ガス機器別端末2から送信される各ガス機器1のガス使用状況データDG を電力線3を介して集中受信する受信端末6と、複数のガス機器1の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データGG を出力するガス総使用量計量手段7と、受信端末6が受信したガス使用状況データDG とガス総使用量計量手段7が出力するガス総使用量データGG を入力し、各ガス機器1のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器使用状態推定手段11とを備えてなる。

概要

背景

精度の高いガス電気消費動向解明需要予測を行うためには、使用者別のガス総使用量や電気総使用量だけでなく、使用される機器別の使用状況を把握する重要性が指摘されており、従来より、機器別のガス使用量電気使用量解析する技術が提案されている。例えば、機器別のガス使用量についていえば、ガス機器別のガス使用量を計測するには、各ガス機器に対して別途計測器を設置する必要があった。また、ガス機器内部における制御情報等からガス使用量を近似的に推測する方法がある。また、ガス総使用量の変化を検出して、その変化量と各ガス機器別のガス流量定格値等とを比較して、当該変化に対応するガス機器の使用開始または使用終了を判断して、各ガス機器別のガス使用量を推定する方法がある。

概要

ガス機器別のガス使用状態の推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供する。

複数のガス機器1に各別に接続され、各ガス機器1のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データDG を電力線3を介して送信するガス機器別端末2と、各ガス機器別端末2から送信される各ガス機器1のガス使用状況データDG を電力線3を介して集中受信する受信端末6と、複数のガス機器1の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データGG を出力するガス総使用量計量手段7と、受信端末6が受信したガス使用状況データDG とガス総使用量計量手段7が出力するガス総使用量データGG を入力し、各ガス機器1のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器別使用状態推定手段11とを備えてなる。

目的

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガス機器別のガス使用状態の推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供し、更には、一ガス使用者世帯における用途別のエネルギ使用状態の推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供する点にある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

ガス使用者が使用する複数のガス機器に各別に接続され、各ガス機器のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データ電力線を介して送信するガス機器別端末と、前記各ガス機器別端末から送信される前記各ガス機器の前記ガス使用状況データを電力線を介して集中受信する受信端末と、前記複数のガス機器の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データを出力するガス総使用量計量手段と、前記受信端末が受信した前記ガス使用状況データと前記ガス総使用量計量手段が出力するガス総使用量データを入力し、前記各ガス機器のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器使用状態推定手段とを備えてなるロードサーベイシステム

請求項2

ガス使用者が使用する複数のガス機器の一部の機器に各別に接続され、各ガス機器のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データを電力線を介して送信するガス機器別端末と、前記各ガス機器別端末から送信される前記各ガス機器の前記ガス使用状況データを電力線を介して集中受信する受信端末と、前記複数のガス機器の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データを出力するガス総使用量計量手段と、前記受信端末が受信した前記ガス使用状況データと前記ガス総使用量計量手段が出力するガス総使用量データと少なくとも前記ガス機器別端末が接続していない残りのガス機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数のガス機器各別のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器別使用状態推定手段とを備えてなるロードサーベイシステム。

請求項3

前記ガス使用者が使用する複数の電気機器に各別に接続され、各電気機器電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含む電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データを入力し、前記各電気機器の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する請求項1または2記載のロードサーベイシステム。

請求項4

前記ガス使用者が使用する複数の電気機器の一部の機器に各別に接続され、各電気機器の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含むその電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末と、前記複数の電気機器の各電気使用量の総和である電気総使用量を計量し、所定時間毎に電気総使用量データを出力する電気総使用量計量手段を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データと前記電気総使用量計量手段が出力する電気総使用量データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データと前記電気総使用量データ、及び、少なくとも前記電気機器別端末が接続していない残りの電気機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数の電気機器各別の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する請求項1または2記載のロードサーベイシステム。

請求項5

前記ガス使用者が使用する複数の電気機器の一部の機器に各別に接続され、各電気機器の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含むその電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末と、前記複数の電気機器の各電気使用量の総和である電気総使用量を計量し、所定時間毎に電気総使用量データを出力する電気総使用量計量手段を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データと前記電気総使用量計量手段が出力する電気総使用量データと少なくとも前記電気機器別端末が接続していない残りの電気機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数の電気機器各別の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する請求項1または2記載のロードサーベイシステム。

請求項6

前記複数のガス機器の少なくとも一つが電気を併用するガス機器であって、そのガス機器に接続する前記ガス機器別端末は、そのガス機器の消費電力または消費電力相当量を測定して、そのガス機器の前記ガス使用状況を検出することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のロードサーベイシステム。

請求項7

前記機器別使用状態推定手段が推定処理に使用する入力データを所定の通信路を介して収集し、その収集したデータを前記機器別使用状態推定手段に対して出力する収集手段を備えた請求項1、2、3、4、5または6記載のロードサーベイシステム。

技術分野

0001

本発明は、外部から連続的に供給されるガス電気を使用するガス機器電気機器機器別のガスまたは電気使用状況計測するロードサーベイシステムに関する。

背景技術

0002

精度の高いガスや電気の消費動向解明需要予測を行うためには、使用者別のガス総使用量や電気総使用量だけでなく、使用される機器別の使用状況を把握する重要性が指摘されており、従来より、機器別のガス使用量電気使用量解析する技術が提案されている。例えば、機器別のガス使用量についていえば、ガス機器別のガス使用量を計測するには、各ガス機器に対して別途計測器を設置する必要があった。また、ガス機器内部における制御情報等からガス使用量を近似的に推測する方法がある。また、ガス総使用量の変化を検出して、その変化量と各ガス機器別のガス流量定格値等とを比較して、当該変化に対応するガス機器の使用開始または使用終了を判断して、各ガス機器別のガス使用量を推定する方法がある。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記従来技術の内、各ガス機器に対して別途計測器を設置する場合では、複数のガス機器夫々にかかる計測器を設置しなければならず、また、その計測器を計測情報転送するのに専用の通信媒体を設置する必要があり、面倒な作業手間及び費用を要していた。また、ガス機器内部における制御情報等からガス使用量を近似的に推測する場合では、ガス機器が当該制御情報を外部に取り出せるインタフェース具備しているとは限らず、広範なガス機器への適用が困難であった。

0004

更に、ガス総使用量の変化を検出して各ガス機器別のガス使用量を推定する方法では、定格流量等のガス流量に関する属性が相互に近似する複数のガス機器が存在する場合に、ガス総使用量の変化を検出するだけでは、かかる属性の近似するガス機器については、何れのガス機器の使用開始或いは終了によるものかの判別が困難であった。例えば、ガスコンロガスファンヒータ等の使用開始時におけるガス流量の増加量の近接したガス機器を複数台所有する世帯では、上記した問題が顕在化し、各ガス機器別のガス使用量の推定を精度良く行うことができない。

0005

一方、ガス機器と電気機器は、暖房厨房等その機能用途が共通するものがあり、ガス機器別のガス使用状態だけ、または、電気機器別の電気使用状態だけのロードサーベイシステムでは、一ガス使用者世帯における用途別のエネルギ使用状態の正確な把握ができないという状況であった。

0006

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガス機器別のガス使用状態の推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供し、更には、一ガス使用者世帯における用途別のエネルギ使用状態の推定を精度良く行うことができるロードサーベイシステムを提供する点にある。

課題を解決するための手段

0007

この目的を達成するための本発明に係るロードサーベイシステムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、ガス使用者が使用する複数のガス機器に各別に接続され、各ガス機器のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データ電力線を介して送信するガス機器別端末と、前記各ガス機器別端末から送信される前記各ガス機器の前記ガス使用状況データを電力線を介して集中受信する受信端末と、前記複数のガス機器の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データを出力するガス総使用量計量手段と、前記受信端末が受信した前記ガス使用状況データと前記ガス総使用量計量手段が出力するガス総使用量データを入力し、前記各ガス機器のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器別使用状態推定手段とを備えてなる点にある。

0008

ここで、所定時間毎とは、一定時間毎であっても、可変時間毎であってもよい。例えば、可変時間毎である場合、一定ガス総使用量毎にその所定時間が変化する形態であってもよい。

0009

同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した如く、ガス使用者が使用する複数のガス機器の一部の機器に各別に接続され、各ガス機器のガス使用状況を検出し、ガス使用状況データを電力線を介して送信するガス機器別端末と、前記各ガス機器別端末から送信される前記各ガス機器の前記ガス使用状況データを電力線を介して集中受信する受信端末と、前記複数のガス機器の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データを出力するガス総使用量計量手段と、前記受信端末が受信した前記ガス使用状況データと前記ガス総使用量計量手段が出力するガス総使用量データと少なくとも前記ガス機器別端末が接続していない残りのガス機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数のガス機器各別のガス使用量、使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する機器別使用状態推定手段とを備えてなる点にある。

0010

同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記ガス使用者が使用する複数の電気機器に各別に接続され、各電気機器の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含む電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データを入力し、前記各電気機器の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する点にある。

0011

同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項4に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記ガス使用者が使用する複数の電気機器の一部の機器に各別に接続され、各電気機器の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含むその電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末と、前記複数の電気機器の各電気使用量の総和である電気総使用量を計量し、所定時間毎に電気総使用量データを出力する電気総使用量計量手段を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データと前記電気総使用量計量手段が出力する電気総使用量データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データと前記電気総使用量データ、及び、少なくとも前記電気機器別端末が接続していない残りの電気機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数の電気機器各別の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する点にある。

0012

同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記ガス使用者が使用する複数の電気機器の一部の機器に各別に接続され、各電気機器の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含むその電気使用状況データを電力線を介して送信する電気機器別端末と、前記複数の電気機器の各電気使用量の総和である電気総使用量を計量し、所定時間毎に電気総使用量データを出力する電気総使用量計量手段を備え、前記受信端末は、前記各電気機器別端末から送信される前記各電気機器の前記電気使用状況データを電力線を介して集中受信し、前記機器別使用状態推定手段は、前記受信端末が受信した前記電気使用状況データと前記電気総使用量計量手段が出力する電気総使用量データと少なくとも前記電気機器別端末が接続していない残りの電気機器の定格情報からなる属性データを入力し、前記複数の電気機器各別の使用回数または使用時間の内の少なくとも一つを推定する点にある。

0013

第四及び第五の特徴構成において、所定時間毎とは、一定時間毎であっても、可変時間毎であってもよい。例えば、可変時間毎である場合、一定電気総使用量毎にその所定時間が変化する形態であってもよい。

0014

同第六の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項6に記載した如く、上記第一、第二、第三、第四または第五の特徴構成に加えて、前記複数のガス機器の少なくとも一つが電気を併用するガス機器であって、そのガス機器に接続する前記ガス機器別端末は、そのガス機器の消費電力または消費電力相当量を測定して、そのガス機器の前記ガス使用状況を検出する点にある。

0015

ここで、消費電力相当量とは当該ガス機器の消費電流やその消費電流と比例関係にある所定電圧等の消費電力と一定の相関関係にある物理量を意味する。

0016

同第七の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項7に記載した如く、上記第一、第二、第三、第四、第五または第六の特徴構成に加えて、前記機器別使用状態推定手段が推定処理に使用する入力データを所定の通信路を介して収集し、その収集したデータを前記機器別使用状態推定手段に対して出力する収集手段を備えた点にある。

0017

以下に作用並びに効果を説明する。本発明に係るロードサーベイシステムの第一の特徴構成によれば、機器別使用状態推定手段は、所定時間毎のガス総使用量データから、その所定時間毎のガス総流量、その変化量及びその変化時刻が把握でき、また、ガス使用状況データからガス総流量の変化量及び変化時刻に対応するガス機器を判別できることから、かかる判別処理を各ガス機器毎に時系列に繰り返すことにより、定格流量等のガス流量に関する属性が相互に近似する複数のガス機器を同時に使用する場合であっても、各ガス機器のガス使用量、使用回数または使用時間を精度良く推定することができる。また、ガス使用状況データをガス機器別端末から受信端末まで送信するのに既存の電力線を使用することで、そのための通信線を各ガス使用者毎に新たに敷設する必要がなく、本システム簡易且つ経済的に実現できるのである。

0018

同第二の特徴構成によれば、例えば、電力線から離れた位置で使用するガス機器等のガス機器別端末の設置が困難な一部のガス機器についてガス使用状況データが得られなくても、かかるガス機器は限定されるため、当該機器の定格情報を利用することで、ガス機器別端末が取り付けられたガス機器の中からガス機器が判別されなかった場合に、残りのガス機器の中から判別することができ、全てのガス機器に対して、ガス使用量、使用回数または使用時間を精度良く推定することができるのである。機器別使用状態推定手段は、所定時間毎のガス総使用量データからガス機器別に得たガス使用量の和を差し引いた所定時間毎の差分ガス使用量、その変化量及びその変化時刻が把握でき、また、属性データの定格情報から差分ガス使用量の変化量に対応するガス機器を判別できることから、かかる判別処理を各ガス機器毎に時系列に繰り返すことにより、各ガス機器のガス使用量、使用回数または使用時間を精度良く推定することができる。

0019

同第三、第四または第五の特徴構成によれば、機器別使用状態推定手段は、更に、電気使用状況データから各電気機器の電気使用量、使用回数または使用時間を求めることができるため、ガス機器と電気機器の両方の使用状態を同時に把握でき、ガス機器と電気機器の両機器に跨がり一ガス使用者世帯における用途別のエネルギ使用状態の推定を精度良く行うことができる

0020

特に第四または第五の特徴構成によれば、例えば、照明機器等の電気機器別端末の設置が困難な一部の電気機器について電気使用状況データから消費電力量を得られなくても、かかる電気機器は限定されるため、当該機器の定格情報を利用することで、電気機器別端末が取り付けられた電気機器の中から電気機器が判別されなかった場合に、残りの電気機器の中から判別することができ、全ての電気機器に対して、電気使用量、使用回数または使用時間を精度良く推定することができるのである。具体的には、機器別使用状態推定手段は、所定時間毎の電気総使用量データから電気機器別に得た電気使用量の和を差し引いた所定時間毎の差分電気使用量、その変化量及びその変化時刻が把握でき、また、属性データの定格情報から差分電気使用量の変化量に対応する電気機器を判別できることから、かかる判別処理を各電気機器毎に時系列に繰り返すことにより、各電気機器の電気使用量、使用回数または使用時間を精度良く推定することができる。

0021

また、第三、第四または第五の特徴構成によれば、受信端末がガス使用状況データと電気使用状況データを同じ電力線を介して集中受信するため、ガス機器と電気機器の夫々に対して個別の受信用通信路を設ける必要が無く、システム構成簡単化できる。特に、電力線を使用することで、電気機器はその電力線から電力供給を受けるので、電気機器別端末を電気機器と電力線の両方に接近して接続することができ、実使用状態で、電気機器別端末の設置場所に困るという状況が回避できる。また、同様のことが、電気を併用するガス機器についても言えるのである。

0022

更に、第四の特徴構成の場合は、電気総使用量計量手段が、各電気機器へ電力を供給する電力線の根元に各電気機器に取り付けた電気機器別端末を設置することで実現でき、別途電気総使用量計量手段を製作する必要が無く、また、電気総使用量計量手段と機器別使用状態推定手段との間を結ぶ通信経路を別途確保する必要が無く経済的である。

0023

同第六の特徴構成によれば、例えばガス炊飯器ファンヒータ給湯器等の電気を併用するガス機器については、ガス機器別端末は、そのガス機器の消費電力または消費電力相当量を測定して、そのガス機器のガス使用状況を検出するため、電気機器と同様にガス機器別端末をガス機器と電力線の両方に接近して接続することができ、受信端末がガス使用状況データを電力線を介して集中受信するという本発明の特徴構成をより簡単に実現できるとともに、実使用状態で、ガス機器別端末の設置場所に困るという状況も回避できるのである。

0024

同第七の特徴構成によれば、機器別使用状態推定手段が推定処理に使用する入力データを収集手段が一旦まとめて収集するため、機器別使用状態推定手段が、あるガス使用者についての使用状態の推定処理を行っていても、収集手段が他のガス使用者の各入力データを機器別使用状態推定手段から独立して受信することができ、機器別使用状態推定手段は複数のガス使用者についての使用状態の推定処理をバッチ処理的に実行できるのである。

発明を実施するための最良の形態

0025

本発明に係るロードサーベイシステムの一実施の形態を図面に基づいて説明する。

0026

[第1実施形態]図1に示すように、本発明に係るロードサーベイシステムは、ガス使用者が使用する複数のガス機器1に各別に接続され、各ガス機器1のガス使用状況を検出し、少なくとも使用開始(オン)及び使用終了(オフ)情報を含むガス使用状況データDG を電力線3を介して送信するガス機器別端末2と、同じガス使用者が使用する複数の電気機器4の一部に各別に接続され、その接続された各電気機器4の電気使用状況を検出し、少なくとも消費電力量を含む電気使用状況データDE を電力線3を介して送信する電気機器別端末5と、各ガス機器別端末2から送信されるガス使用状況データDG と各電気機器別端末5から送信される電気使用状況データDE を電力線3を介して集中受信する受信端末6と、複数のガス機器1の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、所定時間毎にガス総使用量データGG を出力するガス総使用量計量手段7と、複数の電気機器4の各電気使用量の総和である電気総使用量を計量し、所定時間毎に電気総使用量データGE を電力線3を介して受信端末6に出力する電気総使用量計量手段8と、受信端末6からガス使用状況データDG と電気使用状況データDE と電気総使用量データGE を、ガス総使用量計量手段7からガス総使用量データGG を、電話回線9を介して夫々受信する収集手段10と、収集手段10からガス使用状況データDG 、電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG 、電気総使用量データGE を入力し、ガス使用状況データDG とガス総使用量データGG に基づいて各ガス機器1のガス使用量、使用回数または使用時間を推定するとともに、電気使用状況データDE と電気総使用量データGE に基づいて各電気機器4の電気使用量、使用回数または使用時間を推定する機器別使用状態推定手段11とを備えた構成となっている。尚、このロードサーベイシステムの内、収集手段10と機器別使用状態推定手段11は、例えばガス供給者側の検針センタ12等の設備内に設置されており、その他の構成要素はガス使用者側に設置されている。

0027

ガス総使用量計量手段7はガスメータ7aと端末装置7bからなる。ガスメータ7aは複数のガス機器1の各ガス使用量の総和であるガス総使用量を計量し、一定ガス総使用量UG (例えば、1.74リットルパルス)毎にパルス信号PG発信する。端末装置7bは、パルス信号PG の受信時刻を計時する計時手段と、電話回線9との回線接続及びデータ通信を制御する回線網制御装置を備え、ガスメータ7aからパルス信号PG を受信し、その受信毎のガス総使用量データGG を生成し、電話回線9を介して収集手段10に送信する。端末装置7bの生成するガス総使用量データGG は、具体的には、逐次受信するパルス信号PG の受信時刻TGi(iは受信順序を示す識別番号)である。つまり、機器別使用状態推定手段11は、受信時刻TGiを受信すれば、端末装置7bが上述の如く既知の一定ガス総使用量UG 毎にパルス信号PG を受信するため、ガス総使用量UG を受信時刻TGiと1回前の受信時刻TGi-1の時間差であるパルス間隔ΔTGi(分)で除算すると当該パルス間隔ΔTGiにおける平均的な総ガス流量Fi (リットル/分)が一義的に算出できる。従って、受信時刻TGiからなるガス総使用量データGG は各ガス機器1のパルス信号PG 受信毎の総ガス流量、その変化量及びその変化時刻についての情報を実質的に含んでいる。

0028

また、電気総使用量計量手段8は、電気機器別端末5と同じ装置からなり、電力線3が各電機機器4への配線系統分岐する手前の根元側に設置し、複数の電気機器4の各電気使用量(電力量)の総和である電気総使用量(総電力量)を一定時間毎に計量し、電気総使用量データGE を生成するとともに、電力線3を介して受信端末6にその電気総使用量データGE を送信する。

0029

各ガス機器別端末2は、対応するガス機器1に応じて、そのガス機器1のガス消費量を直接或いは間接的に測定してガス消費量からなるガス使用状況データDG を生成するものと、そのガス機器1のオン・オフを判別し、そのオンオフ時刻情報からなるガス使用状況データDG を生成するものとがある。前者の場合は、機器別使用状態推定手段11がガス機器1のオン・オフを判別し、後者の場合は、機器別使用状態推定手段11がガス機器1のガス消費量を推定する。これらガス機器別端末2は、対応するガス機器1が電気の使用を伴う場合は、例えば、そのガス機器1の消費電力量またはその変化を検知してガス流量を検出積算してガス消費量を測定できるものと、ガス流量の検出はできないもののガス機器1のオン・オフを判別できるものがある。この場合、ガス機器別端末2は電力線3と電気を併用するガス機器1の間に挿入して使用し、電力線3からの電力をガス機器1に供給する。また、対応するガス機器1が電気の使用を伴わない場合のガス機器別端末2は、例えば、各ガス機器1毎のガス流量または供給ガス圧の変化を検知するセンサを備えたものがある。流量センサを備えたガス機器別端末2は、直接ガス流量を検出積算してガス消費量を測定できる。また、供給ガス圧の変化を検知するガス機器別端末2は、供給ガス圧の変化を検知してガス消費量を測定するものと、オン・オフを判別するものがある。更に、ガス機器別端末2は、生成したガス使用状況データDG を電力線搬送通信方式で受信端末6に送信するための送信機能を有する。

0030

各電気機器別端末5は、対応する電気機器4の消費電力量を一定時間(例えば、1秒)毎に測定して、その測定時刻情報と消費電力量からなる電気使用状況データDE を生成する。電気機器別端末5は電力線3と電気機器4の間に挿入して使用し、電力線3からの電力を電気機器4に供給する。また、電気機器別端末5は、生成した電気使用状況データDE を電力線搬送通信方式で受信端末6に送信するための送信機能を有する。

0031

受信端末6は、電力線搬送通信方式の受信機能と、電話回線9との回線接続及びデータ通信を制御する回線網制御装置を備え、各ガス機器別端末2から電力線搬送通信方式で送信されたガス使用状況データDG と各電気機器別端末5から電力線搬送通信方式で送信された電気使用状況データDE と電気総使用量計量手段8から電力線搬送通信方式で送信された電気総使用量データGE を受信し、回線網制御装置により、ガス使用状況データDG と電気使用状況データDE と電気総使用量データGE を電話回線9を介して収集手段10に送信する。

0032

収集手段10は電話回線9との回線接続及びデータ通信を制御する回線網制御装置を備え、受信端末6から受信したガス使用状況データDG と電気使用状況データDE と電気総使用量データGE と、ガス総使用量計量手段7から受信したガス総使用量データGG とを、検針センタ12内に敷設されたコンピュータネットワーク13を介して機器別使用状態推定手段11に送信する。尚、収集手段10と機器別使用状態推定手段11はコンピュータネットワーク13の代わりに専用線で1対1に接続されてもよい。

0033

機器別使用状態推定手段11は、コンピュータネットワーク13と接続してデータの送受信を行う送受信部14と、収集手段10から受信するガス使用状況データDG 、電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG 、電気総使用量データGE を記憶する記憶手段15と、各ガス機器1及び各電気機器4の属性データAを格納した属性データベース16と、ガス使用状況データDG とガス総使用量データGG に基づいて各ガス機器1のガス使用量VG 、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出するとともに、電気使用状況データDE と電気総使用量データGE と属性データAに基づいて各電気機器4の電気使用量VE、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出する演算処理部17と、当該導出結果を所定の出力形式で表示する表示出力部18等を備えた構成となっている。また、演算処理部17は中央演算処理装置(CPU)や記憶装置(ROM、RAM等)等を備えた通常のコンピュータで構成されている。

0034

次に、第1実施形態のロードサーベイシステムの動作について説明する。各ガス機器別端末2は夫々の対応するガス機器1の使用状況を一定時間(例えば、1秒)毎に逐次検出して、ガス使用状況データDG を夫々逐次生成し、電力線3を介して受信端末6に送信する。各電気機器別端末5は夫々の対応する電気機器4の使用状況を一定時間毎に逐次検出して、電気使用状況データDE を夫々逐次生成し、電力線3を介して受信端末6に送信する。

0035

ガス総使用量計量手段7は各ガス機器1の使用状況に対応して変動するガス総使用量を計量し、一定ガス総使用量UG 毎にガス総使用量データGG を生成し、そのガス総使用量データGG を一定時間(例えば、24時間)分を集計してまとめて電話回線9を介して収集手段10に送信する。電気総使用量計量手段8は各電気機器4の使用状況に対応して変動する総電力量を計量し、一定時間毎に電気総使用量データGE を生成し、その電気総使用量データGE を電力線3を介して受信端末6に送信する。

0036

受信端末6は各機器毎のガス使用状況データDG と電気使用状況データDE と電気総使用量データGE を受信すると、一旦、内蔵の記憶装置内に一時記憶し、一定時間(例えば、24時間)分を、電話回線9を介して検針センタ12内の収集手段10にまとめて転送する。

0037

収集手段10は、ガス使用状況データDG と電気使用状況データDE と電気総使用量データGE を受信端末6から、ガス総使用量データGG をガス総使用量計量手段7から、夫々一定時間毎に受信すると、コンピュータネットワーク13を介して機器別使用状態推定手段11に転送する。

0038

機器別使用状態推定手段11は、ガス使用状況データDG と電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG 、電気総使用量データGE を受信すると、演算処理部17の演算に適した入力データに変換して記憶手段15に記憶する。ガス機器サーベイ用の入力データは、図2に示すように、受信時刻TGiと、その受信時刻TGiに対応したパルス間隔ΔTGi(分)と総ガス流量Fi 、及び、そのパルス間隔ΔTGiに使用開始(オン)または使用終了(オフ)したガス機器の識別番号ONi ,OFFi を受信時刻TGi毎に、行番号iを付して、時系列にデーブル化したフォーマットとする。また、電気機器サーベイ用の入力データも、図3に示すように、受信時刻TEiと、その受信時刻TEiに対応した平均総電力Wi 、各電気機器4の消費電力量VEiを受信時刻TEi毎に、行番号iを付して、時系列にデーブル化したフォーマットとする。尚、ガス機器サーベイ用の入力データの受信時刻TGiと電気機器サーベイ用の入力データの受信時刻TEiとは、相互に別個独立のものである。

0039

演算処理部17は、各ガス使用者別に、ガス機器1と電気機器4に分けて夫々の使用状態を判別する。具体的には、ガス機器1については、上記した入力データを行番号i毎に読み込み、総ガス流量Fi の変化量を検出し、その時のオンまたはオフしたガス機器の有無を判別し、当該変化量を原則として各ガス機器1に割り当てる作業を繰り返す。この割り当て作業におけるガス機器推定処理においては、ガス消費量が個別に測定されているガス機器1に対しては、直接オン・オフを判別し、ガス消費量が個別に測定されていないガス機器1でオン・オフ判別されているものに対しては、ガス消費量を推定する。また、ガス消費量が個別に測定されていないガス機器1でオン・オフ判別されていないものに対しては、各ガス機器1の属性データAを参照して、オン・オフ判別並びにガス消費量の推定を行う。この属性データAとしては、推定対象機器の定格情報を使用する。また、何れの判別もできない場合は、ガス総使用量の変化はガス機器1のオン・オフではなく、何れかのガス機器1のガス使用量が変化したものと判断し、属性データAの使用パターン情報からガス機器の判別を行う。全ての入力データに対して当該処理を終了し、各ガス機器1のガス使用量V、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nが導出されると、図4に示す出力形式で出力データを生成する。

0040

電気機器4についても基本的にはガス機器と同様の処理手順で各電気機器4の電気使用量VE、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nが導出され、図5に示す出力形式で出力データを生成する。

0041

ところで、電気機器4については、既存の電気機器4の内で、備え付け照明器具のように電気機器別端末5の設置が困難なものがあり、一部の電気機器4について電気使用状況データDE が存在しない場合があり、本第1実施形態はかかる場合を想定している。電気使用状況データDE が存在しない電気機器4をひとまとめにして、これらの電気使用量VE、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出することができる。具体的には、各受信時刻TEi毎に、各電気機器4の電気使用状況データDE から、電気機器別端末5が設置されている電気機器4の消費電力量(電気使用量)の総和を求め、その総和を、平均総電力Wi と一定時間を乗じて得られる電気総使用量から差し引いて差分電気使用量を行番号i毎に求める。電気機器別端末5が設置されていない電気機器4の定格情報を属性データAから求め、差分電気使用量の変化量と比較し、対応するものがあれば、その電気機器をオンまたはオフした電気機器であると判別できる。また、何れの判別もできない場合は、電気総使用量の変化は電気機器4のオン・オフではなく、何れかの電気機器4の電気使用量が変化したものと判断し、属性データAの使用パターン情報から電気機器の判別を行う。従って、電気使用状況データDE が存在しない電気機器4についても電気使用量VE 、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出できる。

0042

[第2実施形態]第1実施形態の電気総使用量計量手段8を、図6に示すように、ガス総使用量計量手段7と類似した構成とし、電気総使用量データGE を受信端末6に送信せずに直接収集手段10に送信するようにしても構わない。具体的には、電気総使用量計量手段8は電力量計8aと端末装置8bからなる。電力量計8aは複数の電気機器4の各電気使用量(電力量)の総和である電気総使用量(総電力量)を計量し、一定総電力量UE 毎にパルス信号PE を発信する。電力量計8aはパルス信号PE を発信可能な電気メータを使用する。端末装置8bは、パルス信号PE の受信時刻を計時する計時手段と、電話回線9との回線接続及びデータ通信を制御する回線網制御装置を備え、電力量計8aからパルス信号PE を受信し、その受信毎の電気総使用量データGE を生成し、その電気総使用量データGE を一定時間(例えば、24時間)分をまとめて電話回線9を介して収集手段10に送信する。

0043

端末装置8bの生成する電気総使用量データGE は、具体的には、逐次受信するパルス信号PE の受信時刻TEi(iは受信順序を示す識別番号)である。つまり、機器別使用状態推定手段11は、受信時刻TEiを受信すれば、端末装置8bが上述の如く既知の一定総電力量UE 毎にパルス信号PE を受信するため、総電力量UE を受信時刻TEiと1回前の受信時刻TEi-1の時間差であるパルス間隔ΔTEi(分)で除算すると当該パルス間隔ΔTEiにおける平均総電力Wi が一義的に算出できる。従って、受信時刻TEiからなる電気総使用量データGE は各電気機器4のパルス信号PE 受信毎の平均総電力Wi 、その変化量及びその変化時刻についての情報を実質的に含んでいる。また、第1実施形態と異なり、受信時刻TEi毎にパルス間隔ΔTEi(分)が変化するため、機器別使用状態推定手段11が生成する電気機器サーベイ用の入力データはパルス間隔ΔTEi(分)を含むが、実質的に図3に示す入力データと異なることはない。

0044

機器別使用状態推定手段11は、第1実施形態と同様に、収集手段10を介してガス使用状況データDG 、電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG、電気総使用量データGE を受信し、各電気機器4の電気使用量VE、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出する処理手順も第1実施形態と同じである。

0045

[第3実施形態]第1及び第2実施形態では、電気総使用量計量手段8を備えた構成としていたが、サーベイの対象となる全ての電気機器4について電気機器別端末5が接続され、電気機器別端末5が少なくとも消費電力量からなる電気使用状況データDEを生成できれば、電気総使用量データGE は必ずしも必要ではなく、上記実施形態の電気総使用量計量手段8は設けなくても構わない。具体的には、図7に示すように、第2実施形態の電気総使用量計量手段8から端末装置8bを取り外し、電力量計8aだけの構成とする。従って、電気総使用量データGE は生成されず、機器別使用状態推定手段11は、各電気機器4の電気使用状況データDE のみに基づいて、電気機器サーベイ用の入力データを、一定時間(例えば、1秒)毎の各電気機器4の電気使用量を、行番号iを付して、時系列にデーブル化したフォーマットとする。演算処理部17がこの入力データに対して所定の演算処理を施すことにより、電気機器別端末5が接続された各電気機器4の電気使用量VE、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nが導出され、図4に示す出力形式で出力データが生成される。

0046

[第4実施形態]第1乃至第3実施形態では、ガス機器別端末2は全てのガス機器1に設置されていたが、全てのガス機器1に対してガス機器別端末2が設置できない場合については、一部のガス機器に設置する構成であっても構わない。この場合、ガス機器サーベイ用の入力データは機器別使用状態推定手段11によって第1乃至第3実施形態の場合と同様に生成される。演算処理部17の処理も基本的には第1乃至第3実施形態と同様であるが、ガス機器別端末2の設置されていないガス機器1に対する処理は、第1または第2実施形態における電気機器別端末5の設置されていない電気機器4に対する処理と同様にして行う。具体的には、各受信時刻TGi毎に、各ガス機器1のガス使用状況データDG から、ガス機器別端末2が設置されているガス機器1のガス使用量の総和を求め、その総和をガス総使用量データGG のガス総使用量から差し引いて差分ガス使用量を行番号i毎に求める。ガス機器別端末2が設置されていないガス機器1の定格情報を属性データAから求め、差分ガス使用量の変化量と比較し、対応するものがあれば、そのガス機器をオンまたはオフしたガス機器であると判別できる。また、何れの判別もできない場合は、ガス総使用量の変化はガス機器1のオン・オフではなく、何れかのガス機器1のガス使用量が変化したものと判断し、属性データAの使用パターン情報からガス機器の判別を行う。従って、ガス使用状況データDG が存在しないガス機器1についてもガス使用量VG 、使用開始時刻TON、使用時間TU 、使用回数Nを導出できる。

0047

以下にその他の別実施形態を説明する。
〈1〉上記実施形態では、ロードサーベイシステムはガス機器1と電気機器4の両方を対象としたシステムであったが、何れか一方だけを対象とするものであっても構わない。

0048

〈2〉上記実施形態では、受信端末6とガス総使用量計量手段7、或いは、受信端末6、ガス総使用量計量手段7、電気総使用量計量手段8の夫々に回線網制御装置を設けていたが、独立の回線網制御装置を一台設けて、受信端末6、ガス総使用量計量手段7、電気総使用量計量手段8からガス使用状況データDG 、電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG 、電気総使用量データGE を受信して、電話回線9を介して収集手段10に送信する構成としても構わない。

0049

〈3〉収集手段10、または、収集手段10と機器別使用状態推定手段11をガス使用者側に設けるようにしても構わない。この場合、収集手段10と受信端末6を一体で構成しても構わない。また、収集手段10を設けず、機器別使用状態推定手段11がガス使用状況データDG 、電気使用状況データDE 、ガス総使用量データGG 、電気総使用量データGE を受信する構成でも構わない。

図面の簡単な説明

0050

図1本発明に係るロードサーベイシステムの一実施の形態を示すブロック構成
図2機器別使用状態推定手段の入力データの一例を示す説明図
図3機器別使用状態推定手段の入力データの一例を示す説明図
図4機器別使用状態推定手段の出力データの一例を示す説明図
図5機器別使用状態推定手段の出力データの一例を示す説明図
図6本発明に係るロードサーベイシステムの別実施形態を示すブロック構成図
図7本発明に係るロードサーベイシステムの別実施形態を示すブロック構成図

--

0051

1ガス機器
2 ガス機器別端末
3電力線
4電気機器
5 電気機器別端末
6受信端末
7ガス総使用量計量手段
7aガスメータ
7b端末装置
8電気総使用量計量手段
8a電力量計
8b 端末装置
9電話回線
10収集手段
11機器別使用状態推定手段
12検針センタ
13コンピュータネットワーク
14送受信部
15 記憶手段
16属性データベース
17演算処理部
18表示出力部
A属性データ
DGガス使用状況データ
DE電気使用状況データ
GG ガス総使用量データ
GE 電気総使用量データ
PG,PEパルス信号
TGi,TEi受信時刻
ΔTGi,ΔTEiパルス間隔
Fi総ガス流量
Wi 平均総電力
ONiオンした機器の識別番号
OFFiオフした機器の識別番号
Ri消費電力量
VGガス使用量
VE電気使用量
TON使用開始時刻
TU 使用時間
N 使用回数

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