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技術 粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ 菌を殺菌する方法及び装置、並びに粉粒状の原料物質 を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとと もにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料 物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵 する方法及び装置

出願人 明治機械株式会社
発明者 塩手久美松村憲真船敦之
出願日 1998年11月24日 (22年9ヶ月経過) 出願番号 1998-350747
公開日 2000年10月24日 (20年10ヶ月経過) 公開番号 2000-296167
状態 拒絶査定
技術分野 食品の保存(凍結・冷却・乾燥を除く) 消毒殺菌装置
主要キーワード 一時貯蔵タンク 流動移動 扇子状 他側支 低速回動 側支持台 滞留タンク 密閉板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年10月24日)のものです。
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図面 (20)

課題

粉粒状であるため内部に伝熱し難い物理的性状の粉粒状の原料物質を伝熱し易いように調質しながら、少ない蒸気量で、一定量の粉粒状の原料物質に混入付着しているサルモネラ殺菌処理すること。

解決手段

飽和水蒸気過熱蒸気熱力学的特性を有効に使い分けサルモネラ菌を殺菌するものであって、ステップ1(イ)、ステップ1(ロ)、ステップ1(ハ)により一定量の粉粒状の原料物質の全てが目標殺菌温度間近にまで昇温なさしめる予備加熱をなすステップ1と、ステップ2(イ)、ステップ2(ロ)、ステップ2(ハ)、ステップ2(ニ)、ステップ2(ホ)、により一定量の粉粒状の原料物質の全てを一定時間殺菌温度に加熱保温するステップ2と、からなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法。

概要

背景

食生活の洋風化の進展により、鶏卵や、等の食肉(以下「食材」とする。)の需要飛躍的に拡大してきており、これら食材を安価に安定供給することは、国民生活的見地から重要な問題である。このため、食材を高効率にて大量生産する、生産規模の拡大の効果を実現することが求められることから、各畜産家は、飼育する多数の鶏、牛、豚等の家畜に、極力安価であって栄養価の高い配合飼料を安定的に入手することが畜産経営上重要である。

係る畜産経営上の要請から、海外から安価な配合飼料の原料となる粉粒状穀物類(以下「粉粒状の原料物質」とする。)が大量に輸入されているが、これら輸入された粉粒状の原料物質には生産地あるいは輸送途上でサルモネラ菌混入して汚染されている場合が多々ある。しかるに、配合飼料を生産するプラントには、粉粒状の原料物質に所定の加工を施して配合飼料を生産する工程しかなく、積極的にサルモネラ菌を殺菌する工程がないので、サルモネラ菌により汚染された配合飼料(以下「汚染配合飼料」とする。)が生産されてしまう。

このため、汚染配合飼料を食した鶏等の家畜がサルモネラ菌に感染し、これら家畜からもたらされた食材を食する人もサルモネラ菌に感染してしまうといった食物連鎖により食中毒事件が多発するようになった。しかも流通手段の整備により、この種食中毒事件の発生規模が広域かつ大規模になっており、供給される食材の安全性に対する信頼が大きく揺らぎ厚生省が、食品衛生法省令改正して食材の賞味期限表示義務付け等の指示を出さねばならない深刻な事態にまで追い込まれた。

近年、前記した深刻な事態に対処すべく、サルモネラ菌の性状に関する研究がなされ、サルモネラ菌を、60°C〜65°Cの温度で20分〜30分程度保持された環境下にさらす死滅することが発見され、この発見を突破口として、安全性と経済性にも配慮して、粉粒状の原料物質に、加熱された蒸気を吹きつけてサルモネラ菌を殺菌処理する工程を、配合飼料を生産するプラントに設置する提案がなされている。

概要

粉粒状であるため内部に伝熱し難い物理的性状の粉粒状の原料物質を伝熱し易いように調質しながら、少ない蒸気量で、一定量の粉粒状の原料物質に混入付着しているサルモネラを殺菌処理すること。

飽和水蒸気過熱蒸気熱力学的特性を有効に使い分けてサルモネラ菌を殺菌するものであって、ステップ1(イ)、ステップ1(ロ)、ステップ1(ハ)により一定量の粉粒状の原料物質の全てが目標殺菌温度間近にまで昇温なさしめる予備加熱をなすステップ1と、ステップ2(イ)、ステップ2(ロ)、ステップ2(ハ)、ステップ2(ニ)、ステップ2(ホ)、により一定量の粉粒状の原料物質の全てを一定時間殺菌温度に加熱保温するステップ2と、からなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法。

目的

本発明は前記した事情に鑑み、一定量の粉粒状の原料物質を伝熱しやすい物理的性状に調質しながら蒸気を供給し、蒸気を供給する時間が短かくても、一定量の粉粒状の原料物質全体が均等にサルモネラ菌が死滅する加熱殺菌温度に昇温され一定時間その温度が維持できるようにし得る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法及び装置と、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質が配合飼料の生産に供されるまで外気からのサルモネラ菌が混入付着するのを阻止可能な搬送・貯蔵方策を付加して配合飼料の生産に供されるまで確実にサルモネラ菌が存在しない状態で貯蔵し得る、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法及び装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

一定内容量の容器中で一定量の粉粒状原料物質を所定時間攪拌しつつ所定温度飽和水蒸気直接噴射して行う直接加熱ジャケットを介して行う間接加熱により伝熱なさしめ該原料物質の全てが目標殺菌温度間近にまで昇温するように予備加熱を実行するステップ1と、つぎに該原料物質を一定内容積の他の容器に移送し該容器中で迅速に目標殺菌温度に効率よく昇温させるため予め蒸気加熱器で飽和水蒸気の顕熱を高めた過熱蒸気を供給し該過熱蒸気を直接噴射して行う直接加熱とジャケットを介して行う間接加熱により効率よく均等に昇温なさしめ該原料物質の全てが所定の加熱殺菌時間だけ加熱殺菌温度に保たれるように加熱保温を実行するステップ2と、からなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法。

請求項2

請求項(1)記載の加熱殺菌温度が73°C乃至90°Cであって、請求項(1)記載の加熱殺菌時間が二分乃至三分であることを特徴とする請求項(1)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法。

請求項3

請求項(1)記載のステップ1と請求項(2)記載のステップ2を順次実行し、つぎに前記粉粒状の原料物質を乾燥・冷却筒に移送し、該乾燥・冷却筒にサルモネラ菌が除去された外気より若干高圧高温空気を導入して該粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な含有水分となるまで乾燥するとともに、サルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の低温空気を導入して該粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な温度となるまで冷却を実行するステップ3と、しかる後に、サルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の搬送・貯蔵環境の下で該原料物質を貯蔵タンクに搬送して貯蔵を実行するステップ4と、からなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法。

請求項4

請求項(1)記載の加熱殺菌温度が73°C乃至90°Cであって、請求項(1)記載の加熱殺菌時間が二分乃至三分であることを特徴とする請求項(3)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法。

請求項5

フィ−ダと、上方に該フィ−ダと連通された導入口が下方に払出口がそれぞれ設けられ一定量の粉粒状の原料物質を円滑に攪拌可能な内容積の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器と、該攪拌容器の外壁取付けられ内部に飽和水蒸気流通路が設けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、一側と他側が該攪拌容器から突出するようにして該攪拌容器を水平に貫通して設けられ一側から攪拌容器内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にて該飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口とが設けられた回動軸と、該回動軸に一定間隔に取付けられた複数の予備加熱側攪拌手段と、該回動軸の他側と連動連結された駆動手段とから構成された粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構と、上方に前記払出口と連通された導入口が下方に払出口がそれぞれ設けられた一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間が交差流動空間を介して粉粒状の原料物質を相互に混合移送可能に並設された流動混合容器と、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外周側に取付けられ内部に過熱蒸気流通路が設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、一側と他側が該流動混合容器の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から突出なさしめて一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にて該過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口とが設けられた一側回動軸と、一側と他側が該流動混合容器の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から突出なさしめて他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にて該過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口とが設けられた他側回動軸と、一側回動軸の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に位置する軸長範囲と他側回動軸の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に位置する軸長範囲それぞれに一定間隔にて設けられた複数の加熱保温側攪拌手段と、一側回動軸の他側と連動連結されるとともに動力伝達手段を介して他側回動軸とも連動連結された駆動手段とからなる粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構と、から構成された粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置。

請求項6

フィ−ダと、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間が交差流動空間を介して粉粒状の原料物質を相互に混合移送可能に並設されて横長に形成されるとともに、一側と他側間を加湿加熱区画と加湿加熱保温区画に区分けされ、該加湿加熱区画の上方に該フィ−ダと連通された導入口が該加湿加熱保温区画の下方に払出口がそれぞれ設けられた流動混合容器と、加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外側に取付けられ内部に飽和水蒸気流通路が設けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外側に取付けられ内部に過熱蒸気流通路が設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、一側が加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめる一方、他側が加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめて、これら一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ、一側から加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にて該飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口とが設けられるとともに、他側から加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にて該過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口が設けられた一側回動軸と、一側が加湿加熱区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめる一方、他側が加湿加熱保温区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめて、これら他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ、一側から加湿加熱区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にて該飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口が設けられるとともに、他側から加湿加熱保温区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と該過熱蒸気流通路と連通なさしめて多数の過熱蒸気噴射口が設けられた他側回動軸と、他側回動軸の加湿加熱区画に位置する軸長範囲に、取付位置を交互に周回移動なさしめて一定間隔にて複数設けられた一の予備加熱側攪拌手段と、一側回動軸の加湿加熱区画に位置する軸長範囲に、取付位置を、他側回動軸に取付けられた一の予備加熱側攪拌手段の取付位置と対面する一側回動軸の軸表面位置から周回移動なさしめる条件で交互に一側回動軸の軸表面上を周回移動なさしめるとともに軸線に対して傾斜なさしめて一定間隔にて複数設けられた他の予備加熱側攪拌手段と、他側回動軸の加湿加熱保温区画に位置する軸長範囲に、取付位置を交互に周回移動なさしめて一定間隔にて複数設けられた一の加熱保温側攪拌手段と、一側回動軸の加湿加熱保温区画に位置する軸長範囲に、取付位置を、他側回動軸に取付けられた一の加熱保温側攪拌手段の取付位置と対面する一側回動軸の軸表面から周回移動なさしめる条件で交互に一側回動軸の軸表面上を周回移動なさしめるとともに軸線に対して傾斜なさしめて一定間隔にて複数設けられた他の加熱保温側攪拌手段と、一側回動軸の他側と連動連結されるとともに動力伝達手段を介して他側回動軸とも連動連結された駆動手段と、から構成されていることを特徴とする粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置。

請求項7

請求項(5)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置、又は、請求項(6)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置と、一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を備え、上方に請求項(5)記載の流動混合容器に設けられた払出口、又は、請求項(6)記載の流動混合容器の加湿加熱保温区画に設けられた払出口とロ−タリバルブを介して連通された原料物質導入口が、側面に高温空気導入口が、該高温空気導入口が設けられた位置より上方位置に排出口がそれぞれ設けられた乾燥区画と、一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を備え、側面に低温空気導入口と排出口が設けられ下方位置に払出口が設けられた冷却区画とからなり、両区画が一体的に構成された乾燥・冷却筒と、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファンと、上流側が該押込ファンの吐出側と連結なさしめて設けられた空気導入配管と、空気採入側が該空気導入配管の下流側と連結なさしめて設けられたヒ−タと、上流側が該ヒ−タの加熱空気吐出側と連結なさしめるとともに下流側が前記高温空気導入口と連通なさしめて設けられた高温空気導入配管とからなる乾燥用無菌高温空気供給機構と、上流側が前記乾燥区画の排出口と連通なさしめて設けられた排出配管と、流入側が該排出配管の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置と、上流側が該粉塵捕集装置の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出空気流通配管と、吸引側が該外気放出空気流通配管の下流側と連結された排気ブロアからなる蒸発水分熱交換を終えた乾燥用高温空気排出機構と、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファンと、上流側が該押込ファンの吐出側と連結なさしめ下流側が前記低温空気導入口と連通なさしめて設けられた低温空気導入配管と、該低温空気導入配管の管路に設けられたク−ラからなる冷却用無菌低温空気供給機構と、上流側が前記冷却区画の排出口と連通なさしめて設けられた排出配管と、流入側が該排出配管の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置と、上流側が該粉塵捕集装置の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出空気流通配管と、吸引側が該外気放出空気流通配管の下流側と連結された排気ブロアからなる粉塵排出機構と、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファンが貯蔵用加圧空気供給配管を介して取付けられた複数の貯蔵タンクと、上流側が前記冷却区画の下方位置に設けられた払出口と下流側が該貯蔵タンクの流入側とそれぞれ連通なさしめるとともに、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファンが搬送経路に少なくとも一台取付けられた乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路と、から構成された粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する装置。

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0001

本発明は家畜飼料となる配合飼料原料である粉粒状原料物質混入付着するサルモネラ菌を、飽和水蒸気過熱蒸気それぞれの伝熱特性を巧みに利用した加湿加熱により殺菌処理する、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法及び装置に関するものである。また、本発明は、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた後の粉粒状の原料物質を、サルモネラ菌が外部から新たに進入するのを阻止した状態で、所定の乾燥・冷却並びに所定の貯蔵タンクに搬送し、配合飼料の生産に供されるまでサルモネラ菌が存在しない状態で貯蔵する、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法及び装置に関する。

背景技術

0002

食生活の洋風化の進展により、鶏卵や、等の食肉(以下「食材」とする。)の需要飛躍的に拡大してきており、これら食材を安価に安定供給することは、国民生活的見地から重要な問題である。このため、食材を高効率にて大量生産する、生産規模の拡大の効果を実現することが求められることから、各畜産家は、飼育する多数の鶏、牛、豚等の家畜に、極力安価であって栄養価の高い配合飼料を安定的に入手することが畜産経営上重要である。

0003

係る畜産経営上の要請から、海外から安価な配合飼料の原料となる粉粒状の穀物類(以下「粉粒状の原料物質」とする。)が大量に輸入されているが、これら輸入された粉粒状の原料物質には生産地あるいは輸送途上でサルモネラ菌が混入して汚染されている場合が多々ある。しかるに、配合飼料を生産するプラントには、粉粒状の原料物質に所定の加工を施して配合飼料を生産する工程しかなく、積極的にサルモネラ菌を殺菌する工程がないので、サルモネラ菌により汚染された配合飼料(以下「汚染配合飼料」とする。)が生産されてしまう。

0004

このため、汚染配合飼料を食した鶏等の家畜がサルモネラ菌に感染し、これら家畜からもたらされた食材を食する人もサルモネラ菌に感染してしまうといった食物連鎖により食中毒事件が多発するようになった。しかも流通手段の整備により、この種食中毒事件の発生規模が広域かつ大規模になっており、供給される食材の安全性に対する信頼が大きく揺らぎ厚生省が、食品衛生法省令改正して食材の賞味期限表示義務付け等の指示を出さねばならない深刻な事態にまで追い込まれた。

0005

近年、前記した深刻な事態に対処すべく、サルモネラ菌の性状に関する研究がなされ、サルモネラ菌を、60°C〜65°Cの温度で20分〜30分程度保持された環境下にさらす死滅することが発見され、この発見を突破口として、安全性と経済性にも配慮して、粉粒状の原料物質に、加熱された蒸気を吹きつけてサルモネラ菌を殺菌処理する工程を、配合飼料を生産するプラントに設置する提案がなされている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、原料物質は粉粒状であり、配合飼料の生産プラントに供給される、一定時間での配合飼料の生産量に見合う一定量の原料物質では、多数の粉粒が空気を介在して互いに突起部分で接触や絡みあう等して密集しており、熱が外方から内方伝熱しがたい状態となっているので、単に外方から間接加熱するのみでは、一定量の原料物質のうち外側に位置して加熱伝熱面に接している範囲の一群の原料物質しか、前記したサルモネラ菌を殺菌する温度にまで昇温せしめることができない。

0007

このため、加熱された蒸気で長時間間接加熱しても、中心部等その他の範囲に位置している粉粒状の原料物質には依然としてサルモネラ菌が生存しており、前記した一定量の粉粒状の原料物質全体としてサルモネラ菌による汚染状態が解消されないままであり、折角サルモネラ菌を殺菌処理すべく蒸気による間接加熱工程を配合飼料の生産プロセス中に設けても、従来と略同様の汚染された配合飼料が生産されてしまうといったサルモネラ菌殺菌操作技術上の問題点がある。

0008

また、配合飼料の生産に供されるまで、粉粒状の原料物質は、適宜な貯蔵タンク等に一時的に貯蔵しておくのが一般的であるが、従来の配合飼料の生産プラントには、粉粒状の原料物質を貯蔵タンクに搬送するコンベアや貯蔵タンクに、外気からのサルモネラ菌が新たに進入するのを阻止する手当が全くされていないので、折角、処理容器で粉粒状の原料物質中のサルモネラ菌を殺菌処理して汚染を解消したとしても、外気からサルモネラ菌が粉粒状の原料物質に新たに混入付着し、配合飼料を生産する時点では、サルモネラ菌により汚染された粉粒状の原料物質を、配合飼料の生産プロセスに供給してしまうといった搬送・貯蔵技術上の問題点もある。

0009

本発明は前記した事情に鑑み、一定量の粉粒状の原料物質を伝熱しやすい物理的性状調質しながら蒸気を供給し、蒸気を供給する時間が短かくても、一定量の粉粒状の原料物質全体が均等にサルモネラ菌が死滅する加熱殺菌温度に昇温され一定時間その温度が維持できるようにし得る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法及び装置と、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質が配合飼料の生産に供されるまで外気からのサルモネラ菌が混入付着するのを阻止可能な搬送・貯蔵方策を付加して配合飼料の生産に供されるまで確実にサルモネラ菌が存在しない状態で貯蔵し得る、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法及び装置を提供することを目的とする。

0010

前記した目的を達成するために請求項(1)の発明が講じた解決手段は、粉粒状の原料物質をサルモネラ菌を殺菌し得る温度近くにまで昇温させる第一段階と、目標殺菌温度に昇温し、その温度を維持して実際にサルモネラ菌を殺菌できるように追い込む第二段階に分ける解決手段としたものであって、第一段階では、伝熱性に優れるとともに粉粒状の原料物質の内部に容易に浸透し得る水分を含み沸点にまで熱せられた飽和水蒸気を利用して加熱し、第二段階では、第一段階で昇温せしめた粉粒状の原料物質を、直ちに目標殺菌温度に更に昇温し、その温度を維持するのに必要な熱量を効率よく賄える過熱蒸気を利用して加熱し、短い加熱時間であってもサルモネラ菌を確実に殺菌せしめるようにし、それぞれの段階で飽和水蒸気と過熱蒸気それぞれの熱力学挙動を巧みに応用するものである。

0011

具体的には、一定内容積容器中で一定量の粉粒状の原料物質を所定時間攪拌しつつ所定温度の飽和水蒸気を直接噴射して行う直接加熱ジャケットを介して行う間接加熱により伝熱なさしめその原料物質の全てが目標殺菌温度間近にまで昇温するように予備加熱を実行するステップ1と、つぎにその原料物質を一定内容積の他の容器に移送しその容器中に迅速に目標殺菌温度に効率よく昇温させるため予め蒸気加熱器で飽和水蒸気の顕熱を高めた過熱蒸気を供給しその過熱蒸気を直接噴射して行う直接加熱とジャケットを介して行う間接加熱により効率よく均等に昇温なさしめその原料物質の全てが所定の加熱殺菌時間だけ加熱殺菌温度に保たれるように加熱保温を実行するステップ2とからなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法としたものである。

0012

請求項(2)の発明が講じた解決手段は、サルモネラ菌を加熱により殺菌させる研究結果に基づき、短時間であってしかも少ない蒸気量で、サルモネラ菌を殺菌させる請求項(1)の発明が講じた解決手段の実行が確実にできるようにすべく、工業的生産に適する合理的な加熱殺菌温度範囲と、加熱殺菌温度が維持される加熱殺菌時間範囲を設定したものである。

0013

具体的には、請求項(1)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法を前提とし、請求項(1)記載の加熱殺菌温度が73°C乃至90°Cであって請求項(1)記載の加熱殺菌温度が二分乃至三分とした、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法としたものである。

0014

請求項(3)の発明が講じた解決手段は、サネモネラ菌の殺菌処理が施された粉粒状の原料物質が、外気中のサルモネラ菌と新たに接触して再び汚染されることのないように、乾燥・冷却段階搬送段階並びに貯蔵タンクで貯蔵する段階それぞれに、外気からサルモネラ菌の進入を阻止する空気バリアを張る手当てをなして外部環境と隔離し、粉粒状の原料物質を、貯蔵に適合するように乾燥・冷却可能となすとともに所定の貯蔵タンクに貯蔵ができるようにしたものである。

0015

具体的には、請求項(1)記載のステップ1と請求項(1)記載のステップ2を順次実行した後、つぎに前記した粉粒状の原料物質を乾燥・冷却筒に移送しその乾燥・冷却筒にサルモネラ菌が除去された外気より若干高圧高温空気を導入してその粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な含有水分となるまで乾燥するとともにサルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の低温空気を導入してその粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な温度となるまで冷却を実行するステップ3と、しかる後に、サルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の搬送・貯蔵環境下でその原料物質を貯蔵タンクに搬送して貯蔵を実行するステップ4とからなる手順の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法としたものである。

0016

請求項(4)の発明が講じた解決手段は、サルモネラ菌を確実に殺菌処理するとともにサルモネラ菌が存在しない状態で粉粒状の原料物質を貯蔵する請求項(3)の発明が講じた解決手段が、より一層迅速且つ経済的に実行できるようにすべく、工業的生産に適する合理的な加熱殺菌温度範囲と、加熱殺菌温度が維持される加熱殺菌時間範囲に設定したものである。

0017

具体的には、請求項(3)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法を前提とし、請求項(1)記載の加熱殺菌温度が73°C乃至90°Cであって請求項(1)記載の加熱殺菌時間が二分乃至三分とした、粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法としたものである。

0018

請求項(5)の発明が講じた解決手段は、一定量の粉粒状の原料物質を攪拌空間攪拌しながら飽和水蒸気を攪拌空間の中心側から噴射して、一定量の粉粒状の原料物質を構成する多数の粉粒それぞれに対して内部に浸透し易く伝熱性に優れる飽和水蒸気を噴射する直接加熱と、攪拌空間の周囲から飽和水蒸気により加熱されたジャケットに、粉粒状の原料物質を攪拌して接しせしめて伝熱なさしめる間接加熱なる方策により、粉粒状の原料物質の全体が、均等に、サルモネラ菌が殺菌される温度間近にまで昇温させるようにして、前記した請求項(1)記載の発明に開示されたステップ1が実行できるようにしたものである。

0019

また、サルモネラ菌が殺菌される温度間近にまで昇温したが水分が付着してしまった一定量の粉粒状の原料物質を、二つのグル−プに分けてそれぞれ異なる側に掻き上げ流動なさしめながら、より効果的に加熱するため顕熱を飽和水蒸気より高くした過熱蒸気を掻き上げ流動なさしめる空間の中心側から噴射しての直接加熱と、掻き上げ流動なさしめる空間の周囲に設けられ過熱蒸気により加熱されたジャケットから前記したと同様にして間接加熱するとともに一方と他方の掻き上げ流動なさしめる空間の境目空間にて相互に交差なさしめての流動混合により、効率よくサルモネラ菌の殺菌処理する温度を維持するに必要な熱量を賄えるようにして前記した請求項(1)記載の発明に開示されたステップ2が実行できるようにしたものである。

0020

具体的には、フィ−ダと、上方にそのフィ−ダと連通された導入口が下方に払出口がそれぞれ設けられ一定量の粉粒状の原料物質を円滑に攪拌可能な内容積の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器とその攪拌容器内内壁取付けられ内部に飽和水蒸気流通路が設けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと一側と他側がその攪拌容器から突出するようにしてその攪拌容器を水平に貫通して設けられ一側から攪拌容器内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にてその飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口とが設けられた回動軸とその回動軸に一定間隔に取付けられた複数の予備加熱側攪拌手段とその回動軸の他側と連動連結された駆動手段とから構成された粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構と、上方に前記した払出口と連通された導入口が下方に払出口がそれぞれ設けられた一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間が交差流動空間を介して粉粒状の原料物質を交互に混合移送可能に並設された流動混合容器と一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外周側に取付けられ内部に過熱蒸気流通路が設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと一側と他側がその流動混合容器の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から突出なさしめて一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にてその過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口とが設けられた一側回動軸と一側と他側がその流動混合容器の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から突出なさしめて他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にてその過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口とが設けられた他側回動軸と一側回動軸の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に位置する軸長範囲と他側回動軸の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に位置する軸長範囲それぞれに一定間隔にて設けられた複数の加熱保温側攪拌手段と一側回動軸の他側と連動連結されるとともに動力伝達手段を介して他側回動軸とも連動連結された駆動手段とからなる粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構と、から構成された粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置としたものである。

0021

請求項(6)の発明が講じた解決手段は、前記した飽和水蒸気を用いた直接加熱と間接加熱によりサルモネラ菌が殺菌される温度間近にまで昇温させるのと、前記した過熱蒸気を用いた直接加熱と間接加熱によりサルモネラ菌が殺菌される温度に加熱保温するのを、共に前記した粉粒状の原料物質を流動混合なさしめる流動環境の下で実行するようにして、より一層短時間であって、しかもより一層確実に粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌できるようにするとともに、装置の全体構成をコンパクトにしたものである。

0022

具体的には、フィ−ダと、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間が交差流動空間を介して粉粒状の原料物質を相互に混合移送可能に並設されて横長に形成されるとともに一側と他側間を加湿加熱区画と加湿加熱保温区画に区分けされ、その加湿加熱区画の上方にフィ−ダと連通された導入口がその加湿加熱保温区画の下方に払出口がそれぞれ設けられた流動混合容器と、加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外側に取付けられ内部に飽和水蒸気流通路が設けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に至る外側に取付けられ内部に過熱蒸気流通路が設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと、一側が加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめる一方他側が加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめてこれら一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にてその飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口とが設けられるとともに他側から加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路と一定間隔にてその過熱蒸気流通路と連通された多数の過熱蒸気噴射口が設けられた一側回動軸と、一側が加湿加熱区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめる一方他側が加湿加熱保温区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間から外方に突出なさしめてこれら他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を水平に貫通して設けられ一側から加湿加熱区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路と一定間隔にてその飽和水蒸気流通路と連通された多数の飽和水蒸気噴射口が設けられるとともに他側から加湿加熱保温区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間内に位置する軸長範囲の軸線中心部に過熱蒸気流通路とその過熱蒸気流通路と連通なさしめて多数の過熱蒸気噴射口が設けられた他側回動軸と、他側回動軸の加湿加熱区画に位置する軸長範囲に取付位置を交互に周回移動なさしめて一定間隔にて複数設けられた一の予備加熱側攪拌手段と、一側回動軸の加湿加熱区画に位置する軸長範囲に取付位置を他側回動軸に取付けられた一の予備加熱側攪拌手段の取付位置と対面する一側回動軸の軸表面位置から周回移動なさしめる条件で交互に一側回動軸の軸表面上を周回移動なさしめるとともに軸線に対して傾斜なさしめて一定間隔にて複数設けられた他の予備加熱側攪拌手段と、他側回動軸の加湿加熱保温区画に位置する軸長範囲に取付位置を交互に周回移動なさしめて一定間隔にて複数設けられた一の加熱保温側攪拌手段と、一側回動軸の加湿加熱保温区画に位置する軸長範囲に取付位置を他側回動軸に取付られた一の加湿保温側攪拌手段の取付位置と対面する一側回動軸の軸表面から周回移動なさしめる条件で交互に一側回動軸の軸表面上を周回移動なさしめるとともに軸線に対して傾斜なさしめて一定間隔にて複数設けられた他の加熱保温側攪拌手段と、一側回動軸の他側と連動連結されるとともに動力伝達手段を介して他側回動軸とも連動連結された駆動手段と、から構成された粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置としたものである。

0023

請求項(7)の発明が講じた解決手段し、請求項(5)の発明に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置、又は、請求項(6)の発明に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置に、乾燥用の空気と冷却用の空気をともに外気からサルモネラ菌を除去して採り入れるとともに外気より若干高圧とし、取り入れた空気を高圧のままで加熱して原料物質の乾燥に供したり、高圧のままで冷却して原料物質の冷却に供するようにしてサルモネラ菌の新たな進入を阻止する空気バリアが張られた外部環境と隔離した乾燥・冷却環境とすることを可能ならしめる構成と、外気からサルモネラ菌を除去して空気を採り入れ該空気を外気より若干高圧とし搬送途上や貯蔵中にサルモネラ菌の新たな進入を阻止する空気バリアが張られた外部環境と隔離した搬送環境と貯蔵環境とすることが可能な構成とを加え、請求項(3)記載の発明又は請求項(4)記載の発明に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法を実行可能とする装置としたものである。

0024

具体的には、請求項(5)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置又は請求項(6)記載の粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置に、一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を備え上方に請求項(5)記載の流動混合容器に設けられた払出口又は請求項(6)記載の流動混合容器の加湿加熱保温区画に設けられた払出口とロ−タリバルブを介して連通された原料物質導入口が側面に高温空気導入口がその高温空気導入口が設けられた位置より上方位置に排出口がそれぞれ設けられた乾燥区画と一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を備え側面に低温空気導入口と排出口が設けられ下方位置に払出口が設けられた冷却区画とからなり両区画が一体的に構成された乾燥・冷却筒と、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファン上流側がその押込ファンの吐出側と連結なさしめて設けられた空気導入配管と空気採入側がその空気導入配管の下流側と連結なさしめて設けられたヒ−タと上流側がそのヒ−タの加熱空気吐出側と連結なさしめるとともに下流側が前記した高温空気導入口と連通なさしめて設けられた高温空気導入配管からなる乾燥用無菌高温空気供給機構と、上流側が前記した乾燥区画の排出口と連通なさしめて設けられた排出配管と流入側がその排出配管の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置と上流側がその粉塵捕集装置の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出空気流通配管と吸引側がその外気放出空気流通配管の下流側と連結された排気ブロアからなる蒸発水分熱交換を終えた乾燥用高温空気排出機構と、吸引側に無菌エアフィルタ−が付設された押込ファンと上流側がその押込ファンの吐出側と連結なさしめ下流側が前記した低温空気導入口と連通なさしめて設けられた低温空気導入配管とその低温空気導入配管の管路に設けられたク−ラからなる冷却用無菌低温空気供給機構と、上流側が前記した冷却区画の排出口と連通なさしめて設けられた排出配管と流入側がその排出配管の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置と上流側がその粉塵捕集装置の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出空気流通配管と吸引側がその外気放出空気流通配管の下流側と連結された排気ブロアからなる粉塵排出機構と、吸引側に無菌エアフィルタが付設された押込ファンが貯蔵用加圧空気供給配管を介して取付けられた複数の貯蔵タンクと、上流側が前記した冷却区画の下方位置に設けられた払出口と下流側がその貯蔵タンクの流入側とそれぞれ連通なさしめるとともに吸引側に無菌エアフィルタが付設された押込ファンが搬送経路に少なくとも一台取付けられた乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路とから構成された粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する装置としたものである。

発明を実施するための最良の形態

0025

請求項(1)の発明、請求項(2)の発明、並びに請求項(5)の発明の構成により、まず、駆動手段を動作させて回動軸を回動させながら、フィ−ダから一定量の粉粒状の原料物質を、導入口を経由して単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器に流入させると、一定量の粉粒状の原料物質は、複数の予備加熱側攪拌手段により該空間中で掻き上げられて攪拌され、該空間中の特定の箇所に偏ることなく浮遊流動する。

0026

これと同時に、飽和水蒸気を、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと回動軸それぞれの飽和水蒸気流通路に導くと、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットは、飽和水蒸気の流入により加熱され該ジャケットが接する攪拌容器の外側の一定範囲から熱が攪拌容器内に伝熱されるとともに、回動軸に設けられた多数の飽和水蒸気噴射口それぞれから回動軸の回動に従って噴射方向を変化させて飽和水蒸気が単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の中心側から攪拌容器内に噴射される。

0027

係る飽和水蒸気の噴射により、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を掻き上げられて攪拌されながら浮遊流動している一定量の粉粒状の原料物質は、攪拌中心側で浮遊流動している際に、粉粒状の原料物質の外側表面に噴射された飽和水蒸気の一部の飽和水蒸気粒が付着する。すると、粉粒状の原料物質は飽和水蒸気より相対的に温度が低いことを起因として、飽和水蒸気粒は潜熱を放出し凝縮するので、粉粒状の原料物質の内部に伝熱される。このようにして、粉粒状の原料物質は、噴射された飽和水蒸気により直接加熱される。

0028

この後、直接加熱された粉粒状の原料物質は、複数の予備加熱側攪拌手段の攪拌動作により、攪拌容器中の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の中心側から外周側に浮遊流動するが、この間に、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットを接し間接加熱される。係る飽和水蒸気による直接加熱と間接加熱を複数の予備加熱側攪拌手段により攪拌しつつ所定時間継続すると、一定量の粉粒状の原料物質は、均等に目標の加熱殺菌温度間近にまで昇温され、ステップ1が実行される。

0029

尚、請求項(2)の発明の構成であれば、飽和水蒸気による前記した直接加熱と間接加熱を特定時間継続すると、73°C乃至90°Cの目標加熱殺菌温度間近となるまで昇温される。

0030

つぎに、駆動手段を動作させ回動力を一側回動軸と動力伝達手段を介して他側回動軸に伝達すると、一側回動軸と他側回動軸は異なる回動方向に低速にて同調して回動する。すると、一側回動軸に設けられた複数の加熱保温側攪拌手段は一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を一側に、他側回動軸に設けられた複数の加熱保温側攪拌手段は他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を他側にそれぞれ低速回動する。

0031

このように回動させながら、攪拌容器の払出口から加熱殺菌温度間近にまで昇温された一定量の粉粒状の原料物質を払出し、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた流動混合容器の導入口を通過させると、一定量の粉粒状の原料物質のうちの一部は一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に、残余は他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間にそれぞれ流動する。

0032

係る落流により、一部の粉粒状の原料物質は一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中で、その他の粉粒状の原料物質は他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中でそれぞれ低速回動する複数の加熱保温側攪拌手段によりソフトに弾かれ中央部で交差しながら掻き上げられて流動混合する、粉粒状の原料物質の二系統の掻き上げ流動方向に攪拌されて分流が生じる。

0033

これと同時に、目標加熱殺菌温度間近まで加熱された原料物質を効率よく速やかに目標殺菌温度に昇温するために、蒸気加熱器により飽和水蒸気を加熱し顕熱が高められた過熱蒸気を、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれの外側に設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット、一側回動軸、並びに他側回動軸それぞれの過熱蒸気流通路に導く。

0034

すると、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットは過熱蒸気の流入により加熱されるため、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間及び他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と接する側の表面で間接加熱するとともに、一側回動軸と他側回動軸にそれぞれ設けられた多数の過熱蒸気噴射口それぞれから回動軸の回動に従って噴射方向を変化させて過熱蒸気が一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれの中心側から外方に噴射される。

0035

係る粉粒状の原料物質の二系統の掻き上げ流動方向に攪拌されての混合分流と、過熱蒸気の放熱並びに噴射により、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれにおいて粉粒状の原料物質は、これら空間の中心側で掻き上げられて流動混合している際に噴射された過熱蒸気と接触して顕熱潜熱を受け、直接加熱される。この後、粉粒状の原料物質は、前記した分流により一方と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめるそれぞれの空間の外周側で掻き上げられて流動し、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットと接触して間接加熱される。

0036

このように、過熱蒸気による直接加熱と間接加熱を交互に受けつつ粉粒状の原料物質は二系統の掻き上げ流動方向に攪拌されて生じた分流により流動した後に、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間とが交差流動空間を介して相互に移動可能であるので、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間において一方の系統の掻き上げ流動方向に攪拌されて生じた分流に乗った粉粒状の原料物質群と、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間において他方の系統の掻き上げ流動方向に攪拌されて生じた分流に乗った粉粒状の原料物質群とが交差流動空間で出会って入り混じって流動混合される。

0037

係る流動混合による多様な流動形態により、短時間のうちに、一定量の粉粒状の原料物質を構成する多数の原料物質粒それぞれの面が漏れなく、過熱蒸気による効率の良い伝熱により、前記した如き過熱蒸気による直接加熱と間接加熱を受ける。

0038

このため、一定量の粉粒状の原料物質は、過大に、水分を帯びることなく、前記したステップ1の実行により、急激に加熱殺菌温度間近にまで昇温され、次に、少ない過熱蒸気量により補って前記した速やかに目標加熱殺菌温度まで昇温し同時に加熱殺菌温度が維持され、ステップ2が実行されて、一定量の粉粒状の原料物質が混入付着していたサルモネラ菌は殺菌される。

0039

尚、請求項(2)の発明の構成であれば、特定量の過熱蒸気及び飽和水蒸気を供給して、前記した過熱蒸気及び飽和水蒸気による直接加熱と間接加熱で、73°C乃至90°Cの加熱殺菌温度に二分乃至三分維持すれば、一定量の粉粒状の原料物質に混入付着していた全てのサルモネラ菌は殺菌される。

0040

つぎに、請求項(1)の発明、請求項(2)の発明、並びに請求項(6)の発明の構成により、駆動手段を動作させ回動力を一側回動軸と動力伝達手段を介して他側回動力に伝達すると、一側回動軸と他側回動軸は異なる回動方向に同調して回動する。

0041

すると、複数の一の予備加熱側攪拌手段が他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の縦断面に対して垂直となる際に、複数の他の予備加熱側攪拌手段が一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の縦断面に対して水平となるようにして、複数の一の予備加熱側攪拌手段は、加湿加熱区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を、交差流動空間に一定周期で出没するようにして他側回動軸と同方向に回動する一方、複数の他の予備加熱側攪拌手段は、加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を、交差流動空間に一定周期で出没するようにして一側回動軸と同方向に回動する。

0042

また、複数の一の加熱保温側攪拌手段が他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の縦断面に対して垂直となる際に、複数の他の加熱保温側攪拌手段が一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間の縦断面に対して水平となるようにして、複数の一の加熱保温側攪拌手段は、加湿加熱保温区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を、交差流動空間に一定周期で出没するようにして他側回動軸と同方向に低速回動する一方、複数の他の加熱保温側攪拌手段は、加湿加熱保温区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間中を、交差流動空間に一定周期で出没するようにして一側回動軸と同方向に回動する。

0043

このように、複数の一の予備加熱側攪拌手段と複数の他の予備加熱側攪拌手段を動作させながら、一定量の粉粒状の原料物質をフィ−ダから導入口を経由して加湿加熱区画に供給すると、一定量の粉粒状の原料物質のうち、一部の粉粒状の原料物質は加湿加熱区画の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間に、残余の粉粒状の原料物質は同区画の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間にそれぞれ落流する。すると、前記したと同様にして、同区画にて、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間での掻き上げ流動と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間での掻き上げ流動をなしながら混合されるといった、相互に掻き上げ流動方向が正反対の、一定量の粉粒状の原料物質の二系統の掻き上げ分流が生じる。

0044

これと同時に、飽和水蒸気を、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット、一側回動軸、及び他側回動軸それぞれの飽和水蒸気流通路に導く。すると、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間では、飽和水蒸気の流入により加熱された、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットで間接加熱されるとともに、一側回動軸に設けられた多数の飽和水蒸気噴射口それぞれから、該一側回動軸の回動に従って噴射方向を変化させながら飽和水蒸気が同空間の中心側から外方に噴射される。

0045

一方、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間では、飽和水蒸気の流入により加熱された飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットで間接加熱されるとともに、他側回動軸に設けられた多数の飽和水蒸気噴射口それぞれから、該他側回動軸の回動に従って噴射方向を変化させながら飽和水蒸気が同空間の中心側から外方に噴射される。

0046

係る一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれでの飽和水蒸気の放熱並びに噴射により、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれにおいて粉粒状の原料物質は、掻き上げ流動の中心側で掻き上げられて流動している際に噴射された飽和水蒸気と接触し前記したと同様にして直接加熱される。この後、粉粒状の原料物質が、前記した分流により掻き上げ空間の外周側で掻き上げられて流動している際に、間接加熱される。

0047

このように、飽和水蒸気による直接加熱と間接加熱を交互に受けつつ粉粒状の原料物質は二系統の掻き上げ分流により流動した後、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間において一方の系統の掻き上げ分流に乗った原料物質群と、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間において他方の掻き上げ分流に乗った原料物質群は、前記したと同様にして流動混合される。

0048

係る流動混合による多様な流動形態により、短時間のうちに、一定量の粉粒状の原料物質を構成する多数の原料物質粒には加湿の効果で満遍なく、飽和水蒸気による前記した直接加熱と間接加熱がされる結果、加湿加熱区画において、短時間で、一定量の粉粒状の原料物質は、均等に目標の加熱殺菌温度間近にまで昇温され、ステップ1が実行される。

0049

つぎに、更に一側回動軸と他側回動軸をそれぞれ回動動作なさしめて、複数の一の予備加熱側攪拌手段と複数の他の予備加熱側攪拌手段それぞれを、前記した如く動作させると、目標加熱殺菌温度間近にまで昇温された一定量の粉粒状の原料物質は、加湿加熱区画から加湿加熱保温区画に流入する。

0050

これと同時に、過熱蒸気を、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット、一側回動軸、他側回動軸それぞれの過熱蒸気流通路に導く。すると、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間では、過熱蒸気の流入により加熱された過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットの表面で間接加熱するとともに、一側回動軸に設けられた多数の過熱蒸気噴射口それぞれから、該一側回動軸の回動に従って噴射方向を変化させながら過熱蒸気が同空間の中心側から外方に噴射される。

0051

一方、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間では、前記した過熱蒸気の流入による間接伝熱加熱用ジャケットの表面で間接加熱するとともに、他側回動軸に設けられた多数の過熱蒸気噴射口それぞれから、該他側回動軸の回動に従って噴射方向を変化させながら過熱蒸気が同空間の中心側から外方に噴射される。

0052

そして、これら過熱蒸気の噴射並びに放熱と、一側回動軸と他側回動軸の更なる動作による前記した複数の一の加熱保温側攪拌手段と複数の他の加熱保温側攪拌手段それぞれの前記した攪拌動作とから、前記したと同様にして、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間それぞれにおいて、粉粒状の原料物質は、過熱蒸気により直接加熱と間接加熱されるとともに流動混合されてステップ2が実行され、一定量の粉粒状の原料物質に混入付着していたサルモネラ菌が殺菌される。

0053

つぎに、請求項(3)の発明、請求項(4)の発明並びに請求項(7)の発明の構成により、前記したステップ1とステップ2が順次実行されてサルモネラ菌の殺菌処理が施されたが水分を帯び加熱殺菌温度に加熱された一定量の粉粒状の原料物質を、請求項(5)記載の流動混合容器の払出口又は請求項(6)記載の流動混合容器の加湿加熱区画に設けられた払出口から払出すと、ロ−タリバルブを経由して、乾燥・冷却筒の乾燥区画に流入する。

0054

ついで、乾燥用無菌高温空気供給機構を構成する押込ファンを動作させると、無菌エアフィルタ−を介して空気が外気から押込ファンに吸引される。係る吸引により、サルモネラ菌が無菌エアフィルタ−により除去されるとともに押込ファンにより外気より若干高圧とされた空気が押込ファンから吐出され、空気導入配管に流入する。この後、該空気は、ヒ−タに流入して加熱され、外気より若干高圧の高温空気となって該ヒ−タから吐出される。そして、高温空気導入配管を経由して高温空気導入口から乾燥・冷却筒の乾燥区画に流入し、該乾燥区画内は外気より若干高圧の高温空気に充たされ、常に陽圧に保持される。

0055

すると、乾燥区画内に空気バリアが張られて外部環境と隔離されるため、サルモネラ菌の進入が阻止された環境の下で、外気より若干高圧の高温空気が一定量の粉粒状の原料物質と接触し、原料物質が帯びていた水分が蒸発される。前記した流入の直前に、蒸発水分と熱交換を終えた乾燥用高温空気を排出する排気ブロアを動作させると、これら排気は、排気ブロアの吸引・排出作用を受けて乾燥区画内を上昇し、排出口を通過して排出配管を経由し粉塵捕集装置に流入する。この後、該粉塵捕集装置で粉塵が取り除かれ、外気放出空気流通配管を経由して排気ブロアから大気中に放出される。

0056

このような、外気からのサルモネラ菌の進入を阻止する環境の下で、原料物質が帯びた水分の除去を一定時間継続して実行すると、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた一定量の粉粒状の原料物質は、新たな雑菌が混入付着せずに、貯蔵に好適な水分を含有するように調質される。この後、所定の乾燥が完了したが高温の一定量の粉粒状の原料物質は、乾燥区画から冷却区画に流入する。

0057

ついで、冷却用無菌低温空気供給機構を構成する押込ファンを動作させると、前記したと同様にして、サルモネラ菌が除去されるとともに外気より若干高圧の空気がク−ラに流入して冷却され、外気より若干高圧の低温空気となって該ク−ラから吐出され、低温空気導入配管を経由して低温空気導入口から乾燥・冷却筒の冷却区画に流入する。

0058

すると、冷却区画内に空気バリアが張られて外部環境と隔離されるため、サルモネラ菌の進入が阻止された環境の下で、外気より若干高圧の低温空気が一定量の粉粒状の原料物質と接触する。係る接触により、該原料物質は熱を奪われて温度が降下するとともに接触時に若干粉塵が冷却区画内に舞い上がる。前記した流入の直前に、粉塵排出機構を構成する排気ブロアを動作させると、舞い上がった粉塵を含む排気は、排気ブロアの吸引・排出作用を受け、冷却区画を上昇して排出口を通過して排出配管を経由して粉塵捕集装置に流入する。この後、該粉塵捕集装置で粉塵が取り除かれ、外気放出空気流通配管を経由して排気ブロアから大気中に放出される。

0059

このような、外部環境と隔離して外気からのサルモネラ菌の進入を阻止した環境の下で、加熱殺菌温度付近にある高温の一定量の粉粒状の原料物質に対する冷却をなすと、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた一定量の粉粒状の原料物質は、新たなサルモネラ菌が混入付着することなく、貯蔵に好適な水分を含有せしめるとともに貯蔵に好適な原料物質温度に調質され、ステップ3が実行される。

0060

この後、乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路と貯蔵用加圧空気供給配管に取付けられた押込ファンを動作させる。すると、無菌エアフィルタ−を介して外気が押込ファンに吸引され、外気中に浮遊する粉塵に付着しているサルモネラ菌が除去され外気より若干高圧となった空気が押込ファンから吐出されて、乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路と貯蔵用加圧空気供給管路を経由して貯蔵タンクにそれぞれ供給される。この結果、乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路は、外気より若干高圧の空気バリアが張られて外部環境と隔離されたサルモネラ菌が存在しない搬送環境となるとともに、貯蔵タンクは、外気より若干高圧の空気バリアが張られて外部環境と隔離された同様の貯蔵環境となる。

0061

ついで、乾燥・冷却筒の冷却区画に設けられた払出口から貯蔵に好適な水分を含有せしめるとともに貯蔵に好適な原料物質温度に調質されサルモネラ菌が存在しない状態の一定量の粉粒状の原料物質を払出すと、搬送途上でサルモネラ菌が外気から進入して汚染されることなく、乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路中を搬送されて貯蔵タンクに流入する。そして、該貯蔵タンクに流入後も、外部環境と隔離されサルモネラ菌が存在しない状態で貯蔵され、ステップ4が実行される。

0062

つぎに、請求項(1)の発明の一実施例、請求項(2)の発明の一実施例、及び請求項(5)の発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法の実行手順フロチャ−ト方式で示し、図2は請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法の実行手順をフロ−チャ−ト方式で示したものである。

0063

また、図5は請求項(5)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置が組み込まれた加熱殺菌プラントを模式的に示し、図6は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を正面からみた場合を示し、図7は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を側面からみた場合を示し、図8は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を構成する粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構の一例の内部構造を上方からみた場合を示し、図9は同粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構の一例を縦方向から切断してみた場合を示し、図10は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を構成する粉粒状の原料物質を加湿加熱保温する機構の一例の内部構造を上方からみた場合を示し、図11は同粉粒状の原料物質を加湿加熱保温する機構の一例を縦方向から切断してみた場合を示したものである。

0064

図5に示すように、3は、受入れ側が、搬送材5を介して原料物質受入れタンク7と連通された一時滞留タンク9の払出側と原料物質を受取可能であって、払出側間近に落流量調整バルブ11が設けられたフィ−ダである。そして、該フィ−ダ3と落流量調整バルブ11を所定の動作をなさしめ一時滞留タンク9から粉粒状の原料物質を後述する単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13に流入なさしめるのが、図1に示すステップ1(イ)である。

0065

図6図7及び図9に示すように、15は、断面形状が内部に単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16を現出せしめた薄肉円殻であって横長に形成されて一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を具備せしめ、一側上方位置に導入口18を備えた受入れ箱体17が一側上方位置と他側上方位置側に点検蓋19が他側下方位置に払出口20がそれぞれ設けられた混合円筒体である。

0066

また、21は、該混合円筒体15の一端側面位置と他端側面位置にそれぞれ設けられ回動軸取付穴23が穿設された密閉板である。さらに、25は、一端側面位置に設けられた密閉板21の回動軸取付穴23の穿設位置より下方位置に突設された回動軸一側支持台であり、27は、他端側面位置に設けられた密閉板21に同様にして突設された回動軸他側支持台である。

0067

そして、混合円筒体15と、一対の密閉板21と、一側回動軸支持台25と、他側回動軸支持台27とから本実施例に係る単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13が構成されている。

0068

図7及び図9に示すように、29は、前記混合円筒体15の外壁の下方側半周におよぶ範囲に取付けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットであって、正面側と裏面側三箇所それぞれに一定間隔にて設けられた飽和水蒸気供給口31と連通なさしめて、内部に飽和水蒸気流通路33が設けられている。尚、図5に示すように、該飽和水蒸気供給口31は、図示を省略した飽和水蒸気発生源と間接連通された飽和水蒸気A供給管路34の一枝管路である分岐供給管路34aと連通されている。

0069

図6及び図9に示すように、35は、軸長が前記混合円筒体15の胴長さより長く、前記密閉板21に穿設された回動軸取付穴23に挿入されて前記した単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13を構成する混合円筒体15内の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16を水平に貫通するとともに、一側が該混合円筒体15の一側から、他側が該混合円筒体15の他側からそれぞれ一定長さ水平に突出し、一側が前記回動軸一側支持台25上に設けられた軸受部材37により他側が前記回動軸他側支持台27上に設けられた軸受部材39によりそれぞれ回動可能に支持されて設けられた回動軸である。

0070

図8に示すように、該回動軸35には、一側から前記混合円筒体15内に位置する軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路41と、一定間隔にて該飽和水蒸気流通路41と連通された多数の飽和水蒸気噴射口43が設けられている。尚、本実施例では該回動軸35の一側端に、該飽和水蒸気流通路41の一側端と軸線方向から連通なさしめて飽和水蒸気注入部材45が設けられ、該飽和水蒸気注入部材45は前記した飽和水蒸気A供給管路34の下流側と連通されている。

0071

図8及び図9に示すように、47は、混合円筒体15内に位置する該回動軸35の一定範囲に一定間隔にて螺入取付けされた取付軸49と、該取付軸49の頭部にくし刺し状に取付けられた長方形パドル51とからなる、本実施例に係る予備加熱側攪拌手段である。また、図6及び図7に示すように、53は、駆動モ−タ55と、前記回動軸35の他側端に取付けられたプ−リ57と、該駆動モ−タ55の出力側及び該プ−リ57とに巻張されたチェ−ン59とからなる、本実施例に係る駆動手段である。

0072

図6乃至図9に示すように、前記した単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13と、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット29と、回動軸35と、複数の予備加熱側攪拌手段47と、駆動手段53とから構成されたのが本実施例に係る粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構61である。

0073

そして、図1図6図7及び図9に示すように、駆動手段53を動作させ、攪拌容器13を構成する混合円筒体15内の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16において、複数の予備加熱側攪拌手段47を回動軸35とともに回動なさしめ、一定量の粉粒状の原料物質を、単一の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌を開始するのが、ステップ1(ロ)である。

0074

また、回動軸35を回動させながら、単一の掻き上げ流動方向に攪拌されている粉粒状の原料物質に、該回動軸35の飽和水蒸気流通路41に供給された飽和水蒸気を直接噴射しての直接加熱と、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット29の飽和水蒸気流通路33に供給された飽和水蒸気により該ジャケットを介した間接加熱を実行するのが、ステップ1(ハ)である。

0075

図1に示すように、前記したステップ1(イ)とステップ1(ロ)が順次実行され、つぎに、ステップ1(ハ)を所定時間継続実行して予備加熱をすることにより、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、目標殺菌温度間近まで昇温なさしめるのが、請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1である。

0076

尚、図2に示すように、目標殺菌温度は80°Cであるので、前記したステップ1(イ)とステップ1(ロ)を順次実行した後、該温度間近まで一定量の粉粒状の原料物質の全てが昇温するまで、前記したステップ1(ハ)を継続実行して予備加熱をするのが、請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Aである。

0077

図6図7及び図11に示すように、63は、一対の薄肉円殻が相対面する側の円弧を削除して一体化され八の字が横向きになった形状に近似した断面形状に形成され、係る断面形状により中間位置に現出された交差流動空間69を介して粉粒状の原料物質を混合移送可能となして一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67とが並設された薄肉ツイン形円殻であって、横長に形成されて一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を具備せしめ、他側上方位置に導入口71が一側下方位置に払出口73がそれぞれ設けられたツイン円筒形近似の混合体である。

0078

また、図1図7及び図10に示すように、75は、該ツイン円筒形近似の混合体63の一端側面位置と他端側面位置にそれぞれ設けられ、一対の薄肉円殻のうちの一方の薄肉円殻の中心位置と一致する位置と他方の薄肉円殻の中心位置と一致する位置にそれぞれ回動軸取付穴77が穿設された楕円形近似の密閉板である。さらに、79は、一端側面位置に設けられた楕円近似の密閉板75の一対の回動軸取付穴77それぞれの穿設位置より下方位置にそれぞれ設けられた回動軸一側支持台であり、81は、他端側面位置に設けられた楕円近似の密閉板75の間近に同様にして設けられた回動軸他側支持台である。

0079

図7及び図11に示すように、該ツイン円筒形近似の混合体63と、一対の密閉板75と、一対の回動軸一側支持台79と、一対の回動軸他側支持台81とから本実施例に係る流動混合容器83が構成されている。

0080

図6図7及び図11に示すように、85は、前記ツイン円筒形近似の混合体63の下側全周囲の外壁に取付けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットであって、正面側と裏面側の四箇所それぞれに一定間隔にて設けられた過熱蒸気供給口87と連通なさしめて内部に過熱蒸気流通路89が設けられている。図5に示すように、91は、流入側が図示を省略した蒸気発生源と間接連通された飽和水蒸気B供給管路93の下流側と、流出側が過熱蒸気供給管路95の上流側とそれぞれ連通された蒸気加熱器である。尚、該過熱蒸気供給管路95の下流側は前記過熱蒸気供給口87と連通されている。

0081

図6図10及び図11に示すように、97は、長さが前記ツイン円筒形近似の混合体63の正面側の長さより長く、一方の薄肉円殻の中心位置と一致する前記楕円近似の密閉板75の所定位置に穿設された回動軸取付穴77に挿入されて前記流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65を水平に貫通するとともに、一側が該ツイン円筒形近似の混合体63の一側の正面側寄りから、他側が該ツイン円筒形近似の混合体の他側の正面側寄りからそれぞれ一定長さ水平に突出し、一側が前記回動軸一側支持台79上に設けられた軸受部材99により他側が前記回動軸他側支持台81上に設けられた軸受部材101によりそれぞれ回動可能に支持されて設けられた一側回動軸である。

0082

また、103は、該一側回動軸97と同長であり、他方の薄肉円殻の中心位置と一致する前記楕円形近似の密閉板75の所定位置に穿設された回動軸取付穴77に挿入されて前記流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67を水平に貫通するとともに、一側が該ツイン円筒形近似の混合体63の一側の裏面側寄りから、他側が該ツイン円筒形近似の混合体63の他側の裏面側寄りからそれぞれ一定長さ水平に突出し、前記したと同様に回動可能に支持されて設けられた他側回動軸である。

0083

図10に示すように、一側回動軸97には、一側からツイン円筒形近似の混合体63内の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65にある軸長範囲の軸線中心部に、過熱蒸気流通路105と、一定間隔にて該過熱蒸気流通路105と連通された多数の過熱蒸気噴射口107が設けられている。また、他側回動軸103には、一側からツイン円筒形近似の混合体63内の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67にある軸長範囲に、過熱蒸気流通路105と、一定間隔にて該過熱蒸気流通路105と連通された過熱蒸気噴射口107が設けられている。

0084

尚、図5及び図10に示すように、本実施例では、一側回動軸97と他側回動軸103それぞれの一側端に、過熱蒸気流通路105の一側端と軸線方向から連通なさしめて過熱蒸気注入部材109が設けられ、該過熱蒸気注入部材109は、前記した過熱蒸気供給管路95の流路途上で分岐した過熱蒸気A分岐供給管路95a、過熱蒸気B分岐供給管路95bそれぞれの下流側と連通されている。

0085

図10及び図11に示すように、113は、ツイン円筒形近似の混合体63内に位置する前記した一側回動軸97の一定範囲に取付位置を交互に180°周回移動なさしめて一定範囲にて螺入取付けされた取付軸115と、該取付軸115の頭部にくし刺し状に取付けられた長方形パドル117とからなる、本実施例に係る加熱保温側攪拌手段である。また、他側回動軸103の同様な一定範囲に同様にして加熱保温側攪拌手段113が設けられている。

0086

図6図7及び図10に示すように、121は、駆動モ−タ123と、前記他側回動軸103の他側端に取付けられたプ−リ125と、該駆動モ−タ123の出力側及び該プ−リ125とに巻張されたチェ−ン127と、一側回動軸97の他側と他側回動軸103の他側それぞれに相対面して噛合取付けされた一対の同調回動軸動作用歯車129とから構成された駆動手段である。

0087

図6図7及び図10に示すように、前記した流動混合容器83と、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85と、一側回動軸97と、他側回動軸103と、一側回動軸97と他側回動軸103それぞれに複数設けられた加熱保温側攪拌手段113と、駆動手段121とから構成されたのが、本実施例に係る粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構131である。

0088

そして、図5乃至図7に示すように、前記したフィ−ダ3と、粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構61と、該粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構131とから本実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置1が構成されている。

0089

尚、図6及び図7に示すように、本実施例では、粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構131が長方形台座133上に据え付けられている一方、粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構61は、長方形台座133の四隅に立設された支柱135上に配設された台板137上に、払出口20と導入口71とが粉粒状の原料物質を受渡し可能なようにして据え付けられ、粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構61と粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱保温する機構131とが立体的配設構造となされている。

0090

図1図5及び図6に示すように、目標殺菌温度間近まで予備加熱された一定量の粉粒状の原料物質を、前記した混合円筒体15の払出口20と、ツイン円筒形近似の混合体63の導入口71を順次落流なさしめて、流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63内に導入して一定量の粉粒状の原料物質を流動混合容器33に移送するのが、ステップ2(イ)である。また、飽和水蒸気B供給管路93から流入した飽和水蒸気を蒸気加熱器91により加熱し、顕熱が高められた過熱蒸気を現出させるのがステップ2(ロ)である。

0091

図1図6図7図10及び図11に示すように、駆動手段121を動作させ、流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63内で、複数の加熱保温側攪拌手段113を一側回動軸97とともに、複数の加熱保温側攪拌手段113を他側回動軸103とともにそれぞれ回動動作を開始なさしめ、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67で、一定量の粉粒状の原料物質を一方と他方の掻き上げ流動方向に分かれた流動をなさしめる攪拌を開始するのが、ステップ2(ハ)である。

0092

また、一側回動軸97を回動させながら、一方の掻き上げ流動方向に掻き上げ流動されている粉粒状の原料物質に、該回動軸の過熱蒸気流通路105に供給された過熱蒸気を直接噴射しての直接加熱と、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85に供給された過熱蒸気により該ジャケットを介した間接加熱の実行と、他側回動軸103を回動させながら、他方の掻き上げ流動方向に掻き上げ流動されている粉粒状の原料物質に、過熱蒸気を同様にして直接加熱と間接加熱の実行とをなすのが、ステップ2(ニ)である。

0093

そして、過熱蒸気により直接加熱と間接加熱されながら複数の加熱保温側攪拌手段113により攪拌しつつ、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67それぞれの粉粒状の原料物質を、交差流動空間69に流動移動なさしめて流動混合なさしめるのが、ステップ2(ホ)である。

0094

図1に示すように、前記したステップ2(イ)乃至ステップ2(ハ)を順次実行し、つぎに前記したステップ2(ニ)とステップ2(ホ)を所定回数反復して順次実行することにより、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、一定時間、殺菌温度に加熱保温するのが、請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2である。

0095

また、図2に示すように、前記したステップ2(イ)乃至ステップ2(ハ)を順次実行し、つぎに、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、三分間80°Cの殺菌温度に加熱保温なさしめるまで、前記したステップ2(ニ)とステップ2(ホ)を反復して順次実行するのが、請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2Aである。

0096

そして、請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法であれば、前記したステップ1とステップ2を必要回数だけ順次反復した実行により、請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法であれば、前記したステップ1Aとステップ2Aを必要回数だけ順次反復した実行により、必要量の粉粒状の原料物質に対して、混入付着していた全てのサルモネラ菌を殺菌なさしめる加湿加熱殺菌が完了するものである。

0097

つぎに、請求項(1)の発明の一実施例、請求項(2)の発明の一実施例、並びに請求項(5)の発明の一実施例の実施の形態を説明する。図5乃至図9に示すように、駆動モ−タ55を動作させて、回動力をチェ−ン59、プ−リ57を順次伝達すると、回動軸35は一側に低速回動する。これと略同時に落流量調整バルブ11の開度を適宜調整して所定時間フィ−ダ3を動作させると、一定量の粉粒状の原料物質が該フィ−ダ3から落流して受入れ箱体17の導入口18を通過し、攪拌容器13を構成する単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16が現出された混合円筒体15に流入して、図1に示すステップ1(イ)が実行される。

0098

すると、一定量の粉粒状の原料物質は、複数の予備加熱側攪拌手段47それぞれを構成し回動軸35と同側に回動する複数の長方形パドル51によりソフトに弾かれながら掻き上げられるので、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16中で、単一の掻き上げ流動方向(図9の矢印141に示す反時計方向)に流動なさしめる攪拌が開始される、図1に示すステップ1(ロ)が実行され、該空間の特定箇所に偏ることなく浮遊しながら流動する。

0099

これと同時に、図5図6図9及び図10に示すように、飽和水蒸気を、図示を省略した飽和水蒸気発生源から飽和水蒸気A供給管路34と飽和水蒸気注入部材45を順次経由して回動軸35の前記した軸長範囲に設けられた飽和水蒸気流通路41に導くとともに、同様にして該飽和水蒸気A供給管路34に到達した飽和水蒸気を、飽和水蒸気分岐供給管路34a、飽和水蒸気供給口31を順次経由して前記混合円筒体15の前記した一定範囲に設けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット29の飽和水蒸気流通路33に導く。

0100

すると、回動軸35の飽和水蒸気流通路41に導かれた飽和水蒸気は、多数の飽和水蒸気噴射口43それぞれに流入移動した後、回動軸35の回動に従って噴射方向を変化させながら、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16の中心側から外方に向けて該飽和水蒸気噴射口43から、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13を構成する混合円筒体15内に噴射される。

0101

このように飽和水蒸気が噴射されると、一定量の粉粒状の原料物質は、攪拌中心側で浮遊流動している際に、粉粒状の原料物質の外側表面に噴射された飽和水蒸気の一部の飽和水蒸気粒が付着する。すると、粉粒状の原料物質は飽和水蒸気より相対的に温度が低いので、飽和水蒸気粒は潜熱を放出して凝縮し、水分を介して熱が均等に粉粒状の原料物質の内部に伝熱される。このようにして、粉粒状の原料物質は噴射された飽和水蒸気により直接加熱される。

0102

また、図9に示すように、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット29は飽和水蒸気の流入により加熱されて熱を帯びるため、該ジャケットが、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間を備えた攪拌容器13を構成する混合円筒体15の外側の下方半円弧状の一定範囲29aから、熱を、攪拌容器13内の単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16中の粉粒状の原料物質に伝熱する。

0103

このような伝熱状況下で、攪拌中心側で浮遊流動していた粉粒状の原料物質が複数の長方形パドル51それぞれによる前記したと同様の更なる攪拌動作により、混合円筒体15の内壁に間近な単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16の外周側の一定範囲に浮遊流動すると、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット29に接して間接加熱される。

0104

このように、単一の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間16で、飽和水蒸気による前記した直接加熱と、間接加熱とが順次なされて、図1に示すステップ1(ハ)が実行されるのである。そして、図1に示すように、前記したステップ1(イ)とステップ1(ロ)が順次実行され、ついでステップ1(ハ)が一定時間連続して実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが目標殺菌温度間近まで昇温されて所定の予備加熱がなされると、請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1の実行が完了するのである。

0105

尚、図2に示すように、前記したステップ1(イ)とステップ1(ロ)が順次実行され、ステップ1(ハ)が一定時間連続して実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが80°Cの目標殺菌温度間近まで昇温されて所定の予備加熱がなされると、請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Aの実行が完了するのである。

0106

尚、図示を省略したが、前記した長方形パドル51は、受入れ箱体17側寄りを厚く払出口20寄り側を薄くした断面形状に形成されているので、複数の長方形パドル51の前記した攪拌をなすにつれて、一定量の粉粒状の原料物質を、混合円筒体15内で、受入れ箱体17から払出口20側に攪拌しながら搬送する作用をなす。

0107

つぎに、図6図7図10及び図11に示すように、駆動モ−タ123を動作させて、回動力をチェ−ン127、プ−リ125を順次経由して他側回動軸103に伝達されると、該他側回動軸103は、時計方向(図7及び図11に示す矢印143方向)に低速回動する。また、該回動力が該他側回動軸103から更に同調回動動作用歯車129を経由して一側回動軸97に伝達されると、該一側回動軸97は、他側回動軸103と同調して反時計方向(図7及び図11に示す矢印145方向)に低速回動する。

0108

このように回動させながら、混合円筒体15の払出口20から加熱殺菌温度間近まで昇温された一定量の粉粒状の原料物質を払出し、流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63の導入口71を通過させると、一定量の粉粒状の原料物質のうちの一部は、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に、残余は、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67にそれぞれ落流し、一定量の粉粒状の原料物質を流動混合容器83に移送する、図1に示すステップ2(イ)が実行される。

0109

この直前に、図5に示すように、飽和水蒸気B供給管路93から供給された飽和水蒸気を蒸気加熱器91により加熱すると、顕熱を高めた過熱蒸気が現出され、図1に示すステップ2(ロ)が実行される。

0110

前記した一側回動軸97の反時計方向への回動と、他側回動軸103の時計方向への回動、及び一定量の粉粒状の原料物質が流動混合容器83に移送されたことから、一定量の粉粒状の原料物質の一部は、複数の加熱保温側攪拌手段113それぞれを構成し一側回動軸97と同側に回動する複数の長方形パドル117によりソフトに弾かれながら掻き上げられるので、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65中で、一側回動軸97の反時計方向への回動と同方向の一方の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌が開始される。

0111

また、一定量の粉粒状の原料物質の残余は、他側回動軸103と同側に回動する複数の加熱保温側攪拌手段113それぞれを構成する複数の長方形パドル117により同様にして掻き上げられるので、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67中で、他側回動軸103の時計方向への回動と同方向の他方の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌が開始される。

0112

係る一側回動軸97と他側回動軸103それぞれに設けられた複数の長方形パドル117の攪拌動作による二系統の掻き上げ流動方向に分かれた攪拌が開始され、図1に示すステップ2(ハ)が実行される。

0113

前記した攪拌がなされる状況下で、現出された過熱蒸気を、過熱蒸気供給管路95、過熱蒸気A分岐供給管路95a、及び過熱蒸気注入部材109を順次経由して一側回動軸97の前記した軸長範囲に設けられた過熱蒸気流通路105と、過熱蒸気供給管路95、過熱蒸気B分岐供給管路95b、及び過熱蒸気注入部材109を順次経由して他側回動軸103の前記した軸長範囲に設けられた過熱蒸気流通路105に導くとともに、現出された過熱蒸気を、過熱蒸気供給管路95、過熱蒸気C分岐供給管路95c及び過熱蒸気供給口87を順次経由して、ツイン円筒形近似の混合体63の前記した位置に設けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85の過熱蒸気流通路89に導く。

0114

すると、一側回動軸97の過熱蒸気流通路105に導かれた過熱蒸気は、多数の過熱蒸気噴射口107それぞれに流入移動した後、一側回動軸97の反時計方向への回動に従って噴射方向を変化させながら、該過熱蒸気噴射口107から、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の中心側から流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63の該空間内に噴射される。

0115

また、他側回動軸103の過熱蒸気流通路105に導かれた過熱蒸気は、多数の過熱蒸気噴射口107それぞれに流入移動した後、他側回動軸103の時計方向への回動に従って噴射方向を変化させながら、該過熱蒸気噴射口107から、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の中心側からツイン円筒形近似の混合体63の該空間内に噴射される。

0116

このように過熱蒸気が噴射されると、一定量の粉粒状の原料物質の一部は一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の攪拌中心側で、残余の粉粒状の原料物質は他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の攪拌中心側でそれぞれ浮遊流動している際に、噴射された過熱蒸気と接触して発現する顕熱を受熱し、更に潜熱により直接過熱される。

0117

また、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85は過熱蒸気の流入により加熱されて熱を帯びるため、流動混合容器83を構成するツイン円筒形近似の混合体63の下側全周囲の外壁から、該ジャケットが、熱を、流動混合容器83内の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67中の粉粒状の原料物質に伝熱する。

0118

このような伝熱状況下で、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の攪拌中心側での複数の長方形パドル117それぞれによる前記したと同様の攪拌動作により、ツイン円筒形近似の混合体63の下側一方の周囲の外壁と間近な該空間65の外周側の一定範囲に、粉粒状の原料物質が浮遊流動してくると、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85に接して間接加熱される。

0119

また、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の攪拌中心側での複数の長方形パドル117それぞれによる前記したと同様の攪拌動作により、ツイン円筒形近似の混合体63の下側他方の周囲の外壁と間近な該空間67の外周側の一定範囲に、粉粒状の原料物質が浮遊流動してくると、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85に接して間接加熱される。

0120

係る一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67それぞれでの、二系統の掻き上げ流動方向に攪拌されて生じた分流に乗って流動する粉粒状の原料物質に対する過熱蒸気による直接加熱と間接加熱がなされ、図1に示すステップ2(ニ)が実行される。

0121

この後、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65で前記した如く流動した粉粒状の原料物質は更に反時計方向に流動する一方、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67で前記した如く流動した粉粒状の原料物質は更に時計方向に流動するため、交差流動空間69で出会って入り混じって流動混合される図1に示すステップ2(ホ)が実行される。

0122

そして、図1に示すように、前記したステップ2(イ)乃至ステップ2(ハ)が順次実行され、ついでステップ2(ニ)とステップ2(ホ)が一定時間反復して順次実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、一定時間、殺菌温度に加熱保温されると、請求項(1)の発明の一実施例に係るステップ2の実行が完了し、一定量の粉粒状の原料物質内に混入付着していた全てのサルモネラ菌が殺菌されるのである。

0123

尚、図2に示すように、前記したステップ2(イ)乃至ステップ2(ハ)が順次実行され、ついでステップ2(ニ)とステップ2(ホ)が一定時間反復して順次実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、三分間、80°Cの殺菌温度に加熱保温されると、請求項(2)の発明の一実施例に係るステップ2Aの実行が完了するものである。

0124

また、図1に示すように、前記したステップ1とステップ2、又は図2に示すように、前記したステップ1Aとステップ2Aを所定回数だけ順次反復して実行すれば、飼料等の生産計画に見合う量の、サルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を得ることが可能となる。

0125

つぎに、請求項(5)の発明の変形実施例を、図面を参照しながら説明する。図12は粉粒状の原料物質を加湿加熱保温する機構の他の例の内部構造を上方からみた場合を示し、図13は粉粒状の原料物質を加湿加熱保温する機構の他の例を縦方向から切断してみた場合を示したものである。

0126

図12及び図13に示すように、147は、前記したツイン円筒形近似の混合体63内に位置する他側回動軸103の一定範囲であって、取付位置を交互に180°周回移動なさしめて一定間隔にて螺入取付された取付軸149と、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67内に落流してくる粉粒状の原料物質を効率よく交差流動空間69の中央へ幅広く掻き上げ、該交差流動空間69中央部で交差分流をなさしめ中央上部に無重力浮遊流動層を形成するのに好適な扇子形状に形成され、該取付軸149の頭部にくし刺し状に取付けられた扇子状大型パドル151とからなる加熱保温側攪拌手段の一例に係るA加熱保温側攪拌手段である。

0127

また、153は、前記したツイン円筒形近似の混合体63内に位置する一側回動軸97の一定範囲であって、取付位置を他側回動軸103に取付けられ前記取付軸149の螺入取付位置と対面する軸表面から常に90°周回なさしめる条件下で交互に180°周回移動なさしめて一定範囲にて螺入取付けされた取付軸155と、扇子形板状に形成され軸線97Aに対して45°傾斜なさしめて該取付軸155の頭部にくり刺し状に取付けられた扇子状大型パドル157とからなる加熱保温側攪拌手段の他の例に係るB加熱保温側攪拌手段である。

0128

さらに、159は、前記したツイン円筒形近似の混合体63内に位置する他側回動軸103の両端近くに互いに180°取付方向を異ならしめて螺入取付けされた取付軸161と、前記導入口71の配設位置の直下又は過熱蒸気注入部材109寄りの他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67に落流してきた粉粒状の原料物質を該空間の中央に掻き上げを多くし、更に交差分流をなさしめ、交差流動空間69の上部に無重力浮遊流動層を出現なさしめるのに適合する先端側を長い弧状の下側側辺とした逆台形状に形成され、該取付軸161の頭部にくし刺し状に取付けられた逆台形中型パドル163とからなる加熱保温側攪拌手段のその他の例に係るC加熱保温側攪拌手段である。

0129

さらにまた、165は、取付位置を、前記したツイン円筒形近似の混合体63内に位置する一側回動軸97の両端近くであって、前記取付軸161の螺入取付位置と対面する軸表面から90°周回なさしめる条件下で互いに180°取付方向を異ならしめて螺入取付けされた取付軸167と、攪拌面を軸線97Aに対して30°傾斜なさしめて設けられた逆台形中型パドル169とからなる加熱保温側攪拌手段のもう一つの例であるD加熱保温側攪拌手段である。

0130

図6及び図7に参考的に示し、図12及び図13に示すように、前記した流動混合容器83と、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット85と、一側回動軸97と、他側回動軸103と、他側回動軸103に前記した如く取付けられた複数のA加熱保温側攪拌手段147及び一対のC加熱保温側攪拌手段159と、一側回動軸97に前記した如く取付けられた複数のB加熱保温側攪拌手段153及び一対のD加熱保温側攪拌手段165と、駆動手段121とから本変形実施例に係る粉粒状の原料物質を加湿加熱保温する機構171が構成されている。

0131

そして、図示を省略したが、その他の構成を、前記した請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサモルネラ菌を殺菌する装置1と同一の構成としたのが、本変形実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置である。

0132

つぎに、本変形実施例の実施の形態について説明する。図14はツイン円筒形近似の混合体内での流動混合状態を一部省略するとともに縦方向から断面してみた場合を示したものである。

0133

駆動モ−タ123の動作の下で、前記したと同様にして一側回動力97を反時計方向(図13に示す矢印145方向)に他側回動力103を時計方向(図13に示す矢印143方向)に同調して低速回動なさしめる。このように回動させながら、前記した粉粒状の原料物質を均等に加湿加熱する機構61の動作によりステップ1又はステップ1Aが実行されて所定の予備加熱がなされた一定量の粉粒状の原料物質を、前記したステップ2(イ)を実行することにより、流動混合容器83に移送する。

0134

すると、図12及び図13に示すように、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67に落流した一定量の粉粒状の原料物質の一部は、A加熱保温側攪拌手段147を構成し他側回動軸103と同側の時計方向に回動する扇子状大型パドル151の攪拌面151aにより、時計方向にソフトに弾かれつつ掻き上げられ幅広く放出される。

0135

また、隣接する扇子状大型パドル151それぞれの弧状先端部151bは、互いに180°の対面角度差でもって他側回動軸103の軸線103Aと略直角な状態で他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67中をツイン円筒形近似の混合体63の壁部63aに対する時計方向の対面回動と、交差流動空間69に出没する時計方向の回動を交互に繰り返す。

0136

さらに、C加熱保温側攪拌手段159を構成する逆台形中型パドル163の傾斜攪拌面163aは、他側回動軸103の両端近くに落流してきた粉粒状の原料物質をソフトに弾き傾斜攪拌面163aに対して直角方向に掻き上げて流動なさしめながら、扇子状大型パドル151と同様に他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67中での時計方向の対面回動と、交差流動空間69に出没する時計方向の回動を交互に繰り返す。

0137

他側回動軸103に取付けられた複数の扇子状大型パドル151と一対の逆台形中型パドル163の前記した回動動作により、図14に示すように、他方の掻き流動方向に攪拌なさしめる空間67に落流した一定量の粉粒状の原料物質の一部は、該空間67の導入口71直下寄り側から該空間67の払出口73直上空間側に移動しながら、更に時計方向の掻き上げ流動方向に分流流動(図14に示す矢印172)するグル−プと、一方の交差流動空間域に分流流動(図14に示す矢印173)するグル−プに分かれて流動する。

0138

一方、図12に示すように、一側回動軸97に前記した位置に取付けられた複数のB加熱保温側攪拌手段153は反時計方向に低速回動することと、扇子状大型パドル157の攪拌面157aが一側回動軸97の軸線97Aに対して45°傾斜した状態で設けられていることから、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に落流した一定量の粉粒状の原料物質の残余は、該攪拌面157aにより反時計方向にソフトに弾かれ、軸線97Aに対して適当に角度付けされるとともに攪拌面157aと直角の方向に幅広く放出される。

0139

また、隣接する扇子状大型パドル157それぞれの弧状先端部157bは、互いに180°の対面角度差でもって、前記軸線97Aに対し適当な角度付けした状態で、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65中を、ツイン円筒形近似の混合体63の壁部63aに対する反時計方向の対面回動と、交差流動空間69に出没する反時計方向の回動を交互に繰り返す。

0140

さらに、D加熱保温側攪拌手段165を構成する逆台形中型パドル169の傾斜攪拌面169aは、一側回動軸97の両端近くに落流してきた粉粒状の原料物質を、ソフトに弾き傾斜攪拌面169aに対して直角方向に掻き上げて流動なさしめながら、扇子状大型パドル157と同様にして一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65中での反時計方向の対面回動と交差流動空間69に出没する反時計方向の回動を交互に繰り返す。

0141

一側回動軸97に取付けられた複数の扇子状大型パドル157と一対の逆台形中型パドル169の前記した回動動作により、図14に示すように、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に落流した一定量の粉粒状の原料物質の残余は、該空間65の導入口71直下寄り側から該空間65の払出口73直上空間側に移動しながら、更に反時計方向の掻き上げ流動方向に分流流動(図14に示す矢印174)するグル−プと、他方の交差流動空間域に分流流動(図14に示す矢印175)するグル−プに分かれて流動する。

0142

叙述した他側回動軸103に設けられた複数のA加熱保温側攪拌手段147と一対のC加熱保温側攪拌手段159、一側回動軸97に設けられた複数のB加熱保温側攪拌手段153と一対のD加熱保温側攪拌手段165それぞれの前記した攪拌動作により、前記したステップ2(ハ)が実行される。

0143

そして、図14に示すように、前記した一方の交差流動空間域に分流流動する粉粒状の原料物質と、他方の交差流動空間域に分流流動する粉粒状の原料物質が交差流動空間69て出会って交差する毎に、交差流が生起される。すると、該交差流動空間69の上部に位置する中央上層領域177に無重力浮遊流動層が現出し、均等に入り交じり混合される。

0144

前記した如く、一定量の粉粒状の原料物質は、ツイン円筒形近似の混合体63内を、導入口直下の空間側から払出口直上の空間側に流動移動する間に、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67間を、一定量の粉粒状の原料物質を構成する多数の粉粒状の原料物質粒それぞれがランダムに反復往来する。

0145

このように反復往来しながら、過熱蒸気の熱を受熱する面を多面的に変化しつつ前記したステップ2(ニ)が継続して実行されて前記したと同様の過熱蒸気により直接加熱と間接加熱がなされることと、この間に原料物質粒同志が交差接触面をランダムに変化させながら反復して交差流動空間69の上部に位置する中央上層領域177にて入り交じって流動混合(以下「入念流動混合」と称する。)され、前記したステップ2(ホ)が実行される。

0146

そして、前記したステップ1又はステップ1Aが実行された後、本変形実施例による前記したステップ2(イ)乃至ステップ2(ハ)が順次実行され、ついでステップ2(ニ)とステップ2(ホ)が一定時間反復して順次実行されると、請求項(1)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法、又は請求項(2)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法が実行されるのである。

0147

つぎに、請求項(1)の発明の他の実施例、請求項(2)の発明の他の実施例並びに請求項(6)の発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。図15は請求項(1)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法の実行手順をフロ−チャ−ト方式で示し、図16は請求項(2)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法の実行手順をフロ−チャ−ト方式で示したものである。

0148

また、図17は請求項(6)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を組み込んだ加熱殺菌プラントを模式的に示し、図18は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を正面からみた場合を示し、図19は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置を側面からみた場合を示し、図20は同実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置の内部構造を上方からみた場合を示したものである。

0149

図13に参考的に示し、図17乃至図19に示すように、177は、断面形状が前記したツイン円筒形近似の混合体63の断面形状と同一に形成されて、粉粒状の原料物質を混合移送可能に前記した一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67が交差流動空間69の両側に並設された状態で現出せしめた薄肉ツイン円筒近似殻であって、一定量の粉粒状の原料物質に対して飽和水蒸気により前記した加湿加熱が可能な内容積の一端上方位置に導入口71が設けられた加湿加熱区画179と、一定量の粉粒状の原料物質に対して過熱蒸気により前記した加湿加熱保温が可能な内容積であって該加湿加熱区画179と一体的に構成された他端下方位置に払出口73が設けられた加湿加熱保温区画181とからなる横長ツイン円筒形近似の混合体である。

0150

図17乃至図19に示すように、該横長ツイン円筒形近似の混合体177と、前記した一対の楕円形近似の密閉板75と、一対の回動軸一側支持台79と、一対の回動軸他側支持台81とから本実施例に係る流動混合容器の一例である横長流動混合容器183が構成されている。

0151

図15図17及び図18に示すように、前記したフィ−ダ3と落流量調整バルブ11を、所定の動作をなさしめ、一時貯蔵タンク9から一定量の粉粒状の原料物質を横長流動混合容器183の加湿加熱区画179内に流入なさしめるのが、ステップ1(a)である。

0152

図13に参考的に示し、図17乃至図19に示すように、185は、前記横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179の下側全周囲の外壁に取付けられた飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットであって、正面側と裏面側の複数箇所それぞれに一定間隔にて設けられた飽和水蒸気供給口187と連通なさしめて内部に飽和水蒸気流通路189が設けられている。

0153

また、191は、前記横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱保温区画181の下側全周囲の外壁に取付けられた過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケットであって、正面側と裏面側の複数箇所それぞれに一定間隔にて設けられた過熱蒸気供給口193と連通なさしめて内部に過熱蒸気流通路195が設けられている。

0154

197は、長さが前記横長ツイン円筒形近似の混合体177の正面側の長さより長く、一方の薄肉円殻177aの中心位置と一致する前記密閉板75の所定位置に穿設されて回動軸取付穴77に挿入されて前記横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179及び加湿加熱保温区画181の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65を水平に貫通するとともに、一側が加湿加熱保温区画181側の軸受部材99側寄りから他側が加湿加熱区画179側の軸受部材101側寄りからそれぞれ一定長さ水平に突出し、前記した一側回動軸97と同様にして回動可能に支持されて設けられた本実施例に係る一側回動軸の一例である一側横長回動軸である。

0155

199は、該一側横長回動軸197と同長であって、他方の薄肉円殻177bの中心位置と一致する前記密閉板75の所定位置に穿設された回動軸取付穴77に挿入されて前記横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179及び加湿加熱保温区画181の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67を水平に貫通するとともに、一側が加湿加熱保温区画181側の軸受部材99側寄りから他側が加湿加熱区画179側の軸受部材101側寄りからそれぞれ一定長さ水平に突出し、前記した他側回動軸103と同様にして回動可能に支持されて設けられた本実施例に係る他側回動軸の一例である他側横長回動軸である。

0156

図20に示すように、一側横長回動軸197には、一側から横長ツイン円筒形近似の混合体177内の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65のうち加湿加熱保温区画181にある軸長範囲の軸線中心部に、過熱蒸気流通路201と一定間隔にて該過熱蒸気流通路201と連通なさしめた過熱蒸気噴射口203が設けられている。また、加湿加熱区画179にある軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路205と一定間隔にて該飽和水蒸気流通路205と連通なさしめて飽和水蒸気噴射口207が設けられている。

0157

図20に示すように、他側横長回動軸199には、一側から横長ツイン円筒形近似の混合体177内の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67のうち加湿加熱保温区画181にある軸長範囲の軸線中心部に、過熱蒸気流通路201と一定間隔にて該過熱蒸気流通路201と連通なさしめて過熱蒸気噴射口203が設けられている。また、加湿加熱区画179にある軸長範囲の軸線中心部に飽和水蒸気流通路205と一定間隔にて該飽和水蒸気流通路205と連通なさしめて飽和水蒸気噴射口207が設けられている。

0158

尚、該一側横長回動軸197と該他側横長回動軸199それぞれの加湿加熱区画179の軸受部材101側端近くに飽和水蒸気注入口209がそれぞれ設けられ、過熱蒸気流通路201と飽和水蒸気流通路205の境界部に流路遮断部材211がそれぞれ設けられている。

0159

図20に示すように、213は、加湿加熱区画179内にある他側横長回動軸199の一定範囲の複数箇所に、前記したA加熱保温側攪拌手段147と同様の構成で同様に設けられたA予備加熱側攪拌手段であり、215は、加湿加熱区画179の軸受部材101寄り側に位置する他側横長回動軸199の一箇所に、前記したC加熱保温側攪拌手段159と同様の構成で同様に設けられたC予備加熱側攪拌手段である。

0160

また、217は、加湿加熱区画179内にある一側横長回動軸197の一定範囲の複数箇所に、前記したB加熱保温側攪拌手段153と同様の構成で同様に設けられたB予備加熱側攪拌手段であり、219は、加湿加熱区画179の軸受部材101寄り側に位置する一側横長回動軸197の一箇所に、前記したD加熱保温側攪拌手段165と同様の構成で同様にして設けられたD予備加熱側攪拌手段である。

0161

図20に示すように、加湿加熱保温区画181内にある他側横長回動軸199の一定範囲の複数箇所に、前記したA加熱保温側攪拌手段147が前記したと同様にして設けられ、加湿加熱保温区画181の軸受部材99寄り側に位置する他側横長回動軸199の一箇所に、前記したC加熱保温側攪拌手段159が前記したと同様にして設けられている。

0162

また、加湿加熱保温区画181内にある一側横長回動軸197の一定範囲の複数箇所に、前記したB加熱保温側攪拌手段153が前記したと同様にして設けられ、加湿加熱保温区画181の軸受部材99寄り側に位置する一側横長回動軸197の一箇所に、前記したD加熱保温側攪拌手段165が前記したと同様にして設けられている。

0163

図15図18乃至図20に示すように、駆動手段121を動作させ、加湿加熱区画179中の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67内で、複数のA予備加熱側攪拌手段213と一のC予備加熱側攪拌手段215を他側横長回動軸199とともに、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65内で、複数のB予備加熱側攪拌手段217と一のD予備加熱側攪拌手段219を一側横長回動軸197とともにそれぞれ回動なさしめて、粉粒状の原料物質を、一方と他方の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌を開始するのが、ステップ1(b)である。

0164

また、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199を回動させながら、これら回動軸それぞれの飽和水蒸気流通路205に供給された飽和水蒸気を、加湿加熱区画179の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の中心側と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の中心側からそれぞれ粉粒状の原料物質に噴射しての直接加熱と、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット185に供給された飽和水蒸気により該ジャケットを介した間接加熱を実行するのが、ステップ1(c)である。

0165

そして、前記したステップ1(b)とステップ1(c)が順次実行されて時間の経過とともに、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67それぞれで当初流動していた粉粒状の原料物質が次第に前記した入念流動混合により流動混合されるのが、ステップ1(d)である。

0166

図15に示すように、前記したステップ1(a)とステップ1(b)が順次実行され、つぎに、ステップ1(c)とステップ1(d)が所定回数反復して順次実行して予備加熱をすることにより、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、目標殺菌温度間近まで昇温なさしめるのが、請求項(1)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Bである。

0167

尚、図16に示すように、目標殺菌温度は80°Cであるので、前記したステップ1(a)とステップ1(b)を順次実行した後、該温度間近まで一定量の粉粒状の原料物質の全が昇温するまで、前記したステップ1(c)とステップ1(d)を反復して順次実行して予備加熱をするのが、請求項(2)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Cである。

0168

図15図17図20に示すように、複数のA予備加熱側攪拌手段213と一のC予備加熱側攪拌手段215を他側横長回動軸199とともに、複数のB予備加熱側攪拌手段217と一のD予備加熱側攪拌手段219を一側横長回動軸197とともに回動させながら、目標殺菌温度間近にまで予備加熱された一定量の粉粒状の原料物質を、横長流動混合容器183の加湿加熱区画179から加湿加熱保温区画181に流入させるのが、ステップ2(a)であり、飽和水蒸気B供給管路93から流入した飽和水蒸気を蒸気加熱器91により加熱し、顕熱が高められた過熱蒸気を現出させるのがステップ2(b)である。

0169

また、駆動手段121の動作の下で、加湿加熱保温区画181中の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67内で複数のA加熱保温側攪拌手段147と一のC加熱保温側攪拌手段159を他側横長回動軸199とともに、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65内で複数のB加熱保温側攪拌手段153と一のD加熱保温側攪拌手段165を一側横長回動軸197とともにそれぞれ回動なさしめて、粉粒状の原料物質を、一方と他方の掻き上げ流動方向に分かれた流動をなさしめながら攪拌を開始するのが、ステップ2(c)である。

0170

また、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199を回動させながら、これら回動軸それぞれの過熱蒸気流通路201に供給された過熱蒸気を、加湿加熱保温区画181の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の中心側と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の中心側からそれぞれ粉粒状の原料物質に対して噴射しての直接加熱と、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット191に供給された過熱蒸気により該ジャケットを介した間接加熱を実行するのが、ステップ2(d)である。

0171

そして、前記したステップ2(c)とステップ2(d)が順次実行されて時間の経過とともに、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67にそれぞれ当初分かれて流動していた粉粒状の原料物質が次第に前記した入念流動混合により流動混合されるのが、ステップ2(c)である。

0172

図15に示すように、前記したステップ2(a)乃至ステップ2(c)が順次実行され、つぎに、ステップ2(d)とステップ2(e)を所定回数反復して実行して、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、一定時間、殺菌温度に加熱保温するのが、請求項(1)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2Bである。

0173

また、図16に示すように、前記したステップ2(a)乃至ステップ2(c)を順次実行し、つぎに、一定量の粉粒状の原料物質の全てを、三分間80°Cの殺菌温度に加熱保温なさしめるまで、ステップ2(d)とステップ2(e)を反復して順次実行するのが、請求項(2)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2Cである。

0174

図17乃至図20に示すように、前記したフィ−ダ3と、横長流動混合容器183と、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット185と、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット191と、一側横長回動軸197と、他側横長回動軸199と、複数のA予備加熱側攪拌手段213と、一のC予備加熱側攪拌手段215と、複数のB予備加熱側攪拌手段217と、一のD予備加熱側攪拌手段219と、複数のA加熱保温側攪拌手段147と、一のC加熱保温側攪拌手段159と、複数のB加熱保温側攪拌手段153と、一のD加熱保温側攪拌手段165と、前記した駆動手段121とから請求項(6)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置221が構成されている。

0175

つぎに、請求項(1)の発明の他の実施例、請求項(2)の発明の他の実施例、並びに請求項(6)の発明の一実施例の実施の形態を説明する。駆動モ−タ123を動作させて、回動力が、チェ−ン127、プ−リ125を順次経由して他側横長回動軸199に伝達されると、該他側横長回動軸199は、時計方向(図19に示す矢印223方向)に低速回動する。また、該回動力が該他側横長回動軸199から更に同調動作用歯車129を経由して一側横長回動軸197に伝達されると、該一側横長回動軸197は、他側横長回動軸199と同調して反時計方向(図19に示す矢印225方向)に低速回動する。

0176

これと略同時に前記したと同様にしてフィ−ダ3を一定時間動作させると、導入口71を通って、一定量の粉粒状の原料物質が、横長ツイン円筒形近似の混合体177内に流入し、一定量の粉粒状の原料物質の一部が加湿加熱区画179の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に、残余が他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67にそれぞれ落流し、図15に示すステップ1(a)が実行される。

0177

すると、加湿加熱区画179中の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に落流した一定量の粉粒状の原料物質の一部を、一側横長回動軸197の加湿加熱区画側に設けられた複数のB予備加熱側攪拌手段217と一のD予備加熱側攪拌手段219それぞれを構成する扇子状大型パドル151と逆台形中型パドル163の前記した回動とともになされる攪拌(以下「イ組合攪拌」とする。)により、また、加湿加熱区画179中の他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67に落流した一定量の粉粒状の原料物質の残余を、他側横長回動軸199の加湿加熱区画側に設けられた複数のA予備加熱側攪拌手段213と一のC予備加熱側攪拌手段215それぞれを構成する扇子状大型パドル151と逆台形中型パドル163の前記した回動とともになされる攪拌(以下「ロ組合攪拌」とする。)により、それぞれソフトに弾いて一方と他方の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌が開始されて、図15に示すステップ1(b)が実行される。

0178

これと同時に、前記したと同様の経路を経て、飽和水蒸気を飽和水蒸気注入口209から一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの飽和水蒸気流通路205に導くとともに、飽和水蒸気供給口187から飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット185の飽和水蒸気流通路189に導く。

0179

すると、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの飽和水蒸気流通路205に導かれた飽和水蒸気は、多数の飽和水蒸気噴射口207それぞれに流入した後、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの回動に従って噴射方向をそれぞれ変化させながら、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67それぞれの中心側から横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179内に噴射され、前記したと同様にして粉粒状の原料物質の内部に伝熱されて直接加熱される。

0180

また、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット185は飽和水蒸気の流入により加熱されて熱を帯びるので、該ジャケットと直接接する横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179の外側下方半円弧状の一定範囲から、熱を、加湿加熱区画179の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67内に向けて放熱する。

0181

このような状況下で、イ組合攪拌により、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の攪拌中心側で浮遊流動していた粉粒状の原料物質は、該空間の外周側位置に、ロ組合攪拌により、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の攪拌中心側で浮遊流動していた粉粒状の原料物質は、該空間の外周側位置にそれぞれ掻き上げ流動されると、飽和水蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット185にの接して間接伝熱される。

0182

このようにして、粉粒状の原料物質に対して直接加熱と間接加熱がされ、図15に示すステップ1(c)が実行される。そして、一側横長回動軸197の回動とともになされるイ組合攪拌、他側横長回動軸199の回動とともになされるロ組合攪拌それぞれの攪拌動作が、粉粒状の原料物質に対する前記した直接加熱と間接加熱をなしながら、加湿加熱区画179内で継続して行われると、該加湿加熱区画179内で、前記した入念流動混合がなされて流動混合され、図15に示すステップ1(d)が実行される。

0183

図15に示すように、前記したステップ1(a)とステップ1(b)が順次実行され、つぎに、ステップ1(c)とステップ1(d)が所定回数反復して順次実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、目標殺菌温度間近まで昇温されて所定の予備加熱がなされると、請求項(1)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Bの実行が完了するのである。

0184

また、図16に示すように、前記したステップ1(a)とステップ1(b)が順次実行され、つぎに、ステップ1(c)とステップ1(d)が特定回数反復して順次実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、80°Cの目標殺菌温度間近まで昇温される予備加熱をなされると、請求項(2)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ1Cの実行が完了するのである。

0185

つぎに、駆動モ−タ123を引き続いて動作させると、前記したイ組合攪拌とロ組合攪拌により、目標殺菌温度間近にまで予備加熱された一定量の粉粒状の原料物質は、横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱区画179から一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67とに分かれて加湿加熱保温区画181に流入され、図15に示すステップ2(a)が実行される。

0186

この後、図17に示すように、飽和水蒸気B供給管路93から飽和水蒸気が蒸気加熱器91に流入して加熱されると、顕熱が高められた過熱蒸気が現出され、図15に示すステップ2(b)が実行される。

0187

つぎに、駆動モ−タ123の動作に伴う一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの前記した回動により、加湿加熱保温区画181中で、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65に流入した粉粒状の原料物質は、一側横長回動軸197の加湿加熱保温区画側に設けられた複数のB加熱保温側攪拌手段153と一のD加熱保温側攪拌手段165をそれぞれ構成する扇子状大型パドル157と逆台形中型パドル169それぞれの前記した回動とともになされる攪拌(以下「ハ組合攪拌」とする。)により、また、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67に流入した粉粒状の原料物質は、他側横長回動軸199の加湿加熱保温区画側に設けられた複数のA加熱保温側攪拌手段147と一のC加熱保温側攪拌手段159それぞれを構成する扇子状大型パドル151と逆台形中型パドル163それぞれの前記した回動とともになされる攪拌(以下「ニ組合攪拌」とする。)により、それぞれソフトに弾かれて一方と他方の掻き上げ流動方向に流動なさしめる攪拌が開始されて、図15に示すステップ2(c)が実行される。

0188

これと同時に、図17乃至図20に示すように、前記したと同様の経路を経て、過熱蒸気注入部材109から過熱蒸気を一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの過熱蒸気流通路201に導くとともに、過熱蒸気供給口193から過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット191の過熱蒸気流通路195に導く。

0189

すると、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの過熱蒸気流通路201に導かれた過熱蒸気は、多数の過熱蒸気噴射口203それぞれに流入した後、一側横長回動軸197と他側横長回動軸199それぞれの回動に従って噴射方向をそれぞれ変化させながら、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67それぞれの中心側から横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱保温区画181内に噴射され、前記したと同様にして粉粒状の原料物質の内部に伝熱されて直接加熱される。

0190

また、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット191に過熱蒸気の流入により加熱されて熱を帯るので、該ジャケットと直接接する横長流動混合容器183を構成する横長ツイン円筒形近似の混合体177の加湿加熱保温区画181の外側円弧状の一定範囲から、熱を、加湿加熱保温区画181の一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65と他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67内に向けて接触伝熱する。

0191

このような状況下で、ハ組合攪拌により、一方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間65の攪拌中心側で浮遊流動していた粉粒状の原料物資は、該空間の外周側位置に、ニ組合攪拌により、他方の掻き上げ流動方向に攪拌なさしめる空間67の攪拌中心側で浮遊流動していた粉粒状の原料物質は、該空間の外周側位置にそれぞれ掻き上げ流動されると、過熱蒸気による間接伝熱加熱用ジャケット191に接して間接加熱される。

0192

このようにして、粉粒状の原料物質に対して直接加熱と間接加熱がされ、図15に示すステップ2(d)が実行される。そして、一側横長回動軸197の回動とともになされるハ組合攪拌、他側横長回動軸199の回動とともになされるニ組合攪拌それぞれの攪拌動作が、粉粒状の原料物質に対する前記した過熱蒸気による直接加熱と間接加熱をなしながら、加湿加熱保温区画181内で継続して行われると、該加湿加熱保温区画181内で、前記した入念流動混合がなされて流動混合され、図15に示すステップ2(e)が実行される。

0193

図15に示すように、前記したステップ2(a)乃至ステップ2(c)が順次実行され、つぎに、ステップ2(d)とステップ2(e)が所定回数反復して順次実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、一定時間、殺菌温度に加熱保温されると、請求項(1)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2Bの実行が完了し、一定量の粉粒状の原料物質内に混入付着していた全てのサルモネラ菌は殺菌されるのである。

0194

尚、図16に示すように、前記したステップ2(a)乃至ステップ2(c)が順次実行され、つぎに、ステップ2(d)とステップ2(e)が特定回数反復して実行された結果、一定量の粉粒状の原料物質の全てが、三分間、80°Cの殺菌温度に加熱保温されると、請求項(2)の発明の他の実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する方法のステップ2Cの実行が完了するのである。

0195

また、図15に示すように、前記したステップ1Bとステップ2B、又は図16に示すように、前記したステップ1Cとステップ2Cを所定回数だけ順次反復して実行すれば、飼料等の生産計画に見合う量の、サルモネラ菌を殺菌処理した粉粒状の原料物質を得ることが可能となる。

0196

つぎに、請求項(3)の発明の一実施例、請求項(4)の発明の一実施例、並びに請求項(7)の発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。

0197

図3は請求項(3)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法の実行手順をフロ−チャ−ト方式で示したものである。

0198

また、図21は請求項(7)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する装置の全体構成と、該装置が加熱殺菌貯蔵プラントに組み込まれた状態を模式的に示したものである。

0199

図21に示すように、227は、一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積の円筒形状であって、上方に前記した払出口73と、加湿加熱殺菌済の粉粒状原料物質搬送管路228及びロ−タリバルブ229を介して連通された原料物質導入口231が、側方に高温空気導入口233が、該高温空気導入口233が設けられた位置より上方位置に排出口235がそれぞれ設けられた乾燥区画である。

0200

また、237は、一定量の粉粒状の原料物質を収容可能な内容積を備え側面に低温空気導入口239と排出口241が設けられた円筒形状部位243と、該円筒形状部位243の下方側と一体的に構成され下端に払出口245が設けられた円錐形状の払出部位247とからなる冷却区画である。そして、乾燥区画227と冷却区画237が一体的に構成されたのが本実施例に係る乾燥・冷却筒251である。

0201

図3及び図21に示すように、混入付着していたサルモネラ菌の殺菌処理がなされた一定量の粉粒状の原料物質を、請求項(6)記載の流動混合容器83の払出口73から払い出して加湿加熱殺菌済の粉粒状原料物質搬送管路228中を搬送等して乾燥・冷却筒251の乾燥区画227に落流なさしめることにより移送するのが、ステップ3(イ)である。

0202

図21に示すように、253は、吸引側に無菌エアフィルタ−255が付設された押込ファン257と、上流側が該押込ファン257の吐出側と連結なさしめて設けられた空気導入配管259と、空気採入側が該空気導入配管259の下流側と連結なさしめて設けられたヒ−タ261と、上流側が該ヒ−タ261の加熱空気吐出側と連結なさしめるとともに下流側が前記高温空気導入口233と連通なさしめて設けられた高温空気導入配管263からなる乾燥用無菌高温空気供給機構である。

0203

また、265は、上流側が前記した排出口235と連通なさしめて設けられた排出配管267と、流入側が該排出配管267の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置269と、上流側が該粉塵捕集装置269の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出空気流通配管271と、吸引側が該外気放出空気流通配管271の下流側と連結された排気ブロア273からなる蒸発水分と熱交換を終えた乾燥用高温空気排出機構である。

0204

図3及び図21に示すように、押込ファン257の動作により、無菌エアフィルタ−255を介して吸引された外気をヒ−タ261により加熱することにより、サルモネラ菌が除去されるとともに外気より若干高圧とした高温空気を乾燥区画227に導入するのが、ステップ3(ロ)である。また、該高温空気を一定量の粉粒状の原料物質と接触させて水分を蒸発させることにより熱交換させ、熱交換された高温空気の排気を、排気ブロア273の動作のもとで排出口235から乾燥区画227外にある粉塵捕集装置269に流入させて粉塵を取り除く等して乾燥・冷却筒251外に排出するのが、ステップ3(ハ)である。

0205

図21に示すように、275は、吸引側に無菌エアフィルタ−277が付設された押込ファン279と、上流側が該押込ファン279の吐出側と連結なさしめ下流側が前記低温空気導入口239と連通されて設けられた低温空気導入配管281と、該低温空気導入配管281の管路に設けられたク−ラ283からなる冷却用無菌低温空気供給機構である。

0206

また、287は、上流側が前記排出口241と連通なさしめて設けられた排出配管289と、流入側が該排出配管289の下流側と連結なさしめて設けられた粉塵捕集装置291と、上流側が該粉塵捕集装置291の流出側と連結なさしめて設けられた外気放出用空気流通配管293と、吸引側が該外気放出用空気流通配管293の下流側と連結された排気ブロア295からなる粉塵排出機構である。

0207

さらに、297は、吸引側に無菌エアフィルタ−299が付設された押込ファン301が貯蔵用加圧空気供給配管303を介して取付られた複数の貯蔵タンクであり、305は、上流側が前記した払出部位247の下端に設けられた払出口245と下流側が該貯蔵タンク297の流入側とそれぞれ連通なさしめるとともに吸引側に無菌エアフィルタ−307が付設された押込ファン309が搬送経路に取付けられた乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路である。

0208

図8及び図21に示すように、前記したステップ3(ロ)とステップ3(ハ)の所定回数反復した実行により、貯蔵に好適な含有水分となるまで乾燥された粉粒状の原料物質を、乾燥・冷却筒251の乾燥区画227から冷却区画237に流入させるのが、ステップ3(ニ)である。

0209

この後、押込ファン279の動作により、無菌エアフィルタ−277を介して吸引された外気をク−ラ283により冷却することにより、サルモネラ菌が除去されるとともに外気より若干高圧とした低温空気を、冷却区画237に導入するのがステップ3(ホ)であり、該低温空気を一定量の粉粒状の原料物質と接触させて冷却し、発生した粉塵を、排気ブロア295の動作のもとで排出口241から冷却区画237外にある粉塵捕集装置291により取り除く等して乾燥・冷却筒251外に排出するのが、ステップ3(ヘ)である。

0210

つぎに、押込ファン301の動作により、外気を無菌エアフィルタ−299を介して吸引することにより、サルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の空気を貯蔵用加圧空気搬送管路303を介して貯蔵タンク297に導入するとともに、押込ファン309の動作により、外気を無菌エアフィルタ−307を介して吸引することにより、サルモネラ菌が除去された外気より若干高圧の空気を搬送材の一例である乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路305に導入するのが、ステップ4(イ)である。

0211

ついで、冷却区画237の払出口245から、貯蔵に好適な含有水分とするとともに貯蔵に好適な温度に調質された一定量の粉粒状の原料物質を払出し、搬送材の一例である乾燥・冷却済の粉粒状原料物質搬送管路305を経由して貯蔵タンク297に搬送するのが、ステップ4(ロ)である。

0212

図21に示すように、前記した請求項(5)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌する装置1と、乾燥・冷却筒251と、乾燥用無菌高温空気供給機構253と、蒸発水分と熱交換を終えた乾燥用高温空気排出機構265と、冷却用無菌低温空気供給機構275と、粉塵排出機構287と、複数の貯蔵タンク297と、乾燥冷却済の粉粒状原料物質搬送管路305とから請求項(7)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する装置311が構成されている。

0213

図3に示すように、前記したステップ1とステップ2を順次実行して、一定量の粉粒状の原料物質に混入付着していたサルモネラ菌に対する殺菌処理を実行した後、前記したステップ3(イ)を実行し、つぎに、ステップ3(ロ)とステップ3(ハ)を所定回数反復して順次実行して一定量の粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な含有水分となし、ついで、前記したステップ3(ニ)を実行し、しかる後に、ステップ3(ホ)とステップ3(ヘ)を所定回数反復して順次実行して一定量の粉粒状の原料物質を貯蔵に好適な含有水分となすとともに貯蔵に好適な温度の粉粒状の原料物質に調質するのがステップ3であり、この後、前記したステップ4(イ)とステップ4(ロ)を順次実行するステップ4とからなる手順が、請求項(3)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法である。

0214

尚、図示を省略したが、ステップ1とステップ2に代えて、前記したステップ1Aとステップ2Aを順次実行して、一定量の粉粒状の原料物質を三分間、80°Cの加熱殺菌温度に加熱保温することにより、混入付着していたサルモネラ菌を殺菌処理し、以降の手順を前記したと同様の手順としたのが、請求項(4)の発明の一実施例に係る粉粒状の原料物質を連続して加湿加熱してサルモネラ菌を殺菌するとともにサルモネラ菌の殺菌処理がなされた粉粒状の原料物質を外部環境と隔離して乾燥・冷却、搬送及び貯蔵する方法である。

0215

つぎに、請求項(3)の発明の一実施例、請求項(4)の発明の一実施例、並びに請求項(7)の発明の一実施例の実施の形態を説明する。図3及び図21に示すように、請求項(5)の発明の一実施例において説示した前記したステップ1とステップ2を順次実行することにより、サルモネラ菌の殺菌処理が施された水分を帯び加熱殺菌温度に加熱された一定量の粉粒状の原料物質を、請求項(5)記載の流動混合容器83の払出口73から払出すと、加湿加熱殺菌済の粉粒状原料物質搬送管路228中を搬送され、ロ−タリ−バルブ229を経由して原料物質導入口231を通り、乾燥・冷却筒251の乾燥区画227に落流することにより移送され、ステップ3(イ)が実行される。

0216

ついで、乾燥用無菌高温空気供給機構253を構成する押込ファン257を動作させると、外気が無菌エアフィルタ−255を介して押込ファン257に吸引されるので、外気中のサルモネラ菌が除去されるとともに押込ファン257により外気より若干高圧とされた空気が押込ファン257から吐出され、空気導入配管259に流入する。

0217

この後、該空気は、空気導入配管259中を流通してヒ−タ261に流入して加熱され、外気より若干高圧の高温空気となって該ヒ−タ261から吐出され高温空気導入配管263に流入する。そして、外気より若干高圧の高温空気は、該高温空気導入配管263中を流通して高温空気導入口233を通過し、乾燥区画227に導入されステップ3(ロ)が実行される。係る導入により、該乾燥区画227は、外気より若干高圧の高温空気に充たされ、常に陽圧に保持される。

0218

すると、乾燥区画227は、空気バリアが張られて外部環境と隔離され、外気中で浮遊する塵に付着しているサルモネラ菌の進入が阻止された内部環境となる。係る内部環境下で、外気より若干高圧の高温空気が一定量の粉粒状の原料物質と接触し、粉粒状の原料物質が帯びていた水分が蒸発される。そして、前記した高温空気の流入直前に排気ブロア273を動作させると、蒸発水分と熱交換を終えた乾燥用高温空気は、排気ブロア273の吸引・排出作用を受けて乾燥区画227内を上昇し、排出口235を通過して排出配管267中を流通した後、粉塵捕集装置269に流入する。この後、該粉塵捕集装置269で粉塵が取り除かれ、外気放出空気流通配管271中を流通して排気ブロア273から大気中に放出され、ステップ3(ハ)が実行される。

0219

このような、外気からのサルモネラ菌の進入を阻止する内部環境の下で、前記したステップ3(ロ)とステップ3(ハ)を所定回数反復して順次実行して粉粒状の原料物質が帯びた水分の除去を一定時間継続して実行すると、一定量の粉粒状の原料物質は、サルモネラ菌が存在しない状態のままで、貯蔵に好適な含有水分となるまで乾燥される。この後、所定の乾燥が完了した高温の一定量の粉粒状の原料物質は、乾燥区画227から冷却区画237に流入され、ステップ3(ニ)が実行される。

0220

ついで、冷却用無菌低温空気供給機構275を構成する押込ファン279を動作させると、外気が無菌エアフィルタ−277を介して押込ファン279に吸引されるので、外気中のサルモネラ菌が除去されるとともに押込ファン279により外気より若干高圧とされた空気が押込ファン279から吐出され、低温空気導入配管281に流入する。

0221

この後、該空気は、低温空気導入配管281中を流通してク−ラ283に流入して冷却され、外気より若干高圧の低温空気となって該ク−ラ283から吐出され、該低温空気導入配管281中を更に下流側に流通して、低温空気導入口239を流通し、冷却区画237に導入され、ステップ3(ホ)が実行される。係る導入により、該冷却区画237は、外気より若干高圧の低温空気により充たされ、常に陽圧に保持される。

0222

すると、冷却区画237は、空気バリアが張られて外部環境と隔離され、外気中に浮遊する塵に付着しているサルモネラ菌の進入が阻止される内部環境となる。つぎに、係る内部環境の下で、外気より若干高圧の低温空気が一定量の粉粒状の原料物質と接触すると、該粉粒状の原料物質は、熱を奪われ温度が低下するとともに若干の粉塵が冷却区画237内に舞い上げる。

0223

そして、前記した低温空気の流入直前に、粉塵排出機構287を構成する排気ブロア295を動作させると、舞い上がった粉塵を含む排気は、該排気ブロア295の吸引・排出作用を受け冷却区画237中を上昇し、排出口241を通過して排出配管289中を流通した後、粉塵捕集装置291に流入する。この後、該粉塵捕集装置291で粉塵が取り除かれ、外気放出用空気流通配管293中を流通して排気ブロア295から大気中に放出されステップ3(ヘ)が実行される。

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